JPS6367456B2 - - Google Patents

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JPS6367456B2
JPS6367456B2 JP3749283A JP3749283A JPS6367456B2 JP S6367456 B2 JPS6367456 B2 JP S6367456B2 JP 3749283 A JP3749283 A JP 3749283A JP 3749283 A JP3749283 A JP 3749283A JP S6367456 B2 JPS6367456 B2 JP S6367456B2
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JP
Japan
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transfer film
clamp
mold
transfer
movable
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Application number
JP3749283A
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English (en)
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JPS59164147A (ja
Inventor
Koji Oshitani
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP3749283A priority Critical patent/JPS59164147A/ja
Publication of JPS59164147A publication Critical patent/JPS59164147A/ja
Publication of JPS6367456B2 publication Critical patent/JPS6367456B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14008Inserting articles into the mould
    • B29C45/14016Intermittently feeding endless articles, e.g. transfer films, to the mould

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、転写成形装置に関するものである。
転写成形装置は、射出成形機の金型間にプラスチ
ツク製の転写用フイルムをはさみ込み、転写用フ
イルムに前もつて印刷してある図柄を成形と同時
に成形品に転写する装置である。
(ロ) 従来の技術 従来の転写成形装置として例えば第1及び2図
に示すようなものがある。この転写成形装置は、
固定盤11、タイバー12、可動盤13、固定盤
11に取り付けられた固定型14、可動盤13に
取り付けられた可動型15、可動盤13に取り付
けられたフイルム供給・位置決め装置16、射出
ノズル17等を有している。なお、固定型14は
3つのプレート14a,14b及び14cから成
つており、これらはピン18によつて案内されて
おり、ピン18の軸方向へ移動可能である。フイ
ルム供給・位置決め装置16は、モータ19によ
つて回転されるロール20a及びこれに押し付け
られたロール20bと、モータ21によつて回転
されるロール22a及びこれに押し付けられたロ
ール22bを有しており、これによつてコイル2
3から転写用フイルム24を順次送り出してい
く。転写用フイルム24の送り出し長さの制御
は、モータ19の動作時間をタイマーによつて制
御する方法、転写用フイルム24上のマークを光
学的センサーによつて読み取つて位置決めを行な
う方法(例えば、特開昭56−34458号公報参照)
等により行なわれる。第1図に示すように転写用
フイルム24の位置決めがされると、可動盤13
が第1図上で左から右へ移動する。転写用フイル
ム24は、最初に固定型14の凸部14a′に接触
し、次いで固定型14と可動型15との合わせ面
間にはさまれる。更に、可動盤13が前進するこ
とにより、固定型14の各プレート14a,14
b及び14cは互いに密着する。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 しかし、転写用フイルム24が固定型14のプ
レート14aに接触してから各プレート14a,
14b及び14cが完全に密着するまでの間は、
転写用フイルム24は固定型14と可動型15と
の間に強固にはさみ付けられているわけではな
