JPH01107621A - 漏れ電流低減回路 - Google Patents

漏れ電流低減回路

Info

Publication number
JPH01107621A
JPH01107621A JP62261689A JP26168987A JPH01107621A JP H01107621 A JPH01107621 A JP H01107621A JP 62261689 A JP62261689 A JP 62261689A JP 26168987 A JP26168987 A JP 26168987A JP H01107621 A JPH01107621 A JP H01107621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zero
circuit
phase
leakage current
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62261689A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Nishizawa
勇治 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP62261689A priority Critical patent/JPH01107621A/ja
Publication of JPH01107621A publication Critical patent/JPH01107621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/12Arrangements for reducing harmonics from ac input or output
    • H02M1/126Arrangements for reducing harmonics from ac input or output using passive filters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M5/00Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases
    • H02M5/40Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc
    • H02M5/42Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters
    • H02M5/44Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes or semiconductor devices to convert the intermediate dc into ac
    • H02M5/453Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes or semiconductor devices to convert the intermediate dc into ac using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M5/458Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes or semiconductor devices to convert the intermediate dc into ac using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パレス幅変調(以下、PWMと略記する。
)インバータでモータ等の負荷を駆動する際に負荷と大
地との間に発生する漏れ電流を低減する回路に関するも
のである。
[従来の技術] 第17図は従来のPWMインバータでモータを駆動する
際のインバータとモータの等両回路と漏れ電流発生のよ
うすを示す回路説明図である。
図において、(1)はインバータ、(2)〜(7)は出
力素子、(9)はモータの等価回路で1次巻線のインダ
クタンスL1と1次巻線の抵抗R1とから成る屋形回路
で表わしている。
なお、co(lO)は巻線とモータフレームとの間の対
地容量を合成したものであり、Ro(11)はモータの
鉄損抵抗及び接地抵抗電源部の抵抗等を合成した対地抵
抗である。
次に動作について説明する。PWMインバータ(1)は
(2)〜(7)の出力素子をスイッチングし、モータ(
9)の線間に電圧を供給する。この出力素子(2)〜(
7)のスイッチングに伴ない、モータ(9)のフレーム
電位(モータは3相対称なのでフレーム電位は等価的に
モータU、V、W端子の゛中性点Nと同電位となるので
フレーム電位はモータ3相中性点Nと考えてよい)が大
地E (12)に対して変動する。この変動によってモ
ータの巻線−フレーム間容量C(10)及び抵抗R0(
tt)等を経てインバータ(1)に戻る経路で漏れ電流
ig (13)が流れる。
第18図は漏れ電流i。(13)が発生する様子を説明
するための各部波形図である。
第17図におけるTri(2)〜Trl(4)オフ、T
r4(5)〜Tr8(7)オン状態からTr4(5)が
オフ、Trl (2)がオンする場合について考える。
なお、(8)は直流定電圧Vdである。第14図に示す
ように、上記瞬間にはVuは0→Vdに代りVv、Vv
は0のままである。
