JPS6393318A - バツグフイルタ集塵機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、バッグフィルタ集塵機に関ずろ。

（従来の技術） 周知のようにフィルタ集塵機は、断面筒状にフレーム構
成したリテーナに、濾布を嵌挿支持してなるバッグフィ
ルタの取付支持方向によって竪型と横型とに大別され、
その内、竪型集塵機の場合には、集塵機ハウジングの上
方部に形成したセルプレート（バッグフィルタ支持板）
により、当該ハウジングを上部側の清浄空気室側と下部
側の含塵空気室側に区画形成し、当該セルプレートの格
子状位置に穿設した取付用通孔に、バッグフィルタの開
【コ端部側を吊設して鉛直支持し、当該バッグフィルタ
の開口端部の直上部には、当該バッグフィルタ列毎にブ
ローチューブを前後方向又は左右方向のいずれか一方向
へ配管した構造を基本とし、また、横型集塵機の場合に
は、集塵機ハウジングを左右に区画する鉛直のセルプレ
ートに取付用通孔を穿設し、当該通孔にバッグフィルタ
の開口端部側を取着して水平支持し、当該バッグフィル
タの開口端部の側方部にブローチューブを配管した構造
とし、これにて含塵空気に対する集塵と、捕集したダス
ト粉塵をフィルタ列毎に払い落とす除塵とに対処してい
る。

此等の場合におけるバッグフィルタＢは、口縁部を円筒
形状とし、その本体部を正８角形の格子状枠体とする略
円筒形状のリテーナに濾布が嵌挿支トνして構成され、
これが第６図（ａ）に示すように矩形形状（又は円筒形
状）の集塵機ハウジングＨに、隣接するバッグフィルタ
Ｂ相互間を所定の距離Ａ離した格子状位置に配列構成し
ている。

このフィルタ相互間の空間圧ＨＡは、濾布性能や濾布径
やフィルタ集塵機としての集塵効と除塵効との兼合い等
で設定され乙ので、それを必要以上に狭めると、高圧の
逆洗空気を噴射してバッグフィルタの濾布に捕集したダ
スト粉塵を払い落とす際に、当該逆洗空気の噴射によっ
て形成した濾布が相互に接触し、濾布の先端方向への脈
動現象、波動現象等が遮えぎられたり、払い落とされた
粉塵の落下スペースかなくなり、隣接するバッグフィル
タ列の濾布に再び吸着されてしまう等の除塵効率の低下
が苫しいしのとなる。

（発明が解決しようとする問題点） そこで、除塵効を下げることなく、その能率の向上を図
るには、濾布を嵌挿支持するリテーナか略円筒形状の構
造では、集塵機ハウジングへのバッグフィルタの収容本
数や収納効率に限界がある。

ところで、バッグフィルタ相互間の距離を狭めることな
く集塵効を上げるには、フィルタの表面積を増加するこ
とがイア効である。

それには、集塵機ハウジングを大径化して、その容積を
可能な限り大きくし、バッグフィルタの収容本数を増加
せしめろことで一面容易に対応し得るものの、それでは
、集塵機の大型化を招来し、広範な設置スペースを要し
、設備コストの軽５Ｒや装置全体の小型コンパクト化の
要請に反することとなる。

その為には、集塵機の大型化ではなく、集塵機ハウジン
グの容量を変えないで、所定のセルプレートに取着する
バッグフィルタの表面積を増加せしめることが考えられ
る。この場合、所定のセルプレートに支持する濾布の表
面積を多く稼ぐには、当該濾布径が大きい径のものを採
択するより、小径のものを採択する方が有利である。許
し、円周は２Ｒに比例し、面積はＲ７に比例することか
らら明らかである。

ところが、濾布径を必要以上に小さくすると、ブローチ
ューブの噴射ノズルからの逆洗時、即ち、ダスト粉塵の
払い落とし時に、高圧の逆洗空気が濾布の先端まで届き
にくくなり、それが為、濾布に吸着した捕集ダストの払
い落とし効率を杆しく低下させる。

