JPS6389093A - 誘導電動機のトルク制御装置 - Google Patents

誘導電動機のトルク制御装置

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JPS6389093A
JPS6389093A JP61231394A JP23139486A JPS6389093A JP S6389093 A JPS6389093 A JP S6389093A JP 61231394 A JP61231394 A JP 61231394A JP 23139486 A JP23139486 A JP 23139486A JP S6389093 A JPS6389093 A JP S6389093A
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magnetic flux
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変電圧可変周波数(VVVF)インバータに
よる誘導電動機のトルク制御方式に関するもので、高速
トルク制御において磁束およびトルクのヒステリシスコ
ンパレータの動作点を可変制御し、負荷の条件や運転状
態に応じてヒステリシスを最適化しようとするもので、
電流やトルクのリップルの低減、高調波損失の低減、イ
ンバータのスイッチング周波数の低減、さらに起動、超
低速運転時の滑らかな駆励、低トルク実動等を可能にす
るものである。
〔従来の技術〕
本発明にかかる誘導電動機のトルク制御方式の基本動作
は、電気学会論文誌Bの106巻1号第94−ページの
「瞬時すべり周波数制御に基づく誘導電動機の新高速ト
ルク制御法」なる論文に記載されている。
この論文は、電動機入力電圧を検出し、これを制御回路
内で積分したものを電動機磁束としている。すなわち、
いわゆる磁束演算形の制御方式であり、磁束ベクトルの
長さが与えられた磁束指令に追従し、かつ円軌跡を描く
ようなインバータ出力電圧を選ぶ。
また、電動機発生トルクを前記磁束と電動機入力電流の
ベクトル積として演算し、その大きさが与えられたトル
ク指令に追従するようなインバータ出力電圧を選ぶ。制
御は磁束およびトルクの瞬時値が所定の誤差内に保持さ
れるよう行われ、インバータ出力電圧は高速度で時々刻
々更新される。
第12図は上記論文に記載された制御方式に、本出願人
が先に特願昭61−99228号により提案したPWM
インバータの出力電圧検出方式を採用したトルク制御系
のブロック図であり、直流電圧源1より正母線1aおよ
び負母線1bを経て、3相PWMインバータ3を介して
3相訪導電動機6に給電する。制御回路7は指令および
検出された電流、′r4圧信号を処理し、PWMインバ
ータ3のスイッチング素子の通電信号を発生する。
PWMインバータ3はトランジスタとダイオードをそれ
ぞれ逆並列接続してなる6個のアームから構成されてい
るが、図のように3個の切換スイッチsu、 sv、 
Syとして表すことができる。
PWMインバータ3の各出力端子から電流検出器りu 
l 5Y + 5Wを経て3相誘導電動様に給電すると
共に、直流側正負母線間に電圧検出器2が接続され、こ
れら検出器と後述するスイッチ状態変数から各相電流お
よび各相電圧が検出できるようになっている。
3相かご形誘導1!動機の1次端子電圧および電d、q
2軸変換された量のベクトル表示であり、例えばvlは
d軸成分をMl(i t q軸成分をVlqとすると Vl = Yld + jvlq     =@−″−
001+′。@′10−00−■で示され、11 * 
12も同様に定義される。なお、■式左辺のOはd、q
両軸成分とも0の場合を表し、かご形回転子の場合2次
電圧はこのように0となる。
式■における定数は R1:1次巻線抵抗 Lll : 1次インダクタンス 山;2次巻線抵抗 L1232次インダクタンス M ;相互インダクタンス 5mは回転角速度、pは微分演算子、jはベクトル積を
