JPS6393834A - 高強度Al系複合材料の製造方法 - Google Patents
高強度Al系複合材料の製造方法Info
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は耐摩耗性に優れた高強度Al系複合材料の製造
方法に係り、特に粉末冶金法による前記Al系複合材料
の製造方法に関する。
方法に係り、特に粉末冶金法による前記Al系複合材料
の製造方法に関する。
(従来の技術)
Al粉末冶金の製品としては、従来SAP (Sint
ered Al Powder) 、 APM
(Aluminum Powder lle
tallurgy ProductS)および旧dum
+inium too等が知られておりこれらはいずれ
も基本的には同一の原理によって製造される(アルミニ
ウムハンドブック:軽金属協会編朝倉書店昭和45年6
月刊行)。
ered Al Powder) 、 APM
(Aluminum Powder lle
tallurgy ProductS)および旧dum
+inium too等が知られておりこれらはいずれ
も基本的には同一の原理によって製造される(アルミニ
ウムハンドブック:軽金属協会編朝倉書店昭和45年6
月刊行)。
たとえば、前記SAP’(ザップ)の場合においては、
金属Al粒粉末長時間加熱または混練して金属Alの表
面に多量のAl203を生成させ、これによって微細な
Al203を基地金属中に分散させて高温強度および耐
摩耗性に優れたAl系複合材料が得られる。
金属Al粒粉末長時間加熱または混練して金属Alの表
面に多量のAl203を生成させ、これによって微細な
Al203を基地金属中に分散させて高温強度および耐
摩耗性に優れたAl系複合材料が得られる。
しかし、SAPの方法ではAl203の生成をAl金金
属長時間の混練または加熱処理によって行なうため、強
力な混線機を用いて20〜40時間もの混練を行なわな
ければならず、加工費が嵩むと共に高温強度および耐摩
耗性の点でも必ずしも満足すべきものではなかった。
属長時間の混練または加熱処理によって行なうため、強
力な混線機を用いて20〜40時間もの混練を行なわな
ければならず、加工費が嵩むと共に高温強度および耐摩
耗性の点でも必ずしも満足すべきものではなかった。
(問題点を解決するための手段)
前記従来技術の問題点はAlまたはAl合金と金属また
は非金属の酸化物との混合粉末を加圧成形後焼結し、こ
の焼結過程において添加された酸化物によりAl成分を
酸化させることにより生じるAl2O3を主成分とする
微小酸化物を分散析出させ、また酸化物の還元により生
じた金属または非金属とAlまたはAl合金との間に硬
質なAl−金属間化合物を形成させ、AlおよびAl合
金基地中に分散析出させることにより得られる高強度A
l系複合材料の製造方法によって解決される。
は非金属の酸化物との混合粉末を加圧成形後焼結し、こ
の焼結過程において添加された酸化物によりAl成分を
酸化させることにより生じるAl2O3を主成分とする
微小酸化物を分散析出させ、また酸化物の還元により生
じた金属または非金属とAlまたはAl合金との間に硬
質なAl−金属間化合物を形成させ、AlおよびAl合
金基地中に分散析出させることにより得られる高強度A
l系複合材料の製造方法によって解決される。
(作用)
本発明の製造方法は基本的には従来の粉末冶金の技術に
基いているが、一般の粉末冶金法では金属粉末同志の焼
結を行わせることを目的としているのに対し、本発明の
製造方法ではAlまたはAl合金の粉末に酸化物を添加
し、これら両者の間に化学反応を行なわせるために焼結
が行なわれる。
