JPS6368278A - 積層鋼板の接合方法 - Google Patents
積層鋼板の接合方法Info
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- JPS6368278A JPS6368278A JP21308686A JP21308686A JPS6368278A JP S6368278 A JPS6368278 A JP S6368278A JP 21308686 A JP21308686 A JP 21308686A JP 21308686 A JP21308686 A JP 21308686A JP S6368278 A JPS6368278 A JP S6368278A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K11/00—Resistance welding; Severing by resistance heating
- B23K11/16—Resistance welding; Severing by resistance heating taking account of the properties of the material to be welded
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、二枚の表皮鋼板の間に樹脂層を挟んで積層し
た積層鋼板の接合方法に関し、特に抵抗溶接により接合
する積層鋼板の接合方法に係わる。
た積層鋼板の接合方法に関し、特に抵抗溶接により接合
する積層鋼板の接合方法に係わる。
近年、自動車においては、車両の振動を抑え、騒音を低
減する、あるいは、車両重量を下げることを目的として
、二枚の表皮鋼板の間に樹脂層を挟んで積層した積層鋼
板が、使われるようになって来ている。
減する、あるいは、車両重量を下げることを目的として
、二枚の表皮鋼板の間に樹脂層を挟んで積層した積層鋼
板が、使われるようになって来ている。
この積層調板は、二枚の表皮鋼板の間に絶縁体である樹
脂層が介在しているので、そのままでは、自動車の生産
において最も生産体の高い抵抗溶接による接合が、行え
ない。
脂層が介在しているので、そのままでは、自動車の生産
において最も生産体の高い抵抗溶接による接合が、行え
ない。
この積層鋼板を抵抗溶接により接合するには、何らかの
方法で、接合部位の樹脂層を排除して、表・裏の表皮鋼
板の電気的導通をとる必要がある。
方法で、接合部位の樹脂層を排除して、表・裏の表皮鋼
板の電気的導通をとる必要がある。
その方法として、特開昭60−68180号公報に開示
されているように、溶接電極に加熱用のヒータを取りつ
けて、このヒータにより、予め、接合部位を加熱して、
この接合部位の樹脂層を溶かし、溶接電極の加圧力によ
り、この溶けた樹脂層を排除して、接合部位の表・裏の
表皮鋼板の導通をとる方法がある。
されているように、溶接電極に加熱用のヒータを取りつ
けて、このヒータにより、予め、接合部位を加熱して、
この接合部位の樹脂層を溶かし、溶接電極の加圧力によ
り、この溶けた樹脂層を排除して、接合部位の表・裏の
表皮鋼板の導通をとる方法がある。
そして、表・裏の表皮鋼板の導通がとれた段階で、上下
の溶接電極に通電することにより、通常の抵抗溶接を行
う。
の溶接電極に通電することにより、通常の抵抗溶接を行
う。
さらに、特開昭57−51452号公報に開示されてい
るように、積層鋼板の接合部位に、機械加工、塑性加工
、折り曲げ加工等を施して、予め接合部位の両表皮鋼板
間の電気的導通をとった後、通常の抵抗溶接を行う方法
がある。
るように、積層鋼板の接合部位に、機械加工、塑性加工
、折り曲げ加工等を施して、予め接合部位の両表皮鋼板
間の電気的導通をとった後、通常の抵抗溶接を行う方法
がある。
この他に、本出願人が考案して出願した抵抗溶接による
接合方法として、溶接電極を2分割して、間に絶縁体を
挟んで互いに電気的に絶縁し、この2分割された溶接電
極間で通電して、表皮鋼板自身に発生するジュール熱に
より、その部位の樹脂層を溶かして排除した後、前記2
分割された溶接電極を電気的に接続して、この溶接電極
と積層鋼板の他の側の溶接電極との間で通電して、接合
する方法(実願昭59−197098号)、あるいは、
