JPS636298Y2 - - Google Patents

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JPS636298Y2
JPS636298Y2 JP1983022420U JP2242083U JPS636298Y2 JP S636298 Y2 JPS636298 Y2 JP S636298Y2 JP 1983022420 U JP1983022420 U JP 1983022420U JP 2242083 U JP2242083 U JP 2242083U JP S636298 Y2 JPS636298 Y2 JP S636298Y2
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JP
Japan
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groove
shaped
shaped member
engaging
sheet
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JP1983022420U
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JPS59129988U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、U字溝やケーブルダクトのごときU
字状構造物に関する。
従来のU字溝は通常コンクリートブロツクで構
成されているため、重量が大でかつ嵩ばるため、
輪送コストが高くつく上に施設時にも多くの手間
と費用を要するという問題があつた。また、地上
に設置されるケーブルダクトなどもコンクリート
ブロツクのものが多く、同様の問題を有してお
り、また塩化ビニールなどの合成樹脂製のものも
あるが、所要の肉厚を持つた成形品であるため高
価につくと共に嵩ばるという問題があつた。
本考案は、従来のかかる問題点に鑑み、シート
状素材から成つて軽量であり、しかも輪送時には
嵩ばらない様にでき、かつ施設作業も容易なU字
状構造物の提供を目的とする。
本考案は、このため上面が開放する略U字状の
溝形部材と、該溝形部材の開放口を閉鎖するよう
に被せられる係合部材とからなるU字状構造物に
おいて、長尺の合成樹脂製シート状素材に、その
長さ方向に延びる複数本のV字状屈曲溝を巾方向
所定間隔ごとに形成すると共に、このシート状素
材を各V字状屈曲溝の溝面が互いに対接するよう
U字状に折り曲げて溝形部材を形成する一方、前
記係合部材に、溝形部材の開放口遊端部に係合す
る一対の係合部を設けて、該係合部をして溝形部
材のU字状形状を保形すべく構成したことに特徴
を有するもので、輪送時には溝形部材を平板状の
まゝ輪送し、施設時にU字状に折り曲げ形成して
その遊端部を係合部材で結合することにより所要
の強度を持たせることができるU字状構造物を提
供する。
前記係合部材は溝形部材の長手方向全長にわた
つて連続して配置することによつて蓋として機能
させることができると共に強度上も好ましいが、
長手方向適当間隔おきに配置してもよい。また、
シート状素材の溝面間及び溝面とシート状素材の
両側縁間の凹部に樹脂モルタル等を充填すれば曲
げ剛性及び圧縮強度が飛躍的に向上する。そのと
き、シート状素材の裏面を粗面に形成しておくこ
とによりシート状素材と樹脂モルタルの付着強度
を高め、強固に一体化することができる。また、
前記溝形部材を地中に埋め込んでU字溝として使
用する場合には、土圧によつて遊端部が互いに接
近する方向に大きな外力を受けるため、係合部材
の係合部は溝形部材遊端部の内側面に係合する大
きな外力に耐えるものを設けるのが良い。一方、
地上に設置する場合はむしろ遊端部が互いに離間
するのを阻止するため、少くとも遊端部の外側面
に係合する様に係合部を設ける必要がある。勿
論、遊端部が接近及び離間しない様に、両方向に
係合する様に係合部を構成すればさらに好ましい
ことは云うまでもない。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はU字溝の実施例を示し、1は地中に埋
設された溝形部材、2は溝形部材1の開口の蓋と
しても機能する係合部材で、適当な長さのものが
溝形部材1の長手方向のほゞ全長にわたつて連続
的に配置されている。前記溝形部材1は、第4図
に示す様な合成樹脂製の長尺のシート状素材3か
ら成つており、このシート状素材3の巾方向には
断面形状がV字状の長手方向に延びるV字状屈曲
溝4が形成されている。このV字状屈曲溝4はシ
ート状素材3を巾方向に断面略U字状に折り曲げ
たときに、第1図の如くその溝面5,5が互いに
対接する様に形成されている。また、シート状素
材3の両側端にはV字状屈曲溝4の溝面5に対応
して側縁6が裏面側に折り曲げ形成され、これら
側縁6と溝面5間及び隣接するV字状屈曲溝4の
溝面5,5間に凹部7が形成されている。シート
状素材3には、また長手方向に所定間隔あけて巾
方向に延びる多数本の凹溝8が前記V字状屈曲溝
4間を接続する様に形成され、この凹溝8によつ
てシート状素材3の巾方向の曲げ剛性を高めると
共に、V字状屈曲溝4を形成しているにかかわら
ずシート状素材3の長手方向の屈曲性を高めてこ
のシート状素材3の長尺状態のまゝドラムなどに
巻回できる様にしている。勿論、巻回する必要が
なかつたり、曲がり易い材料の場合は凹溝8のか
わりに裏面もしくは表面に凸条を形成して曲げ剛
性だけを高める様にしても良い。第1図の実施例
においては、シート状素材3の裏面、すなわち各
凹部7内面が粗面に形成されると共に凹部7内に
樹脂モルタル9が充填されている。一方、前記係
合部材2は、繊維補強合成樹脂、合成樹脂、コン
クリート等任意の材料からなる板状の部分から成
り、溝形部材1の上端に被せられると共にその両
側部の下面に溝形部材1の遊端部の内側面に係合
する一対の係合部10が突設されている。
以上の構成において、第1図の如くU字溝を施
設するには、第4図のシート状素材3の凹部7に
樹脂モルタル9を充填した溝形部材1形成用の素
材を用意し、これを平板状あるいは巻回した状態
で、係合部材2と共に施設現場に輪送する。そし
て地面に形成すべきU字溝に対応した溝を堀りな
がら前記素材を巾方向に曲げて図示の如くU字状
に形成しつつ溝内に挿入して行き、両側から土砂
を埋め戻して溝形部材1が断面略U字状の形状を
保持する様にする。この状態で、シート状素材3
のV字状屈曲溝4の溝面5は互いに対接し、溝形
部材1の遊端部がさらに内側に変位することはな
く、またこのようにV字状屈曲溝4の溝面が互い
に対接することにより、前記溝形部材1の外側面
にその長さ方向に延びる複数本の補強用リブが突
