JPS6393571A

JPS6393571A - 円柱体ホルダ−

Info

Publication number: JPS6393571A
Application number: JP23992986A
Authority: JP
Inventors: 池田　三章
Original assignee: Nippon Sheet Glass Co Ltd
Current assignee: Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date: 1986-10-08
Filing date: 1986-10-08
Publication date: 1988-04-23
Also published as: JPH0314590B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は端面加工をする為に多数の円柱体を保持するホ
ルダーに関する。

（従来の技術）例えは円柱体の一つであるロッドレンズの端面を蒸着す
るには、従来は二つの■溝を並べて形成した金属受け具
を設け、夫々のＶ溝にロッドレンズを載置し、ロッドレ
ンズの上方から金属板を当接して金属受け具と金属板と
をネジ止めするホルダーを使用していた。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記従来の技術によれば、金属受け具に
■溝が２つしか形成されていないため、ロッドレンズは
２木しか装填することが出来ない。特に■溝を３つ以上
並べて形成し、夫々にロッドレンズを装填した場合には
、ロッドレンズ径及びＶ溝の製造誤差により、高いほう
から２つのロッドレンズのみが金属板に当接し、ホルダ
ーを傾けた際に他のロッドレンズが脱落するという不具
合がある。

また、ロッドレンズの固定は、ネジ締めにより生じる金
属ストレスによるため、蒸着工程時に約３５０℃程度ま
で昇温すると、金属ストレスの緩和によりロッドレンズ
を押圧する弾性力が減少し、該レンズが脱落する虞れが
ある。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決すべく本発明は、円柱体を載置支持す
る複数のＶ溝を上面に設りた受け具と、前記Ｖ溝に載置
した円柱体上に載置され、且つ前記Ｖ溝及び円柱体の寸
法誤差を変形により吸収して該円柱体に当接する緩衝材
とを交互に配設して積層し、その積層方向を弾圧部材で
弾圧固定した円柱体ホルダーを提案した。

（作用）以上の如く構成したため、緩衝材の塑性変形で円柱体の
径差、■溝の加工誤差を吸収出来るとともに、弾圧部材
で弾圧固定したため、温度上昇時の緩衝材の復元力の緩
和による円柱体の脱落を防止することが出来る。

（実施例）以下に添付図面を基に実施例を説明する。

以下の実施例は円柱体の一例としてガラスロッドレンズ
のホルダーについて説明するが、金属その他の円柱体の
ホルダーとして実施することができる。　第１図は本発
明に係るホルダーの正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線
断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ線断面図である。

図中（１）は開口部（１１）を有する板状のボルダ一本
体で、該本体（１）の開口部（１１）内に受ｉ、ｌ具（
２）と緩衝材である金属パイプ（３）を交互に配設する
。

前記開口部（１１）は、上辺（１２）、下辺（１３）及
び左右の辺（１４）からなる矩形状をなし、下辺（１３
）の開口内側の左右方向に並べて複数のＶ溝（１５）・
・・を形成する。従って本体（１）の下辺（Ｘ３）は受
け具（２）を兼ねている。

前記Ｖ溝（１５）・・・はその■溝（１５）・・・上に
配置されるロッドレンズ＜Ｘ＞・・・が接触して接触部
の汚れ及び洗浄不良の発生を防止するため、所定距離離
間されるとともに、ロッドレンズ（ｊ２）の両端面が前
後方向に向くように正面視Ｖ形に形成される。

前記下辺（１３）の上方には塑性変形可能な薄肉の金属
パイプ（３）を左右方向に配設する。該金属パイプ（３
）の上部には受け具（２）を当接して設ける。

前記量は具（２）は正面視で左右に長い矩形状をなす板
状体で、上面に本体Ｈの下辺（１３）と同様に複数のＶ
溝（２１）・・・が形成される。また前記量は具（２）
の下面に、第４図に示すように前記金属パイプ（３）の
ずれを防止する逆Ｖ溝（２２）を受け具（２）の長手方
向に形成する。

更に金属パイプ（３）を本体（１）の下辺（１３）に有
するＶ溝（１５）に載置したロッドレンズ（１）・・・
の上面に載置し、前記金属パイプ（３）の上面に受け具
（２）を載置し、その受け具（２）のＶ溝（２１）上に
ロッドレンズ（ｆｌ）・・・を載置し、ロッドレンズ（
１・・・上面に金属パイプ（３）を載置する。このよう
にして本体（１）の開口部（１１）内に金属パイプ（３
）と受け具（２）とを順次配設して積層し、その最上部
に位置する金属パイプ（３）の上部には押え板（４）を
配設する。

