JPS6363547B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6363547B2
JPS6363547B2 JP52022115A JP2211577A JPS6363547B2 JP S6363547 B2 JPS6363547 B2 JP S6363547B2 JP 52022115 A JP52022115 A JP 52022115A JP 2211577 A JP2211577 A JP 2211577A JP S6363547 B2 JPS6363547 B2 JP S6363547B2
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JP
Japan
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group
acid
azaguanine
compound
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JP52022115A
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は9−置換−8−アザプリン化合物に関
する。 −トリアゾロ()ピリミジン環系の誘導
体、また8−アザプリン構造として知られている
ものはインビトロでの実験において各種のDNA
ビールスに対し抗ビールス活性を有することが今
や認められた。特に該化合物はワクシニア
(vaccinia)に対し活性である。 本発明に従えば、第1の態様において、一般式
() 〔式中、R1はヒドロキシ基であり、そしてR2
水素原子または
【式】であり、そのR3は炭素 原子6または10個を含有する芳香族環、即ちフエ
ニルまたはナフチルである〕の9−置換−8−ア
ザプリン、あるいはそれらの塩、特に医薬的に受
容しうる酸との塩が提供される。 アシル基はたとえば低級脂肪酸たとえばギ酸に
由来しえ、または芳香環を含有しうる。好ましく
はR2は水素原子またはベンゾイル基である。 治療目的に特に便宜な塩は医薬的に受容しうる
ものである。それらは有機酸たとえば乳酸、酢
酸、リンゴ酸または−トルエンスルホン酸、あ
るいは鉱酸たとえば塩酸または硫酸を包含する。
他のものは医薬的に受容しうるかまたはより有利
な他のものへの変換のための中間体として提供し
うる。 式()の置換8−アザプリンは融合ピリミジ
ン環系、たとえばプリンまたはプテリジン上に類
似の置換を提供するためのこの技術分野において
よく知られた各種方法により好適に製造しうる
〔ブラウン(D.J.Brown)、ザ・ピリミジンズ
(The Pyrimidines)、1962、インター サイエン
ス出版社(Interscience Publishers)、および補
巻、1970、ウイレー・インターサイエンス
(Wiley−Interscience);リスター(T.H.
Lieter)、フユーズド・ピリミジンズ(Fused
Pyrimidines)、ウイレー・インターサイエンス、
特に部、プリンズ(Purines)〕。 それら方法の若干においては、R1、2−アミ
ノ置換基またはR2が未だ提供されていないがそ
の代りに上記に特定した如き要求される置換基に
置換または変換しうる前駆体があることを除いて
は、式()の化合物の基本構造は既に得られて
いる。他の方法においては、9位の置換基は、試
薬中のその位置にR2基を既に有して、適当な縮
合反応により8−アザプリン環系に結合される。 従つて、 (a) 式() 〔式中、R2は上記と同じ意味を有し、Mおよ
びGのいずれかまたは両方はそれぞれR1の前
駆体およびアミノ基である〕の化合物を公知方
法(イ)により式()の化合物に変換し; (b) R2が水素原子である式()の化合物をア
シル化剤で適当にエステル化して上記に限定し
た如きR2としてアシル基を有する化合物を提
供し; (c) 式() 〔式中、R1は上記と同じ意味を有し、そして
Qは水素原子、あるいは除去される原子または
基である)の化合物を式() A−CH2・O・CH2・CH2・O・R2 () 〔式中、R2は上記と同じ意味を有し、そして
