JPS6361715B2 - - Google Patents

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JPS6361715B2
JPS6361715B2 JP54173668A JP17366879A JPS6361715B2 JP S6361715 B2 JPS6361715 B2 JP S6361715B2 JP 54173668 A JP54173668 A JP 54173668A JP 17366879 A JP17366879 A JP 17366879A JP S6361715 B2 JPS6361715 B2 JP S6361715B2
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sheets
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は紙葉類投出機に係り、特に紙幣、印刷
物その他の紙葉類を紙葉類貯留部から1枚ずつ取
り出して紙葉類集積部に所定枚数集積し、この集
積紙葉類を機械の前面側または後面側に選択的に
送出させるようにした紙葉類投出機に関する。
(従来の技術) 従来、例えば銀行などにおいて紙幣の自動払出
機が広く利用されいるが、この自動払出機を顧客
と係員が必要とする場合、あるいは2人の係員が
必要とする場合には、2台の機械を設置しなけれ
ばならず、そのため設備費が嵩むとともに設置場
所を広く必要とするという問題があつた。
これを解決するものとして、1台の機械で必要
に応じ機械の前面側と後面側(この明細書でいう
前面側、後面側とは機械の正面、背面、機械の正
面に対する一側面、他側面の両例を含めてこう呼
び、また前後方向とは機械の正面、背面方向ある
いは機械の一側面、他側面方向をさすものとす
る)とに、選択的に投出するようにした紙葉類投
出機がある。
しかして、その紙葉類投出機は特開昭54−
21799号公報にみられるように、紙葉類が立位姿
勢で機体の前後方向に整列収納されると共に機体
の前後方向一側面から1枚ずつ紙葉類が取出され
る紙葉類貯留部を機体の下部域に配置し、またこ
の貯留部の紙葉類取出側において、上下方向に向
けて貯留部から1枚ずつ取出される紙葉類を上方
へ搬送する上昇搬送路、およびこの搬送路の上端
に接続されて1枚ずつ搬送されてくる紙葉類を
略々水平な機体の前後方向に搬送する水平搬送路
を備え、この水平搬送路を1枚ずつ搬送されてく
る紙葉類を、所定枚数整列集積し、この集積紙葉
類を機体上部域の前面側または後面側の投出口へ
選択的に送出するようになつており、特に水平搬
送路は機体の前後方向の中央位置で2分されて前
面側専用水平搬送路部、および後面側専用水平搬
送路部とされ、各搬送路部の機体の前面側および
後面側には、前面側紙葉類集積部および後面側紙
葉類集積部が設けられ、また上昇搬送路は、機体
に前後方向略々中央位置で垂直方向に上昇して、
前記各搬送路部の2分される中央位置と接続さ
れ、また接続位置には紙葉類を前面側、または後
面側専用搬送路部へ搬送するよう、選択的に切り
替えるゲート部材を設けた構成となつている。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来の後者の機械では、紙葉類
集積部を機械内部前方および後方にそれぞれ設け
ることになるため、機体自体が大型となることが
避けられず、近年この種機械の小型化が要求され
る時勢に逆行するという大きな欠点を有するもの
である。
こうした問題点を解決するには、紙葉類集積部
を一個にすることが不可欠と考え、水平搬送路を
前面側専用水平搬送路部のみとすると共にこの搬
送路部の長さを短くして、この搬送路部に臨む紙
葉類集積部を機体の前後方向の中央部寄りに設
け、また紙葉類集積部の集積紙葉類を後面側の投
出口へ送出する場合は、その集積紙葉類は前面側
専用水平搬送路部の上方域を移動させねばならな
いので、紙葉類集積部の上部から集積紙葉類を取
り出すようにし、紙葉類集積部の上部前側および
上部後側に各投出口へ集積紙葉類を搬送する各搬
送路を形成した機械を試作した。ところが、この
構造では機械の大型化はさけられず、また紙葉類
