JPS6366542A - 強められた散乱を用いる蛍光着色されたカプセル入り液晶装置 - Google Patents

強められた散乱を用いる蛍光着色されたカプセル入り液晶装置

Info

Publication number
JPS6366542A
JPS6366542A JP62156401A JP15640187A JPS6366542A JP S6366542 A JPS6366542 A JP S6366542A JP 62156401 A JP62156401 A JP 62156401A JP 15640187 A JP15640187 A JP 15640187A JP S6366542 A JPS6366542 A JP S6366542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
light
crystal material
medium
fluorescent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62156401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2670269B2 (ja
Inventor
ジェイムズ エル ファーガソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Manchiesutaa R & D Paatonaashi
Manchiesutaa R & D Paatonaashitsupu
Original Assignee
Manchiesutaa R & D Paatonaashi
Manchiesutaa R & D Paatonaashitsupu
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Manchiesutaa R & D Paatonaashi, Manchiesutaa R & D Paatonaashitsupu filed Critical Manchiesutaa R & D Paatonaashi
Publication of JPS6366542A publication Critical patent/JPS6366542A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2670269B2 publication Critical patent/JP2670269B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/52Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
    • C09K19/54Additives having no specific mesophase characterised by their chemical composition
    • C09K19/542Macromolecular compounds
    • C09K19/544Macromolecular compounds as dispersing or encapsulating medium around the liquid crystal
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1334Constructional arrangements; Manufacturing methods based on polymer dispersed liquid crystals, e.g. microencapsulated liquid crystals
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F2202/00Materials and properties
    • G02F2202/04Materials and properties dye

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的には液晶の分野に、液晶装置の色彩出
力の発生に係り、特定的には液晶材料による光の散乱及
び散乱光の反射によって液晶装置内の光路長を増加させ
非多色染料を用いて光の着色を可能ならしめることに係
る。更に、本発明は、カプセルに入れられた液晶、或は
エマルジョンのような閉じ込め媒体及びその支持媒体の
両者或は何れか一方の中に染料を有する閉じ込め媒体内
に保持されている液晶材料の使用に関する。本発明は液
晶材料中の非多色染料の使用にも関する。また、本発明
は液晶装置中の螢光染料の使用に関する。本発明は更に
、このような液晶装置の製造及び使用方法に係る。
液晶材料は現在、例えば視覚ディスプレイのような光学
装置を含む種々の装置内に使用されている。視覚ディス
プレイにおける使用を可能ならしめる液晶の特性は、液
晶がランダム整列である時に光を散乱及び吸収の両方或
は何れか一方を行う能力、及び液晶が規則的に整列して
いる時に光を透過させる能力である。
液晶を用いた視覚ディスプレイは、灰色或は相対的に明
るい背景に暗い文字を表示することが多い。しかしなが
ら種々の環境においては、相対的に暗い背景上に相対的
に輝く着色された文字或は他の情報を容易に表示し得る
液晶材料の使用が望まれている。また表示される文字と
ディスプレイ自体の背景との間の実効コントラストを改
善することも望ましい。
電気的に応答する液晶材料及びその使用の例は米国特許
第3,322,485号に記載されている。
若干の型の液晶材料は温度に感応し、液晶材料の温度に
応答して液晶材料のランダムな或は規則的な整列のよう
な光学的特性を変化させる。
現在、液晶材料には3つの範晴がある。即ちコレステリ
ンク、ネマチック及びスメチソクである。
本発明は好ましくはネマチック液晶材料或はネマチック
とあるコレステリンク型との組合せを使用する。詳述す
れば、液晶+]料は動作的にネマチック、即ち他の型と
してではなくネマチック材料として作用することが好ま
しい。動作的にネマチックとは、外部電界が存在しない
場合液晶の構造ひずみが、コレステリンク材料における
強いねじれ或はスメチック材料における成層のようなバ
ルク効果ではなく、その境界における液晶の配向によっ
て支配されることを意味する。従って、例えばねじれの
傾向を誘起するが境界整列の効果を打破できないキラル
材料は動作的にネマチックである。
このような材料は正の誘電異方性を有していよう。
種々の液晶材料の種々の特性は先行論文に記載されてい
るが、公知特性の1つは可逆性である。即ち、ネマチッ
ク液晶が可逆的であることは公知であるが、コレステリ
ック材料は通常は可逆的ではない。
また、例えば吸収特性を増大させるために液晶材料に多
色染料を添加することも公知である。しかし、ネマチッ
ク形状においては多色装置は比較的低コントラストを呈
する。従来、コントラスト比を改善するためにコレステ
リック材料を染料と共にネマチック材料に添加すること
が可能であった。例えば、1974年11月のジャーナ
ル・オプ・アプライド・フィジンクス第45=tl1号
4718〜4723ページに所載のホワイト等の論文を
参照されたい。しかしながら、ネマチック材料はそれに
またがって電界が印加されているか否かに依存して可逆
的であるが、通常はコレステリンク材料は電界を除いた
時に始めのゼロ電界形状に戻らない。液晶材料を有する
溶液内に多色染料を使用する場合の別の欠陥は、染料の
吸収が電界印加状態においてゼロではなく、電界印加状
態における吸収が材料の相対整列に関係する或は該整列
の関数である規則的なパラメータに追随することである
。更に、多色染料は比較的高価であり、注意深く使用し
なければならず、通常は液晶材料自体中に直接混合しな
ければならない。
通常、液晶材料は光学的に(複屈折)も、また例えばネ
マチック材料の場合には電気的にも異方性である。光学
的異方性は、液晶材料がランダムに整列している時には
光の散乱及び吸収の両者゛或は何れか一方(特に多色染
料が液晶材料と共に溶液内にある場合)によって、また
液晶材料が規則的に整列をしている時には液晶材料を通
過する光の透過によって表示される。電気的異方性は、
液晶材料の整列に対する誘電定数或は誘電係数の間の関
係である。
従来、視覚ディスプレイ装置のような液晶を使用する装
置は比較的小型であった。カプセルに入れられた液晶を
使用することによって、掲示板等のような比較的大寸法
のディスプレイに液晶を用いて満足できる結果が得られ
た。別の大(小)寸法用途は、ビルディングの窓或は窓
状領域のような1つの領域から別の領域への光の通過を
制御する光学式シャッタであろう。本発明は、このよう
なカプセルに入れられた液晶材料の改善、及び液晶材料
の光散乱特性並びに比較的少量の好ましくは標準の或は
他の非多色染料を含む材料内の光路長を増加させるべく
例えば合計内部反射及び光学的な建設的干渉の両方或は
何れか一方による散乱光の反射の使用に係る。染料を通
る光路長を増加させることによって、出ノj光に所望の
色彩が得られる。本発明は、例えば小型及び大型の両方
のディスプレイ、光学的シャッタ等々の比較的暗い或は
着色された背景上に比較的輝く彩色された文字或は情報
を表示させるために、このような材料及び特性の使用に
も関する。このような大型のディスプレイ、シャッタ等
は約930cnl(1平方フイート)或はそれよりも大
きい表面積であってよい。
本発明によれば、最も好ましい液晶材料はカプセルに入
れられた型のものである。
本明細書に使用されているカプセルに入れられた(カプ
セル入りの)液晶材料とは、離散したカプセル或はセル
のような実質的に閉じられた閉じ込め媒体内の液晶材料
を意味し、好ましくは液晶材料と閉じ込め媒体とのエマ
ルジョンの形状であってよい。このようなエマルジョン
は安定であるべきである。カプセル入りの液晶材料の製
造及び使用方法及びそれに伴なう装置は以下に説明する
先行技術液晶ディスプレイに対して本発明を理解し易く
するために、以下に1つの典型的先行技術ディスプレイ
を説明する。この先行ディスプレイは指示媒体及びそれ
によって支持される液晶材料を含んでいる。このディス
プレイは比較的平坦であり、ディスプレイのいわゆる前
(上)面を見る方の側或は方向から見るようになってい
る。支持媒体の後(下)面は、液晶材料が存在する領域
に形成される相対的に暗い文字に比して相対的に輝いて
現れるように光反射被膜が設けられている。
(ここに後、前、上、下等は、便宜上、−S的な意味で
あり、図面を参照するだけのためであって動作に際して
見る方向を例えば上面等だけに拘束するものではない。
)液晶材料が、例えば電界の印加に応答して規則的に整
列されている時には、見る方向からの入射光は液晶材料
を通過して光反射被膜に達し、また液晶材料が存在しな
い場所においては光は直接光反射被膜に到達するので、
見る方向から文字は観察されない。しかし、液晶材料が
ランダムに整列している時には入射光の一部を吸収し、
一部を散乱させるので、上述の光反射被膜の型に依存し
て(液晶材料が存在しないか、或はある液晶材料が規則
的に整列している場所においては入射光を反射し続ける
)例えば灰色或は他の色彩の相対的に明るい色彩背景上
に゛、相対的に暗い文字が形成される。この型のディス
プレイにおいては、散乱光の一部が見る方向に戻される
ためにディスプレイの背景に対する文字の暗さ即ちコン
トラストを低下させるので、液晶材料が光を散乱させる
ことは望ましくない。液晶材料がランダムに整列してい
る時に吸収を、従ってコントラストを増大させるために
、多色染料を液晶材料に添加することが多い。
簡潔に説明すれば、本明細書は非多色染料を、好ましく
は螢光染料を用いた液晶装置によって彩色された出力及
び輝いた即ち増白された出力の両方或は何れか一方を発
生すること;及び装置内において等方向に散乱する光を
等方向に散乱及び反射させ、液晶材料が電界遮断即ちひ
ずんだ整列状態にある時には染料を通る光路長を増加さ
せて特に背景に対して相対的に輝く着色された外観、文
字、情報等を発生させ、液晶材料が電界印加平行即ち規
則的な整列状態にある時には異なる色彩或は例えば背景
と同一の暗い外観を発生させることに関する。好ましく
は液晶材料はひずんだ整列の時にほぼ完全に等方向に散
乱する。等方向に散乱とは、光ビームが液晶材料に進入
した時に散乱した光の退出角を実質的に予測できないこ
とである。
重要なことには、染料は閉じ込め媒体内、支持媒体内、
或は液晶材料内にあり、特定的な多色型である必要はな
い。染料は可溶性であるべきであり、従って染料を閉じ
込めている媒体内で溶解されているべきである。例えば
、水溶性染料を水基ポリビニルアルコール閉じ込め媒体
内に溶解する、及び油溶性染料を油基液晶材料内に溶解
するの両方或は何れか一方を行うことができる。
視覚的或は光学的出力の彩色は、支持媒体内の等方向に
散乱する光の光路長が反射、好ましくは完全に内部反射
によって増大するためである。支持媒体内で完全に内部
反射しない一部の光は見る側の表面から退出し、着色さ
れた文字ディスプレイ即ら出力を生ずる。
染料を液晶にではな(支持媒体に通用することの長所は
、カプセル入りの液晶の万能顕色在庫品を製造、貯蔵及
び、必要に応じて、任意色彩の染色した支持媒体と共に
使用して所望の色彩ディスプレイを達成できることであ
る。
螢光染料を使用する長所は、入射光或は多分他の放射に
応答して螢光染料によって放出される光のために実効或
は見掛は上の光増巾、輝かせ及び増白の全て或は何れか
1つが行われることである。
本発明に関して本明細書において使用されるひずんだ整
列、ランダムな整列、及び電界遮断状態なる語は本質的
に同じことを意味し、液晶分子の方向性配向が実効的に
弯曲した形態にひずんでいることを意味する。このよう
なひずみは、例えばそれぞれのカプセルの壁によって与
えられる。与えられたカプセル内の液晶材料の特定のひ
ずんだ整列は、通常は常に実質的に電界が印加されない
場合と同一である。
一方、本発明に関して本明細書において使用される平行
整列、規則的整列、及び電界印加状態とは、カプセル内
の液晶材料が全体的に外部から印加した電界に対して整
列されていることを意味する。
本発明の1つの面によれば、液晶ディスプレイは相対的
に暗い背景上に相対的に明るく着色された文字、情報等
を発生することが可能であり、この明るく着色された文
字はランダムに整列された液晶材料によって発生される
のである。多色型ではない染色した材料を通る多重光路
がディスプレイ、光学的シャッタ等による光出力を満足
できるように着色する。背景は、例えば規則的な整列を
している従って実質的に光学的に透明な液晶材料、及び
液晶材料が存在しないディスプレイの領域の両方或は何
れか一方によって与えられる。液晶材料が平行即ち規則