く、プレート14aとピン18との間の摩擦力に
相当する力ではさみ付けられているにすぎない。
このため、可動盤13の移動に伴なう振動等によ
つて転写用フイルム24の位置ずれを発生するこ
とがあつた。また、プレート14aの凸部14
a′と可動型15の凹部15′との間に転写用フイ
ルム24がはさみ込まれるとき、転写用フイルム
24が変形し転写用フイルム24に張力を生じ
る。このため、ロール20a及び20b及びロー
ル22a,22b間で転写用フイルム24が移動
し、位置ずれを発生する可能性がある。従つて、
初期の段階でフイルム供給・位置決め装置16に
よつて転写用フイルム24の位置決めを正確に行
なつたとしても、型閉め動作の段階において転写
用フイルム24の位置ずれを生じてしまい、成形
品の所望の位置に正確に転写用フイルム24上の
図柄を転写することができなかつた。
なお、特開昭57−61541号公報(特に第4図)
には、転写用フイルムの長手方向(送り方向)へ
の固定は、転写用フイルムのコイルの巻取り装置
によつて行い、長手方向に直交する方向の固定
は、金型の合わせ面に設けた溝に固定バーを押し
付けることによつて行う成形転写方法が示されて
いる。しかし、これの場合にも、型閉じ時に転写
用フイルムの位置ずれを生ずる。すなわち、上述
のように、金型の凸部と凹部との間に転写用フイ
ルムがはさみ込まれるとき、転写用フイルムに大
きい張力が発生する。この張力は、フイルム巻取
り装置の制止力よりも大きいため、転写用フイル
ムが長手方向に位置ずれしてしまう。また、溝と
固定バーとによる転写用フイルムの固定も、固定
状態で転写用フイルムを送ることができる程度の
ものであり、型閉じの際に発生する力と比較して
拘束力は非常に小さく、転写用フイルムの位置ず
れの発生を抑制することはできない。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、従来の転写形成装置における上記の
ような問題点に着目してなされたものであり、転
写用フイルムが金型にはさみ込まれる前に金型と
の位置関係を固定するクランプ及びクランプ受け
を設けることにより、上記問題点を解消すること
を目的としている。すなわち、本発明は、固定型
36及び可動型40間に転写用フイルム71をは
さみ込み、射出成形と同時に転写用フイルム上の
図柄を成形品に転写する転写成形装置であつて、
各成形サイクル毎に転写用フイルムを固定型及び
可能型間に送つて位置決めするフイルム供給・位
置決め装置を有しており、フイルム供給・位置決
め装置は、転写用フイルムの幅方向へ移動可能な
フレーム60上に設けられた送給ロール72及び
引張ロール74と、転写用フイルム面上のマーク
を検出する長手方向位置センサー84からの信号
に基づいて作動が制御される送給ロール駆動装置
76と、転写用フイルム面上のマークを検出する
幅方向位置センサー83からの信号に基づいて作
動が制御されるフレーム駆動装置63と、を有し
ているものを対象としたものであり、固定盤側
(固定盤32又は固定型36)及び可動盤側(可
動盤34又は可動型40)の互いに対面する位置
にクランプ54及びクランプ受け49が設けられ
ており、クランプ及びクランプ受けは、それぞれ
互いに対面する側に転写用フイルムと平行な面を
有しており、クランプは軸方向に移動可能であり
かつ押圧装置(ばね55)によつてクランプ受け
側に押付力を作用可能であり、押圧装置の押付力
は転写用フイルムが固定型及び可動型の凸部3
6′及び凹部40′間にはさみ込まれる際に転写用
フイルムに発生する張力よりも大きく設定されて
おり、クランプ及びクランプ受けは、型閉じ動作
時に転写用フイルムが固定型及び可動型の凸部及
び凹部間にはさみ込まれるよりも前に転写用フイ
ルムをはさみ付け可能に構成されていることを特
徴としている。なお、かつこ内の符号は後述の実
施例の対応する部材を示す。
(ホ) 作 用 まず、フイルム供給・位置決め装置によつて、
転写用フイルムが長手方向及び幅方向に位置決め
される。次いで、型閉じ動作によつて転写用フイ
ルムが固定型及び可動型の凸部及び凹部間にはさ
み込まれる前に、クランプとクランプ受けとの間
に転写用フイルムがはさみ付けられ、押圧装置に
よつて転写用フイルムは強固に拘束されることに
なる。この状態で固定型及び可動型の凸部及び凹
部間に転写用フイルムがはさみ込まれても、転写
用フイルムの位置ずれが発生することはない。押
圧装置による拘束力が、転写用フイルムに発生す
る張力よりも大きいからである。これにより、図
柄が精密に位置合わせされた転写成形を行うこと
ができる。
(ヘ) 実施例 以下、本発明の実施例を添付図面の第3〜8図
に基づいて説明する。
第3及び4図に示すように、フレーム31上に
固定された固定盤32に取り付けられたタイバー
33によつて可動盤34が案内されている。可動
