JPS6362251B2 - - Google Patents

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JPS6362251B2
JPS6362251B2 JP59171287A JP17128784A JPS6362251B2 JP S6362251 B2 JPS6362251 B2 JP S6362251B2 JP 59171287 A JP59171287 A JP 59171287A JP 17128784 A JP17128784 A JP 17128784A JP S6362251 B2 JPS6362251 B2 JP S6362251B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ほぼ等容量の複数台のガスタービン
と、これらのガスタービンの排ガスに含まれる熱
を利用して発生させられた蒸気により駆動される
少なくとも1台の蒸気タービンとを有する複合サ
イクル発電プラントに係り、特に燃焼生成ガス中
の窒素酸化物をこれにアンモニア等の還元物質を
注入することにより除去される複合サイクル発電
プラントの脱硝制御装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
いわゆる排熱回収方式の複合サイクル発電プラ
ントには大別して一軸型と多軸型がある。一軸型
とはガスタービン、蒸気タービンおよび発電機が
共通軸で結合されている方式のものであり、多軸
型とはガスタービンと蒸気タービンが別々の軸に
分離され、各軸に発電機が結合される方式のもの
である。本発明をこの分類に則して述べるなら
ば、一軸型のものを複数台設ける構成のもの、お
よび単一または複数の蒸気タービン設備に対して
複数のガスタービン設備を設ける多軸型構成のも
のの両者を対象としており、いずれにしても複数
台のガスタービンを有するプラントを対象とする
ものである。
添付図面の第6図は一軸型の複合サイクル発電
プラントの一例の構成図である。なお、以下の図
面の説明において同一要素は同一符号で示してあ
る。コンプレツサ(CP)1、ガスタービン
(GT)2、発電機3、および蒸気タービン4は
共通の軸5を介して互いに連結されている。燃料
調整弁6の開度調節により流量制御された燃料が
コンプレツサ1からの圧縮空気と共に燃焼器7に
供給され、ここで混合して等圧燃焼され、高温・
高圧の燃焼ガスが生成される。この燃焼ガスによ
つてガスタービン2が駆動される。ガスタービン
2の排ガスは排熱回収ボイラ8に導かれて蒸気を
発生させる。排熱回収ボイラ8で熱を回収され低
温となつたガスは、排ガスとして大気中に排出さ
れる。排熱回収ボイラ8で発生された蒸気は蒸気
加減弁9を介して蒸気タービン4に導かれ、これ
を駆動する。蒸気タービン4を通つた蒸気は復水
器10に導かれここで復水される。この複合サイ
クル発電プラントは入力として燃焼器7に燃料を
供給し、最終出力として発電機3から電気出力を
得る。
ところで、排熱回収ボイラ8から大気中に排出
される排ガス、すなわち燃焼器7の燃焼生成ガス
中には、NO、NO2、NO3など、一般にNOxで総
称される窒素酸化物が含まれている。
この窒素酸化物は有害とされ、その許容量が法
的に規制されている。そこで燃焼生成ガスに含ま
れる窒素酸化物を除去するために排熱回収ボイラ
8に脱硝装置が設けられる。脱硝装置とは燃焼生
成ガスにアンモニア等の還元物質を触媒の中で反
応させ、窒素酸化物を窒素と水に還元して除去す
る装置であり、未反応の窒素酸化物はそのまま大
気中に排出される。例えば還元物質としてアンモ
ニアを使用する場合には、その供給量が少なすぎ
ると未反応の窒素酸化物が増えることになり、ま
た多すぎると未反応のアンモニアが排出されるこ
とになる。このように燃焼生成ガス中の窒素酸化
物の量に見合つた量の還元物質が供給されない場
合には種々の不都合が生じるので、質の供給量を
制御するための装置として脱硝制御装置が必要に
なる。
またこのような脱硝制御装置を用いた場合で
も、ガスタービンの始動時および停止時には、触
媒器の温度が低く、還元反応が不十分にしか行な
