JPS6388815A - 固体電解コンデンサ - Google Patents
固体電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS6388815A JPS6388815A JP23351186A JP23351186A JPS6388815A JP S6388815 A JPS6388815 A JP S6388815A JP 23351186 A JP23351186 A JP 23351186A JP 23351186 A JP23351186 A JP 23351186A JP S6388815 A JPS6388815 A JP S6388815A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tcnq
- capacitors
- electrode
- aluminum
- electrolytic capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 title claims description 35
- 239000007787 solid Substances 0.000 title claims description 9
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 claims description 14
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000007784 solid electrolyte Substances 0.000 claims description 10
- 150000001768 cations Chemical class 0.000 claims description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- PCCVSPMFGIFTHU-UHFFFAOYSA-N tetracyanoquinodimethane Chemical compound N#CC(C#N)=C1C=CC(=C(C#N)C#N)C=C1 PCCVSPMFGIFTHU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 125000001972 isopentyl group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])(C([H])([H])[H])C([H])([H])C([H])([H])* 0.000 claims description 2
- 150000001450 anions Chemical class 0.000 claims 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 16
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 16
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 10
- NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N manganese dioxide Chemical compound O=[Mn]=O NUJOXMJBOLGQSY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 10
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 10
- 125000000217 alkyl group Chemical group 0.000 description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 239000003985 ceramic capacitor Substances 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 3
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 3
- 238000006864 oxidative decomposition reaction Methods 0.000 description 3
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 description 3
- GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N tantalum atom Chemical compound [Ta] GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 description 3
- 239000010407 anodic oxide Substances 0.000 description 2
- 125000000484 butyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])([H])C([H])([H])C([H])([H])[H] 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000011244 liquid electrolyte Substances 0.000 description 2
