JPS6383834A - 乗算器 - Google Patents
乗算器Info
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- JPS6383834A JPS6383834A JP61228490A JP22849086A JPS6383834A JP S6383834 A JPS6383834 A JP S6383834A JP 61228490 A JP61228490 A JP 61228490A JP 22849086 A JP22849086 A JP 22849086A JP S6383834 A JPS6383834 A JP S6383834A
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- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 60
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 4
- 108091029480 NONCODE Proteins 0.000 abstract 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 101100126625 Caenorhabditis elegans itr-1 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100091501 Mus musculus Ros1 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
この発明は、ディジタル並列乗算器に関し、詳しくは、
対象となる数が2の補数表現の場合には有符号乗算を行
ない、2進正数表現の場合には無符号乗算を行なう、L
SI化に適した乗算器に関する。
対象となる数が2の補数表現の場合には有符号乗算を行
ない、2進正数表現の場合には無符号乗算を行なう、L
SI化に適した乗算器に関する。
(従来の技術)
今、nビットの被乗数Xおよび乗数Yをそれぞれ次のよ
うに表現するとし、 X= (x%−+ 、X屯−1、・・・、×0)Y干
(yλ−1,7戦−2、・・・、Vo)(但し、Xi、
VL=0または1.0≦i≦n−1)これらの数の2の
補数表現をそれぞれx、yとし、2進正数表現をそれぞ
れx”、y″とすると、それぞれ次式のように表現され
る。
うに表現するとし、 X= (x%−+ 、X屯−1、・・・、×0)Y干
(yλ−1,7戦−2、・・・、Vo)(但し、Xi、
VL=0または1.0≦i≦n−1)これらの数の2の
補数表現をそれぞれx、yとし、2進正数表現をそれぞ
れx”、y″とすると、それぞれ次式のように表現され
る。
V=−20−’Va−+ +、Σ2 ・y。
また、ブースのアルゴリズムによる乗算は右符号乗算で
あり、次式で表現される。
あり、次式で表現される。
(但し、V−+=O)
ここで、括弧内の(−2yよtヤ++ Vzi
+V2ij )が部分乗数解読値であり、この部分乗
数解読値と被乗数×との積(−2yかl +V2i
+Vzi−+ ) Xが部分積である。
+V2ij )が部分乗数解読値であり、この部分乗
数解読値と被乗数×との積(−2yかl +V2i
+Vzi−+ ) Xが部分積である。
ところで、上述した2進正数表示の数の積xyと2の補
数表現のx”y’との間には次式で示す関係がある。
数表現のx”y’との間には次式で示す関係がある。
x ’ y ’ =xy+2%(×%−+ ” V ”
+Va−+ ” X ” )すなわち、無符号乗算
結果の有符号化を行なうには一2’ (X %−1・y
十y、%−1・X)の補正を行ない、有符号乗算結果の
無符号化を行なうには+2″(X’11−1・V +
’l#L−+・X)の補正を行なう必要がある。
+Va−+ ” X ” )すなわち、無符号乗算
結果の有符号化を行なうには一2’ (X %−1・y
十y、%−1・X)の補正を行ない、有符号乗算結果の
無符号化を行なうには+2″(X’11−1・V +
’l#L−+・X)の補正を行なう必要がある。
従来、このような補正を行なうために、(1)別の加算
器を用意し、補正項を加える方法、および(2)演算ユ
ニットに組込まれた乗算器の場合には、乗算結果を加算
器に転送し、補正項を加える方法等がある。第15図は
最初の方法を実施する回路であり、補正用の加算器11
5が設けられている。
器を用意し、補正項を加える方法、および(2)演算ユ
ニットに組込まれた乗算器の場合には、乗算結果を加算
器に転送し、補正項を加える方法等がある。第15図は
最初の方法を実施する回路であり、補正用の加算器11
5が設けられている。
また、第16図は後者の方法を実施する回路であり、乗
算器104からの乗゛算結果を加算器108に転送し、
補正用レジスタ105からの補正項106を加えている
ものである。
算器104からの乗゛算結果を加算器108に転送し、
補正用レジスタ105からの補正項106を加えている
ものである。
(発明が解決しようとする問題点)
上述した最初の方法においては、加算器115に乗数レ
ジスタ、被乗数レジスタからのデータを供給するための
配線が必要となるため、面積が著しく増加するという問
題があり、また後者の方法では、乗算に要する命令のス
テップ数が増加するとともに、補正項を作成するための
マイクロ命令が必要となり、非経済的であるという問題
がある。
ジスタ、被乗数レジスタからのデータを供給するための
配線が必要となるため、面積が著しく増加するという問
題があり、また後者の方法では、乗算に要する命令のス
テップ数が増加するとともに、補正項を作成するための
マイクロ命令が必要となり、非経済的であるという問題
がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、大幅な回路の追加なく、有符号および無
符号乗算の両者を行なうことができる乗算器を提供する
ことにある。
するところは、大幅な回路の追加なく、有符号および無
符号乗算の両者を行なうことができる乗算器を提供する
ことにある。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するため、この発明は、ブースのアル
ゴリズムによって3桁ずつ乗数を分割して形成される′