（問題点を解決するための手段） そこで、本発明では、先ず、第１に、リテーナの筒形状
を従前のような略円筒形状ではなく、リテーナの対峙す
る位置の一方のリテーナ幅を比較的狭く形成し、その他
方のリテーナ幅を比較的広く形成し、具体的には、バッ
グフィルタ用リテーナを略小判形状、略楕円形状、略角
形小判形状、略矩形形状等の前後と左右のリテーナ幅を
広狭幅とする構造体に７１ノーム構成し、このリテーナ
に既存の外周長の濾布をその侭嵌挿させて使用できるこ
とを面提とし、集塵機ハウジングへのバッグフィルタの
収容能力を大幅に増加可能とし、その収容効率の向上に
対処ｔＬめ、その反面、一体の濾布当たりの捕集ダスト
の払い落とし能率を格段に向上せしめることで、集塵機
ハウジングの小型コンパクト化の要請にａ用に対処した
点と、第２には、前記のような特異な筒形態としたバッ
グフィルタに対して、逆洗時における捕集ダストの効率
の良い払い落としをら達成せんが７）に、ブローチュー
ブを当該リテーナ幅の比較的広いフィルタ列に直交させ
て配管してなるバッグフィルタ集塵機を提供したのであ
る。

以下、本発明におけるバッグフィルタ用リテーナＨの数
種の実施例を添付図面に従って説明する。

（リテーナの第１実施例） 先ず、筒形状を略小判形状とするリテーナＲの第１実施
例を示す第１図（ａ）、（ｂ）、　（ｃ）において、１
はリテーナ口縁部の取付用リングであって、１本の棒材
を曲げ加工してその前後部を平行状１ａに形成し、その
左右両側部を半弧状１ｂに曲成加工した略小判形状のリ
ング形態となし、且つ、この前後に対峙する平行部１ａ
のリテーナ幅Ｍを比較的狭い幅に形状し、その左右両側
に対峙する他方の円弧面１ｂのリテーナ幅Ｎを比較的広
い幅に形成している。２は取付用リング１に固定した案
内筒であって、その前後部を平行部２ａに、その左右両
側部を半弧状の円弧面２ｂに曲成加工した略小判形状の
筒形態としている。

３は上端部を案内￥８２に固定した長尺棒状の連結杆で
あって、前記平行部２ａ側の中央位置３ａと左右両側位
置３　ｂ、　３　ｃと、円弧面２ｂ側の中央位置３ｄに
合計８本捏度配設している。４は補強用リングであって
、連結杆３の長手方向に適宜間隔毎に配設固定し、前記
取付用リング４と同様に、１本の棒材を曲げ加工してそ
の前後部を平行状４ａに形成し、その左右両側部を半弧
状４ｂに曲成加工した略小判形状のリング形態としてい
る。

５は連結杆３の下端部に嵌着固定したキャップであって
、前記取付用リング１、案内筒２）補強用リング４等と
同様に略小判形状の蓋形態としている３、これにて、リ
テーナＲ全体を略小判形状の格子状枠体にフレーム構成
している。

（リテーナの第２実施例） 次に、リテーナＲの第２実施例としては、第２図（ａ）
、（ｂ）、（ｃ）に示すようにその筒形聾を略楕円形状
にフレーム構成した場合であって、リテーナＲの対峙す
る位置の一方の面形咀を比較的大径の円弧面でリテーナ
幅Ｍが比較的狭く、その他方を比較的小径の円弧面てリ
テーナ幅Ｎが比較的広い断面略楕円形状のリテーナＲと
している。

具体的には、リテーナＲを構成する取付用リング１と補
強用リング４は、１本の棒材を曲げ加工してその１１り
後部を比較的大径の円弧状１ａ、４ａに形成１−１その
左右両側部を比較的小径の円弧状１ｂ、４ｂに曲成加工
した略楕円形状のリング形態とし、また、案内筒２はそ
の前後部を比較的大径の円弧面２ａに形成し、その左右
両側部を比較的小径の円弧面２ｂに曲成加工した略楕円
形状の筒形態とし、また、キャップ５の蓋形態ら略楕円
形状としている。その他連結杆３を、前記第１実施例と
略同様な位置関係に構成し、これにて、リテーナＲ全体
を略楕円形状の格子状枠体にフレーム構成している。