的な整列である時には、例えば吸収体によって形成され
る相対的に暗い背景のみが現われる。以上は比較的低電
力要求、最小の液晶材料、及びディスプレイの見る側(
方向)から或は後(見ない)側からの何れかからの照明
を用いて達成される。本発明の原理は光学的シャッタ或
は光制御装置に使用して例えば輝度を制御することも可
能である。
要約すれば、液晶装置は、規定された入力に応答して光
を選択的に主として散乱或は透過させる液晶材料、及び
その中に液晶材料を保持するか或はその上に液晶材料を
支持する支持媒体を含む。
本発明の好ましい実施例及び最良モードによれば、液晶
材料は、例えば閉じ込め媒体内の液晶材料のようなカプ
セル入りの初であり、このようなカプセル入り液晶は支
持媒体内に位置ぎめされるか、或は該媒体上に取付けら
れる。変形として、閉じ込め媒体自体が支持媒体を形成
していても、或は支持媒体の一部であってもよい。この
ようなカプセル入り液晶材料は、それに入射する光を実
質的に等方的に散乱せしめる。この散乱には光の一部を
(例えば見る人の眼に向って)見る方向に戻すような散
乱も含まれる。より好ましくは、動作的にネマチックで
あるこの液晶が正の誘電異方性を有し、またこの液晶の
ための閉じ込め媒体或は包み込み媒体の屈折率と実質的
に整合する常屈折率を有することである。
1実施例においては、液晶材料によって等方的に散乱さ
れる大量の光は支持媒体によって完全に内部反射されて
液晶材料に戻され、それが液晶材料を照明するから更に
等方敗乱が行われて例えば人の眼には液晶材料の外観が
−Illいて見える。
支持媒体、閉じ込め媒体及び液晶材料自体の全て或は何
れかにおける光路長の伸張及びこれらの1つ或はそれ以
上によって担持される染料は光に所望の色彩を生ぜしめ
、電界が印加されていない場合に液晶の構造がランダム
な或はひずんだ整列にある時には着色された出力外観を
呈するようになる。支持媒体の内部反射率特性は、支持
媒体の屈折率を固体、液体或は気体(空気を含んでいて
さえよい)のような他の媒体の屈折率よりも大きくすれ
ば、支持媒体の背面とこれらの他の媒体との界面によっ
て得られる。支持媒体は、例えば閉じ込め/包み込み材
料(或は液晶材料と共にエマルジョンをなす材料)、付
加的な量の包み込み或は他の材料、プラスチック状フィ
ルム或は硝子等のような取付は媒体を含む若干の成分か
らなっていてよく、これら全ての詳細に関しては後述す
る。
支持媒体の背面は、この背面に実質的に垂直な方向から
背面に到達する光が透過するように、光学的に透過性と
することができる。この背面を越えた所に位置する光吸
収用の黒い材料或は着色された材料は、液晶材料によっ
て形成された文字が現われる背景の外観を暗くする或は
着色させるのを援助する。液晶材料の規則的な整列は等
方敗乱を少なくとも実質的に排除するので、液晶材料を
通過する全ての光は支持媒体の背面をも通過する。
変形実施例においては、支持媒体の背面に例えば蒸着技
術によって同調された誘電体被膜を設け、選択的な建設
的及び破壊的光学干渉を行わせる。
この同調された誘電体被膜の厚みは、λを装置と共に用
いられる光の波長としてλ/2の関数である。建設的干
渉は、特に支持媒体内において光を完全内部反射させな
い立体角を減少させることによって、内部反射を強める
。従ってこのような干渉は液晶材料文字の外観を一層輝
かせ、外観の色彩を増強する。
本発明を実施する液晶ディスプレイのための入射照明は
、前側即ち見る側からであってよい。変形として、入射
照明は後側からであってよく、好ましくは液晶材料によ
って完全に透過される光を見る側の視野或は視角から外
すように導びくマスク或は導光器を通す。しかし視角内
の液晶材料によって散乱される光は見ることができる。
更に、コレステリック材料をネマチック液晶材料を添加
して、特にカプセルが比較的大きい場合に、電界を遮断
した時にネマチック材料がカプセル或はセル壁の形状に
大よそ追随するひずんだ整列パターンに戻るのを促進す
ることができる。また、望むならば、粘度制?II!添
加物を液晶と混合することもできる。更に、カプセル内
の液晶構造を好ましく整列させるのを援助するために液
晶に添加物を使用することもできる。
本発明の別の面によれば、液晶装置は、液晶材料、規定
された入力が欠如している時に液晶材料の自然構造をひ
ずませて光を散乱せしめる表面(液晶は規定入力に応答
してこの散乱の量を減少させる)、及びこの光の散乱中
に装置によって出力される光を輝かす螢光染料から形成
される。
本発明のこれらの及び他の面、特色及び実施例は以下の
説明から明白になるであろう。
本発明の主目的は、着色された出力を発生させるように
液晶装置の改良を提供することである。
本発明の別の主目的は、特に動作的にネマチック型の液
晶材料を用いて光を選択的に実質的な等方散孔させ、こ
の散乱光を反射させ、そして特に非多色染料を用いてこ
の光を着色することである。
本発明の別の目的は、本発明の種々の特色及び目的を、
大型ディスプレイ、比較的小型のディスプレイ、及び光
学的シャッタ或は他の光制御装置に提供することである
本発明の別の目的は、非多色染料を液晶光学装置内に使
用することであり、特にこの染料は液晶材料を包み込む
閉じ込め媒体内、この液晶材料自体内、及び液晶材料を
包み込む支持媒体内の全て或は何れかに存在する。
別の目的は、液晶装置の着色された光学出力を強めるこ
とである。
付加的な目的は、液晶装置を用いて相対的に暗い背景上
に輝く着色された文字、情報等を表示することである。
別の目的は、完全内部反射の原理を使用して、液晶装置
特に液晶ディスプレイの動作を強め、また特に)・夜晶
装置内の及びその中に含まれる非多色染料を通る光路長
を増加させるべく共働する等方散乱光の使用を強めるこ
とである。
別の目的は、液晶装置特に液晶ディスプレイの光学出力
を強めるべく光学的干渉の原理を使用することである。
付加的な目的は、液晶装置内において光を等方向に散乱
させることであり、またこの等方散乱光を使用して相対
的に暗い背景上に輝く着色された文字を発生させること
である。
他の目的は、液晶装置のコントラストを改善することで
ある。
別の目的は、液晶光学装置の融通性を改善することであ
る。
付加的な目的は、液晶装置の製造方法を提供することで
ある。
別の目的は、小型及び大型装置、特にカプセル入り液晶
材料を使用した装置に着色された液晶装置を使用するこ
とである。
更に別の目的は、液晶装置の見る方ではない側から入射
照明を供給し、特にこの照明を使用した時に背景に対し
て輝いた着色された文字、情報或は透過光を提供するこ
とである。
付加的な目的は、カプセル入りの動作的にネマチック液
晶の、電界遮断時のランダムな或はひずんだ整列への戻
りを容易或は促進の両方或は何れか一方を可能ならしめ
ることである。
別の目的は、特定機能、光学装置等に必要とされる液晶
材料の量を最小ならしめることである。
別の目的は、カプセル内にある液晶構造を電界遮断状態
時に好ましく配向せしめるのを援助することである。
付加的な目的は、液晶装置内において等方散孔する光を
、螢光染料を用いて増巾、輝かせ、及び増白の全て或は
何れかを行うことである。
更に他の目的は、液晶装置内に螢光材料を使用すること
である。
本発明のこれらの及び他の目的及び長所は以下の説明か
ら一層明白になるであろう。
上述の及び関連の目的を遂行するために本発明は以下に
完全に説明する、及び特許請求の範囲に記載の特色から
なる。以下に添付図面を参照して本発明の若干の実施例
を説明するが、これらの実施例は本発明の原理を使用す
る種々の方法の若干を示すに過ぎないことを理解された
い。
添付図面においては、類似部品に対しては類似番号を付
しである。先ず第1図、第2図及び第3図に本発明に従
って使用されるカプセル入り液晶材料を示す。第1図に
は本発明による液晶装置10内の非多色染料9の概要を
示す。全ての図面において、この染料はrXJ状の印で
示されており、明瞭化のためにこれらの印は若干数のみ
示しであるが好ましくは染料が含まれているそれぞれの
媒体或は材料内に大よそ均一に或は公知の或は特定の方
法で分布させであることを理解されたい。
装置10は、第1図〜第3図に単一のカプセルによって
表わされているカプセル入り液晶材料11を含む。図示
カプセルは二次元で示され従って平面的であるが、カプ
セルは三次元であり、最も好ましくは球形であることを
理解されたい。カプセル11は全体が透明な支持媒体1
2内に取付けることが好ましく、支持媒体12は互に一
体の上側部分12a及び下側部分12bを有している。
装置10は1対の電極13.14をも含み、スイ □フ
チ15を閉じると電極は普通の電圧源16から付勢され
液晶材料を横切って電界が印加される。
染料9は1つ或はそれ以上の支持媒体12、及び好まし
くは閉じ込め媒体33(後述)の中にあってよい。また
液晶材料30の中にあってもよい。
更に、特に染料が材料或は媒体内に沈澱する問題を避け
るために、また好ましくは染料の所望の均−性即ち制御
された分布を達成するために、染料は材料或は材料を閉
じ込める媒体内で可溶性であることが好ましい。
本発明の主要特色は、カプセル入り液晶材料が、電界遮
断ランダム整列状態にある時には入射する光を等方散乱
させ、また電界印加規則整列状態にある時には実質的に
光学的に透明となることである。
カプセル11は、離散的に形成された、或はより好まし
くは、液晶材料といわゆる包み込み材料或は閉じ込め材
料とを好ましくは安定なエマルジョンとなるように混合
することによって形成された多くのカプセルの1つであ
ってよい。図示のように、エマルジョンは支持媒体の部
分12a、12bと電極13.14との間に適用する即
ち挟むことができる。望むならば支持媒体12及びいわ
ゆる包み込み材料或は閉じ込め媒体は同一材料であって
よい。更に別の変形として、上側及び下側支持媒体部分
12a、12b或はこれらの一方はプラスチック状、硝
子或は類似の好ましくは透明な取付は材料であってよい
。本明細書においては、透明とは透明材料内に収容され
ている染料の可能性も残されている。電極13.14は
後述するように、この取付は材料及び例えば多くのカプ
セル11を含むカプセル入り液晶材料/エマルジョンに
適用でき、装置10を形成させるように取付は材料12
a、12b間に挟むことができる。
反射媒体18は支持媒体下側部分12bと界面19を形
成し、後述するような所望の完全内部反射機能を得てい
る。今は完全内部反射動作原理の故に、カプセル11内
の液晶材料は例えばスイッチ15が開かれて電界遮断状
態の下では例えば光ビーム17によって表わされる入射
光によって照明された時に装置10内で光を等方散乱さ
せるので、支持媒体上側部分12aから離れた視認領域
20からは液晶材料は着色され相対的に註いて見えると
説明するに留める。このような等方散乱(及びある吸収
、特にカプセル入り液晶材料内に存在する多色染料に伴
なう吸収)は公知であるが、本発明の完全内部反射は非
多色染料によって反射7敗乱光の散乱及び着色を強調す
るので、カプセル入り液晶材料によって形成或は出力さ
れる文字の視覚/光学的着色外観を輝かせる。黒或は着
色材料の光吸収N21を界面19とは反対側の反射媒体
18の底面或は後面に付着させることができる。
電極13は例えばある量のインジウム錫酸化物を支持媒
体下側部分12bに真空薄着させることができ、また電
極14は例えば4電性インクを直接液晶材料に塗布して
もよいし、或は電極13と類似であってもよい。他の電
極材料及びそのだめの取付は手段を何れの電極に対して
使用することもできる。それらの例にはS+A酸化物及
びアンチモンをドープした錫酸化物が含まれる。好まし
くは、電極は液晶装置10の光学に重大な影響を与えな
いように、例えば約200オングストローム厚のように
比較的薄く且つ透明とする。
カプセル入り液晶材料11はカプセル32の境雰内即ら
内容積31内に収容されている液晶30を含む。各カプ
セル32は離散していてもよいし、或は変形として液晶
30は、液晶材料を収容するための多数のカプセル状環
境を形成する傾向にある閉じ込め媒体或はいわゆる包み
込み材料33の安定なエマルジョン内にとじ込めること
ができる。
図示の便宜上、カプセル32は全量が閉じ込め媒体或は
包み込み材料33で形成されている離散したカプセルと
して示しである。本発明の好ましい実施例及び最良モー
ドによれば、カプセルは大よそ球形であり、液晶30は
正の誘電等方性を有するネマチック或は動作的にネマチ
ックな液晶材料である。しかし、本発明の原理はカプセ
ルが球形以外の形状にも適用される。このよ・)な形状
は、例えば屈折率のような液晶材料の光学的特性と満足
できるように共働し、且つ液晶に電界印加状態を持たせ
たい場合に液晶に所望の規則的な或は平行整列を与える
ために充分な部分の電界を液晶30を横切って発生させ
得る所望の光学的及び電気的特性を有しているべきであ
る。またこの形状は液晶材料が電界遮断或はランダム整
列状態にある場合に液晶材料をひずませるべきである。
カプセル32を好ましい球形にすることの特別な長所は
、電界遮断状態の時に内部の液晶30にひずみを与える
ことである。このひずみは2.少な(とも部分的に、カ
プセルと液晶のピッチの相対寸法によるものであり、こ
れらの寸法はほぼ同じか或は少なくともほぼ同一の桁と
することが好ましい。
更に、ネマチック液晶材料は流体状の特性を存しており
、電界が印加されない場合にカプセル壁の形状に対して
順応する或はひずむのが容易である。
一方、電界が印加されている場合にはネマチック(オ料
はこの電界に対して比較的容易に規則的な整列に変化す
る。
ネマチック以外の型の液晶材料、或は種々の型の液晶材
料及び他の添加物の両方或は何れかの組合せも、カプセ
ルに入れられた液晶が動作的にネマチックである限りは
、好ましいネマチック液晶材料と共に或はそれと置換し
て使用することができる。しかし、コレステリック及び
スメチック液晶材料は一般にバルク駆動である。これら
のバルク構造を解体してカプセル壁形状に順応させるの
は、カプセル内のエネルギ考察上からも困難である。
染料9は直接閉じ込め媒体33自体内に存在させること
ができる。染料の料は閉じ込め媒体33の約0.01乃
至約1重量パーセント程度、好ましくは約0.1乃至約
0.5%とすることができる。好ましくは閉じ込め媒体
は水を基とし、染料は水溶性とする。従って染料はその
中で溶解し、液晶へ移動しない。しかし閉じ込め媒体内
の殆んどの光の通路長が長いため、このように少量の染
料でも実効的な光着色の結果が得られる。更に、本発明
の光着色によって例えば緑塗料のような着色した緑の如
き着色した色彩の外観が得られることが分った。これは
例えば緑染色したフィルタを用いて得られる比較的貧弱
な質の緑光と対比される。同じような結果は他の色彩に
おいても発生ずる。
非多色染料例には、水溶性染料、食品着色染料及び布或
