JPS637253B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS637253B2 JPS637253B2 JP1089584A JP1089584A JPS637253B2 JP S637253 B2 JPS637253 B2 JP S637253B2 JP 1089584 A JP1089584 A JP 1089584A JP 1089584 A JP1089584 A JP 1089584A JP S637253 B2 JPS637253 B2 JP S637253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- intake
- intake pipe
- piston
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 12
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 10
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 4
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 3
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 239000002360 explosive Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M13/00—Arrangements of two or more separate carburettors; Carburettors using more than one fuel
- F02M13/02—Separate carburettors
- F02M13/025—Equalizing pipes between the carburettors, e.g. between the float chambers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B25/00—Engines characterised by using fresh charge for scavenging cylinders
- F02B25/26—Multi-cylinder engines other than those provided for in, or of interest apart from, groups F02B25/02 - F02B25/24
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1808—Number of cylinders two
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はクランク室圧縮式2気筒2サイクルエ
ンジンの吸気装置に関する。
ンジンの吸気装置に関する。
(従来技術)
180゜の位相差を有する各気筒が気筒毎に吸気管
及び気化器を同一側にかつ並列に備え、各吸気管
が弁をへて対応する気筒のクランク室に連通した
クランク室圧縮式2気筒2サイクルエンジンにお
いては、クランク室への吸気行程がエンジン周期
360゜の1/2だけずれるため、一方の気筒の吸気管
内の圧力状態は他方の気筒の吸気管内の圧力状態
と丁度逆の関係になる。ところが従来は両吸気管
内の圧力の関係を全く利用していないため、各気
筒の吸気管内では吸気が流動と停止を繰返すこと
になり、吸気行程においてはそれまで停止してい
た吸気の慣性によりエンジン回転の立上りが遅
れ、充填効率が低下し、エンジン出力を充分高め
ることが困難であつた。又吸気管内の弁としてピ
ストンバルブやロータリーバルブの他にリードバ
ルブを採用した場合にも、高速回転中におけるリ
ードの踊り現象による吹返しは避けられないが、
従来のエンジンにおいては上記吹返しを吸気行程
にある隣接気筒のために利用することはできず、
この面からも出力向上の支障になつていた。
及び気化器を同一側にかつ並列に備え、各吸気管
が弁をへて対応する気筒のクランク室に連通した
クランク室圧縮式2気筒2サイクルエンジンにお
いては、クランク室への吸気行程がエンジン周期
360゜の1/2だけずれるため、一方の気筒の吸気管
内の圧力状態は他方の気筒の吸気管内の圧力状態
と丁度逆の関係になる。ところが従来は両吸気管
内の圧力の関係を全く利用していないため、各気
筒の吸気管内では吸気が流動と停止を繰返すこと
になり、吸気行程においてはそれまで停止してい
