JPS6391349A - 芳香族カルボン酸又はそのエステルの製造方法 - Google Patents

芳香族カルボン酸又はそのエステルの製造方法

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JPS6391349A
JPS6391349A JP23609986A JP23609986A JPS6391349A JP S6391349 A JPS6391349 A JP S6391349A JP 23609986 A JP23609986 A JP 23609986A JP 23609986 A JP23609986 A JP 23609986A JP S6391349 A JPS6391349 A JP S6391349A
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JP
Japan
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reaction
compound
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acid
aromatic
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JP23609986A
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English (en)
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Kazunori Yamataka
山高 一則
Mikio Kusuda
楠田 幹夫
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の用分野) 本発明は、ハロゲン化芳香族カルボン酸又はそのエステ
ルの新規な製造法に関する。本発明の目的化合物比る4
−C4−ハロゲン化フェニルン安息香酸又はそのエステ
ル類や4−(4−/−ログン化?エノキシ)安息香酸又
はそのエステル類は加水分解することによりヒドロキシ
力ルゼン酸を生成し、加アルコール分解することによジ
アルコキシカルボン酸を生成し、またシアノ基による置
換によりシアノカルTI?/@を生成する。これらの化
合物は耐熱性、耐薬品性に曖れた繊維や樹脂原料として
用いられる他、各種液晶化合物合成の基礎原料にも用い
られる。
(従来の技術) 従来から知られている製造法としては、例えば4−(4
−ヨードフェノキシ9安息香酸又はそのエステルについ
てはr Ivanova 、 V、M、e t、al、
Zh、Org。
Khim、1968.4(10) 1836(Rums
)J が知られている。即ち、4−ヨードジフェニルエ
ーテルにMexNCOClを反応させ、次いでケン化す
る方法である。この方法は高価な原料を用いており、工
業的に価値のある方法とはいえない。その他についても
工業的に価値のある方法はほとんど提案されていない。
(問題を解決するための手段及び作用)本発明者らは、
上記観点から鋭意研究を重ねた結果、安価なビフェニル
又はジフェニルエーテルから容易に合成できるジ臭素化
又はジヨウ紫化ピフェニル又はジフェニルエーテルを用
い、−酸化炭素でモノ力ルゼニル化してビフェニル又は
ジフェニルエーテルの2つのハロゲン基の1つをカルz
7酸又はそのエステルにすることによシ安価な、 原料
のみを用い、且つ高収率で容易に芳香族カルゼン酸又は
そのエステルを得ることができることを見出した。本発
明は以上の知見に基づくものでつ素、r1は0又は1)
で表わされる化合物を塩基性物質の存在下に一酸化炭素
と反応させて一般式=0又は1、Rは水素又はアルキル
基又は芳香族基)を得ることを特徴とする方法である。
本発明の原料として使用する臭素化又はヨウ素化ビフェ
ニル又はジフェニルエーテルは、例えば、4.4’−ジ
ブロムジフェニル、4.4’−ジブロムジフェニルエー
