JPS6363821A - ２軸オ−ガによる矢板の圧入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、２軸オーガにより矢板を地中に圧入する装置
に関する。

（従来の技術） 杭打機によりＵ字形矢板を地中に埋設する場合には、第
２図に示すように、１軸のスクリューオーガ８０（以下
オーガと称す）により縦穴を掘削し、オーガに外嵌され
たケーシング８１に設けた係止爪８２を矢板７５の内面
に設けた爪受７６に掛けることにより、オーガによる掘
削と同時に矢板の埋設を行なっている。この工法は、無
振動、無騒音の面で賞月されており、この工法を実施す
る場合には、埋設抵抗を小さくして矢板７５の自重によ
り矢板７５の圧入が可能となるように、掘削時に開力さ
れる拡大翼（８３はその拡大ズの掘削時の外周の軌跡を
示す）をオーガ８０の下端に取付け、可及的に広い面積
の掘削が可能となるようにしているが、先に埋設されて
いる隣接矢板７５Ａによって拡大翼の直径８３も制限さ
れるので、やはり埋設抵抗を小さくする上で十分ではな
い上、矢板７５の掘削に不必要な部分を広い面積にわた
って掘削しているので、掘削に要する動力として大きな
ものが必要であるという問題点がある。

（発明が解決しようとする問題点） ；（発明は、上記の点に鑑み、オーガによる掘削と同時
に矢板の埋設を行なう際に、埋設抵抗が小さくなり、か
つより小さな動力で掘削が可能とな矢板の圧入装置を提
供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明は、オーガにより掘削
と同時に矢板を圧入する装置において、前記オーガを２
．を備え、一方のオーガの下端に固定ズを、他方のオー
ガの下端に拡大式を取付けたことを特徴とするものであ
り、拡大式を取付けたオーガを進行方向前方に位置させ
て埋設作業を行なうことにより、拡大式は先に埋設され
ている隣接矢板に掘削径が規制されることがなく、掘削
径を設定する上で、矢板を埋設する個所の真下の部分が
掘削でき、埋設抵抗が小さくなり、また、２本のオーガ
による掘削総面積を従来よりも小さくすることができる
。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面により説明する。

第４図は本発明の一実施例を適用した杭打機を作業状態
にて示す図であり、杭打機１の本体２の前部には、リー
ダ３が公知の旋回装置９０により旋回可能に立設され、
該リーダ３には、パイプ等のガイド部材４（第５図参照
）が設けられる。５は２台のオーガ駆動装置６．７を設
置したフレームであり、該フレーム５の背面の上下に取
付けた左右の摺動部材８を前記ガイド部材４を抱持する
ように係合させることにより、該フレーム５はガイド部
材４に沿って昇降自在に装着される。杭打機本体２には
、フレーム５を昇降させるウィンチ（図示せず）が設置
され、該ウィンチのドラムに巻かれたロープ１３は、リ
ーダ３のシーブ１４に掛けられ、かつシーブブロック１
５とフレーム５の上部に取付けられたシーブブロック１
６との間で掛は回され、ウィンチの作動によってフレー
ム５が昇降するようになっている。各駆動装置６゜７の
出力軸にはそれぞれオーガ２４．２５が取付けられる。

４０は矢板７５を吊り上げるロープであり、該ロープ４
０は、前記本体２上のウィンチ（図示せず）に巻かれ、
リーダ３の頂部のシーブ４４から垂下され、第５図に示
すように、フレーム５の天板部および底板部に設けた開
口部４５を通過させて矢板７５にフックおよび吊り輪（
いずれも図示せず）を介して接続される。

本実施例において対象としている矢板は、第１図に示す
ように、隣接するものどうしが反対向きとなる構成のも
のである関係上、第６図に示すように、フレーム５の下
面に設けるチャック装は２７は左右に矢板７５の把持部
２８，２９を持、′）ａ成を有し、各把持部２８，２９
はフレーム５の下面に設けられた固定板３０．３１と、
開口部４５を挟むようにフレーム５の下面に取付けられ
た両側突出型の２本の油圧シリンダ３２．３３のピスト
ンロッド３４，３５に設けられた可動板３６゜３７によ
り構成され、固定板３０．３１と可動板３６．３７間に
矢板７５の上端部を介在させて油圧シリンダ３２．３３
を伸長させると矢板７５はオーガ２４．２５のいずれか
片面側に把持される。

上記のように、矢板７５がオーガ２４，２５のいずれか
片面側に選択的に容易に添設されるように、矢板７５を
吊るロープ４０をガイドするロープガイド装置３８がフ
レーム５の天板部に設けである。このロープガイ）″馳
７１１８１＋　憤ＲマＬ、−云すように、前記開口部４
５に沿って固定された１対のレール２０．２１と、該レ
ール２０　、２１に沿って移動可能に、かつピン１７に
よりレール２０．２１の両端、すなわち前記把持部２８
，２９の真上となる位置に固定されるスライダ１９と、
該スライダ１９に平行に取付けられ、前記ロープ４０を
挟持する２本のローラ１８，１８とからなる。

第３図、第４図に示すように、各オーガ２４゜２５の下
端には、それぞれ、オーガ２４の羽根５１の直径質より
やや大きい掘削径を有する固定翼４６と、拡大式４７と
が、相互に干渉しないように高さを異ならせて、すなわ
ち拡大式４７が固定ズ４６より下方となるように取付け
である。拡大ス４７は、第３図に示すように、２枚の翼
４８をピン４９により開閉自在に取付けてなり、翼４８
の下端が掘削地面に接すると、ａに示すように開いて広
い面植を掘削でき、地面に接しない状態においては、翼
４８は自重により実線に示すように閉じた状態となるも
のである。