われないので、過渡的に窒素酸化物の排出量が増
大することになる。
従来、脱硝制御は個々のガスタービン系列ごと
に行なつていたが、上述の理由により、特定のガ
スタービン系列が制御範囲を逸脱したりあるいは
それに近い制御状態に陥つたりして、プラント全
体として規制量が超える窒素酸化物を排出してし
まうおそれがあつた。
この問題を解決するために、プラント全体とし
ての窒素酸化物排出量設定値を守るような制御を
行なうための統括脱硝制御装置がすでに提案され
ている。第7図はその一例の構成図である。複数
台の一例として3台のガスタービンを想定し、各
ガスタービンの排ガス系統中に配置された排熱回
収ボイラに設けられている脱硝装置を対象として
個々に脱硝制御を行なうために第1、第2および
第3の個別制御装置11A,11B,11Cを設
ける。各個別制御装置11A,11B,11Cは
同一内部構成を持つており、図には装置11Aの
内部構成しか詳細に示していないが、装置11
B,11Cも装置11Aと同様に構成されている
ものとする。
各個別制御装置11A,11B,11Cにはそ
れぞれのガスタービン設備の排ガスに含まれる窒
素酸化物排出流量を検出する第1の検出器12
と、脱硝装置に注入された還元物質(例えばアン
モニア)の流量を検出する第2の検出器17とが
設けられている。各系統の窒素酸化物検出流量を
表わす各第1の検出器12の出力信号a1,a
2,a3は加算器21に導かれ、その総和として
ここでプラント全体の窒素酸化物排出流量が計算
され、総排出流量信号bが出力される。この総排
出流量信号bは、設定器22によつて設定される
窒素酸化物排出流量目標値信号cと共に減算器2
3に入力され、ここで両入力信号の偏差を表わす
信号d、つまり窒素酸化物の総排出流量実際値と
設定目標値との間の偏差を表わす信号dが形成さ
れる。この信号dはPI演算器25に導かれ、こ
こで各個別制御装置11A,11B,11Cに与
えられる個別排出流量目標値信号eが形成され
る。
この信号eは各タービンの負荷状態のいかんに
かかわらず共通に各個別制御装置11A,11
B,11Cの減算器14に入力される。減算器1
4には第1の検出器12の出力信号a1も入力さ
れ、ここで両入力の偏差信号gが形成される。偏
差信号gはPI演算器15に入力されて還元物質
の注入流量目標値hが形成される。そしてこの目
標値と還元物質の注入流量実際信号iが等しくな
るように、減算器18、PI演算器19、還元物
質注入流量調節器20により制御が行なわれる。
第7図の装置において各ガスタービン設備とも
安全運転を行なつているときは各個別制御装置と
も安定運転制御を行ない、プラント全体の総排出
流量が設定器22によつて設定される総排出流量
目標値に一致するように各個別制御装置11A,
11B,11Cによる個別制御が行なわれる。次
に例えば或るタービン設備からの窒素酸化物排出
流量が、例えばすでに述べたタービン始動などに
際して過渡的に著しく増大し、制御範囲を逸脱し
たような場合には、第1の検出器12による窒素
酸化物排出流量の総和がその目標値を大幅に上ま
わり、減算器23の出力、つまりはPI演算器2
5を介して与えられる各個別制御装置11A,1
1B,11Cへの入力目標値eが減少方向に制御
される。
しかし、脱硝制御が基本的に触媒を用いた化学
反応であり制御の応答性が必ずしも早くないこ
と、また、そのようなプロセス性質上、PI演算
器の時定数も必然的に大きい値となる事から、タ
ービン始動時などの急激な排出量増加時などに
は、これらの応答性の悪さのために一時的にプラ
ント全体としての窒素酸化物排出量が設定値を大
きく超え、環境規制値を超えてしまう危険性があ
る。
また、発電所内のガスタービン設備が同時に多
数起動、停止等した場合には、制御不能な窒素酸
化物が多量に排出され、他の統括制御下にあるガ
スタービン設備でこの排出量増分を補償し切れ
ず、結果的に発電所全体の窒素酸化物排出量目標
値を守り切れないことがある。
〔発明の目的〕
本発明は上記の従来技術の欠点を克服するため
になされたもので、特定のガスタービンの始動時
などの過渡時を含めて、より広範囲に規制値を満
足させることができ、かつより合理的な脱硝制御