溶接電極に鋼板間を短絡する補助電極を設けて、溶接の
ための通電初期に、この補助電極を介して積層鋼板の表
皮鋼板自身に流れる電流により、表皮鋼板自身を発熱さ
せ、この表皮鋼板自身の発熱により、その部位の樹脂層
を溶かして排除して、両表皮鋼板間の導通がとれた後は
、通常の抵抗溶接が行われる接合方法(実願昭59−1
93953号)がある。
接合方法として、溶接電極を2分割して、間に絶縁体を
挟んで互いに電気的に絶縁し、この2分割された溶接電
極間で通電して、表皮鋼板自身に発生するジュール熱に
より、その部位の樹脂層を溶かして排除した後、前記2
分割された溶接電極を電気的に接続して、この溶接電極
と積層鋼板の他の側の溶接電極との間で通電して、接合
する方法(実願昭59−197098号)、あるいは、
溶接電極に鋼板間を短絡する補助電極を設けて、溶接の
ための通電初期に、この補助電極を介して積層鋼板の表
皮鋼板自身に流れる電流により、表皮鋼板自身を発熱さ
せ、この表皮鋼板自身の発熱により、その部位の樹脂層
を溶かして排除して、両表皮鋼板間の導通がとれた後は
、通常の抵抗溶接が行われる接合方法(実願昭59−1
93953号)がある。
しかし、前記従来の抵抗溶接による接合方法の内、特開
昭60−68180号公報に開示されている°ように、
溶接電極に加熱用のヒータを取りつけて、このヒータの
熱により、両表皮鋼板間の導通をとる方法は、溶接電極
に直接ヒータを取りつけるため、溶接電極、あるいは、
溶接ガンの構造が大きくなり、また、このヒータは全て
の溶接電極に取りつける必要があって、費用が高くつく
、及び、溶接電極の保守管理が複雑になると云う問題が
ある。
昭60−68180号公報に開示されている°ように、
溶接電極に加熱用のヒータを取りつけて、このヒータの
熱により、両表皮鋼板間の導通をとる方法は、溶接電極
に直接ヒータを取りつけるため、溶接電極、あるいは、
溶接ガンの構造が大きくなり、また、このヒータは全て
の溶接電極に取りつける必要があって、費用が高くつく
、及び、溶接電極の保守管理が複雑になると云う問題が
ある。
そして、自動車のボデーに、この接合方法を適用する場
合、ヒータとして大容量のものが必要となり、コスト高
となる。
合、ヒータとして大容量のものが必要となり、コスト高
となる。
また、前記従来の抵抗溶接による接合方法の内、特開昭
57−51452号公報に開示されているように、積層
鋼板の接合部位に、予め、加工を施して、両表皮鋼板間
の導通をとる方法は、接合すべき部品の形状、及び、接
合部位に応じて、導通をとるための加工装置が設定され
ているため、接合すべき部品の形状、及び、接合部位の
変更に容易に対応出来ないと云う問題がある。
57−51452号公報に開示されているように、積層
鋼板の接合部位に、予め、加工を施して、両表皮鋼板間
の導通をとる方法は、接合すべき部品の形状、及び、接
合部位に応じて、導通をとるための加工装置が設定され
ているため、接合すべき部品の形状、及び、接合部位の
変更に容易に対応出来ないと云う問題がある。
さらに、前記従来の抵抗溶接による接合方法の内、本出
願人が考案した分割した溶接電極で通電して、表皮鋼板
自身の発熱により、この表皮鋼板間の導通をとる方法(
実願昭59−197098号)は、前記特開昭60−6
8180号公報に開示された接合方法と同じように、全
ての溶接電極に、そのための細工が必要であり、費用が
高くつく、及び、溶接電極の保守管理が複雑になると云
う問題がある。
願人が考案した分割した溶接電極で通電して、表皮鋼板
自身の発熱により、この表皮鋼板間の導通をとる方法(
実願昭59−197098号)は、前記特開昭60−6
8180号公報に開示された接合方法と同じように、全
ての溶接電極に、そのための細工が必要であり、費用が
高くつく、及び、溶接電極の保守管理が複雑になると云
う問題がある。
また、前記従来の抵抗溶接による接合方法の内、本出願
人が考案した溶接電極に短絡用の補助電極を設けて、導
通をとる方法(実願昭59−193953号〉は、短絡
用のケーブルを長く出来ないため、溶接ガンのふところ
寸法の短くて済むフランジ部にしか溶接が適用できない
と云う問題がある。
人が考案した溶接電極に短絡用の補助電極を設けて、導
通をとる方法(実願昭59−193953号〉は、短絡
用のケーブルを長く出来ないため、溶接ガンのふところ
