JPS637825Y2 - - Google Patents

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JPS637825Y2
JPS637825Y2 JP1938383U JP1938383U JPS637825Y2 JP S637825 Y2 JPS637825 Y2 JP S637825Y2 JP 1938383 U JP1938383 U JP 1938383U JP 1938383 U JP1938383 U JP 1938383U JP S637825 Y2 JPS637825 Y2 JP S637825Y2
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JP
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pin
door
surface portion
arcuate surface
slides
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JP1938383U
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JPS59129083U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、内面周縁部にシール部材を枠状に配
設した扉を貯蔵庫本体における開口部に開閉可能
に枢支する貯蔵庫の扉枢支装置に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来より冷蔵庫において、第1図及び第2図に
示す如く、扉1を貯蔵庫本体たる冷蔵庫本体2の
開口部に上、下のヒンジピン3,3を介して開閉
可能に枢支し、上記扉1の内面周縁部にはシール
部材4を枠状に配設して気密保持及び断熱を図る
様にしている。
〔背景技術の問題点〕
上記従来の冷蔵庫では扉1を開閉するに際して
は、第2図の如く扉1がヒンジピン3を中心とし
て回動するため、シール部材4におけるヒンジピ
ン3側の部分4aが冷蔵庫本体2の開口部におけ
るヒンジピン3側の部分2aを押圧して其処を擦
つてしまい、これが原因で扉1の開閉操作が重く
なり、又シール部材4が変形したり摩耗したりし
てシール部材4の使用寿命を短かくし、さらには
冷気が漏れてその分消費電力が増加してしまう等
の欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、扉の開閉に際しシール部材が貯
蔵庫本体の開口部縁部に摺擦することがなく、し
かも扉の開閉をスムーズに行ない得る貯蔵庫の扉
枢支装置を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案は、貯蔵庫本体に取付けられる枢支体及
び扉に取付けられる被枢支体の一方に、横方向に
延びる第1の直状面部とこれに連続する第1の円
弧状面部と前記第1の直状面部と略対向して横方
向に延びる第2の直状面部とこれに連続して前記
第1の円弧状面部と略対向する第2の円弧状面部
とを有するカムを形成すると共に、該カムの略中
心部に位置させて前後方向に長溝状をなす嵌合溝
を形成し、他方に、嵌合溝に移動可能に嵌合され
る中間ピンを形成すると共に、扉開放時に前記カ
ムの第1の直状面部を摺動して前記中間ピンを前
記嵌合溝に沿つて移動させその移動後前記第1の
円弧状面部を摺動する後側ピンを形成し、且つ前
記中間ピンの移動後に前記第2の円弧状面部を摺
動し扉閉塞時に前記第2の直状面部を摺動して前
記中間ピンを前記移動方向とは逆方向に移動させ
る前側ピン形成し、以て扉を開放する際に該扉を
前方へ移動させる様にすると共に、その移動には
後側ピン及び前側ピンの双方にて回動をスムーズ
に行なわせ得る様にしたこところに特徴を有す
る。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を上記従来と異なる部分
について第3図乃至第8図を参照して説明する。
まず第3図及び第4図において、11は枢支体
で、これは貯蔵庫本体たる冷蔵庫本体2の上面右
前隅部に前方へ突出する様に取付けられており、
該枢支体11の突出部下面にはカム12が凹み形
成されている。このカム12は、第5図に示す様
に、その周壁面の後部に横方向に延びる第1の直
状面部13を有する共にこれの左側に連続する第
1の円弧状面部14を有し、そして第1の直状面