表す。
一方、磁束の定義として、1次磁束φ1は式■の第1行
を展開して 式■を代入し、整理すると 両辺を積分すると より求められる。
各切換スイッチsuI SV + SWは、正量pla
側に倒れる場合と負母線lb側に倒れる場合とがあり、
中間位置をとることはない。前者を状態1.後者を状態
Oとするとインバータの出力状態は下に示すスイッチ状
態変数表ですべてを表すことができる。
スイッチ状態変数表 ここに、kは切換スイッチ状態を示す番号で。
この8通りしか存在しない。また、vd 、 Vqはd
q22成分で表したスイッチ状態変数で、実際のと表せ
る。
先のスイッチ状態変数表を図示したのが第2図であり、
vlの横の括弧内は切換スイッチsul sv1〜の状
態を示しており、kが増加するに従って時針方向に60
’ずつステップする電圧ベクトルを表している。
なお、k=oおよびに=7は零ベクトルと呼ばれるもの
で、図では原点に一致する。k=oおよびに=7はそれ
ぞれインバータの出力となる第10図の切換スイッチS
u、Sv、Swがすべて正量111a側に倒れるか、ま
たは負母線lb側に倒れるかの違いはあるが、誘導電動
機6の線間電圧はいずれもOとなり、3相短絡モードで
ある。また、u、v。
W相の基準軸は後述する式■により、それぞれ。
k=t 、に=3 、に=5の方向に対応する。
のベクトル積として式■により求められる。
T=φtxtt=φtdXIlq−φsq X 1sd
  ”’ ”” ””■ここで、φ1d +φ1qおよ
びlid + llqはそれぞれ1次磁束φ1および1
次電流11をd、q2軸に分解したときの各成分である
ブロック701および703bは切換スイッチ8u。
Sv、Swの状態と電圧検出器2で検出した直流電圧源
の電圧Vとから1次端子電圧V□を算出するブロックで
あり、スイッチ状卯変数表と式■とから算出される。
プロ、り702は電流検出器5um 5y * 5wに
より検出された3相電流1u 、 lv 、 iwを、
次式によりd。
q22成分に変換するブロックである。
この11次電流11に、ブロック703:lにおいて1
次巻線抵抗R,を乗じ、プロ、り704において1次端
子電圧v1から1次巻線抵抗R1と1次電流11の積を
減算する。
プロ、り705は式■に従って磁束を積分演算するプロ
、りであり、1火砲束φlのd、q両軸成分φtd l
φIqが求められ、ブロック710にて磁束ベクトル長
φ1が次式により求められる。
φ里=h凹;「  ・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・■更に、ブロック710では、第3図の磁束
状態図に示すように、1次磁束φ1ベクトルのd軸を基
準とする時計方向の回転角θが、境界線として306゜
90°、 150” 、 210” 、 270’ 、
 330°の60°毎に仕切られるどの領域に属してい
るかによって制御フラグfaを次のようlζ発生する。
一30°≦θ<30’  :  te=x30@≦−〈
90° ;fe=■ 90@≦θ〈150°:  fa=x 150@≦# < 210°:  f””IV210°
≦θ〈270°:  f#=V270°≦θ〈330°
; fθ=■ 第4図はヒステリシスコンパレータの状態制御図で、磁
束ベクトル長φ1が磁束指令値φ!に対し、誤差限界ノ
φを用いて φ↑−リ〈φ1〈φ↑+す となるように制御するための制御フラグfφを発生する
。すなわち、磁束ベクトル長φ里が増加して上限である
φ↑+すに達すると減磁を指令する制御フラグfφ=0
を発生し、また磁束ベクトル長φ1が減* ノφ 少して下限であるφ1−2に達すると増磁を指令する制
御フラグfφ=1を発生する。
かくして、磁束ベクトル長φ!は第4図に示される矢印
の方向にリミットサイクルを描くようにして制御される
ことになるが、実際には、プロ、り706で式■により
算出された磁束ベクトル長φlがプロ、り708におい