- MIVBAHRSNUNMPP-UHFFFAOYSA-N manganese(2+);dinitrate Chemical compound [Mn+2].[O-][N+]([O-])=O.[O-][N+]([O-])=O MIVBAHRSNUNMPP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000010445 mica Substances 0.000 description 2
- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 2
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 125000001495 ethyl group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([H])* 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 1
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 125000001436 propyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])([H])C([H])([H])[H] 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 230000008023 solidification Effects 0.000 description 1
- 238000007711 solidification Methods 0.000 description 1
- 230000008022 sublimation Effects 0.000 description 1
- 238000000859 sublimation Methods 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は改良された有機半導体を固体電解質として用い
る固体電解コンデンサに関するものである。
る固体電解コンデンサに関するものである。
従来の技術
近年、電気機器回路のディジタル化にともなっ2 /\
−=7 て、そこに使用されるコンデンサも高周波領域でのイン
ピーダンスが低く、小型大容量のものへの要求が高まっ
ている。従来、高周波領域用のコンデンサとしては、プ
ラスチックフィルムコンデンサ、マイカコンデンサ、積
層セラミックコンデンサが用いられているが、フィルム
コンデンサおよびマイカコンデンサでは形状が大きくな
ってしまうために大容量化がむずかしく、また積層セラ
ミックコンデンサでは、小型大容量になればなるほど、
温度特性が悪くなり、価格が非常に高くなるという欠点
がある。一方、大容量タイプのコンデンサとして知られ
るものに、アルミニウム乾式電解コンデンサあるいはア
ルミニウムまたはタンタル固体電解コンデンサなどがあ
る。これらのコンデンサは誘電体となる陽極酸化皮膜を
非常に薄くできるために大容量が実現できるのであるが
、その反面、酸化皮膜の損傷がおきやすいために、酸化
皮膜と陰極の間に損傷を修復するだめの電解質を設ける
必要がある。アルミニウム乾式電解コンデンサでは、エ
ツチングをほどこした陽、陰極ア3 A−/゛ ルミニウム箔を紙のセパレータを介して巻き取り、液状
の電解質をセパレータに含浸して用いている。
−=7 て、そこに使用されるコンデンサも高周波領域でのイン
ピーダンスが低く、小型大容量のものへの要求が高まっ
ている。従来、高周波領域用のコンデンサとしては、プ
ラスチックフィルムコンデンサ、マイカコンデンサ、積
層セラミックコンデンサが用いられているが、フィルム
コンデンサおよびマイカコンデンサでは形状が大きくな
ってしまうために大容量化がむずかしく、また積層セラ
ミックコンデンサでは、小型大容量になればなるほど、
温度特性が悪くなり、価格が非常に高くなるという欠点
がある。一方、大容量タイプのコンデンサとして知られ
るものに、アルミニウム乾式電解コンデンサあるいはア
ルミニウムまたはタンタル固体電解コンデンサなどがあ
る。これらのコンデンサは誘電体となる陽極酸化皮膜を
非常に薄くできるために大容量が実現できるのであるが
、その反面、酸化皮膜の損傷がおきやすいために、酸化
皮膜と陰極の間に損傷を修復するだめの電解質を設ける
必要がある。アルミニウム乾式電解コンデンサでは、エ
ツチングをほどこした陽、陰極ア3 A−/゛ ルミニウム箔を紙のセパレータを介して巻き取り、液状
の電解質をセパレータに含浸して用いている。
このため、電解質の液漏れ、蒸発等の理由により経時的
に静電容量の減少や損失(tanδ)の増大が起ると同
時に、電解質のイオン伝導性により高周波特性および低
温特性が著しく劣る等の欠点を有している。又、アルミ
ニウム、タンタル固体電解コンデンサでは、上記アルミ
ニウム乾式電解コンデンサの欠点を改良するために固体
電解質として二酸化マンガンが用いられている。この固
体電解質は硝酸マンガン水溶液に陽極素子を浸漬し、3
50C前後の温度で熱分解して得られている。このコン
デンサの場合、電解質が固体のため、高温における電解
質の流出、低温域での凝固から生ずる性能の低下などの
欠点がなく、液状電解質を用いたコンデンサに比して良
好な周波数特性および温度特性を示すが、硝酸マンガン
の熱分解による酸化皮膜の損傷及び二酸化マンガンの比
抵抗が高いことなどの理由から、高周波領域のインピー
ダンスあるいは損失は積層セラミックコンデンサあるい
はプラスチックフィルムコンデンサと比較して1けた以