盤34はフレーム31上にローラー35によつて
移動可能に支持されている。固定盤32に固定型
36が取り付けられているが、固定型36はプレ
ート36a、プレート36b及びプレート36c
から構成されている。プレート36cは固定盤3
2に固定されているが、プレート36a及びプレ
ート36bは固定盤32に固定されたサポートピ
ン37によつて案内されており、サポートピン3
7の軸方向に移動可能である。ただし、プレート
36aとプレート36bとはリンク38によつて
連結されており、両者間の距離が所定以上にはな
らないようにしてある。また、プレート36bと
プレート36cとの間の距離も図示してない機構
により所定以上にはならないようにしてある。プ
レート36aはその合わせ面側に凸部36a′を有
している。この固定型36には射出ノズル39か
ら溶融樹脂を射出可能である。可動盤34には可
動型40が取付けられている。可動型40はプレ
ート36aの凸部36a′に対応した凹部40′を
有している。可動型40とプレート36aとはチ
エーン41によつて連結されており、型開き動作
が行なわれたときこのチエーン41によつてプレ
ート36aが引張られ、プレート36a、プレー
ト36b及びプレート36cが互いに引き離され
るようにしてある。可動型40には型閉め時にサ
ポートピン37を受け入れるための穴85が設け
られている。また、可動型40は型閉め時にプレ
ート36aのブツシユ42にはまり合うガイドピ
ン43を有している(第5図参照)。また、可動
型40には型閉め時にプレート36aを押すプレ
ート押圧装置44が設けられている。プレート押
圧装置44は、第5図に示すように、可動型40
のブツシユ45に案内された型押しピン46と、
型押しピン46に取り付けられたカラー47と、
型押しピン46に第5図中で右向きの力を作用す
るばね48とから構成されている。更に、可動型
40の上面及び下面にはそれぞれクランプ受け4
9が取り付けられている。クランプ受け49の端
面には、皮50が固着してある。このクランプ受
け49と対面するように、固定盤32にはクラン
プ54が設けられている。クランプ54はクラン
プ支え52のブツシユ53によつて案内されてお
り、またクランプ54はばね55(押圧装置)に
よつて第5図中で左方向に押されている。また、
クランプ54の第5図中で右端部にはボルト56
によつて取り付けられたストツパー57が設けら
れている。クランプ54の前端面には皮58が固
着されている。このクランプ54とクランプ受け
49とによつてフイルム固定装置51が構成され
る。可動盤34に対してフレーム60が水平方向
に移動可能に取り付けられている。すなわち、フ
レーム60は可動盤34に取り付けられた2本の
案内レール61に対して4個のガイド62によつ
て案内されている。ガイド62としては直動型ス
ライドベアリングを使用している。フレーム60
は第4図に示すモータ63(フレーム駆動装置)
によつて水平方向に移動させることができる。す
なわち、モータ63は、プーリ64、ベルト65
及びプーリ66によつてボールネジ67と連結さ
れており、このボールネジ67はフレーム60に
取り付けたナツト68とかみ合つている。従つ
て、モータ63を回転させることによりボールネ
ジ67が回転し、これによつてフレーム60が水
平方向に移動する。フレーム60には、コイル6
9を支持するローラ70、コイル69から巻き出
された転写用フイルム71を案内する送給ロール
72及び73及び引張ロール74及び75が設け
られている。送給ロール73はモータ76(送給
ロール駆動装置)によつて駆動される。また、引
張ロール75はモータ77によつて駆動される。
なお、引張ロール75とモータ77との間には、
ヒステリシスクラツチ78が設けられている。こ
のヒステリシスクラツチ78は電気的スリツプク
ラツチであり、常に一定の回転力を伝達する。フ
レーム60には、更にガイドバー79,80,8
1及び82が設けられており、これによつて転写
用フイルム71をより安定させるようにしてあ
る。可動型40には幅方向位置センサー83が設
けられ、またフレーム60には長手方向位置セン
サー84が設けられている。幅方向位置センサー
83及び長手方向位置センサー84は、転写用フ
イルム71にあらかじめ設けたマークの位置を検
出する光学的センサーであり、幅方向位置センサ
ー83は転写用フイルム71の幅方向(第4図で
X方向)の位置を検出し、また長手方向位置セン
サー84は転写用フイルム71の長手方向(第4
図でY方向)の位置を検出する。
次にこの転写成形装置の作用について説明す
る。
第3図には型開状態が示してあり、プレート3
6a及びプレート36bは可動盤34側へ移動し
た状態となつている。この状態でモータ76が作
動し、送給ロール73が回転し、転写用フイルム
