JPS639411Y2 - - Google Patents

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JPS639411Y2
JPS639411Y2 JP17889984U JP17889984U JPS639411Y2 JP S639411 Y2 JPS639411 Y2 JP S639411Y2 JP 17889984 U JP17889984 U JP 17889984U JP 17889984 U JP17889984 U JP 17889984U JP S639411 Y2 JPS639411 Y2 JP S639411Y2
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pump
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solenoid valve
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  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧シリンダをアクチユエータとす
る、研削盤の砥石台送り装置に関するもので、詳
細には、その油圧回路系に改良を加えたものであ
る。
(従来の技術) 従来、油圧シリンダを用いた、研削盤の砥石台
送り装置の油圧回路系には第3図に示すように構
成されているものがある。これを説明すると、同
図において、まずWはワーク、1は該ワークWを
切削する砥石、2は該砥石を保持する砥石台、3
は該砥石台2の送り用アクチユエータである。複
動シリンダ、4は貯油タンク、5は該貯油タンク
4から油を吸い上げる油圧ポンプ、6は該油圧ポ
ンプ5の駆動用モータである。複動シリンダ3と
油圧ポンプ5とは、片ソレノイドバルブ7を介し
て接続されており、この片ソレノイドバルブ7に
よつて砥石台2のワークWに対する前進・後退を
切り換えるようになつている。尚、7Aはそのソ
レノイド、7Bはスプリングである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、砥石台2をその前進中に停止させる
必要を生じて、油圧ポンプ5を停止させることと
なる場合、安全対策上、片ソレノイドバルブ7を
無励磁状態として油圧ポンプ5の慣性による残圧
で砥石台2を後退させるようにしているが、その
距離が砥石台2の重さや油温などが原因でばらつ
くという問題がある。
また、複動シリンダ3の前進・後退を切り換え
る必要があるため、当然のことながら片ソレノイ
ドバルブ7を油圧ポンプ5とは独立して切換作動
させるようにしているので、片ソレノイドバルブ
7を励磁しないまま油圧ポンプ5を作動させてし
まつた場合、砥石台2が必要以上に後退してしま
う問題がある。
したがつて本考案は、これらの問題を解消し、
砥石台前進中における油圧ポンプの停止及び再起
動時における砥石台の後退を規制することができ
るようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案に係る研削盤の砥石台送り装
置は、 ワークに対して砥石台を前進・後退させるため
の複動シリンダと、 該複動シリンダへの油圧源となる油圧ポンプと、 前記砥石台に前進を行なわせるように前記複動
シリンダと該油圧ポンプとを接続する前進用回路
及び前記砥石台に後退を行なわせるように前記複
動シリンダと前記油圧ポンプとを接続する後退用
回路を含む主回路と、 該主回路に設けられ、一の付勢状態において前
記油圧ポンプからの油圧を前記前進用回路に導く
前進位置を取り、かつ、他の付勢状態において前
記油圧ポンプからの油圧を前記後退用回路に導く
後退位置を取り、しかも、無付勢状態において前
記前進用回路のみをドレン状態とする中立位置を
取る3位置切換電磁弁と、 前記後退用回路に対し並列的に設けられ、前記
砥石台に後退を行なわせるように前記複動シリン
ダと前記油圧ポンプとを接続するバイパス回路
と、 該バイパス回路に設けられ、付勢状態において
該バイパス回路を閉とし、無付勢状態において該
バイパス回路を開とする開閉電磁弁と、 前記バイパス回路に該開閉電磁弁に対し直列に
設けられ該バイパス回路に流れる圧油の量を変更
して前記砥石台の後退量を調節するための絞り弁
と、 前記油圧ポンプを起動させるためのポンプ起動
