JPS6395594A - 紙幣自動入出金機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、銀行、証券会社等の金融機関で使用される現
金自動取引装置の紙幣自動入出金機に関する。

〔従来の技術〕

金融機関で使用される紙幣自動入出金機は、一般に、入
金取引を行なう場合、入金用として投入された紙幣は１
枚ずつ分離され、その紙幣鑑別を行なった後、機械が認
識した金額と顧客が投入する際に認識した金額との差異
がないことを確認するために、紙幣自動入出金機は機械
が認識した金額を表示し、顧客にその確認を要求するよ
うになっている。

つま９、顧客による確認ボタンの押下などの意志表示に
よって、正しい取引全成立させる過程を設けである。こ
の判断を行なう間、上記の投入された紙幣を一時的に貯
留しておくための一時貯留部を有し、すでに紙幣自動入
出金機内に収納済みとなっている金融機関側の紙幣と区
別して貯留し、顧客との無用ないざこざを避けるように
なっている。

以下に従来の紙幣自動入出金機を特開昭５８−１４０８
９０号記載のへ出金自動取引装置を第３図に基づいて説
明する。

図面は側断面図であり、図において１は顧客が紙幣を投
入ちるいは受取るだめの紙幣投入受取口、２はこの紙幣
投入受取口１より一括投入された入金紙幣を１枚ずつ分
離給送する入金紙幣分離給送部、２ａは入金紙幣分離給
送部の一構成要素である入金紙幣の吸引ドラム、３は入
金された紙幣の真偽判定、損券判定および出金紙幣の金
種判別を。

行なう紙幣鑑別部、４は入金紙幣の真券および出金紙幣
を一時的に一括集積する真券一括集積部、５は入金紙幣
の偽券を一時的に一括集積する偽券一括集積部である。

６は千円券を収容する千券金庫、６ａはこの千券金庫６
に収容した紙幣を１枚ずつ分離給送する吸引ドラム、７
は万円券を収容する万券金庫、７ａはこの万券金庫７に
収容した紙幣を１枚ずつ分離給送する吸引ドラム、８は
損券と判定された入金紙幣？収容する損券金庫、９は出
金時の金種判定−や２枚検知等で不良と判定された紙幣
を収容するリジエクト金庫、１０は１枚に分離された紙
幣が高速走行する紙幣高速走行路、１０ａは一括集積さ
れた紙幣を給送する紙幣低速走行路である。

以上の構成によると、顧客によって紙幣投入受取口１に
一括投入された入金紙幣は、入金紙幣分離給送部２によ
り１枚ずつ紙幣鑑別部３に分離給送されて真偽判定され
る。

偽券と判定された紙幣は、偽券一括集積部５より紙幣低
速走行路１０ａ’に通り、紙幣投入受取口１より顧客に
返却される。

真券と判定された紙幣は、真券一括集積部４より偽券一
括集積部５、紙幣低速走行路１０ａおよび紙幣投入受取
口１全経て再び入金紙幣分離給送部２によって１枚ずつ
紙幣鑑別部３へ分離給送される。

上記紙幣鑑別部３に分離給送された紙幣は、損券判定や
金種判定をされ、千券金庫６、万券金庫７、損券金庫８
へとそれぞれ金種別に収納される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上説明した従来技術によると、紙幣を分離走行させる
機会が多く、処理時間が長くなると共に紙幣走行による
ジャム、斜向走行並びに重送という走行トラブルの発生
する機会が多くなり、延いては機械の停止時間が長くな
って金融機関および顧客に多大な混乱を生じさせるとい
う問題があり、さらに、機械構成が大型で複雑であり、
しかも高価となる問題もある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、紙幣投入受取口に顧客の投入した紙幣を鑑別
手段にて識別して入金を行なう入金取引機能と、顧客の
指示した金額に応じて収納紙幣を放出して出金を行なう
出金取引機能と、入金取引成立の紙幣のうち出金に再利
用可能なものを循環紙幣として出金用にまわす循環機能
を有する紙幣自動入出金機において、顧客投入紙幣を一
括して一時貯留する入金紙幣一括集積部と、この入金紙
幣一括集積部の１紙幣を収納する出金金庫と、出金に利
用しない紙幣企収納する入金金庫と、損券を収納するリ
ジエクト金庫とより成ることを特徴とする。

し作用〕 以上の構成によると、入金時に顧客が投入した紙幣全識
別後、入金紙幣一括集積部に一時貯留し、顧客の承認を
得た後、入金金種が出金すべき金種以外の紙幣が多い場
合には再分離給送を行ない各金種混在で入金金庫に収納
し、出金すべき金種以外の紙幣が少ない場合には各金種
混在で出金金庫に収納する。

出金時には、出金金庫内の紙幣を分離給送して鑑別手段
によって出金すべき特定の金種、金額を判別した後に紙
幣投入受取口に搬送し、この間に分離給送された出金す
べきでない金種の紙幣を入金金庫へ、異常出金紙幣ｋ　
ＩＪリジェクト金庫収納する。

〔実施例〕

以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は側断面図、第２図は全体斜視図であり、図にお
いて、１１は紙幣自動入出金機であり、本実施例では万
券出金専用機となっている。

１２は紙幣の投入受取を行なう紙幣投入受取口、１３は
シャッタ、１４は紙幣、１５は紙幣投入受取口１２内の
紙幣１４を１枚ずつ分離給送する入金分離給送部、１６
はこの紙幣投入受取口１２内の紙幣１４を入金分離給送
部１５に押圧する抑圧板、１７は真偽、正損および金種
を判別する紙幣鑑別部、１８は入金された紙幣１４を一
時貯留する入金紙幣一括集積部、１９は移動可能で入金
紙幣一括集積部１８を構成する入金シャッタである。