は繊維束石が含まれる。特定の例を挙げれば、FD&C
青#2インジゴカルミン、FD&C赤#2アマランス、
Fr)&C赤#3エリツルシン、FD&C黄#5ター1
−ラジン、並びにアメリカン・カラー社からの直接橙7
2、直接赤80、直接赤81、直接前I、直接黄# 4
. G L、及び直1妾黄#6である。
変形として、染料9は油溶性染料であってよく、これは
油を基とする液晶材料内に溶解し、閉じ込め媒体に移動
しない。これらの染料の例には、FD&C黄#2、ナフ
トール黄Sが含まれる。
第2図及び第3図はそれぞれ電界遮断及び電界印加状態
における液晶30を容れた単一のカプセル32を示す図
である。カプセル32は球形であり、容積31の境界を
限定する全体的に滑らかに弯曲した内部壁面50を有し
ている。壁面50及び全カプセル32の実際の寸法パラ
メータは、その中に容れた液晶30の量に、また多分そ
の中の個々の液晶材料の他の特性に関連している。また
、カプセル32は液晶30に力を加えて加圧するか、或
は少なくとも容積31内の圧力を実質的に一定に維持す
る。上述の結果、及び液晶の表面湿潤性質のために、通
常の自由形状にあって多分ランダムに分布はしていても
平行になる傾向の液晶は内側壁面50の比較的近い部分
に大よそ平行な方向に弯曲するようにひすまされる。こ
のひずみによって液晶は弾性エネルギを蓄積する。図を
簡明にするために、指向性配向を破線52によって表わ
されている液晶分子の層51を内側壁面50に最も近く
示しである。液晶分子51の指向性配向は壁面50に近
い領域に平行な方向に弯曲するようにひずんでいる。カ
プセル内の境界層52から離れた液晶分子の指向性パタ
ーンは53によって示されている。液晶分子は層として
指向的に示されているが、分子自体がこれらの層に拘束
されるものではないことを理解されたい。以上の如く、
個々のカプセル内の構成は壁の構造の構成によって予め
決定されるものであり、例えば電界のような外部力によ
って作用されない限り固定されているのである。電界を
除去すると指向性配向は、第2図に示すような元の配向
に戻る。
ネマチック型材料は通常平行形状を取り、また通常光学
的偏光方向に感応する。しかし、カプセル入り液晶11
内の材料はカプセル32の三次元金てに弯曲してひずむ
、即ち弯曲させられるので、カプセル内のネマチック液
晶材料は入射光の光学的偏光の方向に不感となる改善さ
れた特性が得られる。
カプセル32内の液晶30は、液晶が壁50との平行整
列と最小弾性エネルギに対する要求とを両立させるよう
に均一に整列できないために、大よその球形配向に不連
続55を有している。この不連続は三次元内にあり、液
晶30が入射光の光学的偏光に感応する可能性を更に減
少させるように液晶30をひずませるのに有用である。
不連続突出部55はカプセル内に散乱及び吸収を生じさ
せる傾向にあり、カプセルの内側壁面50の部分に対す
る液晶分子の接線方向或は平行整列は共にカプセル32
内に散乱及び吸収を生じさせる。例えば電界が印加され
ると、第3図に示すように、不連続は最早存在しないの
で、この不連続はカプセル入り液晶11が電界印加或は
整列状態にある時には光透過に最小の効果しか与えない
以上の説明は液晶材料が均質配向(カプセル壁に平行)
されているものとしたが、このようなことは本発明の必
要条件ではない。必要なのは、電界が印加されない場合
、壁と液晶との間の相互作用が壁付近の液晶に大よそ均
一で区分的に連続する配向を発生させ、カプセル容積全
体の液晶材料の空間的平均配向が強く弯曲し、液晶構造
に実質的に平行な方向の配向が存在しなくなることであ
る。電界遮断状態時に本発明の特色である散乱及び偏光
に対する不感性をもたらすのがこの強く弯曲した配向で
ある。
第3図に示すような電界印加状態、或は液晶に規則的な
或は平行整列をもたらす何等かの他の状態においては、
カプセル入り液晶11は入射する実質的に全ての光を透
過させ、支持媒体12内に見ることができなくなる。一
方例えば第2図に示すように液晶が電界遮断状態でひず
んだ整列(ランダムな整列と呼ぶことがある)である場
合、入射光の一部は吸収されるが、また一部は支持媒体
12内で等方向に散乱させられる。完全内部反射を用い
ると、この等方散乱した光を例えば染色されたカプセル
入り液晶11に再び向けることができるので、液晶を輝
かせて見る人或は観察機器に対して着色され且つ相対的
に輝くように見せる。
包み込み媒体32の屈折率と液晶の常屈折率とは、通過
する入射光の屈折に起因する光学的ひずみを避けるため
に、電界印加即ち液晶の規則的な整列状態の時に可能な
限り整合させるべきである。
しかし、液晶材料がひずんだ或はランダムな整列にある
時、即ち電界が印加されていない時には液晶30とカプ
セル32の壁との境界において屈折率において屈折率に
差を生じる。即ち液晶の異常屈折率は包み込み媒体の屈
折率よりも大きくなる。
これは液晶材料と閉じ込め或は包み込み媒体との界面即
ち境界において屈折を生ぜしめるので、更に散乱が行わ
れる。このようにして更に散乱された光は内部反射され
、液晶外観を更に輝かせる。
このような屈折率の差の発生は複屈折として知られてい
る。複屈折の原理は、5earによってオプティックス
に、またHar tshorne及びStewartに
よりクリスタル・アンド・ザ・ボラライジング・マイク
ロスコープに記載されている。好ましくは包み込み或は
閉じ込め媒体32及び支持媒体12の屈折率を同一とし
、光学的に同一の材料と見えるようにしてそれ以上の光
学的界面の発生を避ける。
液晶材料の、異常屈折率ではなく、常屈折率がいわゆる
包み込み媒体の屈折率に接近しているので、電界印加状
態から電界遮断状態へ移る時、或はその逆の時に散乱の
変化を生じる。屈折率整合の精度は装置のコントラスト
及び透過率の所望の程度に依存するが、液晶の常屈折率
及び媒体の屈折率を0.03、より好ましくは0.01
、特定的には0.001よりも大きく異ならせないこと
が好ましい。許容される差はカプセルの寸法に依存しよ
う。
好ましい実施例及び最良モードによれば、望ましくは第
3図に示す電界Eは、包み込み材料内で実質的に消散或
は低下させるのではなく、カプセル32内の液晶30に
殆んどの部分が印加されるようにする。カプセル32の
壁54を形成している材料にまたがって、或はこの材料
を通して電圧を降下させるべきではなく、電圧降下はカ
プセル32の容積31内の液晶30にまたがって発生さ
せるべきである。
包み込み媒体の電気的インピーダンスは、好ましくはカ
プセルに入れられた液晶のそれよりも実効的に充分大き
くすべきであり、このようにすれば短絡がもっばら壁5
4を通して、例えば点Aから壁のみを通して点Bまで発
生して液晶をバイパスすることがない。従って例えば、
点Aから点Bまで壁だけを通して誘起される電流或は変
位電流に対する実効インピーダンスは、点Aから内側壁
面内の点A、液晶材料30、容積31内の点B′を通り
点Bに達する通路のインピーダンスよりも大きい。この
状態は、点Aと点Bとの間に電位差が存在することを保
証する。この電位差は、液晶材料を整列させる電界を液
晶材料にまたがって発生させるのに充分な大きさとすべ
きである。幾何学的見地から、即ち例えば点Aから点B
までの壁だけを通る長さのために、この状態は壁材料の
実際のインピーダンスがその中の液晶材料のインピーダ
ンスよりも低い場合でさえも存在可能である。
包み込み材料を形成している材料及び液晶を構成してい
る材料の誘電窓(係)数、及びカプセル壁54特に半径
方向における実効容量値及び電界Eが印加される液晶の
実効容量値は全て、カプセル32の壁54が印加される
電界Eの大きさを実質的に降下せしめないように関係づ
けるべきである。理想的には、カプセル入り液晶材料の
全層61 (第4図)の容量誘電窓(係)数は実質的に
電界印加状態に対して同一とすべきである。
液晶30は異方性の誘電定数値を有している。
壁54の誘電窓(係)数は異方性液晶材料30の誘電窓
(係)数よりも低くして最適動作のための上記条件を満
たすのを援助することが好ましい。
電界Eのための電圧要求を低下させるために、比較的高
い正の誘電異方性を有していることが望ましい。電界が
印加されていない時のかなり小さくすべき液晶30の誘
電窓(係)数と、電界が印加されて整列した時の液晶の
誘電窓(係)数との差は可能な限り大きくすべきである
。誘電値と印加電界の関係は、その(それらの)カプセ
ル内の液晶材料にまたがって印加される電界がこの電界
に対して液晶構造を整列せしめるのに充分であるように
すべきである。一般的に用いられる液晶の低目の誘電値
は、例えば約3.5の低さから約8の高さまでである。
カプセル32は種々の寸法とすることができる。
しかし寸法を小さくする程カプセル内の液晶を整列させ
る電界に対する要求は高くなる。しかし、好ましくは、
カプセル入り液晶を用いたディスプレイのような装置の
光学的及び電気的特性のような種々の特性が実質的に均
一となるように、カプセルは均一寸法パラメータのもの
とすべきである。
更に、カプセル32は入射光ビームに対してそれらが離
散したカプセルとして見られるように、直径を少なくと
も1ミクロンとすべきである。直径が小さいと光ビーム
はカプセルを連続した均質層として「見る」ので、必要
な等方散乱をうけなくなる。
本発明の最良モードによる好ましい液晶材料は、米国オ
ハイオ州ケントのアメリカン・リキッド・クリスタル・
ケミカル社から市販されているネマチック材料NM−8
250(エステル)である。
他の例はエステル化合物、ビフェニル及びビフェニル化
合物の両方或は何れか一方、等である。
本発明によって有用な君子の他の型の液晶材料には下記
の4例が含まれ、各側はそれぞれの液晶材料の処方であ
る。いわゆる10%材料は、約10%の4シアン基置換
材料を有し、20%材料は約20%の4シアン基置換材
料を有し、等々である。
」」」口り粁 安息香酸ペンチルフェニルメトキシ  54g安息香M
ペンチルフェニルペンチロキシ36g安息香酸シアノフ
ェニルペンチル    2.6g安息香酸シアノフェニ
ルヘプチル    3.9g安息香酸シアノフェニルベ
ンチロキシ  1.2g安息香酸シアノフェニルへブチ
ロキシ  1゜1g安息香酸シアノフエニロクチロキシ
   9.94g安息香酸シアノフェニルメトキシ  
  0.35g20%址料 安息香Mペンチルフェニルメトキシ  48g安息香酸
ペンチルフェニルペンチロキシ32g安息香酸シアノフ
ェニルペンチル    5.17g安息香酸シアノフェ
ニルヘプチル    7.75g安息香酸シアノフェニ
ルペンチロキシ  2.35g安息香酸シアノフェニル
へブチロキシ  2.12g安息香酸シアノフェニロク
チロキシ   1.88g安息香酸シアノフェニルメト
キシ    0 、705g40%十棟 安息香酸ペンチルフェニルメトキシ  36g安息香酸
ペンチルフェニルペンチロキシ24g安息香酸シアノフ
ェニルペンチル   10.35g安息香酸シアノフェ
ニルヘプチル   15.52g安息香酸シアノフェニ
ルペンチロキシ  4.7g安息香酸シアノフェニルへ
ブチロキシ  4.23g安息香酸シアノフェニロクチ
ロキシ   3.76g安息香酸シアノフェニルメトキ
シ    1.41g土工X変長 安息香酸ペンチルフェニルメトキシ  36g安息香酸
ペンチルフェニルペンチロキシ24g安息香酸シアノフ
ェニルペンチル   1Gg安息香酸シアノフェニルヘ
プチル   24gそれぞれのカプセル32を形成する
包み込み媒体は、液晶材料によって実質的に完全に影古
されない及び液晶材料に実質的に完全に影3しない型で
あるべきである。種々の樹脂及び重合体の両方或は何れ
か一方を包み込み材料として使用することができる。好
ましい包み込み材料はポリビニルアルコール(PVA)
であり、良好な、比較的高い誘電定数及び屈折率を有し
、この屈折率は好ましい液晶材料の屈折率に比較的精密
に整合している。好ましいPVAの例は約84%加水分
屑された少なくとも約L 000の分子量の樹脂である
モンサンド社のゲルヴアトル20/30PVAが本発明
に最適である。
乳化した或はカプセル入り液晶11の製造方法は、閉じ
込め或は包み込み媒体、液晶材料、及び多分水のような
担体媒体の混合を含んでいてよい。
混合は、ブレンダ、最も好ましいコロイドミル、等々の
ような種々の混合装置内で行われる。この混合中に発生
するのは成分のエマルジョンの形成であり、次でエマル
ジョンは水のような祖体媒体を排除するために乾燥し、
PVAのような包み込み媒体を硬化させることができる
。このようにしてそれぞれ作られたカプセル入り液晶1
1のカプセル32は完全球形ではないが、球形は初めに
形成される時及び乾燥及び硬化の両方或は何れか一方の
後のエマルジョンの個々の小滴、滴或はカプセルの最低
自由ネルギ状態であるために、各カプセルの形状は実質
的に球形となる。更に、使用される染料が水溶性のもの
であれば、PVA閉じ込め媒体のような水を基とする材
料或は媒体内に事前混合及び溶解の両方或は何れか一方
を行うべきである。またもし染料が油溶性であれば、液
晶材料のような油を基とする成分内に事前混合及び溶解
の両方或は何れか一方を行うべきである。
カプセル寸法(直径)は、好ましくは、入射光に及ぼす
効果及び電界に対する応答の動作の均一性を得るために
エマルジョンにおいて均一とすべきである。カプセル寸
法範囲例として、約0.3乃至約100ミクロン、好ま
しくは0.3乃至30ミクロン、特に3乃至15ミクロ
ン、例えば5乃至15ミクロンとすることができる。
包み込み或は閉じ込め媒体と同−或は類似材料であって
よい支持媒体12を形成させるのには種々の技術を使用
することができる。例えば、下側支持媒体12bはモー
ルド或は鋳込みプロセスを用いて形成させることができ
る。電極13及び液晶材料はこの媒体12bによって支
持されるように付着させることができる。電極は支持媒
体とカプセル入り液晶材料との間のインドレックス材料
の層でよい。電極14は、例えば印刷によって塗布する
ことができる。次で支持媒体上側部分12aを所定位置
に注いで或は鋳込んでカプセル入り液晶材料及び電極の
包み込みを完了する。変形として、支持媒体部分12a
、12bは、例えば例1において説明するように、実質
的に透明なプラスチック状フィルム或は硝子板とするこ
とができる。
最も好ましい支持媒体部分12a、12bはマイラのよ
うなポリエステルフィルムである。
反射媒体18は、例えば固体ならば、別の鋳込み或はモ
ールド技術によって支持媒体部分12bに付着させるこ
とができ、黒或は着色された光吸収材料の下側被膜21
は反射媒体18の背面、即ち反射媒体18と支持媒体下
側部分12bとの界面から遠い方の表面に付着させるこ
とができる。
変形として、反射媒体は支持媒体部分12bと吸収層2
1との間の空気或は他の流体間隙としてもよく、或は支
持媒体下側部分12bの底面に反射媒体18の代りに普
通の蒸着技術によって直接付着させてもよい(後述)。