部13と略対向する前部には横方向に延びる第2
の直状面部15を有し、さらに第1の円弧状面部
14と略対向する右部に第2の直状面部15と連
続して第2の円弧状面部16を有する。第3図乃
至第5図において、17は嵌合溝で、これは、枢
支体11のカム12の略中心部に前後方向に長溝
状をなす様に形成されており、その後端面及び前
端面は円弧面をなす。一方、18は被枢支体で、
これは扉1の上面右端部に取付けられており、こ
の被枢支体18の上面には、中間ピン19、後側
ピン20及び前側ピン21が二等辺三角形状に配
置形成されている。即ち、中間ピン19中心から
後側ピン20外側面までの寸法R1と、同じく中
間ピン19の中心から前側ピン21外側面までの
寸法R2とを同等に設定している。又、中間ピン
19は後側ピン20及び前後ピン21よりも若干
高く設定されている。ここで、前記カム12にお
ける第1の円弧状面部14は、嵌合溝17の前端
円弧面の中心Q(第5図)を円弧中心とし且つそ
の円弧半径r1を上述の中間ピン19中心と後側ピ
ン20外側面との寸法R1と同等としており、又、
第2の円弧状面部16は同じく嵌合溝17の前端
円弧面の中心Qを円弧中心とし且つその円弧半径
r2を上述の中間ピン19中心と前側ピン21外側
面との寸法R2と同等としている。而して被枢支
体18における中間ピン19は枢支体11の嵌合
溝17に移動可能に嵌合され、又、後側ピン20
及び前側ピン21はカム12内に挿入配置されて
いる。この場合、斯る枢支体11及び被枢支体1
8は夫々冷蔵庫本体2及び扉1の下部にも上下対
称形にて設けられており、以て扉1は冷蔵庫本体
2に支承されている。
さて上記構成の作用を説明する。今第3図及び
第5図実線においては、扉1が閉塞された状態を
示しており、この状態では、中間ピン19が嵌合
溝17の後端部に位置し、後側ピン20がカム1
2の第1の直状面部13の右部に接触し、又、前
側ピン21が第2の直状面部15に接触してい
る。この状態から扉1の左端部に存する把手を手
前へ引き操作する。このとき後側ピン20が中間
ピン19を中心とした第5図矢印A方向への回動
力(左方向への回動力)を受けるが、該後側ピン
20は横方向に延びる第1の直状面部13に接触
していることから、結局該第1の直状面部13を
矢印B方向へ摺動するところとなり、これにて中
間ピン19が嵌合溝17に沿つて矢印C方向(前
方)へ押し出される様になり、この後側ピン20
と中間ピン19との動きによつて被枢支体18が
前方へ移動され(第5図二点鎖線参照)、これに
て扉1全体が全体的に前方側へ移動され、以てシ
ール部材4が冷蔵庫本体2の開口部に摺擦される
ことなく扉1が冷蔵庫本体2から離間される(第
5図二点鎖線参照)。尚、この場合前側ピン21
は被枢支体18の動きに追随してカム12内を移
動する。そして第6図に示す如く後側ピン20が
第1の直状面部13から第1の円弧状面部14に
さしかかると、中間ピン19が嵌合溝17の前端
部の円弧状面まで移動してこれと接触し、又、前
側ピン21が第2の円弧状面部16に接触し、次
いで後側ピン20が第1の円弧状面部14を摺動
すると共に前側ピン21が第2の円弧状面部16
を摺動し、これにて被枢支体18が中間ピン19
を中心として第6図及び第7図矢印D方向に回動
し、以て扉1が開放される。次に扉1を閉塞する
場合には、扉1を反矢印D方向へ回動操作する。
すると前述の扉1開放の場合と逆に動作して第8
図二点鎖線状態に至り、ここで後側ピン20及び
前側ピン21がそのまま若干矢印E方向へ回動す
るが、前側ピン21が実線の如く第2の直状面部
15にさしかかると矢印E方向へは移動し得ずに
該第2の直状面部15を矢印F方向へ摺動する様
になつて、中間ピン19を矢印G方向(後方向)
へ移動させると共に、後側ピン20を第1の直状
面部13側へ移動させ、これにて第5図実線の扉
1閉塞状態となる。従つてこの場合も扉1のシー
ル部材4が冷蔵庫本体2の開口部に摺擦すること
はない。
尚上記実施例では、枢支体11にカム12及び
嵌合溝17を形成し、被枢支体18に中間ピン1
9及び後側ピン20並びに前側ピン21を形成し
たが、それらの形成位置は相互に逆でもよい。
又、上記実施例では、中間ピン19、後側ピン2
0及び前側ピン21を夫々カム12に直接摺動さ
せる様にしたが、各ピン19,20及び21にロ
ーラーを取付けてこのローラーをカム12に摺動
させる様にしてもよい。さらに上記実施例では、
本考案を冷蔵庫に適用して述べたが、本考案はこ