上高い値となっている。
に静電容量の減少や損失(tanδ)の増大が起ると同
時に、電解質のイオン伝導性により高周波特性および低
温特性が著しく劣る等の欠点を有している。又、アルミ
ニウム、タンタル固体電解コンデンサでは、上記アルミ
ニウム乾式電解コンデンサの欠点を改良するために固体
電解質として二酸化マンガンが用いられている。この固
体電解質は硝酸マンガン水溶液に陽極素子を浸漬し、3
50C前後の温度で熱分解して得られている。このコン
デンサの場合、電解質が固体のため、高温における電解
質の流出、低温域での凝固から生ずる性能の低下などの
欠点がなく、液状電解質を用いたコンデンサに比して良
好な周波数特性および温度特性を示すが、硝酸マンガン
の熱分解による酸化皮膜の損傷及び二酸化マンガンの比
抵抗が高いことなどの理由から、高周波領域のインピー
ダンスあるいは損失は積層セラミックコンデンサあるい
はプラスチックフィルムコンデンサと比較して1けた以
上高い値となっている。
前記の問題点を解決するために固体電解質として導電性
が高く、陽化酸化性のすぐれた有機半導体(7,7,8
,8−テトラシアノキノジメタン錯体)を用いることが
提案されている。この有機半導体は有機溶媒に溶解した
り、加熱による融解などの手段を用いて酸化皮膜に含浸
塗布することが可能であり、MnO2を含浸する際に生
ずる熱分解による酸化皮膜の損傷を防ぐことができる0
TCNQ錯体は導電性が高く、陽極酸化性のすぐれたも
ので、高周波特性が良好で大容量のコンデンサが可能と
なる。たとえば、丹羽信−氏により、N−n−プロピル
あるいはN−1so−プロピルイソキノリンとTCNQ
からなる有機半導体を固体電解質として用いる発明が出
願されている(特開昭58−17609号公報)。前記
発明によると捲回型アルミニウム電解コンデンサへのT
CNQ塩の含浸がTCNQ塩を加熱溶融することにより
行われ、これによりTCNQ塩と酸化皮膜との強固な結
合が達成さ5 ペーノ れ、TCNQ塩の高電導性の寄与にも助けられて、周波
数特性および温度特性が著しく改良されたアルミニウム
コンデンサが製造されるとしている。
が高く、陽化酸化性のすぐれた有機半導体(7,7,8
,8−テトラシアノキノジメタン錯体)を用いることが
提案されている。この有機半導体は有機溶媒に溶解した
り、加熱による融解などの手段を用いて酸化皮膜に含浸
塗布することが可能であり、MnO2を含浸する際に生
ずる熱分解による酸化皮膜の損傷を防ぐことができる0
TCNQ錯体は導電性が高く、陽極酸化性のすぐれたも
ので、高周波特性が良好で大容量のコンデンサが可能と
なる。たとえば、丹羽信−氏により、N−n−プロピル
あるいはN−1so−プロピルイソキノリンとTCNQ
からなる有機半導体を固体電解質として用いる発明が出
願されている(特開昭58−17609号公報)。前記
発明によると捲回型アルミニウム電解コンデンサへのT
CNQ塩の含浸がTCNQ塩を加熱溶融することにより
行われ、これによりTCNQ塩と酸化皮膜との強固な結
合が達成さ5 ペーノ れ、TCNQ塩の高電導性の寄与にも助けられて、周波
数特性および温度特性が著しく改良されたアルミニウム
コンデンサが製造されるとしている。
このようなTCNQ塩にもとづく有機半導体を固体電解
質として用いることを、すでに同一出願人になる発明(
特公昭58−17609号公報)に示されているように
、TCNQ塩が二酸化マンガンに比して高い電導性と高
い陽極酸化能力(修復作用)を有するために二酸化マン
ガンを用いた固体電解コンデンサに比して周波数特性と
温度特性共に優れた性能を可能にする。この発明による
とN位をアルキル基で置換したイソキノリウムをカチオ
ンとしたTCNQ塩を酸化皮膜に加熱浴)融することに
よシ含浸することになっている。
質として用いることを、すでに同一出願人になる発明(
特公昭58−17609号公報)に示されているように
、TCNQ塩が二酸化マンガンに比して高い電導性と高
い陽極酸化能力(修復作用)を有するために二酸化マン
ガンを用いた固体電解コンデンサに比して周波数特性と
温度特性共に優れた性能を可能にする。この発明による
とN位をアルキル基で置換したイソキノリウムをカチオ
ンとしたTCNQ塩を酸化皮膜に加熱浴)融することに
よシ含浸することになっている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながらN位をアルキル基で置換したイソキノリウ
ムを用いたTCNQ塩は、アルキル基の違いにより、熱
溶融性と熱安定性が異なる。また、酸化皮膜への含浸性
、電導性が異なるので、アルキル基として使用できるも
のは限られる。アルキロ ・\−。
ムを用いたTCNQ塩は、アルキル基の違いにより、熱
溶融性と熱安定性が異なる。また、酸化皮膜への含浸性
、電導性が異なるので、アルキル基として使用できるも
のは限られる。アルキロ ・\−。
ルがエチル基よシ短いものは熱溶融しない。前記発明人
が実施例でのべているのは、プロピル、インプロピル、
ブチル基である。これらも、熱溶融状態で、ある時間以
上、放置すると酸化分解をおこす。また、TCNQ塩は
、結晶性の高い物質であるだめ、溶融含浸後急冷処理を
して非晶質状態としなければならない。
が実施例でのべているのは、プロピル、インプロピル、
ブチル基である。これらも、熱溶融状態で、ある時間以
上、放置すると酸化分解をおこす。また、TCNQ塩は
、結晶性の高い物質であるだめ、溶融含浸後急冷処理を
して非晶質状態としなければならない。
コンデンサ特性はTCNQ塩が酸化分解したり、結晶性
の高いものとなるととくに電導性が低下して、損失が大
きくなる。容量特性もアルキル基の長さによシ異なるが
、容量達成率としては、ブチル基で80%程度である。