スイツチと、 前記油圧ポンプを停止させるためのポンプ停止
スイツチと、 前記3位置切換電磁弁を前記前進位置に設定す
るための前進設定スイツチと、 前記3位置切換電磁弁を前記後退位置に設定す
るための後退設定スイツチと、 前記ポンプ起動スイツチがオンされると前記油
圧ポンプを作動させるためのポンプ作動信号の出
力状態となり且つ前記ポンプ停止スイツチがオン
されると該ポンプ作動信号の出力を停止する油圧
ポンプ駆動制御部と、 一のオン状態と該一のオン状態に優先される他
のオン状態とオフ状態とを有し、前記ポンプ作動
信号の入力されているときに該一のオン状態とな
つて前記3位置切換電磁弁を前記一の付勢状態と
し且つ前記ポンプ作動信号が入力されているとき
に該他のオン状態となつて前記3位置切換電磁弁
を前記他の付勢状態とし然も前記ポンプ作動信号
の入力が無くなると前記オフ状態となつて前記3
位置切換電磁弁を無付勢状態にする切換弁制御部
と、 前記ポンプ作動信号が入力されているときには
前記開閉電磁弁を付勢状態とし且つ該ポンプ作動
信号の入力が無いときには該開閉電磁弁を無付勢
状態とする開閉弁制御部と、 からなることを特徴とする。
(作用) この構成において、油圧ポンプが作動停止され
ると、3位置切換電磁弁が中立位置を取るように
なつて前進用回路がドレン状態とされると共に、
バイパス回路の開閉電磁弁が開位置を取りバイパ
ス回路を開放するから、油圧ポンプからの残圧は
バイパス回路を通じて複動シリンダに導かれ、こ
のバイパス回路の絞り弁により調節されたストロ
ークだけ砥石台は後退するようになる。
そして、油圧ポンプが起動されると、開閉電磁
弁がバイパス回路を閉とし、かつその油圧ポンプ
の起動だけでは3位置切換電磁弁はその中立位置
を保つたままであるので、油圧ポンプの再起動
時、前進あるいは後退設定スイツチをオンさせる
までは砥石は前進も後退もしないようになる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図は本実施例の油圧回路系を示すものであ
るが、第3図と同一の構成要素については同一符
号を付してその説明を省略する。
この第1図において、複動シリンダ3と油圧ポ
ンプ5とは4ポート3位置切換弁である両ソレノ
イドバルブ8を介して接続されており、この両ソ
レノイドバルブ8は、砥石台2のワークWに対す
る前進後退を切り換えるためのもので、8A,8
Bはそのソレノイドである。ここでは、両ソレノ
イドバルブ8は、ソレノイド8aが励磁された状
態(一の付勢状態)において油圧ポンプ5からの
圧油をシリンダ3が前進するように導く前進位置
を取り、ソレノイド8bが励磁された状態(他の
付勢状態)において油圧ポンプ5からの圧油をシ
リンダ3が後退するように導く後退位置を取り、
ソレノイド8a,8bの何れも励磁されない無付
勢状態において中立位置を取る。つまり、油圧ポ
ンプ5からAポートを介してシリンダ3のロツド
側油室に向う油路が後退用回路9となり、他方は
前進用回路10となるもので、両ソレノイドバル
ブ8が中立位置にあるとき前進用回路10はドレ
ンされるようになつている。
後退用回路9にはバイパス回路11が配設され
ており、このバイパス回路11には絞り弁12と
4ポート2位置切換弁である片ソレノイドバルブ
13とが直列に挿入されている。絞り弁12はバ
イパス回路11に流れる圧油の量を調節するもの
である。片ソレノイドバルブ13は、バイパス回
路11を開閉するもので、13Aはそのソレノイ
ド、13Bはスプリングである。ここでは、ソレ
ノイド13Aが無励磁状態であるとスプリング1
3Bの付勢力によりバイパス回路11が開かれ、
ソレノイド13Bが励磁状態となるとバイパス回
路11が閉じられるものとなつている。
次に上記した油圧回路系を制御する制御回路に
ついて説明する。
制御回路は、ここでは第2図に示すようにリレ
ーシーケンス回路で構成されている。
14は非常停止スイツチ、15はポンプ起動ス
イツチ、16はオーバーロードリレー、17はマ
グネツトスイツチであり、マグネツトスイツチ1
7は常開接点17A〜17Fを有しており、常開
接点17A〜17Cはモータ6をオン・オフする
ためのものとされている。常開接点17Dはポン
プ起動スイツチ15に並列に接続されて自己保持
回路を構成している。常開接点17Eは、一端が
常開接点17Dとオーバーロードリレー16との
