JPS6362979B2 - - Google Patents
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- JPS6362979B2 JPS6362979B2 JP21195781A JP21195781A JPS6362979B2 JP S6362979 B2 JPS6362979 B2 JP S6362979B2 JP 21195781 A JP21195781 A JP 21195781A JP 21195781 A JP21195781 A JP 21195781A JP S6362979 B2 JPS6362979 B2 JP S6362979B2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 8
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- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
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- 238000010587 phase diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は交流電源と負荷との間に介在して電力
変換を行なう静止形電力変換装置に関する。
変換を行なう静止形電力変換装置に関する。
静止形電力変換装置は、整流器やインバータな
どの主回路部分とその制御回路部分とから構成さ
れ、その他種々の付属部品とともに盤内に収納さ
れて設置される。
どの主回路部分とその制御回路部分とから構成さ
れ、その他種々の付属部品とともに盤内に収納さ
れて設置される。
ところが、ほとんど同一の設計仕様の静止形電
力変換装置であつても、設計条件によつては静止
形電力変換装置が原因不明の異常動作をすること
が経験された。すなわち、最近では静止形電力変
換装置に漏電しや断器を備えるようになつてきた
が、この漏電しや断器が動作して静止形電力変換
装置が運転できなかつたり、あるいは制御回路の
異常動作がもとで非常保護リレーが動作すること
が経験されたのである。
力変換装置であつても、設計条件によつては静止
形電力変換装置が原因不明の異常動作をすること
が経験された。すなわち、最近では静止形電力変
換装置に漏電しや断器を備えるようになつてきた
が、この漏電しや断器が動作して静止形電力変換
装置が運転できなかつたり、あるいは制御回路の
異常動作がもとで非常保護リレーが動作すること
が経験されたのである。
本発明者らはこの原因を究明すべく種々検討し
た結果、静止形電力変換装置の入力電流もしくは
出力電流に含まれる高調波成分に起因して生じる
ゼロ電流が異常動作の原因になつていることを突
き止めた。この点について第1図を参照しながら
もつと詳しく説明する。
た結果、静止形電力変換装置の入力電流もしくは
出力電流に含まれる高調波成分に起因して生じる
ゼロ電流が異常動作の原因になつていることを突
き止めた。この点について第1図を参照しながら
もつと詳しく説明する。
第1図において、1は1相または中性点が接地
されている交流電源であり、2は漏電しや断器で
ある。3は静止形電力変換装置であり、例えば整
流器、直流中間回路およびインバータ(例えば
PWMトランジスタインバータ)とから構成され
ている。4は負荷であり、例えば上記インバータ
から可変電圧可変周波数の電力を供給されて可変
速駆動される誘導電動機である。
されている交流電源であり、2は漏電しや断器で
ある。3は静止形電力変換装置であり、例えば整
流器、直流中間回路およびインバータ(例えば
PWMトランジスタインバータ)とから構成され
ている。4は負荷であり、例えば上記インバータ
から可変電圧可変周波数の電力を供給されて可変
速駆動される誘導電動機である。
静止形電力変換装置3の筐体および電動機4の
筐体は感電防止のために接地されているが、それ
ぞれの接地点がA,Bで示されており、接地線5
は低インピーダンスZo(Ω)を有する要素として
図示されている。
筐体は感電防止のために接地されているが、それ
ぞれの接地点がA,Bで示されており、接地線5
は低インピーダンスZo(Ω)を有する要素として
図示されている。
静止形電力変換装置3内のインバータは一般に
高い周波数で電力のスイツチングを行なうため、
静止形電力変換装置3の入力電流i1および出力電
流には多くの高調波電流成分が含まれている。こ
の高調波電流の一部は、インバータのスイツチン
グ周波数が高いほど、浮遊容量を介して静止形電
力変換装置3や誘導電動機4の筐体へ流れ出しや
すく、第1図に示すシステムでは接地線を通つて
大地へ流れるゼロ相電流i0となる。このゼロ相電
流i0は次の異常動作をもたらすことがある。
高い周波数で電力のスイツチングを行なうため、
静止形電力変換装置3の入力電流i1および出力電
流には多くの高調波電流成分が含まれている。こ
の高調波電流の一部は、インバータのスイツチン
グ周波数が高いほど、浮遊容量を介して静止形電
力変換装置3や誘導電動機4の筐体へ流れ出しや
すく、第1図に示すシステムでは接地線を通つて
大地へ流れるゼロ相電流i0となる。このゼロ相電
流i0は次の異常動作をもたらすことがある。
(1) 入力電流i1には接地線5を流れる高周波電流
i0がゼロ相電流として重畳されるため、漏電し
や断器2が動作してしまい、誘導電動機の運転
