JPS6392470A - 印写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ノンインパクト印写装置に関し、更に詳しく
は、熱と磁気の作用により、熱可塑性磁気インクを被転
写媒体に転写させ、文字１画像を得る印写装置に係る。

〔従来の技術〕

小型、低価格のノンインパクト印写装置として、磁気イ
ンクを用いたものが多く発案されている。

例えば、特開昭５２−９６５４１にある装置は、溶融熱
転写方法のインクに磁気インクを用い、熱供給手段とは
別に設けられた磁気手段によって、熱像に照応する該イ
ンクｖｃ磁気吸引力を作用させ転写させるものである。

すなわち、第４図に示す如く、サーマルベンド４０１−
インク媒体４０２−被転写紙４０５−１ｔ８石４０６の
順に設置し、インク媒体の熱可塑性磁気インク４０４は
サーマルヘツドによるベースフィルム４０３面よりの熱
印字加時（ヘッド直下）において被転写紙と接触させ、
溶融した該インクを被転写に接着させた後、インク媒体
を被転写紙から引き剥がし、インク転写させるものであ
る。すなわち、磁気吸引力によ一す、溶融したインクの
被転写紙への接触確率を高める作用、及び、インク媒体
引き剥がし時に、紙への転写率を高める作用を付加し、
表向平滑性が劣るラフベーパーにも高品位に文字、画像
全印写できるように発案されたものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前述の従来技術では、磁気手段（第４図４０６
）と熱供給手段（第４図４０１）が、インク媒体及び被
転写媒体に対して、反対側に設置されているため以下の
問題点を有する。

問題点１゜ 従来方式をシリアルプリンタに応用した場合、第５図（
ａ）に示す如く、サーマルヘッド５０１及び磁石５０４
は、相対位置を一定に保持した状態で、独立駆動する必
要がある（図中矢印が駆動方向）。

才た５０２はインク媒体、５０５は被転写媒体。

（に、磁気インクに作用する磁気力を高め、インクの転
写効率を上げるためには、磁石の形状を、第５図（ｂ）
または（Ｃ）に示す如く、先端を絞った形状（図中Ａ）
にする必要があるが、この場合には、サーマルヘッドと
磁石先端部との相対位置精度は非常に高いレベル全要求
されるため、前述の如く独立駆動させるには、非常に高
い機械精度が必要となり、プリンタハードの機構を複雑
にし、その結果コストアンプになるという問題点があっ
た。

問題点２ 更に、従来技術では、転写烙れるべき磁気インクに作用
する磁気力は、磁気からの距離に伴い急激に減少するた
め、被転写媒体が１１い場合（ハガキ等〕、転写に十分
な磁気吸引力が得られず、印字品質をおとすという問題
点があった。

そこで本発明は、このような問題点を解決するもので、
その目的と゛するところは、プリンタ機構が簡単で、か
つ、被転写媒体の厚さ、表面平滑性寺に影響さ１．るこ
とがなく、高品位な文字、画像を得ることがでさる印写
装置全提供するところにある。

〔問題を解決するだめの手段〕

本発明の印写装置は、熱可塑性磁気インクの記録部分に
熱エネルギーを印加する手段と、該インクに磁気力を発
生する手段を有し、熱エネルギー印加の制御により、該
インクの記録部分を磁気力或は／及びインクと被転写媒
体との接着力により被転写媒体へ転写させる印写装置で
あり、磁気力全発生する手段が、前記インクの記録部位
置に磁束を発生する手段１及び、該記録部位置に該手段
１と反対方向の成分分有する磁束を発生する手段２より
構成されることを特徴とする。

〔作用〕

本発明の上記の構成によれば、第５図（ａ）ｖｃ示す如
く、記録部のインク３０５位置での、Ｘ方向の磁束成分
の磁場勾配は、磁束発生手段１（３０１）と、該発生手
段１と反対方向の成分を有する磁束を発生する磁束発生
手段２（５０２）の相互作用＝　５− により、第５図（１））に示す如（、Ｘ方向に正となる
。

