JPS6374681A - 感圧複写紙用減感インキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は感圧複写紙用減感インキ、特に水による復信が
無（、各種印刷適正に優れ、減感効果、セットオフ性を
改良した感圧複写紙用減感インキに関する。

（従来の技術） 電子共与性の又はプロトン受容性の無色の有機化合物（
以下発色剤と称する）と電子受容性またはプロトン放出
性（以下顕色剤と称する）との反応にて発色像を得るこ
とは古くから知られている。

この現象を具体的に利用したものとして、感圧複写紙（
例えば米国特許コｊＯｊμ７Ｑ号、同２よｏｓａｒｙ号
、同２！ｒｊＯＶ−７／号、同２ｊｌＡｒ３６４号、同
コア１コ！０２号、同２７３θ４Ａ！６号、同２７３０
１１−１７号、同３１Ａ／１２！０号、同３ル７コタ３
ｊ号）、感熱記録紙（例えば特公昭弘３−≠ｉｔｏ号、
同弘Ｊ−７ＡＯＯ号、同≠よ−ｌ≠０３２号、米国特許
λり３りｏｏｙ号）等があげられる。更に顕色剤を塗布
したシートに発色剤を含むインキを供給して着色像を得
る印刷方法も知られている。（ドイツ特許出願（ＯＬＳ
）ｌり３ツタ６λ号） 顕色剤とは前に定義された性質を有するもので、クレー
類、フェノール樹脂類、芳香族カルボン酸の金属塩等が
あげられる。

一般に感圧複写紙においては、発色像を得るのに前記の
発色剤を含んだマイクロカプセル含有層と顕色剤層との
組合せが用いられ、これらの層を接触させ、練圧、タイ
プ圧等によってマイクロカプセルを破壊させ、発色剤と
顕色剤を接触させることによって行われる。

一般にこれらの顕色剤は支持体の全面に均一に塗布され
た顕色剤シートとして用いられるが、感圧複写紙の使用
目的に工っでは、顕色剤シート側に記録不要部分を有す
ることがあり、このような場合ｖｃＦｉ減感剤を含む減
感インキを印刷機等によって顕色剤シートのその部分に
塗布して減感する方法がとられている。

このような目的で用いられる減感インキについては、例
えば米国特許２７７７７１０１号、特公昭弘≠−２７２
よ１号、同≠よ一２／ｕ４４号、同弘Ａ−２２６１／号
、同弘６−コタｊ≠６号、％開昭弘７−３２９　／　７
号、特公昭！７−３１２ｏｉ号、同μ！−ｖｏｓｏ号、
特開昭≠ｒ−ｔｒＱ！号、特公昭≠ター１４グ号、同４
ｔ？−／ＰＡ４！７号、同弘ター２３ｏｏｔ号、同弘タ
ー、２３ざ５０号、特開昭μター’Ａ３７０ｒ号、同１
Ａｙ−７λ００り号、同μター７７７０り号、同μター
７７７１０号、同弘ター／Ｊ！／、３号、同≠２−１３
！０９号、ドイツ特許出願（ＯＬＳ）、ｚ３＜ｃ、１ｒ
ｏｏ号、同２３！５Ｐ０７！り号、同λ３６／ｌ！を号
、特公昭Ｊ　Ｉ−Ｊ　Ｉ　／　／　！Ｐｉ、等に詳述さ
れている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記目的で用いられる減感インキは一般に減感剤と二酸
化チタンなどの顔料、バインダ゛−及び必要に応じて有
機溶剤等の希釈剤が用いられているが、減感インキとし
て各種顕色剤に対し優れた減感効果を有しかつセットオ
フ性の良好なものはみいだされていなかった。又水への
溶解性の高い減感剤を用いると水による復信が起ったり
逆に水に不溶の減感剤を用いるとオフセット印刷に使用
した際印刷部が均一にならないとゆう相反する特性のイ
ンキとなってしまっていた。

従って、本発明の目的は、印刷適正に優れ、又各種顕色
剤に優れた減感効果を有し、セットオフ性の良好な水に
よる復信のない感圧複写紙用減感インキを提供すること
にある。

（問題を解決する手段） 上記目的は以下に述べる本発明によって達成される。

丁なはち、本発明は、減感剤、顔料、バインダーを含有
する減感インキにおいて、減感剤として一般式（１）で
示されるアミン１モルに対し、弘〜７０モルのアルキレ
ンオキサイドを付加させた付加体であってＳ該アルキレ
ンオキサイドとして少な（ともブチレンオキサイド及び
プロピレンオキサイドを用い、かつアルキレンオキサイ
ドのμＯモルチ以上がブチレンオキサイドであり、アル
キレンオキサイドの２０モルチ以上がプロピレンオキサ
イドである付加物を含有することを特徴とする感圧複写
紙用減感インキ。