た吸気の慣性によりエンジン回転の立上りが遅
れ、充填効率が低下し、エンジン出力を充分高め
ることが困難であつた。又吸気管内の弁としてピ
ストンバルブやロータリーバルブの他にリードバ
ルブを採用した場合にも、高速回転中におけるリ
ードの踊り現象による吹返しは避けられないが、
従来のエンジンにおいては上記吹返しを吸気行程
にある隣接気筒のために利用することはできず、
この面からも出力向上の支障になつていた。
(発明の目的)
本発明はエンジンが180゜の位相差を有する2気
筒で形成されている場合、各気筒内の気柱振動に
は位相のずれがあり、例えば第2気筒の吸気行程
中には第2気筒の吸気管内の圧力より第1気筒の
吸気管内の圧力が広範囲にわたり高く、第1気筒
の吸気中には逆の圧力関係になる点を利用し、両
吸気管をバランスチユーブで接続し、一方の気筒
の吸気行程が終了した後にも、該気筒側の吸気管
内の吸気をバランスチユーブにより相手気筒側へ
送り、吸気の流動状態を継続させ、又その時吹返
しも同時に相手気筒側へ供給できるようにするこ
とを目的としている。
筒で形成されている場合、各気筒内の気柱振動に
は位相のずれがあり、例えば第2気筒の吸気行程
中には第2気筒の吸気管内の圧力より第1気筒の
吸気管内の圧力が広範囲にわたり高く、第1気筒
の吸気中には逆の圧力関係になる点を利用し、両
吸気管をバランスチユーブで接続し、一方の気筒
の吸気行程が終了した後にも、該気筒側の吸気管
内の吸気をバランスチユーブにより相手気筒側へ
送り、吸気の流動状態を継続させ、又その時吹返
しも同時に相手気筒側へ供給できるようにするこ
とを目的としている。
(発明の構成)
本発明は180゜の位相差を有する各気筒が気筒毎
に吸気管及び気化器を同一側にかつ並列に備え、
各吸気管が弁をへて対応する気筒のクランク室に
連通したクランク室圧縮式2気筒2サイクルエン
ジンに於て、両吸気管にバランスチユーブで接続
したことを特徴とする2気筒2サイクルエンジン
の吸気装置である。このように各吸気管をバラン
スチユーブで連通させると、各吸気管内の振動が
干渉することにより圧力変動が減少し、各吸気管
に装着した気化器で比較的安定した混合比(空燃
比)の混合気が得られる。又吸気行程時の吸気管
に他気筒から、より高い圧力が作用し、吸気開始
時の流速の立ち上りが良くなり、一方の気筒の吹
返しを他方の気筒に積極的に吸わせることがで
き、気化器側への吹返しが防止される。更に各気
筒へは吸気管とバランスチユーブの双方から混合
気が供給されるため気化器の小型化が可能とな
り、気化器ボアの減少による加速性の向上を期待
することができる。吸気通路抵抗も減少する。
に吸気管及び気化器を同一側にかつ並列に備え、
各吸気管が弁をへて対応する気筒のクランク室に
連通したクランク室圧縮式2気筒2サイクルエン
ジンに於て、両吸気管にバランスチユーブで接続
したことを特徴とする2気筒2サイクルエンジン
の吸気装置である。このように各吸気管をバラン
スチユーブで連通させると、各吸気管内の振動が
干渉することにより圧力変動が減少し、各吸気管
に装着した気化器で比較的安定した混合比(空燃
比)の混合気が得られる。又吸気行程時の吸気管
に他気筒から、より高い圧力が作用し、吸気開始
時の流速の立ち上りが良くなり、一方の気筒の吹
返しを他方の気筒に積極的に吸わせることがで
き、気化器側への吹返しが防止される。更に各気
筒へは吸気管とバランスチユーブの双方から混合
気が供給されるため気化器の小型化が可能とな
り、気化器ボアの減少による加速性の向上を期待
することができる。吸気通路抵抗も減少する。
(実施例)
次に図面により説明する。第1図中E1は第1
気筒、E2は第2気筒で、第1気筒E1の各部分に
対応する第2気筒E2の各部分はダツシユ(′)印
を付した同一符号で示されている。図中1(1′
も同じ)はシリンダー、2はピストン、3はピス
トン上方の燃焼室、4は点火栓である。5は排気
口で、ピストン2により燃焼室3に向い開閉さ
れ、排気管6に連通している。掃気孔7もピスト
ン2により開閉され、掃気通路8をへてクランク
ケース9内のクランク室10に連通している。シ
リンダー1の内面に開口した吸気口11もピスト
ン2により開閉され、ピストン2と協働してピス
トンバルブを形成している。12は第1気筒E1
専用の吸気管、13は同じく第1気筒E1専用の
気化器、14はエアクリーナで、エアクリーナは
第2気筒E2用のものと兼用することもできる。
15はピストンピン、16はコネクテイングロツ
ド、17はクランクピン、18はクランク軸であ
る。第2気筒E2は第1気筒E1と位相が180゜異なる
以外は同一構造を有する。
気筒、E2は第2気筒で、第1気筒E1の各部分に
対応する第2気筒E2の各部分はダツシユ(′)印