て磁束指令値φ1から減算され、プロ、り711におい
て第4図の状態制御図に従い制御フラグfφ−1,0を
発生する・ 第4図に示した磁束のリミットサイクルは、第3図に関
していえば、1火砲束φlのベクトルの頭部が常に図示
された円環部分に存在するように制御されていることに
対応する・ 第4図による制御フラグfφと第3図で説明した制御フ
ラグfθとが組み合わされて、例えばfφ=1゜fl=
Iの制御フラグが立っているとすると、領域が一30’
≦# < 30’における増磁モードを意味するから、
1次磁束φ1ベクトルに積分されるべき1次電圧vエベ
クトルは円の外向き成分を持ったものとなり、第3図か
らに=1.2.6のいずれかのみが選ばれる可能性があ
る。
プロ、り707はプロ、り702 、705の両出力の
ベクトル積を式■により演算し瞬時トルクTを算出する
プロ、りであり、ブロック709においてトルク指令T
*から瞬時トルクTを減算し、トルク指令T*と式■に
より求められた瞬時トルクTとの差が所定の誤差限界以
内に押えられるように、プロ、り712において第5図
の状態制御図に従って制御フラグfrを発生する。
第5図は3値ヒステリシスコンパレータの状態制御図で
、電動機力行時はトルク偏差T*−Tが上限値’Ti 
(’TI >0 )に達すると、加速モードの制御フラ
グft=lを発生する。電動機が加速されてトルク偏差
が下限値−jT、 (ΔT!>O)に達すると、零ベク
トルモードの制御フラグ1t=oを発生し、トルクが漸
減して再び偏差が増加し上限値j’17.に達すると加
速モードに移り、第5図の上半部のヒステリシスルーズ
を矢印方向に周回するリミットサイクルを描く。
これを時間領域にて表すと第6図のトルク波形図に示す
ごと(瞬時トルクTは変動し、トルク指令T*を挾んで
上、下の偏差分JT、 + jT2の帯域内を往復する
次に、電動機が回生側U)を行っている時は第5図の下
半部のヒステリシスループを描くことになり、トルク偏
差が負の下限値ΔT! (’TI> O)に達すると減
速モードの制御フラグfy=−1を発生する。以下、カ
行時と同様に矢印の方向のリミ。
トサイクルを繰り返えす。かくしてブロック712は制
御フラグf?=1.0.−1を出力する。
プロ、り713はブロック710 、711 、712
から出力される3@の制御フラグfθ、fφ、fTの各
組み合わせに最も適したインバータ出力電圧を決定する
ブロックであり、第3図で説明した1火砲束φ1のベク
トル長と回転方向をこれら3個の制御フラグfθ、fφ
、fvが制御する。
例えば前述のごとく制御フラグfφ=1.fθ=工の場
合には、電圧ベクトルをスイッチ状態変数表のkに従っ
てvx(k)で表すとすると、電圧ベクトルとして選ば
れる可能性があるのはに=1.2.6のいずれかである
が、このとき制御フラグf「=1ならば、時計方向に回
転する成分を持つベクトルに=2すなわち出力電圧ベク
トルvs(2)が選ばれる。
もしf?=−1のときはvt (61s f r = 
0のときはゼロベクトルで、vx (0)またはvl(
7)が選ばれる。
次に示すスイッチングテーブルは、3個の制御フラグf
φ、 fa 、 ftのすべての組み合わせについて出
力電圧ベクトルの番号にの値を示したもので、毎演算サ
イクル毎にプロ、り713においてこのスイッチングテ
ーブルを参照することにより、インバータ3ヘスイ、チ
ング信号を送り、磁束およびトルクの瞬時制御が行われ
る。
スイッチングテーブル インバータ周波数は第3図の1火砲束φjベクトルの回
転速度と考えることができるが、これは外部から与えら
れるものではなく、弐〇による電圧ベクトルの、ff 
W 結果として生ずるものである。
〔発明が争決しようとする間尼点〕
従来の誘導電動機のベクトル制御の有した数々の欠点を
解決する新しい空間ベクトル法について詳細に説明した
が、要約すると次のごとくである。
b時トルクTを演算し、演算された1火砲束φlベクト