集積部から取り出して各搬送通路側へ移す際に集
積紙葉類の整列集積状態が乱れやすく、投出口へ
送出された段階で、顧客または係員等は集積紙葉
類を投出口から取り出すのに苦労し、また投出口
から取り出した後、再度紙葉類の揃え作業を余儀
なくされるものであつた。
本発明は、これらの点をも解決したものであ
り、機械の前面側または後面側のいずれかの投出
口に選択的に紙葉類を送出することができる紙葉
類投出機であつて、その投出機を著しく小型に構
成することができ、かつまた紙葉類集積部からの
集積紙葉類の取出し時に整列集積状態を乱すこと
なく集積紙葉類の取出しが確実に行なえる紙葉類
投出機を提供することを目的としてなされたもの
である。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、立位姿勢で機体の前後方向に整列収
納されると共に機体の前後方向一側から1枚ずつ
紙葉類が取出される紙葉類貯留部を機体の下部域
に配置し、またこの貯留部の紙葉類取出側にそつ
た上下方向に向けて、貯留部から1枚ずつ取出さ
れる紙葉類を上方へ搬送する上昇搬送路、および
この搬送路の上端に接続されて1枚ずつ搬送され
てくる紙葉類を略々水平な機体の前後方向に搬送
する水平搬送路を備え、この水平搬送路を1枚ず
つ搬送されてくる紙葉類を所定枚数整列集積し、
この集積紙葉類を機体上部域の前面側または、後
面側の投出口へ選択的に送出する紙葉類投出機に
おいて、前記水平搬送路を機体の前後方向略々全
域にわたつて形成すると共に、その水平搬送路の
機体前面側および後面側端部には各投出口を臨ま
せ、また水平搬送路の前後方向略々中央部におけ
る搬送路面の上下いずれか一側には、1枚ずつ搬
送されてくる紙葉類を整列集積する紙葉類集積部
を設け、前記水平搬送路を構成する搬送手段のう
ち、水平搬送路の搬送路面に対する紙葉類集積部
形成側と反対側の搬送手段は、紙葉類集積部形成
域より大なる前後方向域にわたつて上下移動可能
で正逆回転可能に張設された搬送ベルトとし、ま
た水平搬送路における紙葉類集積部より前面側に
は搬送ベルトに対向配置される正逆回転可能な第
1搬送体、紙葉類集積部より後面側には搬送ベル
トに対向配置される正逆回転可能な第2搬送体を
設け、紙葉類集積部には搬送ベルトに対向して集
積紙葉類を押圧する上下移動可能な押圧搬送体
と、集積紙葉類の送出時この押圧搬送体を略々水
平搬送路の搬送路面まで移動させる移動機構とを
設け、さらに前記搬送ベルトを正転、または逆転
せしめる駆動部を設けたものである。
(作用) 上記構成としたことにより、紙葉類貯留部から
1枚ずつ取出される紙葉類は、上昇搬送路、水平
搬送路を通じて、水平搬送路の前後方向略々中央
部の紙葉類集積部へ集積され、所定枚数集積され
た集積紙葉類の前側または後側への送出時には、
紙葉類集積部の押圧搬送体を略々水平搬送路の搬
送路面まで移動させることにより、搬送ベルトと
押圧搬送体間に集積紙葉類を挾持し、駆動部によ
る搬送ベルトの正転または逆転により搬送ベルト
と押圧搬送体間に挾持された集積紙葉類を整列集
積状態を保ちながら、搬送ベルトと第1または第
2搬送体間に送り込んで搬送継続し、前面側また
は後面側の投出口へ選択的に送出せしめることが
できる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す具体的実施例により
説明する。
第1図は本発明紙葉類投出機の概要を示すもの
で、投出機1の機体2内に異種の紙葉類P1,P2
(例えば紙幣の場合1万円札と千円札、千円札と
500円札等)を立位姿勢に縦列して整列収納し、
上下に配置される紙葉類貯留部となる第1紙葉類
収納箱3および第2紙葉類収納箱4と、これら各
収納箱3,4の前面の取出口5,6から取出装置
により1枚ずつ取出された紙葉類P1,P2(総称す
る場合は単に紙葉類Pという)を上方に搬送する
上昇搬送路としての搬送装置7と、前記機体2の
前後方向中央部に設けられ、前記搬送装置7によ
り運ばれた紙葉類P1,P2を重積状に集積する紙
葉類集積部8と、この集積部8に集積された紙葉
類P1,P2を一括して機体前面側の投出口9また
は同後面側の投出口10に選択的に送り出す水平
搬送路としての搬送装置11と、2枚重ねその他
