JPS6366552B2 - - Google Patents

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JPS6366552B2
JPS6366552B2 JP57168760A JP16876082A JPS6366552B2 JP S6366552 B2 JPS6366552 B2 JP S6366552B2 JP 57168760 A JP57168760 A JP 57168760A JP 16876082 A JP16876082 A JP 16876082A JP S6366552 B2 JPS6366552 B2 JP S6366552B2
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JP
Japan
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speed
sewing machine
speed setting
sewing
counting
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Application number
JP57168760A
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JPS5957693A (ja
Inventor
Takeshi Morofuji
Shigeo Negi
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、工業用ミシンの速度設定装置に関す
るものである。
従来例の構成とその問題点 近年、ミシンの制御分野においてもマイクロ・
コンピユータ(以下マイコンと言う)或はメモ
リ、ICなどの電子部品を駆使したもので製品化
されてきており、特にその速度制御分野において
も上記電子部品を駆使した所謂デジタル制御方式
も開発されはじめており、その制御技術の発展は
目ざましいものがある。しかしながら、マイコン
による速度制御部の完全なデジタル化は種々の困
難さをともなつており、現在の主流はいまだアナ
ログ制御であると言える。従つてミシン速度設定
装置としても、アナログ量を出力するものが最も
望ましい構成であり、現実にも採用されてきた。
工業用ミシンの速度制御は、ペダルの踏込み量
に応じた可変速度制御が基本となる。即ちペダル
が中立にある時にはミシンは停止しており、軽く
踏込むと低速で回転を始め、深く踏込む程高速と
なるような可変速制御が一般的である。
このような工業用ミシンの操作において、特に
ペダルが中立位置から最も深い位置に急踏込みさ
れた場合の立上がり特性は、ミシンの縫製能率を
上げる上からできるだけ早い事が望まれている。
たとえば、停止状態から6000rpmに達するまでの
立上がり時間が100ms以内という具合にかなり厳
しい特性が要求されているのが現状である。
一方、縫製の開始時、或は終了時に縫糸のほつ
れ止めを目的として返し縫いを形成するミシンに
於いては、返し縫機構の駆動源であるソレノイド
の応答遅れの影響などにより、返し縫い中にミシ
ンを高速で運転することは縫目に不揃いを生じ、
被縫製物の縫製品質の低下を招く等の問題があ
り、これを避けるために返し縫い中のミシン速度
は、ペダルの位置に無関係の800〜2000rpm程度
の規定速度で運転されるのが一般的である。この
ことは、とりわけペダルを中立位置から最も深い
位置に踏込んで縫始め返し縫いを行なつた場合に
は、前記した800〜2000rpm程度の規定速度でプ
リセツトされた針数の返し縫いを形成後、例えば
6000rpm程度の最高速度まで短時間で立上がるこ
とになり、ミシン速度の上昇特性に急激な変曲点
できることになつて、特に熟練度の低い作業者に
とつて、被縫製物への手のそえ加減等が難しいも
のになり、結果的に縫製能率及び被縫製物の縫製
品質の低下をもたらすなどの問題点があつた。
発明の目的 本発明は、マイコンなどの制御素子を中心とし
たデジタル速度制御システムを構成した場合に最
