JPS6380419A - 光フアイバ−複合架空線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は、光ファイバーケーブルの製造を容易に成し得
、更に光ファイバーケーブルの外被の剥ぎ取り特性を良
好にした光ファイバー複合架空線に関する。

（発明の技術的背景とその問題点） 近時、電力搬送システムやマイクル回線に代わる新らし
い電力用通信線路として光ファイバー複合架空地線が多
用されている。

かかる光ファイバー複合架空地線は、第４図に示すよう
に、螺旋状のＵ溝１に光ファイバーケーブル２を挿入し
た金属性のスペーサ３の外周に、アルミ等のバイブ４を
設け、この上に複数本の講壇アルミ線等の導電線５をよ
り合わせて成るもので構成されている。

一方、上記のり溝１に挿入される光ファイバーケーブル
２としては、第５図に示すように、中心に強化プラスチ
ック材料（ＦＲＰ）から成る補強線６を配置し、この外
周に例えば６本の光ファイバー素線１をより合わせ、こ
の上にテトラフルオロエチレンＭＡＩＩｌ（テフロン樹
脂）等の耐熱シース８を押出被覆して成るものが知られ
ている。

ところで、上記の耐熱シース８は、その押出被覆後に冷
却されるが、耐熱シース８の押出被覆後にこれを冷却す
ると、耐熱シース８が収縮し光ファイバー素線７に側圧
が加わる不都合がある。そこで、耐熱シース８の押出被
覆に際しては、光ファイバー素線７に側圧が加わらない
ように作業しなければならないが、このような作業には
、高度の技術を要する。

また、耐熱シース８として、テフロン樹脂を使用すると
、電力線からの電！！１誘導や地絡事故時に流れる事故
電流によって光ファイバー複合架空地線が３００１１０
を越えた場合、この耐熱シース８が溶けてスペーサ３に
付着し、これがそのまま冷却されるとマイクロベンディ
ングを生じて光ファイバーケーブル２の伝送損失が増加
する難点があった。

更に、かかる構成の光ファイバーケーブルにおいては、
耐熱シース８が押出によって被覆され、かつそれ自身の
材質が硬いために、耐熱シース８の剥ぎ取り作業が容易
でないという難点もあった。

（発明の目的） 本発明は、このような点に着目してなされたもので、光
ファイバーケーブルの製造を容易に成し得、更に外被の
剥ぎ取り作業を容易に成し得る光ファイバー複合架空線
を提供せんとするものである。

（発明の概要） 本発明においては、光ファイバーケーブルを、複数本の
光ファイバー素線のより合わせ体と、このより合わせ体
の外周にラップ巻きされた耐熱テープとのみで構成する
ことにより、前記目的を達成している。

（発明の実施例） 以下、本発明を一実施例の図面に基づいて説明する。第
４図および第５図と同一部分に同一番号を付した第１図
において、それ自身に螺旋状に形成されたＯ溝１に光フ
ァイバーケーブル２−を挿入したスペーサ３の外周にパ
イプ４を設け、この上に複数本の導電線５をより合わせ
て光ファイバー複合架空線を構成する点は、従来の光フ
ァイバー複合架空線と同一である。本発明においては、
Ｕ溝１に挿入される光ファイバーケーブル２−が、第２
図に示すように、光ファイバー素線のより合わせ体９と
、この外周に１／２程度でラップ巻きされたポリイミド
テープ等の耐熱テープ１０とで構成されている。

ここで、従来の耐熱シースに代えて耐熱テープ１０をラ
ップ巻きしたのは、外被（耐熱テープ）の剥ぎ離ぎ取り
作業を容易にするためである。また、耐熱テープ１０と
して、ポリイミドテープを使用した場合においては、こ
のテープの熱分解温度が５７５度Ｃ程度あるため、光フ
ァイバー複合架空地線が３００１１Ｃを越えても、この
テープが○Ｐユニット内で溶ける恐れがなくなり、ひい
ては、従来中じていたマイクロベンディングによる伝送
損失の増加を解消できる利点がある。

光ファイバー素線のより合わせ体９は、例えば、中心に
配置したＦＲＰ線等の補強線１１と、この上により合わ
せられた複数本（例えば６本）の光ファイバー素線１２
とで構成されており、必要により、補強線１１の上には
、シリコン樹脂被覆等による座床１１１１３が設けられ
ている。

耐熱テープ１０としては、片面に接着剤を塗布したもの
あるいは、第３図に示すように、耐熱テープ１０の片側
に長さ方向にって所定の間隔をおいて接着剤１４を塗布
したものを用いてもよい。

これらの接着剤付きの耐熱テープを使用した場合におい
ては、耐熱テープのラップ部分が全長にわたってもしく
は、一定の間隔をおいて接着するので、耐熱テープ１０
が光ファイバー素線のより合わせ体９から容易に剥がれ
ない利点がある。

なお、光ファイバー素線１２は、例えば、コア上にクラ
ッド層を設け、この上にプライマリ−コート及バッファ
ーコートを設けたもので構成されている。

なお、箭述の実施例においては、パイプ内に複数のし溝
を有する金ｆｉｔＪのスペーサを挿入し、このスペーサ
のＵ溝に光ファイバーケーブルを挿入した場合について
述べているが、本発明はこれに限定されず、例えば、パ
イプ内に光ファイバーケーブルを挿入する光ファイバー
複合架空線に適用してもよい。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明においては、光ファイバーケ
ーブルを、複数本の光ファイバー素線のより合わせ体と
、このより合わせ体の外周にラップ巻きされた耐熱テー
プとで構成しているので、すなわち、光ファイバー素線
のより合わせ体の外周に耐熱シースの押出被覆−が存在
しない構成にされているので、従来の光ファイバーケー
ブルと比較すれば、光ファイバーケーブルの製造が簡単
であり、また外被（耐熱テープ）の剥ぎ取りが容易であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の光ファイバー複合架空線の横断面図
、第２図は、本発明において使用する光ファイバーケー
ブルの横断面図、第３図は、本発明において使用する耐
熱テープの平面図、第４図は、従来の光ファイバー複合
架空線の横断面図、第５図は、従来の光ファイバーケー
ブルの横断面図である。 （１）・・・・・・・・・・・・・・・・・・ＵｉｌＩ
Ｉ（２）（２”）・・・・・・光フフイバーケーブル（
３）・・・・・・・・・・・・・・・・・・スペーサ（
４）・・・・・・・・・・・・・・・・・・パイプ（５
）・・・・・・・・・・・・・・・・・・導電線（９）
・・・・・・・・・・・・・・・・・・より合わせ体（
１０）・・・・・・・・・・・・・・・耐熱テープ（１
２）・・・・・・・・・・・・・・・光ファイバー素線
第１図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ファイバーケーブルを収納するパイプ上に複数
   本の導電線をより合わせて成る光ファイバー複合架空線
   において、前記光ファイバーケーブルを、複数本の光フ
   ァイバー素線のより合わせ体と、このより合わせ体の外
   周にラップ巻きされた耐熱テープとのみで構成したこと
   を特徴とする光ファイバー複合架空線。
2. （２）耐熱テープがポリイミドテープであることを特徴
   とする光ファイバー複合架空線。