を付した同一符号で示されている。図中1(1′
も同じ)はシリンダー、2はピストン、3はピス
トン上方の燃焼室、4は点火栓である。5は排気
口で、ピストン2により燃焼室3に向い開閉さ
れ、排気管6に連通している。掃気孔7もピスト
ン2により開閉され、掃気通路8をへてクランク
ケース9内のクランク室10に連通している。シ
リンダー1の内面に開口した吸気口11もピスト
ン2により開閉され、ピストン2と協働してピス
トンバルブを形成している。12は第1気筒E1
専用の吸気管、13は同じく第1気筒E1専用の
気化器、14はエアクリーナで、エアクリーナは
第2気筒E2用のものと兼用することもできる。
15はピストンピン、16はコネクテイングロツ
ド、17はクランクピン、18はクランク軸であ
る。第2気筒E2は第1気筒E1と位相が180゜異なる
以外は同一構造を有する。
20は吸気管を兼ねるバランスチユーブで、一
端は吸気管12の吸気口11に近接した部分に開
口し、他端は吸気管12′の吸気口11′に近接し
た位置に開口している。バランスチユーブ20は
吸気管の役割を果す程度に太く、可及的に短く設
計される。
端は吸気管12の吸気口11に近接した部分に開
口し、他端は吸気管12′の吸気口11′に近接し
た位置に開口している。バランスチユーブ20は
吸気管の役割を果す程度に太く、可及的に短く設
計される。
第3図は両気筒E1,E2の吸気管内圧を示して
おり、図中InCは吸気口閉、InOは吸気口開、
BDCは下死点、TDCは上死点である。この図か
ら明らかなように180゜の位相差を有する2気筒エ
ンジンに於ては、第2気筒E2の吸気期間(InO〜
InC)中第2気筒E2の吸気管内圧に比べて第1気
筒E1の吸気管内圧はハツチングで示すかなり広
いクランク角範囲にわたり高く、従つてバランス
チユーブ20(第1図)を設けると、その間第1
気筒側吸気管12からバランスチユーブ20をへ
て第2気筒側吸気管12′へ流通が起り、第2気
筒E2へは吸気管12′とバランスチユーブ20の
双方から混合気が供給される形になる。第1気筒
E1の吸気期間中も同様に第2気筒側からバラン
スチユーブ20をへて余分の混合気が第1気筒へ
供給される。
おり、図中InCは吸気口閉、InOは吸気口開、
BDCは下死点、TDCは上死点である。この図か
ら明らかなように180゜の位相差を有する2気筒エ
ンジンに於ては、第2気筒E2の吸気期間(InO〜
InC)中第2気筒E2の吸気管内圧に比べて第1気
筒E1の吸気管内圧はハツチングで示すかなり広
いクランク角範囲にわたり高く、従つてバランス
チユーブ20(第1図)を設けると、その間第1
気筒側吸気管12からバランスチユーブ20をへ
て第2気筒側吸気管12′へ流通が起り、第2気
筒E2へは吸気管12′とバランスチユーブ20の
双方から混合気が供給される形になる。第1気筒
E1の吸気期間中も同様に第2気筒側からバラン
スチユーブ20をへて余分の混合気が第1気筒へ
供給される。
(作動)
次に全般的な作動を説明する。第1図の状態か
らクランク軸18が矢印方向に回転し、ピストン
2が上死点前の所定位置に達すると、点火栓4か
らの火花によりそれまでに燃焼室3内で圧縮され
た混合気は着火燃焼し、ピストン2に爆発圧力を
及ぼす。ピストン2が上死点を越えて下降する行
程に於て、ピストン2により排気口5が開くと燃
焼室3内の燃焼ガスは排気管6へ排出され、燃焼
室3内は減圧する。ピストン2により吸気口11
が閉塞された後は、ピストン2の下降によりクラ
ンク室10内の新気は予圧され、ピストン2によ
り掃気孔7が開くと掃気作用が行われる。ピスト
ン2により吸気口11が閉塞される直前にはクラ
ンク室10内で予圧されはじめた新気が吸気管1
2内へ吹返し、又吸気管12を吸気口11方向に
流れていた吸気の水撃作用により吸気管12内に
圧力変動の大い気柱振動が生じる(第3図)。そ
して第1気筒E1の吸気口11が閉じた後、ピス
トン2が下死点をへて再び吸気口11が開くまで
の吸気管12内の圧力は第3図のように変化し、
180゜位相の異なる第2気筒E2に於ては丁度吸気期
間(InO〜InC)に当つているため、前述の如く
第1気筒側の圧力の高いクランク角範囲(ハツチ
ング部分)に於て吸気管12からバランスチユー
ブ20をへて吸気管12′へ吹返しを含む混合気
が流れる。ピストン2が下死点をへて再び上昇す
る行程に於て、吸気口11がピストン2により開
放される吸気期間中には、逆に第2気筒E2の吸
気管12′から吹返しを含む混合気がバランスチ
ユーブ20、吸気管12をへてクランク室10へ
供給される。
らクランク軸18が矢印方向に回転し、ピストン
2が上死点前の所定位置に達すると、点火栓4か
らの火花によりそれまでに燃焼室3内で圧縮され