このとき大地Eとモータフレーム(等価的に3相中性点
N)との電位VNは モータフレームと大地間には第18図に示すd vN−3のステップ電圧がかかり、Co(10)。
R(11)を通して第18図の10のようなスパイク状
の漏れ電流が流れる。このような電流がTrl(2)〜
Tr8 (7)のスイッチングのたびに流れるので、特
に高周波キャリアのPWMインバータ(1)ではかなり
の量の漏れ電流が流れる。
[発゛明が解決しようとする問題点] 従来のPWMインバータは以上のように構成されていた
ので下記のような問題点があった。
(1)モータフレームを接地するとかなり大きな量の漏
れ電流が流れる。漏れ電流は交流電源からみると零相電
流と考えられるので漏電ブレーカが働いてしまうため具
合が悪い。
そこで漏電ブレーカの感度を下げ漏れ電流に対して働か
ないようにすると、実際の漏電事故の際に漏電ブレーカ
が動作しないことになり重大事故につながる。
(2)モータフレームを接地しないと、前述した通り、
モータフレームと大地間には大きな電位変動が生ずる。
もしこの際に人間がモータフレームに触れると人間を通
して漏れ電流が流れることになり感電事故をひき起す。
また接地したとしても接地インピーダンスを充分低くと
らないとモータフレームと大地間との電位変動は減少し
ないので依然として感電の危険性がある。しかしながら
、一般に、十分インピーダンスの低い接地をとることは
困難である。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、PWMインバータを用いてモータ等の駆動を
行う場合の漏れ電流を低減できる回路を得ることを目的
とするものである。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る漏れ電流低減回路は、PWMインバータ
の各相の出力に、零相電流にのみリアクタンスを有し、
かつ相数に対応した本数の導線を撚り合わせた撚り線が
一括して巻かれた零相リアクトル(第1の回路)を直列
に挿入して接続し、この零相リアクトル出力端子に、少
なくともコンデンサからなる回路(第2の回路)を接続
し、この回路を介して零相電流をPWMインバータの入
力側すなわち各相交流入力側又は直流母線の安定電位点
に帰還したものである。
[作用] この発明においては、第1の回路の零相リアクトルの出
力端に、少なくともコンデンサを含み零相電流を帰還す
る第2の回路を設けたから、第2の回路のコンデンサが
過渡的に零相電流を積極的に流す作用をするので、零相
リアクトルの誘起電圧が確立され、漏れ電流低減の機能
が向上する。
また、零相リアクトルの漏れインダクタンスとコンデン
サとが共振現象を起しににくなる。
[実施例コ 実施例1; 第1図はこの発明の一実施例を示し、−PWMインバー
タでモータを駆動する場合のインバータとモータの等価
回路と漏れ電流発生のようすを示す回路説明図である。
図において、(1)〜(13)は第18図の説明におい
て用いた部分又は記号と同一符号であるため、説明は省
略する。(14)は第1の回路を構成する零相リアクト
ル(Lo)であり、例えばモータ(9)のU相へのイン
バータ出力端Auと、U相への入力端Bυとの間に接続
される。この発明では、この零相リアクトルの構造に特
徴があるが、これについては後述る。
零相リアクトル(14)はU相、W相にもそれぞれ同様
に接続されるが、以下の説明においては、第2の回路の
コンデンサ(C)とコイル(L)と同様に簡略化のため
V相、W相については図示するにとどめて符号は省略す
る。また、(15)はコンデンサ(C) 、(1B)は
コイル(L)であり、これらコンデンサ(15)とコイ
ル(16)を直列に結線して第2の回路を形成して零相
リアクタンス(14)の出力端Buに接続されるととも
に図のように、コイル(1B)の出力端はV相及びW相
とともに3回路とも接続して同じ接続端を介して直流母
線N。に接続されている。
第2図は零相リアクトル(14)の原理を示す模式説明
図であり、第3図は第2図の零相リアクトル(14)が
零相電流によって発生する電圧を説明する説明回路であ
る。以下、第2図及び第3図によって零相リアクトルあ
作用を説明する。
零相リアクトルとは第1図に示した1u、1v及びi 
の和i+1  +1  すなわわち零相型v     
    u       v       w流に対し
てのみリアクタンス分として作用するりアクドルのこと
である。
第2図のように、一つの鉄心(31)に互いに同方向に
同−巻数巻かれたコイルは互いに逆方向の電流に対して
は発生する磁束同志が打ち消し合うのでリアクタンス分
がゼロとなりリアクトルとして作用しない、すなわち、
インピーダンス0であ乞。
一方、同方向の電流に対しては磁束が反発する方向に発
生するのでリアクトルとして作用する。つまり3相のモ
ータの場合通常はi  +i  +iu      v
      w −〇なるように電流が流れるのであるが、前述したよう
に、モータ巻線とフレーム間の容量Co(10)を通し
て零相電流すなわち(i  +i  +i  )u  
    v      v 分が漏れ電流i。(13)として流れる。こうした零相
電流に対してリアクトルとして作用するのが第2図に示
した零相リアクトルである。
以上のような理由で、第3図で示したように零相リアク
トル(14)に発生する電圧Eは3相共同−方向でその
値はE−Lor、(iu+ tv+ t、)となる。た
だしLoは零相リアクトルのインダクタンスである。
よッテ今UがVd(V) 、VがO(V) 、WfJ(
