JPS6389523A - 常温乾燥型塗料用アルキド樹脂 - Google Patents

常温乾燥型塗料用アルキド樹脂

Info

Publication number
JPS6389523A
JPS6389523A JP23373486A JP23373486A JPS6389523A JP S6389523 A JPS6389523 A JP S6389523A JP 23373486 A JP23373486 A JP 23373486A JP 23373486 A JP23373486 A JP 23373486A JP S6389523 A JPS6389523 A JP S6389523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fatty acid
alkyd resin
modified alkyd
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23373486A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Kato
加藤 晃平
Makio Shibata
柴田 槙男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Toryo KK
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Toryo KK filed Critical Dai Nippon Toryo KK
Priority to JP23373486A priority Critical patent/JPS6389523A/ja
Publication of JPS6389523A publication Critical patent/JPS6389523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、タレ、ハジキ等がなく、またエッヂカバーの
良好なる常温乾燥型塗料用アルキド樹脂に関するもので
ある。
〈従来の技術及びその問題点〉 油又はその脂肪酸変性アルキド樹脂(以下単に油変性ア
ルキド樹脂という)は、多塩基酸と多価アルコールと油
又はその脂肪酸とから一般に調製され、油長35〜70
%の油変性アルキド樹脂は、コバルト系、マンガン系、
鉛系等のドライヤーの存在下で、常温で酸化硬化し得る
ため、常温乾燥型塗料用樹脂として広く使用されている
ところで油長35〜70%の油変性アルキド樹脂を使用
した塗料、すなわち常温乾燥型油変性アルキド樹脂塗料
は塗装工程を短縮させるため、1回塗りで仕上げる厚膜
化可能なものが望まれている。しかしながら、1回塗り
で厚膜塗装すると、塗膜がりしたり、ハジキが生じたり
するため通常や月中に、水添ヒマシ油、有機ベントナイ
ト、金属石けん等のタレ止め剤が添加されている。しか
しながら、タレ止め剤を添加すると、タレやハジキがあ
る程度防止出来るものの、得られる塗膜の光沢低下が生
じ、また耐水性も悪くなる等の問題点があった。
本発明者等は、以上の如き現状に鑑み、前記問題点を解
決すべく鋭意検討した結果、得られる塗膜の光沢低下、
耐水性低下が生じることなく、かつタレやハジキが防止
出来る油変性アルキド樹脂を開発し、本発明に到ったも
のである。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、タレ止め剤として使用されている水添ヒマシ
油又はその脂肪酸を油変性アルキド樹脂の構成成分であ
る油又はその脂肪酸成分の一成分とすることにより得ら
れた油変性アルキド樹脂を主成分とした油変性アルキド
樹脂塗料は予想外にもタレ、ハジキ等のない塗膜が得ら
れ、かつ単に水トタヒマシ油を塗料中に添加した場合の
前記問題点が解消出来ることを見出したものである。
すなわち本発明は、油長35〜70%の油変性アルキド
樹脂において油又はその脂肪酸成分の一成分として氷温
ヒマシ油又はその脂肪酸を0.5〜5重量%含有せしめ
たことを特徴とする常温乾燥型塗料用アルキド樹脂に関
するものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明における油変性アルキド樹脂の製造は、通常のエ
ステル交換法、脂肪酸法等で行なわれる。
前者の方法は、例えば油又はその脂肪酸成分と当量以上
の多価アルコールをエステル交換触媒の存在下で約20
0〜260℃で約0.5〜3時間反応後多塩基酸、残り
の多価アルコール及び必要に応じフェノール樹脂等の変
性成分を加え、約180〜240℃で反応を終点まで行
なう。
後者の方法は、例えば油又はその脂肪酸成分、多価アル
コール、多塩基酸及び必要に応じて変性成分を180〜
271O℃で反応を終点まで行なう。
本発明の油変性アルキド樹脂の油長は35〜70%であ
る。油長が35%未満では、得られる塗膜はドライヤー
存在下で指触乾燥性は速くなる傾向を示すが、酸化重合
反応による塗膜の架橋密度が小さいため、耐溶剤性、耐
アルカリ性等が劣る傾向にある。一方油長が70%を越
えるとアルキド樹脂の分子量が大きくならず、得られる
塗膜は指触乾燥が遅く、さらに耐水性、耐薬品性、耐汚
染性等が劣るので、いずれも好ましくない。
本発明の油変性アルキド樹脂の構成成分である油又はそ
の脂肪酸としてはアマニ油、桐油、脱水ヒマシ油、サフ
ラワー油、ヒマワリ油、大豆油及びそれ等の脂肪酸、ト
ール油脂肪酸あるいは、これらの混合物が代表的なもの
として挙げられ、本発明では、これらに、さらに水添ヒ
マシ油又はその脂肪酸を全体の油又は脂肪酸成分中に0
.5〜5重量%含有せしめたものである。水添ヒマシ油
又はその脂肪酸の量が0.5重量%未満では、タレ、ハ
ジキ等の防止効果が十分発揮されず、またエッヂカバー
性も悪くなる。逆に、水添ヒマシ油又はその脂肪酸の量
が5重9%を越えると、得られる塗膜の平滑性が悪く、
さらに密着性、乾燥性も悪くなるので、いずれも好まし
くない。
本発明の油変性アルキド樹脂の構成成分である多価アル
コールとしてはエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール
、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、
グリセリン、ペンクエリスリトール、トリメチロールプ
ロパン、トリメチロールエタンあるいはこれらの2種以
上の混合物が代表的なものとして挙げられる。
本発明の油変性アルキド樹脂の構成成分である多塩基酸
としてはフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テト
ラヒドロフタル酸、トリメリット酸、マレイン酸、コハ