寸法の短くて済むフランジ部にしか溶接が適用できない
と云う問題がある。
したがって、本発明の目的は、積層鋼板の抵抗溶接方法
において、簡単な装置で、接合部位の制約を受けずに、
抵抗溶接が行えるようにすることにある。
において、簡単な装置で、接合部位の制約を受けずに、
抵抗溶接が行えるようにすることにある。
そこで、本発明は、摩擦発熱手段によって、表皮鋼板間
の樹脂層を排除した後、通常の抵抗溶接により、接合す
ることを特徴とする。
の樹脂層を排除した後、通常の抵抗溶接により、接合す
ることを特徴とする。
具体的には、二枚の表皮鋼板の間に樹脂層を挟んで積層
してなる積層鋼板どうし、又は該積層鋼板と普通鋼板と
を重ね合わせて溶接電極で加圧通電して接合する抵抗溶
接による積層鋼板の接合方法であって、摩擦発熱手段で
積層鋼板の接合部位を押圧し、この摩擦発熱手段の先端
を前記積層鋼板の表皮鋼板に対して相対移動させ、この
積層鋼板の表皮鋼板に摩擦熱を生じさせ、この表皮鋼板
での摩擦熱により表皮鋼板間の樹脂層を溶融排除してこ
の表皮鋼板間の電気的導通をとった後、溶接電極で積層
鋼板の電気的導通がとれた部位を加圧して通電すること
を特徴とする。
してなる積層鋼板どうし、又は該積層鋼板と普通鋼板と
を重ね合わせて溶接電極で加圧通電して接合する抵抗溶
接による積層鋼板の接合方法であって、摩擦発熱手段で
積層鋼板の接合部位を押圧し、この摩擦発熱手段の先端
を前記積層鋼板の表皮鋼板に対して相対移動させ、この
積層鋼板の表皮鋼板に摩擦熱を生じさせ、この表皮鋼板
での摩擦熱により表皮鋼板間の樹脂層を溶融排除してこ
の表皮鋼板間の電気的導通をとった後、溶接電極で積層
鋼板の電気的導通がとれた部位を加圧して通電すること
を特徴とする。
かかる本発明の構成によれば、摩擦発熱手段により積層
鋼板の表皮鋼板に摩擦熱を生じさせ、この表皮鋼板での
摩擦熱により表皮鋼板間の樹脂層を溶融排除して、この
表皮鋼板間の電気的導通をとるようにしているので、構
成が筒車であり、接合部位の制約を受けることが無い。
鋼板の表皮鋼板に摩擦熱を生じさせ、この表皮鋼板での
摩擦熱により表皮鋼板間の樹脂層を溶融排除して、この
表皮鋼板間の電気的導通をとるようにしているので、構
成が筒車であり、接合部位の制約を受けることが無い。
次に、本発明の第一、及び、第二の実施例に係わる積層
鋼板の接合方法を、図面を参照しながら説明する。
鋼板の接合方法を、図面を参照しながら説明する。
(第一の実施例)
第1図は第一の実施例に係わる積層鋼板の接合方法を行
うための溶接装置の正面図を示し、第2図は第1図の接
合部位周りの拡大図でありエアーサンダーで加圧した状
態を示し、第3図は第1図の接合部位周りの拡大図であ
りエアーサンダーにより積層鋼板の表皮調板間の導通を
とった状態を示し、第4図は第1図の接合部位周りの拡
大図であり溶接された状態を示す。
うための溶接装置の正面図を示し、第2図は第1図の接
合部位周りの拡大図でありエアーサンダーで加圧した状
態を示し、第3図は第1図の接合部位周りの拡大図であ
りエアーサンダーにより積層鋼板の表皮調板間の導通を
とった状態を示し、第4図は第1図の接合部位周りの拡
大図であり溶接された状態を示す。
本実施例は、積層鋼板と晋通泪板とを抵抗溶接の代表的
なものであるスポット溶接により接合する方法である。
なものであるスポット溶接により接合する方法である。
第1図において、符号1は被溶接物の一方である積層鋼
板であり、二枚の表皮鋼板IA、ICの間に、樹脂層I
Bを挟んで積層している。
板であり、二枚の表皮鋼板IA、ICの間に、樹脂層I
Bを挟んで積層している。
符号2は、この積層鋼板1に接合する普1111鋼板で
ある。
ある。
符号3は、摩擦発熱手段であるエアーサンダーであり、
加圧エアにより高回転で回転する回転軸3人の先端に、
耐摩耗性、耐熱性に優れた接触子3Bを固定している。
加圧エアにより高回転で回転する回転軸3人の先端に、
耐摩耗性、耐熱性に優れた接触子3Bを固定している。
この接触子3Bは、前記積層鋼板1に押圧され、この積
層鋼板1との摩擦により高温にさらされるので、耐摩耗
性、耐熱性に優れた超硬鋼、または、セラミックス製で
、先端を、角張らずに滑らかな形状に加工しである。
層鋼板1との摩擦により高温にさらされるので、耐摩耗