0(V)の場合は零相電流によって発生する電圧により
出力端はそれぞれVd −E、 −E、−Eとなる。
この場合、零相リアクトルの出力の線間電圧V’uv等
は当然のことであるが零相リアクトルの誘起電圧Eによ
って変化しない。
さて、第1図はこの零相リアクトル(14)をインバー
タ出力端Auなどとモータ端B’uなどに接続したこと
を示す図である。
第1図では零相リアクトル(14)出力端にコンデンサ
C(15)、コイルL (1B)を3相分直列に接続し
その端を互いに接続してインバータの直流母線電圧のN
。に接続しであるが、これは後述するように、零相リア
クトルの誘起電圧Eを確立するために過渡的に零相電流
を積極的に流すためのものである。
次に、この発明で使用する零相リアクタンス(14)の
構造について説明する。
第4図は相数に対応した本数の導線を撚り合わせた撚り
線(32)を示す説明図である。また、第5図はこの発
明に使用する零相リアクトルの一例を示す模式説明図で
あり、この零相リアクトルは鉄心(31)に撚り線(3
2)を−括して巻いである。
次に、零相リアクトル(14)を作るのに、撚り線(3
2)を巻く理由について述べる。
第6図は3相別々の線を同一鉄心に巻いた電相リアクト
ルにおける漏れ磁束を示した模式説明図、第7図はその
等価回路図である。
このように3相別々に巻くと、主磁束と同時に各相別の
漏れ磁束φ 、φ 、φ が発生し、こlu   lv
   1w の漏れ磁束φ 、φ 、φ は磁束が互いに作用lu 
  lv   lv しない非結合部(33)なので、零相リアクトルとして
作用しない。つまり、通常の負荷電流(ilu’’lv
”lv■0)に対してインピーダンスが零にならない。
従って第7図の等価回路に示すように、漏れインダクタ
ンスL l’j>(大きいりアクドルとなる。
そこで、第5図に示すように、3本の導線を撚り合わせ
た撚り線(32)を−括して巻くと、漏れインダクタン
スL1が減り、非結合部(33)の少ない理想的な零相
リアクトルが得られる。その理由を以下に説明する。
第1は、撚り線を用いたことによる漏れインダクタンス
の減少である。撚り線に互いに反対方向の電流が流れる
と、撚りの隣り同士の発生磁束が互いに逆向になるため
磁束を打ち消し合う。従って撚り線を用いれば、線自体
のインダクタンスは零相電流に対してのみ作用する。
すなわち、単線を用いた場合、線自体によるインダクタ
ンスがあるが、撚り線を用いることで、線自体による漏
れインダクタンスを減少できる。
第2は、撚り線を同一鉄心に同一方向に巻いたことによ
る。
これは、第6図に示した漏れ磁束も発生するが、2本の
線が密着して巻いであるために、逆向きの電流に対する
漏れ磁束同士が打ち消し合うことになる。
すなわち、第6図に示すように3本の線を別々に巻いた
場合では、漏れ磁束の発生場所が離れているために打ち
消し合うことはないが、撚り線を巻くことにより2本の
線が密着して巻かれることになり漏れ磁束が減少する。
以上の2つの理由から、第5図に示すように、撚り線を
同一方向に巻くと非結合部(33)の少ない理想的な零
相リアクトルが得られる。なお、第7図において、(3
4)は結合部を示している。
また、上記実施例は3相のものについて述べたが、単相
の零相リアクトルでも撚り線を用いることにより同様の
効果が得られることは言う迄もない。
以下第8図を用いて、第1及び第2の回路として形成し
た付加回路り。(14)、 L(1B)、 C(15)
によって漏れ電流i。(13)が低減することを説明す
る。
第8図は、第18図と同様Trl(2)〜Tr3(4)
オフ、Tr4(5)〜Tr6(7)オンの状態からTr
4(5)オフ、Trl(2)オンの瞬間を示す図である
。Vu、Vv、Vvは第18図と同様である。
二こで、零相リアクトル(14)の出力のNoに対する
電圧V’LI 、 V’v 、 V’νは第3図で示し
た原理によりV’u mVd −E、 Vv −−E、
 V’v −−Eとなる。すると あるため、漏れ電流L O(13)も小さな値となる。
(実際はコンデンサC(15)の作用で■ 、i もO 破線で示したようななめらかな波形となる)。−方、モ
ータの線間電圧V’LIVは零相リアクトル(14)で
の発生電圧すべて同方向で−E (V)なので第8図に
示したようにVdとなり、第18図の場合と同様になり
モータに与える電圧としては従来回路と同一である。
さて、コンデンサC(15)であるが、これは零相リア
クトルの誘起電圧 E−Lo−vt (i、+ t、+ t、)を確立する
なめに零相電流i  +i  +i  を積極的に流す
たu      v      v めのものであり、これがないと零相電流が10(13)
の漏れ電流分しかなくなるのでEが確立されないため零
相リアクトル(14)の効果が現われない。
また、コイルL (1B)はコンデンサC(15)が瞬
間短絡されることによる短絡電流を抑制するためのもの
である。
なお、第1図の実施例においては、第2の回路のコイル
L (te)の接続端NRを直流母線電圧のマイナス側
電位点Noに接続した場合について示したが、第9図の
他の実施例説明図に示すように、プラス側電位点N2又
は直流母線上のある安定した電位点すなわちプラスとマ
イナスの分圧点N1に接続してもよい。また交流入力側
のRSS及びTのいずれかに接続しても同様の効果かえ
られる。
以上のうち、とくに交流入力側R,S及びTの1つに接
続してもよい理由は、インバータ(1)中の整流ダイオ
ードが微小交流的には短絡しているのと同様な状態にあ
るからである。
また、第1O図、第11図及び第12図は上記第2の回
