JPS6363527B2 - - Google Patents

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JPS6363527B2
JPS6363527B2 JP19447785A JP19447785A JPS6363527B2 JP S6363527 B2 JPS6363527 B2 JP S6363527B2 JP 19447785 A JP19447785 A JP 19447785A JP 19447785 A JP19447785 A JP 19447785A JP S6363527 B2 JPS6363527 B2 JP S6363527B2
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JP
Japan
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residual chlorine
isocyanuric acid
acid
water
weight
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JP19447785A
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JPS6253902A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はイソシアヌル酸とオキシカルボン酸を
主成分とする、溶解性が優れ、改善された残留塩
素の安定剤に関する。更に詳しく述べるならば、
貯留水、例えば冷却水、防火用水、遊泳用プール
水等の滞留水中の残留塩素(有効塩素)の分解、
飛散による減少を抑え、且つ、迅速溶解性がある
残留塩素の安定化組成物に関する。 (従来の技術) 従来より、上述した遊泳用プール水、廃水その
他の殺菌消毒を要する水に次亜塩酸ソーダ、晒
粉、塩素化イソシアヌル酸またはその塩類を添加
し、これらの水の衛生・浄化が行われている。し
かし、これらの活性塩素化合物より発生した次亜
塩素酸及び亜塩素酸イオン(以下、残留塩素と呼
ぶ)は紫外線によつて分解され易く、また一部は
飛散により減少するために、それを防止する目的
で、前記殺菌消毒するべき水にイソシアヌル酸を
添加することが行なわれている。このイソシアヌ
ル酸の添加時期は前記活性塩素化合物の添加の前
後いずれでもよいが、イソシアヌル酸は水に対す
る溶解度が小さいために、前記殺菌消毒すべき水
中に迅速かつ一様に溶解させる事が困難であつ
た。その対策として粉状、又は顆粒状のイソシア
ヌル酸を水中に散布する方法が行われている。こ
のものは、散布する方法によつては、粉末状の場
合は、散布時の粉立ち、飛散だけでなく、粉末が
水面に浮いた状態で却つて溶けなかつたり、プー
ルに於いては、目に入る懸念もある。この事から
通常は顆粒状のイソシアヌル酸を散布することが
行われている。しかし、顆粒状のイソシアヌル酸
は、水への溶解性が遅く、例えば、比較的に流動
状態にあるプールに於いても2〜3Kgの顆粒状の
イソシアヌル酸を散布する場合でも、完全に溶解
するのに3時間以上を必要とする。 この様な問題に対して、特開昭54−160730号公
報には、溶解度の小さいイソシアヌル酸を用いる
のではなく、シアヌル酸のアルカリ金属塩を用い
る提案がなされている。これは製造上のコストが
高く、また、得られたシアヌル酸のアルカリ金属
塩に吸湿性があり、問題がある。また、特開昭56
−20512号公報には重炭酸ナトリウム及び有機固
体酸をイソシアヌル酸と配合させ使用時に水中で
炭酸ガスを発生させ、発泡する事で溶解性を促進
させる方法が提案されている。この方法は優れて
いるが、保存安定性に若干問題がある。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等はこれらの従来の欠点を改善するた
めに鋭意研究した。イソシアヌル酸は残留塩素を
保有する貯留水、例えばプール水に於いては、通
常20〜30mg/の濃度のシアヌル酸を加えて、残
留塩素の分解、ロスを抑えているが、イソシアヌ
ル酸を加えない時と比較して、分解速度を3〜5
割程度抑えるにすぎない。例えば、次亜塩素酸ナ
トリウムや、次亜塩素酸カルシウム(高度晒粉)
を用いて、残留塩素濃度を約1mg/に調製し、
これに紫外線を照射し残留塩素の濃度の減少速度
を測定すると、イソシアヌル酸を30mg/添加し
ている場合は約25分で残留塩素が消失するが、イ
ソシアヌル酸を添加しない場合は約17分で完全に
消失する。ところが驚くべき事に、イソシアヌル
酸にオキシカルボン酸またはその塩を併用するこ
とにより残留塩素の消失が極端に抑えられる現象
を見出し、更に、このものを配合したイソシアヌ
ル酸組成物は溶解速度も優れていることを見出し
本発明の完成に至つた。 本発明の目的は水中で迅速に溶解し、残留塩素
を安定化する、イソシアヌル酸を含む残留塩素の
安定化組成物を提供することにある。 (問題点を解決する手段) 即ち、本発明は(a)イソシアヌル酸100重量部と、
(b)オキシカルボン酸またはその塩を10〜500重量
部含むことを特徴とする残留塩素の安定化組成物
に関する。更に好ましくは、この必須2成分に、
酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム
の中から選ばれた少なくとも一つの化合物を10〜
500重量部配合してなる残留塩素の安定化組成物
に関する。 本発明に使用するイソシアヌル酸は、粉状又は
顆粒状の工業製品で充分であり、また本発明に使
用するオキシカルボン酸またはその塩としては、
クエン酸、酒石酸、グリコール酸、リンゴ酸等が
挙げられ、塩としてはアルカリ及びアルカリ土類
金属塩で、通常粉状品が好ましい。 本発明に使用する酸化マグネシウム、炭酸マグ
