JPS6391016A - ゲルマニウム含有しいたけの製造方法 - Google Patents

ゲルマニウム含有しいたけの製造方法

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JPS6391016A
JPS6391016A JP61236018A JP23601886A JPS6391016A JP S6391016 A JPS6391016 A JP S6391016A JP 61236018 A JP61236018 A JP 61236018A JP 23601886 A JP23601886 A JP 23601886A JP S6391016 A JPS6391016 A JP S6391016A
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JP
Japan
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shiitake
germanium
shiitake mushrooms
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water
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JP61236018A
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Inventor
柚木 哲
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高濃度のゲルマニウムを含有するしいたけ(
椎茸)の製造方法に関し、人体の保健に有用なゲルマニ
ウム成分を多量に含有するしいたけを極めて簡便且つ効
果的に製造する新規な方法に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
しいたけは、インターフェロン誘導物質やその他多くの
保健効果物質を含有する健康食品として有用な食料であ
って、近年、大々的に人工栽培されるようになった。一
般に、しいたけの栽培は、はだ木にしいたけの菌を接種
して、これをしいたけの成育環境条件下において成長さ
せるものであるが1通常、はだ木として、しいの木、な
らの木。
栗の木やくぬぎの木などが用いられ、栽培用培地として
は、それらの生木を適度に自然乾燥して提供される。は
だ木に接種されたしいたけ菌糸は。
木材培地内で生育する際に、各種の酵素を分泌し。
その生触媒作用によって木材成分を化学的に分解して生
育に必要な成分を生成させ、これを摂取しながら成長す
ることが知られている。そのような酵素触媒作用による
化学反応は、木材の乾燥によって形成された木材細胞間
の空隙部に存在する空気と細胞内水分の存在によって好
適に進行し、培地をそのような水分条件に保持すること
によって最も活発な菌糸の発育が得られる。かかる成育
好適条件のはだ水中の水分含有量は、その樹種や大きさ
によって多少変化するが1通常、はだ水重量に基づいて
35〜40重量%の範囲であり、生木を自然乾燥して約
13重量%前後を乾燥軽減した程度の乾燥度のものであ
る。この程度の乾燥度の場合に。
木材細胞の間隙に存在する遊離水は蒸発して気孔化し、
細胞内の水分(細胞水分)は残留していて、しいたけ菌
糸を発育させるのに好適なほだ木の培地条件が形成され
ているようである。この含有水分量が著しく過剰になり
、あるいは不足すると。
しいたけの発育が停止したり枯死するので、水分の管理
は、温度管理と共に極めて重要である。
一方、ゲルマニウム(Ge)は、人の健康に有用な成分
として、近年注目されるようになった。しかし、しいた
け中には、ゲルマニウムは実質的に含有されていない。
朝鮮人参や明日菜には、 Ge成分が含まれていること
が知られているが、その量は、せいぜい−桁ppm程度
であって、人体への保健の貢献度は極めて小さい。
本発明者は1本来、Ge成分を含まないしいたけの栽培
において、特定のゲルマニウム化合物を培地に含ませる
ことにより、培地から発生するしいたけ子実体に高濃度
のゲルマニウムを含有させることができることを見出し
た。
従って、本発明の目的は、保健物質として有用なゲルマ
ニウム成分を高度に含有する子実体から成る健康食品と
して優れたしいたけを提供するにある。また、他の目的
は、そのようなしいたけを容易且つ効果的に製造する新
規方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、しいたけ菌糸を培養する培地に、ビス−β−
エチルカルボン酸ゲルマニウムセスキオキシドを含浸さ
せ、該培地から発生するしいたけ菌糸を培養し、成長さ
せることを特徴とする高濃度のゲルマニウム含有しいた
けの製造方法を提供するものである。
本発明の方法において、しいたけ菌糸を培養する培地は
、前記のように、通常、しいの木やならの木等の生木を
適度に自然乾燥させたものが好適に使用される。本発明
の方法においては、そのような乾燥はだ木に、例えば、
ドリルを用いて、約30am間隔に穴をあけ、これにビ
ス−β−エチルカルボン酸ゲルマニウムセスキオキシド
の水溶液を注入し、自然にほだ水中へ浸透させるような
含浸方法が好都合に採用される。ドリルで軸方向にあけ
られる穴は、通常、径が12〜15nnφ程度の大きさ
で、その深さは、はだ木の半径より深く1通常。
直径の60〜70%程度まで深くあけられる。Ge化合