の高いものとなるととくに電導性が低下して、損失が大
きくなる。容量特性もアルキル基の長さによシ異なるが
、容量達成率としては、ブチル基で80%程度である。
熱溶融状態における安定性が時間的に短いとコンデンザ
ユニソトへの含浸作業が困難となるし、TCNQ塩の組
成比が変化してしまい、特性のバラつきの原因となる。
ユニソトへの含浸作業が困難となるし、TCNQ塩の組
成比が変化してしまい、特性のバラつきの原因となる。
本発明は上記問題点を解決するもので電解質の熱溶融性
、熱安定性を改善し、かつ酸化皮膜への含浸性を改良し
て、容量特性ならびに寿命の信頼性の改善と、特性のバ
ラつきの減少をはかること7 ぺ−/ を目自勺としたものである。
、熱安定性を改善し、かつ酸化皮膜への含浸性を改良し
て、容量特性ならびに寿命の信頼性の改善と、特性のバ
ラつきの減少をはかること7 ぺ−/ を目自勺としたものである。
問題点を解決するだめの手段
本発明は上記目的を達成するもので、陽極酸化(化成)
により表面に陽極酸化皮膜を有する弁金属を第1の電極
とし、第2の電極(対極)とこの第1の電極との間に、
イソキノリウムのN位をイソアミル基で置換したものと
7.7.8.8−テトラシアノキノジメタン(以下TC
NQと記ス)とのコンプレックス塩100重量部と中性
の7.7.8.8−テトラシアノキノジメタン5〜20
重量部?−混合した固体電解質を設けたことを特徴とす
るものである。
により表面に陽極酸化皮膜を有する弁金属を第1の電極
とし、第2の電極(対極)とこの第1の電極との間に、
イソキノリウムのN位をイソアミル基で置換したものと
7.7.8.8−テトラシアノキノジメタン(以下TC
NQと記ス)とのコンプレックス塩100重量部と中性
の7.7.8.8−テトラシアノキノジメタン5〜20
重量部?−混合した固体電解質を設けたことを特徴とす
るものである。
作用
本発明は7.7.8.8−テトラシアノキノジメタンの
コンプレックス塩のカチオンとしてイソキノリウムのN
位をイソアミル基にかえたもの100重量部に中性のT
CNQを5〜20重量部を混合したものを用いることに
よシ、熱溶融性、熱安定性が改良され、かつ酸化皮膜へ
の含浸性も改良されて、容量特性ならびに寿命の信頼性
も向上し、また特性のバラつきの減少をもはかることが
できた。
コンプレックス塩のカチオンとしてイソキノリウムのN
位をイソアミル基にかえたもの100重量部に中性のT
CNQを5〜20重量部を混合したものを用いることに
よシ、熱溶融性、熱安定性が改良され、かつ酸化皮膜へ
の含浸性も改良されて、容量特性ならびに寿命の信頼性
も向上し、また特性のバラつきの減少をもはかることが
できた。
実施例
以下に本発明の実施例を従来例と比較しながら説明する
。すでに、実用化されている固体電解コンデンサに用い
られているのは、N−n−ブチルイソキノリウム(TC
NQ)2である。
。すでに、実用化されている固体電解コンデンサに用い
られているのは、N−n−ブチルイソキノリウム(TC
NQ)2である。
とのN−n−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2の融
点はDTAあるいはDSC測定によると215〜220
Cにあり、融点より高い温度になると、周囲の環境にも
よるが、すぐに酸化分解されやすい。
点はDTAあるいはDSC測定によると215〜220
Cにあり、融点より高い温度になると、周囲の環境にも
よるが、すぐに酸化分解されやすい。
また250゛Cの一定になっているアルミのブロック槽
の中でこの塩を大気中で溶融させた場合、完全に融解す
るまでの時間が30sec程度で、安定な熱溶融状態は
45〜60sec間だ、もたられるにすぎない。
の中でこの塩を大気中で溶融させた場合、完全に融解す
るまでの時間が30sec程度で、安定な熱溶融状態は
45〜60sec間だ、もたられるにすぎない。
−力木実施例の固体電解質のN−イソアルミイソキノリ
ウム(TCNQ)2の融点はDTA測定より、225〜
230Cであり、前記のN−n−ブチルイソキノリウム
(T CNQ) 2の場合と同じ条件で熱溶融した場合
、完全に融解するまでの時間が30〜35secであり
、安定な溶融した液体状態としては909 ベージ 〜120 see間だもたられる。
ウム(TCNQ)2の融点はDTA測定より、225〜
230Cであり、前記のN−n−ブチルイソキノリウム
(T CNQ) 2の場合と同じ条件で熱溶融した場合
、完全に融解するまでの時間が30〜35secであり
、安定な溶融した液体状態としては909 ベージ 〜120 see間だもたられる。
これに中性のTCNQを混合すると、前記と同じ条件で
加熱した場合、完全に融解するまでの時間が60 se
c以上かかるが、安定な溶融した液体状態として、15
0sec以上の間たもたられる。前記のアルミのブロッ
ク槽の温度を270Cにして、同様な実験を行った。N
−n−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2は熱溶融後
TCNQの昇華や酸化分解反応がおこりやす<TCNQ
塩の組成がすぐに変化しやすい。N−イソアミルイソキ
ノリウム(TCNQ)2を用いた場合は60〜90se
c間は安定な溶融状態かえられる。中性のTCNQを混
合したものは120sec以上の間安定な溶融状態が得
られる。熱溶融前においては、室温における比抵抗はN
−イソアミルイソキノリウム(TCNQ)2が最も低い
。しかし、熱溶融後、あるいは高温(100〜150
c)において比抵抗の変化が太きい。中性のT CNQ
を加えることにより、熱溶融前後の比抵抗の変化や一5
0tl’〜+150Cにおける比抵抗の変化量が小さい
