JPS6383417A - 油圧制御クラツチの非常コントロ−ル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自動車の油圧制御クラッチの非常コントロー
ル装置に関するものである。

〈従来の技術〉 自動車のクラッチを油圧によって自動的に接続及び切断
する油圧制御クラッチは公知である。

従来の油圧制御クラッチは、クランクシャフトに固設さ
れて一体回転するフライホイールにクラッチ制御用シリ
ンダを設け、油圧ポンプから吐出される圧油を電磁制御
弁によってクラッチ制御用シリンダに供給し、プレッシ
ャプレートを介してクラッチ板をフライホイールと一体
のクラッチカバーに対し圧接、離間させる構造である。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上記従来の油圧制御クラッチにおいては、クラッチ制御
用シリンダに圧油を供給制御する電磁制御弁の電気系統
に故障が発生した場合に、クラッチの接続及び切断動作
が不能となるおそれがある。

本発明は、上記電気系統に故障が発生した場合、手動に
より圧油の制御を行い、クラッチの接続、切断動作を確
保するようにしたものである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、油圧ポンプから吐出される圧油を電磁制御弁
によりクラッチ制御用シリンダに供給してクラッチを自
動的に接続及び切断する油圧制御クラッチにおいて、前
記油圧ポンプからクラッチ制御用シリンダに通じる油圧
回路に、手動によって圧油をクラッチ制御用シリンダに
供給するコントロールバルブを設けたものである。

く作　　　用〉 本発明は、通常は電磁制御弁の作動によって圧油をクラ
ッチ制御用シリンダに供給してクラッチを接続、切断動
作を自動的に行うが、電磁制御弁の電気系統に故障が発
生した場合には、手動によるコントロールバルブによっ
て圧油を制御し、クラッチの接続、切断動作を行うもの
である。

く実　施　例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
において、２２はクラッチ制御用シリンダであり、ピス
トン２３がクラッチを接続及び切断する方向に摺動可能
に嵌装されている。２４はクラッチ切断側室、２５はク
ラッチ接続側室であり、これに圧油ＰＣＩ　、　ＰＣ２
が供給されることによりクラッチの接続及び切断の作動
が行われる。尚、ピストン２３にはクラッチ切断側室２
４とクラッチ接続側室２５とを固定絞りを介して連通ず
る通路穴２６を有している。

このクラッチ制御用シリンダ２２への圧油の供給制御回
路構成は次の通りである。

エンジンによって駆動される油圧ポンプ（回路）から吐
出する圧油Ｐを回路のトランスミッション側への通路と
クラッチ側の通路９とに切替える電磁切替弁８と、前記
通路９がら分岐路１９、クラッチ油圧主制御弁１８．通
路２０を介してクラッチ制御用シリンダ２２のクラッチ
切断側室２４に連通ずる回路と、前記通路９とチェック
弁２９、クラッチ油圧副制御弁２８及び通路２７を介し
てクラッチ制御用シリンダ２２のクラッチ接続側室２５
に連通ずる回路とが設けられている。

前記クラッチ油圧主制御弁１８は、そこを通過する圧油
を電磁圧力制御弁２１の開閉により低圧側に排出する油
量の増減で移動し、分岐路１９の圧油の圧力ｐｐを上昇
又は下降制御するようになっている。

前記クラッチ油圧副制御弁２８は、一端のオペレートポ
ートにクラッチ断倒室２４の供給される圧油の一部を信
号圧とするための通路３１が接続され、他端のオペレー
トポートにはチェック弁２９より前の通路９から圧油の
一部を信号圧とするための通路３０が接続され、通路３
１の信号圧が高いときには通路９からの圧油を遮断し、
通路２７を低圧側のドレン通路４６に通じさせ、通路３
０の信号圧が高いときには、ドレン通路４６を遮断し、
通路９と２７とを連通してポンプからの圧油をクラッチ
接側室２５に供給するよう切替えられるようになってい
る。