も単純に構成され、しかも安価で作業者にとつて
操作がし易く、かつ被縫製物の縫製品質の向上に
も寄与し得るミシン速度設定装置を提供しようと
するものである。
発明の構成 本発明は、縫始め返し縫いの形成後に於いても
ペダル位置に無関係の調整可能な規定速度を備え
ることで、未熟練者でも容易に縫製品質の高い縫
製物が得られるようにしたものである。
実施例の説明 以下、本発明の実施例を図に従つて説明する。
第1図は本発明の基本ブロツク図を示し、1は速
度設定機構、2は速度制御機構、3は電磁クラツ
チ・ブレーキ機構を有したモータと、クラツチ・
ブレーキコイルのドライバ及びベルトなどの伝達
機構などを含む駆動機構、4はミシン、5は前記
ミシン4に取り付けられた速度検出機構、6は同
様に前記ミシン4に取り付けられ、例えばミシン
軸が1回転毎に1回通過する針下位置を検出して
針下信号を出力する位置検出機構、7は前記針下
信号を計数することで返し縫時の針数を管理する
第1の計数機構、8は同様に前記針下信号を計数
することで縫い始め返し縫いの終了後の速度設定
を管理する第2の計数機構、9は前記第1の計数
機構7の計数値により前記ミシン4に装備される
布送りを逆転させる返し縫用ソレノイド1φの制
御を行なう返し縫制御機構をそれぞれ示す。
その動作は以下のように行なわれる。まずミシ
ンペダル(図示せず)が踏込まれると、速度設定
機構1は、その踏込み量に基づく速度設定信号
VSを出力し、この速度設定信号VSに従つて速度
制御機構2は、駆動機構3を通じモータの回転力
をミシン4に伝達するように作用し、ミシン4は
回転を始める。さらにミシン4に連動した速度検
出機構5は前記ミシン4の回転速度を検出し、速
度検出信号VFを出力し、前記速度設定信号VS
前記速度検出信号VFがつり合つた時の速度でミ
シン4は駆動されるように動作が行なわれる。
ここで、電源投入直後、或は一連の縫製を終え
て新に縫製を開始する時にデジタルスイツチの如
き複数の針数設定器(図示せず)により縫始め返
し縫いの正、及び逆縫部の針数が既にプリセツト
され、かつ縫始め返し縫いが有効とされる条件の
もとでのみ、前述のようにミシン軸端に取り付け
られ針下位置を検出する位置検出機構6からの針
下位置パルス信号VNが前記第1の計数機構7に
より計数され、この計数値が前記針数設定器によ
りプリセツトされている正縫部の針数と等しくな
つた時点で前記返し縫ソレノイド1φをオンして
ミシンの布送りを逆転し、更に前記第1の計数機
構7の計数値が前記縫目数設定器によりプリセツ
トされている正、及び逆縫部の針数の和に等しく
なつた時点で縫始め返し縫の終了とし、前記返し
縫ソレノイド10をオフするように前記返し縫制
御構機9により制御される。又、縫い始め返し縫
い中のミシン速度は、速度制御機構2により後述
するような固定速度設定信号VBに従つて一定速
度となる様に制御される。又、前記第2の計数機
構8は、前述した縫始め返し縫いが終了した時点
からのみ、初期化されたうえで前記位置検出機構
6からの針下位置パルス信号VNの計数を有効と
し、この計数値に従つて、かつ後述するような固
定速度設定信号VTに従つてミシン速度を遂次段
階的に上昇させるような速度制御が前記速度制御
機構2により行なわれる。
次に上記基本ブロツク図をさらに具体化した形
のブロツク図を第2図に示す。
第2図に於いて、11は前記ミシンペダルの踏
込み位置を検出し速度設定信号に変換する手段を
持つた可変速度設定要素、12はスイツチとイン
ターフエイス回路で構成された規定速度設定要
素、13はマイコンであり、実施例に於いてはメ
モリ、I/Oなどを含んだ4ビツトの1チツプマ
イコンを採用した場合を示している。14,15
はモータ31の出力を成すクラツチコイル32、
及びブレーキコイル33のドライバを示し、前記
モータ31の回転力を磁気回路、ライニング、ベ
ルトを介してミシンヘツド41に伝達するように
作用するものである。16はミシンに装備される
返し縫いソレノイド1φのドライバであり、ミシ
ンの布送り方向を逆転するように作用するもので
ある。又ミシンヘツド41のミシン軸には周波数
