JPS638641A

JPS638641A - 映像および音響空間記録再生方法

Info

Publication number: JPS638641A
Application number: JP61151075A
Authority: JP
Inventors: Yasushi Shimizu; 寧清水; Yoshikazu Ando; 安藤　由和
Original assignee: Yamaha Corp
Current assignee: Yamaha Corp
Priority date: 1986-06-27
Filing date: 1986-06-27
Publication date: 1988-01-14
Anticipated expiration: 2011-07-10
Also published as: JP2515101B2; US4868682A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、街頭、祭り、コンサートホールの会場等の
場の映像および音饗空間を記録し他の空間でこれを再現
する方法に関し、再生空間で原空間の映像に即した音響
効果が容易に得られるようにして、優れた原空間の臨場
感が１ｑられるようにしたものである。

〔従来の技術〕

１！ｉ頭、祭り、コンサートホールの会場等の空間を再
現することを目的とした映像システムとして、第２図に
示寸全天周映像システムや第３図に示す仝周映象システ
ム等がある。全天周映像システムは、プラネタリウム等
のようなドーム状の再生空間１０の内周面仝体にマルチ
スクリーンを構成し。

原空間を分割して躍った各映像を再生空間１０の中央部
あるいは周辺部から複数の映写機で各方向のスクリーン
に投射することにより、原空間の上半球のＩｌ！ｌ！像
を再現するようにしたものである。また、全周映像シス
テムは、円筒状の再生空間１２の側壁内周面全体にマル
チスクリーンを構成し、原空間を分割して撮った各映像
を再生空間１２の中央部から複数の映写機で各方向のス
クリーンに投射することにより、原空間の水平方向全周
の映像を再現するようにしたものである。

従来、これらの空間映像システムに用いられる音響シス
テムは、ステレオ録音等にて採取したものを疑似４チヤ
ンネル等にして、第２図や第３図に示すように再生空間
１０．１２の四方に配したスピーカ１４から適当に発音
するようにしたものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記従来の空間映像システムに用いられている疑似４チ
ヤンネルによる音響システムは、記録後の後処理で４チ
ヤンネル化等の富作りがなされるため、映像と音響との
一致が得られなかった。しかも、この後処理による音作
り（音像移動、音響的な響きの付加等）は、ソフト作り
の段階でスタジオにおいて行なわれるため、再生音場と
スタジオの違いから、充分な臨場効果を発揮し得なかっ
た。また、後処理による音作りが必要なため、ソフト製
作が大変であり、上記映像システムで上映できるような
供給ソフトが少なかった。

この発明は、前記従来の技術における問題点を解決して
、再生空間での映像と音響の一致が容易に得られるよう
にして、優れた原空間の臨場感が青られるようにした映
像および音響空間記録再生方法を提供しようとするもの
である。

（問題点を解決するための手段〕この発明は、原空間を分割した複数の空間ごとに映像と
音響の両面について情報を同時記録し、再生空間におい
て同時再生するようにしたものである。

Ｃ作　用〕この発明の前記解決手段によれば、−原空間の各分割空
間における映像とこれに対応した音が再生空間の各位置
からそれぞれ再生される。したがって、映像と音は必然
的に一致し、従来のように記録後に疑似４チヤンネル化
等のためのスタジオにおける後処理すなわち音の加工（
音像移動、音響的な費きの付加等）が阜本的に必要ない
ため、いわゆる音場を疑似的に作り出すポストプロダク
ション作業が大幅に軽減され、しかも原空間の臨場感が
再生空間において容易に（ｑられる。

（実施例１〕以下、この発明の詳細な説明する。この実施〃１にＪ３
ける記録は、所定視野を有する映像記録手段と、前記視
野と略々同一の音響指向性を析する音響記録手段とを有
する記録手段を用いて行なっている。また、再生は、記
録視野に対応する映像面での再生手段と、この視野中に
配置された音響再生手段とを用いて行なっている。