a数の部分乗数の各々にそれぞれ対応する複数の部分乗
数解読値を算出する解読値算出手段と、前記部分乗数解
読値の数に相当する行を有し、被乗数の桁数に相当する
列を有するマトリックス状に配列され、各行の各々の制
御入力には前記各部分乗数解読値が共通に供給され、各
列の各々のデータ入力には被乗数の各桁が共通に供給さ
れ、データ入力に供給される被乗数の各桁の数および制
御入力に供給される部分乗数解読値によって決定される
値を出力し、各行が出力する値で部分積を構成する複数
のセレクタと、前記被乗数が供給される各行の複数のセ
レクタの最上位桁の更に上位に設けられ、被乗数を無符
号化するための被乗数補正用セルと、前記マトリックス
の任意の行間に設けられ、乗数を無符号化するための乗
数補正用セルと、各行のセレクタから出力される部分積
のすべておよび前記補正用セルからの出力のすべてを部
分乗数の位置に対応して互いに加算する加算手段とを有
することを要旨とする。
ゴリズムによって3桁ずつ乗数を分割して形成される′
a数の部分乗数の各々にそれぞれ対応する複数の部分乗
数解読値を算出する解読値算出手段と、前記部分乗数解
読値の数に相当する行を有し、被乗数の桁数に相当する
列を有するマトリックス状に配列され、各行の各々の制
御入力には前記各部分乗数解読値が共通に供給され、各
列の各々のデータ入力には被乗数の各桁が共通に供給さ
れ、データ入力に供給される被乗数の各桁の数および制
御入力に供給される部分乗数解読値によって決定される
値を出力し、各行が出力する値で部分積を構成する複数
のセレクタと、前記被乗数が供給される各行の複数のセ
レクタの最上位桁の更に上位に設けられ、被乗数を無符
号化するための被乗数補正用セルと、前記マトリックス
の任意の行間に設けられ、乗数を無符号化するための乗
数補正用セルと、各行のセレクタから出力される部分積
のすべておよび前記補正用セルからの出力のすべてを部
分乗数の位置に対応して互いに加算する加算手段とを有
することを要旨とする。
(作用)
この発明の乗算器においては、マトリックス状に配列さ
れた複数のセレクタの各列のデータ入力に被乗数を共通
に入力し、各行の制御入力に対してブースのアルゴリズ
ムで定義される部分乗数解読値を入力するとともに、被
乗数が入力される各行の複数のセレクタの最上位桁の更
に上位に被乗数を無符号化補正するための被乗数補正用
セルを設け、またマトリックスの任意の行間に乗数を無
符号化補正するための乗数補正用セルを設け、各行のセ
レクタから出力される部分積および各補正用セルからの
出力値を加算している。
れた複数のセレクタの各列のデータ入力に被乗数を共通
に入力し、各行の制御入力に対してブースのアルゴリズ
ムで定義される部分乗数解読値を入力するとともに、被
乗数が入力される各行の複数のセレクタの最上位桁の更
に上位に被乗数を無符号化補正するための被乗数補正用
セルを設け、またマトリックスの任意の行間に乗数を無
符号化補正するための乗数補正用セルを設け、各行のセ
レクタから出力される部分積および各補正用セルからの
出力値を加算している。
(実施例)
以下、図面を用いてこの発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の一実施例に係る乗算器の回路ブロッ
ク図である。同図の乗算器は、−例として8ビツトの乗
算をブースのアルゴリズムを使用して有符号乗算を行な
うとともに、無符号乗算用の補正機能を有し、これによ
り無符号乗算も行なえるようになっているものである。
ク図である。同図の乗算器は、−例として8ビツトの乗
算をブースのアルゴリズムを使用して有符号乗算を行な
うとともに、無符号乗算用の補正機能を有し、これによ
り無符号乗算も行なえるようになっているものである。
すなわち、ブースのアルゴリズムを使用した乗算は通常
有符号乗算であって、乗数および被乗数とも2の補数表
現で解釈されるので符号桁を拡張する必要があるが、無
符号乗算を行なう場合には、乗数および被乗数とも2進
正数表現として解釈されるので後述するような補正が必
要となるのである。
有符号乗算であって、乗数および被乗数とも2の補数表
現で解釈されるので符号桁を拡張する必要があるが、無
符号乗算を行なう場合には、乗数および被乗数とも2進
正数表現として解釈されるので後述するような補正が必
要となるのである。
第1図の乗算器は、マトリックス状に配列された複数の
セレクタ810〜847を有し、各セレクタSは被乗数
xL (i−0〜7)の入力されるデータ入力と、部分
乗数解読値ydeci (i = 1〜4)が入力さ
れる制御入力と、被乗数XL と部分乗数解読% y
deciとの部分積に相当する値が出力される出力とを
有する。
セレクタ810〜847を有し、各セレクタSは被乗数
xL (i−0〜7)の入力されるデータ入力と、部分
乗数解読値ydeci (i = 1〜4)が入力さ
れる制御入力と、被乗数XL と部分乗数解読% y
deciとの部分積に相当する値が出力される出力とを
有する。
このマトリックスを構成するセレクタSは、第1行のセ
レクタ810〜S17.第2行のセレクタ320〜S2
7.第3行のセレクタ830−837、第4のセレクタ
840〜S47に分割され、第1〜第4のセレクタSは
2桁ずつずらされて配列されているが、各行を構成する
8個のセレクタSの同一列の各セレクタSのデータ入力
には8ビツトの被乗数X (−X7.X6.・・・X
O)の各桁が入力されている。すなわち、第1列目のセ
レクタ810,820,830.S40のデータ入力に
は被乗数Xの第1桁目の被乗数XOが入力され、第2列
目のセレクタ811,821.S31.S41のデータ
入力には被乗数Xの第2桁目の被乗数×1が入力され、
以下同様にして、第7列目のセレクタ817,827,
837,847のデータ入力には被乗数Xの第8桁目の
被乗数×7が入力されている。
レクタ810〜S17.第2行のセレクタ320〜S2
7.第3行のセレクタ830−837、第4のセレクタ
840〜S47に分割され、第1〜第4のセレクタSは
2桁ずつずらされて配列されているが、各行を構成する
8個のセレクタSの同一列の各セレクタSのデータ入力
には8ビツトの被乗数X (−X7.X6.・・・X
O)の各桁が入力されている。すなわち、第1列目のセ
レクタ810,820,830.S40のデータ入力に
は被乗数Xの第1桁目の被乗数XOが入力され、第2列