ク酸、アジピン酸、セバンン酸あるいはこれら酸の無水
物あるいはこれらの2種以上の混合物が代表的なものと
して挙げられる。
さらに必要に応じて用いられるその地変性成分としては
安息香酸、ターシャリブチル安息香酸等の一塩基酸、フ
ェノール樹脂、ケトン樹脂、エポキシ樹脂などが用いら
れる。本発明の油変性アルキド樹脂はキジロールで固形
分60重量%に希釈した時のガードナー法で測定した粘
度が0.5〜15ポアズ(25℃)のものが適当である
本発明の油変性アルキド樹脂は、有機溶剤、さらに必要
に応じ各種顔料、各種添加剤を配合することにより塗料
化される。
有機溶剤としては、キシレン、トルエン等の芳香族炭化
水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン類、アセト酢酸エチル、アセト酢酸ブ
チル、アセチルアセトン等のケト・エノール型互変異性
化合物、ジアセトンアルコール、ジオキサン、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノフチルエー
テルアセテート、ミネラルスピリットなどが例示される
顔料としては酸化チタン、亜鉛華、群青、カーボンブラ
ック等の着色顔料、各種体質顔料、各種防錆顔料が挙げ
られる。
添加剤としてはコバルト、マンガン、ジルコニウム、カ
ルシウム、鉛、亜鉛などの金属頌のナフチネート又はオ
クタネート類等の酸化重合反応促進触媒(ドライヤー)
、増粘剤、安定剤、顔料分散剤、紫外線吸収剤等の各種
添加剤が必要に応じ使用される。
本発明の油変性アルキド樹脂は以上の如き成分を通常の
割合に配合することにより塗料化され、得られた塗料は
スプレー、はけ、ローラー浸漬等の手段により約30〜
200μの膜厚に塗装される。なお、乾燥は常温で行な
うが、100℃以下の温度にて強制乾燥させることも可
能である。
〈発明の効果〉 本発明は、以上説明した通り、従来塗料中に添加剤とし
て配合していたタレ止め剤としての水添ヒマシ油又はそ
の脂肪酸を、油変性アルキド樹脂の構成成分である油又
はその脂肪酸の一部として使用しているため得られた塗
膜の光沢低下、耐水性低下環の欠点が生じることなく、
かつタレ止め剤としての本来の機能であるタレやハジキ
が防止出来、またエッヂカバーの良好な塗膜が得られる
さらに、あらかじめ水添ヒマシ油又はその脂肪酸を油変
性アルキド樹脂の反応構成成分として使用しているため
、従来法の如<塗料化する際わざわざタレ止め剤を別途
添加する等の塗料調製上の煩わしさが緩和出来るという
特徴もある。
以下本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。なお
、実施例中「部」、「%」は重量基準である。
実施例1 四ツロフラスコに、大豆63部、水添ヒマシ油0.5部
、ペンタエリスリトール9.8R,ナフテン酸リチウム
0.05部を仕込み、攪拌しながら、窒素還流下で24
0℃まで昇温させながら2時間加熱し、さらに240℃
に保ったまま約1時間反応させた。冷却後、ペンタエリ
スリトール3.1部、無水フタルr’、225.7部を
添加し脱水させながら再加熱し、220℃まで昇温させ
、酸価が12になった時点で冷却し、ミネラルターペン
67部にて希釈し、油変性アルキド樹脂ワニスを調製し
た。
実施例2及び比較例1〜2 実施例1と同様にして第1表に示す成分割合にて油変性
アルキド樹脂フェスを調製した。
実施例1〜2及び比較例1〜2で得られた油変性アルキ
ド樹脂ワニス100部に対し、ナフテン酸鉛ドライヤ1
.5部、ナフテン酸コバルトドライヤ0.2R、ナフテ
ン酸マンガンドライヤ0.3部を添加し、クリヤー油変
性アルキド樹脂塗料を調製した。
また、比較例1の前記クリヤー油変性アルキド樹脂塗料
にさらに水添ヒマシ油3部添加し、これを比較例3の塗
料とした。得られた塗料を脱脂処理した軟鋼板(10Q
mmX 10 QmmX 5mm)にエアレススプレー
にて乾燥膜厚50 t−tになるように塗装し、常温に
て1週間放置し、得られた塗膜の平滑性、エッヂカバー
性、ハジキ有無、耐水性、付着性につき試験をし、その
結果を第1表下欄に示した。
また、塗装後のタレ性、乾燥性についても第1表工商に
示した。
実施例3 四ツロフラスコに大豆油脂肪酸60.2部、水添ヒマシ
油脂11N20.5 部、ペンタエリスリトール13.
9部、グリセリン6.7部、無水フタル酸25.7部を
攪拌下で、かつ窒素還流下で、脱水させながら220℃
まで昇温し、各温度下で酸価が12になるまで反応させ
た後、冷却し、ミネラルターペン67部にて希釈し、脂
肪酸変性アルキド樹脂ワニスを調製した。
実施例4及び比較例4〜5 実施例3と同様にして第2表に示す成分割合にて脂肪酸
変性アルキド樹脂ワニスを調製した。
実施例3〜4及び比較例4〜5で得られた脂肪酸変性ア
ルキド樹脂ワニス100部に対し、実施例1と同様にし
てドライヤを添加し、クリヤー脂肪酸変性アルキド樹脂
塗料を調製した。
iμ)られた塗料につき実施例1と同様の試験をし、そ
の結果を第2表下請に示した。
第2表 以上の第1表、第2表からも明らかの通り、本発明のア
ルキド樹脂を使用した塗料は優れた塗膜性能を有してい
た。
一方アルキド樹脂の構成成分である油又は脂肪酸に水添
ヒマシ油又はその脂肪酸を使用していない比較例1及び
比較例4においてはタレ、ハジキが生じ、またエフデカ
バー性も不良であった。
一方、アルキド樹脂の構成成分である油又は脂肪酸に水
添ヒマシ油又はその脂肪酸を過剰に使用した比較例2及
び比較例5においては塗膜の平滑性が悪く、また耐水性
、乾燥性も劣っていた。
さらに従来の通常のアルキド樹脂に水添ヒマシ油を添加
しただけの比較例3においては耐水性、タレ性、乾燥性
が劣っていた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油長35〜70%の油又はその脂肪酸変性アルキド樹脂
    において、前記油又はその脂肪酸成分の一成分として水
    添ヒマシ油又はその脂肪酸を0.5〜5重量%含有せし
    めたことを特徴とする常温乾燥型塗料用アルキド樹脂。
JP23373486A 1986-10-01 1986-10-01 常温乾燥型塗料用アルキド樹脂 Pending JPS6389523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23373486A JPS6389523A (ja) 1986-10-01 1986-10-01 常温乾燥型塗料用アルキド樹脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23373486A JPS6389523A (ja) 1986-10-01 1986-10-01 常温乾燥型塗料用アルキド樹脂