AはQとの相互反応によりC−N結合を提供し
うる除去される原子または基である〕の化合物
と反応させ; (d) 2−アミノ基およびR1置換基の一方または
両方が保護されている式()の化合物から保
護基を公知方法(ロ)により除去し;または、 (e) 式()におけるR2が水素であるとき、保
護基を式() 〔式中、R1はヒドロキシであり、そしてXは
加水分解または接触水素分解のいずれかにより
除去しうる保護基である〕の化合物から加水分
解または接触水素分解のいすれかにより保護基
を除去し;または、 (f) 式()におけるR1が水素であるとき、式
() の化合物から保護基Eを公知方法(ハ)により除去
し;そして該反応の生成物が塩基である場合
に、R2が水素原子である場合の式()の化
合物を随意にそれらの酸付加塩またはアルカリ
金属塩に変換し、あるいは生成物がに、R2
水素原子である場合の式()の化合物の塩で
ある場合随意に該塩をその塩基またはそれらの
他の塩に変換する、式()の化合物の製造法
が提供される。 (a)に示した方法に関しては、それらはたとえば
2位または6位にハロゲン原子またはメルカプト
基を有する前駆体に頼ることができる。公知方法
(イ)は完全なまたは部分的な加水分解またはアンモ
ニア分解を含みえ、もしも部分的変形のみが望ま
しいならば6位の置換基のより高い反応性を利用
する。別途に、MおよびGは共に、適当な触媒た
とえばパラジウムを使用する還元によりアミノ基
に変換しうるアジド基でありうる。 該方法の出発物質は、たとえば(b)または(c)に特
定したと同様の方法により便宜に提供できる。 (b)で特定したエステル化方法は該反応のための
標準技術を包含し、それは通常アシル化剤たとえ
ばカルボン酸、脂肪族または芳香族の無水物、脂
肪族または芳香族のアシルハライド、混合炭酸−
カルボン酸無水物、またはカルボン酸エステルを
使用する。いくつかの最終生成物は若干不安定で
あり、そして再び加水分解しえ、従つてそのよう
な逆反応を最小とする条件の選択が有利である。 (c)法において、置換基Aはたとえば好ましくは
有機酸または無機酸の反応性残基、たとえばハロ
ゲン原子またはスルホネート基のような親電子性
の原子または基でありえ、一方置換基Qは水素原
子またはアルカリ金属である。好ましい方法は、
所望の2−および6−置換を有する8−アザ−9
(7)−プリンと2−アシルオキシエトキシメチル
ハライドたとえば2−アセチルオキシエトキシメ
チルクロライドとの、強い極性溶媒たとえばジメ
チルホルムアミド(DMF)中、そしてプロトン
受容体たとえばトリエチルアミンまたは炭酸カリ
ウムのような塩基の存在における縮合からなる。
反応は好ましくは室温で長時間かかつて行なわ
れ、即ちかなりの収率を得るためには数日が必要
である。 別途に、生成物を直接得るために、加熱縮合、
即ち熔融反応を行なうことができる。この反応の
ためには、適当に置換された8−アザ−9(7)
プリンをアセチルオキシ−エトキシメチルカルボ
キシレートと一緒に、触媒量の強酸たとえば硫酸
の存在において加熱する。100度Cを越える温度
が一般に必要であるが、それは分解を最小とする
ために好ましくは約200度Cより高くてはならな
い。温度は反応体の混合物が分解を受ける前に熔
融するように選択しなければならない。 熔融反応はまた上記とほぼ同じ条件下に、多分
若干低温において、9−アシル−8−アザプリン
とアルコキシメチルカルボキシレートまたはハラ
イドとの間で行なうことができる。別途に、熔融
反応はジエステルたとえば2−アセチルオキシエ
トキシメチルアセテートを使用して行なうことが
できる。 出発−トリアゾロ(d)ピリミジン、即ち8−ア
ザ−9(7)−プリン環系は2,4−ジアミノ−6
−置換ピリミジンから、5−位のニトロソ化(た
とえば、水性亜硝酸で)、引続く接解水素化(パ
ラジウム炭素上)を使用する5−アミノ化合物へ
の還元によつて便宜に提供されえ、それは最終的
に水性の酸性媒質中無機亜硝酸塩(たとえば、亜
硝酸ナトリウム)との反応によりN−ニトロソ化
および閉環される〔ダボール(T.Davoll)、ジヤ
ーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエテイ(J.