71が送られる。転写用フイルム71が所定量送
られると、転写用フイルム71のY方向位置が長
手方向位置センサー84によつて検出され、図示
してない制御装置によつてモータ76の作動が停
止する。こうすることによつて、転写用フイルム
71のY方向の位置決めが行なわれる。また、モ
ータ63を作動させることによつてフレーム60
を移動させ、転写用フイルム71のX方向の位置
決めも行なわれる。すなわち、幅方向位置センサ
ー83によつて転写用フイルム71上のマークが
検出された位置で転写用フイルム71は停止す
る。なお、この位置決め動作の間、モータ77及
びヒステリシスクラツチ78は引張ロール75に
常に一定の回転力を与えており、転写用フイルム
71が緩むことはない。こうして転写用フイルム
71の位置決めが完了すると、可動盤34が第3
図中で左から右へ移動し、型閉じ動作が行なわれ
る。型閉じ直前の状態を第5図に示す。まず、可
動型40のガイドピン43がプレート36aのブ
ツシユ42にはまり合う。次いで、可動型40の
型押しピン46がプレート36aに接し、ばね4
8の力によつてプレート36aを押す。プレート
36aが押されることによつて、プレート36
a、プレート36b及びプレート36cが順次密
着していく。固定型36が密着した後、可動型4
0が更に前進すると、型押しピン46は可動型4
0内に沈み、第5図に示すD寸法が次第に小さく
なる。更に可動盤34が移動すると、転写用フイ
ルム71がクランプ54に接触する。更に可動盤
34が移動すると、第5図に示すC寸法が減少
し、転写用フイルム71はクランプ受け49とク
ランプ54との間にはさみ付けられる。転写用フ
イルム71がクランプ受け49及びクランプ54
によつて確実に固定された後、転写用フイルム7
1がプレート36aの凸部36a′に接触し転写用
フイルム71は第6図に示すように、プレート3
6aの凸部36a′と可動型40の凹部40′との
間にかみ込まれる。凸部36a′及び凹部40′間
に転写用フイルム71がかみ込まれることによつ
て転写用フイルム71が変形し、転写用フイルム
71には張力を生ずる。この張力は、例えば転写
用フイルム71の材質がPET、幅寸法が200mm、
厚さ寸法が0.05mm、伸び3%であるとすると、
100Kgに達する。この張力はクランプ受け49及
びクランプ54によつて保持される。この保持力
を確保するために、クランプ54には初期力が与
えてある。すなわち、取り付け状態においてばね
55には圧縮力が生ずるようにしてある。この初
期力は、転写用フイルム71の張力に耐えられる
大きさとしてある。従つて転写用フイルム71の
変形によつて転写用フイルム71にずれが発生す
ることはない。なお、送給ロール72及び73の
転写用フイルム71をはさみ付ける力は、引張ロ
ール74及び75の転写用フイルム71を引張る
力よりも大きくしてある。クランプ受け49及び
クランプ54の接触面にそれぞれ設けた皮50及
び皮58は、転写用フイルム71に作用するはさ
み力を均一にして転写用フイルム71のずれを防
止すると共に転写用フイルム71の切断を防止す
るためのものである。なお、クランプ54のはさ
み力の幅方向の均一性を確保するためにばね55
は複数設けてある。このようにして転写用フイル
ム71の位置ずれを防止した状態で型閉じ動作が
完了し、転写用フイルム71は可動型40とプレ
ート36aとの合わせ面間に成形機の型締め力に
よつて完全に固定される。次いで、射出ノズル3
9から溶融樹脂が射出され、成形と同時に成形品
への図柄の転写が行なわれる。成形品の冷却後、
型開動作を行ない成形品、ランナー等を取り出し
1成形サイクルを終了し、再び次の成形サイクル
が開始される。
上記のように転写用フイルム71がフイルム固
定装置51のクランプ受け49とクランプ54と
によつて完全に固定された後、転写用フイルム7
1が凸部36a′及び凹部40′間にかみ込まれる
ようにするために、第5図に示すA〜F寸法は次
のような関係としてある。
A>D>E>C>B≦F このような寸法関係とすることによつて、転写
用フイルム71が安定した状態で固定され、次い
でかみ込まれ、その後で成形が行なわれることと
なり、転写用フイルム71の位置ずれが発生する
ことはない。しかも転写用フイルム71が凸部3
6a′及び凹部40′間にはさみ込まれるときは、
型閉じ動作完了直前の状態であるため、可動盤3
4の移動速度は最も遅くなつており、転写用フイ
ルム71は緩やかに衝撃を発生することなくはさ
み込まれ、転写用フイルム71の位置ずれは発生
しにくい。
以上本発明の1実施例について説明してきた
が、本発明は上記実施例に以下のような変形を加
えて実施することも可能である。
上記実施例においては型閉じ時にプレート36
aを押すプレート押圧装置44は型押しピン46
及びばね48を用いた形式のものであるが、転写