以下は本発明による液晶ディスプレイ装置の材料例及び
1製造方法例、及びそれらの動作特性である。
例  1 染色された等方散乱材料例は、低粘度媒体加水’:’3
’ M重合体くゲルヴアトル・ポリビニルアルコール、
PVA)の22%(他の78%は水)溶液を15g、上
記の40%処方液晶材料を5g、オレ・イン酸コレステ
リルを3%、L0630 1%溶液を0.1 % (即
ちLO630の量が液晶材料の重量の約0.1%)、ク
ロロホルムを15 % (0,75g)及びMCC緑液
体材料0.4%(即ち0.06g)を用いて作成した。
染料はPVA内に溶解甘さ、次で上記の全ての成分を混
合した。混合体は、低真空挿入スクリーンCBB及びA
A上のスクリーン濾過システムヲ通過させ、材料を極め
てゆっくり小さい濾過フラスコ内に濾過した。
スライドを濾過された乳化材料で作った。材料を乾燥さ
せた後に顕微鏡で観測した結果、カプセルの直径は約3
乃至4ミクロンであった。
この乳化材料のフィルムは、透明なマイラフィルム支持
体上に取付けられたイントレソクスTI’FTA上の間
隙5設定のドクターブレードを用いてはがした。エマル
ジョンフィルムは乾燥可能であった。
動作に際して、安定なエマルジョンフィルムは電界が印
加されない時に光を散乱させ、約10ボルトの電圧で光
を透過し始め(即ち、液晶構造が電界として整列し始め
)、約30ボルトで完全にオン(透過)となった。
災−1 緑染色の代りに0.4%のM、C,青液体染料を用いた
以外は例1の成分及び製法に従った。結果は同一であっ
た。
エマルジョンの安定度及び被膜の均一性を改善するため
に、混合段階の前にGAF社のLO630非イオン界面
活性剤(洗剤)を添加した。エマルジョンの安定度及び
電極/ポリエステルフィルムベース上へのエマルジョン
の被膜における改善された性能は注目された。
即ち、本発明によれば、表面活性剤(好ましくは非イオ
ン表面活性剤)、洗剤、或は類似のものを、上述のよう
″に電極被膜フィルム上に沈着させる前のカプセル入り
液晶材料と混合できることを理解されたい。
上例に記したキラル添加物(オレイン酸コレステリル)
は動作的にネマチックのカプセル入り液晶材料のレスポ
ンス時間、特に電界印加状態から電界遮断状態へ移行の
直後に個々のカプセルの壁形状に大よそ従うひずんだ整
列に戻る時のレスポンス時間を改善(短縮)した。例え
ば全直径が少なくとも約8ミクロンの比較的大きいカプ
セルにおいては、電界遮断状態に移行する時にカプセル
壁に接する液晶材料はカプセルの中心に近い液晶材料よ
りも速くカプセル壁形状或は曲率に従うひずんだ整列に
戻るのが一般的であり、この不等性が材料の綜合レスポ
ンス時間を遅くしがちである。
しかし、キラル添加物は構造にねじれの傾向を誘起する
。ネマチック材料に及ぼすこの影古はカプセル壁から離
れた所において最も顕著であり、従って、好ましくはカ
プセル壁の形状によって形容されて、比較的離れた材料
のひずんだ整列への戻りを早める。このキラル添加物は
液晶材料の約0、1%乃至約8%の範囲とすることがで
き、好ましい範囲は約2%乃至約5%である。この量は
添加物及び液晶に依存して変化させることができ、カプ
セルが動作的にネマチックを維持する限り上記範囲から
逸脱することさえできる。
上例の別の添加物、即ちクロロホルムも、例えば装置6
0の製造中に液晶の粘度の低下及び他の制御の両方或は
何れか一方のために使用することができる。低下した粘
度は、エマルジョン形成及びエマルジョンの電極被覆支
持媒体12への付着プロセスの両者或は何れか一方に対
する決定的な効果を持たせることができる。水溶性であ
るクロロホルムはエマルジョンを乾燥させたままにする
本発明によれば、使用できる他の型の支持媒体12には
、ポリエステル材料、及びコーデルフィルムのようなポ
リカーボネート材料が含まれる。
もし電極の充分な粘着が遂行できるならば、極めて不活
性なテトラ−フィルムも使用できる。この媒体12は好
ましくは実質的に光学的に透明であるべきである。
本発明に有用な酸型閉じ込め媒体の別の例は、カルボポ
ール(B、F、グツドリッチ・ケミカル社製カルボキシ
ポリメチレン重合体)或はポリアシドである。
本発明によって使用できる若干の他の重合体閉じ込め媒
体を次の表Iに示す。木表にはそれぞれの重合体の若干
の特性も示しである。
表   ■ (クラシキ社)     2〜Acps  80〜82
分 子 量   温度及び%溶液 10.000  20℃において4% 3.000  20℃において4% −20℃において4% −20℃において4% −20℃において4% 使用できる他のゲルグアトルPVA材料には、モンサン
ド社の20−90,9000,20−60.6000.
3000、及び40−10が含まれる。
液晶材料と閉じ込め媒体との好ましい量比は、液晶材料
の重量lに対して閉じ込め媒体の重量約3である。本発
明による動作を受認できるカプセル入り液晶エマルジョ
ンは、液晶材料約1に対して例えばゲルヴアトルPVA
のような閉じ込め材料約2の量比を用いても達成できる
。更に、1:1の比でも動作するが、一般的には約1=
2乃至約l:3の範囲内の材料のように完全には椴能し
ないであろう。
さて、第4図及び第5図は本発明による液晶ディスプレ
イ装置の部分60が示されている。部分或は装置60は
、複数のカプセル入り液晶11、実際にはその複数の層
が支持媒体12内に収容されている点で、第1図で説明
した液晶装置10の完成品である。第4図及び第5図に
示す若干の部分の寸法、厚み、直径等は実際の尺度では
なく、寸法は本発明による後述の若干の部分及びそれら
の動作を示すためのものに過ぎない。
電極13.14は所望の電界を印加して例えば第3図に
示すようにして液晶材料の選択的に整列させる。電極以
外の手段は、液晶の規則的な、或はランダムな整列を行
わせる目的でディスプレイ装置60へある型の入力を印
加するのに使用できる。
カプセル入り液晶11はディスプレイ部分60内に若干
の層61として配列されている。IJ61は、ディスプ
レイ60によって表示しようとする種々の文字或は文字
の部分を表わす若干の部分に分割することができる。例
えば、第4図に示す層61の長い左側部分61Lが公知
の7セグメントパターンの一部を表わし、第4図の層6
1の比較的短かい右側部分61Rが別の7セグメント文
字ディスプレイの一部を表わすことができる。しかし、
液晶材料の種々のパターンを本発明によって使用できる
ことを理解されたい。支持媒体12のゾーン62は液晶
層部分61Lと61Rとの間の領域を充填する。以後、
1J61とは集合的であるものとする。即ちjlW61
は若干の層或はそれからなる層を含むものとする0例え
ば、この層61の複合厚は約0.3乃至約10ミルであ
ってよく、電界、散乱等に対する均一なレスポンスのた
めには均一の厚みであることが好ましい。
支持媒体12或は他の材料によってゾーン62において
分離されている61L及び61Rのようなカプセル入り
液晶材料層部分の配列或はパターンは、好ましい安定な
エマルジョンによって形成されているような離散した閉
じ込め媒体内の液晶の包み込み或ば閉じ込めのために容
易となり、或は可能ならしめられる。従って特にディス
プレイ、掲示板、光学的シャッタのような比較的大型の
装置においては、選択可能な光学的特性を必要とする場
所だけにカプセル入り液晶材料を適用することができる
。カプセル入り液晶材料をこのようにパターン化すると
、若干の場合には、特定の応用に対して必要な材料の量
を大巾に減少させることができる。このようなパターン
化は、後述するような装置の機能的動作の故に、本発明
によるカプセル入り液晶材料を用いた装置の所望動作と
の矛盾を無くすことができる。
ディスプレイ60は例えば空気環境内で使用することが
可能である。この空気は番号63で示してあり、また空
気は見る側において、或は見る方向20から、支持媒体
12と界面64を形成する。
外部媒体63の屈折率Nは包み込み媒体12の屈折率N
′とは異なり、通常N′がNよりも大きい。
その結果、見る方向20から界面64を通過して支持媒
体12に到達する光ビーム65は、界面64に直角な仮
想線66である垂線に向って曲げられる。支持媒体12
の内側の光ビーム65aはN5inθ= N ’ si
nθ′なる式を満足するように入射ビーム65よりは垂
線に近づいている(ここにθは垂線に対する入射光ビー
ム650角度、θ′は垂線に対する光ビーム65aの角
度である。
この数学的関係は界面19にも以下のように適用される
: N ’ sin θ’=N’sin θ“。本発明
による所望の完全内部反射を得るために、反射媒体18
の屈折率N#は支持媒体12の屈折率N′よりも小さく
する。従って、例えばもし光ビーム65aが界面19を
通過可能であって、界面I9を通過したものとすれば、
このビームは界面19において、垂wAに対して角度θ
′となるように、垂線から遠去かるように曲げられる。
実際には、光ビーム65.65aはゾーン62を通るた
めに層61内の液晶材料によってコースを外れた散乱を
与えられないから、界面19を通って出て行くように見
える。
第4図を参照して本発明による液晶ディスプレイ60の
動作を説明する。動作的にネマチックな液晶30は、電
界遮断状態であるためにひずんだ或はランダムな整列に
なっている。入射光ビーム70は界面64において支持
媒体12に入り、光ビーム70aとして曲げられてカプ
セル入り液晶のJii61に入射光として衝突する。ラ
ンダムな或はひずんだカプセル入り液晶材料は入射する
光を等方散乱させる。従って如何に入射光ビーム70a
が散乱させられるのかは、以下のように若干の可能性が
存在する。
Ao例えば、1つの可能性は入射光ビーム70aが破線
70bに従って界面19に向うように導かれることであ
る。界面19に衝突する光ビーム70bの角度はいわゆ
る照明の円錐の立体角α(第4図では破線71によって
図の平面方向に限定されている)内にある。この立体角
α或は照明の円錐内に降り注ぐ光は、界面において完全
内部反射させるには界面19における垂線に対する角度
が小さ過ぎる。従って光ビーム70bは垂線から遠去か
るように曲げられて界面19を通過して光ビーム70c
を形成する。
光ビーム70cは反射媒体18内に入り、層21によっ
て吸収される。
B、別の可能性は光ビーム70aが円錐角αの外側の光
ビーム70dの方向に等方散乱させられることである。
完全内部反射は界面19において発生し、光ビーム70
dは光ビーム70eとして反射され、カプセル入り液晶
材料の層61に戻され、そこでは光ビーム70eを誘4
した光ビーム70aと全く同様に別の独立した入射光ビ
ームとして扱われる。従ってこの光ビーム70eは再び
等方散乱を受ける。
C1更に別の可能性は、入射光ビーノ・70a或は光ビ
ーム70eのようにそれから誘導された光ビームが、界
面64を通過して空気のような「媒体」63内に進み人
或は観測機器によって見られるように、界面64におけ
る垂線に近い角度で界面64に向って等方散乱させられ
ることである。上記の円錐角αと類似の照明の円錐の立
体角α′は1点鎖線72によって表わされており、この
角度内では散乱光ビーム70eは界面64を通って放出
されるように入射しなければならない。光ビーム70f
はディスプレイ60から放出されるこのような光ビーム
を表わしている。界面64から放出され見る方向20か
ら見た時に着色された輝く文字の外観をカプセル入り液
晶11に与えさせるのは、例えばこのようにして放出さ
れる光ビーム70fの和のような光なのである。
D、更に別の可能性は光ビーム70aを光ビーム70g
の方向に等方散乱させ得ることである。
光ビーム70gは立体円錐角α′の外側にあり、従って
界面64において完全内面反射を受け、反射されたビー
ム70hは上述のビーム70Gと同様に、そして類似効
果を呈する実効的に独立した入射光ビームとして層61
に戻って衝突する。
電極13.14の屈折率は通常閉じ込め媒体及び支持媒
体の屈折率よりも高く、閉じ込め媒体及び支持媒体の屈
折率は好ましくは少なくともほぼ同一とする。従って、
閉じ込め媒体から電極材料へ通過する光は垂線に向って
曲げられ、電極から支持媒体へ通過する光は垂線から遠
去かるように曲げられるので、電極の正味効果はゼロで
あり、或は実質的に無視できる。従って大部分の完全内
部反射は界面19.64において発生する。
見る方向20から見て、ゾーン62は吸収層21の組成
に従って暗く、或は着色されて見える。
これはゾーン62を通過する大部分の光を表わす光ビー
ム65.65a、65bが界面64、支持媒体12、界
面19及び反射媒体18を通過し、それぞれの界面にお
いて図示のように垂線に向って或は垂線から遠去かるよ
うに曲げられ、最終的には層21によって実質的に吸収
されることによる。
第5図はディスプレイ装置60内のカプセル入り液晶層
61の電界印加或は規則的な整列状態及び動作を示す。
第5図のM61内のカプセル入り液晶11は第3図に見
られるものと類似している。
従ってゾーン62を通過して層21によって吸収される
光ビーム65.65a、65bと同様に、光ビーム70
.70a、70iは類似通路を追随し、整列した、従っ
て実質的に透明な或は非散乱層61をも通って伝えられ
る。界面19において光ビーム70aは垂線から遠去か
るように曲げられ、次で光ビーム70iは層21によっ
て吸収される。従って、見る位置20にある人に対して
光ビー465がどのような視覚外観を呈しても、光ビー
ム70は規則的に整列されたカプセル入り液晶材料を通
過した時に同一効果を呈するようになる。即ち、ディス
プレイ60、特定的にはカプセル入り液晶材料が規則的
に整列された或は電界印加状態にある時には液晶が位置
している領域はゾーン62の実質的に同一の外観を呈す
る。
もし何れかの入射ビーム65或は70が垂線に対して大
きい角度で界面64において支持媒体12に進入するも
のとすれば、従って最終的にいわゆる光の円錐角α内の
角度よりも大きい角度で界面に衝突するものとすれば、
このビームは界面19において完全内面反射される。し
かし、この反射された光は、爾後の液晶材料の層61を
通る伝送及び爾後の界面64等における完全内部反射の
ために、多分支持媒体12内に留まることになろう。
第6図には好ましい反射媒体80である空気が示されて
いる。第6図のダッシュを付した参照番号は第4図及び
第5図のダッシュを付してない参照番号によって指定さ
れた要素に対応する要素を指定している。ディスプレイ
60′は空気80で形成される界面19′を有している
。界面19’及び媒体80を通る光を吸収するために、
黒い或は着色された吸収材81を界面19’から変位し
た位置に位置ぎめすることができる。好ましい吸収材8
1はカーボンブラックであり、第6図に示すように位置
ぎめされた支持表面上に取付けることができる。好まし
い液晶はNM−8250であり、好ましい閉じ込め媒体
