JPS6399946A

JPS6399946A - 平台平版印刷機

Info

Publication number: JPS6399946A
Application number: JP24550586A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Nonomura; 野々村　勉; Hidetoshi Abe; 英俊阿部
Original assignee: Toyo Ink Mfg Co Ltd
Current assignee: Artience Co Ltd
Priority date: 1986-10-17
Filing date: 1986-10-17
Publication date: 1988-05-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「発明の目的」（産業上の利用分野）本発明は、インキ供給装置であるインキング装置を装着
した平台平版印刷機に関し、特に校正機として優れた印
刷機に関する。

（従来の技術）製版印刷作業において９本刷りと称している実際の印刷
の前に、製版によって得られた印刷版の検査および本刷
りを行うときの標準印刷物を得るために校正刷りを行う
ことが一般になされている。

この校正刷りは２本刷りの検査であるため１本刷りに近
い条件で印刷されていることが望ましい。つまり本刷り
の印刷機を使用して校正刷りを行うのがよいが９本刷り
の印刷機が９校正刷りのように少量部数の印刷には不便
に作られており、また印刷機の効率的稼働等の理由から
１校正刷りは９校正刷り用の印刷機すなわち校正機によ
って行われている。

さらに校正刷りではなく９本刷りであっても少量部数２
例えば５００部以下の印刷においも９本刷り用の印刷機
を稼働させることは、経済的ではなく。

校正機によって印刷がなされている。

校正機は、一般にインキローラ、水ローラおよびプラン
ケ−／　）胴を含む架台を９両端に湿し水装置。

およびインキング装置もしくはインキローラにインキを
付けるための揺動ローラ（ライダーローラ）が設けられ
た本体フレーム上を走行させることにより印刷がなされ
る。

校正機による校正刷りまたは少量部数の本刷りにおいて
、印刷結果に影響する重要な要素の一つに。

インキローラに付けるインキの量の問題がある。

一般の校正機では、インキローラにインキを付けるため
の揺動ローラがあり、この揺動ローラにインキを手盛り
、すなわち手作業でインキを平均化して盛り付けている
。すなわち、揺動ローラに、ヘラでインキをなすること
によって、インキの供給、補給、およびローラ上のイン
キ膜厚の調整等を行っている。このことは、インキロー
ラへのインキ供給量の管理を３作業者の経験に頼ってい
ることに他ならない。従って、インキの量につき１品質
の安定した印刷物を得るには、熟練を要し、また印刷物
として一定のインキ量で印刷されるまでに作業ミスを起
し易く１作業能率も悪い。

また、インキング装置を装着した校正機も知られている
が、このインキング装置が９本刷り用の印刷機と類似の
装置であるため、従来の校正機に装着するとなると、イ
ンキング装置として価格の高い装置を設置しなければな
らない。

さらに、直刷方式の平台印刷機におけるインキ壺として
、ローラ間を利用したものが知られているが。

通常のオフセット印刷等の平版印刷機とは異なる特殊な
印刷機である。

（発明が解決しようとする問題点）このような点から本発明は９校正機または少量部数の印
刷機として一般に利用されている平台平版印刷機におい
て、インキ供給を比較的簡便な装置により、上記問題の
解決を図るものである。

「発明の構成」（問題点を解決するための手段）本発明は、インキローラ、水゛ローラおよびブランケッ
ト胴を含む架台を９両端に湿し水装置およびインキング
装置が設けられた本体フレーム上を走行させてなる平台
平版印刷機において、互いに逆方向に回転する２本のロ
ーラであり、かつ該ローラ間がインキ壺となる一対のイ
ンキ練りローラ、および該インキ練りローラによって練
られたインキを揺動ローラに移す呼出しローラを含むイ
ンキング装置を設けてなる平台平版印刷機である。

以下１本発明の一実施態様を図面により説明する第１図
は１本発明の平台平版印刷機の概要を示す側面図である
。本体フレーム１の両端に湿し水（ダンプニング）装置
２およびインキング装置Ｚ１０が設置され、この本体フ
レーム１の上を、ブランケット４、水ローラ５およびイ
ンキローラ６を含む架台３が走行する。本体フレーム１
には版定盤７および紙定盤８が設けられる。版定盤８に
は印刷される印刷版を１紙定盤８には被印刷体を装着し
、架台３を本体フレーム１上を往復走行させて、印刷版
に湿し水とインキを付与し１版面のインキをブランケッ
ト４を介して印刷用紙に転写し、印刷を行うものである
、なお、９は排紙台を示す。

