JPS6380300A - 楽音信号発生装置 - Google Patents

楽音信号発生装置

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JPS6380300A
JPS6380300A JP61226399A JP22639986A JPS6380300A JP S6380300 A JPS6380300 A JP S6380300A JP 61226399 A JP61226399 A JP 61226399A JP 22639986 A JP22639986 A JP 22639986A JP S6380300 A JPS6380300 A JP S6380300A
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waveform data
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電子楽器、ゲーム機器等に用いられる楽音
信号発生装置に係り、特に発生される楽音信号の波形を
時間経過に従って徐々に変更するようにした楽音信号発
生装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の装置は、特開昭61−107298号公
報に示されるように、1つの波形に関する波形データを
所定回数繰返し出力した後、次の波形に関する波形デー
タを所定回数繰返し出力することによって複数の異なる
波形を表す波形データを所定時間毎に順次切換え出力す
る波形データ発生手段と、発生すべき楽音信号の波形を
表す波形データを記憶する記憶手段とを備え、波形デー
夕発生手段からの波形データと記憶手段がらの波形デー
タとを入力して該両データの差を算出するとともに該差
に適当な係数を乗算し、この乗算結果を記憶手段に記憶
されている波形データに繰返し加算することによって、
記憶手段に記憶されている波形データを波形データ発生
手段がらの波形データに徐々に近づけるようにし、この
徐々に変化する波形データを楽音信号として出力するよ
うにしている6 (発明が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来の装置にあっては、波形データの変
化速度すなわち各波形データ間の補間遠度は上記係数に
より決定されてしまい、発生される楽音信号に含まれる
倍音成分毎にその補間遠度を変化させることはできなが
った。そのため、例えばプラス系の楽音のように高次倍
音が低次倍音より速く立上がる楽音、又はストリング系
の楽音のように逆に低次倍音が高次倍音より速く立上が
る楽音、すなわちある波形に達する場合に、その波形に
含まれる各倍音成分の変化速度が各々異なるような楽音
をよりよくシミュレートすることができないという問題
があった。
この発明は上記問題点に鑑み案出されたものであって、
その目的とするところは、例えばプラス系、ストリング
系等の楽音のように、楽音信号に含まれる各倍音成分の
変化速度が各々異なる楽音をも、よりよくシミュレート
できるようにした楽音信号発生装置を提供しようとする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決してこの発明の目的を達成するために、
この発明の構成上の特徴は、複数の異なる波形を表す波
形データを時間経過に従って順次出力するものであって
1つの波形に関する波形データを繰返し出力しな後次の
波形に関する波形データを繰返し出力する波形データ発
生手段と、発生すべき楽音信号の波形を表す波形データ
を記憶する記憶手段と、前記波形データ発生手段から出
力されている波形データと前記記憶手段に記憶されてい
る波形データとを入力し該入力した両データの差に対応
した差データを前記記憶手段に記憶されている波形デー
タに繰返し加味することにより訂記記憶手段に記憶され
ている波形データを前記波形データ発生手段から出力さ
れている波形データに徐々に近づけるように更新する更
新手段とを備え、前記記憶手段に記憶されている波形デ
ータを繰返し出力して該波形データにより表された波形
を有する楽音信号を発生するようにした楽音信号発生装
置において、フィルタを前記差データの伝送路中に設け
たことにある。
(発明の作用) 上記のように構成した本発明においては、波形データ発
生手段が以前発生した波形データと異なる波形データを
繰返し発生し始めると、更新手段が、波形データ発生手
段から出力されるこの波形データと記憶手段に記憶され