性、耐熱性に優れた超硬鋼、または、セラミックス製で
、先端を、角張らずに滑らかな形状に加工しである。
符号4は、このエアーサンダー3を積層鋼板1へ押圧す
る加圧装置であり、溶接装置本体に固定された移動装置
5に支持されて、図中左右方向に移動する。
る加圧装置であり、溶接装置本体に固定された移動装置
5に支持されて、図中左右方向に移動する。
符号6Aは、溶接電極の一方である上部電極であり、溶
接ガン7の先端に取りつけられている。
接ガン7の先端に取りつけられている。
この溶接ガン7は、前記エアーサンダー3用の加圧装置
4とともに、溶接装置本体に固定された移動装置5に支
持されて、図中左右方向に移動する。
4とともに、溶接装置本体に固定された移動装置5に支
持されて、図中左右方向に移動する。
符号6Bは、溶接電極の他方である下部電極であり、溶
接装置本体の下部ベースに固定されている。
接装置本体の下部ベースに固定されている。
符号8は、溶接電源トランスであり、その出力は、前記
上部電極6A、及び、下部電極6Bに接続されている。
上部電極6A、及び、下部電極6Bに接続されている。
符号9は、この溶接電源トランス8を介して、前記上部
電極6A、及び、下部電極6Bへ、溶接電流を供給する
溶接電源である。
電極6A、及び、下部電極6Bへ、溶接電流を供給する
溶接電源である。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例に係わる積層鋼板の接合方法は、以下のように
して行う。
して行う。
スポット溶接装置にセットされた被溶接部材である積層
鋼板1と普通調板2に対して、まず、その接合部位に、
エアーサンダー3を位置させ、その位置で、このエアー
サンダー3用の加圧装置4を作動させて、このエアーサ
ンダー3の先端の接触子3Bを、前記積層鋼板1の表皮
鋼板IAに押しつける。
鋼板1と普通調板2に対して、まず、その接合部位に、
エアーサンダー3を位置させ、その位置で、このエアー
サンダー3用の加圧装置4を作動させて、このエアーサ
ンダー3の先端の接触子3Bを、前記積層鋼板1の表皮
鋼板IAに押しつける。
次に、このエアーサンダー3に加圧エアを供給して、そ
の先端の接触子3Bを、高速で所定時間回転させて、積
層鋼板1の表皮鋼板IAとの接触面に摩擦熱を発生させ
る。
の先端の接触子3Bを、高速で所定時間回転させて、積
層鋼板1の表皮鋼板IAとの接触面に摩擦熱を発生させ
る。
この時の摩擦熱により、この部位の樹脂層IBが溶けて
、エアーサンダー3の先端の接触子3Bに押されて、周
囲に押し出され、第3図に示すように、この部位の表皮
鋼板IAが凹んで、上下の両表皮鋼板IA、ICが電気
的に導通する。
、エアーサンダー3の先端の接触子3Bに押されて、周
囲に押し出され、第3図に示すように、この部位の表皮
鋼板IAが凹んで、上下の両表皮鋼板IA、ICが電気
的に導通する。
前記所定時間経過後、エアーサンダー3用の加圧装置4
を作動させて、このエアーサンダー3を上昇させ、その
後、移動装置5を作動させて、上部電極6Aを、第1図
において左方向に動かして、前記接合部位の真上まで移
動させる。
を作動させて、このエアーサンダー3を上昇させ、その
後、移動装置5を作動させて、上部電極6Aを、第1図
において左方向に動かして、前記接合部位の真上まで移
動させる。
この上部電極6Aが、前記接合部位の真上まで移動した
後、溶接ガン7により、その先端の上部電極6Aを下降
させて、もう一方の溶接電極である下部電極6Bとで、
積層鋼板1と普通鋼板2とを加圧する。
後、溶接ガン7により、その先端の上部電極6Aを下降
させて、もう一方の溶接電極である下部電極6Bとで、
積層鋼板1と普通鋼板2とを加圧する。
そして、溶接電源9より溶接電源トランス8を介して、
前記上部電極6Aと下部電極6B間に通電して溶接する
。
前記上部電極6Aと下部電極6B間に通電して溶接する
。
そうすると、第4図に示すように、積N綱板1と普通鋼
板2とに、良好なナゲツト10が形成され、その結果、
安定した溶接品質が確保出来る。
板2とに、良好なナゲツト10が形成され、その結果、
安定した溶接品質が確保出来る。
積層鋼板lとして、板厚0.27n+のSPBブリキ原
板製の表皮鋼板IA、ICの間に、厚さ0・261層の
ポリプロピレン樹脂を挟み込んだもの、及び、板厚0.