発電機51が固定されており、ミシンの回転数に
応じた周波数を持つパルス列を発生する。波形整
形回路52はシユミツト回路で構成され、前記パ
ルス列を方形波に整形する。又前記ミシン軸には
前記位置検出器6が取り付けられており、例えば
針下位置に対応する針下位置パルス信号を発生す
る。前記位置検出器6は回転する磁石をホール素
子等の感磁性素子で検出するもの、或は回転する
光遮蔽板と発光・受光素子のの組合せのものなど
により構成される。
動作を説明すると、まず、前述したようにミシ
ンペダルが踏込まれると、その踏み込み量に応じ
た速度設定信号VSが可変速度設定要素11より、
4ビツトのデイジタルデータとしてマイコン13
に入力され、該マイコン13はミシンペダルが踏
み込まれた事を確認し、ドライバ14を介してク
ラツチコイル32を励磁し、従つて前述のとおり
モータ31の回転力がベルトを介しミシン4に伝
達され、ミシン4は起動される。
このようにしてミシン4が起動されると、ミシ
ン軸に取りつけられた周波数発電機51はミシン
の回転速度に従う周期をもつたパルス信号を発生
し、さらに波形整形回路52により方形波に波形
整形され、ミシン速度を示す周期をもつたパルス
列VFがマイコン13にフイードバツクされるこ
とになる。
前記速度設定信号VSに対し速度が上昇し過ぎ
た場合には、ドライバ15を介してブレーキコイ
ル33が励磁され、ミシン4は減速されるように
作用し、このように、クラツチコイル32あるい
はブレーキコイル33を励磁制御することにより
前記速度設定信号VSに従つたミシン回転速度が
維持される事となる。
ここで、マイコンの演算式に基づく速度制御機
能について第3図〜第5図に従い以下に述べる。
マイコンは最近速度運転の場合は第3図に示す
ように、下記演算式に従い演算を行なつている。
TBC=aTF−b ……(1) 但しa:ゲイン定数 b:定数 TBC:結果が正の場合クラツチオン時間を、
負の場合ブレーキオン時間を示す。
TF:周波数発電機のパルス列周期 まず、周波数発電機51からのパルス列区間を
実測し、(1)式により演算を行なつた後、次のパル
ス列区間のうち、演算により得られた時間|TBC
|のみクラツチまたはブレーキコイルを励磁する
よう作用し、以下順送りにこれを繰り返すことに
より速度制御がなされる。通常、ミシン負荷が一
定している安定運転では図のα点で駆動される。
この時の、クラツチコイル32に流れる電流の状
態を第4図に実線で示す。
ここで、(1)式におけるゲイン定数aは系のゲイ
ンを決定するものである。すなわち、aが大なる
ときは、わずかの周期TFの変動によつても大き
く、クラツチ(またはブレーキ)コイルの投入割
合が変化し、従つて系のゲインは高くなるという
具合に作用する。
また、定数bの大きさにより速度調整が可能で
ある。すなわち、|b|が小さくなつた場合(第
3図破線で示す)、まずクラツチの投入割合が増
加し、β点に移行しようとするが、同時に速度が
上昇し所定の投入割合に減じたγ点で安定するよ
うに動作が行なわれる。この時の、クラツチコイ
ル32に流れる電流の状態を第4図に破線で示
す。
このようにして、最低速度における定速度制御
がなされる。一方、中速度〜高速度運転は前記周
波数発電機51のパルス列をマイコン13のソフ
トウエアにより分周をすることにより行なわれ
る。すなわち、前述のようにして得られた最低速
度をSiとし分周比を1/Nとし、かつ系のゲイン
が回転数変化によるミシン負荷変動を無視できる
程充分高ければ、速度Sは下式で表わされる。
S=NSi……(2)(但しN=1,2,3,……) ここで、第2図における可変速度設定要素11
からの速度設定信号VSに従い(2)式のN値を切り
換えることにより、速度Sを段階的に切り換える
ことができる。すなわち、前記速度設定信号VS
が4ビツトのデータとしてマイコン13に入力さ
れると、マイコン13は内部ROMに前記速度設
定信号VSに対応してあらかじめ設定されている
前記N値データの内容に従つて上記4ビツトのデ
ータを(2)式のN値に変換し、分周を行なうように
