JP2597388B2 - 感圧複写紙用減感インキ - Google Patents
感圧複写紙用減感インキInfo
- Publication number
- JP2597388B2 JP2597388B2 JP11572688A JP11572688A JP2597388B2 JP 2597388 B2 JP2597388 B2 JP 2597388B2 JP 11572688 A JP11572688 A JP 11572688A JP 11572688 A JP11572688 A JP 11572688A JP 2597388 B2 JP2597388 B2 JP 2597388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- desensitizing
- ink
- sensitive copying
- copying paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Color Printing (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は感圧複写紙減感インキ、特に水による復像が
無く、各種印刷適性に優れ、減感効果、セットオフ性を
改良した感圧複写紙用減感インキに関する。
無く、各種印刷適性に優れ、減感効果、セットオフ性を
改良した感圧複写紙用減感インキに関する。
（従来の技術） 電子供与性の又はプロトン受容性の無色の有機化合物
（以下発色剤と称する）と電子受容性またはプロトン放
出性（以下顕色剤と称する）との反応にて発色像を得る
ことは古くから知られている。
（以下発色剤と称する）と電子受容性またはプロトン放
出性（以下顕色剤と称する）との反応にて発色像を得る
ことは古くから知られている。
この現像を具体的に利用したものとして、感圧複写紙
（例えば米国特許2505470号、同2505489号、同2550471
号、同2548366号、同2712507号、同2730456号、同27304
57号、同3418250号、同3672935号）、感熱記録紙（例え
ば特公昭43−4160号、同43−7600号、同45−14039号、
米国特許2939009号）等があげられる。更に顕色剤を塗
布したシートに発色剤を含むインキを供給して着色像を
得る印刷方法も知られている（ドイツ特許出願（OLS）1
939962号）。
（例えば米国特許2505470号、同2505489号、同2550471
号、同2548366号、同2712507号、同2730456号、同27304
57号、同3418250号、同3672935号）、感熱記録紙（例え
ば特公昭43−4160号、同43−7600号、同45−14039号、
米国特許2939009号）等があげられる。更に顕色剤を塗
布したシートに発色剤を含むインキを供給して着色像を
得る印刷方法も知られている（ドイツ特許出願（OLS）1
939962号）。
顕色剤とは前に定義された性質を有するもので、クレ
ー類、フェノール樹脂類、芳香族カルボン酸の金属塩等
があげらる。
ー類、フェノール樹脂類、芳香族カルボン酸の金属塩等
があげらる。
一般に感圧複写紙においては、発色像を得るのに前記
の発色剤を含んだマイクロカプセル含有層と顕色剤層と
の組合せが用いられ、これらの層を接触させ、筆圧、タ
イプ圧等によってマイクロカプセルを破壊させ、発色剤
と顕色剤を接触させることによって行われる。
の発色剤を含んだマイクロカプセル含有層と顕色剤層と
の組合せが用いられ、これらの層を接触させ、筆圧、タ
イプ圧等によってマイクロカプセルを破壊させ、発色剤
と顕色剤を接触させることによって行われる。
一般にこれらの顕色剤は支持体の全面に均一に塗布さ
れた顕色剤シートとして用いられるが、感圧複写紙の使
用目的によっては、顕色剤シート側に記録不要部分を有
することがあり、このような場合には減感剤を含む減感
インキを印刷機等によって顕色剤シートのその部分に塗
布して減感する方法がとられている。
れた顕色剤シートとして用いられるが、感圧複写紙の使
用目的によっては、顕色剤シート側に記録不要部分を有
することがあり、このような場合には減感剤を含む減感
インキを印刷機等によって顕色剤シートのその部分に塗
布して減感する方法がとられている。
このような目的で用いられる減感インキについては、
例えば米国特許2777780号、特公昭44−27255号、同45−
21448号、同46−22651号、同46−29546号、特開昭47−3
2915号、特公昭47−38201号、同48−4050号、特開昭48
−6805号、特公昭49−4484号、同49−19647号、同49−2
3008号、同49−23850号、特開昭49−43708号、同49−72
009号、同49−77709号、同49−77710号、同49−15513
号、同49−83509号、ドイツ特許出願（OLS）2343800
号、同2359079号、同2361856号、特公昭58−38119号、
特開昭63−74681号、特開昭63−41184号等に詳述されて
いる。
例えば米国特許2777780号、特公昭44−27255号、同45−
21448号、同46−22651号、同46−29546号、特開昭47−3
2915号、特公昭47−38201号、同48−4050号、特開昭48
−6805号、特公昭49−4484号、同49−19647号、同49−2
3008号、同49−23850号、特開昭49−43708号、同49−72
009号、同49−77709号、同49−77710号、同49−15513
号、同49−83509号、ドイツ特許出願（OLS）2343800
号、同2359079号、同2361856号、特公昭58−38119号、
特開昭63−74681号、特開昭63−41184号等に詳述されて
いる。
（発明が解決しようとする課題） 上記目的で用いられる減感インキは一般に減感剤と二
酸化チタンなどの顔料、バインダー及び必要に応じて有
機溶剤等の希釈剤が用いられているが、減感インキとし
て各種顕色剤に対し優れた減感効果を有しかつセットオ
フ性の良好なものはみいだされていなかった。又水への
溶解性の高い減感剤を用いると水による復像が起ったり
逆に水に不溶の減感剤を用いるとオフセット印刷に使用
した際印刷部が均一にならないという相反する特性のイ
ンキとなってしまっていた。
酸化チタンなどの顔料、バインダー及び必要に応じて有
機溶剤等の希釈剤が用いられているが、減感インキとし