5mの5US430製の表皮鋼板IA、ICの間に、厚
さ0・5鶴のポリプロピレン樹脂を挟み込んだものを使
って、先端径5■、超硬鋼製の接触子3Bを、前記櫃層
fi仮1に、20〜30kgfの加圧力で押しつけて、
回転させた結果、3〜5秒で、容易に表皮綱板IA、I
Cの間の電気的導通が得られた。
板製の表皮鋼板IA、ICの間に、厚さ0・261層の
ポリプロピレン樹脂を挟み込んだもの、及び、板厚0.
5mの5US430製の表皮鋼板IA、ICの間に、厚
さ0・5鶴のポリプロピレン樹脂を挟み込んだものを使
って、先端径5■、超硬鋼製の接触子3Bを、前記櫃層
fi仮1に、20〜30kgfの加圧力で押しつけて、
回転させた結果、3〜5秒で、容易に表皮綱板IA、I
Cの間の電気的導通が得られた。
本実施例では、エアーサンダー3と溶接電極の一方であ
る上部電極6Aとを一組にしてセントし、同一の工程で
、積層鋼キ反10表皮′BI板IA、ICの導通とその
後の溶接を行うようにしたが、前記エアーサンダー3を
、溶接電極の一方である上部電極6Aとは切り離して、
別のロボット等に取りつけて、溶接工程の前工程で一括
して複数の接合部位の導通をとるようにすれば、さらに
、生産性を向上することが出来る。
る上部電極6Aとを一組にしてセントし、同一の工程で
、積層鋼キ反10表皮′BI板IA、ICの導通とその
後の溶接を行うようにしたが、前記エアーサンダー3を
、溶接電極の一方である上部電極6Aとは切り離して、
別のロボット等に取りつけて、溶接工程の前工程で一括
して複数の接合部位の導通をとるようにすれば、さらに
、生産性を向上することが出来る。
(第二の実施例)
次に、本発明の第二の実施例に係わる積層鋼板の接合方
法について説明する。
法について説明する。
本実施例は、被溶接部材として、積層鋼板同士を、抵抗
スポット溶接により接合する方法である。
スポット溶接により接合する方法である。
ここで、第5図は本実施例に係わる積NP4板の接合方
法を行うための溶接装置の正面図を示し、第6図は第5
図の接合部位周りの拡大図でありエアーサンダーで加圧
した状態を示し、第7図は第5図の接合部位周りの拡大
図でありエアーサンダーにより積層鋼板の表皮鋼板間の
導通をとった状態を示し、第8図は第5図の接合部位周
りの拡大図であり溶接された状態を示す。
法を行うための溶接装置の正面図を示し、第6図は第5
図の接合部位周りの拡大図でありエアーサンダーで加圧
した状態を示し、第7図は第5図の接合部位周りの拡大
図でありエアーサンダーにより積層鋼板の表皮鋼板間の
導通をとった状態を示し、第8図は第5図の接合部位周
りの拡大図であり溶接された状態を示す。
第5図において、第1図に記載の符号と同一の符号のも
のは、同一の部材を示す。
のは、同一の部材を示す。
第5図において、符号2は被溶接部材の他方である積層
鋼板であり、前記積層鋼板1と同じように、二枚の表皮
鋼板2A、2Cの間に、樹脂層2Bを挟んで積層してい
る。
鋼板であり、前記積層鋼板1と同じように、二枚の表皮
鋼板2A、2Cの間に、樹脂層2Bを挟んで積層してい
る。