テル、4.4’−ジョートヒフェニル、4.4’−ジョ
ードジフエ、ニルエーテルなどであシ棟々の方法で得る
ことができる。
ヨウ素化ピフェニル又はジフェニルエーテルは。
ビフェニル又はジフェニルエーテルを酸化的にヨウ素化
すること延より容易に得ることができる。
即ち、硝酸の存在下でヨウ素化するか、又Fi酸と過酸
化水素または酸素の存在下でヨウ素化する等の方法があ
る。また臭素化ビフェニル又はジフェニルエーテルII
i、ビフェニル又ハシフェニルエーテルを低温下に臭素
と反応させることによりg易に得られる。これらの方法
ではパラ置換ハロゲン化物を有利に製造することが可能
である。
本発明のカルボニル化反応は、ヨウ素化物も臭素化物も
一般的には遷移金属又はその化合物を含有した触媒系の
存在下で行なわれ、一般的にはヨウ素化物のカルボニル
化反応の方が反応条件を相当温和にすることが可能であ
る。更には、臭素化物の場合は、触媒を用いないと反応
は進行しない。
一方、ヨウ素化物の場合は、反応条件を選択すれば無触
媒系でも十分反応が進行する。その意味で。
出厚原料としてヨウ素化物を用いた方が好ましいと言え
る。
触媒系での反応の場合に用いられる遷移金属としては、
一般にカル2ニル化反応に活性なものが用いられ、■、
■族の遷移金属、例えばパラジウム、白金、ニッケル、
コノマルト、鉄、マンガン等が挙げられるが、収率の点
から好ましくはパラジウム、ニッケル、コバルト、鉄が
用いられる。これらの遷移金属は、これら自身か、これ
らのハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、有機酸塩等を用い
ることが出来る。また、これら遷移金属化合物は、−酸
化炭素の錯体、トリフェニルホスフィン等のホスフィン
類の錯体として用いることも出来る。
遷移金属化合物の便用電は反応させるヨウ素化ジフェニ
ル又は臭素化ジフェニルの0.O1〜10モル係であれ
ば良い。
用いられる塩基性物質は、有機塩基、無機塩基どちらも
用いることが出来、反応で生成するヨウ化水素等を捕捉
出来るものであれば良(、例えば、脂肪族アミン、芳香
族アミン、水酸化第四級アンモニウム、アルカリ金属及
びアルカリ土類金属のアルコラード、アルカリ金属及び
アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、芳
香族又は脂肪族カルぎン酸とアルカリ金属又はアルカリ
土類金属との塩等が挙げられる。好ましくは脂肪族アミ
ン、水酸化第4級アンモニウム、アルカリ金属水酸化物
、アルカリ金属炭酸塩生成物のアルカリ金属塩を用いる
ことができる。使用量は、特忙限定されるものではない
が、好ましくは、塩基が芳香族ハロゲン化物に対して0
.2〜10当菫、さらに好ましく #i0.4〜3当量
の範囲である。
カルボニル化反応を水の存在下で行なえば対応するカル
ぎン酸が生成しアルコールの存在下で行なえば対応する
カルゼン酸エステルが生成する。
水の存在下に行なう場合、水が単独で用いられるか又は
水を含有する溶媒系として用いられる。
溶剤としては、原料であるヨウ素化ジフェニル又は臭素
化ジフェニルを溶解する溶媒又は水との両方に溶解性の
ある溶媒を用いることができる。例えばメタノール、エ
タノール、プロノぐノール等の脂肪族フルコール、ベン
ジンアルコール、フェノール、2.6−キシレノール等
の芳香性アルコール類、ヘキサン、オクタン、ベンゼン
、トルエン等の炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシP等の極性溶媒、ジオキサン等のエーテ
ル類等がある。また、塩基性物質として用いる脂肪族ア
ミン、芳香族アミンを用いることもできる。
反応に用いる水の使用量は水単独で用いる場合。
ヨウ素化ジフェニル又は臭素化ジフェニルに対して少な
くとも172当量以上用いる必要がある。溶媒として量
を多く用いることはもちろん差し支えはない。水を含有
する溶媒系として用いた場合も水単独の場合と同様の量