（１）　　　記　　録第１図は、原空間（例えば街頭、祭り、コンサートホー
ル′Ｓ）にａ３いて記録を行なう様子を平面図で示した
ものである。ここでは、例えば原空間１６を記録点１８
を中心に水平方向に連続した８つの空間Ａ〜Ｈに等分割
し、記録点１８から分割空間Ａ−Ｈの各中央部に向けて
所定視野角α（ζ４５°）を右づ゛る８台のカメラ（１
６Ｍ、８７１＋１１映画用カメラ、３５ｍスライド用カ
メラ等）２０と、所定指向性β（彎４５°）を有する８
本の指向性マイクロホン２２をそれぞれ配置し、各分割
空間Ａ−Ｈの映像と音を同期して記録する。

これにより、被記録体２４が移動する様子が映像と音の
両面にわたって記録される。

第４図は、第１図の原空間１６において記録を行なう記
録装置の構成例を示したものである。各分割空ｌ２ＳＩ
Ａ−Ｈに向けて配置された８台のカメラ２０は、同期し
て各分割空間Ａ−）１の映像を躍影する。８台の指向性
マイクロホン２２で採取された各音声信号は、ヘンドア
ツブ２４を介して多チヤンネルテープレコーダ２６の各
トラックにそれぞれ録音される。テープレコーダ２６は
カメラ２０と同期して駆動される。このようにして、各
分割空間Ａ−Ｈの映像と音がカメラ２０と多チヤンネル
テープレコーダ２６に同期して記録される。

（２）　　再　　生第５図は、第１図の原空間１６において記録された情報
を再生空間２８で再生する様子を平面図で示したもので
ある。再生空間２８は、例えば前記第２図の全天周形や
前記第３図の全周形等で構成される。再生空間２８は無
ｖＩ室に近いものが好ましい。再生空間２８の内周面に
は全周にスクリーン３０が配置されている。再生空間２
８は、記録を行なった原空間１６の分割空間Ａ−Ｈに対
応して、８つの空間Δ′〜Ｈ′に分割されている。

再生空間２８の中心３２には、分割空間Ａ′〜Ｈ′の各
中央部に向けて８台の映写機３４が配置されている。ま
た、スクリーン３０の背部には、分割空間Ａ′〜１」′
の各中央部に８台のスピーカ３６が配置されている。

第６図は、第４図の記録装置によって記録された映像を
第５図の再生空間２８で再生する再生装置の構成例を示
したものである。各分割空間Ａ′〜Ｈ′のスクリーン３
０に向けて配置された８台の映写機３４は同期して駆動
されて、原空間２６における分割空間Ａ−Ｈの各再生映
像をそれぞれ対応する各分割空間Ａ′〜Ｈ′のスクリー
ン３０に投射する。多ヂャンネルテープレコーダ２６は
各トラックに録音した原空間２６における各分割空間Ａ
〜ト１の音を再生し、アッテネータ３８、アンプ４０を
介して再生空間２８における各対応する分割空間Ａ′〜
Ｈ’　に配したスピーカ３６にそれぞれ供給する。この
ようにして、原空間１６の各分割空間Ａ−Ｈにおける映
像と音が再生空間２８における各分割空間Ａ′〜Ｈ′か
ら再生され、原空間１６が再現される。

（実施例２）前記実施例では１６ｍ＋や８ｍ映画、あるいは３５＃Ｉ
スライド等で映像を記録する場合について示したが、ビ
デオテープで記録する場合は例えば次のようにして行む
う。

（１）　　記　　録第７図は、記録時の構成例を示すものである。

ビデオカメラ４２と指向性マイクロホン４４は前記第１
図に示したのと同様に原空間１６に配置され、各分割空
間Ａ−）−１の映像と音を採取する。採取された映像と
音は各分割空間Ａ〜Ｈに対応して設けられた各ビデオテ
ープレコーダ４６にそれぞれ記録される。なお、このと
き再生時の同期を取るための同期信号も同時に記録する
。