基いているが、一般の粉末冶金法では金属粉末同志の焼
結を行わせることを目的としているのに対し、本発明の
製造方法ではAlまたはAl合金の粉末に酸化物を添加
し、これら両者の間に化学反応を行なわせるために焼結
が行なわれる。
すなわち添加された酸化物が焼結過程においてAlまた
はAl合金基地中のAl成分を酸化して主としてAl2
O3からなる微小酸化物を分散析出させると共に、この
反応で還元された酸化物の金属もしくは非金属がAl
(もしくはその合金化元素たとえばMg等との間に硬質
な金属間化合物を生成させそれによって著しく耐摩耗性
や高温強度に優れた高強度Al系複合材料が得られる。
はAl合金基地中のAl成分を酸化して主としてAl2
O3からなる微小酸化物を分散析出させると共に、この
反応で還元された酸化物の金属もしくは非金属がAl
(もしくはその合金化元素たとえばMg等との間に硬質
な金属間化合物を生成させそれによって著しく耐摩耗性
や高温強度に優れた高強度Al系複合材料が得られる。
この場合前記Al2O3は従来のように主として混練ま
たは加熱によるのではなく添加酸化物の化学的反応によ
って生成されるのでその処理は極めて短時間に行なわれ
る。
たは加熱によるのではなく添加酸化物の化学的反応によ
って生成されるのでその処理は極めて短時間に行なわれ
る。
さらにこの酸化の際に還元される酸化物の金属もしくは
非金属とAl成分等とで形成される金属間化合物はそれ
自体著しく大きな硬度を有するが、これがAlまたはA
l合金の基地中に分散析出することによっていわゆる結
晶のすベリが阻止され、材料の強度が一層増大される。
非金属とAl成分等とで形成される金属間化合物はそれ
自体著しく大きな硬度を有するが、これがAlまたはA
l合金の基地中に分散析出することによっていわゆる結
晶のすベリが阻止され、材料の強度が一層増大される。
(焼結工程の説明)
このように本発明の方法においてはAl粉末冶金に際し
て金属または非金属の酸化物を添加して混合された粉末
を焼結することが大きな特色である。
て金属または非金属の酸化物を添加して混合された粉末
を焼結することが大きな特色である。
この焼結の第一段階においては添加された酸化物がAl
またはAl合金の粉末によって下記(1)〜(4)の化
学反応式により示されるように還元され、一方金属Al
は酸化されて0.11t、m以下の微細なAl2O3を
形成する。
またはAl合金の粉末によって下記(1)〜(4)の化
学反応式により示されるように還元され、一方金属Al
は酸化されて0.11t、m以下の微細なAl2O3を
形成する。
3Fe O+ 8Al= 9Fe+4Al O
(1)Cr O+ 2Al= 2(:r+Al203(
2)3NiO+ 2Al= 3Ni+Al O(
3)B O+ 2Al= 28 +Al203(4)さ
らに前記の反応によって還元された酸化物より生じた金
属または非金属は下記(5)〜(8)の反応式に示され
るようにAl−金属間化合物を形成する。
(1)Cr O+ 2Al= 2(:r+Al203(
2)3NiO+ 2Al= 3Ni+Al O(
3)B O+ 2Al= 28 +Al203(4)さ
らに前記の反応によって還元された酸化物より生じた金
属または非金属は下記(5)〜(8)の反応式に示され
るようにAl−金属間化合物を形成する。
Fe + 3Al= FeAl3(5)Or +
3Al = CrAl3(6)Ni + 3A
l= NiAl3(7)2日 + Al = A
l82 (8)これらの金属化合物
は箸しく高い硬さを示す。
3Al = CrAl3(6)Ni + 3A
l= NiAl3(7)2日 + Al = A
l82 (8)これらの金属化合物