ルはその大きさを磁束指令値φ↑と誤差限界ノφにより
磁束ヒステリシスコンパレータにより制御される。また
、瞬時トルクTはトルク指令T*とのトルク偏差T*−
Tについて3値トルクヒステリシスコンパレータにより
制御される。
従来はこれらのヒステリシスコンパl/−9カ8作する
動作点の値、即ち、磁束の誤差限界lφ、トルク偏差の
上@値’T1+下IIは値−1T2は、負荷の状態や運
転の状態に無関係に固定の値を設定されていた。
このために、特殊の運転条件の場合には、誘導電動機の
1次端子電圧v1.1次電流11 +発生する瞬時トル
クTなどが、ヒステリシスの動作点の前後で急峻に変化
し、運転動作に円滑さを欠くきらいがあった。
〔問題点を解決するための手段〕
誘導電動機の全運転領域でシ目、りの少ない円滑な運転
動作をさせるために、磁束ヒステリシスコンパレータお
よびトルクヒステリシスコンパレータの動作点を負荷お
よび運転の状態に応動して可変制御を行うものである。
先ず、磁束ヒステリシスコンパレータの動作点を可変と
する場合について述べる。磁束指令値φ↑と誤差限界ノ
φにより φ↑−リ〈φ1〈φ↑+す となるように制御される1火砲束φ1ベクトルは、磁束
ベクトル長φ!が上限を越えると減磁、下限を下回ると
増磁するように2値のヒステリシスコンパレータで制御
される。
起動時や超低速で駆動する時は、トルク変動およびトル
クの立ち上がりを円滑にするために磁束指令値φ1を小
さくシ、誘導電動機内の1火砲束φlを弱界磁とすると
、発生トルクは小さくなる。このことは0式からも明ら
かである。
−旦円渭馨こ起動した後に磁束指令値を徐々に重加し、
所定の動作点まで可変させることにより、磁束指令値φ
↑を所定の動作点に固定したままの起動動作に比べて、
誘導電動機の1次端子電圧vl 11次電流11.瞬時
トルクTの変化が滑らかになり安定となる。
従って、磁束ヒステリシスコンパレータを全運転領域で
安定動作をさせるために、誘導電動機の回転速度にほぼ
比例させた磁束指令値φlを与えると共に、誤差限界Δ
φはヒステリシスコンパレータの動作間隔に比例するの
で、インバータのスイッチング周波数の限界近くまで狭
く設定すればよい0次に、トルクヒステリシスコンパレ
ータの動作点を可変とする場合について述べる。3値ヒ
ステリシスコンパレータにおいては上限値ITx c!
:下限値−ノT2により運転モードが制御され、制御フ
ラグfνが発生する。ヒステリシスの動作点であるΔ’
r、 I J’l’、を固定した状態では、軽負荷時に
はヒステリシスコンパレータの動作頻度が低く、発生ト
ルクのリップルの割合が大きくなる。また、逆ζこ重負
荷時にはカ行モードの割合が大きくなり正常なヒステリ
シス動作を取らない。
そこで、誘導電動機内スイトルクTとトルク指令T* 
hのトルク偏差T”−Tの上限値’Tit下限値−ΔT
2をトルク指令T〜大きさにほぼ比例して設定すれば、
全運動領域においてトルク指令T*に応じたヒステリシ
ス動作が可能となる。
ただ、トルクヒステリシス醒Δ’r、 + rT、をあ
ます狭くスると、インバータのスイッチング周波数が高
くなるので、インバータを構成するスイッチング素子の
スイッチング周波数の限界以内となるよう狭く設定すれ
ばよい。
〔作  用〕
磁束ヒステリシスコンパレータとトルクヒステリシスコ
ンパレータの作用を具体的に説明する。
磁束ヒステリシスコンパレータの状態図は第4図に示し
た通りであるが、その動作を理解し易くするために横軸
を電動機の1火砲束長φ1のままとした第7図、第8r
!!!!に書き替える。これらの図で磁束指令値φ↑は
誤差限界lφ=φmax−φminの中心から磁束零ま
での距離であり、最大磁束φmaxと最小磁束φmin
の差である誤差限界Δφはヒステリシスコンパレータの
動作ヒステリシス幅を示す。
起動時や超低速時のように速度による逆起電力が少なく
、1火砲束φlが小さい場合は第8図に示したごとく、
磁束指令値φ↑を小さくすると共に、誤差限界Δφを磁
