JPS6364795B2

JPS6364795B2 -

Info

Publication number: JPS6364795B2
Application number: JP10101281A
Authority: JP
Priority date: 1981-06-29
Filing date: 1981-06-29
Publication date: 1988-12-13
Also published as: JPS582876A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は陰極線管表示装置（CRT装置）に関
する。

従来、CRT装置に表示する、例えばプラント
運転状態を示す画面等の固定的な画像データは、
中央の計算機の記憶媒体である大容量磁気記憶装
置（DISK装置）等に固定的データとして予め機
械語に翻訳された機械語形式画面データを記憶さ
せておき、このデータを中央の計算機からCRT
装置に転送すると、ブラウン管面に画像（絵）が
表示されるようになつていた。

従つて、画面データの部分的な修正や追加等を
行なう場合は、翻訳リスト（中央の計算機で予め
ラインプリンタに打出されたドキユメントリス
ト）によつて修正（または追加）したいデータの
DISK装置内の格納番地を見つけ出して、新しい
変更内容等をこの翻訳リストに記入し、同時にデ
ータの現在状態を明確に記入しておくことによ
り、後日の検査や修正等の時に、機械語形式画面
データをコンソールタイプライタ等で直接修正
し、混乱が発生しないようにする必要があつた。

また少量のデータ修正は直接DISKの格納番地
に、コンソールタイプライタ装置等から修正デー
タ（機械語）でキーインして、DISKの内容を修
正（または追加）していた。しかし、およそ100
ケ所以上の修正が必要な場合のように、多量のデ
ータの追加や修正をすることは、作業能率が悪
く、キーインミスによる誤修正等のため画面の品
質が低下する。そこで、修正を、プログラム言語
で記述されているソース言語形式の画面データ
（元データ）に遡つて行なう方式がある。即ちア
ツセンブラやコンパイラ等の言語を用いて、中央
の計算機に、このソース言語画面データを入力
し、翻訳処理を行つて、結果として新しい機械語
形式画面データを作成し、これをDISKに記憶さ
れ、このデータをCRT装置に転送し、修正画面
を表示させることとしていた。以下この方式につ
いてさらに詳しく説明する。

第１図は、従来方式での画面データの修正作業
の流れ図である。図示のように修正が開始される
と（１００）、まず表示された画面をみて修正箇
所を確める（１０１）。次に翻訳リストをみてリ
ストを正しく修正する（１０２）。次に、他に修
正があるかどうかを判断し、ある場合にはステツ
プ１０１に戻る。ない場合には、次に大量の修正
かどうかを判断する（１０４）。大量の修正の場
合には、まず修正データをコーデイングする（１
０５）。次にパンチカードを作成し、ソース言語
画面データ（元データ）を修正する（１０６）。
しかる後、計算機により、ソース言語データの翻
訳を行ない新しい結果をDISKに書込む（１０
７）。一方、ステツプ１０４で大量の修正ではな
いと判断された場合には、コンソールタイプライ
タから翻訳リストに記入されている修正データ
（機械語）をキーインすることによりDISK上に
記憶されている機械語形式画面データを直接修正
する（１０８）。ステツプ１０７または１０８の
後で、新しいデータを用いて再度画面の表示を行
なう。そして、画面が正しいかどうかの判断を行
なう（１１０）。正しくなければステツプ１０４
に戻る。正しい場合には修正を終える（１１１）。

このような従来方式には、次のような欠点があ
る。

(a) 画面データとして常にソース言語データと機
械語形式画面データの２種類を保存しておく必
要がある。

(b) 翻訳リストには常に最新の修正内容を保持し
ておく必要がある。

(c) 画面の品質の保証が全くない。

少量の修正で済む場合にも、人がコンソール
タイプライタ等からキーインして直接修正する
方式であるため、誤修正が起こる危険性が高
い。

(d) 作業能率が悪い。

大部分の修正が、少量のデータ毎に、多数回
にわたつて行なわれる。機械語形式画面データ
を修正するには、修正の都度翻訳リストに示さ
れているプログラム言語で記述されているソー
ス言語画面データの部分と機械語の部分の両方
を同時に翻訳リスト上に書込んでおく必要があ
り、この作業に長時間を要する。

本発明の目的は上記の問題を解消し、作業能率
を大幅に向上させることができるCRT装置を提
供するにある。

本発明によれば、固定的画像データを通常はソ
ース言語画面用データとして中央の計算機に保存
しておき、画面の修正は、このソース言語画面用
データの修正によつて行なわれる。ソース言語画
面はプログラム言語で作成されているため、これ
を修正することは従来の機械語による修正と異つ
て非常に容易である。この画面を翻訳して機械語
形式画面に直す必要はなく、本発明のCRT装置
を使えば、ソース言語画面データをそのまま中央
の計算機からCRT装置に転送すれば画面（絵）
が表示される。

第２図は本発明の一実施例のCRT装置を含む
計算機システムを示したものである。

中央計算機２１には、コンソールタイプライタ
２２が接続されている。このコンソールタイプラ
イタは計算機の制御のために指令コマンド等を入
力するのに用いられる。中央計算機２１にはまた
DISK２３が接続されている。DISK２３にはソ
ース言語画面データNo.ｌ〜No.ｎが登録されてい
る。中央計算機２１にはまたCRT装置２４が周
辺機器として接続されている。

CRT装置２４は、CRT装置制御部２５と、デ
イスプレイ装置２６と、キーボード２７とから成
つている。

第３図は本発明のCRT装置の機能構成を示し
ており、中央計算機とのデータの送信および受信
を行なう解析部３１、CRT装置全体の管理と受
信したソース言語画面データを解読し機械語デー
タに変換する管理及び翻訳用コンピユータ、例え
ばマイクロコンピユータ３２、機械語の画面表示
データを元にしてブラウン管に画像データを送
り、表示したりキーインされたデータの処理をす
る画像表示制御部３３、デイスプレイ装置（ブラ
ウン管装置）２６およびキーボード２７が含まれ
る。キーボード２７でキーインされた入力は受信
した表示データの逆の経路を通つて中央計算機に
送られる。

