JPS6384937A - ソフトタツチ表面の合成樹脂化粧板とその製造方法 - Google Patents

ソフトタツチ表面の合成樹脂化粧板とその製造方法

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JPS6384937A
JPS6384937A JP23149386A JP23149386A JPS6384937A JP S6384937 A JPS6384937 A JP S6384937A JP 23149386 A JP23149386 A JP 23149386A JP 23149386 A JP23149386 A JP 23149386A JP S6384937 A JPS6384937 A JP S6384937A
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JP
Japan
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resin
decorative board
acrylic
synthetic
soft
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Pending
Application number
JP23149386A
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English (en)
Inventor
高木 茂弘
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテーブル、カウンター、事務机などの天板用化
粧板として最適の表面層が弾力性に富みペンなどの筆記
用具の接触感覚が柔かで、化粧表面の光の反射が少ない
ソフトタッチな表面を有する合成樹脂化粧板とその製造
方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、テーブル、カウンター、事務机などの天板用化粧
板としては、例えば、特開昭57−96859号に開示
されているように、コアー層上に凹凸段差5〜200μ
の同一の凹凸エンボスを有する硬質層と弾性層とが一体
化され、しかも弾性層の圧縮弾性率が70〜300に+
r/−であることを特徴とする化粧板が提案されている
ところで、上記公報に記載された化粧板における硬質層
としては、従来、化粧板用表面素材として使用されるメ
ラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹
脂などの熱硬化性樹脂シートのほかにF4箔、アルミシ
ート、ステンレスシート、鋼板シートなどの金属シート
類であると開示されている。
一方、弾性層としては、弾性を有する各種の合成樹脂シ
ート類、例えばアクリル系樹脂シート、ウレタン系樹脂
シート、エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂シート、軟
質塩化ビニール樹脂シート、各種のゴムシートなどが例
示されており、加熱されると70〜80℃以上の温度で
軟化するか、或いは融解する高分子材料であるため、前
記硬質樹脂膜に比較して耐熱性が劣るほか、その分子構
造に基因して耐摩耗性、耐汚染性などの物性が劣ると開
示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の前記公fl記載の化粧板は、熱硬化性樹脂シート
に一定の大きさの凹凸エンボスを介して熱可塑性樹脂シ
ートを圧着して一体積層したものであるため、その試作
品には次のような欠点があることが判明した。
(1)硬質層の基材と表面の弾性層との間には科学的な
結合は少なく、凹凸による物理的結合により硬質と軟質
のフィルムシートが接合されているものであるため、両
シート間の密着性は弱り、化粧板を回転歯の切削機によ
り切断すると、その切断小口は両シートが剥離し易い。
(2)両シートの圧着に際して加熱による熱硬化が瞬時
に行われるため、弾性層の樹脂の熱収縮が急激に起こり
、樹脂の官能基による化学反応は起らない、そのため、
耐熱性が劣る。
(3)凹凸エンボス部分に、塵埃その他の汚染物質とな
る主として万年筆のインキ、ボールペンのインキ、鉛筆
芯のクズなどが溜まり易く、したがって化粧板表面が各
種筆記具のインキなどにより汚染され易い、さらには、
凹凸エンボス仕上げは艶消し仕上の化粧板に限られるた
め、艶有りの光沢仕上げの化粧板は得られないなどの制
約があるばかりでなく、耐汚染性の向上には限度がある
本発明の上記従来の化粧板の諸欠点を除去・解決するこ
とを目的とし、従来の化粧板では得られなかった高い光
沢性を有し、勝つ紫外線塗料特有のソフトタッチを有す
る表面の合成樹脂化粧板を提供することができるもので
ある。
〔問題点を解決するための手段およびその作用〕本発明
