JPS6377571A - 印刷模様に同調した凹部を有する可撓性化粧材の製造方法 - Google Patents

印刷模様に同調した凹部を有する可撓性化粧材の製造方法

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JPS6377571A
JPS6377571A JP22098886A JP22098886A JPS6377571A JP S6377571 A JPS6377571 A JP S6377571A JP 22098886 A JP22098886 A JP 22098886A JP 22098886 A JP22098886 A JP 22098886A JP S6377571 A JPS6377571 A JP S6377571A
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Tomio Matsuda
松田 富夫
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TOKYO COLOR GRAVURE KOGYO KK
Dantani Plywood Co Ltd
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TOKYO COLOR GRAVURE KOGYO KK
Dantani Plywood Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、耐水、耐熱1可撓性に優れ、且つ印刷模様
に同調した凹部を有する化粧シートの製造方法に関する
〔従来の技術〕
インク中に加熱により分解ガスを発生する薬剤を混入し
ておき、そのインクで基材上に模様を印刷後、その上に
硬化剤を混入した塗料を塗布して加熱し、その際にイン
ク中より発生する分解ガスを塗膜中に捕1足して凸部と
し、その後、この凸部の塗膜層を研削して印刷面と完全
に同調した四部を形成する化粧体を製造する方法は、特
公昭54−11818号公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の化粧体の製造方法においては、印刷模様上に塗布
して分解ガスを捕捉する塗料としてアミノアルキッド、
メラミン、ベンゾグアナミンなどの縮合重合型の樹脂塗
料が用いられていた。その理由は、ウレタン、ポリエス
テル、アクリル等の架橋型や付加重合型のじ1詣では、
発泡部分の樹脂の脆弱化が充分でなく、研削工程におい
てハフなどの研削部分に絡みついて充分に研削できない
ためである。
ところが、縮合重合型の樹脂を用いて製造された化粧シ
ートは、可撓性に乏しいためカールや裂けが発生し易く
、かつ塗料中には硬化触媒の酸が残存しているため、化
粧シートを他の基板等に接着する際、熱圧すると化粧面
に艷ムラを生じると共に、ホルマリンガスの刺激臭を発
生する等の問題点を有している。
このため、かかる化粧シートの製造に際して、上記従来
用いられてきた縮合重合型の樹脂に代わって架橋型や付
加重合型の樹脂塗料を使用して上記問題点を解消し、し
かも優れた特性を有する化粧シートの製造することはこ
の技術分野にとっては極めて重要な解決すべき課題であ
った。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、熱により分解ガスを発生する薬剤を混入し
たインクを用いてシート状物の表面に印刷模様を施した
後、同印刷模様の上に飽和ポリエステル樹脂に不飽和ポ
リエステル樹脂とイソシアネートを添加混合した塗料を
塗布し、前記薬剤が急激に分解する温度で加熱して薬剤
の分解と塗料の乾燥硬化を行い、この過程で発生した分
解ガスによって印刷模様上に塗布した塗料を隆起させて
凸部を形成し、ついで同凸部を研削してインク面を露出
させることによって上記課題を解決した。
この発明において、飽和ポリエステル樹脂に不飽和ポリ
エステル樹脂とイソシアネートを混合した塗料を用い、
高温で乾燥するのは、まずインク中の薬剤を急激に分解
してガスを発生させると同時に、不飽和ポリエステル樹
脂とイソシアネートとを急激に反応させて塗膜中にガス
を捕捉しながら硬くて脆い発泡塗膜を形成させると共に
、熱の作用を併用しながら飽和ポリエステル樹脂とも架
橋させて強靭で可撓性を有する塗膜を形成させることに
ある。
この発明において用いるシート状物は、重さが20〜8
0g/ g程度の紙や合成紙、或いは厚さが0.05〜