用フイルム71がプレート36aに接触する前に
プレート36aを押すことが可能な構造あればよ
いから、カム方式のもの、空気シリンダ方式のも
の、油圧シリンダ方式のもの等であつても差し支
えない。
第3図に示す実施例では、フイルム固定装置5
1のクランプ受け49及びクランプ54は、転写
用フイルム71の入口側及び出口側の両方に設け
られているが、入口側にのみ設けるようにしても
よい。すなわち、転写用フイルム71の出口側は
ヒステリシスクラツチ78による一定の引張力を
作用させた状態として、転写用フイルム71の変
形によつて生ずる張力によつて転写用フイルム7
1の出口側が追従するようにするのである。こう
することによつて、プレート36aの凸部36
a′の高さが高い場合にも、転写用フイルム71を
かみ込むことが可能となる。
また第3図に示す実施例では、転写用フイルム
71に一定の引張力を作用する装置としてヒステ
リシスクラツチ78を使用したが、これに換えて
ダンサーロール、パウダークラツチ、定トルクモ
ータ等を使用しても差し支えない。
第3図に示した実施例では、横型成形機を使用
しているが、本発明は縦型成形機に適用すること
もできる。この場合、例えば第3図に示す固定盤
32と可動盤34との配置を入れ換えることも可
能である。すなわち、第3図に示す可動盤34を
下側に配置してこれを固定盤とし、固定盤32を
上側に配置すると共に可動構造として可動盤にす
る。このような構造にすれば、型開閉時に転写用
フイルム71を移動させる必要がなくなるため、
風圧による転写用フイルム71の振動等を減少さ
せることができる。
また、送給ロール73及び72の前後及び引張
ロール75及び74の前後にガイドロールを設け
てもよい。こうすることによつて、例えば金型を
交換したことによつてフイルム面の位置が変わつ
たような場合にもフイルムの送り抵抗を小さくす
ることができる。
第3図に示す実施例では、フイルム固定装置5
1のクランプ54は固定盤32に取り付けられて
いたが、固定型36に内蔵させるようにしてもよ
い。この場合、転写用フイルム71の固定部間の
距離を短くすることができるので、転写用フイル
ム71の送り長さを短くすることもできる。
フイルム固定装置51のクランプ54及びクラ
ンプ受け49の転写用フイルム71に対する接触
部の形状は、第3図に示す実施例では直線状であ
つたが、第7図に示すような折線型、又は第8図
に示すようなドーナツ型としても差し支えない。
例えば第7図の形状はひし型成形品に適用され、
また第8図の形状は丸物成形品に適用される。こ
れは、成形品によつてフイルム変形方向が異なる
ため、フイルム上の図柄の変形が最も小さくなる
ようにフイルム固定装置51を配置することが好
ましいからである。
また第3図に示す実施例では、フイルム固定装
置51はばね55の力によつて転写用フイルム7
1をはさみ付ける構造としてあつたが、クランプ
54に力を与える装置として、エアシリンダ、モ
ータ等を用いることもできる。この場合には、任
意の時点で転写用フイルム71を固定することが
可能となるため、型開状態において転写用フイル
ム71の位置決めが完了した直後に転写用フイル
ム71の固定を行なうことができる。従つて、可
動盤34の移動に伴なう振動、風圧等によつて影
響されないという利点を生ずる。
(ト) 発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、固
定型及び可動型間に転写用フイルムをはさみ込
み、射出成形と同時に転写用フイルム上の図柄を
成形品に転写する転写成形装置に、型閉じ動作時
に転写用フイルムが固定型及び可動型の凸部及び
凹部間にはさみ込まれるよりも前に転写用フイル
ムを位置決めされた位置に固定するクランプ及び
クランプ受けを設けたので、フイルムが金型間に
はさみ込まれる前に転写用フイルムが確実に固定
され、転写用フイルムの位置ずれを防止して精密
な転写成形を行なうことが可能となる。
また、位置決め後はクランプ及びクランプ受け
によつて転写用フイルムが確実に固定され、転写
用フイルムの変形に伴なう張力がフイルム供給・
位置決め装置には作用しないため、フイルム供
給・位置決め装置の強度を大きくする必要がな
い。また、クランプ及びクランプ受けは金型に近
接して又は金型内に配置され、転写用フイルムは
確実に保持されるため、転写用フイルムの転写部
分にしわが生じにくく、成形品の不良発生を減少
させることができる。
なお、固定型が複数のプレートによつて構成さ
れる場合には、プレート押圧装置によつて各プレ
ートを密着された後、型閉じ動作の最終段階にお
いて、転写用フイルムをはさみ付けるようにすれ
ば、より精密な転写成形を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の転写成形装置を示す図、第2図