ている波形データとの差に対応した差データを記憶手段
に記憶されている波形データに繰返し加味することによ
り、記憶手段に記憶されている波形データを波形データ
発生手段から出力されている波形データに徐々に近づけ
るように更新し、この更新された波形データが楽音信号
として出力されるので、楽音信号の波形は徐々にその波
形を変化させ、やがて波形データ発生手段から発生され
ている波形データに対応した波形と一致するようになる
。そして、波形データ発生手段が再び異なる波形データ
を発生すると、上記のようにして、出力される楽音信号
の波形は再び該異なる波形データに対応した波形に徐々
に変化していく。このようにして、出力される楽音信号
はその波形を時間経過に従って徐々に変化させる。
また、上記波形データの更新の際、差データの伝送路中
に設けられたフィルタは、差データの伝達特性を同差デ
ータにより表された信号に含まれる周波数成分に応じて
異ならせるので、更新された波形データの増減は同波形
データにより表された信号に含まれる周波数成分に応じ
て異なるものとなる。これにより、出力される楽音信号
は、その波形を該信号に含まれる周波数成分に応じてT
なる速度で変化させながら、徐々に変化していく。
(発明の効果) 上記作用説明からも理解できる通り、この発明によれば
、楽音信号を同信号に含まれる周波数成分毎にその変化
速度を巽ならせて変化させることが可能となるので、倍
音成分毎にその変化速度が異なるような楽音をよりよく
シミュレートできるようになる。すなわち、フィルタを
ローパスフィルタ特性に設定すれば、低次倍音が高次倍
音より速く変化してプラス系の楽音をよりよくシミュレ
ートでき、また同フィルタをバイパスフィルタ特性に設
定すれば、高次倍音が低次倍音より速く変化してストリ
ング系の楽音をよりよくシミュレートできる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面を用いて説明すると、
第1図はこの発明に係る楽音信号発生装置の適用された
電子楽器をブロック図にて示している。
この電子楽器は鍵スィッチ回路11を有する。
鍵スィッチ回路11は鍵盤の各錘に各々対応した複数の
鍵スィッチにより構成されており、同スイッチは各錘の
押離鍵に応じて各々開閉する。鍵スィッチ回路11には
押鍵検出回路12が接続されており、同検出回路12は
鍵スイツチ回路11内の各鍵スィッチの開閉成を検出す
ることにより鍵盤の各錘の押離鍵を検出して、鍵盤にて
押されている鍵を表すキーコードKC1及び該鍵が押さ
れるとハイレベル“1′′ (以下単に°°1”という
)となり、かつ該鍵が離されるとローレベル゛°0”(
以下単に“0°′という)となるキーオン信号KONを
アドレス発生器13に出力する。
アドレス発生器13は波形メモリ14に記憶されている
波形データの読出しを制御する第1及び第2アドレス信
号ADI、AD2を出力するもので、第2図に詳細に示
されるように、ノートクロック発生器13aを有する。
ノードクロ・ツク発生器13aは、キーコードKCに基
づき、押された鍵の音高周波数のm(mは一周期分の楽
音波形のサンプリングデータ数に等しい)倍の周波数を
有するノートクロック信号φnを出力する。このノート
クロック信号φnはカウンタ13bに入力され、同カウ
ンタ13bはノートクロック信号φnをカウンタするこ
とにより「0」〜rm−4」に渡り繰返し変化するカウ
ント値を第1アドレス信号ADIとして出力する。この
カウンタ13bのリセット端子Rには、微分回路13c
によりキーオン信号KONを立ち上がり微分したキーオ
ンパルス信号KONPが供給されており、同カウンタ1
3bはこのキーオンパルス信号KONPの到来に応じて
押鍵時にリセットされるようになっている。
また、カウンタ13bのカウンタ値がrm−IJから「
0」に変化する毎に同カウンタ13bから発生されるキ
ャリイ信号CAはカウンタ13dに入力されており、同
カウンタ13dはこのキャリイ信号CAをカウントする
ことにより第1アドレス信号ADIの周期毎に1ずつ増
加するカウンタ値を出力する。このカウンタ13dのリ
セット端子Rにはオア回路ORを介してキーオンパルス
信号KONP及び後述する比較器13eからの電数信号
EQが供給されており、同カウンタ13dはキーオンパ
ルス信号KONP又は一致信号EQの到来に応じて押鍵
時又は比較器13eからの電数信号EQの発生時にリセ
ットされるようになっている。カウンタ13dから出力
されるカウント値は比較器13eの一方の入力に供給さ
れ、同比較器13eの他方の入力には繰返し回数メモリ