て各種顕色剤に対し優れた減感効果を有しかつセットオ
フ性の良好なものはみいだされていなかった。又水への
溶解性の高い減感剤を用いると水による復像が起ったり
逆に水に不溶の減感剤を用いるとオフセット印刷に使用
した際印刷部が均一にならないという相反する特性のイ
ンキとなってしまっていた。
従って、本発明の目的は、印刷適性に優れ、又各種顕
色剤に優れた減感効果を有し、セットオフ性の良好な水
による復像のない感厚複写紙減感インキを提供すること
にある。
色剤に優れた減感効果を有し、セットオフ性の良好な水
による復像のない感厚複写紙減感インキを提供すること
にある。
（課題を解決するための手段） 上記目的は以下に述べる本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、減感剤、顔料、バインダーを含
有する減感インキにおいて、減感剤としてメチルイミノ
ビスプロピルアミン１モルに対して４〜70モルのアルキ
レンオキサイド付加体であって、該アルキレンオキサイ
ドの40モル％以上がブチレンオキサイドである付加体を
含有することを特徴とする感圧複写紙用減感インキ。
有する減感インキにおいて、減感剤としてメチルイミノ
ビスプロピルアミン１モルに対して４〜70モルのアルキ
レンオキサイド付加体であって、該アルキレンオキサイ
ドの40モル％以上がブチレンオキサイドである付加体を
含有することを特徴とする感圧複写紙用減感インキ。
アルキレンオキサイドとしては、40％以上がブチレン
オキサイドである必要があるが、残りの60％以下はエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド、スチレンオキサイド等が使用できるが、好まし
いものは、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド
である。
オキサイドである必要があるが、残りの60％以下はエチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキ
サイド、スチレンオキサイド等が使用できるが、好まし
いものは、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド
である。
類似の減感剤に比べて、メチルアミノ基が特徴で、そ
れがインキの均一性や減感の効果、セットオフ等に影響
していると思われる。
れがインキの均一性や減感の効果、セットオフ等に影響
していると思われる。
この特徴を生かして、従来より公知の減感剤との混合
使用も可能である。
使用も可能である。
本発明で用いられる顔料としては、二酸化チタン、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、カオリン、ベン
トナイト等の白色原料が用いられる。
酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、カオリン、ベン
トナイト等の白色原料が用いられる。
本発明で用いられるバインダーはロジン変性フェノー
ル樹脂、ケトン樹脂、ポリアミド樹脂、マイレン酸樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ニトロセルロース、エチルセル
ロース、ブチラール樹脂、ポリビニルアルコール、ゼラ
チン、シェラックのごとき、天然又は合成の高分子化合
物が用いられる。
ル樹脂、ケトン樹脂、ポリアミド樹脂、マイレン酸樹
脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、メ
ラミン樹脂、尿素樹脂、ニトロセルロース、エチルセル
ロース、ブチラール樹脂、ポリビニルアルコール、ゼラ
チン、シェラックのごとき、天然又は合成の高分子化合
物が用いられる。
本発明の減感インキは、上記の組成物のみで用いるこ
とができるが、必要ならば、有機溶剤を希釈剤として用
いてもよい。有機溶剤としては、例えば、アマニ油、桐
油、大豆油、綿実油、メタノール、エタノール、酢酸エ
チル、トルンエン、ヘキサン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ポリプロピレングリコール、ポ
リブチレングリコール、パラフィンオイル等である。
とができるが、必要ならば、有機溶剤を希釈剤として用
いてもよい。有機溶剤としては、例えば、アマニ油、桐
油、大豆油、綿実油、メタノール、エタノール、酢酸エ
チル、トルンエン、ヘキサン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ポリプロピレングリコール、ポ
リブチレングリコール、パラフィンオイル等である。
本発明の減感インキは又必要に応じてパラフィンワッ
クス、ミクロクリスタリンワックス、カルナバナロウワ
ックス等のワックス類、でんぷん、デキストリンのごと
き裏移り防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などを含む
ことができる。
クス、ミクロクリスタリンワックス、カルナバナロウワ
ックス等のワックス類、でんぷん、デキストリンのごと
き裏移り防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などを含む
ことができる。
（実施例） 第１表に示した減感剤を40重量部にロジン変性フェノ
ール樹脂（荒川化学社製、タマノールT135）17重量部を
添加し、150℃で溶解した。この溶解物を25℃に冷却
後、二酸化チタン25重量部、白スピンドル油18重量部を
添加し、三本ローラーミルで混練してオフセット用及び
活版用減感インキを得た。
ール樹脂（荒川化学社製、タマノールT135）17重量部を
添加し、150℃で溶解した。この溶解物を25℃に冷却
後、二酸化チタン25重量部、白スピンドル油18重量部を
添加し、三本ローラーミルで混練してオフセット用及び
活版用減感インキを得た。
尚テスト用紙としては、市販の感圧複写紙下用紙（富
士感圧紙＝富士写真フィルム（株）製）を使用した。
士感圧紙＝富士写真フィルム（株）製）を使用した。
インキの評価は、上記減感インキを3g/m2印刷して、1
00g/cm2の荷重をかけて、一週間下用紙と合わせた後、
その下用紙への転移をセットオフとして評価し、また印
刷面と、上用紙（市販富士感圧紙）とをかさねて、スー
パーカレンダーにて、全面発色をおこない、減感効果及
び、減感効果の「均一性」につき評価した。
00g/cm2の荷重をかけて、一週間下用紙と合わせた後、
