JPS6369897A

JPS6369897A - プリント基板洗浄用洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPS6369897A
Application number: JP61215676A
Authority: JP
Inventors: 武司河野
Original assignee: Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Current assignee: DKS Co Ltd
Priority date: 1986-09-11
Filing date: 1986-09-11
Publication date: 1988-03-29
Also published as: JPH051840B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は硬質表面に付着する非水溶性高分子物質汚染等
からなる難洗浄性重質汚染物質の洗浄に有用な洗浄剤組
成物を提供するものである。

金属に対して防錆または防蝕性の抑制や、その加工時に
潤滑性を与えるため、多くの高分子物質が利用されてい
る。例えば鋼板のプレス加工性及び素材の防錆目的に、
またプリント基盤エツチング時に保護塗膜目的にアクリ
ル系を主体とする高分子物質が利用されている。

これら高分子物質は、その工程では強度の物理的および
化学的特性と、その目的効果を発揮しなければならず、
自然、その除去には多大な温度、時間的配慮を要した。

これら高分子汚染物質の洗浄には大別しアルカリ水溶液
型では古くは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ
酸ナトリウム等アルカリのみで洗浄や、それ等アルカリ
とキレート剤界面活性剤を配合したアルカリ洗浄剤での
対応が主であった。

一方、溶剤型はベースとなる、例えば、メチレンクロラ
イドのような塩素溶剤にパラフィン、フェノール等の溶
剤蒸発抑制剤、界面活性剤等で構成し酸型は有機酸、ア
ルカリ型はアミンを促進剤として使用したタイプが利用
されている。

しかし、アルカリ水溶液型、溶剤型、いずれも洗浄時間
を比較的長時間費やし、かつアルカリ水溶液型において
は９０″Ｃレベル以上の洗浄温度を要し、それ等条件を
満たしても充分な効果を発揮するに至らなかった。

本発明者は、これらの問題点を解消すべく鋭意研究の結
果、本発明に到達したものである。即ち、本発明は ■モノエタノールアミン、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキ
シルアミン、および炭素数６〜１８のアルキルアミンか
ら選らばれたアミン類の１種以上５〜９５重量部、好ま
しくは２０〜９０重量部、 ■エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルおよび、ベンジルアルコールから選らばれた高沸
点溶剤類の１種以上０．２〜５０重量部、好ましくは２
〜２０重量部、■被洗浄液溶媒溶解界面活性剤の１種以
上０．１〜８０重量部、好ましくは０．５〜１０重量部
から構成されることを特徴とする洗浄剤組成物を提供す
るものである。

なお、被洗浄液溶媒溶解界面活性剤としてはアルカリ水
溶液型で洗浄を実施する場合は、非イオン界面活性剤、
アニオン界面活性剤、両性界面活性剤が効果的であり、
溶剤型で洗浄を実施する場合、非イオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤が当該溶媒溶解性からして有効である
。

また、アルカリ水溶液型洗浄に、さらに水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムを併用しても何等さしつかえない。

　溶剤型洗浄には、一般にトリクロルエチレン、１，１
．１〜トリクロルエタンが代表的である。

非水溶性高分子物質汚染等からなる難洗浄性重質物質の
洗浄において、洗浄剤ベースとなるのは、０群のアミン
類で、アミン類の構成は５〜９５重量部、好ましくは２
０〜９０重量部であり、５重量部未満では被洗浄物質の
洗浄が発揮されず、また９５重量部を越えると他成分と
のバランスで効果は低下する。

また、０群の高沸点溶剤類は、０．２〜５０重量部、好
ましくは２〜２０重量部あり、０．２重量部未満では被
洗浄物質の洗浄が発揮されず、５０重量部を越えると他
成分とのバランスで効果は低下する。

０群の界面活性剤はアルカリ水溶液型と溶剤型で界面活
性剤の使用イオン性が異なる場合があるが、その構成は
０．１〜８０重量部、好ましくは０．５〜１０重量部で
あり、０．１重量部未満では低温洗浄性および、洗浄時
間の短縮の効果を発揮できない。また８０重量部を越え
ると他成分とのバランス的関係で効果が軽減され、さら
には経済的に好ましくない。