を行ない得る脱硝制御装置を提供することを目的
とする。
さらに本発明は、発電所内のガスタービン設備
の起動、停止が重なつたような場合においても、
窒素酸化物の排出量の積算値や移動平均値が常に
目標値以下となるようにすることができる脱硝制
御装置を提供することをも目的とする。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するため本発明は、プラント
全体の窒素酸化物排出量の目標値を設定する総排
出量設定手段と、各ガスタービン設備ごとの窒素
酸化物排出流量を検出する検出器群との他に、各
ガスタービン設備が起動又は停止する際に排出す
る制御不能な窒素酸化物排出流量のパターンを記
憶する関数発生装置と、起動中又は停止中のガス
タービン設備とプラント全体の統括制御から切離
されて個別制御されているガスタービン設備との
窒素酸化物排出量を関数発生装置及び検出器群の
出力から求め、これらの値を目標値から引くこと
により統括制御されている各ガスタービン設備の
窒素酸化物排出流量目標値を形成する演算制御手
段とを備え、この演算制御手段から与えられる目
標値に従つて各ガスタービン設備ごとに設けられ
た注入流量検出部群により還元物質の注入流量を
制御するよう構成した複合サイクル発電プラント
の統括脱硝制御装置を提供するものである。
さらに本発明は、上記総排出量設定手段と、上
記検出器群と、上記関数発生装置との他に、検出
器群から得られる過去一定期間内の窒素酸化物排
出量実績を記憶する記憶装置と、将来一定期間内
の窒素酸化物排出量予測値をあらかじめ決定され
た運転スケジユールにもとづいて予測計算する演
算部と、窒素酸化物排出の実績値及び予測値を用
いて目標値設定以後の一定期間内の窒素酸化物排
出量の移動平均値又は積算値が目標値以下となる
ように各ガスタービン設備の窒素酸化物排出量目
標値を形成する演算手段とを備え、この演算手段
から与えられる目標値に従つて各ガスタービン設
備ごとに設けられた注入流量制御部群により還元
物質の注入流量を制御するように構成した複合サ
イクル発電プラントの統括脱硝制御装置をも提供
するものである。
〔発明の実施例〕
以下、添付図面の第1図乃至第5図を参照して
本発明のいくつかの実施例を説明する。第1図は
第1の実施例の構成図である。プラント全体の窒
素酸化物排出流量設定値cは設定器22で設定さ
れて減算器26に与えられる。起動時排出量予測
用関数発生器(第1の関数発生器)27はガスタ
ービン駆動時の制御不能な窒素酸化物排出流量パ
ターンを記憶するもので、停止時排出量予測値用
関数発生器(第2の関数発生器)28はガスター
ビン停止時の制御不能な窒素酸化物排出流量パタ
ーンを記憶するものである。起動/停止捕正演算
回路29は第1、第2の関数発生器27,28の
出力とプラント内のガスタービンの起動又は停止
の信号(図示しない)にもとづいて、実際に窒素
酸化物の急激な排出量増大が始まる前に、起動/
停止設備分相当(又はそれを少し上まわる量)の
窒素酸化物排出量予測値信号lを形成する。すな
わち、起動の際には第1の関数発生器27からの
流量パターンにもとづいて予測値信号lが形成さ
れ、停止時には第2の関数発生器28からの流量
パターンにもとづいて予測値信号lが形成され
る。これによつて起動停止時の急激な排出量増大
が補償される。
また、ガスタービン設備の定期定格時などのよ
うに、プラント全体に対する中央の制御(統括制
御)から切りはなされて単独運転されているガス
タービン設備に関しては、脱硝制御についても切
替器35にて中央と切りはなされ、各ガスタービ
ン設備ごとに設けられた個別設定器36A,36
B,36Cによつて設定された窒素酸化物排出量
目標値に従つて還元物質の注入制御が行なわれる
(個別制御がなされる)。このような場合には、そ
のガスタービン設備から排出される窒素酸化物の
量は起動/停止中のガスタービンからの排出量と
同様、制御不可能な排出量として扱わなければな
らない。このため、各ガスタービン設備の第1の
検出器(窒素酸化物排出流量検出器)12の出力
信号a1〜a3のうちで切替器35A,35B,
35Cにてプラント全体に対する中央制御から切