すなわち、記録部のインクは、Ｘ方向に移動力を受ける
。

第５図（ａ）中、磁束発生手段１及び２中の矢印は磁束
の方向を示す。

第３図（ｂ）　Ｕ　、第５図（ａ）の位ｉｘｌ、ｘｌの
位置での磁束のＸ成分の大きさを示す。

更に、第３図（ｅ）ＶＣ示す如く、記録部のインク５０
５の、磁束発生手段１及び２（、！＋０１．及び５０２
）と反対側に磁性体６０５を設置した場合、図中、ｘｌ
　＋　ｘ２　＊　ｘｌ　　位置での磁束のＸ成分は、第
５図（ｄ）に示す如くになり、第５図（、）の構成より
更に大きな移動力全作用することが可能である。

以上述べた如く、本発明の構成では、記録部のインクに
作用する力の方向が、磁束発生手段とは反対方向となり
、すなわち、従来の構成で、インクが磁束発生手段の方
向に吸引力を受けるのに対し、磁束発生手段の反対方向
に押出力を作用さ九るため、従来技術での前述の問題点
を解決できることが大＠な特徴である。

〔実施例〕

実施例１） 本実施例による印写装置の構成図を、第１図−（ａ）に
示す。磁束発生手段１（１０１）と磁束発生手段２（１
０２）は、永久磁石１（ｔｏｔａ）と永久磁石２（１０
２ａ）を用い、同極が対向する形で図の如く配置した。

永久磁石は、最大エネルギー積２５ＭＧＯθの希土類磁
石を用いた。１０５は継鉄である。熱エネルギー印加手
段として、解像度２４００Ｆ工の薄膜サーマルヘッド（
１０４）を、磁束発生手段１と磁束発生手段２の中心に
位置するように、設置した。磁気インク媒体（１０Ｇ　
）は、厚さ３μｍの２軸延伸ＰＥＴ（１０６）［、次に
示す組成の磁気インク全ホントメルト法で厚さ１０μｍ
に均一にコート（１０７）ｌ、たものを用いた。

〔磁気インク組成〕

１、　マグネタイト粉末　　　　　　　　６０ｗｔチ２
、　酸化ワックス　　　　　　　　　　　１５ｗｔ％五
　マイクロクリスタリンワックス　Ｂ　ｏ　ｗｔ％４、
　　ＥＶ、Ａ　　　　　　　　　　　　　　１０ｗｔ％
５、　カーボンブランク　　　　　　　　　Ｓｗｔ係被
転写媒体（１０Ｂ）は、ベック平滑度１秒のボンド紙（
厚さ１５０μｍ）を用い、テンションを加え、磁気イン
ク面と軽く接触する程度に設置した。

以上の要素及び構成でインク転写を行なった。

サーマルヘッドの印加エネルギー積、ＩＩＬ５ｍＪ／ｄ
ｏｔ　　トＬ、サーマルヘッドの移動速度ハ１５ｃｍ　
／　ｓｅｃとした。

印字品質の評価は、ドツト形状及び転写効率をパラメー
タとして行なった。

転写効率は、サーマルヘッドの熱素子面積分のインク（
熱素子面積×インク厚〕量に対して、被転写紙に転写し
たインク量を百分率で表わした。

結果を表１に示す。

実施例２） 本実施例による印写装置の構成図を第１図（ｂ）に示す
。

磁束発生手段１（１０１）と磁束発生手段２（１０１）
は、永久磁石ｉ　（１ｏｔａ）と永久磁石２（１０２ａ
）ｉ用い、同極が対向する形で図の如く設置した。永久
磁石は最大エネルギー積２５ＭＧＯθ　の希土類磁石を
用いた。１０３は継鉄で６る。サーマルヘッド（１０４
）及び磁気インク媒体（１０５）は実施例１と同様なも
のを用い、被転写媒体（１０Ｂ）は官製ノ１ガキ（厚さ
２３０μｍ）を用いた。被転写媒体のインク媒体に対し
て反対側に、鉄板（１０９）を図の如く設置した。