13fから繰返し回数値が供給されている。繰返し回数
メモリ13fは波形メモリ14に記憶されている同一波
形を繰返し出力する回数を各波形毎に記憶するもので、
音色選択スイッチ回路15から出力され演奏者により選
択された音色を表す音色選択信号TSW及びカウンタ1
3gからのカウント値(第2アドレス信号AD2>に応
じて前記繰返し回数値を出力する。これにより、比較器
13eは、カウンタ13dからのカウント値が繰返し回
数メモリ13fからの繰返し回数値に一致した時点で、
一致信号EQを出力して、カウンタ13dをオア回路O
Rを介してリセットすると同時に、同一致信号EQをア
ンド回路ANDの一方の入力を介してカウンタ13gに
供給するようになっている。カウンタ13gはこの供給
された電数信号EQをカウントして1ずつ増加するカウ
ント値を第2アドレス信号AD2として出力する。アン
ド回路ANDの他方の入力には、第2アドレス信号AD
2の全ビットが“1”になったことを検知するナンド回
路NANDの出力が供給されており、第2アドレス信号
AD2の全ビットが“1” (この実施例ではカウンタ
13gのカウント値が7)になったとき、一致信号EQ
がアンド回路ANDを介してカウンタ13gに供給され
ないようになっている。これにより、カウンタ13gは
電数信号EQの到来に応じてそのカウント値を1ずつ増
加させて、例えば「0」〜「7」に変化する第2アドレ
ス信号AD2を出力する。またカウンタ13gのリセ・
ソト端子Rにはキーオンパルス信号KONPが供給され
ており、同カウンタ13gは押鍵時にリセ・リドされる
ようになっている。
また、アドレス発生器13はゲート制御回路13hを有
しており、同制御回路13hはカウンタ13dのカウン
ト値の所定値毎、例えば“0,3゜6・・・°゛、“0
.5.10・・・”にて゛1”となるゲート信号GON
を出力する。このゲート制御回路13hには音色選択ス
イッチ回路15からの音色選択信号TSWが供給されて
おり、ゲート信号GONが“1”となる頻度がこの音色
選択信号TSWにより変更されるようになっている。
波形メモリ14はn個の音色に対応しかつ音色選択スイ
ッチ回路15からの音色選択信号TSWにより指定され
る波形データメモリ14−1゜14−2・・・14−n
を有する。各波形データメモリ14−1.14−2・・
・14−nは各々第2アドレス信号AD2により指定さ
れる複数のエリア(この実施例は8エリアEo、E、 
 ・・・E7 )に分割されている。各エリアEO、E
l  ・・・El)は各々楽音の一周期分に相当する異
なる波形のm個のサンプリングデータを記憶しており、
同データは第1アドレス信号ADIにより読出される。
波形メモリ14には補間回路20が接続されており、同
回路20は減算器21、フィルタ22、ゲート回路23
、乗算器24、加算器25及びシフトレジスタ26によ
り構成されている。減算器21は波形メモリ14から供
給されるサンプリングデータから、シフトレジスタ26
の最終ステージから供給されるサンプリングデータを減
算して、該減算による差データをフィルタ22に出力す
る。
フィルタ22は伝達間数H(Z>により決定される伝達
特性を有し、前記差データをこの伝達特性に従って変換
してゲート回路23に出力する。このフィルタ22とし
ては、例えば第3図に示すように、入力データをノート
クロック信号φnの1ビット分遅延しかつキーオンパル
ス信号KONPによりリセットされる遅延回路22a、
乗算器22b及び加算器22cにより構成される公知の
FIR型のフィルタ22−1、又は第4図に示すように
、前記各回路要素22a、22b、22cと各々同等な
遅延回路22d、乗算器22e及び加算器22fにより
構成される公知のIIR型フィルタ22−2を利用する
ことができ、このフィルタ22−1.22−2の周波数
特性は乗算器22b、22eに供給されるフィルタ係数
aにより決定される。このフィルタ係数はフィルタ係数
メモリ31から供給されるもので、同メモリ31はn個
の音色に対応しかつ音色選択スイッチ回路15からの音
色選択信号TSWにより指定される係数データメモリ3
1−1.31−2・・・31−nを有する。各フィルタ
係数データメモリ31−1゜31−2・・・31−nは
各々第2アドレス信号AD2によりアドレス指定される
複数のフィルタ係数データ(この実施例では8データa
。、al・・・a〕)を記憶している、 ゲート回路23はアドレス発生器13からのゲート信号
GONにより導通又は非導通制御されるもので、同信号
GONが“1′”のときフィルタ22からの入力データ
を乗算器24に供給し、かつ同信号GONが“0”のと
き前記供給を禁止する。
乗算器24はゲート回路23からの入力データに利得係
数gを乗算して加算器25の一方の入力に供給する。こ
の利得係数gは利得係数メモリ32から供給されるもの
で、同メモリ31はn個の音色に対応しかつ音色選択ス
イッチ15からの音色選択信号TSWにより指定される
利得係数データメモリ32−1.32−2・・・32−
nを有する。各利得係数データメモリ32−1.32−
2・・・32−nは各々第2アドレス信号AD2により
アドレス指定される複数の利得係数データ(この実施例
では8デ一タg。、 g+  ・・・g7)を記憶して
いる。
加算器25の他方の入力にはシフトレジスタ26の最終
ステージからのサンプリングデータが供給されており、
同加算器25は該サンプリングデータと乗算器24から
の入力データとを加算してシフトレジスタ26の第1ス
テージに供給する。
シフトレジスタ26は楽音波形の一周期分に相当するm
個のサンプリングデータを記憶するmステージを有し、
各ステージに記憶されているサンプリングデータはノー
トクロック信号φnにより順次シフトされると共に、キ
ーオンパルス信号KONPによりリセットされるように
なっている。
シフトレジスタ26には乗算器33が接続されており、
同乗算器33はシフトレジスタ26からのサンプリング
データとエンベロープ波形データを乗算して出力する。
この工〉・ベロープ波形データはエンベロープ発生器3
4から供給されるもので、同発生器34は押鍵検出回路
12からのキーオン信号KONに応じて楽音のエンベロ
ープ波形を表すエンベロープ波形データを形成して出力
する。また、このエンベロープ波形は音色選択スイッチ
回路15からの音色選択信号TSWにより制御され、各
楽音の音色に適した形状に形成される。
乗算器33にはディジタルアナログ変換器35が接続さ
れており、同変換器35は乗算器33からのディジタル
信号をアナログ信号に変換してサウンドシステム36に
出力する。サウンドシステム36はアンプ、スピーカー
等により構成されており、ディジタルアナログ変換器3
5から供給されるアナログ信号に応じた楽音を発音する
以上のように構成した実施例の動作を説明する。
鍵盤にていずれかの鍵が押下されて、鍵スイツチ回路1
1内における前記押下鍵に対応した鍵スィッチが閉成す
ると、押鍵検出回路12はこの押鍵を検出して、押され
た鍵を表すキーコードKC及びキーオン信号KONをア
ドレス発生器13に供給する。アドレス発生器13にお
いては、ノートクロック発生器13aが供給されたキー
コードKCに基づきノートクロック信号φnを出力し始
めるとともに、微分回路13cがキーオン信号KONを
微分することによりキーオンパルス信号KONPを発生
し、このキーオンパルス信号KONPによりカウンタ1
3b、13d、13gが各々リセットされる。このキー
オンパルス信号KONPは補間回路20のフィルタ22
及びシフトレジスタ26にも供給され、フィルタ22内
の遅延回路22a(又は22d)及びシフトレジスタ2
6が各々リセットされる。
これらのリセット後、アドレス発生器13内のカウンタ
13bはノートクロック信号φnをカウンタして、同信
号φnに同期するとともに「0」〜’m−11に渡り繰
り返し変化する第1アドレス信号ADIを波形メモリ1
4に供給する。この波形メモリ14には演奏者によって
選択された音色を表す音色□選択信号TSWが音色選択
スイッチ15から供給されるとともに、前記リセ・ソト
により「0」に設定されている第2アドレス信号AD2
がカウンタ13gから供給されており、同メモリ14は
選択音色に対応した波形データメモリ14−i(iは1
〜nのいずれかの整数)内の第1エリアE。に記憶され
ているサンプリングデータを順次出力する。このサンプ
リングデータは減算器21に供給され、減算器21は該
サンプリングデータからシフトレジスタ26からのサン
プリングデータを減算して、該減算した差データをフィ
ルタ回路22に出力する。なお、この場合、シフトレジ
スタ26はキーオンパルス信号KONPによりリセット
されているので、同レジスタ26がら減算器21に供給
されるサンプリングデータは「0」であり、フィルタ2
2に供給される前記差データは波形メモリ14からのサ
ンプリングデータと等しくなる。このフィルタ22には
、音色選択信号TSWにより指定されるフィルタ係数メ
モリ31内のフィルタ係数データメモリ3l−i(iは
1〜nのいずれかの整数)から、[OJに設定されてい
る第2アドレス信号AD2により指定されたフィルタ係
数データa、)が供給されており、同フィルタ22は前
記差データをフィルタ係数データa。により決定される
伝達特性にしたがって変換してゲート回路23に出力す
る。ゲート回路23は最初°゛1°゛となるデー1−信
号GONにより導通状態に制御されているので、フィル
タ22からのデータを乗算器24に供給する。
乗算器24には、音色選択信号TSWにより指定される
利得係数メモリ32内のフィルタ係数データメモリ32
−i(iは1〜nのいずれかの整数)から、「0」に設
定されている第2アドレス信号AD2により読出された
利得係数データg。
が供給されており、同乗算器24は前記供給データに利
得係数データgoを乗算して加算器25の一方の入力に
供給する。この場合、加算器25の他方の入力には上述
のように「0」に設定されているサンプリングデータが
シフトレジスタ26の最終ステージから供給されている
ので、乗算器24からのデータがシフトレジスタ26の
第1ステージに入力され、同レジスタ26は同データを
ノートクロック信号φnに同期して順次シフトしながら
記憶する。このようにして、カウンタ13bがrm−1
」をカウントし終えると、波形メモリ14は波形の一周
期分のサンプリングデータを補間回路20に出力したこ
とになり、シフトレジスタ26の各ステージには前記一
周期分のサンプリングデータが記憶される。
かかる状態で、カウンタ13bに次のノートクロック信
号φnが入力されると、同カウンタ13bのカウンタ値
は’m−IJから「0」になり、以降同カウンタ13b
は上記場合と同様[OJ〜rm−IJに渡って変化する
第1アドレス信号AD1を謹返し出力する。また、前記
カウンタ値がrm−IJから「0」に変化するとき、同
カウンタ13bがキャリイ信号CAをカウンタ13dに
出力するので、同カウンタ13dのカウント値は「1」
となる。この場合、ゲート制御回路13hは、前記「1
」に設定されたカウント値に基づき、0”となるゲート
信号GONを出力するので、ゲート回路23は非導通制
御され、加算器25の一方の入力にはr□、を表すデー
タが供給される。
これにより、加算器25はシフトレジスタ26の最終ス
テージから供給されるサンプリングデータをそのままシ
フトレジスタ26の第1ステージに供給するので、同レ
ジスタ26は上記記憶したサンプリングデータを循環記
憶する。一方、シフトレジスタ26の最終ステージから
出力されたサンプリングデータは乗算器33にも供給さ
れ、乗算器33にてエンベロー1発生器34から供給さ
れるエンベロープ波形データと乗算されてディジタルア
ナログ変換器35に供給される。このエンベロープ波形
データが乗算されたサンプリングデータはディジタルア
ナログ変換器35にてアナログ信号に変換され、このア
ナログ信号はサウンドシステム36に供給されて、同シ
ステム36がこのアナログ信号に対応した楽音を発生し
始める。
このように、ゲート信号GONが“0”である間に、シ
フトレジスタ26は同一波形を表すサンプリングデータ
を循環記憶するとともに、同データを乗算器33及びデ
ィジタルアナログ変換器35を介してサウンドシステム
36に出力し続けるので、サウンドシステム36から発
生される楽音の波形は変化しない。
かかる状態にてカウンタ13dのカウント値が上昇して
所定値(例えば「3」又は15」)に達するとゲート信
号GONが“1゛になる。このように、ゲート信号GO
Nが°1”になると、ゲート回路23は導通状態に制御
され、上述と同様に、波形データメモリ14−1内の第
1エリアEOから読出されたサンプリングデータとシフ
トレジスタ26の最終ステージから出力されたサンプリ
ングデータとの差データが、フィルタ22.ゲート回路
23及び乗算器24を介して加算器25の一方の入力に
供給される。加算器25の他方の人力には、シフトレジ
スタ26の最終ステージから出力されたサンプ+、Iン
グデータが供給されているので、同加算器25はシフト
レジスタ26に記憶されていたサンプリングデータな、
フィルタ22により加工された前記差データに応じて修
正し、シフトレジスタ26はこの修正したサンプリング
データを再び記憶することにより以前のサンプリングデ
ータを更新する。そして、再びカウンタ13dのカウン
ト値が上昇してゲート信号G’ONが°“0°“になる
と、ゲート回路23は非導通状態に制御され、シフトレ
ジスタ26は再びサンプリングデータを循環記憶するよ
うになる。以降、このゲート回路23の導通制御に伴う
シフトレジスタ26内のサンプリングデータの更新及び
ゲート回路23の非導通制御に伴うシフトレジスタ26
内のサンプリングデータの記憶保持により、シフトレジ
スタ26に記憶されるサンプリングデータがフィルタ2
2の特性により制御されながら徐々に波形データメモリ
14−1の第1エリアEOに記憶されているサンプリン
グデータに近づく。このように徐々に変化するサンプリ
ングデータは、上記場合と同様に、乗算器33及びディ
ジタルアナログ変換器35を介してサウンドシステム3
6に供給され、同システム36がこのサンプリングデー
タに対応した楽音を発生するので、発生楽音は波形デー
タメモリ14−1の第1エリアE。に記憶されているサ
ンプリングデータにより表された波形にフィルタ22の
特性に従って徐々に近づく、さらに、押鍵からの時間が
経過して、カウンタ13dのカウント値が、音色選択信
号TSW及び第2アドレス信号AD2によりアドレス指
定されて繰返し回数メモリ13fから読出された繰返し
回数値と等しくなると、比較器13eは電数信号EQを
出力する。この一致信号EQによりカウンタ13dはリ
セットされて再びr□、からカウントを開始し、かつカ
ウンタ13gはカウンl〜値を「1」だけ上昇させて第
2アドレス信号AD2を「1」に変更する。この第2ア
ドレス信号AD2の変更により、波形データメモリ14
−1は第2エリアE1に記憶しているサンプリングデー
タを繰返し出力するようになる。また、これと同時に、
フィルタ係数データメモリ31−1及び利得係数データ
メモリ32−1は各々フィルタ係数データa、及び利得
係数データg、を出力するようになる。この場合も、補
間回路20は、上記第2アドレス信号AD2が「0」で
ある場合と同様、ゲート回路23の導通制御に伴うシフ
トレジスタ26内のサンプリングデータの更新、及びゲ
ート回路23の非導通制御に伴うシフトレジスタ26内
のサンプリングデータの記憶保持により、シフトレジス
タ26に記憶されているサンプリングデータを、フィル
タ22の特性により制御しながら波形データメモリ14
−iの第2エリアE1に記憶されているサンプリングデ
ータに徐々に近づける。
これにより、サウンドシステム36から発生される楽音
は、波形データメモリ14−1の第1エリアE。内のサ
ンプリングデータにより表される波形から、同メモリ1
4−1の第2エリアE1内のサンプリングデータにより
表される波形にフィルタ22の特性に従って徐々近づい
ていく。このようにして、第2アドレス信号A D 2
  が増加するに従って、サウンドシステム36から発
生される楽音の波形が波形データメモリ14−1の各エ
リアE、、E、、  ・・・E7内のサンプリングデー
タにより表された波形に従いかつフィルタ22の特性に
従って徐々に変化する。そして、第2アドレス信号AD
2  が「7」に達すると、ナンド回路NANDは′0
”を出力するので、カウンタ13gによる第2アドレス
信号AD2の更新が停止する。
以上のような動作説明がちも理解できる通り、上記実施
例によれば、発生楽音の波形をフィルタ22を含む補間
回路20により徐々に変化させるようにし、かつフィル
タ22の伝達特性をiH択合音色び変更されるべき波形
により決定されるフィルタ係数メモリ31からのフィル
タ係数aを用いて更新制御するようにしたので、上記波
形変化の際、楽音に含まれる倍音成分毎にその変化速度
を制御でき、楽音のよりよい合成が可能となる。例えば
、楽音の立上り時にフィルタ22にローパスフィルタ機
能をもたせるようにすれば、楽音の立上り時においては
低次倍音が高次倍音より速く立上がるので、この種の特
性をもつプラス系の楽音をよりよくシミュレート出来る
。また、楽音の立上り時にフィルタ22にバイパス機能
をもたせるようにすれば、楽音の立上り時において高次
倍音が低次倍音より速く立上がるので、この種の特性を
もつストリング系の楽音をよりよくシミュレートできる
、 次に、上記実施例の補間回路20にて利用されるフィル
タ22の他の例について説明すると、第5図はこの他の
例に係るフィルタ22を用い、た補間回路20を示して
いる。このフィルタ22は、上記実施例の場合と同様の
遅延回路22g、22h、乗算器22i及び加算器22
j、22kにより構成されており、このフィルタ22に
よる伝達特性は伝達関数H(y、 ) =Z−’+ a
 ・(1+Z−2)により表される。この場合における
Z’−tは1ビツトの遅延を表すもので、1ビツト遅延
したサンプリングデータを基準にすれば、上記伝達関数
H(2)は伝達関数H(Z) −1+a −(Z+Z−
’)と等価となり、このフィルタ22は周波数に応じて
位相の変化しない直線位相特性のフィルタであることが
分かる。このように、1ビツト遅延したサンプリングデ
ータを基準すなわち遅延回路22gの出力を基準にした
ため、この変形例においては、上記シフトレジスタ26
をI’m−IJステージのシフトレジスタ26aと「1
」ステージのシフトレジスタ26bとにより構成すると
ともに、加算器25の他方の入力にはシフトレジスタ2
6bからのサンプリングデータを供給し、かつ減算器2
1の減算入力には前記サンプリングデータより1ビツト
前のサンプリングデータであるシフトレジスタ26aの
出力を供給するようにしている。
残りの回路は上記実施例と同じである。このようにフィ
ルタ22を構成したことにより、楽音信号の倍音成分毎
に位相を変化させることなく、発生楽音の波形をその倍
音成分毎に時間を異ならせて変更できる。
なお、上記実施例及び変形例においては、シフトレジス
タ26,26bの出力を乗算器33に導くようにしたが
、第1図及び第5図に破線で示すよつに、シフトレジス
タ26,26bの入力を乗算器33に導くようにしても
よい。このようにすることにより、楽音波形の一波分だ
け上記実施例に比べ楽音を早く発生できる。また、上記
実施例においては、フィルタ係数メモリ31及び利得係
数メモリ32によりフィルタ係数a及び利得係数gを離
散的に変更制御するようにしたが、該両係数a、gを連
続的に変化させるようにしてもよい。
この場合、前記両メモリ31.32の代わりに、音色選
択信号TWSにより波形形状が決定されるとともにキー
オン信号KONにより起動されて連続的に時間変化する
波形信号を発生する関数発生器を用いるようにすればよ
い。また、上記実施例においては、波形メモリ14に記
憶されている波形データを読出すことにより波形データ
を発生するようにしたが、演算、発振等の方法により前
記波形データを発生させるようにしてもよい。さらに、
上記実施例においては、発生すべき楽音信号の波形を表
す波形データを記憶する手段としてシフI・レジスタ2
6を利用するようにしなか、この波形データを記憶する
手段として、アドレス信号によりデータの記憶位置が指
定されて該データの書込み及び読出しが制御される書込
み可能メモリ(RAM)を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る楽音信号発生装置の
適用された電子楽器のブロック図、第2図は第1図のア
ドレス発生器の詳細例を示す図、第3図及び第4図は第
1図のフィルタの一例を示す図、並びに第5図は第1図
の補間回路の変形例を示す図である。 符  号  の  説  明 13・・・アドレス発生器、14・・・波形メモリ、2
0・・・補間回路、21・・・減算器、22.22−1
.22−2・ ・・フィルタ、23・・・ゲート回路、
24・・・乗算器、25・・・加算器、26・・・シフ
1〜レジスタ、31 ・・フィルタ係数メモリ、32・
・・利得係数メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数の異なる波形を表す波形データを時間経過に従って
    順次出力するものであつて1つの波形に関する波形デー
    タを繰返し出力した後次の波形に関する波形データを繰
    返し出力する波形データ発生手段と、 発生すべき楽音信号の波形を表す波形データを記憶する
    記憶手段と、 前記波形データ発生手段から出力されている波形データ
    と前記記憶手段に記憶されている波形データとを入力し
    該入力した両データの差に対応した差データを前記記憶
    手段に記憶されている波形データに繰返し加味すること
    により前記記憶手段に記憶されている波形データを前記
    波形データ発生手段から出力されている波形データに徐
    々に近づけるように更新する更新手段とを備え、 前記記憶手段に記憶されている波形データを繰返し出力
    して該波形データにより表された波形を有する楽音信号
    を発生するようにした楽音信号発生装置において、 フィルタを前記差データの伝送路中に設けたことを特徴
    とする楽音信号発生装置。
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JPH1049173A (ja) * 1997-05-26 1998-02-20 Yamaha Corp 電子楽器

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