JPS6365312B2 - - Google Patents

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JPS6365312B2
JPS6365312B2 JP6691379A JP6691379A JPS6365312B2 JP S6365312 B2 JPS6365312 B2 JP S6365312B2 JP 6691379 A JP6691379 A JP 6691379A JP 6691379 A JP6691379 A JP 6691379A JP S6365312 B2 JPS6365312 B2 JP S6365312B2
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JP
Japan
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fermentation broth
riboflavin
sludge
water
amount
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JP6691379A
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English (en)
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JPS55159800A (en
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリボフラビン含有醗酵ブロスからのリ
ボフラビンの回収方法に関するものである。
本発明の出発物質はリボフラビン含有醗酵ブロ
スである。醗酵ブロスからのリボフラビンの調製
は知られている。すなわち、醗酵ブロスを用いる
リボフラビンの調製は、米国特許第2387023号
(1945年10月16日発行)、第2445128号(1948年7
月13日発行)、第2483855号(1949年10月4日発
行)及び第2571896号(1951年10月16日発行)に
記載され、従来公知の技術である。簡単に云えば
栄養培地を滅菌し、リボフラビンを生産すること
ができる微生物を接種するのである。具体例を示
せば、以下の2種の方法によりリボフラビン醗酵
ブロスは調製される。
500mlフラスコにグルコース4g、コーンス
テイープリカー(corn steep liquor)0.5g
(乾燥重量)及びペプトン0〜2.0gを加える。
水を全量100mlになるようにフラスコに加える。
水酸化ナトリウムを用いて、PHを6.5に調節す
る。フラスコは15lb/in2ゲージ圧(1.1Kg/cm2
で30分間蒸気滅菌される。後、冷却され、活性
培養物アシビアゴシピー(Ashbya gossypii)
が加えられる(1容量%)。次いでフラスコは
揺動器で揺動させながら29℃で8日間培養され
リボフラビンが精製される。
500mlフラスコにグルコース4g及びコーン
ステイープリカー0.5g(乾燥重量)が加えら
れる。酸加水分解されたタンケージ
(tankage)0.25〜0.75gが加えられる。(酸加
水分解は2N塩酸50ml中タンケージ10gを121℃
で30分オートクレーブ処理により行なわれる。)
PHが6.5に調節され、全量が100mlになるように
水が加えられる。15lb/in2ゲージ圧(1.1Kg/
cm2)で30分間滅菌した後、フラスコは冷却され
活性培養物アシビアゴシピーが加えられる(1
容量%)。29℃で8日間揺動させながら培養さ
れリボフラビンを生成させる。醗酵収量がほぼ
最大になつた時、或は最大になりつつある時、
ブロスを約50℃から約65℃の温度に約15分ない
し約45分間、好ましくは約25分ないし約35分間
加熱し、リボフラビンの回収を始める。この加
熱は細胞を溶解し、ブロスの粘度を減少させる
のに役立つので、ひき続いての回収及び精製段
階での効率を高める。45分間を越える加熱はブ
ロスの粘度を減少させるよりもむしろ増加させ
るので好ましくない。
次いでこのブロスを冷却し、予め決めた量の水
で稀釈する。水の量はブロス中に懸濁している固
型物を溶かすには不十分であるが、ブロス中に予
め溶解している固型物を稀釈し、結晶状リボフラ
ビンより軽い比重を有する固型の懸濁粒子の分離
を高めることによつて遠心による分離を至適にす
るのに十分であるように選ぶ。典型的には、添加
する水の量は醗酵ブロスの液量の約25ないし約
100容量%であり、好ましくは醗酵ブロスの約1/3
ないし約1/2の液量である。
加熱中に蛋白分解酵素が存在していてもよい
し、加熱後に加えてもよい。この酵素で数時間、
一般には約1時間ないし約5時間、好ましくは約
3時間ないし約4時間蛋白様物質を分解させる。
酵素処理の間、PHは酵素の働きが最大になるよう
な水準、一般には約6.0から約9.0のPH、に調節す
る。
次いでブロスを冷却し、もしアルカリ性ならば
PHが7.0になるように調節する。
酵素処理した、或は未処理の稀釈したブロスを
次に遠心によつてスラツジにする。
次いでこのスラツジを予め定めた量の水に再懸
濁する。使用する水の量は再懸濁したスラツジ中
の懸濁した固型物を溶かすには不十分であるが結
晶状リボフラビンの比重よりも軽い固型粒子の分
離を至適にするのに十分であるように選ぶ。典型
的には、この水の量はスラツジの容量の約1ない
し約3倍の容量であり、好ましくはスラツジの容
量の2倍の容量である。固型物の量でいえば、再
懸濁したスラツジは約15ないし約30重量%の固型
物を含有する。
次いでこの再懸濁したスラツジを遠心分離し
て、そのままで動物飼料追加物として使用し得る
遠心分離物をつくる。
本発明の実施に適した酵素の例としてビー・ズ
ブチリス(B.Subtilis)プロテアーゼ、ビー・リ
グニノホルミス(B.ligninoformis)プロテアー
ゼ及びビー・アミロフアシエンス(B.
amylofaciens)プロテアーゼ等のアルカリ性プ
ロテアーゼ、又は中性ビー・ズブチリス(B.