0 、5+u+程度の合成樹脂フィルム等であり、特に
価格が安価であるだけでなく、表面が平滑で印刷適正に
優れている重さが23〜50g/ rlの薄葉紙が好適
である。
次に、上記シート状物の上面に通常のグラビア印刷装置
等によりインクを2〜3層に重ね印刷して模様を形成す
る。その際、例えば木目の導管部分や溝状部分等の模様
で凹所を表現したい部分のインクだけに熱で分解ガスを
発生する薬剤を添加する。
熱で分解ガスを発生する薬剤としては、ヘンゼンスルホ
ニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド、アゾ
ビスイソブチルニトリル、ジアゾアミノベンゼン、アセ
トン−P−トルエンスルホニルヒドラジド、2.4−1
−ルエンジスルホニルヒドラジド、P−メチルウレタン
ベンゼンスルホニルヒドラジド、N、N’−ジメチル−
N、N−ジニトロソテレフタルアミド、ジニトロソイン
クメチレンテトラミン(D P T)等がある。
すなわち、上記の薬剤は、加熱されることによって分解
し、窒素ガスや炭酸ガス等を発生することは知られてお
り、この分解ガスを利用してインクの上面に塗布された
塗料の塗膜を隆起させる。
インク中に添加する薬剤の配合最としては、インク10
0重量部に対して20〜50重量部の範囲内にあること
が、インク中より発生する分解ガスにより塗膜を隆起さ
せるに必要且つ充分な量であり、望ましい。
次に上記の印刷模様全面に飽和ポリエステル樹脂に不飽
和ポリエステル樹脂とイソシアネートを添加混合した塗
料を塗布する。この際、塗料中にシリコン樹脂等の離形
剤を少量添加することで、2vj、のセロファン粘着テ
ープによる耐剥離性を向上させたり、体質顔料を添加し
て塗布膜の艶を調整することができる。
この発明において使用する飽和ポリエステル樹脂は、分
子量が平均2000〜3000 、酸価が5〜5.5、
OH価が90、固形分が45%程度の樹脂液である。
そして、上記の樹脂液に混合される不飽和ポリエステル
樹脂は、分子量が平均2000〜3000、酸価がlO
〜20、固形分が70%程度の塗料用樹脂液である。
通常、表面の平滑な化粧紙の場合、塗料の塗布量は5〜
8g/m程度であるが、この発明では樹脂固形分の高い
塗料を用いる。これは、分解ガスを塗膜で捕捉しなけれ
ばならないので、通常の場合よりはるかに多い13〜2
0g/ n(程度の塗布量を必要とするため、この塗布
量をできるだけ少なくし、その上、紙の裏側への浸透抜
けを少なくするためである。
更に、上記の塗料に添加されるイソシアネートは主に不
飽和ポリエステル樹脂と架橋反応して塗膜を形成する。
それぞれの添加量としては、上記の飽和ポリエステル樹
脂120〜170重量部に対して不飽和ポリエステル樹
脂80〜110重量部とイソシアネートが50〜60重
景部程重量ある。
そして、塗布された塗料は薬剤の分解温度以上に急激に
加熱して分解ガスを発生させると同時に、ポリエステル
樹脂の硬化反応を促進しながら分解ガスで印刷模様上部
の塗料を隆起させて凸部を形成する。薬剤としては、不
飽和ポリエステル樹脂とイソシアネートの反応のみなら
ずポリエステル樹脂同士の架橋反応をも促進させるため
、150℃以上、好ましくは200℃以上の高温で激し
く分解する薬剤がより好ましく用いられる。
塗膜が発泡隆起した凸部の研削は、研磨ロールに150
番程度の砥粒のついた高速回転するパフを用いてシート
の表面を軽<磨<ように研削すると凸部の脆くなった塗
1模は容易に除去されて凹部を形成することができる。
なお、この発明の化粧シートは、その上面に更に常用の
透明性上塗り塗料を塗布してもよい。
〔実施例〕
実施例1 重さ23g/ mの薄葉紙にグラビア印刷機により木目
模様を印刷した。印刷インクとしては常用のグラビア用
インクを用いたが、木目模様の導管溝のみは、下記配合
の印刷インクを用いた。
セルローズ系樹脂       50部顔料     
        30部溶剤            
  50部トルエンスルホニルヒドラジド 40部つい
で、上記印刷紙表面に下記配合の透明塗料を全面に塗布
し、210℃で30秒間乾燥して塗膜の発泡と硬化を行
った。なお、塗料の塗布量は15g/Mとした。
飽和ポリエステル樹脂    150部不飽和ポリエス
テル樹脂   100部イソシアネート       
 50部)8剤                  
    通量その後、150番のパフで上記塗膜の発泡