は上記目的を実現するために、従来の化粧板が硬質層と
弾性層とを熱硬化性樹脂フィルムシートと熱可塑性樹脂
フィルムシートとの組合せによって構成していたのに対
し、本発明の化粧板は熱硬化性樹脂化粧板の表面に紫外
線硬化型塗料と同質の樹脂成分からなるシーラーコート
層を介して紫外線硬化塗料の表面被膜層を形成し、その
樹脂の重合度の大小の選択と樹脂の種類の選択により化
粧板表面の弾力性と光沢度とを任意に調整できるもので
ある。
すなわち、本発明の化粧板は、既存の熱硬化性樹脂化粧
板表面にシーラーコートMが形成され、その表面に紫外
線硬化塗料の表面層が形成され、これら一体が積層硬化
されて成るソフトタッチ合成樹脂化粧板であり、さらに
また前記化粧板を製造する方法も提供するものである。
なお、前記シーラーコート層は、ポリウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂のいずれか少なくとも1種の樹脂からなる被
膜である。
また、前記熱硬化性樹脂は、メラミン樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂、アクリル樹脂又はポリエステル樹脂の少
な(ともいずれか1種の合成樹脂である。
そして、本発明のソフトタッチ表面の化粧板の製造方法
は、既存のメラミン樹脂等の熱硬化性樹脂化粧板の表面
に、ウレタン樹脂等を主成分とするシーラーコート層を
形成し、その表面にウレタン樹脂等の紫外線硬化型塗料
の被膜層を形成した後、紫外線又は電子線を照射してシ
ーラーコート層と被膜層との合成樹脂を常温等で瞬時に
硬化させることを特徴とするものである。
このように上記のような化粧板の製造方法を採用するこ
とにより次に示すような作用効果がちたらされる。
(1)ウレタン樹脂等を主成分とするシーラーコート層
は、希釈剤として作用しかつ同時にオリゴマー分子の架
橋剤として反応し、硬化後は塗料、インキ、接着剤の構
造の一部となり、その硬化性、柔軟性、密着性などの諸
物性と密接に関係する反応性希釈剤を含有しているため
、既製のメラミン樹脂化粧板等の表面との密着性も良好
であり、他方表面波I!iNである紫外線硬化型塗料と
の密着性も掻めて良好な中間媒体としての機能を有する
(2)ウレタン樹脂等から形成された表面被膜層は、ウ
レタン樹脂の他にアクリル樹脂などを適宜配合すること
により、重合度を適宜選択してその表面の樹脂硬度、す
なわち弾性や可撓性を適度に調整して各種の筆記具など
の接触が良好で表面に傷や汚染が生じないソフトタッチ
の表面を有する合成樹脂化粧板とすることができる。
(3)前記紫外線硬化型塗料は、シーラーコート層の樹
脂と同様に反応性希釈剤が含有されているため、硬化後
は表面被膜樹脂の構造の一部となり、揮発分は極めて少
ないので、表面被膜層は従来のこの種の化粧板では得ら
れない高い光沢性が得られる。
(4)また、前記紫外線硬化型塗料は、反応性希釈剤な
どを含有する溶剤型の可撓性に冨む速硬化性樹脂を主成
分としているため、常温下で紫外線又は電子線の照射に
より、短時間で表面被膜は硬化し、さらに時間の経過と
共に硬化は進むが、従来の化粧板のように加熱により樹
脂を硬化しないので樹脂の硬化による収縮が極めて少な
い低体積収縮型の被膜が形成され、表面にシワやチヂミ
が生じない。
(5)さらに、紫外線硬化型の塗料であっても従来のこ
の種の化粧板のように艶消し表面に仕上げるためには、
この塗料の中に艶消し剤を添加すれば任意の艶消し度合
いに調整して光の反射が少ない各種の艶消し表面仕上げ
の化粧板を製造することができる。
なお、前記紫外線硬化型塗料は、色相が淡色であるため
、塗布量すなわち被膜層の厚さに拘らず透明性に優れて
おり、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂表面上に形成され
た各種の模様(パターン)並びにその色相をそこなうこ
とはない。
一方、本発明の化粧板の製造方法としては、シーラーコ
ート層を形成するに当り、各種の塗装方法、例えばロー
ルコータ−、カーテンフローコーター、スプレーコータ
ー、リバースコーターなどを用いて、塗布量が0.5〜
5g/尺2となるよう各種の模様色相を有するメラミン
樹脂化粧板の表面にシーラーコート処理をすることがで
きる。
また、シーラーコート層の表面上に紫外線硬化塗料によ
る表面被膜層を形成するには、フローコーター又はスプ
レーコーターのように、シーラーコート層上に直接ロー
ル又はナイフなどが接触しない塗装方法を採用すること
が有利であり、塗布量としては3〜15g/尺2である
ことが好適である。
次に、本発明の最も代表的な実施例について説明する。
〔実施例〕
厚さが1.2龍の木目模様を有するメラミン樹脂化粧板
の表面に、溶剤型ウレタン樹脂系シーラーを1.6g/
尺2塗布して風乾した後、多官能アクリルシランを含有
するメタアクリルベースのウレタン樹脂の紫外線硬化型