Subtilis)プロテアーゼ等の中性プロテアーゼが
あげられる。そのような酵素は市販されており、
例えば適当なアルカリ性プロテアーゼ酵素として
ロームアンドハース社のロジーム(Rhozyme)
P−62、適当な中性プロテアーゼ酵素としてエン
ザイム デベロプメント社のエンゼコ バクテリ
アルプロテアーゼがあげられる。
以下の実施例は、本発明を例示するものである
がその実施例だけに制限するものではない。別記
しない限り温度はすべて摂氏で表示してある。
実施例 1 1リツトルのリボフラビン醗酵ブロスを醗酵完
了後30分間60゜に加熱する。
次いでこのブロスを25℃に冷却し、蒸留水で
1.4リツトルに稀釈する。稀釈したブロスを遠心
分離し、遠心分離物を2倍量の水に再懸濁し、再
び遠心分離する。得られた遠心分離物の純度は未
処理の乾燥醗酵ブロスの3倍であり、それ以上処
理することなく動物飼料追加物として使用できる
だけの十分な純度を有する。
実施例 2 1リツトルのリボフラビン醗酵ブロスを醗酵完
了後60゜に加熱し、次いで3.65カゼイン単位活性
を有するビー・ズブチリス(B.Subtilis)アルカ
リ性プロテアーゼ0.068gアリクオート
(aliquot)を加え、3時間反応させる。1カゼイ
ン単位は、270gのアゾカゼインを1時間、40゜、
PH8.0で可溶化する1gの酵素の能力として定義
される。加熱後このブロスを25゜に冷却し、PH7.0
に中和し、蒸溜水で1.4リツトルに稀釈する。稀
釈したブロスを遠心分離し、遠心分離物を2倍容
の水に再懸濁し、再び遠心分離する。得られた遠
心分離物の純度は実施例1のものより20%改善さ
れている。
実施例 3 リボフラビン醗酵ブロスの試料を実施例2と全
く同様に処理する。
但しビー・ズブチリス(B.Subtilis)アルカリ
性プロテアーゼの代りに0.48gの3.0アンソン単
位活性のビー・リグニノホルミス(B.
ligninoformis)アルカリ性プロテアーゼを使用
する。1アンソン単位は1gの酵素より10分間、
25゜;PH10.1で消化されるヘモグロビンのグラム
数(トリクロロ酢酸を添加しても沈澱しないも
の)として定義される。酵素処理したスラツジの
純度は酵素処理しないスラツジよりも27%改善さ
れている。酵素処理したスラツジは、未処理の乾
燥醗酵ブロスよりも3.4倍純粋である。醗酵ブロ
スの酵素処理は、醗酵容器中で加熱滅菌処理と同
時に行うことも可能であり、その場合同じ結果が
得られる。
実施例 4 553mlの殺菌したリボフラビン醗酵ブロスに10
mlのビー・ズブチリス(B.Subtilis)(ナシヨナ
ル コレクシヨン タイプカルチヤー第3610号)
栄養ブロスシード カルチヤーを接種する。37゜
で48時間醗酵を続けさせる。醗酵中に懸濁固型物
は72%減少する。このビー・ズブチリス(B.
Subtilis)醗酵ブロスを加熱し、水で750mlにう
すめ遠心分離する。遠心分離物を200mlの水に懸
濁し、再び遠心分離する。この遠心分離物はビ
ー・ズブチリス(B.Subtilis)醗酵処理しないコ
ントロールよりも、更に53%純粋であり、乾燥醗
酵ブロスよりも4.4倍純粋である。
実施例 5 遠心分離する前に再懸濁した遠心分離物をPH
8.0にし、60゜に加熱することを除き実施例1と同
じ操作を繰り返す。3.65カゼイン単位の活性をす
る0.049gのビー・ズブチリス(B.Subtilis)アル
カリ性プロテアーゼ酵素を加え、3時間反応させ
る。このスラリーを冷却し、中和し、遠心分離す
る。遠心分離物は醗酵処理を受けないコントロー
ル試料よりも純度が41%高くなつている。同一醗
酵バツチの同じブロスに行つた均等の醗酵処理で
はコントロールに比較して純度が20%増加してい
るに過ぎなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リボフラビンの醗酵収量がほぼ最大になつた
    時に約15分ないし約45分間、約50℃から約65℃に
    醗酵ブロスを加熱し、この醗酵ブロス中に懸濁し
    ている固型物を溶解させるには不十分であるが、
    予め溶解している固型物を稀釈し、結晶状リボフ
    ラビンより軽い比重を有する固型の懸濁粒子の遠
    心による分離を可能にすることによつて分離を最
    適化するのに十分な量の水を醗酵ブロスに加え、 この加えた量の水を含有する醗酵ブロスを遠心
    してスラツジをつくり、懸濁した固型物を溶かす
    のには不十分であるが、結晶状リボフラビンより
    軽い比重を有する固型の粒子の分離を最適化する
    のに十分な量の水にこのスラツジを再懸濁し、 この再懸濁したスラツジを遠心分離して、その
    ままで動物飼料追加物として使用し得る精製され
    たリボフラビン含有の遠心分離物を得る、 ことから成るリボフラビン含有醗酵ブロスからの
    精製リボフラビンの回収方法。 2 醗酵ブロスに加える水の量が、醗酵ブロスの
    最初の液量の約25容量%から約100容量%である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 醗酵ブロスに加える水の液量が、醗酵ブロス
    の最初の液量の約1/3ないし約1/2である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4 スラツジを再懸濁するのに用いる水の液量
    が、スラツジの容量の約1ないし約3倍である特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 5 醗酵ブロスを遠心分離してスラツジにする前
    に、リボフラビンには影響しないが、蛋白様物質
    を可溶化するか、或は蛋白様物質を遠心によつて
    分離ができるように比重の減少した物質に変える
    のに有効な蛋白分解酵素によつて処理する特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 6 再懸濁したスラツジを遠心する前に蛋白分解
    酵素によつて処理する特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
JP6691379A 1979-05-31 1979-05-31 Purification of riboflavin Granted JPS55159800A (en)

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JPS55159800A JPS55159800A (en) 1980-12-12
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