JPS6397338A - 薄帯板連続鋳造のスタ−ト方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドラム式、ベルト式等の移動冷却壁を有する
薄帯板連続鋳造装置による鋳造に係り、該薄帯板連続鋳
造のスタート方法に関する。

〔従来の技術〕

第４図は従来の移動冷却壁を有する薄帯板連続鋳造装置
の一例である双ドラム式連続鋳造装置における連続鋳造
のスタートを表わす概略側面図、第５図はその要部分拡
大した斜視図である。

第４図及び第５図に示すように、例えば判厚５■のよう
な帯鋼を鋳造する場合、例えば板厚０．６−のような冷
却ドラムＡの長さと同一寸法の板幅で帯状のダミ−プレ
ート１上端部の３箇所を台形状に切欠き、その下部両面
に例えば板厚２．２　ｍのような耐熱断熱板２を貼着し
、双方の冷却ドラムＡの間へ挿入して挟持し、双方の冷
却ドラムＡの間隔１５．としてダミープレート１の他の
端部（図中右方）を巻取り装置Ｅに固着する。

次に、各々一対の冷却ドラムＡ及びサイドダムＢからな
る湯溜シ部ヘタ／デイツクユＯから溶鋼３を注湯し、ダ
ミープレート１の先端切欠部へ溶鋼３が到達すると耐熱
断熱板２でせき止められ、冷却凝固を開始すると同時に
冷却ドラ五Ａを矢印で示すように回転させ、ダミープレ
ート１をピンチロールＤで第４図中右方へ移動させ表か
ら巻取シ装置Ｅで巻き取り、続いてダミープレート１に
よってガイドされてくる帯鋼をコイル状に巻き取る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような、連続鋳造をスタートする場合、溶鋼３の下
部が凝固してダミープレート１に固着すると直ちに冷却
ドラムＡの回転を起動することが望ましい。しかるに、
従来はオペレータの勘に頼っていたので、そのスタート
が早すぎたり遅かったシして、帯鋼の引抜きのときにダ
ミープレート１が外れたり、溶鋼３が上方へ過剰凝固す
るような不具合があった。

〔目的〕

本発明は、従来の上記欠点を解消する薄帯板連続鋳造の
スタート方法と提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

そして、本発明は、上記目的を達成する手段として、ダ
ミープレートの上端部に２個の電極を有するセンサを配
設し、とれによって移動冷却壁を自動的に起動（スター
ト）させるようにしたものである。すなわち、本発明は
、各々一対の移動冷却壁及びサイドダムからなる湯溜り
部へ溶融金属を連続的に供給し、板状に凝固させて薄帯
板を連続鋳造するに際し、前記湯溜り部の下部を閉塞す
るダミープレートの上端部に２極の電極分有するセンサ
を少々くとも１個以上設けてそれぞれ圧電し、該センサ
の電極と前記溶融金属によって短絡させて通電し、その
通電信号によって前記移動冷却壁を自動的に起動するこ
とを特徴とする薄帯板連続鋳造のスタート方法である。

〔実施例〕

第１図は、本連続鋳造のスタート時における湯溜シ部の
下部を示す部分側面断面図、第２図は第１図における各
部材の装着を示す斜視図である。なお、従来装置と同一
の部材には同一の符号を付し、重複説明と省略する。

第１，２図において、４はセンナで、２本の電極４＆と
、これを数珠状に被覆する多数の耐熱絶縁片４ｂとから
なり、ダミ−プレート１先端部の各切欠部の下方へ、分
割された耐熱断熱板２＆にその側面を密着して、耐熱接
着剤によってそれぞれ貼着され、各電極４＆の先端部が
前記切欠部へ突出している。各々の電極４ａの他方の端
部は複相電線５を介して図示しない冷却ドラム駆動装置
の、例えば電磁スイッチのような起動装置へ連結されて
いる。