作用する。従つて、上記ROMを適当に構成する
ことにより、第5図のあるいはに示すような
速度設定線を種々選定できると言える。
以上が、前記可変速設定要素11からの速度設
定信号VSに従つた通常の制御であるが、次に第
2図に於ける規定速度設定要素12について以下
第2図に従い述べる。
規定速度設定要素12は後述するようにスイツ
チを含んだ回路で構成され、その動作は以下の如
くして行なわれる。
前記縫い始め返し縫が有効とされている条件の
もとで、ミシンが停止している状態からペダルが
踏み込まれた場合、まず規定速度設定要素12か
らの規定速度設定値VBを4ビツトの分周回数ND
を示す値として読み込む。ここで、上記分周回数
NDは前記N値と下記(3)式の関係をもち、該分周
回数だけ前記速度検出信号VFを分周することに
より前述の(2)式に従つた速度制御が行なわれるこ
とになる。
ND=N−1 ……(3) 上記の如くして、ミシンは前記速度設定値VB
に従つた固定の返し縫速度で運転を開始する。通
常、縫い始めは針上位置から行なわれ、約半回転
すると前記位置検出器6から位置検出パルス信号
VNが発生し、マイコン13の内部に構成された
第1のカウンタCNTR1により該位置検出パルス
信号VNの計数を開始し、計数値が前記針数設定
器によりプリセツトされている縫始め返し縫いの
正、及び逆縫部の針数の和である所定の針数Aと
等しくなつて返し縫を終了するまで計数を行な
う。縫始め返し縫いが終了したこの時点でマイコ
ン13の内部に構成された第2のカウンタ
CNTR2の初期化を化ない、次に、前記規定速
度設定要素12から規定速度設定値VT1をマイコ
ン13は前記分周回数NDとして読み込み、設定
速度にて前記と同様に所定の針数Bだけ前記
CNTR2により計数を行なう。さらに続いて、
規定速度設定値VT2に従う速度にて所定の針数C
を、規定速度設定値VT3に従う速度にて所定の針
数Dをそれぞれ縫い終える。
このようにしてA,B,C,Dの各針数だけ前
記規定速度設定要素12からの規定速度設定値
VB,VT1,VT3の設定速度に従つてミシンは駆動
される事となる。通常、VBによる設定速度は固
定であり、VT1〜VT3によるそれは遂次ミシン速
度が上昇していくように設定される。
上記は、前記規定速度設定要素12からの速度
設定値に従つた固定の速度として述べたが、前記
可変速度設定信号VSの変換後の前記N値データ
が、上記規定速度設定値VB,VT1〜VT3を(3)式に
より演算し求めたN値と比較して、小さい場合の
み前記可変速度設定信号VSを有効とするという
ように構成することも可能である。すなわち、縫
始め返し縫の開始時点からその終了後の所定の上
限の速度のみ前記規定速度設定要素12から指令
することも可能であり、本発明の有効な実施形態
といえる。
更に、縫始め返し縫い中の規定速度設定値VB
と、縫始め返し縫いの終了後最初に読み込まれる
前記定速度設定値VT1を等しい値とし、かつ前記
VT1の規定速度で縫われる針数Bを前記VBが大な
る時は針数Bを大に、VBが小なる時は針数Bを
小になる様に関連づければ、応答遅れを持つ前記
返し縫ソレノイドのオン及びオフが前記VBに値
にかかわらず一定の速度のもとで行なわれること
になり、前記返し縫ソレノイドの応答遅れの影響
を排除することが可能となり、縫目の不揃いがな
くなつて仕上がりの寄麗な縫始め返し縫が実現で
きる効果も生じる。
以上に述べたように可変速度設定要素11によ
るミシンペダルの踏込量に従つた可変速度制御、
あるいは各種速度設定要素からの指令に従つた速
度制御が行なわれる事になる。
ここで、可変速度設定要素11は、ミシンペダ
ルの踏込量を検出し4ビツトの可変速度設定信号
に変換するものであり、その構成はまず数ビツト
のスイツチによるロータリーエンコーダによるも
の、あるいは数組の発光・受光素子と、その間を
通過しミシンペダルの移動に応じて上記受光素子
からの信号を変化させるようにした遮蔽板による
構成のもの、あるいは前記ミシンペダルの移動に
応じて磁石を移動させ、この移動量を感磁性素子
により検出しさらにA/D変換回路により数ビツ
