JPS6376884A - クロメ−ト処理液の再生方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はクロメート処理液の再生方法、特にクロメート
処理液中に含まれる不要な金属イオンをイオン交換膜を
用いた電解除去法において、電極上に金属を析出させる
ことなく再生せしめる方法に係るものである。

（従来の技術） 従来から鋼材に亜鉛メッキを施こした材料は各捌屋根材
料や工業製品材料として広く利用されている。

亜鉛メッキは、そのままでは徂鉛が耐食性に乏しい為、
短時間で白さびと称する亜鉛の腐食生成物が生じ、これ
を抑制する目的で亜ｍ＝＆面に化成被膜を設ける方法が
提案されている。

この方法の代表的手段がクロメート処理と言われるもの
であり、クロム酸及びめる橿のアニオンを′ざむ溶液中
に亜鉛メッキ異面を浸漬することにエリ、メッキ異面に
３価のクロムと６価のクロムの複合体であるクロム酸り
ロミウムを主成分とする化成被膜を形成させるものであ
る。

かかるクロメート処理液は、被処理体から溶出してくる
一部の金属イオンや亜鉛、３価のクロムイオン等の金属
イオンが蓄積し、これに宜らしいクロメート処理液を追
加して使用する場合には、クロメート液のＡ度管理、浴
出金属の蓄積、溶出金属の被処理体への析出等の不都合
が生じる。

かかる不都合を回避する為、従来においては浴出金属が
一定の値に達すると液の更新を行なう手段や、隔膜を用
いた゛電解法によって溶出金属を除去する手段等が提案
され、又実施されていた。

（発明の屏決しょうとする問題点） しかしながら、かかる従来法のうち前者の手段は、使い
古した液の処理に当り、公害上の問題が生ずる欠点がお
り、又後者の手段は陰極室に移動した金属イオンが陰極
上に析出する為、定期的に道通′度を行なって析出金属
を溶解せねばならず、この留果、陽極が還元状態となる
為、陽極が劣化し、その寿命に著しい懇影響を与える欠
点がめった。

（問題点を解決する為の手段） 本発明者はかかる欠点を排除し、隔膜を用いた電解法に
ぶるクロメート処理液の再生時に、不要金属を陰極に析
出せしめることなく、確実に液の再生を行ない得る手段
を見出すことを目的として櫨々研究、検討を行なった結
果、陰極室に特定量の酸を存在せしめて通電することに
工り、前記目的を達成し得ることを見出した。

かくして本発明は、カチオン交換ｊ臭により仕切られた
一極室と鴎ｒＡ呈を有する槽の陽極室に、再生すべきク
ロメート処理液を、１薬極室に少なくとも５重量％の鉱
酸を富む水溶液を夫々導入して直流電流を通電すること
を特徴とするクロメート処理液の再生方法を提供するに
ある。

本発明において、再生すべきクロメート処理液は、これ
を繰り返し使用した為に不要イオン、即ち狸鉛、ニッケ
ル、鉄等の溶出金属がほぼ」度にして０．３〜１０ｇ　
／　ｔ、程度蓄撹されたものであり、この様な液はこれ
にクロメートも唾液な新らたに追加して再生の為の濃度
管理を行なっても大量の廃クロームが発生するような不
都合が生じる液である。

この様な液は、カチオン交換膜で仕切られた一極室に導
入され、陰極室には少なくとも５Ｎ址チの鉱酸を含む水
溶液が導入される。ぶ峨の世が５１量チに満たない場合
には、暖極上に金ｔ４が析出するのを実質的に防止し得
ないので不適轟である。

用いられる鉱酸の濃度は理論的には上限はないが、イオ
ン交換膜への悪杉・シや１曹の材質、待にあまり高濃度
であると浸透圧差による液の移動や浴屏熱の発生等の不
部会を来たす虞れがある。この為用いられる鉱酸のＡ度
７′ｉ５〜５０京量係、好ましくは１０〜３０重量％を
採用するのが適当である。

次に、本発明に用いられる陽極の材質としては、レリえ
ば白金、イリジウム費の貴金属が被覆された金属電隠等
を、又１ｊ極の材質としては例えば鉄、ニッケル、ステ
ンレス等を適宜採用することが出来る。