はPVAであり、好ましい支持媒体12はポリエステル
である。更に、例えば支持媒体12a、12bの屈折率
、及び液晶のための閉じ込め媒体の屈折率は少なくとも
実質的に同一とすることが好ましく、このようにすると
完全内部反射を主として界面19′、64′において発
生させ、閉じ込め媒体と支持媒体との間の界面ではもし
あったとしても極めて僅かとするのを援助し、これによ
って光学的ひずみは最小になる一方でコントラストは最
大となる。ディスプレイ60′は第4図及び第5図を参
照して説明したディスプレイ60と実質的に同一に機能
する。
第7図及び第8図は変更された液晶ディスプレイ90を
示す。この液晶ディスプレイ90は上述のようにカプセ
ル入り液晶材料の層61を有する支持媒体12を含む。
しかし界面19には同調される誘電干渉層91が存在し
ている。誇張して描かれている誘電JiJ91の厚みは
、λを支持媒体12内の光の波長として、3λ/2.5
λ/2等のように2で除したλの奇の整数関数即ち奇数
倍とすることが好ましい。同調された誘電干渉層91は
普通の蒸着技術によって支持媒体12の背面に付着させ
ることができる。この誘電層は酸化バリウム(Bad)
、弗化リチウム(LiF)、或は所望の光学的干渉機能
を与える他の材料からなってよい。円錐角α内の光の完
全内部反射を内部反射させるような界面19を得るため
に、Ji91の屈折率を支持媒体12の屈折率よりも小
さくすることが好ましい。光学的干渉の総合的な説明は
、1981年レズ二しク及びハリディ刊ファンダメンタ
ルズ・オプ・フィジックス第2版、731〜735ペー
ジ、Born及び−offによるオプティックス、及び
5ears及びZemanskyによるユニバーシティ
・フィジックスに見られる。
第7図に示す電界遮断/ランダム液晶整列状態において
は、ディスプレイ90は、 (a)  カプセル入り液晶材料M61による等方散部
、(bl  立体角αの外側に注ぐ光の完全内部反射、
これは第7図の界面19による(或は界面64に等方散
部する光に対するα′)、及び (C1光ビーム?Ofの如き光が見る方向20に向って
伝送され相対的に暗い背景上に白い文字の外観を与える
こと に関してはディスプレイ60と実質的に同一に機能する
同調された誘電干渉層91及び光学的干渉を用いること
によって、電界遮断状態においてカプセル入り液晶層6
1の照明は更に強められる。即ち、光の実行円錐角αは
第7図に示す角度φまで減少する。一般的に、界面64
に衝突する入射光ビーム92は光ビーム92aとして偏
向され、次で層61に入射する。もし光ビーム92aが
元の角度αの外側の角度のビーム92bとして等方散部
されれば、ディスプレイ60で説明した完全内部反射動
作が発生する。しかし、もし光ビーム92aが、光の円
錐α内の角度ではあるが光の円錐φの外側の光・ビーム
92cとして等方散部されれば、これは実際に反射され
て建設的光学的干渉が発生し、カプセル入り液晶層61
の照明を強める。
詳述すれば、光ビーム92cが同調された誘電干渉層9
1に進入した時、少なくとも部分92dは実際に界面1
9に向って反射され戻される。界面19においては、別
の入射光ビーム93と建設的干渉が発生して内部反射さ
れた光ビーム94の実効強度が増加し、このビームはカ
プセル入り液晶N61に向って戻されその照明を強める
。この建設的干渉の結果は、ディスプレイ90がディス
プレイ60内におけるよりも多くの光ビームを層61ま
で散乱或は反射させることである。しかし、ディスプレ
イ90が効果的に機能する視認角度は、ディスプレイ6
0が効果的に機能する視認角度よ □りも狭くなるとい
う欠陥がある。部ち、界面64に対して角δに等しいか
或はそれよりも小さい角度で支持媒体12に進入する入
射光は、同調された誘電干渉層91の背面即ち反射性表
面が鏡のように作用し若干のコントラストがディスプレ
イ90において失われるので、完全に反射される傾向に
ある。ディスプレイ60においては角δはもし存在して
いるとしてもディスプレイ90の角δよりも小さくなる
傾向にある。
ディスプレイ90のゾーン62を通過する光ビーム95
及び96(第7図)及び規則的に整列した(電界印加)
液晶層61を通過し円錐角φ内にある光ビーム92′ 
(第8図)は破壊的光学的干渉を受ける。従って、視野
認領域20から、ゾーン62及び規則的な電界印加液晶
が存在する領域は相対的に暗く見える。即ち電界遮断状
態で散乱が存在する明るい、着色照明された液晶層61
の部分に対して暗い背景として見える。もし望むならば
、吸収材(黒或は着色された)を層91の外側に使用し
てもよい。また背景の色彩は層91の厚さの関数点じて
変更することができる。
第9図は、本発明による液晶ディスプレイ装置の形状の
本発明による液晶装置の例であり、この装置は、この場
合は好ましくはマイラのようなプラスチレフ材料である
が例えば硝子のような別の材料であってもよいサブスト
レート或は支持媒体12の中に方形角の8字101を表
示する。第9図の方形角8字を形成するように示した領
域(一部に斜線を施す)はサブストレート12上のそし
てサブストレートに接着された1つ或はそれ以上の層に
配列されたカプセル入り液晶11の1つ或はそれ以上の
層61からなっている。8字101の一部の拡大部分断
面は第4図乃至第8図にディスプレイ60.60′或は
90として示されている。
8字101の7セグメントの各セグメントは種々の数字
を作るように選択的に付勢したり、減勢したりすること
ができる。例えばセグメント101a及び101bを付
勢すると数字「1」が表示され、セグメント101a、
101b、101cを付勢すると数字「7」が表示され
る。ここで用いた付勢とは、れぞれのセグメントが背景
に対して輝く色彩として現われる状態にすることである
。従って、付勢とは例えば「1」の表示に対してセグメ
ンl−101a及び101bを電界遮断或はランダムな
整列状態とし、一方他のセグメントを電界印加、規則的
な整列とすることを意味する。
第10図及び第11図はそれぞれ本発明の実施例の部分
断面図及び部分斜視図であって、支持媒体12#内の液
晶161″及び電極13″、14″の好ましい配列を示
す。第10図及び第11図において、二重ダッシュを付
した番号は、第4図及び第5図のダッシュを付してない
番号で示す部分に対応する部分を、また第6図にダッシ
ュを付した番号で示す部分に対応する部分を示す。即ち
第10図及び第11図によれば、ディスプレイ装置60
#は、ディスプレイ装置の全体或は少なくとも比較的大
きい部分に亘って実質的に連続する層61“及び電極1
3”を有していることが好ましい。電極13#は例えば
接地電位源に接続することができる。電極14“は14
a、14bに示すような複数の電気的に絶縁された電極
部分に分割でき、各部分を選択的に電位源に接続して付
勢された電極部分14a或は14bと他の電極13“と
の間にある液晶材料を横切る電界を印加することができ
る。従って、例えば電界を電極14a、13“にまたが
って印加してそれらの間に存在するカプセル入り液晶材
料を規則的な電界印加整列ならしめ、それによって上述
の如く実効的に光学的に透明とすることができる。同時
に、電極14bは電位源に接続せずに電極14b及び電
極13″との間の液晶材料をひずんだ或はランダムな整
列とし、それによって見る方向20“から相対的に輝い
て見えるようにすることも可能である。電極14a、1
4b間の小間隙120はそれらの間の電気絶縁を与え上
記の分離した付勢或は減勢を可能とする。
第12図に本発明の好ましい実施例及び最良モードをデ
ィスプレイ60″として示しである。第12図において
三重ダッシュを付した番号は前述のように類似番号の部
品を示す。ディスプレイ60′″は上述の番号を付した
例に従って作られている。即ち、下側支持媒体12b’
″はインジウムをドープした酸化錫インドレックス電極
13′″を有するマイラフィルムで形成されている。ま
たカプセル入り液晶材料の161″は図示のように電極
被膜された表面に付着されている。間隙120”を有す
る若干の電極部分143′″、14b′″等は支持媒体
12b”に対面する層61′の表面に、或は支持媒体1
2 a ”の何れかに直接付着させてあり、支持媒体1
2a”は第12図に示すように付着させてディスプレイ
装置60″のサンドインチを完成させている。更に、反
射媒体80′は空気であり、第12゛図に示す支持体上
に取付けられたカーボンブラック吸収材21#が図示の
ように支持媒体12b”からの空隙80″′と対面する
ように配置されている。このディスプレイ装置60′″
の動作は、例えば第4図〜第6図及び第10図にら基い
て説明した動作に従っている。
第13図は説明した型のカプセル入り液晶130を示す
。このカプセル入り液晶130は閉じ込め材料1320
球形カプセル壁131、カプセルの内部に容れられた動
作的にネマチックの液晶材料133、及びコレステリッ
クキラル添加吻134を含む、添加物134は一般にネ
マチック材料133との溶液であるが、後述のように、
主としてカプセル壁から離れた液晶材料に対して機能す
るので第13図には中心位置に示しである。カプセル入
り液晶130は、例えば第2図において説明した如く液
晶がひずんでいる電界遮断のひずんだ状態で示されてい
る。壁131に最も近い液晶材料は壁の内側境界に似る
弯曲形状をとらされ、第2図に示す不連続55と類似の
不連続135が存在する。
第13図のカプセル入り液晶130は、他所において及
びそれらと関連して説明したカプセル入り液晶材料の本
発明の種々実施例と置換できることを理解されたい。動
作は例えば例1及び例2で説明した綿に大よそ沿ってい
る。
本発明による変更された液晶ディスプレイ装置140の
概要を第14図及び第15図に示す。この装置140に
おいては、照明の主たる源はディスプレイ装置のいわゆ
る後側或は見ない方の側142に位置する光源141か
ら誘導される。詳述すれば、ディスプレイ装置140は
、例えば第12図で説明したようにして上側及び下゛側
支持媒体12a、12b上に支持されている1対の電極
13.14の間のカプセル入り液晶の層61を含む。番
号80は前例と同様に空隙である。
3M社から市販されている光制御フィルム(L CF)
が143に示されており、好ましい商品はLCFS−A
BRO−30’−0B−60@−CLEAR−GLO3
−,030である。光制御フィルム143は薄いプラス
チックシートであって、好ましくは黒い実質的に光吸収
材料であり、その背面145から前面146に向って貫
通する黒いマイクロルーバ144を有している。このフ
ィルム或は類似材料は本発明の種々実施例と共に使用可
能である。このフィルムは実効的にそれを通る光を平行
させて液晶材料に入射させる。
マイクロルーバはベネシアンブラインドのように働らき
、例えば光ビーム150.151の、ような源141か
らの光をディスプレイ装置内に導き、特に支持媒体12
及び液晶層61を、視る方向20からディスプレイ装置
140を見ている人の視線視角外の角度で通過させる。
これは液晶が整列した時或は実質的に光学的に透明の時
である。
このような電界印加状態が第14図に示されており、光
ビーム150.151は実質的に視線外でディスプレイ
装置140を通過している。更に、見る方向20からデ
ィスプレイ装置140に入射する光ビーム152のよう
な光は殆んど支持媒体12及び整列された電界印加状態
の液晶N61を通過し、例えば第12図で説明した吸収
材21′″として働く黒フィルム143によって吸収さ
れる。
しかし、第15図に示すように、液晶IJ61が電界遮
断状態にある、即ち液晶がひずんだ或はランダムな整列
である場合には、光源141からの光ビーム150.1
51は液晶材料層61によって等方散乱され、完全内部
反射せしめられて上記の如く液晶材料の外観を輝いた着
色された外観ならしめる。例えばビーム151はビーム
151aとして等方散乱され、ビーム151bとして完
全内部反射し、ビーム151Cとして更に等方散乱され
界面64を通して見る方向20に向けて厚かれる。第1
4図、第15図のディスプレイ装置140は後側或は見
ない方の側から照光することが望ましい状況に特に有用
である。しかし、このディスプレイ装置は、充分な光が
見る方向20から与えられるならば後方光源141を用
いなくとも例えば第12図のディスプレイ装置60′″
と同じように機能する。従って装置140は、例えば光
源141を用いて或は用いずに周囲光によって一方の或
は両方の側を照明して日中に、また例えば源141から
供給される照明を使用することによって周囲光が所望の
輝度を得るには不充分な夜間或は他の環境内で使用でき
る。
第16図のディスプレイ装置160は、光制御フィルム
161が支持媒体材料12bに162において直接接着
されているか或はその他の方法によって材料12bに密
着させであることを除けば、ディスプレイ装置140と
類似である。ディスプレイ装置160が見る方向20か
らの光を用いて照明されると、上述のようにして主とし
て支持媒体12aと空気との界面64において完全内部
反射が発生する。しかし、LCFフィルムが直接支持媒
体12bに付着されているから、界面162に達する比
較的大量の光が黒フィルムによって吸収される。従って
ディスプレイ装置160においては、本発明による望ま
しい、輝いた、着色された文字表示機能を達成するため
に、層61内の液晶材料を充分に照明するような後方光
源141を設けることが特に望ましい。
第17図はカプセル入り液晶材料200の変形例であっ
て、本発明の種々の他の実施例と置換できる。カプセル
入り液晶材料200は、好ましくは球形壁203を有す
るカプセル202内に動作的にネマチックな液晶材料2
01を含む。第17図においては材料200は電界遮断
状態にあり、この状態においては液晶分子の構造204
は界面205において壁203に垂直或は実質的に垂直
に配向されている。即ち界面205においては構造20
4はカプセル202のジオメトリに対して大よそ半径方
向に配向されている。カプセル202の中心に近づくよ
うに移動すると、液晶分子の少なくとも若干の構造20
4の配向は、例えば図示のように、カプセル内の液晶の
実質的に最小の自由エネルギ配列でカプセル202の容
積を使用即ち充填するために弯曲する傾向を呈する。
このような整列は、支持部材と反応してカプセル内壁に
常配向されたステリル或はアルキル群を形成する液晶材
料への添加物の添加によるものと信じられる。ワーナー
錯体或はカプセル壁203を形成している支持媒体12
のPVAと反応する他の(オ料は、液晶材料自体内に半
径方向に突起する傾向のあるステリル群或はモエイティ
を伴なう比較的堅い皮或は壁を形成する。この突起は液
晶構造に半径方向或は垂線方向整列を生じさせ易い。
更に、液晶材料のこのような整列は、一般的分子方向に
直角に取られた方向導関数が非ゼロであるために電界遮
断状態にある液晶構造の上述の強(弯曲したひずみに!