た混合気は着火燃焼し、ピストン2に爆発圧力を
及ぼす。ピストン2が上死点を越えて下降する行
程に於て、ピストン2により排気口5が開くと燃
焼室3内の燃焼ガスは排気管6へ排出され、燃焼
室3内は減圧する。ピストン2により吸気口11
が閉塞された後は、ピストン2の下降によりクラ
ンク室10内の新気は予圧され、ピストン2によ
り掃気孔7が開くと掃気作用が行われる。ピスト
ン2により吸気口11が閉塞される直前にはクラ
ンク室10内で予圧されはじめた新気が吸気管1
2内へ吹返し、又吸気管12を吸気口11方向に
流れていた吸気の水撃作用により吸気管12内に
圧力変動の大い気柱振動が生じる(第3図)。そ
して第1気筒E1の吸気口11が閉じた後、ピス
トン2が下死点をへて再び吸気口11が開くまで
の吸気管12内の圧力は第3図のように変化し、
180゜位相の異なる第2気筒E2に於ては丁度吸気期
間(InO〜InC)に当つているため、前述の如く
第1気筒側の圧力の高いクランク角範囲(ハツチ
ング部分)に於て吸気管12からバランスチユー
ブ20をへて吸気管12′へ吹返しを含む混合気
が流れる。ピストン2が下死点をへて再び上昇す
る行程に於て、吸気口11がピストン2により開
放される吸気期間中には、逆に第2気筒E2の吸
気管12′から吹返しを含む混合気がバランスチ
ユーブ20、吸気管12をへてクランク室10へ
供給される。
(発明の効果)
以上説明したように本発明によると、各吸気管
12,12′の気柱振動には位相のずれがあるた
め、各吸気管12,12′をバランスチユーブ2
0により連通させることにより夫々の振動を干渉
させて吸気管内の圧力変動を少くし、気化器1
3,13′で比較的安定した混合比(空燃比)の
混合気を形成することができる。更に吸気行程時
の吸気管に他気筒よりの正圧を作用させて吸気管
内の流動状態を継続させ、更に他気筒の吹返しを
供給し、吸気開始時の流速の立ち上りを増し、吸
気通路面積の実質的増加と相俟つて、エンジンの
出力性能を向上させることができる。各気筒は専
用の吸気管とバランスチユーブの双方から混合気
が供給されるため専用気化器のボアを小さくする
ことができ、低速域に於ても良好な混合気が形成
され、加速性が向上する。気化器のコストも低減
する。
12,12′の気柱振動には位相のずれがあるた
め、各吸気管12,12′をバランスチユーブ2
0により連通させることにより夫々の振動を干渉
させて吸気管内の圧力変動を少くし、気化器1
3,13′で比較的安定した混合比(空燃比)の
混合気を形成することができる。更に吸気行程時
の吸気管に他気筒よりの正圧を作用させて吸気管
内の流動状態を継続させ、更に他気筒の吹返しを
供給し、吸気開始時の流速の立ち上りを増し、吸
気通路面積の実質的増加と相俟つて、エンジンの
出力性能を向上させることができる。各気筒は専
用の吸気管とバランスチユーブの双方から混合気
が供給されるため専用気化器のボアを小さくする
ことができ、低速域に於ても良好な混合気が形成
され、加速性が向上する。気化器のコストも低減
する。
本発明の重要な利点を詳しく説明すると以下の
通りである。
通りである。
180゜の位相差を有する2気筒2サイクルエンジ
ンにおいて、吸気管の役割を果たす程度に太くか
つ途中に絞りが存在しないバランスチユーブ20
で両吸気管を接続しており、それにより: (A) エンジン運転時に吸気行程の気筒に対して常
に2つの気化器13,13′から混合気を供給
でき、吸気通路断面積が実質的に増加し、気化
器の小形化及びエンジンの出力性能向上を達成
している。
ンにおいて、吸気管の役割を果たす程度に太くか
つ途中に絞りが存在しないバランスチユーブ20
で両吸気管を接続しており、それにより: (A) エンジン運転時に吸気行程の気筒に対して常
に2つの気化器13,13′から混合気を供給
でき、吸気通路断面積が実質的に増加し、気化
器の小形化及びエンジンの出力性能向上を達成
している。
言い換えるとエンジン運転中、バランスチユ
ーブ20を常に補助の吸気管として作動させる
ために、吸気管の役割を果たす程度に太くかつ
途中に絞りが存在しないバランスチユーブ20
で吸気管を接続している。しかも両気筒共同様
にするためには、連通される両気筒のガス交換
位相が常に全く対称であることが必要であり、
そのために180゜の位相差を有する2気筒2サイ
クルエンジンに限定している。
ーブ20を常に補助の吸気管として作動させる
ために、吸気管の役割を果たす程度に太くかつ
途中に絞りが存在しないバランスチユーブ20
で吸気管を接続している。しかも両気筒共同様
にするためには、連通される両気筒のガス交換
位相が常に全く対称であることが必要であり、
そのために180゜の位相差を有する2気筒2サイ