）ｆ−Ｅ−ＮＨ−（Ｃ）ｉ　２　）２＋ｎＮＨ２（］　
）式中ｎは／−ｊの整数 減感剤として上記一般式（１）で示されるアミンにプロ
ピレンオキサイドあるいはブチレンオキサイドを別途に
単独で付加したものを用いた場合は前述の水への溶解性
の点から性能（水復信、オフセット印刷適正）上問題を
生じ、併用で用いた場合は性能上の欠点は改良されるが
、両アルキレンオ中サイドを同一分子内に付加した方が
同一モル数のアミンで減感効果に有利になり、従って、
セットオフ性及びコストの点から有利である。

本発明では上記一般式（１）であらわされるアミンへの
付加体が用いられるが、式中ｎは／〜ｊであり特ＶＣ−
２〜３が好ましい。

本発明で用いられる顔料としては、二酸化チタン、硫酸
バリウム、炭酸カルシウム、メルク、カオリン、ベント
ナイト等の白色顔料が用いられる。

本発明で用いられるバインダーはロジン変性フェノール
樹脂、ケトン樹脂、ポリアミド樹脂、マレイン酸樹脂、
フェノール樹脂、エボ午シ樹脂、アルキド樹脂、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロー
ス、フテラール樹脂、ポリビニルアルコール、ゼラチン
、シェラツクのごとき、天然又は合成の高分子化合物が
用いられる。

本発明の減感インキは、上記の組成物のみで用いること
ができるが、必要ならば、有機浴剤を希釈剤として用い
てもよい。有機溶剤としては、例えば、アマニ油、桐油
、大豆油、綿実油、メタノール、エタノール、酢酸エチ
ル、トルエン、へ午サン、メチルエチルケトン、メチル
インブチルケトン、ポリプロピレングリコール、ポリブ
チレングリコール、パ２フィンオイル等である。

本発明の減感インキは又必要に応じてパラフィンワック
ス、ミクロクリスタリンワックス、カルバナロウワック
ス等のワックス類、でんぷん、デ午ストリンのごとき裏
移り防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などを含むこと
ができる。

本発明の減感剤組成物の効果は下記の顕色剤シート及び
発色剤シートで確認した。

（顕色剤シート　Ａ） 活性白土２００部を水１００部（重量部以下同じ）に分
散し、ついで−０％水酸化ナトリウム水溶液で分散液の
ｐＨをｉｏ、ｏｖｃ調整した。カルボキシ変性スチレン
−ブタジェン共重合体のラテックスを固形分でμＯ部、
及び、ｉｏ％デンプン水浴液６０部を添加して塗布液と
した。この塗布液を１０９７ｍ２の原紙ＶＣ６ｆ／／ｍ
２の固形分が塗布されるようにエアー六イフコーターに
て塗布紙、乾燥して顕色剤シートＡを得た。

（顕色剤シート　Ｂ） ３、ｊ−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛１０部
、炭酸カルシウム？Ｑ部、酸化亜鉛２０部を水２００部
にヘキサメタリン酸ナトリウム／部と共に加え、サンド
グラインダーを用いて、平均粒径弘、ｊμｍに分散した
ものに、ｉｏ％ポリビニルアルコール１００部とカルボ
午シ変性スチレンーブタジェンラテックスｉｏ部を加え
塗布液とした。この塗布液を１０１／／ｒｌＬ　　の原
紙にｓｇＺ扉２の固形分が塗布されるようにエアーナイ
フコーターにて塗布、乾燥して顕色剤シートＢを得た。

（顕色剤シート　Ｃ） 顕色剤７−トＢにおいて３．！−ジーα−メチルベンジ
ルサリチル酸亜鉛ｌり部の代りに、ｐ−フェニルフェノ
ール樹脂ｌｊ部を用いた以外は顕色剤シートＢと同様に
顕色剤シートＣを得た。

（発色剤シートの調製） ポリビニルベンゼンスルホン酸の一部ナトリウム塩（ナ
ショナルスターチ社製、ＶＥＲ８Ａ。

’ｆＬ！００．平均分子゛量５ｏｏｏｏｏ）ｚ部を約ｒ
ｏ０ｃの熱水に攪はんしながら添加した。約３Ｑ分間で
溶解した後冷却する。水浴液のｐ）１はコ〜３であり、
これに２０重量％水酸化ナトリウム水浴液を加えてｐＨ
μ、Ｑとした。一方２．５％のクリスタルバイオレット
ラクトン及び１．０％のベンゾロイコメチレンブルーを
溶解したジインプロピルナフタレン１００部を前記ポリ
ビニルベンゼンヌルホン酸の一部ナトリウム塩の！チ水
溶液１００部に乳化分散して平均直径≠、ｊμｍの粒子
サイズをもつ乳化液！得た。別に、メラミン６部、３７
重量％ホルムアルデヒド水溶液ｌ１部、水３０部を乙０
°Ｃに加熱攪はんして３０分後に透明なメラミンホルム
アルデヒドおよびメラミンホルムアルデヒド所期縮合物
の混合水浴液を得た。