（リテーナの第３実施例） また、リテーナＲの第３実施例としては、第３図（ａ）
、（ｂ）’、（ｃ）に示すようにリテーナＲの筒形状を
略角形小判形状にフレーム構成した場合であって、リテ
ーナＲの対峙する位置の一方の面形態を羽行面でリテー
ナ幅Ｍが比較的狭く、その他方を山形面でリテーナ幅Ｎ
が比較的広い断面路ｆＱ形小判形状のリテーナＲとして
いる。

具体的には、リテーナＲを構成する取付用リング１と補
強用リング４は、１本の棒材を曲げ加工してその前後部
を平行状１ａ、４ａに形成し、その左右両側部を山形状
１ｂ、４ｂに折曲加工した略ｆｆｌ形小判形状のリング
形態とし、また、案内筒２はその前後部を平行面２ａに
形成し、その左右両側部を山形面２ｂに折曲加工した略
角形小判形状のＩｙ！Ｉ影態とし、また、キャップ５の
万形聾も略角形小判形状としている。その他連結杆３は
、前記第１実施例と略同ｉｎな位置関係に構成し、これ
にて、リテーナＲ全体会略角形小判形状の格子状枠体に
フレーム構成している。

（リテーナの第４実施例） また、リテーナＲの第４実施例としては、第４図（ａ）
、（ｂ）、（ｃ）に示すようにリテーナＲの筒形状を略
矩形形状とした場合であって、リテーナＲの対峙する位
置の一方の面形態を平行面でリテーナ幅Ｍが比較的狭く
、その他方も平行面でリテーナ幅Ｎが比較的広い断面略
矩形形状のリテーナＲとしている。

具体的には、リテーナｒｌを構成する取付用リング１と
補強用リング４は、１本の棒材を曲げ加工してその前後
部を平行状ｉａ、４ａに形成し、その左右両側部ら平行
状１ｂ、４ｂに折曲加工した略矩形形状のリング形態と
し、また、案内筒２はその前後部を平行面２ａに形成し
、その左右両側部も平行面２ｂに折曲加工した略矩形形
状の筒形態とし、また、キャップ５の蓋形態ら略矩形形
状としている。その他連結杆３は、前記第１実施例と異
なり案内筒２の平行面２ａ側を３等分する位置に前後合
計８本の連結杆３ａ、３ｂ、３ｃ、３ｄを配設し、これ
にて、リテーナＲ全体を略矩形形状の格子状枠体にフレ
ーム構成している。

（使用例） 而して、前記第１実施例〜第４実施例に示す筒形状のバ
ッグフィルタ用リテーナＲに、所要屋の濾布Ｆを嵌挿支
持し、このバッグフィルタＢの開口端部をリテーナＲの
取付用リング１に巻き込み形成し、これを第５図（ａ）
、（ｂ）、（ｃ）に示すように取着固定する。同図にお
いて、６は集塵機ハウジングＩ（を清浄空気室７側と含
塵空気室８側に区画ずろセルプレートであって、竪型集
塵機の場合には、当該集塵機ハウジングＨの上方部に水
平方向に形成され、また、横型集塵機の場合には、当該
集塵機ハウジング）（の鉛直方向に形成される。

９はセルプレート６の格子状位置に開口形成した取付用
通孔、１０は通孔９の口縁部に固定した案内筒であって
、共にその形状を小判形状、楕円形状、角形小判形状、
矩形形状等に形成している。

１１は通孔９周縁部のセルプレート６に固定した取付用
ボルト、１２は環状のクランプ板であって、その中央部
が前記取付用リング１と略同形の小判形状、楕円形状、
角形小判形状、矩形形状等に開口形成され、また、その
外周縁部がセルプレート６側に向けて折曲形成している
。１３は取付用ボルト１１に螺合するノブナツトである
。