目のセレクタ811,821.S31.S41のデータ
入力には被乗数Xの第2桁目の被乗数×1が入力され、
以下同様にして、第7列目のセレクタ817,827,
837,847のデータ入力には被乗数Xの第8桁目の
被乗数×7が入力されている。
各行のセレクタSの制御入力には、ブースのアルゴリズ
ムによる部分乗数解読値ydec 1〜ydec 4が
共通に入力されている。すなわち、第1行のセレクタ8
10〜317の制御入力には共通に第1の部分乗数解読
1[ydeclが入力され、第2行のセレクタS 20
−827の制御入力には共通に第2の部分乗数解読値y
dec2が入力され、第3行のセレクタ330−837
の制御入力には共通に第3の部分乗数解読値ydec3
が入力され、第4行のセレクタ841〜847の制御入
力には共通に第4の部分乗数解読値ydac 4が入力
されている。
ムによる部分乗数解読値ydec 1〜ydec 4が
共通に入力されている。すなわち、第1行のセレクタ8
10〜317の制御入力には共通に第1の部分乗数解読
1[ydeclが入力され、第2行のセレクタS 20
−827の制御入力には共通に第2の部分乗数解読値y
dec2が入力され、第3行のセレクタ330−837
の制御入力には共通に第3の部分乗数解読値ydec3
が入力され、第4行のセレクタ841〜847の制御入
力には共通に第4の部分乗数解読値ydac 4が入力
されている。
また、第1〜第4の行のセレクタSの最上位の更に上位
側には、それぞれ符号用セルS[31〜SB4および被
乗数補正用セルMXI〜MX4が配列され、これらのセ
ルにより無符号乗算に対する補正が行なわれている。各
行の符号用セルSBおよび被乗数補正用セルMXには対
応する行のセレクタSの制御入力に供給されている部分
乗数解読値ydeci と同じ部分乗数解読値ydec
iが供給されている。また、符号用セルS81、被乗
数補正用セルMX1、被乗数補正用セルMX2、被乗数
補正用セルMX3、被乗数補正用セルMX4には有符号
乗算であるかまたは無符号乗算であるかを示す乗算制御
信号MCが供給されている。乗算制御信号MCが高レベ
ルのとき有符号乗算が実行され、低レベルのとき無符号
乗算が実行されるようになっている。更に、被乗数補正
用セルMXI、符号用セルSB2、符号用セルSB3、
符号用セルS84には論理ルベル信号が供給されている
。
側には、それぞれ符号用セルS[31〜SB4および被
乗数補正用セルMXI〜MX4が配列され、これらのセ
ルにより無符号乗算に対する補正が行なわれている。各
行の符号用セルSBおよび被乗数補正用セルMXには対
応する行のセレクタSの制御入力に供給されている部分
乗数解読値ydeci と同じ部分乗数解読値ydec
iが供給されている。また、符号用セルS81、被乗
数補正用セルMX1、被乗数補正用セルMX2、被乗数
補正用セルMX3、被乗数補正用セルMX4には有符号
乗算であるかまたは無符号乗算であるかを示す乗算制御
信号MCが供給されている。乗算制御信号MCが高レベ
ルのとき有符号乗算が実行され、低レベルのとき無符号
乗算が実行されるようになっている。更に、被乗数補正
用セルMXI、符号用セルSB2、符号用セルSB3、
符号用セルS84には論理ルベル信号が供給されている
。
第1行のセレクタ510−817、符号用セルSBIお
よび被乗数補正用セルMX1により部分乗数解読値yd
ec 1と被乗数Xとの第1の部分積PD1が算出され
、第2行のセレクタS 20−827、符号用セルSB
2および被乗数補正用セルMX2により部分乗数解読1
iydec2と被乗数×との第2の部分積PD2が算出
され、第3行のセレクタ530−837、符号用セル8
83および被乗数補正用セルMX3により部分解読値y
deC3と被乗数Xとの第3の部分積PD3が算出され
、第4行のセレクタ840〜847、符号用セルSB4
および被乗数補正用セルMX4により部分乗数解読値y
dec4と被乗数×との第4の部分積PD4が算出され
る。
よび被乗数補正用セルMX1により部分乗数解読値yd
ec 1と被乗数Xとの第1の部分積PD1が算出され
、第2行のセレクタS 20−827、符号用セルSB
2および被乗数補正用セルMX2により部分乗数解読1
iydec2と被乗数×との第2の部分積PD2が算出
され、第3行のセレクタ530−837、符号用セル8
83および被乗数補正用セルMX3により部分解読値y
deC3と被乗数Xとの第3の部分積PD3が算出され
、第4行のセレクタ840〜847、符号用セルSB4
および被乗数補正用セルMX4により部分乗数解読値y
dec4と被乗数×との第4の部分積PD4が算出され
る。
このように算出される第1〜第4の部分積PD1〜PD
4は、全加算器ADO〜AD38および高速加算器AD
Dによって対応する桁同志が加算され、16ビツトの積
PO〜P15が算出されるようになっている。
4は、全加算器ADO〜AD38および高速加算器AD
Dによって対応する桁同志が加算され、16ビツトの積
PO〜P15が算出されるようになっている。
また更に、第1の部分積PD1ないし第4の部分積PD
4が2の補数を取ったとき5i下位桁または最下位桁の
次の桁に論理1信号のキャリーピットを加算するための
キャリーピット加算セルCB1〜CB4の出力がそれぞ
れ全加算器ADI。
4が2の補数を取ったとき5i下位桁または最下位桁の
次の桁に論理1信号のキャリーピットを加算するための
キャリーピット加算セルCB1〜CB4の出力がそれぞ
れ全加算器ADI。
AD3.AD15.AD27の入力に供給されている。
乗数yを補正するための8個の乗数補正セルMYO−M
Y7の出力が全加算器A029〜AD36の入力に供給
されている。また、各乗数補正セルMYの制御入力には
乗算制御信号MCが供給されている。
Y7の出力が全加算器A029〜AD36の入力に供給
されている。また、各乗数補正セルMYの制御入力には
乗算制御信号MCが供給されている。
以上のように本実施例に係る乗算器は構成されているが
、次にその全体的および部分的原理について説明する。
、次にその全体的および部分的原理について説明する。
第2図は第1図の乗算器を使用した乗算の一例として被
乗数x−13(2進数00001101)と乗数y−3
6(2進数−00100100)の場合について示して
いるものである。8ビツトの乗数y=(yo、yl、・
・・y7)はブースのアルゴリズムでは最下位ピットの