塗料を7.2O2尺2塗布した後、水銀ランプ80ワツ
トの照射灯を5つ並列した紫外線照射装置で30℃で4
分間、表面被膜の硬化をして本発明のソフトタッチ表面
の合成樹脂化粧板を得た。
この化粧板の諸物性を測定したところ、次のような結果
を得た。従来品と比較して下記の表に示す。
本発明の化粧板の主な物性表 (発明の効果〕 以上のように、本発明の化粧板は既製のメラミン樹脂等
の熱硬化性樹脂化粧板の表面に、筆記用具の接触感覚が
柔かなソフトタッチ表面を付与するために、密着性の良
好なウレタン樹脂等のシーラー層を介して、同質系の樹
脂からなる紫外線塗膜を表面とし各種の筆記具に最適の
弾性力と表面仕上げを有するソフトタッチ表面の合成樹
脂化粧板であって、本発明によれば従来の同種の化粧板
よりも密着性、耐熱性、表面仕上げなどの諸物性を向上
することができる。
特許出願人  イ ビ デ ン 株式会社代表者  多
賀潤一部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)熱硬化性樹脂化粧板表面にシーラーコート層が形成
    され、その表面に紫外線硬化塗料の表面層が形成され、
    これら一体が積層硬化されて成るソフトタッチ表面の合
    成樹脂化粧板。 2)前記熱硬化性樹脂は、メラミン樹脂、ジアリルフタ
    レート樹脂、アクリル樹脂又はポリエステル樹脂の少な
    くともいずれか1種である特許請求の範囲第1項記載の
    ソフトタッチ合成樹脂化粧板。 3)前記シーラーコート層は、ポリウレタン樹脂、ビニ
    ルウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル−ウレタン
    樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、エチレン−酢
    酸ビニル共重合樹脂のいずれか少なくとも1種の樹脂か
    らなる被膜である特許請求の範囲第1項記載のソフトタ
    ッチ表面の合成樹脂化粧板。 4)前記紫外線硬化塗料は、ポリウレタン樹脂、塩化ビ
    ニル樹脂、アクリル樹脂、アクリル−ウレタン樹脂のい
    ずれか少なくとも1種の合成樹脂からなる塗膜である特
    許請求の範囲第1項記載のソフトタッチ表面の合成樹脂
    化粧板。 5)メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリル
    樹脂、ポリエステル樹脂のいずれか1種の熱硬化性樹脂
    化粧板表面に、ポリウレタン樹脂、ビニルウレタン樹脂
    、塩化ビニル樹脂、アクリル−ウレタン樹脂、ポリエス
    テル樹脂、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
    樹脂のいずれか1種又は2種以上の合成樹脂を主成分と
    するシーラーコート層を形成した後、その表面にポリウ
    レタン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、アクリル
    −ウレタン樹脂のいずれか1種又は2種以上の合成樹脂
    からなる紫外線硬化塗料の被膜を形成して硬化させ、こ
    れら一体の積層硬化体とすることを特徴とするソフトタ
    ッチ表面の合成樹脂化粧板の製造方法。 6)前記シーラーコート層及び紫外線硬化塗料の被膜は
    ウレタン樹脂若しくは同種類の樹脂又は同一系の樹脂の
    組み合せから成ることを特徴とする特許請求の範囲第5
    項記載の製造方法。
JP23149386A 1986-09-30 1986-09-30 ソフトタツチ表面の合成樹脂化粧板とその製造方法 Pending JPS6384937A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52156910A (en) * 1976-06-21 1977-12-27 Machida Gouhan Kk Decorated plywood for exterior decoration and method of producing same
JPS5678661A (en) * 1979-11-30 1981-06-27 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of decorative plate
JPS5896552A (ja) * 1981-12-03 1983-06-08 大日精化工業株式会社 化粧板の製造方法
JPS59124851A (ja) * 1983-01-06 1984-07-19 大日本インキ化学工業株式会社 表面硬度を改良したポリエステル化粧板

Patent Citations (4)

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