ネシウム、酸化カルシウム、水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウムは通常粉状品が好ましい。 本発明の組成物は、前記イソシアヌル酸100重
量部とこれに対して前記オキシカルボン酸または
その塩を10〜500重量部、好ましくは20〜200重量
部とを均一に配合することにより得られる。更
に、この配合組成物に、前記酸化マグネシウム、
炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウムの中から選ばれた少
なくとも一つの化合物10〜500重量部、好ましく
は、20〜200重量部を均一に配合することにより、
一層溶解速度を高めることが出来る。 更に、本発明の組成物に崩壊剤として、ヒドロ
キシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルローズ、ゼラチ
ン、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセ
ルロースの酸及びその塩であるナトリウム、カル
シウム、マグネシウム塩等を添加しても構わな
い。その配合量は前記イソシアヌール酸100重量
部に対して、5重量部位下で良い。 本発明の組成物の剤形は粉末、顆粒、丸剤、錠
剤のいずれの形態でもかまわないが、好ましくは
顆粒、丸剤、錠剤の形態である。丸剤、錠剤の形
態では、水中で迅速に崩壊して溶解し、残留塩素
を安定化する。 以下に実施例及び比較例を示し本発明を更に具
体的に説明する。 実施例1〜8、比較例1〜6、参考例1 (1) 顆粒の製造法 表−1の粉末原料を同表の配合比で均一に混
合しコンパクテイングマシーン(ターボ工業製
WP−230)で圧縮造粒後、分級し12
#(1400μ)〜32#(500μ)の顆粒を得、以下
の顆粒の溶解速度及び残留塩素の安定性の評価
法で評価した。結果を表−2に示した。 造粒条件 ロール回転数 15rpm 油圧 160Kg/cm2 圧縮線圧 1.5t/cm (2) 顆粒の溶解速度の評価法 1の水道水(20〜22℃)に(1)で得られた顆
粒0.3gを入れジヤーテスターで40rpmの定速
撹拌を行ない、ほぼ完全に溶けてしまうまでの
時間を目視で観察し、評価した。 (3) 残留塩素の安定性の評価法 (1)で得られた顆粒を用いて、イソシアヌル酸
が30mg/の水溶液1を準備する。 次に、試薬の次亜塩素酸ナトリウム(有初塩
素7.2%)を用いて予め100mg/残留塩素水溶
液を調製し、この10mlを先のイソシアヌル酸30
mg/の水溶液に加え、正確に1.0mg/の残
留塩素水溶液を調製する。 これに、化学実験用の紫外線ランプ(5アン
ペア波長1900〜2300Å)を浸漬し、紫外線を照
射し、時間毎の残留塩素の濃度をオルトトリジ
ン法により求め、完全に残留塩素が分解し、ゼ
ロになるまでの時間を求めた。
【表】
【表】
【表】
【表】 表−2に示すように本発明の残留塩素の安定化
組成物は、溶解時間が早く、残留塩素の残存時間
を長くする効果が優れていることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)イソシアヌル酸100重量部と、(b)オキシカ
    ルボン酸またはその塩を10〜500重量部含むこと
    を特徴とする残留塩素の安定化組成物。 2 特許請求の範囲第1項において酸化マグネシ
    ウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸
    化マグネシウム、水酸化カルシウムの中から選ば
    れた少なくとも一つの化合物を10〜500重量部配
    合することを特徴とする残留塩素の安定化組成
    物。
JP19447785A 1985-09-03 1985-09-03 残留塩素の安定化組成物 Granted JPS6253902A (ja)

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JP19447785A JPS6253902A (ja) 1985-09-03 1985-09-03 残留塩素の安定化組成物

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Publication Number Publication Date
JPS6253902A JPS6253902A (ja) 1987-03-09
JPS6363527B2 true JPS6363527B2 (ja) 1988-12-07

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ID=16325194

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JP19447785A Granted JPS6253902A (ja) 1985-09-03 1985-09-03 残留塩素の安定化組成物

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FR2670198B1 (fr) * 1990-12-11 1993-03-26 Midi Salines Est Cie Salins Composition pour la desinfection de l'eau par le procede d'electrochloration et utilisation de cette composition.

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JPS6253902A (ja) 1987-03-09

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