アミン類１種以上を５〜９５重量部、好ましくは２０〜
９０重量部、高沸点溶剤類１種以上を０．２〜５０重量
部、好ましくは２〜２０重量部、界面活性剤類の１種以
上を０．１〜８０重量部、好ましくは０．５〜１０重量
部で構成される洗浄剤を、アルカリ水溶液型洗浄におい
ては、水溶媒で水酸化ナトリウム、水酸化カリウムを併
用することもでき、溶剤型洗浄においては、トリクロル
エチレン、１，１．１−１リクロルエタン等の塩素系溶
媒で洗浄を行なうことができる。

一般に、鉱物油、動植物油汚染はもとより、非水溶性高
分子物質汚染等の無洗浄性重質汚染物質の実用的な洗浄
がなされ、洗浄時間の短縮、洗浄温度の低下をはかるこ
とができる。

アミン類は非水溶性高分子物質汚染等の無洗浄性重質汚
染物質の洗浄剤であり、汚染物質の膨潤変性作用を有し
、汚染物質の剥離洗浄を発現する。

一方、高沸点溶剤類は、膨潤、変性作用促進効果を発揮
し、アミン類、高沸点溶剤類の相剰効果で、洗浄性が発
揮される。

次に、界面活性剤はアミン類、高澗点溶剤類の効果に対
して洗浄時間の短縮、低温洗浄性に作用効果を発揮する
。

本発明洗浄剤は、主として非水溶性高分子物質汚染等の
難洗浄性の重質汚染物質の洗浄に効果的であり、■高い
洗浄性の確保、■洗浄時間の短縮、■低温洗浄性の発揮
等の本願発明の特有の効果を発揮する。

次に本願発明を実施例により具体的に説明する。

実施例第１表に示した配合組成からなる洗浄剤組成物を下記の
各試験に供し、それぞれの結果を第２〜第５表に示した
。

■アルカリ水溶液型浸漬洗浄テスト被洗浄板：フェニルグリシジルエーテルアクリレ−）［
ＵＶキュア型〕樹脂付着鋼板洗浄剤濃度：有効成分４０％水溶液洗浄時間：　［静置浸漬］１０分間洗浄温度＝７５℃および９０℃ ■アルカリ水溶液型スプレ、−洗浄テスト被洗浄板ニア
クリル酸エチル、スチレン系［水分散型］樹脂付着鋼板洗浄剤濃度：有効成分４％水溶液洗浄時間：　［スプレー圧３ｋｇ／ｃｍ２］３分および
６分洗浄温度＝６５°Ｃ ■溶剤型［＋＝リクロルエチレン］浸漬洗浄テスト被洗
浄板二フェニルグリシジルエーテルアクリレート［ＵＶ
キュア型］樹脂付着鋼板洗浄剤濃度：５％／トリクロロエチレン洗浄時間：　［
静置浸漬１１５分間洗洗浄度＝３０℃および４５℃ ■溶剤型［メチレンクロライド］超音波洗浄テスト被洗浄板ニアクリル酸エチル、スチレン系［水分散型］
ｖＡ脂付着ガラス板洗浄剤濃度：３％／メチレンクロライド洗浄時間：　［
超音波洗浄２８ＫＨ２］　１分および５分洗浄温度：３０’Ｃ！テスト■の結果から明らかな通り、本発明洗浄剤［１］
に対して比較洗浄剤［１］は０群がなく全般に洗浄レベ
ルが低い。比較洗浄剤［２］は０群が本発明の範囲外の
ため特に温度の低い条件で効果が劣った。

テスト■の結果から本発明洗浄剤［２］に対して比較洗
浄剤［３］は０群が本発明の範囲外のため特に、短時間
洗浄条件で効果が劣った。

比較洗浄剤［４］は０群が無く全般に洗浄レベルが低か
った。

テスト■の結果から本発明洗浄剤［３］に対して比較洗
浄剤［５］は０群が無く特に低温洗浄レベルが低く、比
較洗浄剤［６］は０群が無く効果が劣った。

Claims

【特許請求の範囲】（ａ）モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン、および炭素数６〜１８のアルキルアミ
ンから選らばれたアミン類の１種以上５〜９５重量部、
好ましくは２０〜９０重量部、（ｂ）エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテルおよび、ベンジルアルコールから選らばれた
高沸点溶剤類の１種以上０．２〜５０重量部、好ましく
は２〜２０重量部、（ｃ）被洗浄液溶媒溶解界面活性剤
の１種以上０．１〜８０重量部、好ましくは０．５〜１
０重量部から構成されることを特徴とする洗浄剤組成物
。