JPS6397678A - 接着テ−プ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業との利用分野〉 本発明は、手切れ性即ちハサミ、テープカッターなどの
切断用治具を特に使用することなく切り口を略々直線状
に美麗に手で切ることができる接着テープに関するもの
である。

く従来技術とその問題点〉 従来、手切れ性を有する接着テープとしては、テープの
長さ方向の延伸倍率を幅方向の延伸倍率よりも小さくし
てなる方向性を持たせてなるテープ支持体に接着層を設
けてなるプラスチック製接着テープと、テープ支持体と
して綿布又はレーヨン布等の物理的強度が適度な織布の
表酊にポリオレフィン系樹脂を押出ラミネートしてなる
基布を用いたものが知られているが、近年テープ支持体
として前述の如き基布を用いたものが汎用されている。

しかして、テープ支持体として前述の如き基布を用いた
接着テープは、基布を構成する繊市の材質に起因して耐
水性が不充分であり、しかもテープの厚みが厚いために
口・−ル状で長尺に巻くと嵩高く、しかも重いために取
扱いが煩雑であるという欠点を有するものであった。

そこで、近時基布の材質として、ポリエステル糸やビニ
ロン糸などの合成樹脂糸を用いたものも提案されている
が、このようなポリエステル糸やビニロン糸を用いた基
布では１手切れ性が不充分で、無理に切断すると切シロ
において糸のひきつれやほつれが生じ、切シロがｔａ′
線状で美麗なもの゛が得られないという欠点がある。そ
のために、糸の材質として特殊な化学組成のものを選択
した）、基布に化学的な処理を行う試みもなされている
が。

かかる選択及び処理は基布を高価なものとするという欠
点がめる。また、これらの基布は、手切れ性を重視する
余シ、経糸の伸度を著しく押えているために耐衝撃性に
欠けるものであった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 従って、本発明の第一の目的は、耐衝撃性及び手切れ性
が良好な接着テープを提供することである。

本発明の第二の目的は、軽量で且つ安価な布製の接着テ
ープを提供することである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明のかかる目的は、経糸と緯糸とを織製してなるテ
ープ支持体の少なくとも一方の表面に接着層を設けてな
る接着テープでろって、該支持体は経糸がポリオレフィ
ン系マルチフィラメント。

緯糸が総繊度３０〜２２０デニールのポリエステル系マ
ルチフィラメントで夫々構成され、且つ経糸より緯糸が
大なる強度を有すると共に緯糸の打ち込み本数が少なく
とも４２本／インチであって、一方の表面にポリオレフ
ィン系合成！ｉｉｊ＆ラミネート層が設けられているこ
とによって達成される。

本発明の接着テープによれば、経糸がポリオレフィン系
マルチフィラメントで、緯糸が総繊度３０〜２２０ｆニ
ールのポリエステル系マルチフィラメントで夫々構成さ
れていること、経糸より緯糸が大なる強度を有すること
、緯糸の打ち込み本数が少なくとも４２本／インチであ
ること、ｍｆ５の少なくとも一方の表面に高温溶融状態
でラミネートされたポリオレフィン系合成樹脂ｌ＃が設
けられていること、及びこれらの相乗作用により、耐衝
撃性及び手切れ性が良好で、且つ軽量で安価なものを提
供されるという特徴を有する。

本発明の実施に当って使用される経糸としてのポリオレ
フィン系マルチフィラメントとしては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン−１の如き密度が約０．９
１〜約０．９７のオレフィンホモ重合体或いはエチレン
−プロピレン共重合体又はモノオレフィン不飽和単量体
とこれと共重合し得る一種又はそれ以上の他のオレフィ
ン不飽和単量体との共重合体などの共重合物からなる、
太さが１〜５デニールのモノフィラメントからなる総繊
度３０〜１２０デニールのマルチフィラメントが挙げら
れるが、ポリプロピレンマルチフィラメントが耐水性及
び物理的強度の点から好ましいものである。