符号4は、前記エアーサンダー3と同じように、回転軸
4Aの先端に接触子4Bを固定している。
4Aの先端に接触子4Bを固定している。
この接触子4Bも、前記接触子3Bと同じように、超硬
E!、または、セラミックス製で、先端を角張らずに滑
らかな形状に加工している。
E!、または、セラミックス製で、先端を角張らずに滑
らかな形状に加工している。
前記エアーサンダー3.4は、図示してないロボットに
支持されている。
支持されている。
符号6A、6Bは、溶接電極である上部電極、及び、下
部電極であり、これも、図示してない溶接ロボットに支
持されている。
部電極であり、これも、図示してない溶接ロボットに支
持されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例に係わる積層鋼板どうしの接合は、以下のよう
にして行う。
にして行う。
スポット溶接装置にセットされた積層鋼板2.3に対し
て、第6図に示すように、まず、接合部位にエアーサン
ダー3.4を移動させ、その位置で接合部位をこのエア
ーサンダー3.4で加圧して、その先端の接触子3B、
4Bを高速で所定時間回転させる。
て、第6図に示すように、まず、接合部位にエアーサン
ダー3.4を移動させ、その位置で接合部位をこのエア
ーサンダー3.4で加圧して、その先端の接触子3B、
4Bを高速で所定時間回転させる。
この時に、積層鋼板1の表皮鋼板IA、及び、積層鋼板
2の表皮鋼板2Cとの接触面に発生ずる摩擦熱により、
この部位の樹脂層IB、及び、2Bが溶けて押し出され
て、第7図に示すように、この部位の表皮綱板IA、及
び、2cが凹んで、それぞれの上下の表皮鋼板IA、1
c、及び、2A、2Cが電気的に導通する。
2の表皮鋼板2Cとの接触面に発生ずる摩擦熱により、
この部位の樹脂層IB、及び、2Bが溶けて押し出され
て、第7図に示すように、この部位の表皮綱板IA、及
び、2cが凹んで、それぞれの上下の表皮鋼板IA、1
c、及び、2A、2Cが電気的に導通する。
この後、エアーサンダー3.4を、積層鋼板1、2より
離脱させて、前記接合部位に、溶接電極である上部電極
6A、及び、下部電極6Bを移動させて積層鋼板1.2
を加圧する。
離脱させて、前記接合部位に、溶接電極である上部電極
6A、及び、下部電極6Bを移動させて積層鋼板1.2
を加圧する。
そして、溶接電源9より溶接電源トランス8を介して、
前記上部電極6Aと下部電極6B間に通電して溶接する
。
前記上部電極6Aと下部電極6B間に通電して溶接する
。
そうすると、第8図に示すように、積N綱板1.2に、
良好なナゲツト10が形成され、その結果、安定した溶
接品質が確保出来る。
良好なナゲツト10が形成され、その結果、安定した溶
接品質が確保出来る。
本実施例では、抵抗スポット溶接による接合方法につい
て説明したが、溶接線倣い装置に、エアーサンダー3.
4を取りつけて、このエアーサンダー3.4で先行して
接合部位の導通をとりながら、抵抗シーム溶接を行うこ
とも可能である。
て説明したが、溶接線倣い装置に、エアーサンダー3.