この混合水溶液のｐ）ｌはｚ〜ｒであった。以下このメ
ラミンホルムアルデヒド及びメラミン−ホルムアルデヒ
ド所期縮合物の混合水溶液を所期縮合物溶液と称する。

上記の方法で得た所期縮合物溶液を上記乳化液に添加混
合し、攪はんしながら３゜６重量−の塩酸溶液にてｐＨ
ｔ、ｏに調整し、液温′％−６７’Ｃに上げ３４０分攪
はんし続けた。このカプセル液を室温まで冷却し、２０
重量％の水酸化ナトリウムでｐＨ２，Ｏに調整した。

このカプセル分散液に対して７０重量％ポリビニルアル
コール水溶液２００部及びデンプン粒子１０部添加し水
を加えて固形分濃度コＯ％に調整し発色剤含有マイクロ
カプセル塗布液！得た。

この１イクロカプセル塗布液をｊ　Ｏｇ／　ｍ　　の原
紙にｊ９／ｒＩＬ　の固形分が塗布されるようにエアー
ナイフコーターにて塗布、乾燥して発色剤含有マイクロ
カプセルシート！得た。

（実施例１〜３及び比較例１〜４） 第１表に示した減感剤を弘ｏ１１ｇ量部にロジン変性フ
ェノール樹脂（荒用化学社製、タマノールＴ／Ｊり／７
重量部を添加し、１ｊｏ０ｃで溶解した。この溶解物を
コｓ　’Ｃに冷却後、二酸化チタン２３重量部、白スピ
ンドル油／Ｉ！重量部を添加し、三本ローラーミルで混
練してオフセット用減感インキを得た。

（実施例４〜６及び比較例５〜８） 第７表に示した減感剤４！Ｏ重量部にエチルセルロース
（バー午ユレス社Ｌ　Ｎ−７）／　ｏｚ量部、二酸化チ
タン２５重量部、エタノール−３重量部を添加して、７
レキン用減感インキを得た。

これらの減感インキの評価結果を第２表に示した。

（減感インキセットオフ性） 減感インキを顕色剤シートＡの顕色剤面に３Ｉ／ｒ！Ｌ
２　になるように塗布し、未塗布の顕色剤面と重ねてよ
０　、ｊｉ＋　／／ｃｔｍ２の加重をかけて、３！０Ｃ
１１０％ＲＨ中に三日間放置した。未塗布部分の減感イ
ンキによる汚れｔ観察して下記のように評価した。

○；汚れが発生していない。

△；汚れが発生しているが、 発色剤シートと重ねて複写しても文字 のかテれとならない。

Ｘ；汚れがひどく実用に耐えない。

（印刷適正　ｌ） オフセット印刷機で≠０００ｍ印刷を行い、印刷面に発
色剤スプレーを用いて発色剤を噴霧し、減感インキが均
一に塗布されているかどうかを観察し、以下のように評
価した。

Ｏ；均一に印刷されていた。

△；少しむらが発生していたが、通常の発色には影響を
及ぼさなく、実用上問題 ないと判断した。

Ｘ；むらがひどく実用に耐えない。

（印刷適正　、２） フレキン印刷機で減感印刷を行ったのち、減感イン中の
上に一般インキのオフセット印刷を行い、一般インキの
印刷仕上りを以下のように評価した。

○；μ０００ｒｎ印刷時でもきれ印刷社上っていた。

△；コ０００ｍ印印刷室ではきれいに仕上っていた。

×；減感インキ印刷部上にオフセット印刷ができない。

（減感効果） 顕色剤シートＡ、Ｂ、Ｃに減感インキ塗布量３゜０ｇ／
ｍ　　となるように印刷を行い１発色剤シートを用いて
減感が充分なされているかどうかを評価した。

○；印刷直後でも充分に減感されていた。

△；減感して７日放置すれは減感は効いていた。

Ｘ；減感が不充分であった。

（水による復信） 減感印刷の印刷部に発色剤シートを重ねて印字し、減感
されているところに水ｌＣＣを滴下した。

水により減感が弱まり復信が起らないかどうかを観察し
た。

○；水による復信がない。

△；水に゛より、うつ丁らと復信するが、文字が読める
工うｉｃはならない。

×；水により復信する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式（１）であらわされるアミン１モルに対し、４〜
   ７０モルのアルキレンオキサイドを付加させた付加体で
   あって、該アルキレンオキサイドとして少なくともブチ
   レンオキサイド及びプロピレンオキサイドを用い、かつ
   アルキレンオキサイドの４０モル％以上がブチレンオキ
   サイドであり、アルキレンオキサイドの２０モル％以上
   がプロピレンオキサイドである付加体を含有することを
   特徴とする感圧複写紙用減感インキ。 Ｈ−〔ＮＨ−（ＣＨ＿２）＿２〕−＿ｎＮＨ＿２（１） 式中ｎは１〜５の整数