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6389523A true JPS6389523A (ja) 1988-04-20

Family

ID=16959735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23373486A Pending JPS6389523A (ja) 1986-10-01 1986-10-01 常温乾燥型塗料用アルキド樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6389523A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113825780A (zh) * 2019-04-24 2021-12-21 阿科玛法国公司 用于高固含量涂料的基于羟基化和/或环氧化的脂肪酸甘油三酯多元醇的反应性聚酯树脂

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113825780A (zh) * 2019-04-24 2021-12-21 阿科玛法国公司 用于高固含量涂料的基于羟基化和/或环氧化的脂肪酸甘油三酯多元醇的反应性聚酯树脂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1145079A (en) Water-dilutable binder mixture, and its use for the production of a two-layer metallic paint coating
JP5348515B1 (ja) 酸化重合型不飽和樹脂用硬化促進剤、印刷インキ及び塗料
RU2216565C2 (ru) Неводная лакокрасочная композиция на основе алкидной смолы, высыхающей в результате окисления, и фотоинициатора
US6218448B1 (en) Mixtures or pastes based on cellulose and the use thereof in coatings
US5959067A (en) Alkyd resins having a low dynamic viscosity for use in high-solids coatings
JPS59123571A (ja) 防食性の優れた厚膜型塗膜を形成する方法
US4322324A (en) Ampho-ionic group-containing alkyd resins
JPS58111869A (ja) 水性焼付ラツカ−・バインダ−およびその製造方法
US4997480A (en) Alkyd resins and the use thereof for high solids coatings
JPS6235430B2 (ja)
US4719254A (en) Epoxy ester-modified alkyd resin enamel formulations
JP2000502741A (ja) 溶剤不含の、低放出性で硬化可能な塗料
JPH056595B2 (ja)
JPS6389523A (ja) 常温乾燥型塗料用アルキド樹脂
DE3537855C2 (ja)
JPH0275669A (ja) 下塗塗料用組成物及びそれを用いる塗料システム
JP5418729B2 (ja) 印刷インキ及び塗料
JPS63110262A (ja) 塗料用アルキド樹脂組成物
DE2439548A1 (de) Wassermischbare reaktivverduenner
JPS6230119A (ja) 上塗り塗料用樹脂組成物
CN1359400A (zh) 无油可氧化固化的聚酯组合物
JPH02302431A (ja) 水性塗料用アルキド樹脂及び水性塗料組成物
JPS63227657A (ja) アルキツド樹脂組成物
JPH0127107B2 (ja)
SU1698266A1 (ru) Эмаль дл покрыти