JPS6383138A - 改良された含フツ素イオン交換膜 - Google Patents

改良された含フツ素イオン交換膜

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JPS6383138A
JPS6383138A JP22616186A JP22616186A JPS6383138A JP S6383138 A JPS6383138 A JP S6383138A JP 22616186 A JP22616186 A JP 22616186A JP 22616186 A JP22616186 A JP 22616186A JP S6383138 A JPS6383138 A JP S6383138A
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ion exchange
fluorine
exchange membrane
chain
polymer
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JP22616186A
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Isamu Kaneko
勇 金子
Motoi Kanba
基 神庭
Atsushi Watakabe
淳 渡壁
Haruhisa Miyake
三宅 晴久
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、含フッ素イオン交換膜に関し、更に詳しくは
電気化学的性質とともに靭性等の機械的強度の優れた含
フッ素イオン交換膜、特にスルホン酸型陽イオン交換膜
に関する。
[従来の技術] 含フッ素陽イオン交換膜は水酸化アルカリと塩素を製造
するための塩化アルカリ水溶液の電解を始め、水電解、
塩酸電解、有価全屈回収などの電解用隔膜として、耐熱
性、耐薬品性などが優れていることから広く使用されて
いる。
含フッ素陽イオン交換膜が、電解用として実用に供され
る場合には、一般に機械的強度及び寸法安定性を向上さ
せる為に1例えばポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)などの含フッ素重合体からなる織布などの多孔性基
材を膜中に補強材として挿入し、支持したり(特開昭5
3−58192号公報、特開昭58−371H号公報、
特開昭58−37187号公報など)、あるいは特開昭
53−14988号、同54−1283号、同54−1
07479号、同54−157777号公報の如< P
TFHのフィブリル化繊維をブレンドしたりする手段が
提案されている。さらには、CzhClあるいはC2F
aとCF2−CFOC3F7 との共重合体などの重合
体の室温〜100℃程度でワックス状の固形低分子量体
を膜にブレンドすることにより、膜内に内部可塑化現象
を生ぜしめ靭性を付与するという方法が提案されている
(特開昭58−85728号公報)。
[発明の解決しようとする問題点] 含フッ素イオン交換膜を塩化アルカリ水溶液などの電解
用隔膜として使用する祭、通常はNaOH水溶液などで
加水分解した後に使用される。この場合、膜中にはNa
”イオンなどが導入され、その結果として膜は剛性を増
し、靭性や柔軟性が低下する。かかる靭性、柔軟性の低
下に基づく機械的強度の低下を補うものとして、前記の
如き補強材に膜を支持せしめたり、PTFEのフィブリ
ル化繊維をブレンドしたり、内部可塑化をする方法が提
案されている。
しかし、かかる手段は補強効果は認められるものの、膜
の不均質性のため、過酷な条件下や長期間での耐久性に
問題がある。
一方、塩化アルカリなどの電解用隔膜として使用する含
フッ素陽イオン交換膜は、その取扱い時や電解槽への装
着、使用時における機械的強度を益々高度に要求される
ようになってきている0例えば、従来のアスベスト隔膜
型の電解槽に、その隔膜の替りに含フッ素陽イオン交換
膜を装着する場合などにおいては、電極形状に合致させ
るべく、膜を有底袋状など複雑旦つ異型な形状に加工す
る必要がある。この場合、複雑旦つ異型な加工部分は局
部的な応力歪などの故に、靭性、柔軟性等につき高度の
機械的強度が要求されることになる。
さらに現在では、電解時の消費電力を少なくするために
低抵抗膜が望まれるようになってきている。膜を低抵抗
化するには、膜厚を薄くするか、樹脂のイオン交換容量
を上げて含水率を上げなければならず、その結果、低抵
抗化に伴ない機械的強度が著しく減少してしまうという
難点が認められる。
以上のように、高度の機械的強度をもち低抵抗である含
フッ素イオン交換樹脂膜が要求されるようになってきて
いる。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、前記の如き高度の機械的強度とともに電気
化学的性質の優れた特に電解用の含フッ素陽イオン交換
膜を提供すべく、種々の研究、検討を重ねた結果、次の
如き興味深い知見を得るに至った。
すなわち第一に、低抵抗化膜を目的とする場合、イオン
交換官能基としてはスルホン酸型の採用が有利である。
