JPS638719A - 液晶表示器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は液晶表示器に関し、特にそのセルの構造に適
用されるものである。

（従来の技術） 一般に液晶表示器は、少くとも一方がガラス等の透明な
２枚の基板にインジウム・すず酸化物（以下ＩＴＯと略
記する）等の透明電極を形成し、ついで封肴予定部より
も内側のセル内基板表面のみ、ないしはセル外電極端子
の内側（根本〉にわたる範囲に限って例えばポリイミド
樹脂等の絶縁性配向膜を被着したのち、内基板を各々の
絶縁性配向膜を対向させて保持し周辺で封着する。次に
上記絶縁性配向膜の間に液晶を注入して液晶セルを形成
する。

上記従来の液晶表示器の構造の一例を第４図によって説
明する。この図は対の基板に絶縁性配向膜を形成し対向
させた状態を示し、１０１は表側（上側）ガラス基板で
、一方の主面（図の下面）に表側電極１０２がＩＴＯで
形成され、その電極端子１０２ａを避りて絶縁性配向膜
（以下絶縁膜と略称する）１０３で被覆されている。こ
れと同様の構成で裏側（下側）ガラス基板１１１の一方
の主面（図の上面）に裏側電極１１２とその電極端子１
１２ａを除き絶縁膜１１３で被覆された構造になってい
る。

上記絶縁膜は被着にあたって駆動回路との電気的接続に
必要な電極端子には被着されないように、例えば印刷等
の手段によってパターンに形成していた。そして、この
絶縁膜はセルの内部においてラビング（Ｒｕｂｂｉｎ（
］）等の手段を施すことにより液晶を配向させる殿能を
備えるとともに、セル外部においては電極端子が湿性雰
囲気内で通電し腐食するのを防止する効果を有する。

次に、１１４は駆動電圧印加用導電部材（以下リードピ
ンと略称する）で、基板の端部に形成された上記電極端
子１１２ａを基板１１１とともに挟持し、電極端子に圧
接する。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の上記構造と製造方法による絶縁膜の形成には、少
くとも電極端子部を避けて被着する必要から、基板の全
面を被覆する簡易な被覆手段を用いることができず、位
置合わせ等の煩雑な操作を必要とする印刷等の手段が強
いられていた。また、電極端子については絶縁膜で被覆
されない部分があるので腐食を受けやすいという問題点
がある。

この発明は絶縁膜被着時にパターン形成を必要とせず、
しかも電極端子の腐蝕防止効果の大きい液晶表示器の改
良された製造方法を提供することを目的とする。

（発明の構成〕 （問題点を解決するための手段） この発明にかかる液晶表示器の製造方法は、透明電極（
１０２，１１２）が形成された一対の基板（ｉｏｉ。

１１１）上に絶縁被膜を形成して対向ざぜ周辺を封着し
たのちこれら絶縁膜間に液晶を注入して液晶セルを形成
し、この液晶セルの電極端子上の絶縁膜を一部除去し露
出した電極端子に駆動電圧印加用導電部材を圧接装着さ
せる液晶表示器の製造にあたり、少くとも透明電極に対
しその液晶セルの内部から電極端子まで連続的に被覆す
る絶縁膜（１１゜２１）を基板（１０１，１１１）上に
形成し、ついで駆動電圧印加用導電部材（１１４）を電
極端子上に圧接擦過させて絶縁膜を掻き除き電極端子に
装着する工程を含むものである。

（作　用） 液晶表示器の製造工程における絶縁膜の形成にあたり、
パターンに形成する必要がないので簡易な手段でよく、
また、工程が簡略化できる。さらに、製品化された液晶
表示器について電極端子の露出部が少いので、湿気等に
よる腐蝕を防止できる。

（実施例） 以下、この発明の一実施例につき第１図ないし第３図を
参照して説明する。第１図は一実施例により形成される
液晶表示器の一部を斜視図で示し、第２図および第３図
は製造方法を説明するための断面図である。なお、説明
において従来と変わらない部分については図面に従来と
同じ番号を付けて示し説明を省略する。

第１図に示されるように、絶縁膜１１．２１は透明電極
が夫々形成された基板ｉｏｉ、　１１ｉの対向面の各全
面にスプレー、浸漬等の手段で被着されている。すなわ
ち、透明電極に対しその液晶セルの内部から電、１※端
子まで連続的に被覆される。そして、電極端子１１２ａ
上の絶縁膜はクリップ状に装着されるリードピン１１４
の装着操作により圧接擦過され掻ぎ除けられて欠如部を
生ずる。すなわら、絶縁膜の電極端子上における欠如部
はリードピンの装着と同時に形成される。この絶縁膜は
一例の膜厚が６００人程度であるからリードピンの装着
により安全に掻きとられ良好な電気的接続が得られる。

取上の方法によれば絶縁膜の被着工程においてパターン
形成が不要なため、従来の印刷工程と異なり印刷版が不
要で、かつ、印刷位置合わせ笠も不要で、従って位置ず
れ不良も発生しない。ざらに、印刷パターンに関係する
膜厚のむら等がなく、均一な膜厚の絶縁膜が得られる。

また、ＩＴＯ膜の大部分がポリイミド膜で被覆されてい
るので、結露、高湿度雰囲気等によって水分が直接ＩＴ
Ｏ膜に触れないので、通電時の電気的腐蝕が発生しにく
いという長所を備える。

次に絶縁膜の形成手段がスプレーや浸漬等でよいので、
工程が簡易で同時に多数の基板に対し被覆形成ができる
。

〔発明の効果〕

本発明の方法によれば、絶縁膜形成の位置合わせ等が不
要であることから連続かつ回度に適し、膜厚むらの少い
絶縁膜を簡易に形成できる利点がある。また、高湿雰囲
気中でも信頼性の高い液晶表示器を１ｑることかできる
利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の製造方法により形成された液晶表示器
の一部を一部断面で示す斜視図、第２図および第３図は
本発明の製造方法を工程順に示すいずれも断面図、第４
図は従来の製造方法により形成された液晶表示器の一部
を一部断面で示す斜視図でおる。 １１、２１・・・絶縁膜 １０１　、１１１・・・ガラス基板 １０２　、１１２・・・透明電極 １０２ａ、　１１２ａ・・・電極端子 １１４・・・リードピン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明電極が形成された一対の基板上に絶縁膜を形成して
   対向させ周辺を封着したのちこれら絶縁膜間に液晶を注
   入して液晶セルを形成し、この液晶セルの電極端子上の
   絶縁膜を一部除去し露出した電極端子に駆動電圧印加用
   導電部材を圧接装着させる液晶表示器の製造にあたり、
   少くとも透明電極に対しその液晶セルの内部から電極端
   子まで連続的に被覆する絶縁膜を基板上に形成し、つい
   で駆動電圧印加用導電部材を電極端子上に圧接擦過させ
   て絶縁膜を掻き除き電極端子に装着する液晶表示器の製
   造方法。