間に接続され、他端は次述する後続回路に接続さ
れて電源回路として機能するものである。常開接
点17Fはソレノイド13Aをオン・オフするも
のとなつている。
18は研削起動スイツチ、19はリレーであ
り、リレー19は常開接点19A,19Bを有し
ており、常開接点19Aは研削起動スイツチ18
と並列に接続されて自己保持回路を構成してい
る。常開接点19Bについては次述する。
20は前進設定スイツチとなる砥石台前進起動
スイツチ、21はリレーであり、リレー21は常
開接点21A,21Bを有しており、常開接点2
1Aは砥石台前進起動スイツチ20と並列に接続
されて自己保持回路を構成している。リレー19
の常開接点19Bは、これら砥石台前進起動スイ
ツチ20と常開接点21Aとの並列回路の両端に
接続されていて、切削起動スイツチ8をオンさせ
てもリレー21が通電されるようになつている。
常開接点21Bはソレノイド8Aをオン・オフす
るものとなつている。
22は後退設定スイツチとなる砥石台後退起動
スイツチ、23はリレーであつて、リレー23
は、常開接点23A,23Bと常閉接点23C,
23Dとを有しており、常閉接点23Aは砥石台
後退起動スイツチ22と並列に接続され自己保持
回路を構成している。常開接点23Bは、ソレノ
イド8Bをオン・オフするものとなつている。常
閉接点23Cは、リレー19とその常開接点19
Aとの間に接続され、常閉接点23Dはカレント
リレー21の励磁状態保持回路中に挿入接続され
ていて、ソレノイド8Bの励磁中には、ソレノイ
ド8Aの励磁を切るようになつている。
すなわち、上述の第2図に示す回路において、
回路,は、ポンプ駆動制御部を構成するもの
で、そのマグネツトスイツチ17の常開接点17
A〜17Fの閉成状態がポンプ作動信号となる。
また、回路〜、,が、切換弁制御部を構
成しており、そのリレー21が通電され常開接点
21Bが閉成しているときが一のオン状態であ
り、リレー23が通電され常開接点23Bが閉成
しているときが他のオン状態であり、リレー2
1,23の何れも通電されずそれらの常開接点2
1B,23Bが何れも開成しているときがオフ状
態である。そして、回路が開閉弁制御部を構成
している。
次に作用を説明する。
今、ポンプ起動スイツチ15をオンさせると、
マグネツトスイツチ17が励磁され、その常開接
点17A〜17Fが閉成する。すると、油圧ポン
プ5が作動し、同時に片ソレノイドバルブ13に
よつてバイパス回路11が閉じられる。次いで、
研削起動スイツチ18をオンさせれば、カレント
リレー19が励磁され、その常開接点19A,1
9Bが閉成する。すると、カレントリレー21が
励磁され、その常開接点21A,21Bが閉成
し、ソレノイド8Aが励磁される。その結果、複
動シリンダ3により、まず砥石台2がワークWに
対して前進させられ、その後切削が行われる。
このとき、仮に非常事態が発生し、非常停止ス
イツチ14を開くと、マグネツトスイツチ17が
無励磁状態となるため、モータ6が停止すると同
時に、ソレノイド13A,8Aが無励磁状態とな
る。ここで、モータ6は停止させられるのである
が、油圧ポンプ5は慣性により回転するため、そ
の油圧が発生する一方、前進回路10が閉じら
れ、バイパス回路11が開らかれるから、油圧ポ
ンプ5の慣性回転による油圧で複動シリンダ3が
絞り弁12で設定した距離だけ後退することとな
る。
その後、非常事態が解除されて、非常停止スイ
ツチ14を閉成し、ポンプ起動スイツチ15をオ
ンすると、油圧ポンプ5が起動する。と同時にバ
イパス回路11が閉じられ、かつ前進・後退両回
路9,10は閉じられたままであるため、従来の
ように、油圧ポンプ5の起動と同時に複動シリン
ダ3が作動して砥石台2が後退することはない。
そして、研削起動スイツチ18をオンさせて改め
て切削を開始することとなる。
尚、砥石台2を前進のみさせる場合には砥石台
前進起動スイツチ20をオンさせ、後退させる場
合には砥石台後退起動スイツチ22をオンさせれ
ば良いものである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、油圧ポン
プ停止時における砥石台の後退を、絞り弁によつ
て油圧調節機能を持たせたバイパス回路を通じて
油圧ポンプからの残圧を複動シリンダに伝えるこ
とにより行なわせるようにしたので、砥石台の重
さや油温に応じてその砥石台の後退量を極力一定
