JPS638215A - 高濃度苛性ソ−ダ水溶液中の重金属の除去方法 - Google Patents

高濃度苛性ソ−ダ水溶液中の重金属の除去方法

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JPS638215A
JPS638215A JP15001586A JP15001586A JPS638215A JP S638215 A JPS638215 A JP S638215A JP 15001586 A JP15001586 A JP 15001586A JP 15001586 A JP15001586 A JP 15001586A JP S638215 A JPS638215 A JP S638215A
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JP
Japan
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aqueous solution
caustic soda
high concentration
chromium
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP15001586A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Asakura
朝倉 正景
Kyuichi Fujita
藤田 久一
Hidekazu Kunii
国井 英一
Kazuo Ohashi
一夫 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Publication date
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Publication of JPS638215A publication Critical patent/JPS638215A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、工業的に製造される亮ン農度苛性ソーダ水溶
液中に溶存しているニッケルなどの重金属を同時的に除
去する方法に関し、食品工業分野などの用途に供する苛
性ソーダの含有重金属に因る許容限界を緩和するのに役
立つものである。
灸 のす術とその間 点 液体苛性ソーダ中に屡々含まれる鉄、クロム、ニッケル
などの重金属の除去は、その利用上重要な問題であって
、そのための研究が古くから多数なされている。
例えば、従来、50%苛性ソーダ中に10数ppm含ま
れる鉄の除去に関しては、Mg<01Dz 、門gSO
,或はhgoなどのマグネシウム化合物を加えて鉄を沈
澱させて除去する方法、亜硫酸ナトリウムを加えて鉄を
除去する方法、また、過酸化物を加え亜鉄酸塩を難溶性
とした後さらにマグネシウム塩を加えて濾別する方法な
どが報告されている。
更には上記苛性ソーダ中の鉄の除去にカルシウム塩を用
いる方法も報告されている (「ソーダと塩素」第9巻
、10号、485−494.1958)。
しかし、苛性ソーダ中に含まれるクロム、ニッケルにつ
いてはその含有量が通常比較的少なくて余り問題視され
ないためかその除去については殆んど報告がなく、僅か
にニッケルについてカルシウム塩を用いる報告(「ソー
ダと塩素」第9巻、11号、546−549.1958
)がみられる程度であって、クロムの除去については未
だ報告がみられないのが現状である。
発明が解決しようとする課題 本発明は、工業的に製造される高濃度苛性ソーダ水溶液
に1〜31)p1a程度含まれることがあるクロムをQ
、3ppm以下になるまで除去すると同時に共存するニ
ッケルも簡易な操作で効率的に除去し得る方法を提供す
ることを課題とする。
本発明者らは、クロムとニッケルを含有している上記高
濃度苛性ソーダ水溶液に一定範囲量の酸化マグネシウム
を添加、混合した後、−足取上の温度の保温下に静置し
ておくことにより、該苛性ソーダ水溶液中のクロムとニ
ッケルを同時的に吸着共沈することを見出し、本発明を
なすに至った。
以下本発明の詳細な説明する。
発」坏υl戊 本発明の構成上の特徴は、クロムとニッケルを含有する
高濃度苛性ソーダ水溶液に、酸化マグネシウムを0.2
乃至1重量%添加して攪拌後、40℃〜100℃の温度
において静置することにより、該苛性ソーダ水溶液中に
溶存するクロム及びニッケルを同時的に吸着共沈させて
除去することだある。
ここでいう“高濃度の苛性ソーダ水溶液“とは、工業的
に製造される苛性ソーダを濃縮して得られる40%以上
濃度の苛性ソーダ水溶液を意味する。
課 を”するための 本発明は、通常1〜3ppII+程度のクロムとニッケ
ルを含有する上記高濃度の苛性ソーダ水溶液中に、上述
のごとく、酸化マグネシウムを0.2〜1重量%、好ま
しくは0.3〜0.6重量%添加し、5〜10分程度程
度した後、40℃〜100℃の温度に保温して40〜6
0時間程度静置させるものであって、この場合、酸化マ
グネシウムの添加量が0.2重量%より少ないとクロム
とニッケルを効果的に除去し得ない。 この点について
、前述したとおり、高濃度苛性ソーダ水溶液中に含まれ
る鉄の除去にマグネシウム化合物を添加する方法が知ら
れているが、この方法ではマグネシウム化合物を0.0
1〜0.15重量%添加することにより鉄をlppm以
下まで除去するものであり、この程度の量のマグネシウ
ム化合物の添加ではクロムを効率的に除去し得ない。
一方、酸化マグネシウムの添加量の上限に関しては、添
付の第1図に示したとおり、酸化マグネシウムの添加量
の増加に伴なって、苛性ソーダ水溶液の静置後の上清液
中のクロム濃度は減少するも(すなわち、クロムの吸着
共沈量が増加する)、沈降物の見掛は容積が増大するよ
うになって、上清の苛性ソーダ分のみを製品として回収
すると製品歩留りが低下するため、酸化マグネシウムの
添加量も余り多くするのは得策でなく、1重量%以下が
適当である。なお、上記沈降物を強制分離しようとして
も分離が非常に困難のため実用的でない。 本発明では
、酸化マグネシウムを上述のごとくして添加、攪拌した
苛性ソーダ水溶液を40〜100℃の温度の保温下に放
置することが必要であって、クロムの除去の場合には鉄
の除去と異なり1、添付の第2図に示すとおり、温度依
存性があって、温度が高い程クロムの除去率が向上する