さらに、前記クラッチ油圧主制御弁１８と電磁圧力制御
弁２１との間に、手動によって作動され、電磁圧力制御
弁２１と同じ機能、すなわち、クラッチ油圧主制御弁１
８を、そこを通過する圧油を低圧側に排出する油量の増
減で移動し、分岐路１９の圧油の圧力ｐｐを上昇又は下
降制御するコントロールバルブ５０を配置した構成であ
る。

次に本発明の動作について説明する。クラッチの切断は
、圧油ＰＣ２を通路２０を介してクラッチ切断側室２４
に常に一定圧で供給され、電磁圧力制御弁２１に印加さ
れろ電圧はＯの状態であり、電磁圧力制御弁２１は全開
となり、分岐管１９の圧油の圧力ｐｐは下降する。これ
により、クラッチ油圧副制御弁２日の他端のオペレート
ポートの信号圧は小さく、圧油ＰＣ２の一部を信号圧と
する一端のオペレートポートの信号圧が大きいため、ス
プールは第１図において右進端に移動し、通路２７をド
レン通路４６と連通させ、圧油ＰｃｔをＯとし、クラッ
チ切断側室２４からピストン２３の固定絞り２６を通っ
てクラッチ接続側室２５に流れる圧油をクラッチ圧力副
制御弁２８よりドレン通路４６を通してタンクに排出す
る。

クラッチの接続は、電磁圧力制御弁２１の印加電圧を上
昇させることにより、クラッチ圧力主制御弁１８を通っ
て低圧側に排出される油量を減少すべく移動し、分岐管
１９の圧油の圧力ｐｐを上昇させる。これにより、クラ
ッチ油圧副制御弁２８は通路３０からの圧力ｐｐの信号
圧でスプールが第１図において左進端に移動し、ドレン
通路４６を閉止し、通路２７と通路９とを連通させる。

これにより油圧ポンプからの圧油Ｐは、チェック弁２９
を通って通路２７より圧油ＰＣ！をクラッチ接続側室２
５に供給してクラッチを接続するものである。

また、電磁圧力制御弁２１の電気系統に故障が発生し、
上記の自動制御が不能となった場合には、コントロール
バルブ５０を手動により運転席からケーブル並びに操作
レバー等により作動し、電磁圧力制御弁２１と同じ作用
を行わせクラッチ油圧主制御弁１８の移動を制御するこ
とによってクラッチの接続、切断をマニアルで行うもの
である。

〈発明の効果〉 以上のように本発明によると、クラッチ制御用シリンダ
に供給する圧油を電磁制御弁にて制御し、クラッチの接
続、切断を行う油圧制御クラッチにおいて、前記電磁制
御弁と同じ作用を行う手動のコントロールバルブを油圧
回路に配置したものであるから、電磁制御弁の電気系統
に故障が発生した場合の非常時に、手動操作によってク
ラッチ制御用シリンダに供給する油圧を制御し、クラッ
チの接続、切断が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の油圧回路図、第２図は同要部拡大
図である。 ９・・・通路、１８・・・クラッチ圧力主制御弁、２０
・・・通路、２１・・・電磁圧力制御弁、２２・・・ク
ラッチ制御用シリンダ、２７・・・通路、２８・・・ク
ラッチ圧力副制御弁、５０・・・コントロールバルブ。 特　許　出　願　人　日野自動車工業株式会社代　　　
　理　　　　人　平　　　井　　　　　　　　即断φ＋
接 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 油圧ポンプから吐出される圧油を電磁制御弁によりクラ
   ッチ制御用シリンダに供給してクラッチを自動的に接続
   及び切断する油圧制御クラッチにおいて、前記油圧ポン
   プからクラッチ制御用シリンダに通じる油圧回路に、手
   動によって圧油をクラッチ制御用シリンダに供給するコ
   ントロールバルブを設けたことを特徴とする油圧制御ク
   ラッチの非常コントロール装置。