又、用いられるカチオン交換膜としては、イオン交換基
が例えばスルホン酸、カルボン酸、リン酸等を、又母体
となる膜としては例えばフッ素４対脂の如き耐酸化性を
有する膜等を適宜採用し得る。

かくして本発明において＠陽極間に直流−流が印加さｎ
る。

印加される直流電流は、通常５〜５０　Ａ／ａイ、電圧
２〜６ｖが床用され、かくすることにより、陰極室中へ
不要な金属イオンが容易に移行し、且陰極上に不要金属
の析出は実質的に生じない。

しかしながら、本発明者は、印加される直流電流に変化
を与えることにより、一層確実にｌ雲極上への金属の析
出を仰制し得ることが知見された。かかる直流電流の印
加法としては、交互に大電流と小電流を通電するもので
あり、この場合大電流としては、′ｔ１Ｌ流密度が５〜
５０　Ａ／ｄｍ’の゛電流を１０〜３００分間程度、小
電流としては電流密度が０．１〜４Ａ／ｄｍ２を１〜６
０分間程度交互に通電するのが適当である。

（実施例） 実施例１ フッ素樹脂製のカチオン交換膜により仕切らｎ、白金イ
リジウム製の陽極と５ＵＳ３１５製の陰極を夫々備えた
陽極室と一極室を有する楢の陰極室中に、３　＋１ｉｔ
ｉのクロムイオン１５　ｇ／Ａ、亜鉛イオン５ｇ／Ａ、
ニッケルイオン３００ｐＩ）！＋１．鉄イオン５００ｐ
ｐｍを含むクロメート処理液を１ｊ／時の割合で供給し
つつ、他方陰極ヱ中には４０Ｍ０Ｎ址チ酸水溶液を１！
／時の割合で供給しつつ電流密度１０ム／ｄ−ｒｎ″、
′電圧４ｖを槁、陽極間に印加してクロメート処理液の
再生を行なった。定常状態になったときの再生クロメー
ト処理液中の金属イオン濃度は、クロムイオン１４ｇ／
Ｊ、Ｍ鉛イオン１ｇ／！、ニッケルイオン２ｏｏｐｐｍ
、鉄イオン３４０ＰＰＩｎと減少しており、十分再使用
に耐えるものであった。又、かかる再生処理操作は連続
して時間実施されたが、陰極上への金属の析出は実質的
に認められなかった。

実施例２ 実施例１と同様の摺を用い、同様の被再生クロメート処
理液を同様に陽極室に２Ａ／時の割合で導入し、他方陰
極室中には１５亘伝チのリン散水溶液を２ｈ／時の６ｕ
合で連続的に導入した。

そして先づ電流密度２０　Ａ／６ｍ”、　６　Ｖの直流
電流を陰陽極間に１００分間印加し、次いで′ｄＬ流密
度Ｉ　Ａ／ｄフル′、２ｖの直流′電流を陰陽極間に２
０分間印加し、これらの電流を交互に２４時間印加した
。この時ｆＪられた再生クロメート処理液中の金属イオ
ン一度は、クロムイオン１４．１ｇ／７、亜、鉛イオン
ｘ、２ｇ／ｂ、二ツケルイオｙ　１００　ｐＰ　ｍｓ鉄
イオ／３４０ｐ１）Ｄｉと減少しており、十分再戻用に
耐えるものであった。又、かかる再生処理操作は連続し
て２４時間実施されたが、陰極上への金属の析出は皆無
であった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カチオン交換膜により仕切られた陽極室と陰極室を
   有する槽の陽極室に、再生すべきクロメート処理液を、
   陰極室に少なくとも５重量％の鉱酸を含む水溶液を夫々
   導入して直流電流を通電することを特徴とするクロメー
   ト処理液の再生方法。 ２、再生すべきクロメート処理液中に含まれる金属イオ
   ンは、亜鉛、ニッケル、鉄である請求の範囲（１）の方
   法。 ３、鉱酸の濃度は５〜５０重量％である請求の範囲（１
   ）の方法。 ４、直流電流の通電は、大電流と小電流を交互に通電す
   る請求の範囲（１）の方法。 ５、大電流は、１０〜５０Ａ／ｄｍ＾２を１０〜３００
   分間通電する請求の範囲（４）の方法。 ６、小電流は、０．１〜４Ａ／ｄｍ＾２を１〜６０分間
   通電する請求の範囲（４）の方法。