トの信号に変換するように構成したものなど種々
の構成が考えられる。
次に前記規定速度設定要素12の具体的構成例
を第6図,第7図を参照して説明する。
その動作は、通常マイコン13の出力ボート
O0〜O3は“H”であり、従つてマイコン13へ
の入力ボートi0〜i3は各スイツチの状態にかわら
ずすべて“L”となつており、次に読み込みたい
速度設定部の出力ボートを“L”にし、入力を行
なうという具合に行なわれる。例えば、縫い始め
返し縫いのときの規定速度設定値VBを読み込む
場合には、まずマイコン13の出力ボートO0
“L”にし、次に入力ボートi0〜i3の状態を読み込
むという具合にして、スイツチがオンの場合には
“H”、オフの場合には“L”の信号に対応させて
読み込むことになる。上記の速度設定は、4ビツ
トのバイナリーコードで、前記分周回数NDとし
て与え、前記マイコン13は該データを第7図に
示すフローチヤートに従つて処理する。
第7図に於て、17aで内部の縫始め返し縫い
管理用のカウンタ1をクリアし、次に18aで規
定速度設定値VBを入力し、該速度設定値に従つ
た分周回数をセツトし、第(2)式に従つた一定の設
定速度にてミシンの速度制御が行なわれ、縫始め
返し縫い開始される。次に、19aで位置検出機
構6からの前記針下位置パルス信号VNの計数を
開始し、該計数結果が前記縫目数設定器によりプ
リセツトされた縫始め返し縫いの正、及び逆縫部
の針数の和であるAとなれば、前述した規定速度
設定値VBに従つた速度で制御された縫始め返し
縫いが終了する。この時点で縫始め返し縫い終了
後の速度設定管理用のカウンタ2をクリアして初
期化し、以下前述した縫始め返し縫い時の場合と
様様な順序で規定速度設定値VT1を入力し、該速
度設定値に従つた分周回数をセツトすることによ
り、第(2)式に従つた一定速度にて計数値が所定の
値Bとなるまで速度制御される。更に規定速度設
定値がVT2,VT3が入力された場合の速度制御も
全く同様な手順で行なわれる。
ここで、前記計数は第7図bに示すように、ま
ず20で前記針下位置パネル信号VNの“H”→
“L”のエツジを検出し、21で前記カウンタ1,
及びカウンタ2の内容をインクリメントするとい
う具合に行なわれる。従つて、ミシン針が針下位
置を通過する毎に、すなわちミシン軸が一回転す
る毎に計数が行なわれることになる。
以上のようにして、第8図タイムチヤートに示
すように、前記縫目数設定器によりプリセツトさ
れた針数の縫始め返し縫いを前記規定速度設定値
VBに従うミシン速度SP0で終えた後、前記規定速
度設定値VTi,VT2,VT3に従つてPS1,SP2,SP3
へと、遂次段階的に上昇した後、最高速度に達す
るような速度制御が実現できる。なお、第8図に
於いては前記計数値をA=6,B=2,C=1,
D=1とした場合の例を示し、又PS0=SP1とし
たのは縫始め返し縫の終了時の前記返し縫用ソレ
ノイドのオン,オフが一定の速度のもとで行なわ
れることにより、その応答遅れによる縫目の不揃
いへの影響の排除を意図したものである。
なお、実施例に於いては縫始め返し縫い終了後
の規定速度設定値に従う固定速度を3種類とした
がこれはいかようにもとり得ることは前述の説明
からも明らかである。更に、実施例では4ビツト
のマイコンを使用した場合について述べている
が、当然の事乍ら、8ビツトさらに16ビツト等の
マイコンを使用した場合も本発明は有効である。
又、前記分周手段、あるいは計数手段、さらに
ROM部などをマイコン外部に設けた場合も本発
明は有効である。さらに、実施例に於いて、針位
置を示す信号の計数を行なう場合について示した
が、他に例えば前記周波数発電機からの速度検出
信号VFなどのミシン軸の回転位置に対応して信
号を発生する如き位置信号を計数する構成にして
も本発明は有効である。又、実施例に於いて、外
部から規定速度設定値を与える構成を示している
が、マイコンの内部ROMに上記規定速度設定値
を固定化してあらかじめ記憶させておき、外部か
ら、前述した縫始め返し縫い終了後の速度設定の
段階的に上昇させる速度制御機能の有無を切換ス
イツチ等で選択できるような構成にしても本発明