第２図は９本発明の平台平版印刷機のインキング装置部
分を説明するための側面図である。

本発明に係わるインキング装置１０は、互いに逆方向に
回転する２本のローラであり、かつ該ローラ間がインキ
壺となる一対のインキ練りローラ１１゜１２、および該
インキ練りローラによって練られた１斗インキを揺動ローラ：坤に移す呼出しローラ１３を含む
。インキ練りローラ１１と１２との間は、インキ壺とな
り、所定量のインキを保持する。インキ練りローラ１１
．１２の回転数はそれぞれ任意に設定できることが好ま
しい。なお、インキ練りローラ１１と１２との回転数は
通常同じにするが、インキを呼出しローラ１３へ移すこ
とから若干変えることもできる。また、インキ練りロー
ラ１１．１２は、印刷中は通常、常時回転させておくこ
とにより、インキ壺表面でのインキの膜歪を防ぐことが
できる。インキ出し量は、インキ練りローラ１１．１２
間の接触圧、呼出しローラ１３の呼出し回数やインキ練
りローラ１１と呼出しローラ１３との接触時間等によっ
て調整することができる。なお、インキ練りローラ１１
．１２には９通常インキのこぼれを防ぐ堰板を設ける。

本発明のインキング装置１０は、２本のインキ練りロー
ラ１１．１２によりインキ壺を形成することで、ローラ
の数を減らすことができ、インキング装置をシンプルな
構成にすることができる。また１回転するローラ間をイ
ンキ壺としているため、インキの攪拌がなされ、アジテ
ータ−を使用することなく、インキ皮膜の乾燥を防ぐと
いう効果も有する。

次に本発明の平台平版印刷機を用いて、印刷を実施する
１例を示す。

（１）架台３がインキング装置１０側にある状！３（キ
をインキローラ６に供給する。

（２）架台４を湿し水装置２側（前駆）へ移動し。

通常モルトンローラである水ローラ５に湿し水を供給し
、さらに架台３を往復動作することにより９版定盤７に
装着された版の水ならしを行い１版に適量の湿し水を供
給する。

（３）架台３をインキング装置１０上を含め、往復動作
することにより１版にインキを供給する。

（４）版に適量のインキが供給された後、ブランケット
４を版と接触させることにより、ブランケット４上にイ
ンキ画像を形成させる。

以上（１）〜（４）が準備段階である。この準備作業は
１手動で行うことは勿論、自動化することもできる。

（５）印刷枚数の設定を行う。

（６）印刷開始の指示を行う。通常、印刷開始ボタンを
押すことにより印刷が開始され、設定枚数の印刷物が得
られる。

（７）印刷終了後２次回の印刷のため、ブランケット４
．インキローラ６およびインキング装ｆｆ１ｏの洗浄を
行う。

本発明の平台平版印刷機は、単色の印刷は勿論。

多色印刷にも対応し得る。

「発明の効果」本発明は、インキ供給を比較的簡便な装置で行うことに
より、インキの供給、補給に伴う問題を解決することが
でき、結果として品質の安定した印刷物を、たとえ熟練
者によらなくても得ることができる平台平版印刷機であ
る。さらにインキの攪拌がなされるため、インキ皮膜の
乾燥を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は９本発明の平台平版印刷機の概要を示す側面図
、第２図は本発明の平台平版印刷機のインキング装置部
分を説明するための側面図、をそれぞれ示す。図中の符号は、１一本体フレーム、２−湿し水装置、３
−架台、４−ブランケット、５−水ローラ。

Claims

【特許請求の範囲】

１、インキローラ、水ローラおよびブランケット胴を含
む架台を、両端に湿し水装置およびインキング装置が設
けられた本体フレーム上を走行させてなる平台平版印刷
機において、互いに逆方向に回転する２本のローラであ
り、かつ該ローラ間がインキ壺となる一対のインキ練り
ローラ、および該インキ練りローラによって練られたイ
ンキを揺動ローラに移す呼出しローラを含むインキング
装置を設けてなることを特徴とする平台平版印刷機。