れに限られず、扉に枠状にシール部材を配設した
貯蔵庫全搬に広く適用して実施できるものであ
る。
その他本考案は上記し且つ図面に示す実施例に
限定されず、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更
できる。
〔考案の効果〕 本考案は以上の記述から明らかな様に、扉の開
放に際し該扉を貯蔵庫本体から一且離した後回動
させることができると共に、扉の閉塞に際しても
該扉を貯蔵庫本体に対し離間した状態で回動させ
た後略直線的に移動せしめて該貯蔵庫本体に密着
させることができ、よつて、シール部材を貯蔵庫
本体の開口部に摺擦させることなく扉を開放し
得、これにより扉開閉操作を軽く行ない得ると共
に、シール部材の使用寿命の延長も図り得、しか
も扉の回動を中間ピンを回動中心としつつ後側ピ
ン及び前側ピンの双方によつて行なわせることが
でき、よつて扉の回動をがたつき等なく実にスム
ーズに行なうことができると共に、該回動時に被
枢支体にかかる操作力などの外力を中間ピンの他
に後側ピン及び前側ピンにて分散して受けること
ができて強度の向上も図り得、総じて品質の向上
を大いに図りる貯蔵庫の扉枢支装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来例を示し、第1図は冷
蔵庫の斜視図、第2図はヒンジ部分の拡大平面図
である。第3図乃至第8図は本考案の一実施例を
示し、第3図は要部の平面図、第4図は同要部の
一部被断側面図、第5図は同要部の一部破断拡大
平面図、第6図乃至第8図は夫々作用説明のため
の要部の一部破断拡大平面図である。 図中、1は扉、2は冷蔵庫本体(貯蔵庫本体)、
4はシール部材、11は枢支体、12はカム、1
3は第1の直状面部、14は第1の円弧状面部、
15は第2の直状面部、16は第2の円弧状面
部、17は嵌合溝、18は被枢支体、19は中間
ピン、20は後側ピン、21は前側ピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面周縁部にシール部材を枠状に配設した扉を
    貯蔵庫本体における開口部に開閉可能に枢支する
    ものにおいて、前記貯蔵庫本体に取付けられる枢
    支体及び前記扉に取付けられる被枢支体の一方
    に、横方向に延びる第1の直状面部とこれに連続
    する第1の円弧状面部と前記第1の直状面部と略
    対向して横方向に延びる第2の直状面部とこれに
    連続して前記第1の円弧状面部と略対向する第2
    の円弧状面部とを有するカムを形成すると共に、
    該カムの略中心部に位置させて前後方向に長溝状
    をなす嵌合溝を形成し、他方に、嵌合溝に移動可
    能に嵌合される中間ピンを形成すると共に、扉開
    放時に前記カムの第1の直状面部を摺動して前記
    中間ピンを前記嵌合溝に沿つて移動させその移動
    後前記第1の円弧状面部を摺動する後側ピンを形
    成し、且つ前記中間ピンの移動後に前記第2の円
    弧状面部を摺動し扉閉塞時に前記第2の直状面部
    を摺動して前記中間ピンを前記移動方向とは逆方
    向に移動させる前側ピンを形成したことを特徴と
    する貯蔵庫の扉枢支装置。
JP1938383U 1983-02-10 1983-02-10 貯蔵庫の扉枢支装置 Granted JPS59129083U (ja)

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JP1938383U JPS59129083U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 貯蔵庫の扉枢支装置

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Publication Number Publication Date
JPS59129083U JPS59129083U (ja) 1984-08-30
JPS637825Y2 true JPS637825Y2 (ja) 1988-03-07

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JP1938383U Granted JPS59129083U (ja) 1983-02-10 1983-02-10 貯蔵庫の扉枢支装置

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