は有効となるものである。
発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、ミシン速度を縫始め返し縫いの終了時から最
高速度へ移行する過程に段階的に上昇させるの
で、急激な速度変化をなくすことがマイコンなど
の制御素子によるデジタル制御手段により非常に
シンプルな構成で実現可能となり、このことは未
熟練な作業者にとつても被縫製物への手の添え加
減等に常時注意を払う必要がなく、又縫製素材を
選ぶことなく寄麗な仕上がりが得られる等操作
性、実用性に富む縫製装置が安価に実現でき、そ
の効果はきわめて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロツク図、
第2図は本発明の詳細構成を示すブロツク図、第
3図は速度制御の原理を示す図、第4図は一定速
度運転におけるクラツチ電流波形を示す図、第5
図はミシンペダル踏込量に対するミシン回転速度
の関係を示す図、第6図は規定速度設定要素の構
成例を示す回路図、第7図a,bは規定速度設定
の動作を示すフローチヤート図、第8図は本発明
の動作を示すタイムチヤート図である。 1……速度設定機構、2……速度制御機構、3
……駆動機構、4……ミシン、5……速度検出機
構、6……位置検出機構、7……第1の計数機
構、8……第2の計数機構、9……返し縫制御機
構、11……可変速度設定要素、12……規定速
度設定機構、13……マイコン、51……周波数
発電機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 モータによりミシンを駆動する駆動機構と、
    ミシン軸の速度を検出する速度検出機構と、前記
    ミシン軸の速度を指令する速度設定機構と、前記
    速度検出機構の出力と前記速度設定機構との出力
    を比較し、ミシン軸の回転を制御する速度制御機
    構と、前記ミシン軸の回転位置を検出する位置検
    出機構と、前記位置検出機構から出力される位置
    検出信号の計数を行う複数の計数機構と、予めプ
    リセツトされた針数に至るまでの間に前記ミシン
    に装着された返し縫用ソレノイドを前記計数機構
    のうち、第1の計数機構の計数値に従つてオン,
    オフすることで縫い始め返し縫いを実現する返し
    縫制御機構を有し、前記速度設定機構は、ミシン
    ペダルの動きに対応する可変速度設定要素と、前
    記ミシンペダルの動きに無関係な規定速度設定要
    素からなり、前記縫い始め返し縫いの終了時点か
    ら前記計数機構のうち第2の計数機構を有効と
    し、更に前記第2の計数機構の計数値に従つて前
    記規定速度設定要素による速度設定を遂次上昇さ
    せていくようにしたミシン速度設定装置。 2 返し縫終了時点以後における可変速度設定要
    素と、規定速度設定要素による速度設定のうちい
    ずれか低い方の設定を有効とするようにした特許
    請求の範囲第1項に記載のミシン速度設定装置。
JP16876082A 1982-09-27 1982-09-27 ミシン速度設定装置 Granted JPS5957693A (ja)

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JPS5957693A JPS5957693A (ja) 1984-04-03
JPS6366552B2 true JPS6366552B2 (ja) 1988-12-21

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ID=15873922

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JP16876082A Granted JPS5957693A (ja) 1982-09-27 1982-09-27 ミシン速度設定装置

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