第二に、従来提案されている含フッ素イオン交換膜は、
イオン交換官能基が連結鎖を介して重合体主鎖に結合し
たペンダント側鎖構造をもつ含フッ素重合体からなるも
のが一般的であるが、Na”イオンなどが導入された膜
の靭性や柔軟性の低下の度合は上記側鎖構造によって大
きく影響されることが見出された0例えば、イオン交換
容量を上げて低抵抗化膜を得ようとする場合、連結鎖の
長さを大きくすることで柔軟性などの低下傾向を抑制し
得るの如き長側鎖構造では充分なる目的が達成されない
、第三に、上記側鎖の特に重合体主鎖の近傍の構造が重
要であることを見出した。すなわち、重合体主鎖の近傍
を分岐構造のない側鎖にすることにより、イオン交換容
量を上げて低抵抗化を図っても、柔軟性などの低下度合
を小さくして機械的強度の高い膜とすることができるこ
とを見出したものである。
なお、ペンダント側鎖における連結鎖が短いものである
場合には1重合体主鎖近傍の側鎖構造を変えても柔軟性
などの低下傾向を抑制する効果が期待できない、また、
余りに長い連結鎖では含フッ素重合体自体の高強度が期
待できない。
かくして本発明は、上記知見に基いて完成されたもので
あり、スルホン酸型イオン交換容量基が連結鎖を介して
重合体主鎖に結合したペンダント側鋤構造をもつ含フッ
素重合体からなる含フッ素イオン交換膜において、上記
ペンダント側鎖中の連結鎖が5個〜8個の原子の連続鎖
であり旦つ重合体主鎖からの原子数で少なくとも3個以
内に分岐構造をもたない連続鎖であることを特徴とする
含フッ素イオン交換膜を新規に提供するものである。
本発明においては、スルホン酸型イオン交換官能基が特
定の連結鎖を介して重合体主鎖に結合したペンダント側
鎖構造をもつ含フッ素重合体からなる含フッ素イオン交
換膜であることが重要である。スルホン酸型の場合には
、イオン交換容量を過大にしなくても低抵抗化が円滑有
利に達成可能なためである0次に、上記ペンダント側鎖
中の連結鎖が5個〜8個の原子の連続鎖であること、が
重要である。連結鎖が余りに短い場合には、後述の特定
の側鎖構造を採用してもHa’イオンなどが導入された
膜の柔軟性などの低下度合を軽減し難い、また、余りに
連結鎖が長い場合には、含フッ素重合体自体の高強度が
達成され難く、結果的に膜の機械的強度を高くし難いも
のである。
本発明において特に重要な特徴は、上記ペンダント側鎖
中の連結鎖が重合体主鎖からの原子数で少なくとも3個
以内に分岐構造をもたない連続鎖であることである。す
なわち、後述の比較例からも明らかなように、従来の一
〇〇F20FOCF2CF2 S02 Fの如き場合に
は、イオンF3 交換官能基がスルホン酸型であり連結鎖が5個〜8個の
原子の連続鎖(具体的には6個の原子の連続鎖)である
にも拘らず、イオン交換容量を大きくして低抵抗化する
と柔軟性などが急激に低下し、特に破断伸度などの機械
的強度が著しく低下してしまう、これに対して、本発明
の一0CFz CF20Ch CF2 S02 Fの如
き場合には、スルホン酸型ペンダント側鎖中の連結鎖(
6個の原子の連続鎖)が分岐構造をもっていないので、
イオン交換容量を大きくしてかなりの低抵抗化を図って
も、高度の機械的強度を保持し得るものである。
本発明の含フッ素イオン交換膜は、上記の如き含フッ素
重合体から構成されるが、通常は上記特定の側鎖構造を
有するイオン交換官能基含有モノマーとフルオロオレフ
ィンとの共重合体からなるものが好適である。好適なイ
オン交換官能基含有モノマーとしては、特定のペンダン
ト側鎖をもつパーフルオロビニルエーテルが例示され得
る。特定のペンダント側鎖は、 −502Fの如きスル
ホン酸型イオン交換官能基と特定の連結鎖からなり、具
体例としては、 −0CF2CF20CF2CF2S0
2F、 −0CF2CF2CF2CF2SO2F、 −
0CF2CF2CF20CF2CF2 S02 Fなど
が挙げられ得る。特定の連結鎖はパーフルオロ化されて
いることが望ましく、分岐構造のないのが望ましく、ま
たジエーテル構造であることが望ましい、イオン交換官
能基含有モノマーの特に好適な具体例としては、CF2
−CFOCF2C:F20CF20F2S02 Fが例
示され得る。
上記の如き特定のイオン交換官能基含有モノマーは、通
常は他の少なくとも一種のフルオロオレフィン、好まし
くはテトラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、
クロロトリフルオロエチレンなどと共重合せしめられる
。また。
上記のイオン交換官能基含有モノマーやフルオロオレフ
ィン以外の他の成分、例えば一般式A−CF2 GOC
F2−A ’で表わされるフルオロケトン。
一般式CF2 =CFO(Ch CFO)a (CF2
 )bCF2A ’で表わさA れるフルオロビニルエーテル(ここで、A及びA′は水
素原子、フッ素原子、炭素数1〜7のフルオロアルキル
基などであり、 a=0〜3. b−0〜7である)な
どを更に共重合せしめることも可能である。
而して、上記の好適な含フッ素重合体は、パーフルオロ
重合体であることが望ましく、通常は非架橋型のもの、
が採用される。イオン交換容量は、通常0.7〜2.5
 ミリ当量/グラム乾燥樹脂、好ましくは0.8〜2.