物水溶液は、成育しいたけ中の所望ゲルマニウム含有量
に応じてその濃度が選択されるが、健康食品としての実
用性を考慮するとき、1000〜5000ppmの範囲
、好ましくは2000〜4000ppmが採用され、そ
の化合物水溶液は、一般に、上記のそれぞれの穴に充満
するように注入される。その水溶液は、水分が30重量
%以下に乾燥されたほだ木においては、気孔の毛細g現
象によって、通常、その穴の周囲約451に浸透するの
で、かかる処置によりGe化合物はほだ本培地全体に浸
透し、はぼ均一な含浸状態が得られる。
はだ水中へのGe化合物の含浸は、しいたけの種菌を接
種する前に行ってもよいが、子実体が発生する前が特に
効果的である。種菌を培地に接種して子実体発生するま
で、通常5力月ないし15力月を要するが、含浸作業効
果を高度に発揮させるには、菌糸が子実体に分化し、発
生する前の約45〜60日の間に適用することが好まし
く、望ましくは二日〜数日間隔で二回ないし四回含浸さ
せる。
本発明は、しいたけを成育させるほだ水環地中に、ビス
−β−エチルカルボン酸ゲルマニウムセスキオキシドを
含有させるとき、Ge成分を多量に含んだしいたけを製
造し得ることを見出したことに基づくものである6 本発明の方法においては、培地に含浸、含有させるゲル
マニウム化合物の量をコントロールすることにより、得
られるしいたけ中のゲルマニウム含量を調製することが
できるが、得られる生しいたけは、通常、例えば、健康
食品として好適と思われる500〜3000ρpan程
度のGe含有量の食料として提供される。
〔実施例〕
次に、実施例により1本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 適度に自然乾燥した直径約8〜10■のならのほだ木に
、常法に従って、しいたけ種菌を接種し。
湿度80〜60%、温度約25℃の雰囲気条件に保って
培養した。150日後に、子実体の発生が見られた。
このほだ木に、あらかじめ301間隔に穿けた直径約1
3m、深さ約60rmの各穴に、ビス−β−エチルカル
ボン酸ゲルマニウムセスキオキシドの2gをIQの水に
溶かした水溶液(2000pp+*)を注入、充満させ
、木栓をしてほだ水中に含浸させた。5日後に、同様に
操作して、二回目の含浸を行なった。
このようにして成育させ、得られたしいたけを分析した
ところ、ゲルマニウム元素(Ge)の含有量として、約
1300ppL1が測定された。
実施例2 はだ木に含浸させるGa化合物の水溶液として、400
0ppmの濃度のものを用いたほかは、実施例1と同様
にして、しいたけを培養育成した。ただし、該水溶液を
しいたけの子実体の発生前に、−回だけ含浸処理したも
の及び3日間隔で四回含浸処理したものそれぞれについ
てしいたけを育成した。
得られたそれぞれのしいたけを分析した結果、ゲルマニ
ウム(元素)含有量は、−回注入のものは、約1200
ppmで、四回の場合には、約2600ppmであった
実施例3 ビス−β−エチルカルボン酸ゲルマニウムセスキオキシ
ドの1000ppn+水溶液を用いて、三回注入したほ
かは上記実施例と同様に操作して、しいたけを育成、製
造した。得られた生しいたけの含有ゲルマニウム量は、
約700pp11であった。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、はだ水中の特定Ge成分が、好
都合にしいたけ子実体中に取り込まれ、その組織中に保
有されて、所望量のGeを含んだしいたけを容易に製造
することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、しいたけ菌糸を培養する培地に、ビス−β−エチル
    カルボン酸ゲルマニウムセスキオキシドを含浸させ、該
    培地から発生するしいたけ菌糸を培養し、成育させるこ
    とを特徴とする高濃度のゲルマニウム含有しいたけの製
    造方法。 2、培地に含浸させるビス−β−エチルカルボン酸ゲル
    マニウムセスキオキシドを水に溶解し て行う特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP61236018A 1986-10-03 1986-10-03 ゲルマニウム含有しいたけの製造方法 Pending JPS6391016A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02154620A (ja) * 1988-12-05 1990-06-14 Tsurumi Soda Kk キノコの栽培方法
JPH02182116A (ja) * 1989-01-04 1990-07-16 Koji Okada 茸の製造法
JPH05252829A (ja) * 1992-03-13 1993-10-05 Nisshoku Corp ゲルマニウムを含有したキノコの栽培方法
JP2009055792A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Yoshiaki Kinoshita 含ゲルマニウムきのこの栽培方法

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JP4559457B2 (ja) * 2007-08-29 2010-10-06 義明 木下 含ゲルマニウムきのこの栽培方法

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