下位に更にrOJの1ビツト・分V−+が加えられ、こ
れが3ビツトずつ分割されて4つの部分乗数PP1〜P
P4が形成される。そして、この部分乗数PP1〜PP
4に対して4つの部分乗数解読値ydeciがそれぞれ
右の表の右欄に示すように算出されている。この部分乗
数解読値ydeciは第1図において第1〜第4行のセ
レクタSの制御入力に供給されているものである。この
第1〜第4の部分乗数解読値ydec 1〜ydec
4がそれぞれ被乗数Xと掛けられ、第1の部分積PD1
〜第4の部分積PD4が算出される。
乗数x−13(2進数00001101)と乗数y−3
6(2進数−00100100)の場合について示して
いるものである。8ビツトの乗数y=(yo、yl、・
・・y7)はブースのアルゴリズムでは最下位ピットの
下位に更にrOJの1ビツト・分V−+が加えられ、こ
れが3ビツトずつ分割されて4つの部分乗数PP1〜P
P4が形成される。そして、この部分乗数PP1〜PP
4に対して4つの部分乗数解読値ydeciがそれぞれ
右の表の右欄に示すように算出されている。この部分乗
数解読値ydeciは第1図において第1〜第4行のセ
レクタSの制御入力に供給されているものである。この
第1〜第4の部分乗数解読値ydec 1〜ydec
4がそれぞれ被乗数Xと掛けられ、第1の部分積PD1
〜第4の部分積PD4が算出される。
この第1の部分積PDI〜第4の部分積PD4はそれぞ
れ前記第1〜第4のセレクタSから出力されるものであ
る。これらの部分積PD1〜PD4は各部分乗数PP1
〜PP4に対応する位置だけずらされて加算され、積=
468が得られている。
れ前記第1〜第4のセレクタSから出力されるものであ
る。これらの部分積PD1〜PD4は各部分乗数PP1
〜PP4に対応する位置だけずらされて加算され、積=
468が得られている。
第2図において、括弧内で示す部分が符号拡張部である
。第1図の乗算はこの第2図に示すブースのアルゴリズ
ムを回路化し、無符号乗算に対して補正を行なっている
ものである。
。第1図の乗算はこの第2図に示すブースのアルゴリズ
ムを回路化し、無符号乗算に対して補正を行なっている
ものである。
なお、ブースのアルゴリズムで締出される3ビツトの部
分乗数V=ニヤ2.y2ヤ * Vb に対する部分
乗数解読(m ydeCtは第3図の表に示すように、
O1±1.±2の値を取る。
分乗数V=ニヤ2.y2ヤ * Vb に対する部分
乗数解読(m ydeCtは第3図の表に示すように、
O1±1.±2の値を取る。
第4図(a)および(b)は、それぞれブースのアルゴ
リズムの乗算において有符号乗算および無符号乗算の場
合の符号拡張部の部分積を表として示しているものであ
る。すなわち、表において、横には被乗数XとしてxQ
、xl、・・・X a+1 およびその符号拡張部X
% *”l’L−1+・・・XfL−l を取り、
縦には部分乗数解読値ydeciとして2.1.O,−
1、−2を取り、両者の交じる表部弁に部分積が示され
ている。
リズムの乗算において有符号乗算および無符号乗算の場
合の符号拡張部の部分積を表として示しているものであ
る。すなわち、表において、横には被乗数XとしてxQ
、xl、・・・X a+1 およびその符号拡張部X
% *”l’L−1+・・・XfL−l を取り、
縦には部分乗数解読値ydeciとして2.1.O,−
1、−2を取り、両者の交じる表部弁に部分積が示され
ている。
第4図(a)の有符号乗算において、部分乗数解読値y
deci−2の場合には被乗数Xは1ビツト上位にシフ
トされ、符号拡張部には×11 が拡張されている。部
分乗数解読値ydeci = 1の場合には被乗数Xが
そのままとなり、符号拡張部には被乗数Xの最上位 の
数×1−1 がそのまま拡張されている。部分乗数解
読値ydeci −0はすべてOとなっている。部分乗
数解読値ydeci=−1は被乗数Xは反転されるとと
もに、最下位ビットに1が加えられて、2の補数が取ら
れ、符号拡張部にはLフが拡張されている。また、部分
乗数解読値ydcc 1=−2は部分乗数解読値yde
ci = −1を1ビツトシフトしたようになっている
。
deci−2の場合には被乗数Xは1ビツト上位にシフ
トされ、符号拡張部には×11 が拡張されている。部
分乗数解読値ydeci = 1の場合には被乗数Xが
そのままとなり、符号拡張部には被乗数Xの最上位 の
数×1−1 がそのまま拡張されている。部分乗数解
読値ydeci −0はすべてOとなっている。部分乗
数解読値ydeci=−1は被乗数Xは反転されるとと
もに、最下位ビットに1が加えられて、2の補数が取ら
れ、符号拡張部にはLフが拡張されている。また、部分
乗数解読値ydcc 1=−2は部分乗数解読値yde
ci = −1を1ビツトシフトしたようになっている
。
また、第4図(b)の無符号乗算において、部分乗数解
読値ydeci −2の場合には被乗数Xは1ビツト上
位にシフトされ、符号拡張部には最下位ビットを除いて
Oが占有している。部分乗数解読値ydeci=1の場
合には被乗数Xがそのままとなり、符号拡張部にはOが
占有している。部分乗数解読値ydeci=oはすべて
Oとなっている。部分乗数解読値ydeci =−1は
被乗数×は反転されるとともに、最下位ビットに1が加
えられて、2の補数が取られ、符号拡張部には1が占有
している。また、部分乗数解読値ydeci = −2
は部分乗数解読値ydeci = −1を1ビツトシフ
トし、符号拡張部分には最下位ビットを除いて1が占有
している。
読値ydeci −2の場合には被乗数Xは1ビツト上
位にシフトされ、符号拡張部には最下位ビットを除いて
Oが占有している。部分乗数解読値ydeci=1の場
合には被乗数Xがそのままとなり、符号拡張部にはOが
占有している。部分乗数解読値ydeci=oはすべて
Oとなっている。部分乗数解読値ydeci =−1は
被乗数×は反転されるとともに、最下位ビットに1が加
えられて、2の補数が取られ、符号拡張部には1が占有
している。また、部分乗数解読値ydeci = −2
は部分乗数解読値ydeci = −1を1ビツトシフ
トし、符号拡張部分には最下位ビットを除いて1が占有
している。
なお、第5図はブースのアルゴリズムの符号拡張部の各
々の部分積を示し、第6図はこれら部分積の補数を取り
、加算したものであり、次のようになる。
々の部分積を示し、第6図はこれら部分積の補数を取り