凸部を研削して導管溝模様に同調した凹部を有する化粧
シートを製造した。
なお、化粧シートは可撓性を有しており、U字型に面取
りした基板に一体的に貼着したが、シートに裂けや割れ
等の発生は見られなかった。
実施例2 重さ30g/ n?の合成紙にグラビア印刷機により布
目模様を印刷した。なお、印刷インクとしては常用のグ
ラビア用インクを用いたが、布目模様の?1色繊維部分
のみは、下記配合の印刷インクを用いた。
アルキッド系樹脂       40部顔料     
        30部溶剤            
 50部D P 7            40部つ
いで、上記印刷紙表面に下記配合の透明塗料を全面に塗
布し、200℃で30秒間乾燥して塗料の発泡と硬化を
行った。
飽和ポリエステル樹脂    140部不飽和ポリエス
テル樹脂   100部イソシアネート       
 45部)8剤                  
     適量その後、150番のパフで上記塗膜の発
泡凸部を研削して濃色布目模様に同調した凹部を有する
化粧シートを製造した。
なお、その化粧シートの裏面にメラミン樹脂含浸紙(樹
脂含浸率55%)を数枚重ね、120℃−10kg/c
4 15分間熱圧接着したが表面には曇りや艶ムラは見
られなかった。
〔発明の効果〕
この発明の製造方法においては、飽和ポリエステル樹脂
に不飽和ポリエステル樹脂とイソンア不一トを混合した
/iy4を用い高fユで乾燥するので、まずインク中の
薬剤が急激に分解してガスを発生すると同時に、不飽和
ポリエステル樹脂とイソシアネートが急激に反応して塗
膜中にガスを捕捉しながら硬くて脆い発泡塗膜を形成す
ると共に、熱の作用により飽和ポリエステル樹脂とも架
橋するので、非発泡部分の塗膜は強靭で可1宛性を有す
る。
一方、塗膜が発泡隆起した凸部は不飽和ポリエステル樹
脂とイソシアネートが急激に反応して硬化しているので
脆くなっており、その表面は軽く磨くように研削するだ
けで塗膜は容易に除去されて凹部を形成することができ
る。
この発明の製造方法における塗膜中には酸を含有してい
ないので、熱圧しても化粧表面に艶ムラや曇りを生じな
いし、ホルマリン等の刺激臭を発生しない。更に、この
発明の製造方法によって得られた化粧材は、ポリエステ
ル樹脂の特徴を充分に発揮することができ、耐水性や耐
熱性に優れた化粧シートが提供できる等の効果を有して
いる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、加熱により分解ガスを発生する薬剤を混入したイン
    クを用いてシート状物の表面に印刷模様を施した後、同
    印刷模様の上に飽和ポリエステル樹脂に不飽和ポリエス
    テル樹脂とイソシアネートを添加混合した塗料を塗布し
    、前記薬剤が急激に分解する温度で加熱して薬剤の分解
    と塗料の乾燥硬化を行い、この過程で発生した分解ガス
    によって印刷模様上に塗布した塗料を隆起させて凸部を
    形成し、ついで同凸部を研削してインク面を露出させる
    ことを特徴とする印刷模様に同調した凹部を有する可撓
    性化粧材の製造方法。
JP22098886A 1986-09-18 1986-09-18 印刷模様に同調した凹部を有する可撓性化粧材の製造方法 Granted JPS6377571A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930155A1 (en) * 1997-07-24 1999-07-21 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Paper laminated metal sheet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0930155A1 (en) * 1997-07-24 1999-07-21 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Paper laminated metal sheet
EP0930155A4 (en) * 1997-07-24 2001-08-22 Kobe Steel Ltd METAL SHEET ON WHICH A SHEET OF PAPER IS LAMINATED

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