りはなされている設備(第1図の例では第3の設
備がこの状態となつているが、この例に限らな
い)もののみを加算器30に入力し、起動/停止
中以外で制御不可能な窒素酸化物排出流量信号m
を得るようにしてある。すなわち統括制御させず
に個別制御される第3の設備についての排出流量
信号m求めるようにしている。
窒素酸化物排出量予測値信号lは減算器26に
与えられ、窒素酸化物排出流量信号mは減算器3
1に与えられる。減算器26,31はプラント全
体の窒素酸化物排制御値から、起動/停止中のガ
スタービンより排出されると予測される窒素酸化
物流量についての信号lと、その他の制御不可能
なガスタービン設備からの(中央からの統括制御
不可能な設備であつて、第1図の例では第3の設
備がこれにあたる)窒素酸化物排出流量信号mと
を引き(減算し)、統括脱硝制御下にあるガスタ
ービン設備(第1図の例では起動/停止中でない
ことを条件として第1、第2の設備がこれにあた
る)において排出することが許容される流量目標
値信号nを形成する。
統括脱硝制御中台数検出回路32は起動/停止
中でないガスタービン設備のうち、切替器35
A,35B,35Cにて中央と接続されている設
備(第1図の例では第1、第2の設備)の台数を
計数し、統括脱硝制御下にあるガスタービン設備
の台数を示す信号Pを出力する。除算器33は流
量目標値信号nを統括脱硝制御中のタービン設備
数を示す信号Pで除算し、統括脱硝制御中のガス
タービン設備の窒素酸化物排出流量目標値eを得
る。第1図の例において第1、第2の個別制御装
置11A,11Bは各ガスタービン設備の窒素酸
化物排出流量がこの目標値に等しくなるよう各ガ
スタービン設備を個別に制御する。
次に第1図に示す実施例の動作について説明す
ると、各ガスタービン設備が安定運転を行なつて
いる時には、プラント全体の総排出流量設定値c
を運転中の各ガスタービン設備にて均等に分配す
る形で各個別制御装置11A,11B,11Cに
よる制御が行なわれる。
また、プラント中のあるガスタービン設備が起
動、停止等を行なう場合には、制御不可能な窒素
酸化物が多量に排出される前に他の安定運転中の
ガスタービン設備の窒素酸化物排出流量目標値e
を制御し、これら安定運転中の設備からの排出量
が前もつて抑え込まれるようにしている。このた
めに、起動又は停止に伴なつて当該タービン設備
から実際に多量の窒素酸化物が排出される時点に
おいても、プラント全体の排出量は設定値又はそ
れ以下とする事ができる。このように第1図に示
す実施例では、従来のようにプラント全体の窒素
酸化物総排出量をフイードバツク制御して排出量
を目標値に一致させるということを行なうことな
しに、排出量が短期的に設定値を大きく越えない
ように制御している。
なお第1図の実施例では、除算器33にて第
1、第2の個別制御装置11A,11Bに対する
目標値信号eを一様に与えているが、場合によつ
ては予め定めた適当な割合に従つて分配するよう
にしても良い。また、上記実施例はアナログ制御
回路を前提としたものであるが、検出端及び操作
端を除く演算制御回路部分にコンピユータを用い
てそのソフトウエアによつて上記の制御を実現す
ることもできる。
上記の如く第1図に示す第1の実施例によれ
ば、より広範囲に規制値を満し合理的な脱硝制御
を行いうる脱硝制御装置を得ることができる。
しかしながら、第1の実施例では、発電所内の
ガスタービン設備が同時に多数起動・停止等した
場合には、制御不能な窒素酸化物が多量に排出さ
れ他の統括制御下にあるガスタービン設備でこの
排出量増分を補償し切れず、結果的に発電所全体
の窒素酸化物排出量目標値を守り切れないという
従来装置の欠点を克服できない。
一方、窒素酸化物排出量の法的規制の形態とし
ては1時間排出総量等の1時間積算値や移動1時
間平均値による事例が多いが、第1図のように構
成した統括脱硝制御装置においては、前記のよう
に同時に多数のガスタービン設備が起動・停止を
行なつて排出量が一時的に目標値を越えた時に、
積算値や移動平均値が規制値を越えてしまう可能
性がある。このため、発電所のガスタービン設備
の運用上の制約となることがある。