、加算したものであり、次のようになる。
ここで、T1は部分@i行目のn+1ビット目のことで
あるから、第4図〜第6図から部分乗数解読値ydec
iに対し、第1図で説明した被乗数補正用セルMX、
符号用セルSBを第7図に示すような出力を発生するよ
うに設定または構成すればよいことになる。
あるから、第4図〜第6図から部分乗数解読値ydec
iに対し、第1図で説明した被乗数補正用セルMX、
符号用セルSBを第7図に示すような出力を発生するよ
うに設定または構成すればよいことになる。
更に詳細には、第1図の乗算器に使用されている符号用
セル8Bおよび被乗数補正用セルMXは、それぞれ第4
図(a)、(b)の表においてSBおよびMXによって
点線で囲んで示すように符号拡張部の最下位ビットおよ
びその次の下位ビットで示″tjg!4を出力するよう
に構成されればよいことになる。
セル8Bおよび被乗数補正用セルMXは、それぞれ第4
図(a)、(b)の表においてSBおよびMXによって
点線で囲んで示すように符号拡張部の最下位ビットおよ
びその次の下位ビットで示″tjg!4を出力するよう
に構成されればよいことになる。
第7図は符号用セルSBおよび被乗数補正用セルMXに
おけるこの関係を示している表であり、第7図(a)で
示す有符号乗算の場合には、部分乗数解読値ydeci
−2,1,O,−1,−2に対して符号用セルSBは
第4図(a)かられかるようにX%−1゜X%−1*
O* X’二、;を出力し、被乗数補正用セルMXは簡
略化するために第4図(a)の示す値を反転したL口、
てコ+ 1 * Xq−++ Xへ−を出力し、また第
7図(ωで示す無符号乗算の場合には、部分乗数解読値
ydeci −2,1、O,−1、−2に対して符号用
セルSBは第4図(υかられかるようにXn−++ O
r Os 1 * x、、を出力し、被乗数補正用セル
MXは簡略化するために第4図(b)の示す値を反転し
た1、1,1.O,Oを出力している。
おけるこの関係を示している表であり、第7図(a)で
示す有符号乗算の場合には、部分乗数解読値ydeci
−2,1,O,−1,−2に対して符号用セルSBは
第4図(a)かられかるようにX%−1゜X%−1*
O* X’二、;を出力し、被乗数補正用セルMXは簡
略化するために第4図(a)の示す値を反転したL口、
てコ+ 1 * Xq−++ Xへ−を出力し、また第
7図(ωで示す無符号乗算の場合には、部分乗数解読値
ydeci −2,1、O,−1、−2に対して符号用
セルSBは第4図(υかられかるようにXn−++ O
r Os 1 * x、、を出力し、被乗数補正用セル
MXは簡略化するために第4図(b)の示す値を反転し
た1、1,1.O,Oを出力している。
ところで、前述した部分乗数解読@ydeciに被乗数
Xを掛けた部分積は第8図に示すように、0゜±X、±
2X (=O,x、2x、x、2X)を生成するが、
この部分積を発生する部分乗数解読値ydeciを前述
した乗算制御信号MCとして第1図の乗算器の各セレク
タSおよび他のセルに供給するために、部分乗数解読値
ydeciそのものの値0゜±1.±2を供給するので
なく、被乗数Xに対して部分乗数解読値ydec iに
よって行なわれる結果と同じことを行なわせしめるよう
な部分乗数解読値ydeciに代わる信号を形成し、こ
の信号を各セレクタSやセル等に供給している。すなわ
ち、この部分乗数解読値ydeciに代る信号として第
8図に示すような信号X、2X、信MMを形成し、この
部分乗数解読信号X、2X、Mを各セレクタSおよびセ
ルに供給している。そして、この部分乗数解読信号x、
2x、Mと、部分乗数Vzi++ * ¥zi、Va
F−+ と、部分積との関係は第8図の通りである。
Xを掛けた部分積は第8図に示すように、0゜±X、±
2X (=O,x、2x、x、2X)を生成するが、
この部分積を発生する部分乗数解読値ydeciを前述
した乗算制御信号MCとして第1図の乗算器の各セレク
タSおよび他のセルに供給するために、部分乗数解読値
ydeciそのものの値0゜±1.±2を供給するので
なく、被乗数Xに対して部分乗数解読値ydec iに
よって行なわれる結果と同じことを行なわせしめるよう
な部分乗数解読値ydeciに代わる信号を形成し、こ
の信号を各セレクタSやセル等に供給している。すなわ
ち、この部分乗数解読値ydeciに代る信号として第
8図に示すような信号X、2X、信MMを形成し、この
部分乗数解読信号X、2X、Mを各セレクタSおよびセ
ルに供給している。そして、この部分乗数解読信号x、
2x、Mと、部分乗数Vzi++ * ¥zi、Va
F−+ と、部分積との関係は第8図の通りである。
第1図の乗算器に供給される部分乗数解読値ydec
iは、この部分乗数解読信号X、2X、Mが使用されて
いる。
iは、この部分乗数解読信号X、2X、Mが使用されて
いる。
第9図は部分乗数W?読値ydec iを作成する3ビ
ツトの乗数y筋+ 、VL−VL−Iから上記部分乗数
解読値@X、X2.Mを出力するように構成した回路を
示している図である。同回路は、第8図に示す真理値表
に従って形成され、インバータ91,92.93と、ナ
ンド回路94.95.96と、■クスクルーシプオア回
路97とで構成されている。
ツトの乗数y筋+ 、VL−VL−Iから上記部分乗数
解読値@X、X2.Mを出力するように構成した回路を
示している図である。同回路は、第8図に示す真理値表
に従って形成され、インバータ91,92.93と、ナ
ンド回路94.95.96と、■クスクルーシプオア回
路97とで構成されている。
第10図は被乗数補正用セルMXを構成する回路であり
、制御入力として上記部分乗数解読信号X、2X、Mが
供給されるとともに、乗算制御信号MCおよびその反転
した乗算制御信号MCが供給され、また符号用セルSB
の出力信号5Bouが供給されている。この被乗数補正
用セルM Xは、乗算制御信号MC−1の場合、すなわ
ち有符号乗算の場合には、第7図(a)の表に従って構
成されているが、インバータ101によって符号用セル
SBの出力信号5Bouを反転し、ナンド回路102゜
103を介して出力信号MXOuとして出力し、また反
転乗算制御信号MC= 1の場合、すなわち無符号乗算
器の場合には、第7図(b)の表に従ってナンド回路1
04と、オア回路105と、ナンド回路106とで構成
されている。
、制御入力として上記部分乗数解読信号X、2X、Mが
