JPS6365485B2 - - Google Patents

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JPS6365485B2
JPS6365485B2 JP54100597A JP10059779A JPS6365485B2 JP S6365485 B2 JPS6365485 B2 JP S6365485B2 JP 54100597 A JP54100597 A JP 54100597A JP 10059779 A JP10059779 A JP 10059779A JP S6365485 B2 JPS6365485 B2 JP S6365485B2
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JP
Japan
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panel
pellets
heat
foam
fireproof
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JP54100597A
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JPS5624136A (en
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建材等の防火用材料として使用する高
温下において発泡する加熱発泡性小片を封入した
ペレツトを用いた耐火断熱パネルにかかわる。
従来、建材等を火災から防護するためには、各
種の方法が公開されているが、先に本出願人は
「改良されたシートおよびこれを用いた耐火断熱
パネル」(特願51−66724)において、合成樹脂発
泡体中に高温下において発泡する加熱発泡性粒子
を、シート上に適当間隔に点滴状又は線状に固着
せしめた改良されたシート及びこのシートを含有
せしめた耐火断熱パネルを発明したが、その後こ
のものは実施に当たり次のような欠点があること
が見出された。
即ち高温下において発泡する発泡性粒子を点滴
状又は線状に固着せしめたシートは、保護層によ
つて保護されてはいるが、発泡性粒子の腐蝕性が
大であるため、保護層に少しでもピンホールや亀
裂があると、そこから粒子の成分が外部に浸出し
て、腐蝕を発生せしめることになり、又たとえピ
ンホールや亀裂が皆無であつた場合でも、保護層
の塗膜を均一にすることが技術的に困難であり、
不均一な皮膜は長年の間、気温の変化によつて伸
縮をくり返している中に小亀裂を発生して、同じ
様な弊害を生じている。
又、発泡性粒子の成分がシート外に出て空気に
接触することにより、風解変質現象を起きし、加
熱時に所望の発泡を生じないようになる欠点も生
じている。
上記の欠点を解消するために、本発明者は更に
研究を進めた結果、「加熱発泡性粒子を封入した
シート及びこれを用いた耐火断熱パネル」(特願
53−160820)を開発した。これは高温下において
発泡する発泡性粒子を、上下2枚の防湿フイルム
の間に、適当間隔に配列し、個々に封入してなる
シートを、パネル等の各種合成樹脂成型物の組織
内に敷きつめたものであつた。
この発明は従来の問題点をことごとく解決した
すぐれた発明であつたが、唯一の難点は発泡性粒
子を平面であるシートに完全に密封するために
は、シートの一面に粒子を収容できるだけの凹部
を形成する必要があり、このためシートに特殊の
加工を施すために、コストアツプとなり、又建材
パネルの合成樹脂成型物の組織内に敷きつめるに
は、かなりのシート面積を必要とし、実際に必要
とする以外の部分(粒子と粒子との間のスペー
ス)は、無駄な材料の使用となつているという欠
点があつた。
したがつて、本発明の実施に当たつては、かな
り高価なものとならざるを得なかつた。
本発明は上記の欠点を解消し、防火建材の製造
部材として使用するにあたり、長時間の使用にお
いても発泡性小片及びパネルに全く腐蝕、変質等
を生じない安価なペレツトを用いた経済的な耐火
断熱パネルを提供するのを目的とする。