。これは、温度が高くなるに伴い、酸化マグネシウムの
水酸化マグネシウムへの変化が促進されて嵩ばった沈澱
物となってクロムに対する吸着効果が向上することに因
るものと考えられる。
しかし、40℃の温度であっても、酸化マグネシウムの
添加量を1重量%程度まで多くすることにより、第2図
にみられるごとく、クロムの除去率を高めることも可能
であるので、実際上は、クロムの除去率と吸着共沈に生
成する沈降物の容積を勘案して静W’lA度及び時間を
適宜設定するとよい。
弾発缶内の高濃度苛性ソーダ水溶液の温度は約80〜1
00℃であり、それ以下の温度が望ましい。100℃以
上の温度では水の蒸発に伴う対流が起り、重合属の沈降
が妨げられるので好ましくない。なお、共存しているニ
ッケルはクロムの除去率に応じて同様に除去し得る。
因に、さきに報告されたニッケルの除去にカルシウム塩
を用いる方法は、本発明者らの実験結果ではクロムの除
去には実用性ある効果が期待できない。
以下に実施例を示して本発明及びその効果を具体的に説
明する。
実施例 工業的に製造した30%苛性ソーダを蒸発缶により50
%苛性ソーダに濃縮して得られた苛性ソーダ水溶液中に
はクロムが1.4 ppm、ニッケルがo、5ppn+
含まれていた。
この50%苛性ソーダ水溶液1.0kgに、酸化マグネ
シウム0.005kgを添加し、5分間攪拌した後、6
0℃の温度において静置した。48時間静置後の沈降物
の容積は30%であり、上澄苛性ソーダ中のクロム(C
r01度は0.3ppm 、ニッケル(Nil1度はQ
、2ppm以下であった。次に、上記沈降物を巻き込ま
ないようにして上澄苛性ソーダの大部分を抜き出した後
、沈降物を遠心分離器で回転数5.000rpff1.
10分間固液分離し、分離液相を更に0.3μmのフィ
ルターにより濾過した。得られた苛性ソーダ水溶液中の
Cr?M度は0.2ppm % Ni?i度はo、2p
pm以下であり、M、濃度は1.0ppmであった。
なお、CrとNiの?眉度はゼーマン原子吸光光度計法
により、MgtM度はゼーマン原子吸光光度計法及び滴
定法により測定した。
光里至四果 上記実施例に示したとおり、本発明に従って高濃度苛性
ソーダ水溶液に酸化マグネシウムを0.2〜1重世%の
範囲の量を添加し、40℃〜100℃の温度において静
置することにより、該苛性ソーダ水溶液中に溶存してい
た1、4 ppmのCr及び0.5 ppmのNiは吸
着共沈してCrは0.3 pp+w以下、Niはo、2
ppm以下の濃度にまでそれぞれ除去されて低減し、且
つMg4度もlppm程度になるので、クロム及びニッ
ケル含有量の極めて少ない高濃度苛性ソーダ水溶液を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、酸化マグネシウム(MgO)添加量と上澄苛
性ソーダ(NaOH)中のCr濃度及び沈降容積の関係
を示すグラフであり、第2図は、酸化マグネシウム(M
gO)添加量と静置温度によるCr除去率の関係を示す
グラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高濃度の苛性ソーダ水溶液に、酸化マグネシウム
    を0.2乃至1重量%添加して撹拌後、40〜100℃
    の温度において静置することにより、該苛性ソーダ水溶
    液中に溶存するクロム及びニッケルを同時的に吸着共沈
    させることを特徴とする高濃度苛性ソーダ水溶液中の重
    金属の除去方法。
  2. (2)酸化マグネシウムを0.3乃至0.6重量%添加
    する特許請求の範囲第(1)項記載の重金属の除去方法
JP15001586A 1986-06-26 1986-06-26 高濃度苛性ソ−ダ水溶液中の重金属の除去方法 Pending JPS638215A (ja)

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JP15001586A JPS638215A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 高濃度苛性ソ−ダ水溶液中の重金属の除去方法

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JP15001586A JPS638215A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 高濃度苛性ソ−ダ水溶液中の重金属の除去方法

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JPS638215A true JPS638215A (ja) 1988-01-14

Family

ID=15487612

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15001586A Pending JPS638215A (ja) 1986-06-26 1986-06-26 高濃度苛性ソ−ダ水溶液中の重金属の除去方法

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JP (1) JPS638215A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0636577A1 (en) * 1993-07-30 1995-02-01 Nittetsu Mining Co., Ltd. Process for treatment of sodium hydroxide waste liquor containing aluminium
JP2008031009A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Toagosei Co Ltd 高純度水酸化アルカリ金属の製造方法

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EP0636577A1 (en) * 1993-07-30 1995-02-01 Nittetsu Mining Co., Ltd. Process for treatment of sodium hydroxide waste liquor containing aluminium
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