2ミリ当量/グラム乾燥樹脂の範囲から選定され、分子
量としては5000〜100万、特には1万〜50万程
度である。
これら重合体は、従来より公知乃至周知の重合手段1重
合条件などを適宜採用して製造され得る0例えば1重合
手段としては、塊状重合、溶液重合、放射線重合、紫外
線重合、懸濁重合、乳化重合などが各種例示され得る。
本発明における含フッ素イオン交換膜は、必要に応じて
、従来より公知乃至周知などの補強手段を採用して、更
にその機械的強度を改善することができる。また、本発
明における含フッ素イオン交換膜は、必ずしも一種類の
含フッ素重合体から構成する必要はなく、あるいは一種
類のイオン交換官能基だけを採用する必要もない0例え
ば、イオン交換容量として二種類の相異なる重合体など
を併用しても良く、また、本発明の低抵抗高強度の効果
を損なわない範囲でカルボン酸型イオン交換官能基など
の弱酸性交換基を併用しても良い、さらに、二種類以上
の重合体を併用する場合には、本発明による重合体の一
種類以上を主たる構成成分とすれば、他の重合体として
は公知乃至周知の種々の重合体などを適宜使用すること
ができる。
更に、本発明における低抵抗高強度膜は、塩化アルカリ
などの電解用隔膜として使用する際、他の含フッ素イオ
ン交換膜と積層しても良く、あるいは高電流効率表面層
形成などの表面処理を施しても良い0例えば、本発明の
膜を低抵抗高強度層として未補強膜と積層したり、ある
いは高電流効率層としてカルボン酸型イオン交換膜を採
用して本発明の低抵抗高強度膜と積層し複層膜にしても
良いなどである。
本発明の低抵抗高強度膜は、各種の電解において広範囲
に使用されるが、かかる際には、いずれの形式の電極も
使用される0例えば、多孔板、網又はエキスパンデッド
メタルなどの空隙性電極が使用される。空隙性電極とし
ては長径1.0〜lO+++m、短径0.5〜lh諺、
線径0.1〜1.3mm 、開孔率30〜90%のエキ
スパンデッドメタルが例示される。また、複数の板状電
極を使用することもできるが、空隙度の小さいものを膜
に近い側に使用するのが好ましい。
陽極材質としては、通常白金族金属、その導電性酸化物
又はその導電性還元酸化物等が使用され、一方陰極とし
ては白金族金属、その導電性酸化物又は鉄族金属等が使
用される。なお、白金族金属としては白金、ロジウム、
ルテニウム、パラジウム、イリジウムが例示され、また
鉄族金属としては、鉄、コバルト、ニッケル、ラネーニ
ッケル、安定化ラネーニッケル、ステンレス、アルカリ
エツチングステンレス(特公昭54−19229号公報
)、ラネーニッケルメッキ陰極(特開昭54−1127
85号公報)、ロダンニッケルメッキ陰極(特開昭53
−11587Ei号公報等)が例示される。
空隙性の電極を使用する場合は、該電極は上記陽極又は
陰極を形成する物質それ自体からこれを形成することり
(できる、しかし、白金族金属又はその導電性酸化物等
を使用するときには通常チタンやタンタルなどの弁金属
のエキスパンデッドメタルの表面にこれらの物質を被覆
せしめて形成するのが好ましい。
本発明において電極を配置する場合、電極は含フッ素イ
オン交換膜に接触して配置しても。
また適宜の間隔をおいて配置してもよい、電極はむしろ
イオン交換膜面に強固に押圧するよりも、電極はイオン
交換膜面に例えばθ〜2.0 kg/cm2にて好まし
くは緩かに押接される。
