JPS638785Y2 - - Google Patents

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JPS638785Y2
JPS638785Y2 JP16770584U JP16770584U JPS638785Y2 JP S638785 Y2 JPS638785 Y2 JP S638785Y2 JP 16770584 U JP16770584 U JP 16770584U JP 16770584 U JP16770584 U JP 16770584U JP S638785 Y2 JPS638785 Y2 JP S638785Y2
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JP
Japan
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pattern
warp
weft
sheet
design
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JP16770584U
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JPS6182972U (ja
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  • Woven Fabrics (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案は緯糸により柄(模様)を形成する織物
において、その柄を設計するのに適した織物用デ
ザインシートに関する。
『従来の技術』 周知の通り、織物は経糸に対し、緯糸の打ちこ
み、筬打ちを繰り返して製織され、手芸などの分
野では、デザインシート上で柄を設計、作図した
後、そのデザインシートに基づいて作業に取りか
かるのが一般である。
ところで、錦(にしき)系の1種である『佐賀
錦』の場合、その織り方の基本は上記と変わらな
いが、この『佐賀錦』では金、銀、漆などを用い
た特製の箔紙に切目を入れ(幅3mmの箔紙を二十
〜六十割程度に裁断)、これにより得られた経紙
を経糸とする点(ただし緯糸は絹糸)、さらに経
糸(経紙)を地柄とし、緯糸のみで柄を織り上げ
ている点が特殊となつている。
通常、この種の織物用デザインシートとしては
正方形のマス目をもつ方眼紙を用い、その方眼紙
の縦列、横列を経糸、緯糸とみなして柄の設計製
図を行なつているが、方眼紙からなるデザインシ
ートでは、つぎのような不都合が生じている。
『考案が解決しようとする問題点』 その1つは経糸と緯糸の太さが異なるとか、経
糸が重糸、緯糸が単糸である場合において、デザ
インシート上にある寸法比(例えば面積10×10)
の柄をデザインし、その柄を織りみながら織物を
製織したとき、上記両糸の相緯により、柄の仕上
がりが例えば10×7のごとく縦方向あるいは横方
向に収縮してしまう。
かかる不一致が生じる理由は経糸、緯糸が相緯
しているにもかかず、デザインシート上では方眼
目盛にしたがい、経糸、緯糸を同じ太さとみなし
て柄の設計を行なつているからである。
この一方的な柄収縮(縦または横)は、柄が幾
何学的な模様であるとき、大した違和感をともな
わないが、花鳥その他の生物、風景などを柄とし
た場合、その柄に奇異な感が生じ、織物の重厚さ
もなくなる。
もちろん、このような柄収縮をみこんで柄の設
計を行なうことは、既成の方眼紙においてかなり
の難度をともなう。
他の1つの問題は、緯糸のみで柄を織り上げる
『佐賀錦』の柄設計において、不要な経糸用の包
含目盛等が柄を設計する際の障害となる。
この場合も、織物の製織後において前述した一
方的な柄収縮が生じる。
本考案はかかる設計上の困難、織物製織後の一
方的な柄収縮が生じることのないデザインシート
を提供しようとするものである。
『問題点を解決するための手段』 本考案に係るデザインシートは、シート面上に
おいて、任意方向に傾斜した平行斜線群と、それ
とは異なる他方向に傾斜した平行斜線群とが互い
に交差して表示され、当該シート面にはこれら斜
線による経糸表示用の交点と緯糸表示用の菱形区
画部とが形成されていることを特徴としている。
『実施例』 本考案に係るデザインシートの実施例につき、
図面を参照して説明する。
第1図において、1はデザインシート、2は右
下がりに傾斜する多数の斜線、3は左下がりに傾
斜する多数の斜線であり、一方の斜線2による斜
線群と他方の斜線3による斜線群とが互いに交差
してデザインシート1のシート面上に表示されて
いる。
これによりデザインシート1のシート面には経
糸表示用とした多数の交点4,4,4…と、緯糸
表示用とした多数の菱形区画部5,5,5…とが
形成されている。
6は上記シート面上における各交点4、各菱形
区画部5の数、位置などを読みとりやすくするた
め、そのシート面上の所定箇所に表示された読取
線(太線)であり、図示では10個の菱形区画部ご
とに当該読取線6,6,6…が縦横に表示されて
いる。
ここで各菱形区画部5,5,5…の横方向の対
角線長さをL1、縦方向の対角線長さをL2とし
た場合、L1>L2となつており、L1:L2の
比は例えば経糸、緯糸の太さ相違に応じて設定さ
れる。
つぎにデザインシート1の使用例について説明
する。。
第2図は平織物の組織図をであり、Y1,Y
2,Y3…はそれぞれ経糸、X1,X2,X3…
はそれぞれ緯糸を示し、第3図はその平織物にお
ける経糸、緯糸の各部をデザインシート1上に表
わしている。