出形成されることとなつて、溝形部材1の各壁面
の曲げ剛性が高められる。その後、溝形部材1の
上端に係合部材2を被せ、その係合部10を溝形
部材1の遊端部内側面に係合させておく。以後、
上記作業をU字溝の長手方向に順次行なうことに
よりU字溝の施設が完了する。この様な施設状態
で、U字溝の両側からの土圧Pが高まつても、溝
形部材1の遊端部が係合部10に係合しているの
で、それ以上内側に変位することはなく、従つて
土圧で生じた曲げモーメントによる大きな圧縮応
力がV字状屈曲溝4の溝面5間に作用して破損す
るということもない。また、凹部7内に樹脂モル
タル9を充填しておくことによつて、溝形部材1
の各面の曲げ剛性及び溝面間の圧縮耐力が飛躍的
に向上する。
第1図では地中に埋めるU字溝の実施例を説明
したが、本考案は第2図に示す様な地上に設置す
るケーブルダクト等にも適用し得る。第2図にお
いて、11はダクト本体としての溝形部材、12
はこの溝形部材11の遊端に嵌着した蓋としての
係合部材である。溝形部材11は、第1図の実施
例とほゞ同様のシート状素材13にて構成されて
いる。このシート状素材13は、土圧を受けるこ
とがないのでその凹部17に樹脂モルタルが充填
されていず、また両側の側縁16の端縁から係合
突条19が上方に突設されている点で第1図の実
施例と異なつている。また係合部材12は、その
両側端に前記係合突条19を挾持する様に両側か
ら係合する係合部20が設けられている点で第1
図の実施例と異なつている。この実施例の場合、
溝形部材11の遊端部は巾方向何れの方向にも変
位せず、溝形部材11と係合部材12が強固に一
体化される。
さらに、第3図に示す様に、シート状素材23
にV字状屈曲溝を巾方向に2個所のみに形成して
溝形部材21の底面を一面で構成し、全体形状が
矩形状を呈する様にすることもできる。この場
合、溝面25の対接個所は底壁両側の角部だけに
位置することになる。なおこの実施例ではシート
状素材23両側の側縁26の端縁から上方に延長
縁29が延出され、係合部材22の両側にこの延
長縁29の外側面に係合する係合部30が垂下さ
れている。また、この係合部22はシート状素材
23と同様の材料で形成され、かつ前記延長縁2
9間に嵌入する様な凹部が形成されている。
本考案のU字状構造物によれば、以上の説明か
ら明らかな様に、シート状素材をそのV字状屈曲
溝にて巾方向に略U字状に折り曲げてなる溝形部
材とその遊端部に係合する係合部を両側部に有す
る係合部材とから成り、前記溝形部材は現場で施
設するまでは平板状のまゝ扱うことができるの
で、軽量でかつ輪送時や施設時の取扱いが極めて
容易である。しかも上記のごとくシート状素材
を、そのV字状屈曲溝をしてU字状に折り曲げて
溝形部材を形成したとき、V字状屈曲溝の溝面が
互いに対接して、溝形部材の外側面に長さ方向に
延びる複数本の補強用リブが形成されるもので、
この補強用リブによつて溝形部材の各壁面の曲げ
剛性が極めて高くなり、さらに溝形部材の遊端部
を係合部材で係合固定しているので、溝形部材が
変位したり変形したりすることもないため、構築
用材として必要な強度も十分に有し、実用上極め
て大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は別の実施例の縦断面図、第3図はさらに別の実
施例の縦断面図、第4図は第1図の実施例におけ
るシート状素材の一部を示す斜視図である。 1,11,21は溝形部材、2,12,22は
係合部材、3,13,23はシート状素材、4は
V字状屈曲溝、5,15,25はV字状屈曲溝の
溝面、8は凹溝(凹又は凸条)、10,20,3
0は係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が開放する断面略U字状の溝形部材と、該
    溝形部材の開放口を閉鎖するように被せられる係
    合部材とからなるU字状構造物であつて、長尺の
    合成樹脂製シート状素材に、その長さ方向に延び
    る複数本のV字状屈曲溝を巾方向所定間隔ごとに
    形成すると共に、このシート状素材を各V字状屈
    曲溝の溝面が互いに対接するようU字状に折り曲
    げて溝形部材を形成する一方、前記係合部材に、
    溝形部材の開放口遊端部に係合する一対の係合部
    を設けて、該係合部をして溝形部材のU字状形状
    を保形すべく構成したことを特徴とするU字状構
    造物。
JP2242083U 1983-02-17 1983-02-17 U字状構造物 Granted JPS59129988U (ja)

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JP2242083U JPS59129988U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 U字状構造物

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JP2242083U JPS59129988U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 U字状構造物

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Publication Number Publication Date
JPS59129988U JPS59129988U (ja) 1984-08-31
JPS636298Y2 true JPS636298Y2 (ja) 1988-02-22

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ID=30153516

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JP2242083U Granted JPS59129988U (ja) 1983-02-17 1983-02-17 U字状構造物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3937343B2 (ja) * 2003-02-19 2007-06-27 尚幸 扇谷 雨水の貯留浸透施設

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226750A (en) * 1975-08-22 1977-02-28 Shinko Kenzai Kogyo Kk Method of blocking water channel

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