CRT装置２４は、本発明のソース言語画面デ
ータの受信の外に従来のものと同様機械語形式画
面データの受信機能をも有する。従つて中央の計
算機２１から、第４図に示したような言語による
記述式のデータ（ソース言語画面用データ）を第
３図の受信データ解析部３１で受信すると、受信
データの最初の１バイトを調べ、その１バイトが
数字の１であるときにはソース言語画面データと
し、０であるときには機械語形式画面データであ
るという判定を行なう。

管理及び翻訳用コンピユータ３２は受信データ
の内容を解読し、機械語を作成する。例えば、第
４図ａ〜ｃの３つのソース言語画面データで、第
５図に太線TLで示したような画像が表示される
ものとする。

第４図ａのコードのうち、SIはシフトコードで
あり、ADは次にアドレスを示すデータが来るこ
とを示し、６，１０はアドレスＸ＝６、Ｙ＝10の
画素（画面の表示の単位）にデータを表示するこ
とを、REDは赤色を、Ｆ２３は〓形のパターン
をそれぞれ示し、DMYは意味を特に持たないコ
ードである。以上のデータによりTLaの部分が
形成される。第４図ｂのコードのうち、HL，
AD，７，１１，１０はＸ＝７〜10、Ｙ＝10に水
平方向に線を引くことを、Ｆ３０は〓形のパター
ンをそれぞれ示し、第４図ｃのうち、VL，AD，
６，１１，１３はＸ＝６、Ｙ＝11〜13に垂直方向
に線を引くことを、Ｆ３３は〓形のパターンをそ
れぞれ示している。これらにより、TLbおよび
TLcの部分が形成される。

管理及び翻訳用コンピユータは、受信した、ソ
ース言語画面データを翻訳して上記の意味と解釈
し、機械語に変換し、その結果を画像表示制御部
３３に移す。画像表示制御部は送られた機械語の
データをデイスプレイ装置３４に送つて第５図に
示す画像（TL）を表示させる。

一方、機械語形式画面データを受信した場合
は、翻訳の必要がないので、受け取つたデータを
直接に画像表示制御部３３に移す。

第６図は本発明の一実施例における画面修正作
業の流れ図である。

修正が開始されると（２００）、操作者は本発
明によるCRT装置を用いて修正したい画面デー
タの表示をさせる（２０１）。次に表示された画
面をみて、修正箇所を確かめる（２０２）。次に
修正画面に相当するソース言語画面データ（プロ
グラム言語でDISK上に記憶されている）を、
CRT装置またはコンソールタイプライタから修
正する（２０３）。ソース言語画面データの修正
を完了したら、再びCRT装置から画面の表示要
求をして表示された画像（絵）をみて、正しく修
正できたかどうかを確認する（２０４）。他に修
正があれば、ステツプ２０１に戻る。なければ修
正を終了する（２０５）。

本発明のCRT装置は、記述言語そのままのソ
ース言語画面データを中央の計算機からCRT装
置に転送すれば、CRT装置内の翻訳用コンピユ
ータが作動し、ソース言語画面データを機械語形
式画面データに変換し、即座にCRTの画面に画
像を表示させることができる。従つて、次のよう
な効果がある。

(a) 保存用のデータはソース言語画面データのみ
でもよく、修正の都度アツセンブル等の翻訳を
行なう必要がない。

(b) 従つて、デバツグ中の画面の如く未完成画面
の修正は、プログラム言語で行なえる。従つて
作業が容易である。

(c) 常に最新のソース言語画面データがDISKに
保存される。このため、修正カードの作成等の
必要がない。アツセンブル等の翻訳を行なえば
最新のリストが得られる。

(d) 修正はプログラム言語で行なわれるので、機
械語の修正に比べ間違いが起こりにくい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の画面修正の手順を示す流れ図、
第２図は本発明の一実施例に係る表示装置を含む
計算機システムを示すブロツク図、第３図は本発
明の一実施例の表示装置の機能を示すブロツク
図、第４図ａ乃至ｃは画面データの構成を示す
図、第５図は画像の例を示す概略図、第６図は本
発明の表示装置を用いた場合の画面修正の手順を
示す流れ図である。２１……中央計算機、２２……コンソールタイ
プライタ、２３……磁気記憶装置、２４……
CRT装置、２５……CRT装置制御部、２６……
デイスプレイ装置、２７……キーボード、３１…
…送受信データ解析部、３２……管理及び翻訳用
マイクロコンピユータ、３３……画像表示制御
部。

Claims

【特許請求の範囲】

１画像用データを記憶する記憶装置を備えた主
計算機に接続されたデータ表示装置であつて、画
像を表示するためのブラウン管と、画像表示制御
部と、画像用データの変換を行なう翻訳用計算機
と、キーボード装置とを備え、前記記憶装置に記
憶されている画像データの基本データの形態はソ
ース言語形式の画面データであつて、画面データ
が前記主計算機の動作により前記データ表示装置
に転送されると、前記翻訳用計算機が作動し、受
信した画面データが機械語形式のデータであるの
かソース言語形式のデータであるのかを検査し、
機械語形式のデータである場合には制御を前記画
像表示制御部に移し表示を行なわせ、一方ソース
言語形式のデータである場合には、言語の記述規
定に従つて機械語に変換し、変換結果を制御とと
もに前記画像表示制御部に移し表示を行なわせる
データ表示装置。