は箸しく高い硬さを示す。
焼結のさいに形成される代表的なAl−金属間化合物の
二、三の例とこれらの硬さを表1に示す。
二、三の例とこれらの硬さを表1に示す。
表1 各種金属間化合物の硬さ
これらの金属間化合物の寸法は焼結温度や焼結時間また
は最終的に行う熱間押出条件によっても異なるが、約5
〜10pmの寸法に制御される。
は最終的に行う熱間押出条件によっても異なるが、約5
〜10pmの寸法に制御される。
本発明の方法においては、このようにして得られたAl
2O3およびAl−金属間化合物が基地となるAlまた
はAl合金中に均一に分散させられて高強度のAl系複
合材料を形成する。
2O3およびAl−金属間化合物が基地となるAlまた
はAl合金中に均一に分散させられて高強度のAl系複
合材料を形成する。
尚、本発明の方法においてAl−Mg系合金粉末を出発
原料として用いた場合では、Mgの酸化物生成自由エネ
ルギーがAlよりも大であるため、生成される Al2
O3の一部はMgOによって代替される。
原料として用いた場合では、Mgの酸化物生成自由エネ
ルギーがAlよりも大であるため、生成される Al2
O3の一部はMgOによって代替される。
また本発明における硬質なAl=金属間化合物と基地A
l金属との界面における接合性はZn原子の存在によっ
て著しく改善されるため、原料として用いるAl粒粉末
予めZnを含有させておくことが好ましい、亜鉛は粉末
酸化亜鉛の形態として添加する酸化物に加えてもよい。
l金属との界面における接合性はZn原子の存在によっ
て著しく改善されるため、原料として用いるAl粒粉末
予めZnを含有させておくことが好ましい、亜鉛は粉末
酸化亜鉛の形態として添加する酸化物に加えてもよい。
本発明のAl系複合材料中の亜鉛含有量は得られる材料
の最終形態の全重量を基準として15wt%以下に限定
する。これはZn含有量が15 wt%以上になると基
地金属部分の硬さが急激に低下し、ビー2カース硬さで
100程度となってしまい本発明のAl系複合材料の特
徴である耐摩耗性が著しく阻害されるためである。
の最終形態の全重量を基準として15wt%以下に限定
する。これはZn含有量が15 wt%以上になると基
地金属部分の硬さが急激に低下し、ビー2カース硬さで
100程度となってしまい本発明のAl系複合材料の特
徴である耐摩耗性が著しく阻害されるためである。
すでに述べたように、本発明の製造方法においては酸化
物の構成要素としての酸素成分とAlまたはAl合金粉
末との化学反応によってAl2O3が形成される。した
がって原料粉末の混練処理は添加された酸化物粉末とA
l合金粉末とを均質に混合させるためのみに行なわれ、
処理時間は約1時間程度で充分である。したがってAl
粉末表面の酸化を目的として行なわれる5AP(ザップ
)等の混線処理の場合と比べて処理時間が極めて短縮さ
れる。
物の構成要素としての酸素成分とAlまたはAl合金粉
末との化学反応によってAl2O3が形成される。した
がって原料粉末の混練処理は添加された酸化物粉末とA
l合金粉末とを均質に混合させるためのみに行なわれ、
処理時間は約1時間程度で充分である。したがってAl
粉末表面の酸化を目的として行なわれる5AP(ザップ
)等の混線処理の場合と比べて処理時間が極めて短縮さ
れる。
さらにまた焼結のさいに形成される微細かつ硬質なAl
−金属間化合物が著しく基地金属を強化するため引張り
強さが約40 kgf/ mm”であるSAPの約1.
5〜2.0倍程度の引張強さの大きなAl複合材料が得
られる。
−金属間化合物が著しく基地金属を強化するため引張り
強さが約40 kgf/ mm”であるSAPの約1.