。中性のTCNQをN−イソアミルイソキノリ10 ′
・−・ ラム(TCNQ)2100重量部に対して5重量部以上
加えると前記でのべた効果が顕著になる。中性のTCN
Qを加重置部以上混ぜた場合は、比抵抗が大きくなシ、
コンデンサ特性としてtanδが悪くなる。
加熱した場合、完全に融解するまでの時間が60 se
c以上かかるが、安定な溶融した液体状態として、15
0sec以上の間たもたられる。前記のアルミのブロッ
ク槽の温度を270Cにして、同様な実験を行った。N
−n−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2は熱溶融後
TCNQの昇華や酸化分解反応がおこりやす<TCNQ
塩の組成がすぐに変化しやすい。N−イソアミルイソキ
ノリウム(TCNQ)2を用いた場合は60〜90se
c間は安定な溶融状態かえられる。中性のTCNQを混
合したものは120sec以上の間安定な溶融状態が得
られる。熱溶融前においては、室温における比抵抗はN
−イソアミルイソキノリウム(TCNQ)2が最も低い
。しかし、熱溶融後、あるいは高温(100〜150
c)において比抵抗の変化が太きい。中性のT CNQ
を加えることにより、熱溶融前後の比抵抗の変化や一5
0tl’〜+150Cにおける比抵抗の変化量が小さい
。中性のTCNQをN−イソアミルイソキノリ10 ′
・−・ ラム(TCNQ)2100重量部に対して5重量部以上
加えると前記でのべた効果が顕著になる。中性のTCN
Qを加重置部以上混ぜた場合は、比抵抗が大きくなシ、
コンデンサ特性としてtanδが悪くなる。
本実施例における固体電解コンデンサの基本構成は、陽
極酸化皮膜を有する弁金属(たとえば、アルミニウム、
タンタル、チタンおよびこれらの合金)を第1の電極と
し、第2の電極(対極)とこの第1の電極との間に固体
電解質を設けたものである。ここでは、この固体電解質
として、N−n−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2
、N−イソアミルイソキノリウム(TCNQ)2と本
発明の1例としてN−イソアミルイソキノリウム(TC
NQ)2に中性のTCNQを10重滑部混合したものを
用いて特性の比較を行った。
極酸化皮膜を有する弁金属(たとえば、アルミニウム、
タンタル、チタンおよびこれらの合金)を第1の電極と
し、第2の電極(対極)とこの第1の電極との間に固体
電解質を設けたものである。ここでは、この固体電解質
として、N−n−ブチルイソキノリウム(TCNQ)2
、N−イソアミルイソキノリウム(TCNQ)2と本
発明の1例としてN−イソアミルイソキノリウム(TC
NQ)2に中性のTCNQを10重滑部混合したものを
用いて特性の比較を行った。
電解質は粉砕して微粉末にした後、アルミニウム缶ケー
ス(直径10問、高さ11嗣)に必要量を充てんし、2
70Cのホットプレート上で溶融して液状にした。捲回
型アルミニウム電解コンデンサの巻取りユニット(定格
100μF、16V用)を浸漬して、十分に含浸をほど
こした後、液体N2を冷媒として用いて急冷した。含浸
はポットプレートに電解質の充てんされたアルミ缶ケー
スを60秒間設置後行った。
ス(直径10問、高さ11嗣)に必要量を充てんし、2
70Cのホットプレート上で溶融して液状にした。捲回
型アルミニウム電解コンデンサの巻取りユニット(定格
100μF、16V用)を浸漬して、十分に含浸をほど
こした後、液体N2を冷媒として用いて急冷した。含浸
はポットプレートに電解質の充てんされたアルミ缶ケー
スを60秒間設置後行った。
コンデンサの巻取りユニットのアルミニウム端面はあら
かじめ化処理をほどこしたものを使用した。最後にアル
ミケース内にユニットを入れ、上部にエポキシ樹脂で封
口を行った。
かじめ化処理をほどこしたものを使用した。最後にアル
ミケース内にユニットを入れ、上部にエポキシ樹脂で封
口を行った。
次に、周波数120 Hz ’11 KHzにおけるコ
ンデンサ特性と105Cに1000 H放置後の容量変
化を測定した結果を表にしめす0表の値は各電解質を用
いたコンデンサ10ケの平均値である。
ンデンサ特性と105Cに1000 H放置後の容量変
化を測定した結果を表にしめす0表の値は各電解質を用
いたコンデンサ10ケの平均値である。
以下余白
13 ベージ
表から明らかなように本発明の電解質が良好なコンデン
サ特性を示すととも105Cで100OH放置後の容量
変化も少なかった。
サ特性を示すととも105Cで100OH放置後の容量
変化も少なかった。
特性のバラツキをみると、中性のTCNQが混合してい
ないものの場合、120Hzにおける特性の場合、容量
で±5 MF Xtanδで2.5−6%値までのバラ
つきがあったが、中性のTCNQに入ったものは容量は
±3μFstanδで2.4−4%の値の範囲に入る。
ないものの場合、120Hzにおける特性の場合、容量
で±5 MF Xtanδで2.5−6%値までのバラ
つきがあったが、中性のTCNQに入ったものは容量は
±3μFstanδで2.4−4%の値の範囲に入る。
中性のTCNQを5−20重量部を混合した場合、前記
実施例と同様々効果が得られた。
実施例と同様々効果が得られた。
発明の効果
以上要するに本発明は固体電解質として、N−イソアミ
ルイソキノリウム(TCNQ)2の100重量部に対し
て、中性のTCNQを5〜20重量部を混合したものを
用いることによシ、これまで実用化されているTCNQ
塩よシもコンデンサ特性の向上および寿命の信頼性の向
上がはかられた。
ルイソキノリウム(TCNQ)2の100重量部に対し
て、中性のTCNQを5〜20重量部を混合したものを
用いることによシ、これまで実用化されているTCNQ