第2図は上記の問題点に鑑みてなされた本発明
の第2の実施例の構成図である。各ガスタービン
設備ごとに設けられた還元物質の注入流量を制御
する第1〜第3の個別制御装置11A,11B,
11Cは第1図と全く同一の構成である。
プラント全体の窒素酸化物排出流量設定値Cは
設定器22にて設定され、制御演算器41に入力
される。制御演算器41はガスタービン起動時の
制御不能な窒素酸化物排出量パターンを記憶する
第1の関数発生器27と、ガスタービン停止時の
制御不能な窒素酸化物排出量パターンを記憶する
第2の関数発生器28と、各ガスタービン設備か
ら実際に排出された窒素酸化物排出量合計実績を
算出する加算器42の出力を一定期間内記憶する
記憶装置43と、プラント全体に対する中央制御
から切りはなされて単独運転されているために統
括脱硝制御の制御下にないガスタービン設備(第
2図の例では第3の設備がこれにあたる)の窒素
酸化物排出量現在値合計を算出する加算器30
と、各ガスタービン設備の運転スケジユールをあ
らかじめ決定する運転スケジユール設定装置44
との各出力を用いて、統括脱硝制御下にある各ガ
スタービン設備(第2図の例では第1、第2の設
備がこれにあたる)の窒素酸化物排出量設定値d
を出力する。この制御演算器41から出力される
設定値信号dは上下限制御器34を経て統括脱硝
制御入/切の切替器35A〜Cに入力され、各ガ
スタービン設備ごとにこの設定値を目標として窒
素酸化物注入流量制御が行なわれる。
第3図は第2図に示す制御演算器における処理
の説明図である。第3図では窒素酸化物排出量の
規制として発電所全体の窒素酸化物排出流量(N
m3/H)の一時間移動平均値(実質的には各時点
における過去1時間の排出総量に相当する)が採
用されている。以下、各ガスタービン設備の排出
量設定値が5分ごとに更新される場合について説
明する。設定器22から入力された発電所全体の
窒素酸化物排出量の設定値は5分ごとに設定値記
憶部51にて記憶される。この結果現在以前1時
間内の設定値が5分ごとに設定値記憶部51内に
保存されることになる。ここで、現在時刻−60+
T分の設定値をSG(T−60)とする。
発電所全体の窒素酸化物排出量合計(NACT
(t))を記憶する記憶装置43からは、現在時点
から過去55分、50分………5分のそれぞれの区間
の排出量実績合計が実績処理部52に入力される。
なお、現在時刻−60+T分から現在時刻までの実
績値は∫O T-60NACT(t)dtとして表わされる。
統括脱硝制御下になり手動運転設備の排出量合
計を算出する加算器30の出力は、手動運転設備
分排出予測部53に入力される。ここで手動運転
設備の排出量は、現在時点の値が保持されるもの
として現在から5分、10分………60分後までの排
出量合計を算出する。現在時刻からT分後までの
排出量合計は∫T ONEX(t)dtとして表わされる。
運転スケジユール設定装置44より得られる起
動又は停止予定スケジユールから演算区間内に起
動又は停止が予定される場合には、各ガスタービ
ン設備の起動・停止時の制御不能な排出量パター
ンを記憶する第1、第2の関数発生器27,28
の信号が起動停止設備分排出予測部54に入力さ
れ、現在時刻から5分、10分………60分の間にこ
れらの設備から排出される制御不能窒素酸化物の
量の合計が算出される。現在時刻からT分後まで
の起動/停止設備による制御不能排出量は∫T ONST
(t)dtと表わされる。
運転スケジユール設定装置44からは上記の起
動停止のスケジユールの他に、統括脱硝制御下に
入る設備の数も入力され、統括制御台数処理部5
5にて現在時刻以後5分、10分………60分の統括
制御中台数の時間積分値が算出される。ここで現
在時刻からT分後までの統括制御台数積分値は∫T O
I(t)dtと表わされる。
以上のようにして得られた各演算要素を用い
て、各演算区間ごとの各設備の窒素酸化物排出量
設定値が演算部42にて算出される。現在時刻−
60分+T分から現在時刻+T分までの1時間の発
電所全体の窒素酸化物排出量平均値がSG(T−60)
となるような各設備ごとの設定値(SS(T))は、
下式に相当する演算処理により算出される。