Chem.Soc.)、1958、1593−1599〕。 (d)法において、R1および2−アミノ基の一方
または両方は保護基たとえばトリアルキルシリル
基、活性化アシル基またはベンジルオキシカルボ
ニル基によつて可逆的に保護されうるが、後の2
つの型の基はアミノ基の保護のためのみの保護基
として有用である。R1および2−アミノ基の両
方がトリアルキルシリル基により保護されている
とき、そのような化合物は(c)法で記載したトリア
ルキルシリル化アザプリンとハロメチルエーテル
またはアシルオキシメトキシエーテルとの縮合生
成物でありうる。該保護基は非常に不安定であ
り、そして公知方法(ロ)であるアルコール性または
水性のアンモニアでの溶媒分解、あるいはアルコ
ール分解により除去できる。 別の保護基は活性化アシル基たとえばトリクロ
ロアセチルのようなトリハロアシルであり、それ
は保護されるアミノ基と一緒でトリクロロアセト
アミド基を形成する。該基は還元的に開裂され;
もしもベンジルオキシカルボニル基が保護基であ
るならばこれはまた還元的開裂により除去しうる
〔公知方法(ロ)〕。 (e)法における式()の化合物において、保護
基Xは加水分解または接触水素分解によつて除去
しえ、該保護基はたとえばアシル基、トリフエニ
ルメチルまたはアリールメチル基でありうる。式
()の化合物の脱アシル化は、たとえば第一級
または第二級アミン、アルコール性アルコキサイ
ド、あるいは無機塩基たとえば水酸化ナトリウム
の水性またはアルコール性の溶液を使用する塩基
接触加水分解により達成できる。アリールメチル
基の除去は、付加的に酸接触加水分解により除去
しうるトリフエニルメチルの除去における如く
に、水素およびパラジウムのような金属触媒を使
用する水素分解により達成される。 式()の保護された出発物質は、9−位に追
加保護基を有する適当に保護されたアザプリンと
式() X・O・CH2・O・CH2・CH2・O・X1 () 〔式中、XおよびX1は上記に限定した如き保護
基であり、そして等しくてもまた異なつていても
よい〕の化合物との縮合によつて製造しうる。該
縮合は酸で触媒される。保護されたアザプリン
は、適当なアザプリンを酸無水物、あるいは他の
アシル化剤たとえば酸ハライドで処理することに
よつて製造される。式()の化合物は酸触媒た
とえばパラ−トルエンスルホン酸を使用して1,
3−ジオキソランを酸無水物で処理することによ
つて製造しうる。酸無水物は混合無水物であり
え、従つてXおよびX1が異なつた式()の化
合物を導きうる。 (f)法において、保護基Eはエステル基、たとえ
ばアシルオキシ基、あるいはベンジルオキシのよ
うなアリールメトキシ基でありうる。第一の場
合、アシル基は、脂肪族たとえばアセチル、また
は芳香族たとえばベンゾイルでありえ、両型のア
シル基は公知方法(ハ)である緩和な塩基性加水分解
により除去される。一般に、水性メチルアミンと
の加温は脱保護基をもたらすのに充分である。 アリールメトキシ保護基たとえばベンジルオキ
シは公知方法(ハ)である水素とラネーニツケルまた
はパラジウム炭素による如く接触的に、あるいは
液体アンモニア中のナトリウムによる如く化学的
にのいずれかで水素分解により除去される。液体
アンモニア中のナトリウムを使用するとき、過剰
のアンモニアは溶媒として役立ちうる。接触水素
化のためにはアルカノールが好ましい溶媒である
けれども、多数の不活性な、たとえばハロゲン不
含およびスルフアイドあるいはメルカプト不含溶
媒、たとえばベンゼン、テトラヒドロフランまた
はジオキサンが、アシル保護基質を溶解するとい
う条件で使用できる。 方法(a)ないし(f)はすべて簡単に置換されたアザ
プリンから製造できる中間体に頼つている。該ア
ザプリンは、もちろん、文献および教科書中に開
示されているそれ自体よく知られた技術に従つて
容易に入手しうる。 簡単な塩とは別に、置換8−アザプリン化合物
の塩化第二水銀塩はまたアルカリの存在において
製造でき、ついで芳香族有機型の溶媒中でハロエ