供給されるとともに、乗算制御信号MCおよびその反転
した乗算制御信号MCが供給され、また符号用セルSB
の出力信号5Bouが供給されている。この被乗数補正
用セルM Xは、乗算制御信号MC−1の場合、すなわ
ち有符号乗算の場合には、第7図(a)の表に従って構
成されているが、インバータ101によって符号用セル
SBの出力信号5Bouを反転し、ナンド回路102゜
103を介して出力信号MXOuとして出力し、また反
転乗算制御信号MC= 1の場合、すなわち無符号乗算
器の場合には、第7図(b)の表に従ってナンド回路1
04と、オア回路105と、ナンド回路106とで構成
されている。
第11図は符号用セルSBを構成する回路であり、制御
入力として上記部分乗数解読信号×、2X X、Mが入
力されるとともに、前段である下位桁の被乗数×5−1
が入力され、更に乗算制御信号MCおよび反転乗算制御
信号MCが入力されている。
入力として上記部分乗数解読信号×、2X X、Mが入
力されるとともに、前段である下位桁の被乗数×5−1
が入力され、更に乗算制御信号MCおよび反転乗算制御
信号MCが入力されている。
この符号用セルSBは、有符号乗算である乗算制御信号
MC=1の場合、および無符号乗算である反転乗算制御
信号MC−1の場合に応じて第7図<a>、(b)に従
ってインバータ111.ナンド回路112〜119、イ
ンバータ110によって構成され、出力信号3Bouお
よび反転出力信号5BOUが出力されている。
MC=1の場合、および無符号乗算である反転乗算制御
信号MC−1の場合に応じて第7図<a>、(b)に従
ってインバータ111.ナンド回路112〜119、イ
ンバータ110によって構成され、出力信号3Bouお
よび反転出力信号5BOUが出力されている。
前述した第4図(a)、(b)かられかるように、部分
乗数解読値ydeci =−1,−2の時には、2の補
数を取るために被乗数Xを反転した後、「1」が加算さ
れているが、第1図に示したキャリービットセルCBは
その「1」を加算するためのセルであり、各部分積の最
下位において全加算器ADに出力されているものである
。
乗数解読値ydeci =−1,−2の時には、2の補
数を取るために被乗数Xを反転した後、「1」が加算さ
れているが、第1図に示したキャリービットセルCBは
その「1」を加算するためのセルであり、各部分積の最
下位において全加算器ADに出力されているものである
。
第12図はこのキャリービットセルCBとセレクタの最
下位ビットの回路図である。この回路は部分乗数解読信
号x、2x、Mが制御入力として供給され、インバータ
121と、ナンド回路122.123,124と、エク
スクル−シブノア回路125と、ノア回路126とから
構成され、ノア回路126から出力信号CBが出力され
、ナンド回路124からセレクタ最下位ビット出力信号
が出力されている。そして、部分乗数解読値ydeci
−−1の時にはキャリービットセルの出力信号CB−1
となり、セレクタの最下位ビットの出力信号−XOとな
る。また、部分乗数解読値ydec 1=−2の時には
最下位ビットの出力信号CB−1となり、セレクタの最
下位ビットの上位ビットの出力信号=1となる。
下位ビットの回路図である。この回路は部分乗数解読信
号x、2x、Mが制御入力として供給され、インバータ
121と、ナンド回路122.123,124と、エク
スクル−シブノア回路125と、ノア回路126とから
構成され、ノア回路126から出力信号CBが出力され
、ナンド回路124からセレクタ最下位ビット出力信号
が出力されている。そして、部分乗数解読値ydeci
−−1の時にはキャリービットセルの出力信号CB−1
となり、セレクタの最下位ビットの出力信号−XOとな
る。また、部分乗数解読値ydec 1=−2の時には
最下位ビットの出力信号CB−1となり、セレクタの最
下位ビットの上位ビットの出力信号=1となる。
また、第1図においては、乗数補正セルMYが全加算器
AD29〜AD36の入力に接続され、乗数yの補正を
行なっているが、この乗数yの補正は2\−1×をたし
込むように設定すればよい。
AD29〜AD36の入力に接続され、乗数yの補正を
行なっているが、この乗数yの補正は2\−1×をたし
込むように設定すればよい。
すなわち、乗数yの補正は乗算結果の上位nビットにy
4−5 ・×をたし込むことであるから、この乗数補
正セルMYを第1図のマトリックス状の乗算器に組み込
む場合、最下位段に設けることが自然である。
4−5 ・×をたし込むことであるから、この乗数補
正セルMYを第1図のマトリックス状の乗算器に組み込
む場合、最下位段に設けることが自然である。
第13図はこの乗数補正セルMYの回路である。
この乗数補正セルMYは、乗算1i111111信号M
Cがインバータ131を介してアンド回路132の一方
の入力に供給され、この乗算制御信号MCが低レベルの
時、アンド回路の他方の入力に供給されている乗数V
n−+ がアンド回路132から出力され、この乗数
’lx−+ が1の時、アンド回路133の一方の入
力に供給されている被乗数Xがアンド回路133から出
力され、乗数Vx−1がOの時、アンド回路133から
Oが出力されるように構成されている。
Cがインバータ131を介してアンド回路132の一方
の入力に供給され、この乗算制御信号MCが低レベルの
時、アンド回路の他方の入力に供給されている乗数V
n−+ がアンド回路132から出力され、この乗数
’lx−+ が1の時、アンド回路133の一方の入
力に供給されている被乗数Xがアンド回路133から出
力され、乗数Vx−1がOの時、アンド回路133から
Oが出力されるように構成されている。
第14図は以上の関係、すなわち第1図に示す乗算器を
nビットの場合について示した概念図である。
nビットの場合について示した概念図である。
以上のように構成された乗算器において、乗算制御信号
MCが高レベルで反転乗算制御信号MCが低レベルの場
合には、有符号乗算が通常のブースのアルゴリズムに従
って行なわれ、乗算制御信号MCが低レベルで反転乗算
制御信号MCが高レベルの場合には、符号用セルSB、
被乗数補正用セルMX1乗数補正セルMYが作用して無
符号乗算が行なわれる。すなわち、被乗数Xは第1行の
セレクタ810〜S17、第2行のセレクタ820〜2
7、第3行のセレクタ330−837および第4行のセ
レクタ841〜847の各データ入力に共通に供給され