本発明のイオン交換膜を使用した電解槽は、単極型でも
複極型でもよい、また電解槽を構成する材料は、例えば
塩化アルカリ水溶液の電解の場合には陽極室の場合には
、塩化アルカリ水溶液及び塩素に耐性があるもの、例え
ば弁金属、チタンが使用され、陰極室の場合には水酸化
アルカリ及び水素に耐性がある鉄、ステンレス又はニッ
ケルなど使用される。
本発明のイオン交換膜を使用して塩化アルカリ水溶液の
電解を行なうプロセス条件としては、既知の条件が採用
できる0例えば陽極室には好ましくは2.5〜5.0規
定(N)の塩化アルカリ水溶液を供給し、陰極室には水
又は稀釈水酸化アルカリを供給し、好ましくは80”0
〜120℃、電流密度10〜100A/dm2で電解さ
れる。かかる場合、塩化アルカリ水溶液中のカルシウム
及びマグネシウムなどの重金属イオンは、イオン交換膜
の劣化を招くので、可及的に小さくせしめるのが好まし
い、また、陽極における酸素の発生を極力防止するため
に塩酸などの酸を塩化アルカリ水溶液に添加することが
できる。
以上は、主に塩化アルカリ水溶液の電解の例について本
発明のイオン交換膜の使用を説明したが、水、ハロゲン
酸(塩酸、臭化水素酸)、炭酸アルカリの電解に対して
も同様に適用できることはもちろんである。また、イオ
ン交換膜を使用する有機化合物の各種電解合成反応での
隔膜としても適用され得る。
本発明の含フッ素イオン交換膜は電気化学的性質が優秀
であり、特に電気抵抗が低く、機械的強度の点で優れた
性滝を有するために、各種の目的1分野、用途などに広
範囲に採用され得る0例えば拡散透析、電解還元、燃料
電池の隔膜、センサーなどとして、特に耐蝕性が要求さ
れる分野で好適に使用される。
[作用] 本発明において、イオン交換容量を大きくして低抵抗化
しても、膜の靭性、柔軟性などの低下度合を抑え、高強
度を保持し得る作用機構については必ずしも明確でない
が、以下のように考えられる。
含フッ素イオン交換膜を塩化アルカリ水溶液などの電解
用隔膜として使用する際、通常はNaOH水溶液などで
加水分解した後に使用される。この時イオン交換官能基
がNa塩になると、官能基が会合し、イオンクラスター
またはマルチブレットを形成する。この結果、イオン架
橋が生じ、膜の柔軟性が低下してしまう、この柔軟性の
低下の度合はイオン架橋密度および側鎖の構造に大きく
影響されると考えられる。つまり、同等のイオン架橋密
度であるならば、イオン架橋によって生じる側鎖の束縛
が重合体主鎖の分子運動性にまで影響しにくい側鎖構造
をもつものが有利であるため、本発明のように重合体主
鎖の近傍に分校がない側鎖構造にすると、側鎖の分子運
動性が主鎖にまで大きな影響を及ぼさずに、柔軟性の低
下が小さく押さえられ、機械的強度の高い含フッ素イオ
ン交換膜になるものと考えられる。
上記説明は本発明の理解の助けとするものであり、本発
明を何ら限定するものでないことは勿論である。
「実施例」 次に1本発明の実施例について更に具体的に説明するが
、この説明によって本発明が何ら限定されるものでない
ことは勿論である。
実施例1 2001文のステンレス製耐圧反応容器に37gのトリ
クロロトリフルオロエタン、 83.15gc7) C
F2■CFOCF2 CF200h CF2 S02 
Fと 190層gの7ゾビスブチロニトリルを仕込んだ
、十分に脱気した後、70℃に昇温し、四フッ化エチレ
ンを連続的に導入し10kg/cm2に保持した。9.