（バッグフィルタ支持装置の実施例１）その具体的な取
付手段の一例としては、第５図（ａ）の」−面挿入型に
示すように、竪型集塵機の上ＴＬ（図示せず）を開成し
てその上方部から、リテーナＲに濾布Ｆを嵌挿支持した
バッグフィルタＢを、当該リテーナ■くと同一形状の案
内筒１０に挿入し、その本体部を集塵機ハウジングＩＩ
の含塵空気室Ｂ内へ落とし込むと共に、バッグフィルタ
Ｂの開口端部を通孔９の口縁部に係合保持する。

次いで、取付用ボルト１０にクランプ板１２を嵌め込み
、ノブナツト１３を螺合して締め付けると、濾布Ｆの開
口端部を巻き込んでなる取付用リング１の上面部と下面
部が抑圧固定される。

（バッグフィルタ支持装置の実施例２）また、第５図（
ｂ）の吊り下げ型の場合には、竪型集塵機の含塵空気室
８の下方部から、セルプレート６０案内筒１Ｑに下方か
らバッグフィルタＢを嵌め込み、次いで、取付用ボルト
１１に下方からクランプ板１２を嵌め込み、ノブナツト
１３を螺合して締め付ける。すると、濾布Ｆの開口端部
を巻き込んでなる取付用リング１の下面部と上面部がセ
ルプレート６の下面とクランプ板１２の上面との間に抑
圧され、これにて、バッグフィルタＢがセルプレートら
に吊持されろ。

（バッグフィルタ支持装置の実施例３）また、第５図（
ｃ）の側面挿入型の場合には、横型集塵機における集塵
機ハウジング）−（を清浄空気室７側と含塵空気室Ｂ側
とに左右に区画する鉛直方向のセルプレート６に、集塵
機ハウジング１１の側方部からバッグフィルタＢを挿入
して固定支持しており、その他の構成は、前記の上面挿
入型の取付構造と略同様である。

（ブローチューブ配管の実施例） その上、竪型集塵機の場合には第７図（ｂ）に、また、
横型集塵機の場合には第８図（ｂ）に示すように、略小
判形状のバッグフィルタＢの隣接相互間を所定間隔Ａ隔
てて配列した上で、当該バッグフィルタＢ内へ高圧の逆
洗空気を噴射するブローチューブ１４を、バッグフィル
タ用リテーナＲの当該リテーナ幅Ｎの比較的広いフィル
タ列に直交さけて配管構成し、第５図（ａ）、（ｂ）、
（ｃ）に示すように各リテーナＲの筒中心に向けて噴ｑ
＝ｔノズル１５を形成する。

（作用） 而して、バッグフィルタ集塵機の清浄空気室７の出口側
に接続したブロア（図示せず）によって、当該清浄空気
を吸引すると、含塵空気室８の入口から含塵空気が集塵
機ハウジングＩ−１内へ引き込まれ、そのダスト粉塵の
多くは、リテーナＲに嵌挿された濾布Ｆに吸着捕集され
る。

その際、バッグフィルタＢの形状は、第９図（ｂ）に示
すようにリテーナＲの連結杆３等の相互間に波形状に掛
は渡された状態を呈して、ダスト粉塵をバッグフィルタ
８表面に吸着捕集すると共に、此等のフィルタ相互間に
形成される吸引力の比較的弱い区域にあるダスト粉塵は
、集塵機ハウジングＩＩの底部へ向かって落粉して集塵
される。

その一方、バッグフィルタＢに捕集されたダスト粉塵は
、所定のフィルタ列毎に配管構成したブローチューブ１
４の噴射ノズル１５から、瞬間的に高圧の逆洗空気がバ
ッグフィルタＢ内へ噴射されろ。すると、各バッグフィ
ルタＢにはその内部より外向きに作用する衝撃力によっ
て極力円くなろうとする力が作用して、略楕円形状に瞬
間的に形成することで、ダスト粉塵をバッグフィルタＢ
から払い落とすと共に、当該逆洗空気による衝撃力がバ
ッグフィルタＢの先端方向に向か−・て波動状、脈動状
に伝播し、これにてバッグフィルタＩ３に捕集されたダ
スト粉塵を払い落とし、ハウジングＩ（の底部へ落下せ
しめる。