の異常時にこれを回収するリジエクトボツクス1
2とを有している。なおこのリジエクトボツクス
12は、紙葉類収納箱3の後方内部を利用するよ
うにしてもよい。
つぎに上記各部の具体的実施例を第2図により
説明する。
紙葉類貯留部を構成する第1、第2紙葉類収納
箱3,4は、機体2内にそれぞれ着脱自在とさ
れ、各収納箱3,4内には第1紙葉類P1および
第2紙葉類P2を立位姿勢に整列収納して、その
背後を押圧体13,14により取出口5,6側に
一定の力で押圧するようになつている。
前記第1、第2紙葉類収納箱3,4の取出口
5,6に対向する位置に第1紙葉類取出装置15
および第2紙葉類取出装置16がそれぞれ配設さ
れている。
上記取出装置15,16は、最前の紙葉類P1
P2を吸着して後位の紙葉類から剥離させるよう
謡動自在な吸着ヘツド17,17と、その吸着ヘ
ツド17,17に吸着して分離された紙葉類P1
P2に接し、摩擦により上方にずり出すけり出ロ
ーラ18,18とで構成され、これらによつてけ
り出された紙葉類P1,P2の先端位置に上下一対
の送出ローラ19,20,19,20が配設され
ている。
前記送出ローラ19,20,19,20によつ
て送り出された紙葉類P1,P2を上方に垂直姿勢
で搬送する搬送装置7に送り込む搬送途上に、第
1紙葉類検出器21,21がそれぞれ設けられ、
紙葉類P1,P2の送出を検出すると同時に送出枚
数をカウントするようになつている。
前記搬送装置7は、縦方向に配置される搬送ベ
ルト22と、そのベルト22の上方への走行側に
接して設けられる搬送ローラ23,23とで構成
され、搬送ベルト22の上方端近くには、相異な
る紙葉類P1,P2のカウントおよび2枚重ねや斜
め送り等の異常を検出する第2紙葉類検出器24
が設けられている。なお前記各検出器21,24
には、光電管および受光管からなる光学的検出器
が用いられているが、他の検出手段であつてもよ
い。
前記搬送装置7により垂直方向に送られる紙葉
類P1,P2を水平方向の搬送路に変換する水平搬
送路としての搬送装置11は、機体2の前後方向
略々全域にわたつて形成され、その機体2の前面
側および後面側には各投出口9,10が臨ませて
配置される。この搬送装置11は搬送手段として
前記機体前面側の投出口9から後面側の投出口1
0に延びる搬送ベルト25と上部走行側に対設さ
れる第1搬送体としての前部の補助ベルト26お
よび第2搬送体としての後部の補助ベルト27と
を備えており、前記搬送ベルト25のプーリーは
駆動部としての可逆モータ28により正逆駆動さ
れ、その結果、搬送ベルト25が正逆回転駆動さ
れ、また搬送ベルト25に接続する補助ベルト2
6,27も正逆回転駆動されるようになつてい
る。
前記各投出口9,10は、シヤツタ29,30
により閉鎖され、紙葉類P1,P2が投出される際
に図示しないソレノイド等の作動機構により開く
ように構成される。
前記機体2内の前後方向中央部に設けられる紙
葉類集積部8は、紙葉類P1,P2が水平姿勢で入
り込める内のり寸法を有する前後壁31,32
と、下端が前記搬送ベルト25の上部走行部より
下位に延びる左右の側壁33,33とを有する箱
状のもので、前記前後壁31,32は前記搬送ベ
ルト25の上部走行部より上位に位置し、集積紙
葉の出入りを可能としている。
前記前壁31および後壁32の直近には補助搬
送ベルト26,27の一方のプーリー34,35
が位置固定の軸36,37により回転自在に支承
され、前記前面側投出口9および後面側投出口1
0の内部側直近に他方のプーリー38,39が図
示しないばね付勢に抗して上方へ可動に構成され
ており、このプーリー38,39の下部にはガイ
ドローラ40,41が対設され、このガイドロー
ラ40,41の上面は投出口9,10のレベルに
一致されている。
前記集積部8の入口側のプーリー35の軸37
には、搬送装置7,11で送られてくる紙葉類
P1,P2を前記集積部8内に1枚づつ下から確実
に集積させるためのゴムその他可撓性材料からな
る無端帯42が矢印方向に強制的に回動されるよ
う懸架され、その回動を確実にするために外側に
ガイドローラ43またはベルトのような押え部材
が当接され、無端帯42を軸37に圧接させてい