クルエンジンに限定している。
(B) また一方の気筒の吸気行程終了直前の吹き返
しを速やかにバランス−チユーブ20を介して
吸気工程開始直後の他方の気筒の吸気管に供給
できるようにして、加速性能の向上を達成して
いる。
しを速やかにバランス−チユーブ20を介して
吸気工程開始直後の他方の気筒の吸気管に供給
できるようにして、加速性能の向上を達成して
いる。
これを達成するためにも上述のように、180゜
の位相差を有する2気筒2サイクルエンジンで
あつて、吸気管の役割を果たす程度に太くかつ
途中に絞りが存在しないバランスチユーブ20
を備えることが必要である。
の位相差を有する2気筒2サイクルエンジンで
あつて、吸気管の役割を果たす程度に太くかつ
途中に絞りが存在しないバランスチユーブ20
を備えることが必要である。
第1図は本発明を適用した2気筒エンジンにつ
いて、各気筒のクランク軸と直角な断面を並べて
配置した構造略図、第2図は第1図のA−A断面
略図、第3図はクランク角に対する吸気管内圧の
変化を示すグラフである。2……ピストン(ピス
トンバルブ)、10……クランク室(予圧室)、1
1……吸気口、12……吸気管、13……気化
器、20……バランスチユーブ、E1……第1気
筒、E2……第2気筒。
いて、各気筒のクランク軸と直角な断面を並べて
配置した構造略図、第2図は第1図のA−A断面
略図、第3図はクランク角に対する吸気管内圧の
変化を示すグラフである。2……ピストン(ピス
トンバルブ)、10……クランク室(予圧室)、1
1……吸気口、12……吸気管、13……気化
器、20……バランスチユーブ、E1……第1気
筒、E2……第2気筒。
Claims (1)
- 1 180゜の位相差を有する各気筒が気筒毎に吸気
管及び気化器を同一側にかつ並列に備え、各吸気
管が弁をへて対応する気筒のクランク室に連通し
たクランク室圧縮式2気筒2サイクルエンジンに
於て、吸気管の役割を果たす程度に太くかつ途中
に絞りが存在しないバランスチユーブで、両吸気
管を接続したことを特徴とする2気筒2サイクル
エンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59010895A JPS60122264A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 2気筒2サイクルエンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59010895A JPS60122264A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 2気筒2サイクルエンジンの吸気装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52082191A Division JPS5825846B2 (ja) | 1977-07-08 | 1977-07-08 | 2気筒2サイクルエンジンの吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60122264A JPS60122264A (ja) | 1985-06-29 |
JPS637253B2 true JPS637253B2 (ja) | 1988-02-16 |
Family
ID=11763038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59010895A Granted JPS60122264A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 2気筒2サイクルエンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60122264A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004218646A (ja) * | 2004-03-22 | 2004-08-05 | Hitachi Ltd | 筒内噴射型内燃機関 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4892066A (en) * | 1987-11-19 | 1990-01-09 | Outboard Marine Corporation | Multi-cylinder two-stroke engine with reduced cost and complexity |