順応する。
第18図は染料が蛍光型である本発明の実施例を示す。
例えば蛍光染料は油溶性蛍光染料D−250でよく、ま
た水溶性蛍光染料はD−834でよい。第18図におい
ては油溶性蛍光染料9Fが油を基とする液晶材料30中
に示され、また水溶性蛍光染料9Fは閉じ込め媒体33
及び支持媒体312内に示されている。しかし、最も好
ましくは蛍光染料が閉じ込め媒体内にあること、次に好
ましいのは液晶材料内にあること、そして好ましくない
のは支持媒体内にあることである。しかし、蛍光染料は
1つ以上の媒体或は材料内に存在させることができる。
蛍光は入射放射によって生ずる放射である。本発明の好
ましい実施例及び最良モードによれば、蛍光を発する放
射或は蛍光染料によって放出された放射は可視光波長内
に、或はその付近にある。
蛍光材料によって放出される光は一般に等方向に放出さ
れる。即ち入射光に応答して放出される光の方向を予測
することは不可能である。
本発明の液晶装置内の蛍光染料は、装置の先出力を増白
する或は輝かすのに使用できる。増白或は輝かせの効果
は洗濯用洗剤の分野において公知である。本発明によれ
ば蛍光染料は紫外或は蛍光を青及び縁範囲或は波長の光
に変換して、例えば人が見るための液晶装置の光出力の
外観の増白或は輝きの改善或は増大に使用できる。蛍光
染料を用いる本発明は、紫外光或は紫光の含有率が比較
的高い日光或は蛍光照明状態の下で特に効果的である。
本発明による蛍光染料の使用では、蛍光染料は必ずしも
可視スペクトル内の光を吸収せず、従って蛍光染料は通
常、入射光及び液晶装置内に収容されている例えば非蛍
光染料のような他の染料の色彩の両方或は何れか一方の
関数とし散乱光の色彩に影響を与えることは期待されな
い。むしろ蛍光染料は液晶装置が放出する光を輝かせ、
例えば液晶がひずんだ整列の時に散乱光を更に強めるこ
とによってその見掛は上の白さを増加させる。
詳述すれば、光がひずんだ液晶材料によって散乱させら
れると、散乱した光は蛍光染料に衝突し、蛍光染料は光
をランダムな方向に再放射する。再放射された光は更に
散乱し、付加的な光も最後に液晶装置の見る面を通過し
て例えば人によって見られる。本発明は1つの目的、即
ち液晶ディスプレイ等の装置の輝度及び白さの両方或は
は何れか一方を改善し、また好ましくは装置の光学的出
力の鮮明度をも改善する目的を有している。
特に第18図に参照する。液晶装置360の動作は上述
の他の装置或はディスプレイと実質的に同一とすること
ができる。しかし入射光ビームに応答して蛍光染料分子
或は粒子は蛍光を発する或はそれ自体光を放出し、これ
は層361内の液晶材料が光を等方散乱させるのと同時
に発生する。
そこで装置360内の光レベルは累積し、得に層361
内の液晶材料が散乱整列モードにある時には、レーザの
動作と類似して高められる。従って第18図の出力光3
80の輝度、強度、コントラスト及び他の特性の全て或
は何れかは見る方向320から見た時に更に強められて
いる。この動作中ひずんだ液晶材料によって等方散乱さ
れた光及び放出された或は蛍光を発する光は装置360
の前方界面及び後方界面の両方或は何れか一方において
上述の如く完全に内部反射され、所望の輝度が得られる
。また例えば第18図のゾーン362に示すように、そ
れ自体i3過モードにあるか或はその中に液晶材料を有
していない支持媒体及び閉じ込め材料の両方或は何れか
一方内に位置できる蛍光染料、及びこれらの染料からの
光或は少なくとも殆んどのこれらの光は、前述の如くそ
れぞれの界面において完全に内部反射される。従って、
この光は支持媒体312内に捕捉される(前述のように
見る方向320に伝送され得る少量の光を除く)か、或
は変形としてこの蛍光を発する光は完全内部反射によっ
て層361内のひずんだ、散乱させるカプセル入り液晶
材料311上へ導き該材料への別の光入力を与えて更に
輝やかせることができる。
劃−づ− 例1の成分及び方法を使用したが、全ての成分を混合す
る前に0.4%(0,02g)のD−250油溶性蛍光
染料を油を基とする液晶材料と混合した。前述のような
材料のスクリーニングの後にスライドを採取した。この
スライドを乾燥させて顕微鏡で観測した結果、カプセル
の寸法は約3乃至約4ミクロンであった。更に、このよ
うにして形成したエマルジョンのフィルムを間隙5に設
定したドクターブレードを用いてはがし、イントレソク
スの電極を有するマイラサブストレートに付着させた。
動作に際して、完全な散乱は8ボルト以下の電界で発生
し、8ボルトで散乱が減少し始め、25ボルトで飽和に
達した。
五−土 例1の成分及び方法を使用したが、全ての成分を混合す
る前に0.4%(0,06g)のD−834水溶性蛍光
染料を水を基とする液晶材料と混合した。前述のような
材料のスクリーニングの後にスライドを採取した。この
スライドを乾燥させて顕微鏡で観測した結果、カプセル
の寸法は約3乃至約4ミクロンであった。更にこのよう
にして形成したエマルジョンのフィルムを間隙5に設定
したドクターブレードを用いてはがし、インドレックス
の電極を有するマイラサブストレートに付着させた。動
作させたところ、完全な散乱は8ボルト以下の電界で発
生し、7ボルトで散乱が減少し始め、25ボルトで飽和
に達した。
劃−工 例3の成分及び方法を使用したが、0.4%のコンゴ赤
をD−250染料で置換した。結果は同一で、しきい値
は9ボルト、また飽和は30ボルトであった。
蛍光染料は本発明の若干の他の実施例及び特色内におい
て及びこれらと共にの両方或は何れか一方で使用可能で
ある。
更に、本発明の蛍光染料は同化技術を用いて複数の液晶
の容積に適用し得ることを理解されたい。
また更に本発明のディスプレイは多色型であっても差支
えない。
また蛍光染料を伴なう液晶材料の容積から形成されてい
る液晶装置を製造するのに、交叉結合或は強いカプセル
技術を本発明と共に用いることができる。
■−工 光学的増坪度剤及び写真添加物として知られるチバ・ガ
イギーの商標チノパルSFP蛍光染料を用いて第18図
に示す型の液晶装置を製造した。
チノパルSFPは2,2′−ジスルホン成紙に属してい
る。チノパルSFPの化学構造は4.4′−ビス−2−
ジエチルアミノ−4−(2,5−ジスホノフェニルアミ
ノ)−5−)ジアジニル−6−アミノ−スチルベン−2
,2′ジスルホン酸、ナトリウム塩である。水に溶解し
た時の蛍光最大値は438士約3nm程度である。即ち
この材料は約438nmから下で再放射する。
0.75%のチノパルSFPをポリビニルアルコール2
0/30プラスガントレツ169エマルジヨン(約85
%のPVAに対して約15%のガントレツの比のエマル
ジョン)内に溶解した。このエマルジョンと染料とを充
分に混合し、次でドクターブレードを用いてインジウム
錫酸化物(ITO)被膜したマイラフィルムの裏側に被
膜した。材料を乾燥させた後に10ミクロンのフィルム
被膜が得られ、約90℃の炉内で約1時間に亘ってPV
Aを交叉結合させた。
このようにして形成された増白剤被膜フィルムを液晶パ
ネルとして使用した。試験の結果、増白剤を使用せずに
同じように製造したものよりも大きい肺度が得られた。
約79%の輝度が達成された。この輝度係数は酸化マグ
ネシウム標準の100%輝度と対比される。
他のチノパル増輝度剤も例えば水に溶解して蛍光最大値
を異なる値に移して使用できる。更にフルオライト(ジ
ェネラル・アニリン社)、フルオレセント・アンド・フ
ルオライト(アライド・ケミカル社)、フルオル・ホワ
イト(アメリカン・シアナミド社)及びフルオライト(
インペリアル・ケミカル・インダストリーズ社)のよう
な他の蛍光染料も本発明に従って使用可能である。
第19図に本発明の変形実施例を400で示す。
液晶ディスプレイ400は本発明によって蛍光染料を、
この染料は蛍光を発生ぜしめる特定の光源と共に使用す
る型である。光源はその位置或は放出する光の波長の何
れかによって観察者には見えず、従ってそれによって観
察者は蛍光染料の蛍光によって放出される光だけを見る
ことになる。従って、装置400の外観及び一般的動作
は光放出型ディスプレイと似ているが、実際には装置4
00は蛍光付加を伴なう散乱ディスプレイとしてR能す
るのである。
第19図のディスプレイ400はカプセル入り液晶の単
独の或は複数の層61を含む。この(これらの)層は、
適当な振巾、持続時間、及び周波数の全て或は何れかの
電界が印加されない時には液晶の自然構造をひずませて
光を散乱させる壁面を有する閉じ込め媒体内の複数の体
積の液晶材料である。層61は、前述のように例えば液
晶自体及び閉じ込め媒体の両方或は何れか一方の中に蛍
光染料9fを有している。ハウジング402は液晶及び
閉じ込め媒体材料61を閉じ込め、ハウジング内部は空
気、必要ならば付加的閉じ込め或は支持媒体等403を
その中に有してよい。媒体4030目的は材料61の保
持及び材料61との共働の両者或は何れか一方を行って
所望の完全内部反射を生じさせることである。蛍光染料
9fも、もし材料403が染料を収容できるならば、材
料403内に含ませてよい。紫外照射404のような放
射源がハウジング402の一方端に配置されている。好
ましくはこの源は、406で示す観察者に向ってハウジ
ングの窓405を通して直接的に放射を放出しないよう
に位置ぎめする。源404は、蛍光染料9fに蛍光或は
再放射を生ぜしめることが好ましい波長の放射を供給す
るように、ハウジング内或はハウジングの外側にあって
よい。
ハウジング内壁面407は光或は源から放出される何等
かの放射が直接衝突した時にそれを吸収できる光吸収材
料408で内張すすることができる。
材料61内の液晶の構造の整列を遂行するために、電源
410が設けられ、スイッチ412を閉じるとそれぞれ
の電極に接続されて電界を印加する。
装置400の動作中、電界をJi61に印加すると液晶
構造が整列し、源からの光は層6エを通して伝わり吸収
材料408によって吸収される。蛍光染料に衝突する放
射によって若干の蛍光が発生するかも知れないが、この
蛍光の結果として放出される光の量は相対的に最小であ
る。一方規定の入力(電界)が印加されない場合には層
61はそれに入射する放射並びに蛍光染料によって放出
される光を散乱させる。その結果充分な量の光が層61
及び別の媒体403の両者或は何れか一方に累積し、比
較的大量の比較的強い光が装置400の出力として窓を
通過できるようになる。
本発明は、データ、文字、情報、絵画等のカラーディス
プレイを行うために、或は小型及び大型の何れか或は両
方の単なる光制御を行うために種々の方法で使用するこ
とが可能である。カラーテレビジョン、サイン、掲示板
、及び他の型のディスプレイは本発明を組入れることが
できるシステム及び装置の例である。本発明は1つ或は
それ以上の上述の媒体或は材料内に非多色染料の使用を
企図するものであるが、現在の最良モードにおいて最も
好ましいのは染料は閉じ込め媒体内に配置することでる
。染料は、好ましくは蛍光材料染料であり、また染料を
非蛍光型とすることも可能である。本発明の1実施例及
び最良モードによれば、液晶材料は文字等を形成させる
領域のみにおいて支持媒体12内に配置する。変形とし
て、層61は支持媒体12全体にまたがって伸ばし、文
字が表示される場所にだけ液晶161の接近部分に対し
て電界の印加/遮断を制御する電極を設けてもよい。光
学的シャッタとして、本発明は見る側から見る光の実効
及び見掛けの両方或は何れか一方を調整するのに用いる
ことができる。本発明による完全内部反射及び光学的干
渉の両方或は何れか一方の原理によって遂行される強調
された散乱を利用して、種々の他の設計も要望に応じて
使用することが可能である。これらには、例えば光学的
シャッタ、テレビジョン、サイン、掲示板、等が含まれ
、これらは本明細書に用いた「ディスプレイ」の定義内
に含まれるものと考えることができ′  る。
本発明は、就中、制御された光学ディスプレイを装置す
るのに使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による液晶装置の概要図であり、第2図
及び第3図は本発明による液晶カプセルの拡大概要図で
あって、それぞれ無電界即ち電界遮断状態並びに電界印
加状態を示し、 第4図及び第5図は本発明の1実施例による液晶装置の
概要図であって、それぞれ無電界状態及び電界印加状態
を示し、 第6図は本発明による液晶装置の別の実施例の概要図で
あって、完全内部反射を生じさせるために空隙を使用し
、 第7図及び第8図は光学的干渉原理を用いた本発明によ
る液晶装置の別の実施例の概要図であり、それぞ無電界
状態及び電界印加状態を示し、第9図は何れかの実施例
に形成できる本発明による液晶ディスプレイ装置の斜視
図であり、第10図は連続する液晶材料の層及び中断さ
れた電極を用いた液晶装置の別の実施例の部分概要側面
図であり、 第11図は第10図の実施例の一部を切欠いた概要斜視
図であり、 第12図は本発明による液晶ディスプレイのほぼ同縮尺
の概要図であって、若干の他の実施例の支持媒体層とカ
プセル入り液晶層の寸法関係をより正確に示し、  。 第13図は若干の他の実施例に使用できるコレステリン
ク材料添加物を有するネマチック液晶カプセルの概要図
であり、 第14図及び第15図は見ない方の側からの入射照明を
設け、光制御フィルム導光器を有する液晶装置の更に別
の実施例のそれぞれ電界印加状態及び電界遮断状態を示
す概要図であり、第16図は第14図及び第15図と類
似の概要図であるが、光制御フィルム導光器が支持部材
に接着されており、 第17図はカプセル入り液晶の別の実施例を第2図及び
第3図のように示す概要図であり、第18図は第6図と
類似の図であるが蛍光染料を使用した本発明の好ましい
実施例及び最良モードを示し、そして 第19図は蛍光染料を使用した本発明の変形実施例によ
る見掛は光放出ディスプレイの概要図である。 9・・・・・・非多色染料、  10・・・・・・液晶
装置、11・・・・・・液晶材料、  12・・・・・
・支持媒体、13.14・・・・・・電極、  15・
・・・・・スイッチ、16・・・・・・電圧源、   
17・・・・・・光ビーム、18・・・・・・反射媒体
、  19・・・・・・界面、20・・・・・・視認領
域、  21・・・・・・光吸収層、30・・・・・・
液晶材料、  31・・・・・・カプセル内容積、32
・・・・・・カプセル、  33・・・・・・閉じ込め
媒体、50・・・・・・カプセル内部壁面、 51・・・・・・液晶分子層、 60・・・・・・液晶ディスプレイ、 63・・・・・
・空気、64・・・・・・界面、    65・・・・
・・光ビーム、70・・・・・・入射光ビーム、80・
・・・・・反射媒体、81・・・・・・吸収材、   
91・・・・・・誘電干渉層、141・・・・・・光源
、   143・・・・・・光制御フィルム、144・
・・・・・マイクロルーパ。 手続補正書(方式) 62.9.24 昭和  年  5Wす 1、事件の表示   昭和62年特許願第156401
号3、補正をする者 事件との関係  出願人 4、代理人 5、補正命令の日付  昭和62年8月25日(1/J
谷暑こ曵史7よし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、液晶材料、規定の入力が印加されていない時に液晶
    材料の自然構造をひずませて光の散乱を生ぜしめる表面
    手段、及び光の散乱中に螢光を発生する螢光手段を具備
    し、液晶材料は規定の入力に感応して散乱の量を減少さ
    せる液晶装置。 2、液晶材料は動作的にネマチックである液晶からなる
    特許請求の範囲1項記載の装置。 3、液晶材料は正の誘電不等性を有する特許請求の範囲
    1項或は2項記載の装置。 4、螢光手段はそれに導かれた入射光及び散乱光に感応
    して異なる波長で光を再放射する特許請求の範囲1項乃
    至3項記載の装置。 5、液晶材料を支持する支持媒体手段をも具備する特許
    請求の範囲1項乃至4項記載の装置。 6、保持媒体手段は、液晶材料を容積内に閉じ込める閉
    じ込め媒体手段を含み;表面手段は、閉じ込め媒体手段
    によって形成される壁を含む特許請求の範囲5項記載の
    装置。 7、閉じ込め媒体手段は、電界が印加されていない時に
    少なくとも若干の液晶材料を閉じ込め媒体の壁に大よそ
    平行に整列させる水を基とする閉じ込め媒体からなる、
    特許請求の範囲6項記載の装置。 8、液晶材料は、閉じ込め媒体手段の屈折率に少なくと
    もほぼ同一の常屈折率を有する特許請求の範囲6項或は
    7項記載の装置。 9、液晶材料は、閉じ込め媒体手段の屈折率とは異なる
    異常屈折率を有し、規定の入力が印加されていない時に
    光の散乱を遂行する特許請求の範囲6項乃至8項記載の
    装置。 10、支持媒体手段は重合体ベースを含む特許請求の範
    囲5項乃至9項記載の装置。 11、液晶材料及び閉じ込め媒体手段はカプセル入り液
    晶からなる特許請求の範囲6項乃至9項記載の装置。 12、液晶材料及び閉じ込め媒体手段はカプセル入り液
    晶の少なくとも1つの層を含む特許請求の範囲6項乃至
    9項或は11項記載の装置。 13、支持媒体手段は大よそ光学的に透明な材料を含む
    、特許請求の範囲5項乃至12項記載の装置。 14、支持媒体手段は完全内部反射可能であって、その
    中の光を螢光手段を通る比較的長い通路長に沿って反射
    せしめる特許請求の範囲5項乃至13項記載の装置。 15、支持媒体手段と共働して界面を形成し、垂線に対
    して所定の角度を超える角度でこの界面に衝突する光の
    完全内部反射を生ぜしめる別の媒体手段をも具備する特
    許請求の範囲14項記載の装置。 16、別の媒体手段は空気からなる特許請求の範囲15
    項記載の装置。 17、支持媒体手段の表面を通して伝送される光に対し
    て選択的な建設的及び破壊的干渉を遂行する同調された
    誘電干渉材料の層をも具備する特許請求の範囲5項乃至
    16項記載の装置。 18、支持媒体手段は光を両方向に透過させ得る見る表