5〜2.0倍程度の引張強さの大きなAl複合材料が得
られる。
以下本発明のAl系複合材料の製造工程の概略を図面に
示すフローシートによって説明する。
示すフローシートによって説明する。
AlまたはAl合金粉末に酸化物粉末を添加し、これを
ボールミルにより混練し、(工程l)両者が均一に混合
された状態とする。このように混練された混合粉末を3
〜7トン/cm″の加圧力のもとで金型中で成形して一
定形状の圧粉体を得る(工程2)。
ボールミルにより混練し、(工程l)両者が均一に混合
された状態とする。このように混練された混合粉末を3
〜7トン/cm″の加圧力のもとで金型中で成形して一
定形状の圧粉体を得る(工程2)。
次いで、この圧粉体を還元雰囲気または中性雰囲気中で
約500〜800℃の間の温度に加熱し、約10〜60
分間保持後室温まで冷却して焼結を完了する(工程3)
、この後焼結体を500〜800℃の温度範囲で押出し
または圧延を行う(工程0.なお焼結温度、焼結時間、
雰囲気の種類は添加される酸化物粉末の種類によっても
それぞれ異なる。また焼結過程においては酸化還元など
の反応をともなうためこれにより焼結体中に空孔の生じ
る場合もあるためこのような場合には、生成される空孔
の発生を防止するため適当な荷重により加圧を行う場合
もある。
約500〜800℃の間の温度に加熱し、約10〜60
分間保持後室温まで冷却して焼結を完了する(工程3)
、この後焼結体を500〜800℃の温度範囲で押出し
または圧延を行う(工程0.なお焼結温度、焼結時間、
雰囲気の種類は添加される酸化物粉末の種類によっても
それぞれ異なる。また焼結過程においては酸化還元など
の反応をともなうためこれにより焼結体中に空孔の生じ
る場合もあるためこのような場合には、生成される空孔
の発生を防止するため適当な荷重により加圧を行う場合
もある。
以下本発明による高強度Al系複合材料の製造方法を具
体的な実施例によってさらに説明する。実施例中、「%
」は全て「用量%」である。
体的な実施例によってさらに説明する。実施例中、「%
」は全て「用量%」である。
実施例1
原料粉末として 5%Znおよび5%Mgを含むAl合
金粉末を用い、これにFe50.粉末を夫々2.5およ
び 10%添加したものをボールミルにより1時間混練
し、その後4トン/Crrf’の加圧力の下で成形し、
このようにして得られた圧粉体を出ガス雰囲気中で59
0℃で4分間焼結し、室温まで冷却し、次いで550℃
で加工比90%で押出し加工を行った。得られたAl系
複合材料の機械的性質を表2に示す。
金粉末を用い、これにFe50.粉末を夫々2.5およ
び 10%添加したものをボールミルにより1時間混練
し、その後4トン/Crrf’の加圧力の下で成形し、
このようにして得られた圧粉体を出ガス雰囲気中で59
0℃で4分間焼結し、室温まで冷却し、次いで550℃
で加工比90%で押出し加工を行った。得られたAl系
複合材料の機械的性質を表2に示す。
表2 Fe−Al系複合材料の機械的性質10wt
% 62 320 9.1実施例2 原料粉末として10%Znおよび4%Cuを含むAl合
金粉末を用いこれにCr2O3粉末を夫々2.5および
10%添加したものをボールミルにより 2時間混練し
、その後5トン/cm’の加圧力の下で成形した。この
ようにして得られた圧粉体を市ガス雰囲気中において5
80℃で5分間焼結し、室温まで冷却し、次いで5H℃
で加工比30%で押出し加工を行った。得られた0r−
Al系複合材料の機械的性質を表3に示す。
% 62 320 9.1実施例2 原料粉末として10%Znおよび4%Cuを含むAl合
金粉末を用いこれにCr2O3粉末を夫々2.5および
10%添加したものをボールミルにより 2時間混練し
、その後5トン/cm’の加圧力の下で成形した。この
ようにして得られた圧粉体を市ガス雰囲気中において5
80℃で5分間焼結し、室温まで冷却し、次いで5H℃
で加工比30%で押出し加工を行った。得られた0r−
Al系複合材料の機械的性質を表3に示す。
表3 0r−Al系複合材料の機械的性質(cr2o
3) (kgf/mrn” ) (HB) (kg
f/mm’ X 103)10wt% 88
320 9.3実施例3 原料粉末として5%Znおよび4%M8、を含むAl合
金粉末を用い、これにNiO粉末を夫々2.5および1
0%添加したものをボールミルにより 2時間混練し、
その後4トン/crn’の加圧下のもとで成形した。こ
のようにして得られた圧粉体をN2ガス雰囲気中で58
0℃で5分間焼結し、室温まで冷却し、次いでこの焼結
体を550℃で90%の加工率で押出し加工を行った。
3) (kgf/mrn” ) (HB) (kg
f/mm’ X 103)10wt% 88
320 9.3実施例3 原料粉末として5%Znおよび4%M8、を含むAl合
金粉末を用い、これにNiO粉末を夫々2.5および1
0%添加したものをボールミルにより 2時間混練し、
その後4トン/crn’の加圧下のもとで成形した。こ
のようにして得られた圧粉体をN2ガス雰囲気中で58
0℃で5分間焼結し、室温まで冷却し、次いでこの焼結
体を550℃で90%の加工率で押出し加工を行った。
得られた機械的性質を表4に示す。
表4 Ni−Al系複合材料の機械的性質10wt