ーテルと縮合する。しかしながら塩の製造に先立
ち、環系上のすべての反応性置換基は保護しなけ
ればならず、従つてこの方法の最終工程は保護さ
れた置換基の脱保護である。 本発明の他の態様においては、医薬的に受容し
うる担体と一緒での上記に限定した如き式()
の化合物またはそれらの医薬的に受容しうる塩か
らなる医薬組成物が提供される。特定の態様にお
いては、本医薬組成物は有効な単位用量形におけ
る式()の化合物からなる。 ここで使用する“有効な単位用量
(effectiveunit dose)”なる語はインビボにおい
てビールス性有機体に対し有効であるのに充分な
予め決定された抗ビールス量を意味する。 医薬的に受容しうる担体は医薬を投与する目的
に有用な物質であり、そして固体、液体またはガ
ス状物質でありえ、それらは別途には不活性でそ
して医薬的に受容しうるものであり、そして活性
成分と相容性である。 それら医薬組成物は、製剤が体内または体外の
ビールス感染のいずれの治療のために使用される
かに依存し、経皮的、経口的に投与しえ、坐剤ま
たはペツサリーとして使用され、軟膏、クリー
ム、エアロゾル、粉末として局所適用され、ある
いは眼または鼻の滴剤(drops)等として投与さ
れる。 体内感染のためには、本組成物は、遊離塩基と
して計算して、哺乳動物体重Kg当り約0.1ないし
250、好ましくは0.5ないし50、あるいは最も好ま
しくは2ないし10mgの用量水準で経口的または経
皮的に投与され、そして単位用量当り1ないし
250、好ましくは約7ないし50mgの量において1
日数回投与される単位投薬形において人間に使用
される。 経口投与のためには、微細な粉末または顆粒は
希釈剤、分散剤および(または)表面活性剤を含
有しえ、そしてドラフト(draught)中、水中ま
たはシロツプ中に存在しえ;乾燥状態でカプセル
または香袋(sachets)中に、あるいは非水性の
溶液または懸濁液中に存在しえ、その中には懸濁
化剤を包含しえ;錠剤中に存在しえ、その中には
結合剤および滑沢剤を包含しえ;あるいは水また
はシロツプ中の懸濁液中に存在しうる。望ましい
かまたは必要な場合、賦香剤、防腐剤、懸濁化
剤、濃化剤または乳化剤を包含しうる。錠剤およ
び顆粒が好ましく、そしてそれらは被覆されう
る。 経皮投与のため、あるいは眼感染のための滴剤
としての投与のためには、本化合物は約0.1ない
し10%、より好ましくは0.1ないし7%、最も好
ましくは0.2%w/vの濃度において水溶液中に
存在しうる。溶液は抗酸化剤、バツフアー等を含
有しうる。 別途に、眼、あるいは他の体外組織たとえば口
および皮膚の感染のためには、本組成物は好まし
くは局所用の軟膏またはクリームとして患者の身
体の感染部位に適用される。本化合物は約0.1な
いし10%、好ましくは0.3ないし3%、最も好ま
しくは1%w/vの濃度において、たとえば水溶
性軟膏基剤とで軟膏中に、あるいは、たとえば水
中油クリーム基剤とでクリーム中に存在しうる。 式()の化合物の中で、9−(2−ベンゾイ
ルオキシエトキシメチル)−8−アザグアニンお
よび9−(2−ヒドロキシエトキシメチル)−8−
アザグアニンは、ヘルペスに対するそれらの極め
て高い抗ビールス活性の故に、特に好ましい。 本発明のなお他の態様においては、背椎動物た
とえば人間を含む哺乳動物におけるビールス感染
の治療法が提供され、それは式()の化合物ま
たはそれらの医薬的に受容しうる塩の上記に限定
した如き有効な抗ビールス量の投与からなるもの
である。投与は好ましくは局所適用により、ある
いは経口または経皮経路によるものである。 本発明を以下の実施例で説明する。 例 1 8−アザ−グアニン(2g)および硫酸アンモ
ニウム(1.46g)をヘキサメチルジシラン(45
ml)中、撹拌しつつ窒素下に1夜還流した。過剰
の溶媒をフラツシユ蒸発により除去し、そして白
色の残渣を乾燥アセトニトリル(33ml)中に溶か
した。 このようにして得られた溶液に、2−ベンゾイ
ルオキシエトキシメチルクロライド(2.83g)を