束指令値φ↑の1次函数として小さくする。なお、Δφ
の関数形は簡単のためφlの1次関数としたが、1次以
外の曲線を使用し特性の変化をなめらかにすることが可
能である。
起動後速度が段々上昇するにつれて、磁束指令値φ↑お
よび誤差限界Δφを第7図に示したように所定の値に近
付けることにより、磁束のヒステリシスの動作範囲を有
効に使用でき、且つインバータシステムが有するスイッ
チング素子のスイッチング特性の能力を一杯まで使うこ
とができる。
次ニ、トルクヒステリシスコンパレータの作用を説明す
る。トルクヒステリシスコンパレータの状聾図は第5図
に示した辿りであるが、その動作を理解し易くするため
lこ横軸を電動機の瞬時トルクTのま丈とした第9図、
第10図に書き替える。
これらの図でトルク指令T*はヒステリシスループの中
心からトルク零点丈での距離であり、トルク偏差T*−
Tの上限値ノT1と下限値ノT2により3値ヒステリシ
スコンパレータの動作を決定する。
第9図に示したようにトルク指令T*が大きい時は上限
値’Tlv下限値JT!共に大きく設定し、逆に第10
図に示したようにトルク指令T*が小さい時は上限値’
TI+下限値lT2共に小さくなるよう、上限値’TI
+下限値ΔT2共にトルク指令T*の1次函数として動
作点を変化させる。’Tl * ’T2は簡単のためT
”O1次関数としたが、1次以外の曲線を利用し、特性
の変化をなめらかにすることが可能である。
このようにすることにより、トルクヒステリシスの動作
範囲を有効に使用でき、且つインバータスイッチング周
波数特性を能カー杯まで使うことができる・更に、誘導
電動機の発生トルクのリップルを低減することができ、
従来方式に比べて改eiこよる効果(詑大きい。
以上の説明では磁束とトルクのヒステリシスについて別
々に行ったが、本来このf!!動機駆動方式では同一時
に制御されるので、0束およびトルクの両者を制御しな
がら、トルクリップルの低減、電流リップルの低減、高
調波損失の低減、更に、起動、@低速時の滑らかな駆動
、低トルク安定駆動等が可能となる。
〔実 施 例〕
第1図は本発明にかかる誘導電動機のトルク制御方式に
よるトルク制御系のプロ、り図であり、第12図と同一
の符号は同一部分を示し、異なる所はブロック711 
、712を711a、712aに変更し、ブロック71
0a、710bを追加したことである〇すなわち、従来
のプロ、り711 、712はいずれも許容偏差が一定
のヒステリシスコンパレータであったが、本実施例にお
けるブロック711aの磁束ヒステリシスコンパレータ
は、ブロック710bにおいて修正された磁束指令値φ
1をも入力とし、第7図、第8図で説明したごとく、こ
の修正磁束指令φ↑°の1次函数として誤差限界ノφを
増減せしめるよう構成しである。
修正磁束指令値φ↑′の演算は、ディジタルシステムに
よる場合1回の演算ループに要する時間が一定であるの
で、ブロック710aにおいて1火砲束φ1ベクトルが
1回転するに必要な演算ループ回数をカウント記憶し、
その逆数から演算することにより磁束の周波数fを概算
する。
ブロック710bには磁束指令値φ↑と磁束の周波数が
入力され、第11図の修正磁束指令値−磁束周波数特性
図に示すごとく、所定の磁束周波数fo以下においては
磁束周波数fの減少と共に磁束指令値φ↑を所定のパタ
ーンで減少せしめて修正磁束指令値φ工 を出力する。
また、本実施例におけるブロック712aのトルクヒス
テリシスコンパレータは、トルク偏差T*−Tについて
3値ヒステリシスコンパレータとして動作することは従
来例と同じであるが、トルク指令T*をも入力とし、第
9図、第10図で説明したごとく、このトルク指令T〜
1次函数として上限値ITlおよび下限値lT2を増減
せしめるように構成しである。
〔発明の効果〕
従来のごとく磁束およびトルクヒステリシスコンパレー
タの動作点が一定の場合には、低速、低トルク時にも高
