JPS6386854A - 溶融材料でコーティングされた金属シートのストリッピング方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は溶融材料でコーティングされた金属シートのス
トリッピング方法に関する。さらに詳しくは、溶融メッ
キ（たとえば溶融亜鉛メッキ（ｇａｌｖａｎｌｓｉｎｇ
））またはガラス質コーティング（ｖＨｒｅｏｕｓ−ｃ
ｏａｔｉｎｇ）設備でコーティングされた金属シートを
溶融材料槽を出た直後にストリップ状またはウェブ状の
シートの両面をガスの薄いカーテンでブラストして過剰
コーテイング膜を除去するストリッピング方法に関する
。

また、本発明はシートが引き出される槽の上方に近接し
て配置され、そのあいだを通過するストリップ状または
シート状の材料の両面をブラストするためのガスの薄い
カーテンを形成する２個の対向するノズルを有する、前
記の方性を実施するための装置に関する。

［従来の技術］ 溶融メッキまたはガラス質コーティング設備内で溶融コ
ーティング材料によってコーティングされたシート、と
くにストリップ状のシート材料においては、過剰のコー
ティング材料をストリッピングして、表面にコーティン
グ材料のリブ（ｒｉｂｓ）や塊（１ｕｎ＋ｐｓ）が形成
されることによって美しくない表面がもたらされるのみ
ならず種々の部分でコーティングが不必要に厚くなりコ
ーティング材料の消費量が不必要に増加せしめられるの
を防ぐために、ガスの薄いカーテンによってシート表面
をブラストすることが知られている。

［発明が解決しようとする問題点］ コーティングされたシートの表面を空気でブラストする
ことは知られている。しがしながら、かかるブラストは
コーティング材料に対する酸化またはほかの作用をもた
らし、さらにはコーティングされた表面に割れなどをも
たらしうる。

したがってコーティングされたシートの表面のブラスト
に、チッ素のような不活性ガスが用いられる傾向にかわ
りつつある。これによってたしかに酸化の問題は充分に
排除されうるが、ガスの消費量が比較杓子いためコスト
が増大せしめられるという問題がある。

本発明の目的は、溶融メッキまたはガラス質コーティン
グ設備でコーティングされたシート材料、とくに前記設
備を連続的に通過するストリップ状の形状を存するシー
ト材料を、一方では望ましくない酸化の問題を伴なわず
に、他方ではできるだけ経済的にコーティングが実施で
きるようにすることにある。

本発明の別の目的は、２個のブラストノズルが溶融コー
ティング材料槽の上方に相互に対向して箱状のスリーブ
内に配置され、スリーブの側壁および前後壁がす（なく
とも槽内の溶融材料の表面のレベルまで下方に伸びてお
り、スリーブの頂部壁にシート材料が連続的に出るため
の開口部を有する、シート材料の表面がら過剰のコーテ
ィング材料をストリッピングする装置を提供することに
ある。

ｃ問題点を解決するための手段］ 本発明は溶融メッキまたはガラス質コーティング設備で
コーティングされた金属シートを溶融材料槽を出た直後
にシートの両面をガスの薄いカーテンによってブラスト
する方法であって、空気より充分に重く循環されるガス
によってシートをブラストする金属シートのストリッピ
ング方法に関する。

さらに本発明は溶融メッキまたはガラス質コーティング
設備内の溶融コーティング材料搏の上方に近接して相互
に対向して配置され、そのあいだを通過するウェブ状の
シート材料の両面をブラストするためのガスの薄いカー
テンを形成する２個のブラストノズルを有し、前＝Ｑ　
ＷＪを通過した金属シート表面から過剰のコーティング
材料を空気よりも充分に重くかつ循環されるガスによっ
てストリッピングする装置であって、２個のブラストノ
ズルが箱形のスリーブ内に配置され、スリーブの側壁お
よび前後壁がすくなくとも槽内の溶融材料表面のレベル
まで下方に伸びており、スリーブの頂部壁にシート材料
が出るための開口部を有する金属シートのストリッピン
グ装置に関する。

本発明の方法においては、前記問題点を解決するために
、シートまたはストリップ状のシート材料が空気よりも
充分に重くかつ循環される不活性ガスによってブラスト
される。とくに、本発明においてシート材料が六フッ化
イオウまたはそれを含有する混合ガスでブラストされる
のが好ましい。