上記において、モノフィラメントの太さが１デニール以
下では、加工時に毛羽が発生し易いために好ましくなく
、５デニールを超えると経糸が太くなりすぎて手切れ性
が劣るので好ましくないものである。総繊度が３０デ・
ニール以下では基布にポリオレフィン系合成樹脂層をラ
ミネートする際に目ずれが発生しＪ２５（，１２０デニ
一ル以上では接着テープとしての手切れ性が劣るので好
ましくないものである。

また緯糸として使用されるポリエステル系マルチフィラ
メントとしては、前記経糸として用いられるポリオレフ
ィン系マルチフィラメントよりも大なる強度を有するも
のから構成され、１〜５デニールのポリエステル系モノ
フィラメントヨリする総繊度が３０〜２２０デニー／Ｌ
／、好ましくは５０〜１５０デニールのものが挙られる
ものである。

上記においてモノフィラメントの太さを１〜５デニール
としたのは、経糸と同様の理由による。また総繊度が３
０デニール以下では上記と同様に目ずれを生起し、２２
０デニ一ル以上ではラミネート層との密着性が低下して
切断の際緯糸のほつれが生じるので好ましくないもので
ある。緯糸の強度が経糸の強度より弱いと切断時に切口
が斜め裂けするために好ましくないものである。

このように構成されてなる経糸及び緯糸は、常法によ＃
）織製されるものであるが、打ち込み木数は、経糸が３
０〜１００本／インチ、好ましくは３５〜７０本／イン
チが好ましいが、緯糸は４２〜２２０本／インチ、好ま
しくは４５〜１００本／インチの範囲とするのが重要で
ある。緯糸の打ち込み本数が４２本／インチ以下では目
ずれが発生したりすることがあるので好ましくないもの
である。

このように織製してなる織布の少なくとも一方の表面に
は、前述の如きオレフィンホモ重合体或いは共重合物等
のポリオレフィン系合成樹脂などからなる厚さ５〜５ｏ
ｐｓのポリオレフィン系合成樹脂ラミネート層が押出ラ
ミネート法又は溶融塗工法などにて形成される。

しかして、このラミネート時、ポリオレフィン系合成樹
脂は高温溶融状態でなされることが好ましいものである
。このようにラミネート時のポリオレフィン系合成樹脂
を高温溶融状態とすることにより、ラミネートされる合
成樹脂層と織布とが接触した瞬間からポリオレフィン系
合成樹脂層が織布を構成するポリオレフィン系マルチフ
ィラメントの軟化点まで低下するまでの間に、経糸を構
成するフィラメントの表Ｉｍ部分が溶融してポリオレフ
ィン系合成樹脂Ｉ−と一体化されるものである。

前記において、ラミネート時の合成樹脂の溶融温度は、
押出ラミネート法においては溶融押出温度をう疋ネート
される合成樹脂Ｉ−の接触温度によってポリオレフィン
系マルチフィラメントの表層部分と溶融一体化される温
度に設定しておくことが必要である。

このように繊布の少なくとも一方の表面に、前述の如き
特定の条件下で合成樹脂ｔ’ｔａ　ｙｔ設けてなるテー
プ支持体は、経糸方向（長さ方向）の強度が５０ｋｇ１
５０１１以下、好ましくは１０〜４０に９１５０非で、
緯糸方向（幅方向）の強度が１５に９１５０闘以上、好
ましくは２０〜７０に９７５０ｍｘで、且つその組み合
せにおいて経糸方向の強度が緯糸方向の強度に比して少
なくともｌ　ｋｇ／　５０１１Ｉ１．好ましくは３−　
ｋｇ１５０ｓｍ弱く設計されており、また伸度は経糸方
向が５０％以下、好ましくは３０％以下セ、緯糸方向が
１５％以と、好ましくは２０％以上で、且つその組み合
せにおいて経糸方向の伸度が緯糸方向の伸度に比して少
なくとも３％、好ましくは５％小さく設計されているの
が望ましいものであり、そしてこの支持体の少なくとも
一方の表面に接着層が設けられ、本発明の接着テープと
される。