るとともに、第1行のセレクタ810〜817の制御入
力には第1の部分乗数解読値ydec1 、すなわち部
分乗数解読信号X、2x、Mが供給され、第2のセレク
タS 20−827の制御入力には第2の部分乗数解読
値ydec2が供給され、第3行のセレクタ830〜8
37の制御入力には第3の部分乗数解読値ydeC3が
供給され、第4行のセレクタ841〜S47の制御入力
には第4の部分乗数解読値ydec 4が供給される。
MCが高レベルで反転乗算制御信号MCが低レベルの場
合には、有符号乗算が通常のブースのアルゴリズムに従
って行なわれ、乗算制御信号MCが低レベルで反転乗算
制御信号MCが高レベルの場合には、符号用セルSB、
被乗数補正用セルMX1乗数補正セルMYが作用して無
符号乗算が行なわれる。すなわち、被乗数Xは第1行の
セレクタ810〜S17、第2行のセレクタ820〜2
7、第3行のセレクタ330−837および第4行のセ
レクタ841〜847の各データ入力に共通に供給され
るとともに、第1行のセレクタ810〜817の制御入
力には第1の部分乗数解読値ydec1 、すなわち部
分乗数解読信号X、2x、Mが供給され、第2のセレク
タS 20−827の制御入力には第2の部分乗数解読
値ydec2が供給され、第3行のセレクタ830〜8
37の制御入力には第3の部分乗数解読値ydeC3が
供給され、第4行のセレクタ841〜S47の制御入力
には第4の部分乗数解読値ydec 4が供給される。
この結果、第1行のセレクタSIO〜817からは被乗
数Xと第1の部分乗数解読値ydec 1との第1の部
分積PD1が出力され、第2行のセレクタ820〜82
7からは被乗数Xと第2の部分乗数解読値ydec 2
との第2の部分積PD、2が出力され、第3行のセレク
タ830〜S37からは被乗数Xと第3の部分乗数解読
値ydec3との第3の部分積PD3が出力され、第4
行のセレクタ841〜S47からは被乗数Xと第4の部
分乗数解読値ydec 4との第4の部分積PD4が出
力される。このように各セレクタSから出力された部分
積は全加算器AD1〜AD38および高速加算器ADD
によって加算されて積PO−P15として出力されるの
であるが、この場合、各部分積の最下位であるセレクタ
810,847,855.863の出力は全加算器AD
1.AD3.AD5.ADI5、AD17.AD27で
それぞれキャリービットセルCB1.2.3.4の出力
と加算され、前述したように部分乗数解読値ydeci
= −1、−2に対するキャリー加算が行なわれる。
数Xと第1の部分乗数解読値ydec 1との第1の部
分積PD1が出力され、第2行のセレクタ820〜82
7からは被乗数Xと第2の部分乗数解読値ydec 2
との第2の部分積PD、2が出力され、第3行のセレク
タ830〜S37からは被乗数Xと第3の部分乗数解読
値ydec3との第3の部分積PD3が出力され、第4
行のセレクタ841〜S47からは被乗数Xと第4の部
分乗数解読値ydec 4との第4の部分積PD4が出
力される。このように各セレクタSから出力された部分
積は全加算器AD1〜AD38および高速加算器ADD
によって加算されて積PO−P15として出力されるの
であるが、この場合、各部分積の最下位であるセレクタ
810,847,855.863の出力は全加算器AD
1.AD3.AD5.ADI5、AD17.AD27で
それぞれキャリービットセルCB1.2.3.4の出力
と加算され、前述したように部分乗数解読値ydeci
= −1、−2に対するキャリー加算が行なわれる。
また、第1行のセレクタ810〜8.17乃至第4行の
セレクタ841〜S47の最上位桁の前にそれぞれ配列
された符号用セルSB1乃至SB4および被乗数補正用
セルMX1乃至MX4によって第7図に示す符号拡張部
の補正が行なわれる。更に、前記乗数補正セルMYO−
MY7によって乗数yの補正が行なわれる。そして、こ
れらの補正を含んだ上記部分積が全加算器ADO〜38
および高速加算器ADDによって加算され、積PO〜1
5が算出されるのである。
セレクタ841〜S47の最上位桁の前にそれぞれ配列
された符号用セルSB1乃至SB4および被乗数補正用
セルMX1乃至MX4によって第7図に示す符号拡張部
の補正が行なわれる。更に、前記乗数補正セルMYO−
MY7によって乗数yの補正が行なわれる。そして、こ
れらの補正を含んだ上記部分積が全加算器ADO〜38
および高速加算器ADDによって加算され、積PO〜1
5が算出されるのである。
[発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、マトリックス
状に配列された複数のセレクタの各列のデータ入力に被
乗数を共通に入力し、各行の制御入力に対してブースの
アルゴリズムで定義される部分乗数解読値を入力すると
ともに、被乗数が入力される各行の複数のセレクタの最
上位桁の更に上位に被乗数を無符号化補正するための被
乗数補正用セルを設け、またマトリックスの任意の行間
に乗数を無符号化補正するための乗数補正用セルを設け
、各行セレクタから出力される部分積および各補正用セ
ルからの出力値を加算しており、演算時間や構造的大き
さの大幅な増大もなく比較的少量のハードウェアの組込
みで有符号乗算および無符号乗算が実行でき、経済化が
達成されている。
状に配列された複数のセレクタの各列のデータ入力に被
乗数を共通に入力し、各行の制御入力に対してブースの
アルゴリズムで定義される部分乗数解読値を入力すると
ともに、被乗数が入力される各行の複数のセレクタの最
上位桁の更に上位に被乗数を無符号化補正するための被
乗数補正用セルを設け、またマトリックスの任意の行間
に乗数を無符号化補正するための乗数補正用セルを設け
、各行セレクタから出力される部分積および各補正用セ
ルからの出力値を加算しており、演算時間や構造的大き
さの大幅な増大もなく比較的少量のハードウェアの組込
みで有符号乗算および無符号乗算が実行でき、経済化が
達成されている。
第1図はこの発明の一実施例に係る乗算器のブロック図
、第2図は第1図の乗算器による一乗算例を示す図、第
3図はブースのアルゴリズムによる部分乗数解読値を示
す表、第4図はブースのアルゴリズムによる符号拡張部
を含む部分積のビットの並びを示す表、第5図はブース
のアルゴリズムの符号拡張部を示す図、第6図はブース
のアルゴリズムの符号拡張部の補数を取って加算した形