4を取りつけて、このエアーサンダー3.4で先行して
接合部位の導通をとりながら、抵抗シーム溶接を行うこ
とも可能である。
以上、述べたように、かかる本発明によれば、摩擦発熱
手段と云う機械的な手段により、積層鋼板の表皮調板間
の導通をとるようにしているので、積層鋼板の表皮鋼板
間の導通をとるための装置が簡単になると云う優れた効
果を奏する。
手段と云う機械的な手段により、積層鋼板の表皮調板間
の導通をとるようにしているので、積層鋼板の表皮鋼板
間の導通をとるための装置が簡単になると云う優れた効
果を奏する。
また、摩擦発熱手段と云う機械的な手段により、積層鋼
板の表皮鋼板間の導通をとるようにしているので、従来
の通電による積層鋼板の表皮口板自身の発熱を利用する
方法の場合のように短絡径路の分流による影響がないの
で、安定した溶接品質が得られると云う優れた効果を奏
する。
板の表皮鋼板間の導通をとるようにしているので、従来
の通電による積層鋼板の表皮口板自身の発熱を利用する
方法の場合のように短絡径路の分流による影響がないの
で、安定した溶接品質が得られると云う優れた効果を奏
する。
さらに、従来の通電による積層柵板の表皮鋼板自身の発
熱を利用する方法の場合のように、上下の表皮鋼板の短
絡用の短絡線が必要無いので、接合部位の制約を受けず
に済むと云う優れた効果を奏する。
熱を利用する方法の場合のように、上下の表皮鋼板の短
絡用の短絡線が必要無いので、接合部位の制約を受けず
に済むと云う優れた効果を奏する。
第1図は第一の実施例に係わる積層鋼板の接合方法を行
うための溶接装置の正面図を示し、第2図は第1図の接
合部位周りの拡大図でありエアーサンダーで加圧した状
態を示し、第3図は第1図の接合部位周りの拡大図であ
りエアーサンダーにより積層鋼板の表皮鋼板間の導通を
とった状態を示し、第4図は第1図の接合部位周りの拡
大図であり溶接された状態を示し、第5図は第二の実施
例に係わる積層鋼板の接合方法を行うための溶接装置の
正面図を示し、第6図は第5図の接合部位周りの拡大図
でありエアーサンダーで加圧した状態を示し、第7図は
第5図の接合部位周りの拡大図でありエアーサンダーに
より積層鋼板の表皮鋼板間の導通をとった状態を示し、
第8図は第5図の接合部位周りの拡大図であり溶接され
た状態を示す。 1 ・・・・積層鋼板 IA、IC・・・・表皮銅板 1B・・・・樹脂層
うための溶接装置の正面図を示し、第2図は第1図の接
合部位周りの拡大図でありエアーサンダーで加圧した状
態を示し、第3図は第1図の接合部位周りの拡大図であ
りエアーサンダーにより積層鋼板の表皮鋼板間の導通を
とった状態を示し、第4図は第1図の接合部位周りの拡
大図であり溶接された状態を示し、第5図は第二の実施
例に係わる積層鋼板の接合方法を行うための溶接装置の
正面図を示し、第6図は第5図の接合部位周りの拡大図
でありエアーサンダーで加圧した状態を示し、第7図は
第5図の接合部位周りの拡大図でありエアーサンダーに
より積層鋼板の表皮鋼板間の導通をとった状態を示し、
第8図は第5図の接合部位周りの拡大図であり溶接され
た状態を示す。 1 ・・・・積層鋼板 IA、IC・・・・表皮銅板 1B・・・・樹脂層
Claims (1)
- (1)二枚の表皮鋼板の間に樹脂層を挟んで積層してな
る積層鋼板どうし、または該積層鋼板と普通鋼板とを重
ね合わせて抵抗溶接により接合する積層鋼板の接合方法
であって、摩擦発熱手段で積層鋼板の接合部位を押圧し
、該摩擦発熱手段の先端を前記積層鋼板の表皮鋼板に対
して相対移動させ、該積層鋼板の表皮鋼板に摩擦熱を生
じさせ、この表皮鋼板での摩擦熱により表皮鋼板間の樹
脂層を溶融排除してこの表皮鋼板間の電気的導通をとっ
た後、溶接電極で積層鋼板の電気的導通がとれた部位を
加圧して通電することを特徴とする積層鋼板の接合方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21308686A JPS6368278A (ja) | 1986-09-10 | 1986-09-10 | 積層鋼板の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21308686A JPS6368278A (ja) | 1986-09-10 | 1986-09-10 | 積層鋼板の接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6368278A true JPS6368278A (ja) | 1988-03-28 |
Family
ID=16633322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21308686A Pending JPS6368278A (ja) | 1986-09-10 | 1986-09-10 | 積層鋼板の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6368278A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1882542A1 (en) * | 2006-07-25 | 2008-01-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Method and apparatus for bonding dissimilar metals materials using a seal material interposed therebetween ; Bonding structure formed by such method |
-
1986
- 1986-09-10 JP JP21308686A patent/JPS6368278A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1882542A1 (en) * | 2006-07-25 | 2008-01-30 | Nissan Motor Co., Ltd. | Method and apparatus for bonding dissimilar metals materials using a seal material interposed therebetween ; Bonding structure formed by such method |
KR100925580B1 (ko) * | 2006-07-25 | 2009-11-06 | 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 | 이종 금속의 접합 방법, 접합 구조 및 접합 장치 |
US8476549B2 (en) | 2006-07-25 | 2013-07-02 | Nissan Motor Co., Ltd. | Method for bonding a seal member and dissimilar materials made from metals |
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