を用いることが必要であシ、他の溶媒系と混合すること
Kよシ、反応系を均一にする等の効果が期待できる。
アルコールの存在下で反応を行なう場合、用いられるア
ルコールは目的とするエステルに応じて使用することが
できる。例えは、脂肪族アルコールとしてはメタノール
、エタノール、プロパツール、インブタノール、オクタ
ツール等を、芳香族7”’=/’としてtfプロパツー
ルベンジンアルコール、フェニルフェノール、フェノキ
シフェノール、アルキル置侠フェノール、ナフトール等
を挙げることができる。また、アルコールは必ずしもm
個アルコールでなくてもよい。
カルボニル化反応で用いられる一酸化炭素は純−酸化炭
素でもよいし、窒素、アルゴン、ヘリウム、低級炭化水
素などの反応に悪影響を及ぼさない他のガスで希釈され
たものであってもよい。−酸化炭素は分圧でo、 i〜
300す/−1好ましくは1〜200Kp/、iの範囲
で使用される。圧力が低すぎると反応速度が遅くなシ、
収率も低下する。圧力が高過ぎると副反応が増えてくる
カルボニル化反応の行なわれる反応温度は、触媒を用い
た場合と、触媒を用いない場合とで若干相違がある。
触媒を用いた反応系では、反応温度は、50〜300℃
の範囲が好ましく、特にFiloo 〜250℃である
。温度が低いと反応速度が遅く、高いと副反応が多くな
る。
触媒を用いない反応系では、反応は、150’C以上の
温度で実施されることが好ましい。より好ましくFii
ao℃以上400℃以下の温度で実施される。150℃
より低い温度では1反応速度が遅く実用的でなく、また
400℃以上では副反応が増大して、目的とする芳香族
カルゼン酸の収率が低下してくる。
カルlニル化反応を制御せずに反応が終了するまで行な
うと、ビフェニル又はジフェニルエーテルの2個のハロ
ゲン置換基が両方ともカルlニル化される。従って、反
応を途中で制御することが必要である。即ち、モノカル
ボニル化物を有利に得るためには1反応を途中で止める
ことが必要であり、原料のジハロゲン化物の転化率を9
04以下に抑えることが好ましい。更に好ましくは70
嗟以下に抑えることである。
カルぎニル化反応後の生成物の分離は再結晶によシ各易
に行なうことが可能である。
次に、ジヨウ素化物を無触媒系で反応させることの有利
さについて述べる。例えばカルゼン酸を得る場合には、
塩基として、生成してくる芳香族カルゼン酸と同じ骨格
を有する芳香族カルゲン酸のアルカリ金属塩を用いた場
合の反応を芳香族モノヨウダイトの場合について例示す
れば、次のような反応式(1)で表わされる。
ArI +CO+H20+ArC00M→2 ArC0
OH+ MI      (1)(式中、Arは芳香族
基を衣わし、Mはアルカリ金属原子を表わす。) この場合は、副生するのがアルカリ金属ヨウ化物であり
、これは水に易溶であるが芳香族カルゲン酸は一般的に
固体であって水に易溶ではないので、反応生成物を水洗
することによってヨウ化水素と塩基との塩は除去される
。もちろん塩基を過別置用いた場合は、生成する芳香族
カルボン酸もその塩基と塩を形成している場合があるが
、その場合は鉱酸水溶液で処理することKよって、芳香
族カルボン酸を固体として分離することは容易である。
例えばカルゼン酸アリールエステルを得る場合には、芳
香族モノヨーダイトと芳香族モノヒドロキシ化合物のア
ルカリ金属塩との反応の場合について例示すれば、次の
ような反応式で表わされる。
Ar I + Co + Ar’ OM→Ar−C−0
−Ar’+M1 1! (式中、ArおよびAr’は芳香族基を表わし、Mはア
ルカリ金属原子を表わす。) この場合もアルカリ金網ヨウ化物のみが副生する。他の
触媒成分を何も含んでいないことと、副生するのが無機
物の簡単な塩であることから、目的とする芳香族カルゼ
ン酸アリールエステルを分離することは非常だ容易であ
る。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 4.4′−ショートジフェニルエーテル6.33,9.