路の他の実施例を示す要部回路図である。すなわち、第
1図の実施例で示した第2の回路に用いたコイルL (
1B)は第1O図に示すように抵抗R(17)であって
もよい。さらに、零相リアクトル(14)のLoや母線
電圧Vdの値によっては、第11図に示すようにコンデ
ンサC(15)のみで第2の回路を構成してもよく、ま
た第12図にみられるように、コンデンサC(15)、
コイルL (1B)及び抵抗R(17)の複合回路であ
ってもよく、上記いずれも第2の回路として同様の効果
が与えられる。
実施例2; 第13図はこの発明の他の実施例を示すモータを駆動す
るインバータ回路とモータの等価回路を示す模式説明図
である。図におい、部分符号(1)〜(15)は第1図
の実施例説明図において用いたものと同符号であるため
、その説明は省略する。なお、(20)〜(25)はイ
ンバータ(1)内のコンバータとして用いられる整流ダ
イオードD1〜D6である。
第13図においては、第1図の実施例と同様に簡略化の
ためモータ(1)のU相のみについて記すが、第1の回
路を構成する零相リアクトルし。(14)はインバータ
出力端Auとモータ入力端Buの間に接続されている。
そして、零相リアクトルL。
(14)の出力端Buを第2の回路を構成するコンデン
サC(15)を介してインバータ(1)の交流入力側R
(コンバータ側)に接続されている。同様に。
モータ(1)のV相の零相リアクトル(14)の出力端
、モータ(1)のW相の出力端はそれぞれ交流入力側の
S及びTに接続されて帰還されている。すなわち、この
漏れ電流低減回路はコンデンサC(15)の3個の出力
端を、第1図の実施例回路のように同時に1点に接続す
ることなく、それぞれ別々の交流入力側の電位点に接続
することを特徴とするものである。
第13図に示す構成の漏れ電流低減回路においても上記
の零相リアクトル(14)と、コンデンサC(15)の
作用と動作は、実施例1の説明において行ったものすな
わち、第2図、第3図、第4図の説明と同様である。こ
こで、第14図は、上記コンデンサC(15)に流れる
電流を点線と矢印で示したような経路で示した説明図で
あるが、簡略化のためモータ(1)のU相についてのみ
示したものである。
整流ダイオードD 1 (20)〜D 6 (25)は
微少交流的゛によると短絡されているので、コンデンサ
C(15)の出力端はインバータ<1)主回路の任意の
点に接続することが可能である。
この場合、第13図の実施例のように、コンデンサC(
15)の出力をそれぞれ別々に交流入力点に接続したこ
とについては下記のような別の利点をあげることができ
る。すなわち、もしコンデンサC(15)の出力同志を
接続したま1であると、第15図の点線と矢印で示すよ
うに、零相リアクトル(14)の出力を一瞬短絡してし
まうことになり過渡的に大きな電流が流れる(相間短絡
)が、第13図のように接続すればコンデンサC(15
)の出力端は短絡されていないので、この相間短絡が小
さくなり、大きな過渡電流をさけてスムーズな作動を回
路にもたらしめることができる利点がある。
第1B図は、第13図の実施例に近い他の実施例を示す
ものである。図において、モータ(9)の等価回路の部
分を省略しであるが、とくにコンデンサC(15)の出
力端をインバータ(1)の主回路の別の点に帰還したも
のである。すなわち、モータ(1)のU相のコンデンサ
C(15)の出力端をインバータ(1)の直流電圧回路
のプラス電位点に、V相及びW相の出力端を短絡してイ
ンバータ(1)のマイナス電位点に接続したもので、こ
のような組合せの出力端接続を任意にインバータ(1)
の主回路の任意の電位点に接続してもよい。
また、実施例2では、零相リアクトル(14)の出力端
をコンデンサC(15)を介してインバータ(1)の主
回路に接続したが、零相電流を調節するためにコンデン
サC(15)を含んだ抵抗R及びコイルLの組合せなど
からなる第2の回路で帰還してもよい。
なお、上記実施例1及び実施例2とも、3相のPWMイ
ンバータについて説明したが、単相のPWMインバータ
によるモータ制御回路のほか、PWM制御を行う機器に
ついては、すべてこの発明の漏れ電流低減回路が適用可
能であることはいうまでもない。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、例えばモータ駆動用の
PWMインバータ回路のインバータ出力端とモータ入力
端との間に、相数に対応した本数の導線を撚り合わせた
撚り線を一括して巻いた零相リアクトルからなる第1の
回路と、この零相リアクトルの出力端を少くともコンデ
ンサからなる第2の回路を介してインバータの主回路に
帰還する漏れ電流低減回路を構成したので、下記のよう
な利点かえられる効果がある。
(1)モータフレームを接地しても漏れ電流が小さいた
め、−次電源すなわち交流側の漏電ブレーカが不必要に
作動することはなくなる。
(2)例えばモータフレームを接地しないで使用しても
、人間がモータフレームに触れて感電することはない。
(3)零相リアクトルの漏れインダクタンスが減少し、
コンデンサと共振現象を起こすという不具合が改善され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示し、PWMインバータ
でモータを駆動する回路のインバータとモータの等価回
路と漏れ電流発生のようすを示す回路説明図、第2図は
この発明の第1の回路に用いた零相リアクトルの原理を
、示す模式説明図、第3図は零相リアクトルが零相電流
によって発生する電圧を説明する回路図、第4図は相数