［実施例］ 空気よりも充分に重いまたは何倍も重いガスまたは混合
ガスは自重によりほぼ垂直に降下する。したがって前記
ガスは比較的容易に回収され再使用のためにフィードバ
ックされつる。コーティングされた金属シート表面のブ
ラストに従来使用されているチッ素などの不活性ガスは
空気より重いばあいでもわずかに重いだけであり、それ
らの本来の密度に基づけば空気から分離しにくく、また
は分離したとしても不充分に分離するのみである。した
がってかかるガスの回収は不充分なものであり、限られ
た範囲でのみ可能である。さらにそのようなガスは、溶
融メッキまたはガラス質コーティング設備の槽内に存在
する溶融コーティング材料の表面を大気中の酸素の作用
から満足できる程度にまたは充分に保護することができ
ない。

六フッ化イオウのようなガスはチッ素に比べ約５倍重く
、空気に比べても著しく重く、自重のみによっても空気
から充分に分離し、したがって、明確に吸い込まれ再使
用のためにフィードバックされつる。かかるガスと空気
との境界域には、かかるガスと空気との混合物が存在し
て酸化がお二りうるようなゾーンはない。さらに、充分
重い六フッ化イオウは上昇しないので、その回収におい
ては再使用のための回収ができるようにガスを導出でき
るような限定されたゾーン内または限定された空間内に
ガスが下降することを確実にすることのみが必要となる
。

本発明の装置において、一種のハウジングとも認められ
、その側部壁および前後壁が溶融材料の表面に届くよう
に下方に伸びている箱形スリーブは、溶融材料とともに
チャンバー（ｃｈａｍｂｅｒ）を形成し、ガスが回収の
ためにスリーブから充分な量で引き出されるように注意
されている限り、ブラストノズルから出るガスは制御さ
れない状態でチャンバーから漏出することはない。吹き
込まれるガスは酸素より重く、したがって下方に沈降す
る傾向を有するので、シート材料が出るためにスリーブ
の頂部表面に設けられた開口部からは漏出しない。”ガ
スがスリーブから導出されないばあいにのみ、ガスは頂
部の開口から漏出しつる。

スリーブに吹き込まれる重いガスを充分な量、すなわち
少なくとも供給される量と同量で導出するために、本発
明の装置の実施態様においてはスリーブのブラストノズ
ルの下部に配置され、ブラストノズルから出るガスを取
り出すためのバイブ継手を設けてもよい。吸い込み配管
と吸い込みファンがこの継手に接続しつる。

スリーブを常に槽内の溶融材料と協調させて正しく機能
させるために、本発明の装置の実施態様においては、槽
内に存在する溶融材料と接する浮力体または浮きをスリ
ーブの下部のリム（ｒｉＩｌｌ）に設けていわば溶融材
料中に浮くようにしてもよい。したがって溶融材料表面
のレベルの変動が自動的に補償される。

前記補償がとくに好ましい要領で行われうるようにする
ために、本発明の装置の実施態様においては、スリーブ
の側壁および前後壁にたとえばベローズのような形状の
伸縮部を設けてもよい。このようにすればスリーブの上
部が固定点に固定されている状態でも、スリーブの下部
は溶融材料の上に浮いた状態になりうる。そのため、本
発明の装置の実施態様において、スリーブの位置は溶融
材料表面の高さと合うことを妨げるような影響を受ける
ことなく正確に固定されうる。

７８１図は装置内を通過する金属シートのストリップの
表面から過剰なコーティング材料をストリッピングする
ための本発明の装置の一実施例の側断面図である。

部分的に図示されている溶融メッキ設備のバット（１）
内には、溶融亜鉛（２が入っており、その表面（３）の
高さは亜鉛の消費量と補充される量とにしたがっである
限度内で変動する。

溶融亜鉛（２）内に没した状態の少なくとも１個の方向
転換用ローラー（４）が設けられており、材料（５）の
ウェブがそれによって案内されている。

このシート材料のウェブは図中矢印（６）で示される方
向にここに示される要領で装置を通過する。

材料（５）のウェブのための別の案内用部材は図面を簡
単にするために図示されていない。

バット（１）の上部には、すでに知られている種類の２
個の相互に対向するブラストノズル（刀および（８）が
設けられており、たとえば六フッ化イオウのように空気
より重いガスを圧力下でノズル（７）および（８）に供
給するためにブロワ−（９）が配管ω）およびＯｌ）を
介してノズル（刀および（８）に接続されている。かか
るガスは相互に向きあう溝孔形状のノズル開口部０′２
Ｊおよび色から吹き出し、ウェブ（５）が通過する実質
的に水平なカーテンを形成する。かかるブラストによっ
て、バット（１）内の溶融材料（２りから随伴してきた
いかなる過剰のコーティング材料もウェブ（５）の表面
からストリッピングされる。