第2図において、平織物の表面にあらわれる経
糸Y2の各部をア2,ア3,ア4…、同じく経糸
Y3の各部をイ2,イ3,イ4…、同じく経糸Y
4の各部をウ2,ウ3,ウ4…、同じく経糸Y5
の各部をエ2,エ3,エ4…、同じく経糸Y6の
各部をオ2,オ3,オ4…とし、該平織物の表面
にあらわれる緯糸X2の各部をA2,A3,A4
…、緯糸X3の各部をB2,B3,B4…、緯糸
X4の各部をC2,C3,C4…、緯糸Y5の各
部をD2,D3,D4…、緯糸X6の各部をE
2,E3,E4…とした場合、経糸Y2〜Y6の
上記各部は第3図における同じ符号の各部と対応
し、緯糸X2〜X6の上記各部は第3図における
同じ符号の各部と対応する。
すなわち、平織物の表面にあらわれる経糸の各
部は前述した交点4,4,4…により点表示さ
れ、平織物の表面にあらわれる緯糸の各部は前述
した菱形区画部5,5,5…により面表示され
る。
したがつて前述した『佐賀錦』のように柄(模
様)が緯糸のみで作製されるとき、柄に関与する
緯糸が面表示され、柄に関与しない経糸が点表示
されるので、所望の柄を設計する段階においてそ
の柄が上記面表示により把握しやすくなり、作図
も容易となる。
第4図は『佐賀錦』における簡易な柄(正方
形)の設計例を示したものであり、このような柄
を設計するとき、デザインシート1上の所定位置
に正方形を描くだけでよく、以下そのデザインシ
ート1に基づいて所定の経糸に対する緯糸の打ち
こみ箇所を各交点4,4,4…、各菱形区画部
5,5,5…により読みとりながら製織すれば、
所定の柄(正方形)が形成できる。
もちろんデザインシート1は経糸、緯糸相互の
太さの相緯に基づいて作成されており、第4図の
ごとく所定箇所の経糸(50本)に対し、60本の緯
糸(柄糸)を打ちこめば歪みのない正方形(柄)
が形成できる。
したがつて、一方的な柄収縮をみこんでその柄
の設計を行なう必要はなく、デザインシート1上
に所望の柄を描くだけでその設計が容易に行なえ
る。
第4図では説明を簡略にするため、平織におけ
る正方形の柄を設計する例を述べたが、複雑な幾
何学模様、花鳥その他の生物、風景なども上記と
同様にして設計でき、綾織、しゆす織の設計製図
にも活用できる。
前述したようにL1:L2の比は経糸、緯糸の
相緯に応じて適宜に設定されるが、例えば緯糸が
経糸よりも太い場合はL1<L2となるようにデ
ザインシート1をつくる。
さらにデザインシート1は現尺、縮尺、倍尺な
ど、任意のものがくつれるほか、交点4、菱形区
画部5などを読みとるための記号、数字等をシー
ト面の適当箇所に付記することもある。
読取線6は太線により形成されているが、他の
線に対し異色とした線で表示してもよい。
『考案の効果』 以上説明した通り、本考案に係る織物用デザイ
ンシートは、互いに交差する二種の斜線群を介し
てそのシート面に経糸表示用の交点と緯糸表示用
の菱形区画部とが形成されているから、緯糸によ
り柄(模様)を織り上げる織物の設計製図を行な
う場合、柄の形成に必要な緯糸のみ面表示できる
ようになり、したがつてその柄の把握が容易とな
り、しかも経糸、緯糸相互の相緯による一方的な
柄収縮がシート面上へ作図するだけで解消できる
から、設計時の難度が大幅に緩和され、柄の選択
範囲、自由度も増す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る織物用デザインシートの
1実施例を示した一部省略状態の平面図、第2図
は織物の組織図、第3図はその組織図との対応を
示したデザインシートの説明図、第4図はデザイ
ンシートの使用例を示した説明図である。 1……デザインシート、2……斜線、3……斜
線、4……交点、5……菱形区画部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート面上において、任意方向に傾斜した平行
    斜線群と、それとは異なる他方向に傾斜した平行
    斜線群とが互いに交差して表示され、当該シート
    面にはこれら斜線による経糸表示用の交点と緯糸
    表示用の菱形区画部とが形成されている織物用デ
    ザインシート。
JP16770584U 1984-11-05 1984-11-05 Expired JPS638785Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16770584U JPS638785Y2 (ja) 1984-11-05 1984-11-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16770584U JPS638785Y2 (ja) 1984-11-05 1984-11-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6182972U JPS6182972U (ja) 1986-06-02
JPS638785Y2 true JPS638785Y2 (ja) 1988-03-16

Family

ID=30725494

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JP16770584U Expired JPS638785Y2 (ja) 1984-11-05 1984-11-05

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JPS6182972U (ja) 1986-06-02

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