0時間後にイオン交換容量= 1−08ミリ当量/グラ
ム乾燥樹脂の共重合体11.5gが得られた。該共重合
体を180″Cでプレス製膜し、更に25%NaOH水
溶液で加水分解して厚さ 200終のイオン交換膜とし
た。該イオン交換膜は破断強度2.8kg/sm2、破
断伸度135%、耐折曲回数tooo回であった。また
、12%NaOH水溶液中の比抵抗は5oΩcmであっ
た。
比較例I CF2 =CFOCF2CFOCF20F2 S02 
Fを実施例1と同様F3 な条件で四フッ化エチレンと共重合せしめた。
得られた共重合体はイオン交換容量1.05ミリ当量/
グラム乾燥樹脂であった。この共重合体を 180℃で
プレス製膜し、加水分解して厚さ200ILのイオン交
換膜とした。該イオン交換膜は破断強度2.2kg/m
m2、破断伸度70%、耐折曲回数50回であった。比
抵抗はBOΩC1であった。
実施例2 200mMのステンレス製耐圧容器に42gのCF2■
CFOCF2CF20CF20F2502 Fと33璽
gのジイソプロビルパーオキシジカルポネートを仕込ん
だ、十分に脱気した後、40℃に昇温し四フッ化エチレ
ンを8.3kg/cm2 まで導入し反応を開始させた
0反応中は四フッ化エチレンを連続的に導入し5kg1
0112 に保持した。8時間後にイオン交換容量1.
32 ミリ当量/グラム乾燥樹脂の共重合体を4g得た
。該共重合体を200℃でプレス製膜し、更に25%N
aOH水溶液で加水分解して厚さ200ルのイオン交換
膜とした。該イオン交換膜は破断強度2.5kg/m層
2、破断伸度125%、耐折曲回数が1000回であっ
た。また12%NaOH水溶液の比抵抗は30Ωcmで
あった。
実施例3 実施例1と同様な方法で四フッ化エチレンの圧力を13
.5kg/c履2として反応を開始させた0反応中も四
フッ化エチレンを連続的に導入し13.5kg/cm2
に保持した。5.5時間後にイオン交換容量0.93ミ
リ当量/グラム乾燥樹脂の共重合体17.5gを得た。
該共重合体を220℃でプレス製膜し、25%NaOH
水溶液で加水分解して厚さ200ルのイオン交換膜とし
た。該イオン交換膜は破断強度3.0kg/層12、破
断伸度150%、耐折曲回数3000回であった。また
12%NaOH水溶液中の比抵抗は80Ωc1であった
比較例2 比較例1と同様な条件で四フッ化エチレンの導入圧力ヲ
13kg/c罵2として反応を開始させた。
反応中も四フッ化エチレンを連続的に導入し13kg/
c層2に保持した。6時間後にイオン交換容量0.82
ミリ当!/グテム乾燥樹脂の共重合体15gを得た。該
共重合体を220℃でプレス製膜し、25%NaOH水
溶液で加水分解して厚さ200JLのイオン交換膜とし
た。該イオン交換膜は破断強度2.5kg/sm2.破
断伸度110%、耐折曲回数700回であった。また1
2%NaOH水溶液中の比抵抗は80Ωcmであった。
[発明の効果] 本発明の含フッ素イオン交換膜は、従来にないような高
い機械的強度と優れた電気化学的性質とをあわせもった
膜であるという、特に塩化アルカリ水溶液の電解用隔膜
として極めて有利な優れた効果が達成されている。特に
低い電気抵抗と従来にないような破断伸度及び破断強度
、耐折曲げ強度が達成されたものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スルホン酸型イオン交換官能基が連結鎖を介して
    重合体主鎖に結合したペンダント側鎖構造をもつ含フッ
    素重合体からなる含フッ素イオン交換膜において、上記
    ペンダント側鎖中の連結鎖が5個〜8個の原子の連続鎖
    であり旦つ重合体主鎖からの原子数で少なくとも3個以
    内に分岐構造をもたない連続鎖であることを特徴とする
    含フッ素イオン交換膜。
  2. (2)連結鎖がジエーテル構造である特許請求の範囲第
    1項記載の含フッ素イオン交換膜。
  3. (3)含フッ素重合体が非架橋型である特許請求の範囲
    第1項記載の含フッ素イオン交換膜。
  4. (4)含フッ素重合体のスルホン酸型イオン交換官能基
    含有量がイオン交換容量として0.7〜2.5ミリ当量
    /グラム乾燥樹脂である特許請求の範囲第1項記載の含
    フッ素イオン交換 膜。
  5. (5)含フッ素重合体がフルオロオレフィンとスルホン
    酸型イオン交換官能基含有モノマーとの共重合体である
    特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の
    含フッ素イオン交換膜。
  6. (6)含フッ素重合体がパーフルオロ重合体である特許
    請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の含フ
    ッ素イオン交換膜。
JP22616186A 1986-09-26 1986-09-26 改良された含フツ素イオン交換膜 Pending JPS6383138A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016186085A1 (ja) * 2015-05-18 2016-11-24 旭化成株式会社 イオン交換膜

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