ノズル（７）および（８）は箱形のスリーブ（１４）に
取り付けられ、スリーブ０４）の頂部壁６は比較的広い
溝孔形の開口部ＯＱを宵し、その開口部Ｏｅを通過して
ウェブ（５）が出ることができる。

第１図に詳細には図示されていない前後壁と同様に側部
壁０７）および０ａはベローズ形状の伸縮部または膨張
部囚およびのを有し、それによって壁面下部（１７ａ）
および（１８ａ）がスリーブ（１４）の上部に対してま
たは前記上部が前記下部に対して鉛直に動きうるように
なっている。側部壁の下部（１７ａ）および（１８ａ）
の下部リムの周囲に伸びる形で浮き（２１１が設けられ
ており、浮き（２１１は、ノズル（７）および（８）を
通ってスリーブ側に吹き込まれるいかなるガスをもスリ
ーブの下部端から漏出させないための周辺部シールを形
成するように、溶融材料（ａ上で側壁下部（１７ａ）お
よび（１８ａ）を支持し、表面（３）のレベルの下にわ
ずかに没入している。

側壁０８の下部（１８ａ）にはブロワ−（９）の吸込側
に導くための配管−に接続する接続用スピゴット（ｓｐ
ｉｇｏｔ）　＠が設けられている。これによってブロワ
−（９）はノズル（７）および（８）に供給するの　ｌ
に用いられたガスをスリーブＱ４１の下部がら吸い込む
。ガスの損失はほぼないので、実際にはノズル（′７）
および（８）への供給のための追加用に比較的わずかの
量のガスしか必要としない。

金属溶融材料の表面上に滞留する空気より重いガスまた
は混合ガスは溶融材料が酸化するのを防ぐ。さらに前記
ガスは断熱効果やある程度の防音効果ももたらす。

本発明はガスによる隔離層が望ましくまたはぎ益である
ようなほかの用途にも好適に適用しつる。たとえばサイ
ホン、すなわちＵ字状またはそれに類似した形状の曲が
り管の下部に空気より重い六フッ化イオウまたはそれを
含有する混合物を充填して、２種のガス、液およびガス
または金属溶融材料と周囲の大気とを隔離してもよい。

六フッ化イオウと混合する成分の好適な例としては二酸
化炭素があげられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の一実施例の側断面図である。 （図面の主要符号） （７）、（８）：ノズル Ｑ４）、スリーブ Ｇ９、■；伸縮部 （２ＴＩ：浮き

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　溶融メッキまたはガラス質コーティング設備でコー
   ティングされた金属シートを溶融材料槽を出た直後にシ
   ートの両面をガスの薄いカーテンによってブラストする
   方法であって、空気より充分に重くかつ循環されるガス
   によってシートをブラストする金属シートのストリッピ
   ング方法。 ２　金属シートを六フッ化イオウまたはそれを含有する
   混合ガスによってブラストする特許請求の範囲第１項記
   載の方法。 ３　溶融メッキまたはガラス質コーティング設備内の溶
   融コーティング材料槽の上方に近接して相互に対向して
   配置され、そのあいだを通過するウェブ状のシート材料
   の両面をブラストするためのガスの薄いカーテンを形成
   する２個のブラストノズルを有し、前記槽を通過した金
   属シート表面から過剰のコーティング材料を空気よりも
   充分に重くかつ循環されるガスによってストリッピング
   する装置であって、２個のブラストノズルが箱形のスリ
   ーブ内に配置され、スリーブの側壁および前後壁がすく
   なくとも槽内の溶融材料表面のレベルまで下方に伸びて
   おり、スリーブの頂部壁にシート材料が出るための開口
   部を有する金属シートのストリッピング装置。 ４　スリーブが内部に配置されたブラストノズルの下方
   にノズルから出るガスを導出するための継手を有する特
   許請求の範囲第３項記載の装置。 ５　スリーブがその下部リムの部分に槽内の溶融材料と
   の接触を維持する浮力体または浮きを有する特許請求の
   範囲第３項または第４項記載の装置。 ６　スリーブがその側壁および前後壁に伸縮部を有する
   特許請求の範囲第３項、第４項または第５項の装置。 ７　伸縮部がベローズの形状をしたものである特許請求
   の範囲第６項記載の装置。