ができない。
i0がゼロ相電流として重畳されるため、漏電し
や断器2が動作してしまい、誘導電動機の運転
ができない。
(2) インバータ3の入力電流i1あるいは出力電流
i2に含まれるゼロ相電流i0A点の電位は大地電
位に対して常にインピーダンスZoによる電圧
降下分だけ変動する。このためインバータの制
御回路の基準電位を通常行なわれているような
筐体A点にとると、制御回路の基準電位が大地
電位に対して常に変動するため、インバータの
誤動作を生じやすい。後者のインバータの誤動
作に関しては、接地線5を太くするとか短かく
するとか、あるいは制御回路の基準電位点を他
の接地線で大地へ落すなどの対策が考えられる
が、コストアツプは避けられず、設備条件によ
つては実施不可の場合もある。しかも、前者の
漏電しや断器2の不必要な動作を防止するには
別の対策が必要である。
i2に含まれるゼロ相電流i0A点の電位は大地電
位に対して常にインピーダンスZoによる電圧
降下分だけ変動する。このためインバータの制
御回路の基準電位を通常行なわれているような
筐体A点にとると、制御回路の基準電位が大地
電位に対して常に変動するため、インバータの
誤動作を生じやすい。後者のインバータの誤動
作に関しては、接地線5を太くするとか短かく
するとか、あるいは制御回路の基準電位点を他
の接地線で大地へ落すなどの対策が考えられる
が、コストアツプは避けられず、設備条件によ
つては実施不可の場合もある。しかも、前者の
漏電しや断器2の不必要な動作を防止するには
別の対策が必要である。
本発明の目的は、上記に鑑み、静止形電力変換
装置もしくは負荷の筐体の接地線に流れるゼロ相
電流を抑制する手段を提供することにある。
装置もしくは負荷の筐体の接地線に流れるゼロ相
電流を抑制する手段を提供することにある。
この目的は、本発明によれば、静止形電力変換
装置の入力側および出力側の給電線の少なくとも
一方に、各相給電線にそれぞれ挿入され且つ互い
に磁気的に結合されている巻線を備えたゼロ相電
流抑制リアクトルを設けることによつて達成され
る。
装置の入力側および出力側の給電線の少なくとも
一方に、各相給電線にそれぞれ挿入され且つ互い
に磁気的に結合されている巻線を備えたゼロ相電
流抑制リアクトルを設けることによつて達成され
る。
例えば、接地線を流れるゼロ相電流i0が主とし
て入力電流i1側に含まれている場合には、第2図
に示す本発明の実施例のとおり、静止形電力変換
装置3の入力側の給電線にゼロ相電流抑制リアク
トル20を挿入すればよい。また、そのゼロ相電
流i0が主として出力電流i2側に含まれている場合
には、第3図に示す本発明の他の実施例のとお
り、静止形電力変換装置3の出力側の給電線にゼ
ロ相電流抑制リアクトル20を挿入すればよい。
また、入力電流i1および出力電流i2のいずれにも
無視できないゼロ相電流が含まれている場合に
は、図示していないが、入力側および出力側のい
ずれにもゼロ相電流抑制リアクトルを挿入すると
よい。
て入力電流i1側に含まれている場合には、第2図
に示す本発明の実施例のとおり、静止形電力変換
装置3の入力側の給電線にゼロ相電流抑制リアク
トル20を挿入すればよい。また、そのゼロ相電
流i0が主として出力電流i2側に含まれている場合
には、第3図に示す本発明の他の実施例のとお
り、静止形電力変換装置3の出力側の給電線にゼ
ロ相電流抑制リアクトル20を挿入すればよい。
また、入力電流i1および出力電流i2のいずれにも
無視できないゼロ相電流が含まれている場合に
は、図示していないが、入力側および出力側のい
ずれにもゼロ相電流抑制リアクトルを挿入すると
よい。
なお、第2図および第3図において、第1図に
おけると同一のものには同一参照番号ないし記号
を付して、重複した説明を避けることにする。
おけると同一のものには同一参照番号ないし記号
を付して、重複した説明を避けることにする。
第4図は、第2図および第3図のそれぞれにお
けるゼロ相電流抑制リアクトル20の具体的構成
例を示す。
けるゼロ相電流抑制リアクトル20の具体的構成
例を示す。
第4図によれば、互いに等しい巻数Tを有する
3つの巻線21〜23が共通鉄24に巻かれてい
る。これらの3つの巻線は静止形電力変換装置3
の入力側または出力側の各相の給電線に挿入され
ている。巻線21〜26を介して流れる電流をそ
れぞれiR,iS,iTとすると、ゼロ相電流i0は i0=iR+iS+iT と表わすことができる。i0=0のとき、すなわち
ゼロ相電流が存在しないときには、各巻線21〜
23に流れる電流によつて鉄心に生じる起磁力は
互いに打消されるため、リアクトル20は電流
iR,iS,iTに対して何らリアクタンスとして働ら
かない。これに対して、i0≠0のとき、すなわち
ゼロ相電流が存在するときには、リアクトル20
は、そのゼロ相電流i0に対して、 L=i0T/R ……(1) なる式にて表わされる値Lを持つインダクタンス
として作用する(Rは磁気抵抗)。つまり、リア
クトル20はゼロ相電流抑制リアクトルとして有
効に働く。したがつて、リアクトル20は、その
磁気抵抗Rや巻数Tを適当に選ぶことによつて、
静止形電力変換装置3の正常な動作を防げること
なく、入力電流または出力電流に含まれる接地線
5を介して流れるゼロ相電流のみを抑制すること
ができ、先に述べた如き漏電しや断器2の不必要
なしや断動作あるいはインバータの誤動作を避け
ることができる。また、ゼロ相電流抑制リアクト
ル20は簡単な構造で比較的安価であり、かつ既
