JPS639299Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として椅子に座つて人体のふくらは
ぎや足の裏などにバイブレーシヨンマツサージを
施す脚部バイブレーシヨンマツサージ器の改良に
関するものである。

従来のこの種マツサージ器は支持脚上にバイブ
レーターを内蔵したパツトが水平状態に固定され
ていた。従つて、ふくらはぎ部分にマツサージを
施すためには足を前方へ水平になげ出さなければ
ならず、また足の裏にマツサージを施す時は、ひ
ざを上にあげて脚を山形に折り曲げないと足の裏
をパツト上面に当接することができないなど、椅
子に座つてマツサージを受ける際の姿勢に無理が
あり、これは本来リラツクスした精神状態でマツ
サージを施し、身体のこりをほぐし健康の維持増
進に役立たせようとするマツサージ器においては
好ましくない欠点である。そこで本考案はこれら
の欠点を解消し、楽な姿勢でマツサージを施し得
るようになしたものである。以下本考案の実施例
を示す図面について説明する。

１は側面鈎形をした支持脚であつて、この支持
脚１は水平脚部分２と、該水平脚部分２から斜め
上方へ30度の角度で傾斜し、水平脚部分よりも少
し長く形成された傾斜脚部分３とによつて側面鈎
形に形成されている。４は周知の偏心回転分銅方
式のバイイブレーター５を内蔵しているパツトで
あつて、このパツト４の下面の上方側端部に突設
された取付け具６によつて該パツトを前記支持脚
１の傾斜脚部分３の上端部に可回動に軸７で支持
し、パツト４の下面の下方側端部には前記傾斜脚
部３に着脱可能のクリツプ８を設けてなるを特徴
とするものである。

本考案はこのような構成としたので、第３図に
示す如く、脚のふくらはぎ部分にバイブレーシヨ
ンマツサージを施す時、マツサージ椅子１１に座
り、足を斜め前方へ投げ出した楽な姿勢でパツト
上面にふくらはぎ部分を当接し、該ふくらはぎに
バイブレーシヨンマツサージを施すことができ
る。このような状態でマツサージをすると、身体
の背はマツサージ椅子の背もたれ部から離れるこ
となく背中全体が背もたれ部と接触している状態
を維持できることから、脚部のマツサージと同時
にマツサージ椅子によつて背中にもマツサージを
施す場合においてかかる利用態様はマツサージ効
果上、極めて好ましい。又足の裏にバイブレーシ
ヨンマツサージを施す時は、第４図に示す如く水
平脚部分２を垂直に立設せしめることによつて足
を斜め前方へ少し折り曲げた極めて自然で楽な姿
勢でもつて足の裏がパツト上面に当接し、足の裏
にバイブレーシヨンマツサージを施すことができ
る。

更にクリツプ８で挾持されている傾斜脚部分３
の挾持を外すと、第５図に示すように、低い高さ
の水平状態にパツト４をセツトすることができる
から、このような状態においても図示省略したが
足の裏や、寝ころんだ状態で脚のふくらはぎなど
にバイブレーシヨンマツサージを施すこともでき
る。更に第５図に示すような状態にして梱包すれ
ば嵩張らず輸送、保管に便利である。

尚支持脚１にすべり止め管９を、また取付け具
６が付設されている側のパツト４の側面から下面
にかけて、ゴム管の弾性体１０を取付けておく
と、第３図及び第４図のような使用態様において
はマツサージ器の滑りを防ぐと共にパツトの汚れ
を阻止できるので好ましい。

本考案はこのように支持脚の接地面部分を変え
るという簡単な手段によつてマツサージ効果上好
ましいリラツクスした姿勢でマツサージを施すこ
とのできる従来品に比して格別至便な効果を発揮
する構成簡単な脚部バイブレーシヨンマツサージ
器を提供したものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第１図は側面図、第２図は背面図、第３図乃
至第５図は使用態様を示した側面図である。 １……支持脚、２……水平脚部分、３……傾斜
脚部分、４……パツト、５……バイブレーター、
６……取付け具、７……軸、８……クリツプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水平脚部分と該水平脚部分から斜め上方へ30度
   の角度で傾斜し水平脚部分よりも少し長く形成さ
   れた傾斜脚部分とによつて側面鈎形の支持脚を形
   成し、該支持脚の前記傾斜脚部分上に内部にバイ
   ブレーターを内蔵したパツトを載置し、該パツト
   下面の上方側端部に付設の取付け具によつてパツ
   トを傾斜脚部の上端部に可回動に枢支し、パツト
   下面の下方側端部に前記傾斜脚部に着脱可能のク
   リツプを設けてなるを特徴とする脚部バイブレー
   シヨンマツサージ器。