通常１合成樹脂層を織布の一方の表面のみに設けてなる
テープ支持体を用いて接着テープを製造する場合は、ｋ
＊布面に接着１−が形成され、合成樹脂Ｉ−に背面処理
層を設は或いは設けずして、紙管等にロール状に倦回さ
ｎる。繊布の両面に合成樹脂層が設けられている場合は
、一方の表面に接着層、他方の表面に背面処理層が形成
されてロール状に捲回されるか、両面に接着ｌωが形成
され、この一方に片面或いは両面が低接着性機能を有す
る剥離性テープ又はその類似物が仮着されてロール状又
はシート状とされる。

これらの背面処理層又は接着ｌ−の形成に当っては、予
め或いはｌ−形成直前に、これらの層と織布又は合成樹
脂層との結合性を改善するための処理即ちこれらの表面
を酸化させるような化学的又は物理的処理を施すことが
でき、これらの処理方法は特公昭３９−１４０９８号公
報に記載されている。

接１！ｉ１−は、（メタ）アクリル酸エステルと該エス
テルと共重合可能な重合性単量体との共重合物からなる
常温で感圧接着性を有する接着性物質、合成ゴム及び／
又は天然ゴムを主成分とする常温で感圧接着性を有する
接着性物質などの感圧性接着剤、エチレン−酢酸ビニル
共重合体などの熱溶融性樹脂を主成分とする常温で非又
は弱接着性である熱活性型接着剤、その池水又は溶剤活
性型接着剤などの接着剤を、通常５〜３００μ講の厚み
で常法により形成される。

また、背面処理層は、シリコーン系樹脂、長鎖アルキル
系樹脂、フッ素系樹脂などの低接着性樹脂を、通常０．
１〜５μｍの厚みで常法により形成される。

〈効果〉 本発明の接着テープは、以上のように構成されているの
で、耐衝撃性及び手切れ性が良好で、しかも＠量且つ安
価に提供できるという特徴を有する。

〈実施例〉 以下本発明の実施例を示す。

実施例及び参考例 経糸として、太さ３．３デニールのポリプロピレンモノ
フィラメントを用いて総繊度５０デニールとしてなるマ
ルチフィラメント’＆４５本／インチ打ち込み、緯糸と
して、太さ２デニールのポリエステルモノフィラメント
を用いて総繊度１１！　１　表の如くにしてなるマルチ
フィラメントをｌｉ１表の如く打ち込んでなるポリプロ
ピレン／ポリエステル混製繊市を作成した。

次に該繊布の一方の表面に、メルトインデックス２５、
密度０．９１のポリプロピレンを溶融押出温度３１０℃
で押出ラミネートして、厚さ３５μ鴇のポリプロピレン
Ｉ−を設け、テープ支持体を得た。

該テープ支持体のポリプロピレン層面に長鎖フルキル系
背面処理剤を塗布乾燥して厚さ０．５μｍの背面処理／
ｄを形成すると共に、他方の織布面に天然ゴムを主成分
とする感圧性接着剤層を約８０μ鴨の厚みで形成して、
本発明の接着テープを作成し、手切れ性及び耐衝撃性を
評価した。

第　　１　　表 第１表中１〜４は実施例、Ａ−Ｄは参考例である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）経糸と緯糸とを織製してなるテープ支持体の少なく
   とも一方の表面に接着層を設けてなる接着テープであっ
   て、前記支持体は経糸がポリオレフィン系マルチフィラ
   メント、緯糸が総繊度３０〜２２０デニールのポリエス
   テル系マルチフィラメントで夫々構成され、且つ経糸よ
   り緯糸が大なる強度を有すると共に緯糸の打ち込み本数
   が少なくとも４２本／インチであって、一方の表面にポ
   リオレフィン系合成樹脂ラミネート層が設けられている
   接着テープ。 ２）ポリオレフィン系マルチフィラメントがポリプロピ
   レンマルチフィラメントである特許請求の範囲第１項記
   載の接着テープ。