SS(T)=SG(T)−∫0T

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数台のガスタービンと、これらのガスター
    ビンの排ガスに含まれる熱を利用して発生された
    蒸気により駆動される少なくとも1台の蒸気ター
    ビンとを有する複合サイクル発電プラントの脱硝
    制御装置において、 各ガスタービン設備ごとの燃焼生成ガス中の窒
    素酸化物排出流量を検出する検出器群と、 プラント全体の窒素酸化物排出流量の目標値を
    設定する総排出流量設定手段と、 各ガスタービン設備が起動又は停止する際に排
    出する制御不能の窒素酸化物排出流量パターンを
    記憶する関数発生手段と、 前記検出器群および関数発生手段の出力にもと
    づいて起動又は停止中のガスタービン設備からの
    窒素酸化物排出流量と、プラント全体に対する統
    括制御と切り離されて個別制御されているガスタ
    ービン設備からの窒素酸化物排出流量とを求め、
    これらの値を前記目標値から減算することにより
    統括制御下にある各ガスタービン設備の窒素酸化
    物排出流量目標値を形成する演算制御手段と、 この演算制御手段から与えられる目標値とそれ
    に対応する前記検出器群の検出値との間の偏差を
    零にするように、窒素酸化物を除去するための還
    元物質の注入流量を各ガスタービン設備ごとに制
    御する制御部群とを備えたことを特徴とする複合
    サイクル発電プラントの脱硝制御装置。 2 複数台のガスタービンと、これらのガスター
    ビンの排ガスに含まれる熱を利用して発生された
    蒸気により駆動される少なくとも1台の蒸気ター
    ビンとを有する複合サイクル発電プラントの脱硝
    制御装置において、 各ガスタービン設備ごとの燃焼生成ガス中の窒
    素酸化物排出流量を検出する検出器群と、 プラント全体の窒素酸化物排出流量の目標値を
    設定する総排出流量設定手段と、 各ガスタービン設備が起動又は停止する際に排
    出する制御不能の窒素酸化物排出流量パターンを
    記憶する関数発生手段と、 前記検出器群から得られる過去一定期間内の窒
    素酸化物排出量実績を記憶する記憶装置と、 将来一定期間内の窒素酸化物排出量予測値をあ
    らかじめ設定された運転スケジユールにもとづい
    て予測計算する演算部と、 前記窒素酸化物排出量実績値および予測値を用
    い前記目標値設定以後の一定期間内の窒素酸化物
    排出量の移動平均値又は積算値が前記目標値以下
    となるように各ガスタービン設備の窒素酸化物排
    出量目標値を形成する演算制御手段と、 この演算制御手段から与えられる目標値とそれ
    に対応する前記検出器群の検出値との間の偏差を
    零にするように、窒素酸化物を除去するための還
    元物質の注入流量を各ガスタービン設備ごとに制
    御する制御部群とを備えたことを特徴とする複合
    サイクル発電プラントの脱硝制御装置。
JP59171287A 1984-08-17 1984-08-17 複合サイクル発電プラントの脱硝制御装置 Granted JPS6150619A (ja)

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JP59171287A JPS6150619A (ja) 1984-08-17 1984-08-17 複合サイクル発電プラントの脱硝制御装置

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JP59171287A JPS6150619A (ja) 1984-08-17 1984-08-17 複合サイクル発電プラントの脱硝制御装置

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JPS6150619A JPS6150619A (ja) 1986-03-12
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