また、被転写媒体とインクとは非接触の状態になるよう
に設置した。

以上の構成で、インク転写を行なった。

サーマルヘッドの印加エネルギー及び移動速度は、実施
例１と同様とした。

結果を表１に示す。

　９　一 実施例３） 本実施例による印字装置の構成図を第２図に示す。磁束
発生手段１（２ｍｌ）、磁束発生手段２（２０２）、サ
ーマルヘッド（２０５）、磁気インク媒体（２０４ハ被
転写媒体（２０６）、鉄板（２０７）、永久磁石、継鉄
は、実施例２と同様なものを用いた。図中、２０５は、
磁束発生手段とインク媒体力セントを固定するキャリノ
ジであり、固定された鉄板及び被転写媒体に対して、図
中、左右方向に走置する。図に示される如く、被転写媒
体とインクは非接触であるため、インク転写時には従来
の熱転写方式のインク媒体引き剥がし工程は不必要であ
り、かつ双方印字が可能となった。

印字は、キャリノジの走行スピード３０　ｃｍ　／　Ｓ
ｅｃ　ｓサーマルヘッドの印加エネルギ−［１５ｍ′Ｊ
Ａｏｔ　　で行なった。

結果を表１に示す。

比較例１） 比較例による印写装置の構成図を第６図に示す。

図に示す如く、従来技術による印写方法であり、磁気ヘ
ッド６０１とサーマルヘッド６０３が磁気インク媒体６
０４と被転写媒体６０７をはさむ形で対向している。図
中６０５は引き剥がしローラーである。磁気ヘンドキャ
リソジ６０２とサーマルヘッドキャリッジ６０６は同期
をとって、固定された被転写媒体に対して、走行する。

磁気ヘッドに使用する永久磁石、及びす−マルヘソド、
及び磁気インク媒体は、実施例５と同様なものを用いた
。印字は、両キャリッジの走行スピード３０ｃｍ　／　
ｓｅｃ、サーマルヘッドの印加エネルギー［Ｌ５ｍＪ／
ａｏｔで行なった。

結果を表１に示す。

比較例２） 比較例における印写装置の構成図全第７図に示す。図に
示す如く、従来技術による一般の熱転写方法である。サ
ーマルへソド７０１、インク媒体７０２、引き剥がしロ
ーラー７０３、サーマルへンドキャリンジ７０４、被転
写媒体７０５は、比較例１と同様である。７０６はゴム
板であり、サーマルヘッドはバネ（７０７）圧によ漫、
インク媒体の被転写媒体及びゴム板への接触性を高めて
いる。印字条件は比較例１と同様であった。

結果を表１に示す。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によｎば、以下の効果を有す
る。

１、　磁束発生手段から作用される磁気力により、熱印
加手段により熱的に活性化した磁気インクが、被転写媒
体方向に押し出されるため、表向平滑性の悪い紙、ある
いは厚い紙等にも非常に高品位な文字、画像を印字でさ
る。

λ　被転写媒体に対して、磁束発生手段及び熱印加手段
を同一側に設置できるため、プリンタに応用した場合、
機構が簡単になりコスト低減が可能である。

五　インクと被転写媒体が非接触状態でも転写できるた
め、引き剥がし工程が不要となり、更に双方向印字がで
きるため、高速印字が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の印写装置の実施例を示
す図。 第２図は本発明の印写装置の実施例を示す図。 第３図（ａ）　、　（ｂ）　、　（Ｃ）　、　（ｄ、）
は本発明の印写装置の作用を説明する図。 第４図、第５図（ａ）　、　（ｂ）　、　（Ｃ）は従来
技術の説明図。 第６図、第７図は比較例の印写装置の説明図。 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　最　上　務　他１名 第２因 （ａ）　　　　　　　　　　（ｂ） 第３図 ５ρ１ （ｂ）　　　　　　　　　　（Ｃ） 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱可塑性磁気インクの記録部分に熱エネルギーを
   印加する手段と、該インクに磁気力を発生する手段を有
   し、熱エネルギー印加の制御により、該インクの記録部
   分を磁気力或は／及び該インクと被転写媒体との接着力
   により被転写媒体へ転写させる印写装置であり、該磁気
   力を発生する手段が、前記インクの記録部位置に磁束を
   発生する手段１及び、該記録部位置に該手段１と反対方
   向の成分を有する磁束を発生する手段２より構成される
   ことを特徴とする印字装置。
2. （２）磁気力を発生する手段が、互いに、反対方向の成
   分を有する磁束を発生する、３ケ以上の磁束発生手段よ
   り構成されることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載の印写装置。