加え、そして混合物を密封反応容器中室温で6日
間撹拌した。ついで小量の白色沈澱を去し、そ
して溶液をフラツシユ蒸発に付した。かく得られ
た黄色シロツプを蒸気浴上エタノール(75ml)で
15分間消化した。再蒸発の後、残渣を沸騰エタノ
ールで抽出し、そして黄色のメタノール溶液を濃
縮し、冷却し、そして過した。固体生成物をメ
タノールから再結晶して、9−(2−ベンゾイル
オキシエトキシメチル)−8−アザグアニン(294
mg)(融点236−239度C)を得た。 元素分析値 C14H14N4O4(分子量330314)として 理論値 N25.44% C50.91% H4.27% 測定値 N25.53% C50.99% H4.33% 紫外線スペクトル PH λmax E・max 1.0 236sg2.55 17000、13130 13.0 278 12550 例 2 8−アザグアニン(2.0g)、硫酸アンモニウム
(1.46g)およびヘキサメチルジシラザン(45ml)
の混合物を5時間還流加熱した。過剰のヘキサメ
チルジシラザンを減圧下に除去し、そして2−ベ
ンゾイルオキシエトキシメチルアセテート(4.45
g)、−トルエンスルホン酸(104mg)および鉱
油(10ml)を残渣に加えた。 生成した混合物を120度Cおよび18mmHgで24時
間撹拌しつつ加熱した。反応混合物を冷却し、そ
して鉱油を傾斜除去した。残渣をベンゼン、つい
でクロロホルムと研和した。残渣をついで1:2
メタノール:クロロホルム(30ml)と1時間加熱
した。溶媒をついで減圧下に除去し、そして残渣
をメタノールから結晶化して、9−(2−ベンゾ
イルオキシエトキシメチル)−8−アザグアニン
(0.81g)を得た、融点231−234度C。薄層クロ
マトグラフイおよびNMR分析はこの構造と一致
した。 例 3 例1からの9−(2−ベンゾイルオキシエトキ
シメチル)−8−アザグアニン(235mg)および40
%水性メチルアミン(6ml)の混合物を蒸気浴上
30分間加熱した。反応混合物をエーテルで抽出
し、そして水性層を蒸発乾固した。白色残渣をエ
タノールから再結晶して、9−(2−ヒドロキシ
エトキシメチル)−8−アザグアニン(128mg、
239−241度C)を得た。 元素分析値 C7H10N6O3(分子量226.205)として 理論値 N37.16% C37.17% H4.46% 測定値 N37.22% C37.20% H4.47% 例 4 錠剤−(総重量359mg) 9−(2−ヒドロキシエトキシメチル)−8−アザ
グアニン 100mg 乳 糖 200mg デンプン 50mg ポリビニールピロリドン 5mg ステアリン酸マグネシウム 4mg 例 5 水中油クリーム基剤 9−(2−ヒドロキシメチル)−8−アザグアニン
5.0g ラノリン、無水 20.0g ポリソルベート60 4.0g ソルビタンモノパルミテート 2.0g 軽液体パラフイン 4.0g プロピレングリコール 5.0g ヒドロキシ安息香酸メチル 0.1g 精製水 適量 全量100.0g 例 6 水溶性軟膏基剤 9−(2−ヒドロキシエトキシメチル)−8−アザ
グアニン 0.5g グリセロール 15.0g マクロゴール300 20.0g ポリエチレングリコール1500 64.5g 例 7 錠剤−(総重量359mg) 9−(2−ベンゾイルオキシエトキシメチル)−8
−アザグアニン 100mg 乳 糖 200mg デンプン 50mg ポリビニールピロリドン 5mg ステアリン酸マグネシウム 4mg 例 8 エチレングリコール(310g)中のベンゾニト
リル(103g)の溶液をほぼ無水条件下に3日間
還流加熱した。反応混合物を冷却し、そして氷水
(約300ml)に加えた。生成した混合物をエーテル
(3×300ml)で抽出し、そして合せたエーテル抽
出液を水(2×300ml)、ついで飽和塩化ナトリウ
ム溶液(300ml)で逆洗滌(back−washed)し
た。エーテル溶液を無水硫酸ナトリウム上で乾燥
した。エーテルを蒸発し、そして残留油を蒸留し