AU2009238281B1 (en) * | 2009-11-16 | 2010-10-28 | CITS Engineering Pty Limited | Improvements in two-stroke engines |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3505983A (en) * | 1966-10-05 | 1970-04-14 | Deutsche Vergaser Gmbh Co Kg | Multi-cylinder internal combustion engine |
JPS5947127A (ja) * | 1982-09-11 | 1984-03-16 | ドクタ−・テクノロジエ・エルンスト・リンジンガ−・ウント・コンパニ−・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | 炎切断された平らな工作物の、特に板金部分の稜のスラグを除去するための、かつまくれを除去するための方法と装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5250264Y2 (ja) * | 1973-12-10 | 1977-11-15 |
-
1984
- 1984-01-23 JP JP59010895A patent/JPS60122264A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3505983A (en) * | 1966-10-05 | 1970-04-14 | Deutsche Vergaser Gmbh Co Kg | Multi-cylinder internal combustion engine |
JPS5947127A (ja) * | 1982-09-11 | 1984-03-16 | ドクタ−・テクノロジエ・エルンスト・リンジンガ−・ウント・コンパニ−・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | 炎切断された平らな工作物の、特に板金部分の稜のスラグを除去するための、かつまくれを除去するための方法と装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004218646A (ja) * | 2004-03-22 | 2004-08-05 | Hitachi Ltd | 筒内噴射型内燃機関 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60122264A (ja) | 1985-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS638286B2 (ja) | ||
JPH02204625A (ja) | 2サイクルエンジン | |
US4167161A (en) | Directional auxiliary intake injection for internal combustion engine | |
JP2792308B2 (ja) | 筒内噴射型内燃機関 | |
JPS6038535B2 (ja) | 内燃機関 | |
US5251584A (en) | Two cycle engine | |
JPS6234927B2 (ja) | ||
JPS63263214A (ja) | 船外機用v型2サイクルエンジン | |
JPS637253B2 (ja) | ||
JPS6088810A (ja) | 内燃機関 | |
JPH0123650B2 (ja) | ||
JPS5825846B2 (ja) | 2気筒2サイクルエンジンの吸気装置 | |
JPS5813086Y2 (ja) | クランク室圧縮式2サイクルエンジン | |
JPS5851376Y2 (ja) | クランク室圧縮型2サイクルエンジンの掃気装置 | |
JPS5842578Y2 (ja) | 2サイクル内燃機関の給気装置 | |
JP3685907B2 (ja) | 2サイクル内燃機関の混合気供給通路構造 | |
JP2882913B2 (ja) | 4サイクルエンジン | |
JP2001355450A (ja) | 層状掃気2行程内燃機関 | |
JPS6259210B2 (ja) | ||
JPS59185820A (ja) | 層状掃気二サイクル内燃機関 | |
JPH0351888B2 (ja) | ||
JPS58187522A (ja) | 層状掃気2サイクル内燃機関 | |
JP2634466B2 (ja) | 4サイクル内燃機関 | |
JPS6220620A (ja) | 2サイクルエンジン | |
JPS6143525B2 (ja) |