この押え板（４）の下面には受け具（２）の下面と同様
に逆Ｖ溝（４２）を形成して金属パイプ（３）のずれを
防止する。

前記押え板（４）の上方の本体上辺（１２）には、押え
板（４）、金属パイプ（３）及び受け具（２）を積層方
向である下辺（１３）側に弾圧する弾圧部材（５）を内
蔵した一対のネジ部材（６）　（６）を左右に配設する
。

前記金属パイプ（３）、受け具（２）及び押え板（４）
は、本体（１）の前後面の左右に設６プた保持板（７）
・・・により上下に摺動自在に端部側を挟持され、前記
保持板（７）は本体（１）にネジ（７１）・・・を介し
て螺着される。

以上の如く構成されたホルダーのＶ溝（１５）　（２１
）・・・と金属パイプ（３）・・・どの間にロッドレン
ズ（氾）・・・をその両端面を前後に向けて挿入し、ネ
ジ部材（６）を締込んで積層された受け具（２）、ロッ
ドレンズＣ１１）と金属パイプを弾圧固定する。

このとき前記金属パイプ（３）のロッドレンズ（Ａ）・
・・どの接触部が少し塑性変形するまでネジ部材（６）
を締めていく。

このように塑性変形する金属パイプ（３）を介してロッ
ドレンズ（ｆｌ）・・・を押圧したため、各々のロッド
レンズ（Ｕ）の径差、■溝（１５）　（２１）・・・の
深さの加工誤差及び角度誤差により生ずるロッドレンズ
（Ｉｌ）・・・と金属パイプ（３）との接触部の隙間の
発生を金属パイプ（３）の塑性変形で吸収し、且つ金属
パイプ（３）の復元力によるロッドレンズ（Ｕ）・・・
のＶ溝（１５）　（２１）・・・への押圧力により、ロ
ッドレンズ（、Ｑ）・・・の抜り落ち等を防ぐことが出
来る。尚緩街月として本実施例では金属パイプ（３）を
使用したが、ネジ部材（６）を締イ」け力で塑性変形す
るとともにロッドレンズ（ｊ２）・・・の接触面に復元
力が作用する素材であれば金属でなくても良く、また形
状もパイプ状でなくても良い。

また金属パイプ（３）と■溝（２１）・・・を有する受
け具（２）とをその間にロッドレンズ（ｆ！、）・・・
を挟んで弾圧部材（５）で積層方向に弾圧することによ
り、ロッドレンズ（Ｕ）・・・のホルダー装着後の後工
程で常温〜３５０℃の温度サイクル処理を行う際に、そ
の熱により生じる金属パイプ（３）の復元力の緩和によ
るロッドレンズ＜Ｘ＞・・・の脱落を防止できる。従っ
て弾圧部材（５）は、温度上昇に対して弾圧力の変化の
少ない材質形状であれば良く、本実施例では好適な例と
して圧縮コイルバネを使用した。

（発明の効果）上述した如く本発明によれば、円柱体を配列する受け具
の■溝に、緩衝材を介して円柱体を押圧する構成とした
ため、円柱体の径差及びＶ溝の加工誤差を吸収し、多数
個の円柱体を保持出来るとともに円柱体の脱落防止を可
能にした。

また受け具と緩衝詞の積層方向を弾性体で弾圧固定した
ため、温度サイクル等のＡ−温時のホルダー変形による
円柱体の落下を防止することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るホルダーの正面図、第２図は第１
図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ線断面図
、第４図は第３図のＣ部拡大図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円柱体を載置支持する複数のＶ溝を上面に設けた
受け具と、前記Ｖ溝に載置した円柱体上に載置され、且
つ前記Ｖ溝及び円柱体の寸法誤差を変形により吸収して
該円柱体に当接する緩衝材と、前記受け具と前記緩衝材
とを交互に配設して積層した状態でその積層方向に弾圧
固定する弾圧部材とからなる円柱体ホルダー。
（２）前記緩衝材を塑性変形可能な金属パイプとしたこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の円柱体
ホルダー。