第１図、第３図に示すように、オーガ２４．２５の固定
翼４６、拡大質４７を取付けた部分の上部には、下記の
オーガ振れ止め機構が設けられる。すなわち、オーガの
軸５０の周囲に上下に間隔をおいてフランジ５３．５４
を設け、該フランジ５３．５４間にはスクリュー羽根５
１を設けないことにより、引掛は爪取付は部５２を形成
し、該引掛は爪取付は部５２に、半割り型の筒体５５．
５６を合わせてポルト５７８よびナツト５８により一体
化される筒体を回動自在に嵌合し、一方の半割り型筒体
５６に、矢板７５のコーナ一部に設けた爪受６２．６３
のいずれかに掛ける引掛は爪６４を固着している。筒体
５５．５６と引掛は爪取付は部５２との間に耐摩耗材を
介在させる場合もある。

この圧入装置を使用して矢板７５を埋設する場合は、第
４図に示すように、フレーム５を地面近くに降ろした状
態で第５図に示したロープガイド装置３８のスライダ１
９を矢板７５の向きに合わせて実線位置すあるいは２点
鎖線位置Ｃにピン１７により固定し、地上に置いである
矢板７５に取付けである吊り輪（図示せず）にロープ４
０のフック（図示せず）を掛け、ローブ４０巻上げ用ウ
ィンチを作動させて矢板７５を引上げ、開放状態として
いるチャック装置２７の把持部２８，２９のいずれかに
矢板７５の中央部を嵌め、チャック装置２７の油圧シリ
ンダ３２．３３を伸長させて矢板７５を把持し、続いて
フレーム５の昇降用ウィンチを作動させてフレーム５す
なわちオーガ２４．２５を若干降下させることにより、
第１図、第３図に示すように、各オーガ２４，２５の下
部に装着した前記引掛は爪６４をそれぞれ爪受６２．６
３に掛け、リーダ３を旋回装置９０により旋回させてフ
レーム５を矢板７５Ａ〜７５Ｎ（第４図参照）の配設方
向に向けて拡大質４７が埋設進行方向の前方となるよう
に位とさせ、また、杭打機ｌの走行体や旋回装置の作動
により位置調整し、続いてロープ４０を巻いたウィンチ
を自由回転可能とし、フレーム５を降下させ、地上に拡
大質４７が着地し拡翼した後にロープ１３を巻いたウィ
ンチを自由回転可能とし、固定翼４６および拡大質４７
により掘削し、かつ掘削土砂を羽根５１によって地上に
押し出しながら、チャック装置２７により矢板７５を把
持した状態で、掘削と同時に矢板７５の埋設を行なう、
この場合、爪受６２，６３に引掛は爪６４が係止されて
いるので、矢板７５の長さが長い場合もオーガ２４゜２
５の振れが防止される。

第１図と第２図との対比から分るように、本発明による
場合には、拡大質４７は固定翼より隣接矢板７５Ａから
離れた位置にあるので、隣接矢板７５Ａによる拡大質４
７の位置や直径上の制限は緩やかになり、矢板７５の埋
設個所のほとんどをカバーするように掘削するものを実
現することができる。また、図から明らかなように、本
発明を実施した場合の固定翼４６と拡大質４７の回転中
心を矢板７５側に近接させることができるので、総掘削
面積は、第２図の場合の約半分程度ですみ、掘削に要す
る動力が小さくてすむ。

本発明を実施する場合には、埋設抵抗が小さく、基本的
には押込み装置は不要であるが、埋設速度を高めるには
、本体２上等に押込み用ウィンチを設け、これに巻かれ
るロープをリーダ等に取付けたシーブ（いずれも図示せ
ず）に掛は回して前記フレーム等５に接続し、そのウィ
ンチによりロープを巻取ることにより、矢板７５を押込
むようにすればよい。

また本発明は、第７図に示すように、矢板７５が同じ向
きに埋設される場合にも実施でき、このこの場合には、
第５図に示したロープガイド装置３８は不要であり、ま
たチャック装着２７の１個所で矢板７５を把持する構成
でよく、旋回装置９０も必ずじも必要ではない。

また本発明を実施する場合には、オーガの下端部より生
コンクリート等を注入することもある。

また、ケーシングをオーガ２４，２５に外嵌して作業を
行なう場合もある。また、リーダ３を取付ける機械はベ
ースマシンとして例えば油圧ショベル等を用いてもよい
。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明においては、オーガを２本備
え、一方のオーガの下端に固定ズを、他方のオーガの下
端に拡大質を取付けたので、拡大χを取付けたオーガを
進行方向前方に位置させて埋設作業を行なうことにより
、拡大質の掘削径や位置の先に埋設されている隣接矢板
による規制が緩和され、掘削径やオーガ位置の選択の自
由度が増し、矢板を埋設する個所のほぼ全体が掘削でき
、埋設抵抗が小さくなり、能率良く作業を進行させるこ
とができる。また、２本のオーガによる掘削総面積を従
来よりも小さくすることができるので、掘削に要する動
力を小さくし、経済化と駆動装置の小型化を達成するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面断面図、第２図は
従来例の平面断面図、第３図は第１図のＡ矢視図、第４
図は本発明を実施した杭打機の一例を作業状態にて示す
正面図、第５図は第４図のＢ−Ｂ線に沿う一部拡大断面
図、第６図は第４図のＣ−Ｃ線に沿う一部拡大断面図、
第７図は本発明の他の叉施例を示す平面断面図である。 特許出願人　中村工業株式会社外１名 代理人　弁理士　秋木正実外１名 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オーガにより掘削と同時に矢板を圧入する装置において
   、前記オーガを２本備え、一方のオーガの下端に固定翼
   を、他方のオーガの下端に拡大翼を取付けたことを特徴
   とする２軸オーガによる矢板の圧入装置。