% 74 295 9.8(発明の効果) 本発明によれば高温強度および耐摩耗性にすぐれた高強
度Al系複合材料を容易に得ることができる。
% 74 295 9.8(発明の効果) 本発明によれば高温強度および耐摩耗性にすぐれた高強
度Al系複合材料を容易に得ることができる。
図面は本発明の方法を実施するための製造工程を示すフ
ロー図である。 l・・・・・・混合工程 2・・・・・・加圧成形工程 3・・・・・・焼結工程 4・・・・・・押出または圧延工程 時 許 出 願 人 手 塚 秀 男谷
内 剛 −−m− j゛・、・ (ほか−1−名)
ロー図である。 l・・・・・・混合工程 2・・・・・・加圧成形工程 3・・・・・・焼結工程 4・・・・・・押出または圧延工程 時 許 出 願 人 手 塚 秀 男谷
内 剛 −−m− j゛・、・ (ほか−1−名)
Claims (2)
- (1)AlまたはAl合金と金属または非金属の酸化物
との混合粉末を加圧成形後焼結し、この焼結過程におい
て添加された酸化物によりAl成分を酸化させることに
より生じるAl_2O_3を主成分とする微小酸化物を
分散析出させ、また酸化物の還元により生じた金属また
は非金属とAlまたはAl合金との間に硬質なAl−金
属間化合物を形成させ、AlおよびAl合金基地中に分
散析出させることにより得られる高強度Al系複合材料
の製造方法。 - (2)前記製造方法中において最終複合材料の重量を基
準として15%以下のZnを含有させることを特徴とす
る前記特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23666386A JPS6393834A (ja) | 1986-10-04 | 1986-10-04 | 高強度Al系複合材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23666386A JPS6393834A (ja) | 1986-10-04 | 1986-10-04 | 高強度Al系複合材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6393834A true JPS6393834A (ja) | 1988-04-25 |
JPH0454730B2 JPH0454730B2 (ja) | 1992-09-01 |
Family
ID=17003943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23666386A Granted JPS6393834A (ja) | 1986-10-04 | 1986-10-04 | 高強度Al系複合材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6393834A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0551665A (ja) * | 1991-08-20 | 1993-03-02 | Hidekazu Toyama | 酸化物添加による分散強化型アルミニウム合金の製造方法 |
JP2009041087A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Univ Nihon | アルミニウム焼結体及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS551331A (en) * | 1978-06-16 | 1980-01-08 | Honshu Paper Co Ltd | Pulp production |
JPS5757544A (en) * | 1980-07-18 | 1982-04-06 | Alza Corp | Fluid dispenser |
-
1986
- 1986-10-04 JP JP23666386A patent/JPS6393834A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS551331A (en) * | 1978-06-16 | 1980-01-08 | Honshu Paper Co Ltd | Pulp production |
JPS5757544A (en) * | 1980-07-18 | 1982-04-06 | Alza Corp | Fluid dispenser |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0551665A (ja) * | 1991-08-20 | 1993-03-02 | Hidekazu Toyama | 酸化物添加による分散強化型アルミニウム合金の製造方法 |
JP2009041087A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Univ Nihon | アルミニウム焼結体及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0454730B2 (ja) | 1992-09-01 |
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