塩よシもコンデンサ特性の向上および寿命の信頼性の向
上がはかられた。
Claims (1)
- 表面に陽極皮膜を有する弁金属を第1の電極とし、前
記第1の電極と対向して設けられた第2の電極と前記第
1の電極との間に、N位をイソアミルで置換したイソキ
ノリウムをカチオンとし、7、7、8、8−テトラシア
ノキノジメタンをアニオンとするイオンラジカルコンプ
レックス塩100重量部に対して中性の7、7、8、8
−テトラシアノキノジメタンを5〜20重量部を混合し
た固体電解質を設けたことを特徴とする固体電解コンデ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23351186A JPH0722074B2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23351186A JPH0722074B2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 固体電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6388815A true JPS6388815A (ja) | 1988-04-19 |
JPH0722074B2 JPH0722074B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=16956171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23351186A Expired - Lifetime JPH0722074B2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 | 固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722074B2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-01 JP JP23351186A patent/JPH0722074B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722074B2 (ja) | 1995-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0617442B1 (en) | Solid electrolytic capacitor and method of manufacturing the same | |
JPS6292424A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS6388815A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
US4828738A (en) | Solid electrolytic capacitor | |
JPS62152118A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS62111413A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS62152117A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS62152116A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS62144312A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JP2840516B2 (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS61163626A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPH01143316A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS63283011A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS6065520A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JP2919730B2 (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS61163624A (ja) | 固体電解コンデンサの製造方法 | |
JPS63129607A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS62139312A (ja) | 固体電解コンデンサの製法 | |
JPH0260047B2 (ja) | ||
JPS60206127A (ja) | 固体電解コンデンサの製造方法 | |
JPS61163627A (ja) | 固体電解コンデンサの製造方法 | |
JPH02237009A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPS60206126A (ja) | 固体電解コンデンサの製造方法 | |
JPH02291106A (ja) | 固体電解コンデンサ | |
JPH02241014A (ja) | 固体電解コンデンサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |