JPS6379747A - 白磁風セラミックス及びその製造方法 - Google Patents

白磁風セラミックス及びその製造方法

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JPS6379747A
JPS6379747A JP61225675A JP22567586A JPS6379747A JP S6379747 A JPS6379747 A JP S6379747A JP 61225675 A JP61225675 A JP 61225675A JP 22567586 A JP22567586 A JP 22567586A JP S6379747 A JPS6379747 A JP S6379747A
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white
wollastonite
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ceramics
white porcelain
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JP61225675A
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玉越 敏男
猪野 達雄
武 吉村
後藤 和昌
博人 進
市川 米積
濱田 偉
和彦 久保
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Inax Corp
Ohara Inc
Osaka Packing Seizosho KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Inax Corp
Ohara Inc
Osaka Packing Seizosho KK
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は白色で深みのある白磁調のセラミックスに関す
るものである。
[従来の技術] 従来、白磁調のセラミックスは、Fe+20g含有量の
少ない原料を選択し、還元焼成することにより製造され
ている。また、還元焼成する代りに、原料に白もしくは
淡青白色の顔料を多量に混合させて酸化焼成することも
行われている。
一般に、セラミックスを酸化焼成するに際しては、原料
中に含まれるFa、CrlMn%Ni等の金属或いは金
属酸化物或はこれらの金属を含む化合物により種々の色
に焼成物が着色される。特に鉄分については、原料中に
必ず含まれるものであり、例え微量であっても赤ないし
黄色の着色の原因となり、完全な白色を得ることは困難
である。
鉄分は、どのような形(金属、酸化物、化合物等)であ
っても、昇温過程の約500〜900℃の範囲で酸化さ
れFe2rsとなり、約1000℃以上でFa20s−
*FeO+[02の還元反応がおこり始める。(なお、
雰囲気及び温度に依存して反応速度が異なるが、酸化焼
成の場合、還元焼成と比べて反応が非常に遅い、) また、この還元された鉄分は冷却過程の約1000〜8
00℃の範囲で再酸化される。即ちFeO+局02→F
earsなる反応が進行するのである。(なお、この反
応は雰囲気及び冷却速度に依存して反応速度が異なるが
、酸化焼成の場合ことに徐冷を行)た場合には、還元焼
成に比べ反応速度が大きく、最終的にほとんどFe”+
になる、) 鉄分のFe”/Fe’+によって発色が異なるが、一般
にFe 24pが多いと黄ないし赤の発色をする0通常
の酸化焼成においてはF e 2+ / F e 3+
が0.05よりも小さくなり、黄ないし赤の発色をする
。還元焼成においてはp’ e24p / F e3−
1が0.10よりも大きくなり、鉄分の少ない原料(例
えば原料全体に占める鉄分の割合が約1%以下の原料)
を使うと、白色から濃青白色になり、一般に白磁、青磁
と称されるセラミックスが得られる。
なお、従来ワラストナイトを用いて白磁風セラミックス
を製造することは行われておらず、通常の白磁の焼成品
中にワラストナイトは入っていない、ワラストナイトは
、従来その電気特性を利用する用途に供されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の如く、従来白磁風セラミックスを製造するには、
■還元焼成を行う、■白ないし濃青の顔料を多量に使用
して酸化焼成する、という二つの方法が採用されている
のであるが、■の還元焼成はエネルギー効率が悪く、ま
た焼成条件のコントロールが難しいために均一な色合い
の白磁風セラミックスを得ることは容易ではないという
問題がある。また、■の白ないし濃青の顔料を多量に使
用して酸化焼成する方法では、顔料コストが嵩み著しく
コストアップとなる。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明の白磁
風セラミックスは、Fe2esが1%以下の白色ワラス
トナイトを主要構成相とし、該ワラストナイト粒間が無
色又は白色の透光性を有するガラス相である焼結体より
なることを特徴とする。
かかる本発明の白磁風セラミックスにおいては、白色ワ
ラストナイトを主要構成相とし、かつこのワラストナイ
ト粒間が透光性を有するガラス相で埋められているから
、深みのある白色製品となる。また、本発明の白磁風セ
ラミックスは、酸化焼成にても製造可能であり、そのた
めエネルギー効率がよく安価であると共に、雰囲気のコ
ントロールも容易で製造が容易である。
以下本発明について更に詳細に説明する。
本発明の白磁風セラミックスは、主要構成相がワラスト
ナイトである。このワラストナイトはFe2e3が1%
以下好ましくは0.7%以下のものであり、酸化焼成を
行フても白色ワラストナイトとなるものである。なおワ
ラストナイトは強度、耐熱性及び耐摩耗性においても他
のセラミックスと同等、もしくはそれ以上の物性を有し
ており、本発明の白磁風セラミックスの機械的、熱的特
性を高めている。
このワラストナイト粒間を埋めるガラス相は無色又は白
色の透光性を有するものである。このように透光性を有
することにより、白磁風セラミックスに深みを与えるこ
とになる。
本発明においては、焼成後のセラミックス製品がワラス
トナイトを好ましくは70重量%以上とりわけ80重量
%以上含むことが好適であり、このようにワラストナイ
トが多量に含有されるように原料の1定及び調合を行う
0本発明の白1iiiJ!aセラミックスを製造する場
合、原料としては天然ワラストナイト(β−Cast’
3)及び合成ワラストナイト(α−Cast’s)のい
ずれであっても良く、それぞれFe2O3が1%以下の
ものが好適である。なお、直接にワラストナイト原料を
用いる必要はなく、焼成によってワラストナイトが生成
されるものでありてもよい。例えば、微粒シリカと炭酸
カルシウム或いはケイ酸カルシウム水和物等を用いても
よい。
ガラス相としては、焼成後に無色透明もしくは白色透明
となる原料であればよく、市販されているフリットが好
適である。
本発明の白磁風セラミックスを製造する場合、上記の原
料を秤量し、例えばボールミル等で充分に粉砕、混合す
る。この場合湿式粉砕が好適である。なお、この粉砕、
混合工程においては全体に均一に粉砕、混合されればよ
く、粉砕物の粒子形状は特に限定されるものではない。
湿式粉砕を行った場合は、その後、乾燥を行い含水量の
調整を行う。本発明の白磁風セラミックスを製造する場
合、成形体の窩密度を大きくするために、外割りで5〜
30%の含水率とするのが好適である。
(例えば、〔天然ワラスナイト90%+フリット10%
〕という調合の場合、含水率は5〜10%が好適であり
、(珪酸カルシウム水和物90%+フリット10%〕と
いう調合の場合、含水率は12〜30%が好適である。
)また、この水の中にポリビニルアルコール等の水溶性
バインダを添加しくなおこのバインダ添加量は固形部に
対し0.2〜2.0%程度が好適である。)、成形性を
よくし、成形体強度を増加させるのが好適である。この
ようにして得られた坏土を例えば300〜500kg/
crr?の圧力で成形し、乾燥及び焼成を行う、この焼
成は約800〜1400℃程度であり、前述の如く酸化
焼成でよい、勿論、本発明では還元焼成を行ってもよい
のであるが、酸化焼成とすることにより焼成管理が簡易
となると共に焼成コストも低くなる。なお、原料として
焼成によりワラストナイトを生成させるものを採用した
場合には、使用した原料に応じてワラストナイト生成温
度にまで焼成温度を高める必要がある。
この焼成により、ワラストナイト粒間が透光性を有する
ガラス相で埋められた白磁風セラミックスが得られる。
[実施例] 以下実施例について説明する。
実施例1 天然ワラストナイト(Fe2e3含有量0.60%)を
90重量部と、焼成により無色透明なガラス相となる原
料としてXM−400(日本フリット社製のフリット)
10重量部とを秤量し、ボールミルで湿式粉砕及び混合
した。上記フリットのゼーゲル式を次に示す。
湿式粉砕後、外割りで8%の含水率となるように水分調
整しくその際、水溶性バインダーとしてPVAを、調合
原料に対して、固形分として2%になる様に添加した。
)、その後400kg/crn”の成形圧にて成形し、
常温で充分に乾燥した後1250℃で60分焼成し磁器
化させた。焼成は電気炉を使用し、酸化焼成で行なった
。その結果、深みのある色調の白磁風セラミックスが製
造された。
実施例2 天然ワラストナイトの代りに合成ワラストナイ)(Fe
2es含有量0.30%の市販品)を用いたほかは実施
例1と同様にして白磁風セラミックスを製造した。得ら
れた白磁風セラミックスは実施例1のものと同様に深み
のある色調のものであった。
実施例3 実施例1において天然ワラストナイトの代りに微粒シリ
カ39重量部及び炭酸カルシウム61重量部を混合した
ものを用い、焼成温度を1280℃としたほかは同様に
して白磁風セラミックスの製造を行った。これによって
も、同様に深みのある色調の白磁風セラミックスが得ら
れた。
実施例4 実施例1において、ワラスナイトの代わりにケイ酸カル
シウム水和物90重量部を用い、成形圧を450 k 
g / cゴ、焼成温度を1200℃とした他は同様に
して白磁風セラミックスを製造した。
実施例5 実施例4において、原料に更に石英(平均粒径40μm
)を251量部を加えたほかは同様にして白磁風セラミ
ックスを製造した。実施例4.5の白磁風セラミックス
はそれぞれ深みのある色調のものであった。
[発明の効果] 以上の実施例からも明らかな通り、本発明の白磁風セラ
ミックスは、白色ワラストナイト粒間を無色又は白色の
透光性を有するガラス相で埋めたものであり、白を基調
としかつ深みのある色調の高級感に冨んだ白磁風セラミ
ックスである6本発明の白磁風セラミックスは、還元焼
成のみならず酸化焼成によっても得ることができ、その
製造コストの低廉化及び製造工程の安定化をも図ること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Fe_2O_3が1%以下の白色ワラストナイト
    を主要構成相とし、該ワラストナイト粒間が無色又は白
    色の透光性を有するガラス相である焼結体よりなる白磁
    風セラミックス。
JP61225675A 1986-09-24 1986-09-24 白磁風セラミックス及びその製造方法 Granted JPS6379747A (ja)

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JPS6379747A true JPS6379747A (ja) 1988-04-09
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01317165A (ja) * 1988-06-14 1989-12-21 Takenaka Komuten Co Ltd セラミックスの製造法
CN1037261C (zh) * 1990-08-29 1998-02-04 湖南省陶瓷研究所 高透光度的硅灰石质瓷

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