に対応した本数の導線を撚り合わせた撚り線を示す説明
図、第5図はこの発明に使用する零相リアクトルの一例
を示す模式説明図、第6図は第2図に示す零相リアクト
ルの漏れ磁束を示した模式説明図、第7図は第6図の等
価回路図である。第8図はこの発明の第1及び第2の回
路によって漏れ電流が低減することを説明する各部電圧
説明図、第9図は第1図の漏れ電流低減回路の他の実施
例を説明する回路図、第1O図はこの発明の第2の回路
に抵抗とコンデンサを用いた場合の実施例回路図、第1
1図は同じくコンデンサのみを用いた場合の実施例回路
図、第12図は同じくコンデンサとコイルと抵抗を組合
せた場合の実施例回路図、第13図はこの発明の他の実
施例を示す第1図と同様な模式回路説明図、第14図は
第13図の回路においてコンデンサに流れる電流の経路
を示す説明図、第15図は第13図の回路と比較して、
コンデンサの出力端を直接短絡すると大きな短絡電流が
流れることを示す説明回路図、第16図は第13図の実
施例の他の応用例を示す回路図、第17図は従来のPW
Mインバータでモータを駆動する場合のインバータとモ
ータの等価回路と漏れ電流発生の様子を示す回路説明図
、第18図は第17図において漏れ電流が発生する様子
を説明する回路内要部波形説明図である。 図において、(1)はインバータ、(2)〜(7)はト
ランジスタTri〜Tr6 、(9)はモータ(等価回
路) 、(10)はモータ中性点の対地容量、(11)
はその対地抵抗、(13)は漏れ電流、(14)は第1
の回路を構成する零相リアクトル、(15)は第2の回
路を構成するコンデンサ、(1B)は第2の回路を構成
するコイル、(17)は第2の回路の抵抗、(20)〜
(25)はインバータ(1)内の整流ダイオードD1〜
D6である。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パルス幅変調インバータの各相の出力に直列に挿
    入して接続され、零相電流に対しインピーダンスを有し
    、かつ相数に対応した本線の導線を撚り合わせた撚り線
    が一括して巻かれた零相リアクトルからなる第1の回路
    と、 少なくともコンデンサを含み、上記第1の回路の出力端
    にそれぞれ接続され、上記零相電流を帰還する第2の回
    路と を有することを特徴とする漏れ電流低減回路。
  2. (2)上記第2の回路はコンデンサとコイルとからなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の漏れ電流
    低減回路。
  3. (3)上記第2の回路は抵抗とコンデンサとからなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の漏れ電流低
    減回路。
  4. (4)上記第2の回路は抵抗とコンデンサとコイルとか
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の漏
    れ電流低減回路。
  5. (5)上記第2の回路はコンデンサによって構成され、
    これらのコンデンサを介して、上記零相電流を上記パル
    ス幅変調インバータの直流母線の安定電位点に帰還した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の漏れ電流
    低減回路。
  6. (6)上記第2の回路の各出力端をそれぞれ上記パルス
    幅変調インバータの交流入力側に接続したことを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の漏れ電流低減回路。
JP62261689A 1987-10-19 1987-10-19 漏れ電流低減回路 Pending JPH01107621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62261689A JPH01107621A (ja) 1987-10-19 1987-10-19 漏れ電流低減回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62261689A JPH01107621A (ja) 1987-10-19 1987-10-19 漏れ電流低減回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01107621A true JPH01107621A (ja) 1989-04-25

Family

ID=17365349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62261689A Pending JPH01107621A (ja) 1987-10-19 1987-10-19 漏れ電流低減回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01107621A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002065628A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif de production de puissance et dispositif d'entrainement, vehicule sur lequel lesdits dispositifs sont montes, et procedes de commande, supports de stockage et programmes desdits dispositifs