て、エチレングリコールモノベンゾエート108g
(理論量の65%)を得た、沸点132−135度C/1.5
mmHg。 乾燥ジクロロエタン中のエチレングリコールモ
ノベンゾエート(166g)およびパラホルムアル
デヒド(30g)の冷却(0度C)混合物を撹拌し
つつ乾燥HClで3時間飽和した。帯桃赤色液体を
塩化カルシウム上で乾燥し、そして揮発成分を回
転蒸発機上30度Cで除去して、1−モノベンゾイ
ルオキシ−2−クロロメトキシエタン(215g)
を得た。赤外線スペクトルはヒドロキシ基の不在
を示した。 例 9 1−ベンゾイルオキシ−2−クロロメトキシエ
タン(2−ベンゾイルオキシエトキシメチルクロ
ライド)(2.14g)を乾燥アセトニトリル(30ml)
に溶かし、そして酢酸銀(1.67g)を加えた。混
合物を室温で一夜撹拌し、ついでセライト545を
通して過した。溶媒を減圧(約1mmHg)下に
除去して、2−アセトキシメトキシエチルベンゾ
エート(2.37g)を澄明な淡黄色油として得た。
NMRおよびIRスペクトルはこの構造に一致し
た。 例 10 9−(2−ヒドロキシエトキシメチル)8−ア
ザグアニンの製造 8−アザグアニン(1.0g)および無水酢酸
(100ml)の混合物を撹拌しつつ5時間還流した。
溶液を固体物質が沈澱しはじめるまでフラツシユ
蒸発により濃縮し、ついで混合物を1夜冷却し
た。 過およびベンゼンで洗滌の後、アセチル化8
−アザグアニン(1.27g)が得られた。 アセチル化8−アザグアニン(0.508g)、2−
オキシ−1,4−ブタンジオールジアセテート
(0.41g)、パラトルエンスルホン酸(0.013g)
および鉱油(3.0g)の混合物を水流吸引圧力下
に排気し、ついで油浴中115−120度Cで撹拌しつ
つ18時間加熱した。 冷却後、ベンゼンを撹拌しつつ油状混合物に加
え、そして上層を残留油から傾斜除去した。この
方法を更に2回繰返し、最後に残渣を40%水性メ
チルアミンに溶かし、蒸気浴上15分間加熱し、そ
して溶媒をフラツシユ蒸発により除去した。 ゴム状固体を1:1(v/v)エタノール−水
から再結晶して小量の吸湿性物質が生成した。母
液を蒸発し、そして100%エタノールから再結晶
した。この最終エタノール母液をフラツシユ蒸発
し、そしてエタノールと研和して、所望の9−
(2−ヒドロキシエトキシメチル)−8−アザグア
ニン100mg(21%)を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式() 〔式中、R1はヒドロキシル基であり、R2は水素
    原子または【式】であり、そのR3は炭素原子 6または10個を含有する芳香環である〕の9−置
    換−8−アザプリン化合物あるいはそれらの塩、
    特に医薬的に受容しうる塩。 2 9−(2−ヒドロキシエトキシメチル)−8−
    アザグアニンである、特許請求の範囲第1項に記
    載の化合物。 3 9−(2−ベンゾイルオキシエトキシメチル)
    −8−アザグアニンである、特許請求の範囲第1
    項に記載の化合物。
JP2211577A 1976-03-01 1977-03-01 99substitutedd88azapurine and process for preparing same Granted JPS52111593A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/662,901 US4027025A (en) 1976-03-01 1976-03-01 8-Azapurine derivatives

Publications (2)

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JPS52111593A JPS52111593A (en) 1977-09-19
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