（２）　　　再　　生Ｍ８図は、第７図のビデオテープレコーダ４６で記録し
たビデオテープを再生する場合の構成例を示すものであ
る。再生空間は、前記第５図に示したのと同様に仝大同
形再生空間や全周形再生空１２０　′６が用いられ、内
周面にスクリーンが配設される。ビデオプロジェクタ４
８は、第５図と同様に再生空間２８の中火位置に各分割
空１５１　Ａ　’〜Ｈ′に向けて配設される。また、ス
ピーカ５０は第５図と同様に各分割空間Ａ′〜Ｈ′にお
番プるスクリーンの背部に配設される。各ビデオテープ
レコーダ／１６は、記録された同期信号によって相互に
同期を取って駆動される。各ビデオテープレコーダ４６
から再生された映像信号はビデオプロジェクタ４８に供
給されて、各分割されたスクリーンに映し出される。ま
た、音声信号はアンプ５２を介してスピーカ５０に供給
される。このようにして、原空間１６の各分割空間Ａ−
Ｈにおける映像と音が再生空間２８における各分割空間
Ａ′〜１１′から再生され、原空間１６が再生空間２８
に再現される。

（変更例〕前記各実施例では空間を水平方向に８分割した場合につ
いて示したが、分゛割数は任意に設定することができる
。また、分割方向は水平方向に限らず垂直方向あるいは
垂直方向と水平方向の組合せ等で分割することもできる
。

〔発明の効果）以上説明したように、この発明によれば、原空間の各分
υ１空間における映像とこれに対応した音が再生空間の
各分ｖｊ位δがらそれぞれ再生されるので、映像と音は
必然的に一致し、従来のように記Ｂ後に疑似４チヤンネ
ル化等のためのスタジオにおける羨処理すなわち音の加
工（音＠移動、音響的な響きの付加８）が基本的に必要
ないため、いわゆる音場を疑似的に作り出すポストプロ
ダクション作業が大幅に軽減され、しかも原空間の臨場
感が再生空間において容易に得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す平面図で、原空間
において記録を行なう様子を示したものである。第２図は、全天周形再生空間における従来のスピーカ配
置を示す斜視図である。第３図は、全周形再生空間における従来のスピーカ配置
を示す斜視図である。第４図は、第１図の記録操作を行なうための記録装置の
構成例を示すブロック図である。第５図は、第１図の原空間で記録された映像を再生空間
で再生する状態を示す平面図である。第６・図は、第５図の再生操作を行なうための再生装置
の構成例を示すブロック図である。第７図は、ビデオテープを用いてこの発明を実施する場
合の記録時の構成例を示すブロック図ｒある。第８図は、第７図の構成によって記録されたビデオテー
プを用いて再生する場合の構成例を示すブロック図であ
る。１６・・・原空間、Ａ−Ｈ・・・原空間の各分割空間、
２０・・・カメラ、２２・・・指向性マイクロホン、２
６・・・多チヤンネルテープレコーダ、２８・・・再生
空間、Ａ′〜Ｈ′・・・再生空間の各分割空間、３４・
・・映写機、３６・・・スピーカ、４２・・・ビデオカ
メラ、４４・・・指向性マイクロホン、４６・・・ビデ
オテープレコーダ、４８・・・ビデオプロジェクタ、５
０・・・スピーカ。特許出願人　　日本楽′ａ製造株式会社第８図区

Claims

【特許請求の範囲】１、原空間を分割した複数の空間ごとに映像と音響の両
面について情報を同時記録し、再生空間においてこれら
情報を同時再生するようにしたことを特徴とする映像お
よび音響空間記録再生方法。２、前記記録は、所定視野を有する映像記録手段と、前
記視野と略々同一の音響指向性を有する音響記録手段と
を有する記録手段を用いて行なわれることを特徴とする
特許請求の範囲第１項に記載の映像および音響空間記録
再生方法。３、前記再生は、記録視野に対応する映像面での再生手
段と、この視野中に配置された音響再生手段とを用いて
行なわれることを特徴とする特許請求の範囲１項に記載
の映像および音響空間記録再生方法。