次に図面について説明すると、第1図は本発明
の耐火断熱パネルに用いるペレツトの一実施例の
斜視図である。1,2はポリエチレン、塩化ビニ
リデン、塩化ビニール、ポリアミド等の水蒸気透
過率の低く、かつ耐化学薬品性の大きなプラスチ
ツクスフイルム、又は上記の2種以上を用いた複
合フイルムを用いた上下2枚の薄いフイルムであ
り、3はこの2枚のフイルムの中間に封入された
加熱発泡性小片である。
この加熱発泡性小片3はホウ砂、メタホウ酸ソ
ーダ等のホウ酸塩、又はケイ酸ソーダ、メタケイ
酸ソーダ等のケイ酸塩類、もしくは第2リン酸ソ
ーダ、メタリン酸ソーダ等のリン酸塩類のうちの
一種を単独で、あるいは2種以上を混合したもの
を偏平状に成形したもの、又は上記の薬品をグラ
スフアイバーシート、不織布等の中に含浸させた
四角形等の小片であり、いづれも高温加熱される
と発泡膨張を開始し、耐火性の強い緻密なセラミ
ツク状の発泡層を形成する性質を有する。
第2図はこのペレツトの横断面図であり、加熱
発泡性小片3が、丁度医薬品の錠剤シートのよう
に個々に上下フイルムの間に封入されている状態
を示すものである。
このフイルム1,2は前記各種の材料を用いた
ものであるが、厚さ30〜60μのきわめて薄いもの
でよく、封入の方法としては、公知の医薬錠剤シ
ートの製造法と全く同一に熱接着等によつて接着
し、このあと1個づつカツトすれば容易に製造す
ることができる。
第3図は本発明に係るペレツトを用いた耐火断
熱パネルの一実施例の断面図である。
5はパネルの表面を構成する薄金属板等のフエ
ーシング材であり、6はこの裏面を構成する紙、
布、プラスチツクスフイルム等のライナー材であ
る。7はこのパネルを構成するポリスチレンフオ
ーム、ポリウレタンフオーム等の合成樹脂発泡物
であり、この発泡物の組織中に前述のペレツト4
が適当間隔に埋込まれている。
第4図は、フエーシング材5にペレツト4が一
定間隔毎に配置されている一実施例を示す平面図
である。
本パネルの製造に当たつては、成型されたフエ
ーシング材5を製造ラインの1端より送りこみ、
その上からペレツト4を第4図の如く配列散布
し、その上からポリウレタンフオーム等の合成樹
脂発泡物7を流しこみ、さらにその上を紙等のラ
イナー材6をもつて覆い、成形すれば出来上るの
であり、すべて一貫したライン上で製造できる利
点がある。
このパネルが火災時等において外部から加熱さ
れた場合には、加熱発泡性小片3が発泡を開始
し、周囲の燃焼し炭化した合成樹脂の空隙に充満
してゆき、最終的には発泡物が相連接して耐火性
の強いセラミツク状の緻密な耐火発泡層が形成さ
れるので、この発泡層によつて火熱がパネルの裏
面に到達するのを防止することができ、耐火断熱
パネルとしての機能を十分に発揮することができ
るのである。
第5図はこのときの状態を示す断面図であり、
8は上記の耐火発泡層を示すものである。
また、この耐火断熱パネルの他の実施例として
は、合成樹脂発泡物7の組織中にペレツト4のほ
かに、高温下において発泡する無機材またはそれ
以外の無機材(例えばパーライト等)を含有せし
めて製造することもできる。
次に本発明の実施例について簡単に説明する。
〔実施例 1〕 水酸化ナトリウム80 重量部 ホウ酸ナトリウム390 〃 水 100 〃 上記3種を容器に入れ、弱火で加熱しつつ攪拌
した。約10〜15分で水酸化ナトリウムは完全に溶
解し、ホウ酸ナトリウムと反応した複雑なアルカ
リ性複塩化合物溶液となる。この溶液中に、ガラ
ス繊維不織布(厚さ2ミリ)を浸漬し直ちに引上
げ、水平板上に拡げ放冷した。溶液は凝固しパネ
ル状となるが、このパネルを1辺10ミリの正方形
に切断し、小片を得た。
この小片を2枚のサラネツクスSX―26(厚さ64
ミクロン旭ダウ製)の間に挟み、薬品包装機によ
つて、その4周をヒートシールしたあと、1片づ
つ切断して、第1図のようなペレツトを得た。
このペレツトを薄鉄板(厚さ0.27ミリ)の裏面
に第4図のように千鳥状(タテ、ヨコの間隔15ミ
リ)に配列し、その上から発泡ポリウレタン樹脂
を注入し、厚さ15ミリのウレタンフオーム層を形
成せしめ、最後に発泡樹脂の固化前にアルミ箔ラ