設のシステムにも簡単に追加することができる。
3つの巻線21〜23が共通鉄24に巻かれてい
る。これらの3つの巻線は静止形電力変換装置3
の入力側または出力側の各相の給電線に挿入され
ている。巻線21〜26を介して流れる電流をそ
れぞれiR,iS,iTとすると、ゼロ相電流i0は i0=iR+iS+iT と表わすことができる。i0=0のとき、すなわち
ゼロ相電流が存在しないときには、各巻線21〜
23に流れる電流によつて鉄心に生じる起磁力は
互いに打消されるため、リアクトル20は電流
iR,iS,iTに対して何らリアクタンスとして働ら
かない。これに対して、i0≠0のとき、すなわち
ゼロ相電流が存在するときには、リアクトル20
は、そのゼロ相電流i0に対して、 L=i0T/R ……(1) なる式にて表わされる値Lを持つインダクタンス
として作用する(Rは磁気抵抗)。つまり、リア
クトル20はゼロ相電流抑制リアクトルとして有
効に働く。したがつて、リアクトル20は、その
磁気抵抗Rや巻数Tを適当に選ぶことによつて、
静止形電力変換装置3の正常な動作を防げること
なく、入力電流または出力電流に含まれる接地線
5を介して流れるゼロ相電流のみを抑制すること
ができ、先に述べた如き漏電しや断器2の不必要
なしや断動作あるいはインバータの誤動作を避け
ることができる。また、ゼロ相電流抑制リアクト
ル20は簡単な構造で比較的安価であり、かつ既
設のシステムにも簡単に追加することができる。
第1図は静止形電力変換装置を含む給電システ
ムの従来の実施例を示す概略図、第2図および第
3図はそれぞれ本発明の互いに異なる実施例を示
す概略図、第4図はゼロ相電流抑制リアクトルの
部分について詳細図である。 1……交流電源、2……漏電しや断器、3……
静止形電力変換装置、4……負荷、5……接地
線、20……ゼロ相電流抑制リアクトル、21〜
23……巻線、24……鉄心。
ムの従来の実施例を示す概略図、第2図および第
3図はそれぞれ本発明の互いに異なる実施例を示
す概略図、第4図はゼロ相電流抑制リアクトルの
部分について詳細図である。 1……交流電源、2……漏電しや断器、3……
静止形電力変換装置、4……負荷、5……接地
線、20……ゼロ相電流抑制リアクトル、21〜
23……巻線、24……鉄心。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 交流電源と負荷との間に介在して電力変換を
行なう静止形電力変換装置の入力側および出力側
のうち少なくとも一方にゼロ相電流を抑制するた
めのリアクトルを挿入したことを特徴とする静止
形電力変換装置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記リアク
トル共通鉄心に巻回されている互いに巻数の等し
い3つの巻線を有し、各巻線は静止形電力変換装
置の3相入力線もしくは3相出力線の各相に挿入
されていることを特徴とする静止形電力変換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21195781A JPS58112421A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 静止形電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21195781A JPS58112421A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 静止形電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58112421A JPS58112421A (ja) | 1983-07-04 |
JPS6362979B2 true JPS6362979B2 (ja) | 1988-12-06 |
Family
ID=16614496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21195781A Granted JPS58112421A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 静止形電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58112421A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02235277A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Toshiba Corp | ディスクカートリッジ |
-
1981
- 1981-12-26 JP JP21195781A patent/JPS58112421A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02235277A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Toshiba Corp | ディスクカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58112421A (ja) | 1983-07-04 |
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