は第1図に示す転写成形装置の−線に沿う断
面図、第3図は本発明による転写成形装置を示す
図、第4図は第3図に示す転写成形装置の−
線に沿う断面図、第5図は第3図に示す転写成形
装置のフイルム固定装置を拡大して示す図(型閉
じ直前の状態を示す図)、第6図は第3図に示す
転写成形装置のフイルム固定装置を拡大して示す
図(型閉じ直後の状態)、第7及び8図はそれぞ
れフイルム固定装置の形状を変えた実施例を示す
図である。 31……フレーム、32……固定盤、33……
タイバー、34……可動盤、35……ローラー、
36……固定型、37……サポートピン、38…
…リンク、39……射出ノズル、40……可動
型、41……穴、42……ブツシユ、43……ガ
イドピン、44……プレート押圧装置、45……
ブツシユ、46……型押しピン、47……カラ
ー、48……ばね、49……クランプ受け、50
……皮、51……フイルム固定装置、52……ク
ランプ支え、53……ブツシユ、54……クラン
プ、55……ばね(押圧装置)、56……ボルト、
57……ストツパー、58……皮、60……フレ
ーム、61……案内レール、62……ガイド、6
3……モータ、64……プーリ、65……ベル
ト、66……プーリ、67……ボールネジ、68
……ナツト、69……コイル、70……ローラ、
71……転写用フイルム、72……送給ロール、
73……送給ロール、74……引張ロール、75
……引張ロール、76……モータ、77……モー
タ、78……ヒステリシスクラツチ、79……ガ
イドバー、80……ガイドバー、81……ガイド
バー、82……ガイドバー、83……幅方向位置
センサー、84……長手方向位置センサー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定型及び可動型間に転写用フイルムをはさ
    み込み、射出成形と同時に転写用フイルム上の図
    柄を成形品に転写する転写成形装置であつて、各
    成形サイクル毎に転写用フイルムを固定型及び可
    動型間に送つて位置決めするフイルム供給・位置
    決め装置を有しており、フイルム供給・位置決め
    装置は、転写用フイルムの幅方向へ移動可能なフ
    レーム上に設けられた送給ロール及び引張ロール
    と、転写用フイルム面上のマークを検出する長手
    方向位置センサーからの信号に基づいて作動が制
    御される送給ロール駆動装置と、転写用フイルム
    面上のマークを検出する幅方向位置センサーから
    の信号に基づいて作動が制御されるフレーム駆動
    装置と、を有しているものにおいて、 固定盤側及び可動盤側の互いに対面する位置に
    クランプ及びクランプ受けが設けられており、ク
    ランプ及びクランプ受けはそれぞれ互いに対面す
    る側に転写用フイルムと平行な面を有しており、
    クランプは軸方向に移動可能でありかつ押圧装置
    によつてクランプ受け側に押付力を作用可能であ
    り、押圧装置の押付力は転写用フイルムが固定型
    及び可動型の凸部及び凹部間にはさみ込まれる際
    に転写用フイルムに発生する張力よりも大きく設
    定されており、クランプ及びクランプ受けは型閉
    じ動作時に転写用フイルムが固定型及び可動型の
    凸部及び凹部間にはさみ込まれるよりも前に転写
    用フイルムをはさみ付け可能に構成されているこ
    とを特徴とする転写成形装置。 2 上記押圧装置は、クランプをクランプ受け側
    に付勢するばねにより構成される特許請求の範囲
    第1項記載の転写成形装置。 3 クランプ及びクランプ受けは、転写用フイル
    ムの移動方向で金型の成形部の上流側及び下流側
    にそれぞれ1組ずつ設けられている特許請求の範
    囲第1又は2項記載の転写成形装置。 4 クランプ及びクランプ受けの転写用フイルム
    との接触面には皮が取り付けられている特許請求
    の範囲第1、2又は3項記載の転写成形装置。 5 固定型が互いに移動可能な複数のプレートか
    ら構成され、型閉め時に固定型及び可動型の凸部
    及び凹部に転写用フイルムが接触する前に固定型
    を構成する各プレートを互いに密着した状態に押
    すプレート押圧装置が設けられている特許請求の
    範囲第1、2、3又は4項記載の転写成形装置。 6 プレート押圧装置は、ばねの力によつてプレ
    ートを押すように可動型に設けられた型押しピン
    である特許請求の範囲第5項記載の転写成形装
    置。
JP3749283A 1983-03-09 1983-03-09 転写成形装置 Granted JPS59164147A (ja)

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