JP2010120769A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Sinfonia Technology Co Ltd 被搬送物用搬送システム
US7916505B2 (en) 2008-03-06 2011-03-29 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for a leakage energy recovery circuit
JP2015216801A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 三菱電機株式会社 電動機駆動装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002065628A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispositif de production de puissance et dispositif d'entrainement, vehicule sur lequel lesdits dispositifs sont montes, et procedes de commande, supports de stockage et programmes desdits dispositifs
US7120037B2 (en) 2001-02-14 2006-10-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power outputting device and vehicle mounting it, control method, storing medium and program for the power outputting device, drive device and vehicle mounting it, and, control method, storing medium and program for the drive device
US7916505B2 (en) 2008-03-06 2011-03-29 Enphase Energy, Inc. Method and apparatus for a leakage energy recovery circuit
JP2010120769A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Sinfonia Technology Co Ltd 被搬送物用搬送システム
JP2015216801A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 三菱電機株式会社 電動機駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3393374B2 (ja) 電力変換システム
US7277302B2 (en) 12-pulse converter including a filter choke incorporated in the rectifier
JP3044650B2 (ja) 電力変換装置のノイズ低減装置
JP3702556B2 (ja) 可変速駆動装置
US7378754B2 (en) Three-phase harmonic reduction filter for bidirectional power converters
JP5276335B2 (ja) モータ駆動機械用3相コモンモードフィルタ
US6583598B2 (en) Damping of resonant peaks in an electric motor which is operated using a converter with an intermediate voltage circuit, by means of matched impedance to ground at the motor star point, and a corresponding electric motor
JP2009135271A (ja) リアクトルおよびノイズフィルタ
JP2001231268A (ja) 電力変換装置
US10742154B2 (en) Motor driving device
WO2021152888A1 (ja) ノイズフィルタ、ノイズフィルタ装置、および電力変換装置
JPH01107621A (ja) 漏れ電流低減回路
JP3661737B2 (ja) 電圧形インバータ
JP4371774B2 (ja) インバータ制御装置
JPH07106066B2 (ja) 単相インバータの並列接続回路
JPWO2018225301A1 (ja) 電力変換装置
JPH05207660A (ja) 電源障害対策装置
KR100534144B1 (ko) 전압과 전류의 균형을 개선한 고조파 저감장치
JP3201383B2 (ja) 共振型電源用トランス
JPS59153476A (ja) インバ−タ装置
JPH07123350B2 (ja) インバ−タ装置
JP3315303B2 (ja) 電動機制御装置
JPH1023745A (ja) 電力変換装置
KR200338373Y1 (ko) 전압과 전류의 균형을 개선한 고조파 저감장치
WO2023079617A1 (ja) 電力変換装置