ミネート紙(厚さ0.25ミリ)をもつて覆い建材用
パネルを得た。このパネルを薄鉄板表面から直火
にて800℃、5分間さらしたが、発煙は僅少であ
り、裏面の変形は全く認められず、アルミ箔ラミ
ネート紙の温度は200℃以上に達しなかつた。
〔実施例 2〕 実施例1と同様にしてペレツトを作る。
次にこのペレツトを薄鉄板(厚さ0.27ミリ)の
裏面に千鳥状(タテ、ヨコの間隔20ミリ)に配列
し、その上から発泡パーライト粒(径3ミリ、比
重0.05、東邦パーライト4号)を2〜3l/m2の割
合で一様に散布し、その上から発泡ポリウレタン
樹脂を注入し、厚さ15ミリのウレタンフオーム層
を形成せしめたアルミ箔ラミネート紙(厚さ0.25
ミリ)をもつて覆い、建材用パネルを得た。この
パネルを薄鉄板表面から直火にて900℃、5分間
さらしたが、発煙は僅少であり、裏面温度は200
℃に達せず、原形の変形は認められなかつた。
加熱テスト後、薄鉄板をはがしてみたが、ペレ
ツト4が分解発泡して出来た耐火発泡層8が、発
泡パーライト粒を包みこみ、厚さ約5ミリの不燃
断熱層を形成していた。
上記のように本発明になるペレツトを用いた耐
火断熱パネルは、従来品に比し次のような効果を
有する。
(1) 2枚の均一なフイルムの間に、扁平な加熱発
泡性小片が個々に完全に密封されるので、合成
樹脂成型物の組織内に敷きつめるのに較べ、シ
ート面積を少なくでき、ピンホールや小亀裂を
生ずるおそれがなく、このため加熱発泡性小片
がペレツト外に漏出することなく、長期間その
性能を完全に保持できる。またパネルの腐蝕の
発生もなくすることができる。
(2) 本発明になるペレツトを用いた耐火断熱パネ
ルは、合成樹脂発泡物の組織内において、斉一
に埋込まれるので、加熱発泡性小片が部分的に
偏在して製造されるおそれが全くなく、火災時
においてはパネル内部で均一な耐火発泡層を形
成し、火熱の侵入を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の耐火断熱パネルに用いるペレ
ツトの一実施例を示す斜視図、第2図はこのペレ
ツトの横断面図、第3図は本ペレツトを用いた耐
火断熱パネルの一実施例の断面図、第4図はフエ
ーシング材にペレツトが一定間隔毎に配置されて
いる一実施例を示す平面図、第5図は火災加熱時
のパネルの断面図。 1,2……フイルム、3……加熱発泡性小片、
4……ペレツト、5……フエーシング材、6……
ライナー材、7……合成樹脂発泡物、8……耐火
発泡層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高熱下において発泡する偏平な加熱発泡性小
    片を上下2枚のフイルムの間に封入したペレツト
    を、パネル等の各種合成樹脂発泡物の組織内に適
    当間隔に配置したことを特徴とする耐火断熱パネ
    ル。
JP10059779A 1979-08-07 1979-08-07 Pellet enclosing heat foamable piece and fireproof adiabatic panel using said pellet Granted JPS5624136A (en)

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JPS5624136A JPS5624136A (en) 1981-03-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04119248A (ja) * 1990-09-04 1992-04-20 Mitsubishi Materials Corp 傘歯車および傘歯車装置
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5372071A (en) * 1976-12-06 1978-06-27 Kuraaku Doa Co Inc Building panel

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