その下用紙への転移をセットオフとして評価し、また印
刷面と、上用紙（市販富士感圧紙）とをかさねて、スー
パーカレンダーにて、全面発色をおこない、減感効果及
び、減感効果の「均一性」につき評価した。
（発明の効果） 本願発明になる減感インキは印刷特性、セットオフ性
及び減感効果において優れている。
及び減感効果において優れている。
Claims (1)
- 【請求項１】メチルイミノビスプロピルアミノ１モルに
対して４〜70モルのアルキレンオキサイド付加物であっ
て、該アルキレンオキサイドの40モル％以上がブチレン
オキサイドである付加体を含有することを特徴とする感
圧複写紙用減感インキ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11572688A JP2597388B2 (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | 感圧複写紙用減感インキ |
| US07/348,687 US4927971A (en) | 1988-05-11 | 1989-05-08 | Desensitizer composition |
| DE68921240T DE68921240T2 (de) | 1988-05-11 | 1989-05-09 | Unempfindlichmachende Zusammensetzung. |
| EP89108319A EP0341658B1 (en) | 1988-05-11 | 1989-05-09 | Desensitizer composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11572688A JP2597388B2 (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | 感圧複写紙用減感インキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01285380A JPH01285380A (ja) | 1989-11-16 |
| JP2597388B2 true JP2597388B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=14669589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11572688A Expired - Lifetime JP2597388B2 (ja) | 1988-05-11 | 1988-05-11 | 感圧複写紙用減感インキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597388B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63274585A (ja) * | 1987-05-01 | 1988-11-11 | Kao Corp | 感熱記録材料およびその製法 |
-
1988
- 1988-05-11 JP JP11572688A patent/JP2597388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63274585A (ja) * | 1987-05-01 | 1988-11-11 | Kao Corp | 感熱記録材料およびその製法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01285380A (ja) | 1989-11-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5838119B2 (ja) | 減感方法 | |
| JP2597388B2 (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| EP0266310B1 (de) | Chromogene Phthalide | |
| US4411700A (en) | Desensitizer compositions | |
| US4411699A (en) | Desensitizer compositions | |
| JPH044316B2 (ja) | ||
| JPH07106672B2 (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPH07106671B2 (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPH0284470A (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPH02178365A (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPH01315477A (ja) | 減感インキ | |
| JPH01306279A (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPH02178367A (ja) | 複写紙用減感インキ | |
| JPH0234675A (ja) | 感圧記録紙用減感インキ | |
| JPS6341184A (ja) | 感圧記録紙用減感インキ | |
| JP3015823B2 (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPS609033Y2 (ja) | 感圧複写紙用顕色シ−ト | |
| JPH01308681A (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPH03256786A (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPH02178368A (ja) | 感圧複写紙減感インキ | |
| EP0341658B1 (en) | Desensitizer composition | |
| JP2559753B2 (ja) | 減感インキ | |
| JPH04293979A (ja) | 感圧複写紙用減感インキ | |
| JPS5898282A (ja) | ノ−カ−ボン感圧複写紙用減感剤 | |
| JPH0220435B2 (ja) |