に調整することができる。
また、前進・後退の切換えを中立位置を有する
3位置切換電磁弁により行なうようにし、油圧ポ
ンプの停止時、該弁が中立位置を取り、そして、
油圧ポンプの再起動時、バイパス回路は閉となり
且つ3位置切換電磁弁は中立状態を保持している
ようにしたことから、油圧ポンプ再起動時におけ
る砥石台の後退を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置に係る一実施例の油圧回路
図、第2図は同制御回路図、第3図は従来装置の
油圧回路図、である。 1……砥石、2……砥石台、3……複動シリン
ダ、5……油圧ポンプ、8……両ソレノイドバル
ブ、9……後退用回路、11……バイパス回路、
12……絞り弁、13……片ソレノイドバルブ、
14……非常停止スイツチ、15……ポンプ起動
スイツチ、18……研削起動スイツチ、20……
砥石台前進起動スイツチ、22……砥石台後退起
動スイツチ、・……ポンプ駆動制御部、・
・・・……切換弁制御部、……開閉弁
制御部、W……ワーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークに対して砥石台を前進・後退させるため
    の複動シリンダと、 該複動シリンダへの油圧源となる油圧ポンプ
    と、 前記砥石台に前進を行なわせるように前記複動
    シリンダと該油圧ポンプとを接続する前進用回路
    及び前記砥石台に後退を行なわせるように前記複
    動シリンダと前記油圧ポンプとを接続する後退用
    回路を含む主回路と、 該主回路に設けられ、一の付勢状態において前
    記油圧ポンプからの油圧を前記前進用回路に導く
    前進位置を取り、かつ、他の付勢状態において前
    記油圧ポンプからの油圧を前記後退用回路に導く
    後退位置を取り、しかも、無付勢状態において前
    記前進用回路のみをドレン状態とする中立位置を
    取る3位置切換電磁弁と 前記後退用回路に対し並列的に設けられ、前記
    砥石台に後退を行なわせるように前記複動シリン
    ダと前記油圧ポンプとを接続するバイパス回路
    と、 該バイパス回路に設けられ、付勢状態において
    該バイパス回路を閉とし、無付勢状態において該
    バイパス回路を開とする開閉電磁弁と、 前記バイパス回路に該開閉電磁弁に対し直列に
    設けられ該バイパス回路に流れる圧油の量を変更
    して前記砥石台の後退量を調節するための絞り弁
    と、 前記油圧ポンプを起動させるためのポンプ起動
    スイツチと、 前記油圧ポンプを停止させるためのポンプ停止
    スイツチと、 前記3位置切換電磁弁を前記前進位置に設定す
    るための前進設定スイツチと、 前記3位置切換電磁弁を前記後退位置に設定す
    るための後退設定スイツチと、 前記ポンプ起動スイツチがオンされると前記油
    圧ポンプを作動させるためのポンプ作動信号の出
    力状態となり且つ前記ポンプ停止スイツチがオン
    されると該ポンプ作動信号の出力を停止する油圧
    ポンプ駆動制御部と、 一のオン状態と該一のオン状態に優先される他
    のオン状態とオフ状態とを有し、前記ポンプ作動
    信号の入力されているときに該一のオン状態とな
    つて前記3位置切換電磁弁を前記一の付勢状態と
    し且つ前記ポンプ作動信号が入力されているとき
    に該他のオン状態となつて前記3位置切換電磁弁
    を前記他の付勢状態とし然も前記ポンプ作動信号
    の入力が無くなると前記オフ状態となつて前記3
    位置切換電磁弁を無付勢状態にする切換弁制御部
    と、 前記ポンプ作動信号が入力されているときには
    前記開閉電磁弁を付勢状態とし且つ該ポンプ作動
    信号の入力が無いときには該開閉電磁弁を無付勢
    状態とする開閉弁制御部と、 からなる研削盤の砥石台送り装置。
JP17889984U 1984-11-26 1984-11-26 Expired JPS639411Y2 (ja)

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JPS6192551U JPS6192551U (ja) 1986-06-16
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