２０は出金時の分離給送部である出金分離給送部２１は
紙幣自動入出金機１１に着脱が自在で各金庫が単−金庫
部となっている一括金庫、２２はこの一括金庫２１の構
成要素であって紙幣投入受取口１２から入金された紙幣
の収納部でありかつ出金を行なう紙幣１４を収納してい
る重金金庫、２３は出金時に紙幣鑑別部１７によって出
金すべき金種と異なると判別された紙幣１４を収納する
入金金庫、２４は出金時に紙幣鑑別部１７によって異常
出金と判別された紙幣１４を収納するリジエクト金庫、
２５は１枚ずつ分離された紙幣を走行させる走行路であ
る。

以上の構成による動作を以下に説明する。

入金取引動作は、紙幣投入受取口１２から入金された紙
幣は押圧板１６によって出金分離給送部１５に押圧され
て１枚ずつ分離され、走行路２５によって紙幣鑑別部１
７に搬送され、真偽、金種の判別が行なわれる。

紙幣鑑別部１７によって真券と判定された紙幣１４は入
金紙幣一括集積部１８に一時貯留され、偽券と判定され
た紙幣１４は押圧板１６の上部に搬送されて顧客の投入
した他の紙幣１４が分離給送終了後、紙幣投入受取口１
２から顧客に返却される。

真券と判定されて入金金額が顧客に確認されると、入金
金種の内訳で出金すべき金種（本実施例では万券）であ
る紙幣１４以外の紙幣が多い場合には再分離給送を行な
い、走行路２５を通って紙幣鑑別部１７を経由して入金
金庫２３に千券、万券等各金種混在で収納される。

出金すべき金種である紙幣１４以外の紙幣が少ない場合
には入金紙幣一括集積部１８の紙幣１４を出金金庫２２
内へ千券、万券等各金種混在で一括収納して入金取引動
作を終了する。

次に出金取引動作は、各金種混在で収納されている出金
金庫２１よシ出金分離給送部２０によって１枚ずつ分離
給送され、紙幣鑑別部１７によって正損、金種判別が行
なわれ、異常出金であればリジェクト金庫２４に収納さ
れ、出金すべき金種Ｃ本実施例では万券）である紙幣で
あれば、抑圧板１６上に搬送、集積され、出金すべき金
種の紙幣１４以外であれば入金金庫２３に収納される。

これらの動作は顧客が要求する枚数の紙幣１４が押圧板
１６上に集積されるまで行なわれて紙幣投入受取口１２
より顧客に支払われて終了する。

閉店後の精査においては、第２図に示す如く一括金庫２
１を矢印入方向に取出して紙幣自動入出金機内部の現金
の回収を行なえるようにして作業性の向上をはかつてい
る。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した本発明によると、紙幣自動入出金機
において、通常入金取引される千券、万券の割合ば１：
６〜８の割合で万券が多り、゛また、出金取引される割
合も１：２〜３と万券が多いために、出金を万券に限定
した紙幣自動入出金機とすると、機構の簡素化による走
行路の短縮をはかることができ、それによって異金種混
在紙幣から出金金種を選択して出金を行なっても出金取
引時間の増大を招くことはなく、さらに入金取引におい
て分離、集積の簡素化によって実質取引時間の短縮をは
かることができる。

また、従来有った分離集積部を無くすると共に。

走行路が短かくなったことにより障害発生が減少して高
信頼性を得ることができると共に低価格化をはかること
ができる。

さらに、出金金庫、入金金庫およびリジェクト金庫とが
単−金庫部とな９、機械からの着脱が自在となって操作
者の作業が容易となる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側断面図、第２図は全
体斜視図、第３図は従来例の側断面図である。 １１・・・紙幣自動入出金機　１２・・・紙幣投入受取
口　１４・・・紙幣　１γ・・・紙幣鑑別部　１８・・
・入金紙幣一括集積部　２０・・・分離給送部　２１・
・・一括金庫　２２・・・出金金庫　２３・・・入金金
庫　２４・・・リジェクト金庫

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紙幣投入受取口に顧客の投入した紙幣を鑑別手段に
   て識別して入金を行なう入金取引機能と、顧客の指示し
   た金額に応じて収納紙幣を放出して出金を行なう出金取
   引機能と、入金取引成立の紙幣のうち出金に再利用可能
   なものを循環紙幣として出金用にまわす循環機能を有す
   る紙幣自動入出金機において、 顧客投入紙幣を一括して一時貯留する入金紙幣一括集積
   部と、 この入金紙幣一括集積部の紙幣を収納する出金金庫と、 出金に利用しない紙幣を収納する入金金庫と、損券を収
   納するリジエクト金庫とを有し、 入金時に顧客が投入した紙幣を識別後、上記入金紙幣一
   括集積部に一時貯留し、顧客の承認を得た後、入金金種
   が出金すべき金種以外の紙幣が多い場合には再分離給送
   を行ない各金種混在で入金金庫に収納し、出金すべき金
   種以外の紙幣が少ない場合には各金種混在で出金金庫に
   収納し、 出金時に出金金庫内の紙幣を分離給送して鑑別手段によ
   つて出金すべき特定の金種、金額を判別した後、紙幣投
   入受取口に搬送し、この間に分離給送された出金すべき
   でない金種の紙幣を入金金庫へ、異常出金紙幣をリジエ
   クト金庫へ収納することを特徴とする紙幣自動入出金機
   。 ２、特許請求の範囲第１項において、出金金庫、入金金
   庫、リジエクト金庫が一括金庫となり本体より着脱自在
   となつていることを特徴とする紙幣自動入出金機。