を示す図、第7図はブースのアルゴリズムの補正を説明
するための表、第8図はブースのアルゴリズムの乗数y
の解読結果を示す表、第9図は乗数yのデコーダを示す
回路図、第10図は被乗数補正用セルMXの回路図、第
11図は符号用セルSBの回路図、第12図はキャリー
ビットセルCBの回路図、第13図は乗数補正セルMY
の回路図、第14図はブースのアルゴリズムの乗算ダイ
ヤグラムを示す図、第15図および第16図は従来の回
路例である。 ADI〜AD38・・・全加算器、ADD・・・高速加
算器、CB1〜CB4・・・キャリービットセル、MX
1〜MX4・・・被乗数補正用セル、MYO〜MY7・
・・乗数補正セル、810〜847・・・セレクタ、3
81〜884・・・符号用セル。
、第2図は第1図の乗算器による一乗算例を示す図、第
3図はブースのアルゴリズムによる部分乗数解読値を示
す表、第4図はブースのアルゴリズムによる符号拡張部
を含む部分積のビットの並びを示す表、第5図はブース
のアルゴリズムの符号拡張部を示す図、第6図はブース
のアルゴリズムの符号拡張部の補数を取って加算した形
を示す図、第7図はブースのアルゴリズムの補正を説明
するための表、第8図はブースのアルゴリズムの乗数y
の解読結果を示す表、第9図は乗数yのデコーダを示す
回路図、第10図は被乗数補正用セルMXの回路図、第
11図は符号用セルSBの回路図、第12図はキャリー
ビットセルCBの回路図、第13図は乗数補正セルMY
の回路図、第14図はブースのアルゴリズムの乗算ダイ
ヤグラムを示す図、第15図および第16図は従来の回
路例である。 ADI〜AD38・・・全加算器、ADD・・・高速加
算器、CB1〜CB4・・・キャリービットセル、MX
1〜MX4・・・被乗数補正用セル、MYO〜MY7・
・・乗数補正セル、810〜847・・・セレクタ、3
81〜884・・・符号用セル。
Claims (1)
- ブースのアルゴリズムによって乗数を分割して形成され
る複数の部分乗数の各々にそれぞれ対応する複数の部分
乗数解読値を算出する解読値算出手段と、前記部分乗数
解読値の数に相当する行を有し、被乗数の桁数に相当す
る列を有するマトリックス状に配列され、各行の各々の
制御入力には前記各部分乗数解読値が共通に供給され、
各列の各々のデータ入力には被乗数の各桁が共通に供給
され、データ入力に供給される被乗数の各桁の数および
制御入力に供給される部分乗数解読値によって決定され
る値を出力し、各行が出力する値で部分積を構成する複
数のセレクタと、前記被乗数が供給される各行の複数の
セレクタの最上位桁の更に上位に設けられ、被乗数を無
符号化するための被乗数補正用セルと、前記マトリック
スの任意の行間に設けられ、乗数を無符号化するための
乗数補正用セルと、各行のセレクタから出力される部分
積のすべておよび前記補正用セルからの出力のすべてを
部分乗数の位置に対応して互いに加算する加算手段とを
有することを特徴とする乗算器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228490A JPS6383834A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 乗算器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61228490A JPS6383834A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 乗算器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383834A true JPS6383834A (ja) | 1988-04-14 |
Family
ID=16877277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61228490A Pending JPS6383834A (ja) | 1986-09-29 | 1986-09-29 | 乗算器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6383834A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63241634A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-06 | Toshiba Corp | 並列型加算回路 |
US5477479A (en) * | 1993-03-08 | 1995-12-19 | Nkk Corporation | Multiplying system having multi-stages for processing a digital signal based on the Booth's algorithm |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595350A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-12 | Yokogawa Hewlett Packard Ltd | 組合わせ乗算器 |
-
1986
- 1986-09-29 JP JP61228490A patent/JPS6383834A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS595350A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-12 | Yokogawa Hewlett Packard Ltd | 組合わせ乗算器 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5477479A (en) * | 1993-03-08 | 1995-12-19 | Nkk Corporation | Multiplying system having multi-stages for processing a digital signal based on the Booth's algorithm |
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