速、高トルク時と同一の動作点で制御するので、一部の
運転領域でチョッピング周波数の増大やトルクショ、り
が発生する等の不具合があった。
本発明lこかかる誘導電動機のトルク制御方式lこよれ
ば、磁束およびトルクのヒステリシスコンパレータの動
作点を、負荷および運転状態に応動して可変とすること
により、誘導電動機のトルク制御が滑らかでシ9.りの
少ないものとなる。
特に、起動時や超低速時のショックレス運転。
トルクリップルの減少などは、従来の動作点一定の制御
lζ比べて効果が大きい。更に、減速、停止までの動作
についても同じ効果が期待できる@また、インバータの
チョッピング周波数をヒステリシスコンパレータの動作
点を可変にすることにより制御することができ、無駄チ
ョッピング周波数の増大あるいは減少を防止できる上に
、負荷や運転状態に応じたトルク制御が円滑にできるの
で、技術的効果は極めて犬である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明lこかかる誘導電動機のトルク制御方式
によるトルク制御系のブロック図、第2図はスイッチ状
態変数によるインバータの出力電圧ベクトル図、第3図
は電動機の1火砲束ベクトルの瞬時制御方法を示す磁束
状態図、第4図は磁束のヒステリシスコンパレータの状
態制御図、第5図はトルクの3値ヒステリシスコンパレ
ータの状態制御図、第6図は電動機のトルク波形図であ
り、第7図、第8図は磁束のヒステリシスコンパレータ
の動作説明図、第9図、第10図はトルクのヒステリシ
スコンパレータの動作説明図、第11図は修正磁束指令
値−磁束周波数特性図、第12図は従来のトルク制御方
式によるトルク制御系プロ、り図である。 1・・・・・・直流電圧源、2・・・・・・電圧検出器
、3・・・・・・PWMインバータs 5u @ 5v
 r sW+” +*a電流検出器、6・・・・・・誘
導電動機、7・・・・・・制御回路。 特許出前人 東洋電機製造株式会社 代表者 土 井  厚 −i S2図 第3閏 第7図        88図 め京・    jもノー図 ↑ シト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電圧および電流信号から磁束およびトルクの瞬時値を演
    算し、該演算磁束および演算トルクとそれぞれの指令値
    との偏差が所定の許容範囲を越えると出力を発生する2
    個のヒステリシスコンパレータを具え、この2個のヒス
    テリシスコンパレータの出力状態の組み合わせにより可
    変電圧可変周波数インバータの最適な瞬時出力電圧を決
    定する誘導電動機のトルク制御方式において、負荷およ
    び運転の状態に応動して前記両ヒステリシスコンパレー
    タの動作点を可変制御することを特徴とする誘導電動機
    のトルク制御方式。
JP61231394A 1986-09-30 1986-09-30 誘導電動機のトルク制御装置 Expired - Fee Related JPH0632592B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246191A (ja) * 1988-08-04 1990-02-15 Toyo Electric Mfg Co Ltd 誘導電動機の瞬時トルク,磁束制御方式

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246191A (ja) * 1988-08-04 1990-02-15 Toyo Electric Mfg Co Ltd 誘導電動機の瞬時トルク,磁束制御方式

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JPH0632592B2 (ja) 1994-04-27

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