薄帯鋼の連続鋳造を開始するに際し、第１図に示すよう
に、左面へ一体型の耐熱断熱板２が、右面へ分割型の耐
熱断熱板２ａ及びセンサ４が貼着されたダミープレート
１の先端部を、一対の冷却ドラムＡ及びサイドダムＢに
よって形成される湯溜シ部の下部へ挿入し、冷却ドラム
Ａによって耐熱断熱板２，２ａ及びセンサ４を挟持して
閉塞する。そして、複相電線５を介して電極へ圧電し、
溶鋼５を注湯すると前記湯溜シ部の下部へ突出している
ダミープレート１へ到達し、各々のセンサ４の２本の電
極を短絡して起動装Ｒ（図示せず）へ通電させ、冷却ド
ラムＡを矢印で示すように回転する。同時に、前記湯溜
シ部へ注湯された溶鋼Ｓは、冷却ドラムＡによって冷却
されて凝固シェル５ａを形成し、ダミープレート１の先
端部へ固着して薄帯板となり、冷却ドラムＡの回転にと
もない、ダミープレート１にガイドされて下方へ送給さ
れる。この場合、３個のセンサ４のうちの２個に通電さ
れると、起動装置（図示せず）が働き、揚鍋５の部分的
な不到達による起動遅れを防止している。センサ４は、
ダミープレート１と共に下方へ下降し、ダミ−プレート
１先端部が溶鋼５によって昇温されて耐熱接着剤の強度
が低下しているので、固設された複相電線５とに働く張
力によって剥離し、電極４ａの凝固シェル５ａとの固着
部を切断して自動的にダミープレート１から離脱する。

次に第２実施例を第Ｓ図に示す。

ダミープレート１の先端部へダミープレートヘッド１１
！Ｌを、絶縁板９を介して耐熱接着剤によって貼着し、
このダミープレートヘッド１ａの先端切欠部へ、１本の
電極６ａと耐熱絶縁片６ｂからなる５組のセンサ６を貼
着したもので、この電極６ａは単相電線８によって起動
装置（図示せず）へ連結され、もう一方の電極となるダ
ミープレートヘッド１ａも、クリップ７によって固着さ
れた単相電線８によって前記起動装置（図示せず）へ連
結されている。

そして、前述した第１実施例と同様の作用により、冷却
ドラム駆動装置を起動するものである。

〔発明の効果〕

本発明は、以上詳記したように、ダミープレートの上端
部に２個の電極を有するセンサを配設するものであシ、
このセンナの構造が簡単なので本連続鋳造のスタート時
に容易に装着することができ、湯溜り部に注湯された溶
融金属によって該センサの２個の電極を短絡させて通電
し、移動冷却壁を始動させることによシ、本連続鋳造を
自動的にスタートすることが可能となる効果が生ずる。

また、本発明は、複数のセンナを設け、そのうちの数個
が短絡すると始動するようにし、これによって該作動の
確率を低くすることもできる。

表刃面の簡単な説明 第１図は本発明の一実施例としての双ドラム式薄帯鋼連
続鋳造装置のスタート時における湯溜シ部下部を示す部
分側面断面図、第２図は第１図におけるセ／すの装着を
示す斜視図、第Ｓ図は第２実施例の斜視図、第４図は従
来装置の一例であるドラム式薄帯鋼連続鋳造装置のスタ
ート時を示す概略側面図、第５図は第４図の要部を拡大
した斜視図である。

復代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　− 復代理人　　安　西　篤　夫 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各々一対の移動冷却壁及びサイドダムからなる湯溜り部
   へ溶融金属を連続的に供給し、板状に凝固させて薄帯板
   を連続鋳造するに際し、前記湯溜り部の下部を閉塞する
   ダミープレートの上端部に２極の電極を有するセンサを
   少なくとも１個以上設けてそれぞれ圧電し、該センサの
   電極を前記溶融金属によつて短絡させて通電し、その通
   電信号によつて前記移動冷却壁を自動的に起動すること
   を特徴とする薄帯板連続鋳造のスタート方法。