  トリブチルアミン6.66.9.塩化/クラツクA
0.18.li+。
トリフェニルホスフィン0.39p、水12,9.テト
ラヒドロフラン55−′を攪拌機付きの100−ステン
レス製オートクレーブに入れ、オートクレーブの内部を
一酸化炭素で置換した後、−酸化炭素25す/−を圧入
した。攪拌下に125℃で12分間反応させた後、急冷
して反応を停止した。
反応終了後、未反応の一酸化炭素をパージした後、反応
液を取シ出しガスクロマトグラフィー及び液体クロマト
グラフィーで分析した。その結果、4.4′−ショート
ジフェニルエーテルの転化率は824であり、4−(4
−ヨードフェノキシ)安息香酸の選択率Fi65%であ
り、1.1′−ジフェニルエーテル−4,4′−ジカル
メン酸の選択率が30係であった。
実施例2 実施例1において、反応時間を12分間から9分間にし
た以外は実施例1と同様にして反応を行なった。その結
果、4.4’−ショートジフェニルエーテルの転化率は
63憾であり、4−(4−ヨードフェノキシ)安息香酸
の選択率は81係であり、1.1′−ジフェニルエーテ
ル−4,4′−ジカルlン酸の選択率は12%であった
実施例3 4.4′−ジブロムビフェニル15.69、n −)リ
プチルアミン13.99、塩化コバルト0.01.)リ
フェニルホスフィン0.409、フェノールs o y
全仕込み、−酸化炭素圧力30に2/−1温度150℃
で300分間反応せた。その結果、 4.4’−ブロム
ビフェニルの転化率は30%であp、4−(4−ブロム
フェニル)安息香酸の選択率は89憾であった。
実施例4 4.4′−ショートビフェニル6、11!、トリブチル
アミン6.7g、塩化パラジウム0.18g、トリフェ
ニルホスフィン0.39,9.水12g、テトラヒドロ
フランssgを仕込み、−酸化炭素圧力25M−97c
d、温度115℃で10分間攪拌下に反応させた。その
結果、4.4′−ショートビフェニルの転化率は69優
であシ、4,4′−ビフェニルジカルz7酸の選択率が
25%、4−(4−ヨードフェニル)安息香酸の選択率
が70係であった。
実施例5 4.4′−ショートジフェニルエーテル42.2.!7
.n−トリブチルアミン20.2,9.ニッケルアセチ
ルアセトネートo、s1g、  トリフェニルホスフィ
ン1.57g、ベンジルアルコール16.2.9を仕込
み、−i化炭素圧力30Ki//cm、温度130℃で
1時間反応させた。その結果、4.4′−ショートジフ
ェニルエーテルの転化率63%、4−(4−ヨードフェ
ノキシ)安息香酸の選択率は75%であった。
実施例6 4.41−ショートビフェニル13.5,9,4.4’
−ビフェニルジカルlン酸ナトリウム19.li+、水
35!!を仕込み、−酸化炭素圧力100KjiL/m
、諷度250℃で15分間攪拌下に反応させた。その結
果、4.4′−ショートピフェニルの転化率は48%で
あり、4−(4−ヨードフェニル)安息香酸の選択率は
BB係であった。
実施例7 4.41−ショートジフェニルエーテル14.j、?、
  トリーn−ブチルアミン13g、水35gを仕込み
、−酸化炭素圧力10 o1cy7’i、温度250℃
で20分間攪拌下に反応させた。その結果、4.41−
ショートジフェニルエーテルの転化率は57%であり、
4−(4−ヨードフェノキシ)安息香酸の選択率は83
優であった。
実施例8 4.4′−ショートジフェニルエーテル10.6#、ナ
トリウムフェノキシド7g、トルエン3o、9を仕込み
、−酸化炭素圧力をsly/−にし、温度200℃で攪
拌下に15分反応させた。その結果、4.4′−ジヨー
ドジフエニルエーテルの転化率は38%でるp、4−(
4−ヨードフェノキシ)安息香酸フェニルエステルの選
択率が87チであった。
実施例9 4.4′−ジョーPビフェニル20.3g、ナトリウム
−2,6−シメチルフエノキシド9.lil、)ルエン
301を仕込み、−酸化炭素圧力を50に7/−にし、
温度200℃で攪拌下VC30分反応させた。その結果
、4.4′−ショートピフェニルの転化率は69憾であ
り、4−(4−ヨードフェニル)安息香酸2.6−シメ
チルフエニルエステルの選択率ハフ8係であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式(1)で表わされる化合物を塩基性化合
    物の存在下に一酸化炭素と反応させて下記一般式(2)
    で表わされる芳香族カルボン酸又はそのエステルを製造
    する方法 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ・・・(2) 但し、Xは臭素又はヨウ素、Rは水素、アルキル基又は
    芳香族基、nは1又は0である。 2、転化率を90%以下に抑える特許請求の範囲第1項
    記載の方法 3、Xがヨウ素であり、触媒を使用せずに反応させる特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載の方法
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