    面及び対向表面を有し、この見る表面は垂線に対して所
    定の大きさよりも大きい角度で該表面に衝突する光を実
    質的に完全に内部反射させる特許請求の範囲5項乃至1
    7項記載の装置。 19、支持媒体手段を透過した光を吸収する光学的吸収
    手段をも具備する特許請求の範囲5項乃至18項記載の
    装置。 20、螢光手段は水溶性染料を含む特許請求の範囲7項
    記載の装置。 21、閉じ込め媒体手段内に溶解している水溶性の着色
    した染料をも含む特許請求の範囲7項或は20項記載の
    装置。 22、螢光手段は液晶材料内の染料を含む特許請求の範
    囲1項乃至19項記載の装置。 23、螢光手段は閉じ込め材料内の染料を含む特許請求
    の範囲5項乃至21項記載の装置。 24、螢光手段は支持媒体手段内の染料を含む特許請求
    の範囲5項乃至21項記載の装置。 25、螢光手段は螢光染料からなる特許請求の範囲1項
    乃至24項記載の装置。 26、螢光手段は光を増白し或は輝かせるための増白剤
    或は増輝剤を含む特許請求の範囲1項乃至25項記載の
    装置。 27、増白剤或は増輝剤は、電界が印加されていない時
    に装置が放出する光を増白し或は増輝するように動作す
    る特許請求の範囲26項記載の装置。 28、螢光手段は、紫外光及び紫光の少なくとも一方に
    感応して青色及び緑色の少なくとも一方の放出される光
    を増加させる染料を含む特許請求の範囲26項或は27
    項記載の装置。 29、螢光手段は、チノパル、SFP、フルオレセント
    、フルオロゾル、フルオル・ホワイト、フルオライト或
    はこれらの2或はそれ以上の混合体からなる特許請求の
    範囲1項乃至28項記載の装置。 30、螢光手段は非多色染料からなる特許請求の範囲1
    項乃至29項記載の装置。 31、液晶材料及び表面手段は共働して光の実質的に等
    方性散乱を遂行する特許請求の範囲1項乃至30項記載
    の装置。 32、液晶材料は所定の情報を表示するパターンに位置
    ぎめされている特許請求の範囲1項乃至31項記載の装
    置。 33、装置は見る方向に光出力を供給するように動作し
    、入射光をこの見る方向とは異なる方向に液晶材料支持
    媒体手段内へ導いて入射光を直接見るのを防ぐ導光手段
    をも具備する特許請求の範囲1項乃至32項記載の装置
    。 34、規定の入力が印加されていない時にひずみを促進
    する液晶材料内の添加物手段をも具備する装置。 35、非イオン界面活性剤をも含む特許請求の範囲1項
    乃至34項記載の装置。 36、クロロホルムをも含む特許請求の範囲1項乃至3
    5項記載の装置。 37、少なくとも部分的に表面手段と反応し、規定の入
    力が印加されていない時に少なくとも若干の液晶材料を
    表面手段に対して垂直整列に整列させる整列手段をも具
    備する特許請求の範囲1項乃至36項記載の装置。 38、整合手段はクロムアルキル錯体を含む特許請求の
    範囲37項記載の装置。 39、表面手段は液晶材料を閉じ込めるための交叉結合
    された閉じ込め媒体手段を備えている特許請求の範囲1
    項乃至38項記載の装置。 40、閉じ込め媒体手段は、一方ではポリビニルアルコ
    ールとガントレッツとの混合体を、他方では液晶材料を
    含む特許請求の範囲39項記載の装置。 41、液晶材料、表面手段及び螢光手段、液晶材料へ放
    射入力を供給する入力手段、及び螢光手段による螢光に
    応答して光を放出する出力手段を収容するハウジング手
    段をも具備する特許請求の範囲第1項乃至40項記載の
    装置。 42、放射入力を発生する放射手段をも具備し、放射手
    段は出力手段の視線から外れて位置ぎめされて放射手段
    から出力手段への放射の直接透過を防ぐようにした特許
    請求の範囲41項記載の装置。 43、液晶材料へ規定の入力を供給し、該材料を整列さ
    せて光の散乱を減少させ且つ螢光放射を減少せしめる手
    段をも具備する特許請求の範囲1項乃至42項記載の装
    置。 44、供給手段は、液晶材料に電界を印加するための電
    極を備えている特許請求の範囲43項記載の装置。 45、供給手段は、液晶材料に電界を与えるためのエネ
    ルギを供給する電気エネルギ源を備えている特許請求の
    範囲43項或は44項記載の装置。 46、特許請求の範囲1項乃至45項記載の装置を備え
    ている光学的ディスプレイ。 47、特許請求の範囲1項乃至45項記載の装置を備え
    ている光学的シャッタ。 48、光を着色するための非多色染料及び重合体ベース
    を備え、完全内部反射角を有し、この完全内部反射角を
    超える角度でその表面に衝突する光を完全内部反射させ
    る閉じ込め媒体;及び閉じ込め媒体内にあって電界が印
    加されていない時に閉じ込め媒体と共働して閉じ込め媒
    体の完全内部反射角よりも大きい角度の光の相当量を散
    乱させる液晶材料を具備し;前記染料は螢光染料からな
    り;着色された光出力を発生する光学装置。 49、液晶材料の常屈折率は支持媒体の屈折率と実質的
    に整合し、液晶材料の異常屈折率は支持媒体の屈折率と
    は異なっていて電界が印加されていない時には光の屈折
    及び散乱を遂行する特許請求の範囲48項記載の装置。 50、カプセル入り液晶材料を支持媒体内或は該媒体上
    に配置し、カプセル入り液晶材料及び支持媒体の少なく
    とも一方内に螢光染料を配置してなる液晶装置の製造方
    法。 51、支持媒体に対して支持されている閉じ込め媒体内
    の液晶を用いて背景上に着色された文字或は他の情報を
    表示する方法であって:液晶材料に入射する光を実質的
    に等方的に散乱させ、等方的に散乱された光を支持媒体
    内で反射させて液晶材料へ戻し、そして支持媒体内を透
    過する光を支持媒体内に閉じ込めた螢光染料によって着
    色する方法。 52、カプセル入り液晶材料を支持媒体内或は該媒体上
    に配置し、カプセル入り液晶材料及び支持媒体の少なく
    とも一方内に染料を配置してなる液晶装置の製造方法で
    あって:支持媒体は実質的な内部反射特性を有し;支持
    媒体との界面に別の媒体を準備し;支持媒体の屈折率と
    別の媒体の屈折率よりも大きく選択し、それによって垂
    線に対する所定の角度よりも小さい角度でこの界面に衝
    突する光に対して支持媒体内において光の完全内部反射
    を生ぜしめ;別の媒体を超えた所に光吸収材料を配置し
    て別の媒体を通して伝達される光を吸収する諸段階から
    なる方法。 53、支持媒体に対して支持されている閉じ込め媒体内
    の液晶を用いて背景上に着色された文字或は他の情報を
    表示する方法であって:液晶は動作的にネマチックであ
    って正の誘電異方性を有しており;液晶材料に入射する
    光を等方的に散乱させ;等方的に散乱された光を支持媒
    体内で反射させて液晶材料へ戻し、この散乱及び反射に
    よって支持媒体内の光の通路長を実質的に増大させ;そ
    して支持媒体内のこの実質的に増大した通路長に沿って
    伝達される光を支持媒体内に閉じ込めた染料によって着
    色する方法。 54、規定の入力が印加されていない時に液晶の自然構
    造をひずませて光の散乱を遂行させる閉じ込め媒体内に
    液晶の複数の容積を形成し;液晶を規定の入力に対して
    感応せしめて該入力に対して整列させることによって散
    乱の量を減少させ;そして液晶及び閉じ込め媒体の少な
    くとも一方と螢光染料とを混合する方法。 55、チノパルSFP、フルオロール、フルオレセント
    、フルオロゾル、フルオル・ホワイト、フルオライト、
    或はこれらの2或はそれ以上の混合体から螢光染料を選
    択する特許請求の範囲54項記載の方法。 56、2,2′−ジスルホン酸級から螢光染料を選択す
    る特許請求の範囲54項記載の方法。 57、0.75%のチノパルSFPをポリビニルアルコ
    ール20/30プラスガントレッツ169(約85%の
    PVA及び約15%のガントレッツ169の比)内へ溶
    解する特許請求の範囲54項記載の方法。 58、チノパルSFP、PVA及びガントレッツ169
    のエマルジョンを支持媒体に塗布して約10ミクロン厚
    の被膜を形成させる特許請求の範囲57項記載の方法。 59、液晶の閉じ込め容量のために交叉結合された閉じ
    込め媒体を形成する特許請求の範囲54項記載の方法。
JP62156401A 1986-06-23 1987-06-23 強められた散乱を用いる蛍光着色されたカプセル入り液晶装置 Expired - Lifetime JP2670269B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/877,109 US4856876A (en) 1983-03-30 1986-06-23 Fluorescent colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
US877109 1986-06-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6366542A true JPS6366542A (ja) 1988-03-25
JP2670269B2 JP2670269B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=25369281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62156401A Expired - Lifetime JP2670269B2 (ja) 1986-06-23 1987-06-23 強められた散乱を用いる蛍光着色されたカプセル入り液晶装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4856876A (ja)
EP (1) EP0251629B1 (ja)
JP (1) JP2670269B2 (ja)
AT (1) ATE101931T1 (ja)
CA (1) CA1293316C (ja)
DE (1) DE3789127T2 (ja)
ES (1) ES2049216T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303073A (en) * 1991-06-24 1994-04-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Dispersion-type liquid crystal display element with oriented dichroic dye in the support media

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5052784A (en) * 1986-06-23 1991-10-01 Manchester R&D Partnership Fluorescent colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
US5103326A (en) * 1983-03-30 1992-04-07 Manchester R&D Partnership Fluorescent colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
US5119218A (en) * 1988-09-28 1992-06-02 Ube Industries, Ltd. Liquid crystal display device having varistor elements
US5156452A (en) * 1989-07-20 1992-10-20 Paul Drzaic Encapsulated liquid crystal apparatus having low off-axis haze and operable by a sine-wave power source
US5200845A (en) * 1989-10-31 1993-04-06 University Of Hawaii At Manoa Color liquid crystal display consisting of polymer-dispersed chiral liquid crystal having negative dielectric anisotropy
US5124822A (en) * 1990-05-08 1992-06-23 Raychem Corporation Varistor driven liquid crystal display
JPH0651288A (ja) * 1991-06-10 1994-02-25 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶電気光学装置
JP3729845B2 (ja) * 1992-03-10 2005-12-21 レイケム・コーポレイション 液晶素子
US5307185A (en) * 1992-05-19 1994-04-26 Raychem Corporation Liquid crystal projection display with complementary color dye added to longest wavelength imaging element
DE69322649T2 (de) * 1992-08-25 1999-06-24 Merck Patent Gmbh Weissliches pdlc-system
US5270843A (en) * 1992-08-31 1993-12-14 Jiansheng Wang Directly formed polymer dispersed liquid crystal light shutter displays
EP0801669B1 (en) * 1995-01-05 2000-12-13 TYCO Electronics Corporation Method of making a liquid crystal composite including a dye
US5691790A (en) * 1995-08-04 1997-11-25 Raychem Corporation Colored liquid crystal display having a reflector which reflects different wavelengths of light for different incident angles
US6271898B1 (en) 1996-09-19 2001-08-07 Rohm And Haas Company Particles and droplets containing liquid domains and method for forming in an aqueous medium
US5835174A (en) * 1995-10-12 1998-11-10 Rohm And Haas Company Droplets and particles containing liquid crystal and films and apparatus containing the same
US7077984B1 (en) 1996-07-12 2006-07-18 Science Applications International Corporation Electrically switchable polymer-dispersed liquid crystal materials
US6867888B2 (en) * 1996-07-12 2005-03-15 Science Applications International Corporation Switchable polymer-dispersed liquid crystal optical elements
US5942157A (en) * 1996-07-12 1999-08-24 Science Applications International Corporation Switchable volume hologram materials and devices
US7312906B2 (en) * 1996-07-12 2007-12-25 Science Applications International Corporation Switchable polymer-dispersed liquid crystal optical elements
US6821457B1 (en) * 1998-07-29 2004-11-23 Science Applications International Corporation Electrically switchable polymer-dispersed liquid crystal materials including switchable optical couplers and reconfigurable optical interconnects
US6730442B1 (en) 2000-05-24 2004-05-04 Science Applications International Corporation System and method for replicating volume holograms