斯様な集塵作用と除塵作用が適宜繰り返されることによ
って、その性能向上を図っている。

（発明の効果） 以下、略小判形状のリテーナに濾布を嵌挿支持してなる
第１実施例のバッグフィルタを、本発明の代表例として
、その効果上の有用性を、略円筒形状のリテーナに濾布
を嵌挿支持した従前のバッグフィルタと対比して説明す
る。

（１）外周長が等しいバッグフィルタの集塵機ハウジン
グへの収容効率、収納本数が、第６図（ｂ）に示すよう
に大幅に増加できる。

即ち、フィルタ集塵機における濾過速度、濾布の通過風
ハ１は、集塵機ハウジングへの濾布の収納本数によって
決まるが、円筒形状のリテーナに比して小判形状のリテ
ーナの方が断面積が小さくでき、その体積を減らすこと
ができる１）、体積の減少した分だけ集塵機ハウジング
内への濾布の収納本数を増加できる。例えば、１本当た
りの濾布の断面積を略半分程度とすれば、濾布の収納本
数は略倍増する。これにより大幅に集塵効率や除塵効率
を向上せしめる。

（２）それが為、集塵能力や除塵能力を従前と略同程度
に設定した場合には、集塵機ハウジングの大きさを小型
コンパクトなしので対処することができ、設備コストを
軽減し、その設置スペースら少なくて済ませることがで
きる。

（′Ａ）また、１本当たりの体積が減少した分だけ、逆
洗時における逆洗空気の必要量が少なくて済み、バッグ
フィルタ集塵機としてのランニングコストを大幅に軽減
せしめる。

（４）円筒形状のリテーナに濾布を前後左右に所定間隔
隔てて配列した場合に比して、小判形状のリテーナに濾
布を嵌挿して格子状に配列した場合の方が、第９図（ｂ
）に示すように吸引力が弱くなる区域Ｘ１、即し、吸引
力の等しい部分が帯状に形成される為、隣接するバッグ
フィルタに対する吸引力の影響を受けず、それか為、ダ
スト粉塵が自由落下し易い。言い替えれば、円筒形状の
りテーすを配列した場合に比して、小判形状のリテーナ
を配列した方が、ダスト粉塵の浮遊速度以下の自由落下
域が多（なる為、集塵効率を著しく高める。

尚、第９図（ａ）、（ｂ）において、Ｘ２）Ｘ、は吸引
力が弱くなる区域を示し、Ｘ＋＜Ｘｔとなる。

（５）両者の払い落とし効果上の優劣をみると、いずれ
もリテーナに濾布が嵌挿されている関係上、円筒形状や
小判形状に嵌挿されたバッグフィルタの集塵時には、吸
引力が働いて隣接する連結杆に支持されて内方へ凹成し
た撓み状態でダスト粉塵の吸着がおこなわれ、これが高
圧の逆洗空気の噴射によって丸く膨成しようと大きく膨
らむが、この時の濾布形状の変化の度合の大小が、その
払い落とし効果を左右するところ、第１θ図（ｂ）に示
すように円筒形状のそれに比して小判形状の方が、’６
Ｊ！布形状の外方向への変動量を大きくすることがてき
、それと共に艮手力向への波動現象、脈動現象ら複雑で
大きく変動する為、払い落とし効果に極めて優れる。

尚、第１０図（ａ）、（ｂ）において、Ｓｔ、Ｓｔは濾
布Ｆの変動量を示し、Ｓｔ＜Ｓｔとなる。

（６）また、バッグフィルタ８列の一方を集塵状態（負
圧）の侭、その他方のバッグフィルタ８列を逆洗状＠（
正圧）とした場合、一旦払い落とされたダスト粉塵が第
７図（ａ）の場合に比して第７図（ｂ）の場合の方が、
再度の吸着がされる率が極めて低い。同図において、Ｙ
８、Ｙ、はダスト粉塵の降下を妨げる吸引区域を示し、
Ｙｌ＞　Ｙ　ｔとなる。

