JPS6362990A - 液密配管構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、建築物の給水、給湯、暖房等の配管について
ヘッダー室と呼ばれる液供給部から水栓等の各使用＝機
である液排出部へ液密状態、すなわちに外部に液漏れか
生じないように配管する配管構造に関する。

（従来技術） 液供給部と液排出部との間は壁内に配管する給液管と継
手とによってつながれている。従来、建築物の給水、給
湯、暖房等の配管については、給液管及び給液管に取付
ける継手をそのまま壁内に配管した構造となっている。

（発明か解決しようとする問題点） しかしながら、このような従来の配管による場合には、
給液管と継手との接続部位か露呈しているため、この部
分での接続不良、あるいは長期使用による老朽化にとも
ない、その接続部位から生じる漏液か、壁にしみこんで
じみをつくったり、壁内部を侵食しひび割れを起こした
りするという問題点があった。このような給液管と継手
との接続部位から生じる漏液は、建築物の寿命を著しく
短くし、壁の補修を余儀なくする致命的なものであった
。

本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、前
記接続部位を含む壁内の配管部分全体を液密状ｊ８とす
る保護体と保護管とておおってやり、給液管と継手との
接続部位等から生じる漏液か壁内部に漏出するのを確実
に防１トすることのてきる配管構造を提供することを目
的としている。

（問題点を解決するための手段） すなわち、本発明に係る液密配管構造は、液供給部から
液排出部へ給液管を液密状態に配管する配管構造であっ
て、給液管を内部に挿通する保護管と、給液管の端に取
付ける継手との接続部位を内部に収納する保護体とを備
え、前記保護体に保護管を液密状態に連結し、接続部位
等からの漏液か保護管内に収容されるように構成したこ
とを特徴としている。

本発明における配管構造ては、給液管を内部に挿通する
保護管と、給液管の端に取付ける継手との接続部位を内
部に収納する保護体との二つの部分な液密状態に連結す
るようになっている。このため、壁内の配管部分は液密
状５９に保たれ、給液管と継手との接続部位等からの漏
液は保護管内に収容され、壁内部に漏出するのを防止す
るようになっている。

第１図は本発明における配管構造を模式図であられした
ものである。

本発明における配管構造に使用する保護管（２）は、給
液管（３）の管径より大きな管径を備えた管であって、
それ自体が液密性てあって、曲げ配管も容易に行なえる
ｕＴとう性を有するものが好ましい。

また、保護体（４）は内部に遵手（５）を収納でき、こ
の継手（５）の一端を外部に臨ませる開口（６）を有し
、しかも継手（５）の一端を外部に臨ませた状態で継手
（５）を保護体（４）内に固定てきる構造を備えたもの
である。

保護管（２）と保護体（４）とを液密状態に連結するに
は、例えば、保護体（４）に保護Ｔ　（２）の管外径と
ほぼ同一の内径を有するハブを形成し、このハブ内に保
護管（２）を挿入接着してもよく、あるいは、シールを
巻付けてもよい、また、第２図に示すように保護管（２
）の外周が凹凸に形成されている場合には、この保護管
（２）の一端を挿入する挿入口を保護体（４）に設けて
保護管（２）の四部にゴム等の弾性体からなるリング（
８）を嵌め込み、保護体（４）の挿入口の内周面にリン
グ（８）を圧接させることによって液密状態に連結して
もよい。

さらに、第３図に示すように保護管（２）の外周が螺旋
状に形成されている場合には、保護管（２）の螺旋に対
応する内面形状を有するバッキング（９）を保護管（２
）に装着し、保護体（４）の挿入口へ挿入して保護管（
２）が抜けないように、別途締付具（１１）を取付口に
１反付けることによって液密状１小に連結してもよい。

その他、本発明では保護／ｉ？（２）と保護体（４）と
を液密状態に連結する構造てあれば何てもよい。

このように液密状態に連結された保護体（４）と保°護
管（２）とにより、給液管（３）と継手（５）との接続
部位等から、仮に漏液か生じた場合に、その漏液が保護
ｖ（２）内に確実に収容されるようになっている。

次に、本発明における配管構造を用いた施工の一例を説
明する。

まず、保護管（２）を壁（１０）内に配管し、液排出部
（７）側の保護管（２）の一端に保護体（４）を液密状
態に連結し、保護体（４）と保護管（２）を所定位置に
設置する。

次いで、第４図に示すように液供給部（１）側から給液
管（３）を保護管（２）内に挿通し、さらに、第５図に
示すように保護体（４）内を通して給液管（３）の一端
を壁（ｌＯ）外に引き出す。引き出した給液管（３）の
一端には第６図に示すように１手（５）を接続する。そ
して継手（５）とともに給液管（３）を保護体（４）内
に収め、継手（５）を保護体（４）内に固定して、壁（
１０）内の配管を終了する。

外部に臨む継手（５）の一端には、ｆｊＳ７図に示すよ
うに液排出部（７）である水栓等の使用器機を取付ける
。

（発明の効果） 本発明における配管構造によれば、給液管及び継手全体
が保護管と保護体とで被覆され、かつ該保護管と保護体
とが液密状１庖に連結されていることにより、仮に給液
管と継手との接続部位等から漏液か生じても保護管内に
収容されるようになっている。したがって、壁にしみこ
んでじみをつくったり、漏液が壁内部を侵食しひび割れ
を起こすという問題を確実に防【Ｆてきる。

また本発明ては、給液管を内部に挿通する保護管と、給
液管の端に取付ける継手との接続部位を内部に収納する
保護体とからなるため、各ｓａｐの大きさについては保
護体によって対応てき、液供給部から液排出部へ配管す
る給液管に対してはその距離に応じた保Ｍ管を用意して
やれば壁内の配管ができ、実際の施工に適した配管構造
となワている。

さらに、このような保護管内に給液管を通ずことによっ
て古くなった給液管の交換も容易に行なえる。また、給
液管と保護管との間には空気層を形成するので給液管か
コンクリート壁によって直接冷やされたり、暖められた
りすることかなく、給液管内を通す湯等の保温等の断熱
効果をもたせたり、壁面部での結露を防１トすることか
できる。

さらに、曲げ配管する部分には、従来、管の伸縮による
ひずみを吸収するために発泡ポリエチレン等の緩衝材が
当てかわれていたが、未発りＩては保護管の使用によっ
てこのような緩衝材を使用せずとも管の伸縮によるひず
みを吸収することかできる等の効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における配管構造を模式的にあられした
図、第２図及び第３図は保護体と保護管との連結構造の
６例を示す各断面図、第４図から第７図までは本発明に
おける配管構造を用いた施主例を示す各部分工程側面図
である。 図中、（１）は液供給部、（２）は保護管、（３）は給
液管、（４）は保護体、（５）は継手、（７）は液排出
部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液供給部から液排出部へ液密状態に配管する配管構造で
   あって、給液管を内部に挿通する保護管と、給液管の端
   に取付ける継手との接続部位を内部に収納する保護体と
   を備え、前記保護体に保護管を液密状態に連結し、接続
   部位等からの漏液が保護管内に収容されるように構成し
   たことを特徴とする液密配管構造。