US7619739B1 (en) 2002-08-29 2009-11-17 Science Applications International Corporation Detection and identification of biological agents using Bragg filters
US7018563B1 (en) 2002-11-26 2006-03-28 Science Applications International Corporation Tailoring material composition for optimization of application-specific switchable holograms
US6950173B1 (en) 2003-04-08 2005-09-27 Science Applications International Corporation Optimizing performance parameters for switchable polymer dispersed liquid crystal optical elements

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141150A (en) * 1978-04-26 1979-11-02 Toshiba Corp Liquid crystal display device
JPS5548735A (en) * 1978-10-04 1980-04-08 Hitachi Ltd Color displaying method
JPS57202522A (en) * 1981-06-09 1982-12-11 Tomoegawa Paper Co Ltd Light semitransmittable reflection material
JPS59178429A (ja) * 1983-03-21 1984-10-09 マンチェスター アール アンド デイ リミテッド パートナーシップ 光学的輻射を制御できるように減衰する装置
JPS59226322A (ja) * 1983-03-30 1984-12-19 マンチェスター アール アンド デイ リミテッド パートナーシップ カラー光学装置

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3551026A (en) * 1965-04-26 1970-12-29 Rca Corp Control of optical properties of materials with liquid crystals
US3600060A (en) * 1968-02-23 1971-08-17 Ncr Co Display device containing minute droplets of cholesteric liquid crystals in a substantially continuous polymeric matrix
US3578482A (en) * 1969-05-05 1971-05-11 Ncr Co Method of coating a substrate with capsules
US3720623A (en) * 1971-02-08 1973-03-13 Ncr Encapsulated liquid crystals
AU4208972A (en) * 1971-05-15 1973-11-15 Amalgamated Wireless (Australasia) Limited Improvements in or relating to electro-optical display devices
US4045383A (en) * 1972-01-27 1977-08-30 Hoffmann-La Roche Inc. Stable emulsions and improved temperature monitoring films prepared therefrom
US3787110A (en) * 1972-06-23 1974-01-22 Bell Telephone Labor Inc Liquid crystal devices
US3872050A (en) * 1972-07-19 1975-03-18 William J Benton Polyurethane liquid crystal dispersion system and devices
US3840695A (en) * 1972-10-10 1974-10-08 Westinghouse Electric Corp Liquid crystal image display panel with integrated addressing circuitry
JPS5942287B2 (ja) * 1972-12-19 1984-10-13 松下電器産業株式会社 色相変調表示装置
GB1430611A (en) * 1973-01-11 1976-03-31 Marconi Co Ltd Liquid crystal display devices
US4101207A (en) * 1973-02-12 1978-07-18 Owens-Illinois, Inc. Preparation of liquid crystal containing polymeric structure
JPS5031845A (ja) * 1973-07-20 1975-03-28
US3844637A (en) * 1973-08-29 1974-10-29 Bunker Ramo Integrated liquid crystal luminophor display
US3951520A (en) * 1974-10-16 1976-04-20 E. I. Du Pont De Nemours And Company Color imaging using the Christiansen effect
US4048358A (en) * 1974-12-02 1977-09-13 The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty's Government Of The United Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland Liquid crystal devices
DE2536773C3 (de) * 1975-08-19 1978-11-30 Troponwerke Gmbh & Co Kg, 5000 Koeln Thermographische Platte zur Messung von Temperaturverteilungen
GB1556994A (en) * 1975-09-03 1979-12-05 Secr Defence Optically active cyanobiphenyl compounds and liquid crystal materials and devices containing them
US4208106A (en) * 1976-09-27 1980-06-17 Beckman Instruments, Inc. Fluorescent displays
US4140016A (en) * 1977-04-07 1979-02-20 Becton, Dickinson And Company Novel compositions, devices and method
GB2003290B (en) * 1977-08-08 1982-02-17 Secr Defence Liquid crystal display devices
GB1549584A (en) * 1978-03-02 1979-08-08 Standard Telephones Cables Ltd Temperature responsive device
US4161557A (en) * 1978-03-23 1979-07-17 Liquid Crystal Products, Inc. Polyvinyl butyral-liquid crystal film-forming composition and film
DE2815031A1 (de) * 1978-04-07 1979-10-18 Hoechst Ag Verwendung von farbstoffen zur fluoreszenz-aktivierten helligkeitsverstaerkung
CH638624A5 (de) * 1978-04-12 1983-09-30 Secr Defence Brit Elektrooptisches fluessigkristall-anzeigegeraet.
DE2835347A1 (de) * 1978-08-11 1980-02-28 Fraunhofer Ges Forschung Anzeigevorrichtung mit einem elektrooptischen lichtventil
JPS5559431A (en) * 1978-10-30 1980-05-02 Sony Corp Liquid crystal display device
US4470666A (en) * 1979-06-18 1984-09-11 General Motors Corporation Colored liquid crystal display
US4411495A (en) * 1981-04-15 1983-10-25 Bell Telephone Laboratories, Incorporated Refractive index switchable display cell
JPS57186737A (en) * 1981-05-14 1982-11-17 Toshiba Corp Liquid crystal display element
US4606611A (en) * 1981-09-16 1986-08-19 Manchester R & D Partnership Enhanced scattering in voltage sensitive encapsulated liquid crystal
US4435047A (en) * 1981-09-16 1984-03-06 Manchester R & D Partnership Encapsulated liquid crystal and method
US4596445A (en) * 1983-03-30 1986-06-24 Manchester R & D Partnership Colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
GB2139392B (en) * 1983-05-05 1986-10-22 Standard Telephones Cables Ltd Display device
GB8408884D0 (en) * 1984-04-06 1984-05-16 Rickson C D Light shuttering means
JP3217105B2 (ja) * 1992-02-04 2001-10-09 沖電気工業株式会社 半導体チップの製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141150A (en) * 1978-04-26 1979-11-02 Toshiba Corp Liquid crystal display device
JPS5548735A (en) * 1978-10-04 1980-04-08 Hitachi Ltd Color displaying method
JPS57202522A (en) * 1981-06-09 1982-12-11 Tomoegawa Paper Co Ltd Light semitransmittable reflection material
JPS59178429A (ja) * 1983-03-21 1984-10-09 マンチェスター アール アンド デイ リミテッド パートナーシップ 光学的輻射を制御できるように減衰する装置
JPS59226322A (ja) * 1983-03-30 1984-12-19 マンチェスター アール アンド デイ リミテッド パートナーシップ カラー光学装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303073A (en) * 1991-06-24 1994-04-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Dispersion-type liquid crystal display element with oriented dichroic dye in the support media

Also Published As

Publication number Publication date
DE3789127D1 (de) 1994-03-31
ES2049216T3 (es) 1994-04-16
ATE101931T1 (de) 1994-03-15
CA1293316C (en) 1991-12-17
JP2670269B2 (ja) 1997-10-29
EP0251629A1 (en) 1988-01-07
EP0251629B1 (en) 1994-02-23
US4856876A (en) 1989-08-15
DE3789127T2 (de) 1994-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6366542A (ja) 強められた散乱を用いる蛍光着色されたカプセル入り液晶装置
US4596445A (en) Colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
EP0121415A2 (en) Colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering, imbibition method, and scanned multicolor displays
US4662720A (en) Colored encapsulated liquid crystal devices using imbibition of colored dyes and scanned multicolor displays
US4606611A (en) Enhanced scattering in voltage sensitive encapsulated liquid crystal
US4591233A (en) Enhanced scattering in voltage sensitive encapsulated liquid crystal with spaced apart absorber
US5103326A (en) Fluorescent colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
US4726662A (en) Display including a prismatic lens system or a prismatic reflective system
JP2857159B2 (ja) 利得反射体・液晶表示装置
EP0559378A1 (en) Polymer dispersion type liquid crystal display element and reflection type liquid crystal display device and method for making the same
CN208027043U (zh) 直下式背光源及液晶显示器
JP4586332B2 (ja) 表示装置
US4838660A (en) Colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
US4815826A (en) Colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering, fluorescent dye and dielectric thin films
JPH03505932A (ja) 液晶装置およびそれを作る方法および表示装置
US5052784A (en) Fluorescent colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
US4844596A (en) Aligning and distorting features in enhanced scattering voltage sensitive encapsulated liquid crystal
US4850678A (en) Colored encapsulated liquid crystal apparatus using enhanced scattering
CN108445576A (zh) 导光板、背光模组及显示装置
Lackner et al. Contrast Measurements For Polymer Dispersed Liquid Crystal Displays
EP0260455B1 (en) Enhanced scattering in voltage sensitive encapsulated liquid crystal
JPH05107538A (ja) 表示素子
WO2023199915A1 (ja) 調光装置
JPH03291690A (ja) 透過散乱型光学装置及びそれを用いた透過散乱型表示装置
JPH06102524A (ja) 反射型表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term