（７）従前の円筒形状のリテーナの場合には、バッグフ
ィルタが上下に鉛直支持された竪型集塵機には使用でき
るものの、バッグフィルタを１方向に水平支持する横型
集塵機の場合には、第８図（ａ）に示すようにダスト粉
塵が当該バッグフィルタの上半部に比較的大量に清粉し
て滞留するものであったが、リテーナ形状を小判形状と
し、そのリテーナ幅の比較的狭い部分を上下に配置すれ
ば、第８図（ｂ）に示すように此程の横型集塵機におけ
る集塵機ハウジングへも効率良く収納して対処すること
ができる上に、ダスト粉塵の払い落とし時における積粉
量が、円筒形状のバッグフィルタを配置した場合に比し
て極めて少ない。

尚、同図において、ｖｌ、■、は積粉量を示し、Ｖｌ〉
■、となる。

（８）また、従ｎ）の円筒形状のリテーナに嵌挿支持さ
れているバッグフィルタを本発明のリテーナにもその侭
流用して嵌挿支持できろ為、極めて経済的である。

（９）シかし、第９図（ｂ）や第８図（ｂ）に示すよう
にリテーナ幅の比較的広いフィルタ列に直交さけてブロ
ーチューブを配管したので、逆洗空気の噴射時に極力円
くなろうとする衝撃力、衝撃波によって、特に、隣接す
るリテーナ幅の比較的狭い側が大きく膨成したり、拡張
状態となる上に、当該隣接の濾布相互間に一種の叩き合
い状態が形成されるのみならず、斯様な濾布彩状の形態
変化に伴なう払い落とし効果ら頗る顕昔である。

これに対して、リテーナ幅の比較的狭いフィルタ列にｉ
ｔ’Ｌ交させてブローチューブを配管すれば、逆洗時に
一旦払い落とされたダスト粉塵が下方へ落粉ケる前に、
隣接するバッグフィルタ列に再び吸着され易い為に、本
発明に比してその払い落とし効率は不十分である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、筒形聾を略小判形状
とするバッグフィルタ用リテーナの第１実施例を示すＳ
Ｉｔ面図と正面図と縦断側面図、第２図（ａ）、（ｂ）
、（ｃ）は、筒形態を略楕円形状とするバッグフィルタ
用リテーナの第２実施例を示す平面図と正面図と縦断側
面図、第３図（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）は、筒形態を略角
形小判形状とするバッグフィルタ用リテーナの第３実施
例を示す平面図と正面図と縦断側面図、第４図（ａ）、
（ｂ）、（ｃ）は、筒形態を略矩形形状とするバッグフ
ィルタ用リテーナの第４実施例を示す平面図と正面図と
縦断側面図である。 第５図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は、バッグフィルタの取
付状聾を示す要部拡大図であって、その内、図（ａ）は
上面挿入型を、図（ｂ）は吊り下げ型を、図（ｃ）は側
面挿入型を示している。第６図（ａ）、（ｂ）は、略同
−の大きさの集塵機ハウジングに、隣接するバッグフィ
ルタ相互間を所定間隔隔てて収容した状態を示す対比図
であって、その内、図（ａ）は従前の円筒形状のバッグ
フィルタの収容状態を、図（ｂ）は小判形状のバッグフ
ィルタの収容状態を示している。第７図（ａ）、（ｂ）
は、竪型集塵機におけるダスト粉塵の降下を妨げる区域
を示す対比図であって、その内、図（ａ）は従前の円筒
形状のバッグフィルタの場合を、図（ｂ）は小判形状の
バッグフィルタの場合を示している。第８図（ａ）、（
ｂ）は、横型集塵機にバッグフィルタを構成した場合を
示す側面図であって、その内、図（ａ）は従前の円筒形
状のバッグフィルタの収容状態を、図（ｂ）は小判形状
のバッグフィルタの収容状態を示している。 第９図（ａ）、（ｂ）は、竪型集塵機におけるダスト粉
塵の吸引力が弱くなる区域を示す対比図であって、その
内、図（ａ）は従前の円筒形状のバッグフィルタの場合
を、図（ｂ）は小判形状のバッグフィルタの場合を示し
ている。第１Ｏ図（ａ）、（ｂ）は、リテーナに嵌挿し
た濾布の変動量を示す対比図であって、その内、図（ａ
）は従前の円筒形状のバッグフィルタの場合を、図（ｂ
）は小判形状のバッグフィルタの場合を示している。 符　　　号　　　表 Ａ　間隔　　　　　　　Ｂ　バッグフィルタＦ　濾布　
　　　　　　Ｒリテーナ Ｈ集塵機ハウジング　Ｄ　ダスト Ｍ　決いリテーナ幅　　Ｎ　広いリテーナ幅１　取付用
リング　　　２　案内筒 ３　連結杆　　　　　　４　補強用リング５　キャップ
　　　　　６　セルプレート７　清浄空気室　　　　３
　含塵空気室９　通孔　　　　　　１０　案内筒 １１　取付用ボルト　　１２　クランプ板１３　ノブナ
ツト　　　１４　ブローチューブ１５　噴射ノズル 第１図（ａ） 第３図（ａ） Ｎ５図（ａ） ３　　　　　Ｒ８ 第５図（ｂ） 第５図（Ｃ） 第９図（ａ）　　　　　　　　Ｂ ｉｉ　　　　ｉｉ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）断面筒状にフレーム構成したリテーナＲに濾布Ｆ
   を嵌挿支持し、このバッグフィルタＢの多数本をセルプ
   レート６に吊設し、当該フィルタ列の直上部に逆洗空気
   のブローチューブ１４を配管してなるバッグフィルタ集
   塵機において、前記リテーナＲの対峙する位置の一方の
   リテーナ幅Ｍを比較的狭く形成し、その他方のリテーナ
   幅Ｎを比較的広く形成し、前記ブローチューブ１４をリ
   テーナ幅Ｎの比較的広いフィルタ列に直交状に配管して
   構成したことを特徴とするバッグフィルタ集塵機。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載のバッグフィルタ集
   塵機において、リテーナＲの対峙する位置の一方の面形
   態を平行面１ａ、２ａ、４ａでリテーナ幅Ｍが比較的狭
   く、その他方を円弧面１ｂ、２ｂ、４ｂでリテーナ幅Ｎ
   が比較的広い断面略小判形状のリテーナＲとしてなるバ
   ッグフィルタ集塵機。
3. （３）特許請求の範囲第１項に記載のバッグフィルタ集
   塵機において、リテーナＲの対峙する位置の一方の面形
   態を比較的大径の円弧面１ａ、２ａ、４ａでリテーナ幅
   Ｍが比較的狭く、その他方を比較的小径の円弧面１ｂ、
   ２ｂ、４ｂでリテーナ幅Ｎが比較的広い断面略楕円形状
   のリテーナＲとしてなるバッグフィルタ集塵機。
4. （４）特許請求の範囲第１項に記載のバッグフィルタ集
   塵機において、リテーナＲの対峙する位置の一方の面形
   態を平行面１ａ、２ａ、４ａでリテーナ幅Ｍが比較的狭
   く、その他方を山形面１ｂ、２ｂ、４ｂでリテーナ幅Ｎ
   が比較的広い断面略角形小判形状のリテーナＲとしてな
   るバッグフィルタ集塵機。
5. （５）特許請求の範囲第１項に記載のバッグフィルタ集
   塵機において、リテーナＲの対峙する位置の一方の面形
   態を比較的幅の広い平行面１ａ、２ａ、４ａでリテーナ
   幅Ｍが比較的狭く、その他方を比較的幅の狭い平行面１
   ｂ、２ｂ、４ｂでリテーナ幅Ｎが比較的広い断面略矩形
   形状のリテーナＲとしてなるバッグフィルタ集塵機。