る。そしてこの無端帯42の下方部は、前記搬送
ベルト25の上部走行部の間からその下位に垂下
され、送られてくる紙葉類P1,P2に当るように
なつている。
前記集積部8の内部上方には、集積された紙葉
類P1,P2を搬送ベルト25の上部走行部上面に
押圧する押圧板44が設けられ、同下方部には紙
葉類送入時に一部が下つて開き、送入後は上昇し
た底部を構成するシヤツタ板45が設けられてい
る。なお、このシヤツタ板45は、機体2の幅方
向に複数本配置される各搬送ベルト25(第3図
示)間に位置される。
前記押圧板44は、その一端が側壁33に形成
した縦方向のスリツト46から外部に突出され、
この突出端部は押圧板44を上下移動せしめる移
動機構47中の垂直に設置されたガイド棒47A
に沿つて昇降自在なブロツク47Bに結合されて
いる。また押圧板44にはいくつかのローラ4
8,48…が搬送ベルト25と直交する方向の軸
により回転自在に取付けられ、そのローラ48,
48…の下面は押圧板44の下面よりやや突出し
て、集積紙葉類Pの上面に当接されるようになつ
ており、このローラ48,48…と押圧板44に
より押圧搬送体を構成するようになつている。
前記ブロツク47Bには、第3図示のようにそ
の側面にピン49が突設され、このピン49は、
一端が機体2に枢支されて揺動自在な揺動レバー
50の他端の長孔51に嵌合され、この揺動レバ
ー50の中間部に形成された長孔52に、回転駆
動されるクランク53のピン54が係合されて該
クランク53の作動により揺動レバー50に上下
方向の揺動を与え、前記押圧板44を昇降させる
ように構成されている。以上述べたガイド棒47
A、ブロツク47B、ピン49、揺動レバー5
0、クランク53、ピン54、クランク53の回
転用モータ(図示せず)により移動機構47が構
成される。
前記シヤツタ板45は、その一端が前記搬送ベ
ルト25の上部走行部より下位において機体2側
に軸55により枢支され、常時はスプリング56
により閉鎖位置(第2図示状態)を保つようにな
つている。
リジエクトボツクス12への送入切換手段は、
搬送ベルト25の末端と前面側投出口9に直近の
ガイドローラ40との間、すなわちリジエクトボ
ツクス12の上部開放部上方部位にゲート板57
が反時計方向に揺動自在に設けられ、ソレノイド
58により図示位置と反時計方向への揺動位置と
をとるように駆動される。このソレノイド58の
作動は、前記第2紙葉類検出器24が2枚重ね等
の異常を検出したとき、その検出信号によつて励
磁され、ゲート板57を揺動させて、搬送される
紙葉類Pをその下面により誘導してリジエクトボ
ツクス12に回収するようになつている。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
機体前面側の投出口9に紙葉類P1,P2を投出
させる場合について説明すると、まず第1紙葉類
収納箱3および第2紙葉類収納箱4にそれぞれ第
1紙葉類P1、第2紙葉類P2を装填したのち機体
2内の格納位置にセツトする。
ついで投出指令信号により取出装置15、送出
ローラ19、搬送装置7の搬送ベルト22が作動
するとともにモータ28が反時計方向に回転駆動
されて水平の搬送ベルト25の上部走行側が機体
2の前面側に向つて回動され、これに併せて無端
帯42も時計方向に回動される。
第1紙葉類P1の取出しについては、その第1
紙葉類収納箱3の取出口5に対向しておかれてい
る吸着ヘツド17とけし出しローラ18とで公知
のように最前位の紙葉類から順次1枚ずつ取出さ
れる。その取出された紙葉類P1は、送出ローラ
19,20により搬送され、垂直の搬送装置7の
搬送ベルト22とローラ23との間に挟まれて上
方に送られる。
この搬送装置7の上端に至つた第1紙葉類P1
は、水平の搬送装置11の搬送ベルト25と補助
搬送ベルト27との間に入り込み、その間に挟ま
れて図において左方に送られ、無端帯42に当接
してこれを押しのけ、紙葉類集積部8内に送入さ
れる。
上記第1紙葉類P1の搬送経路中において、送
出ローラ19により送出される際、第1紙葉類検
出器21により取出枚数がカウントされ、また搬
送装置7で送られる際に第2紙葉類検出器24に
より2枚送りがチエツクされる。
上記作用が設定回数繰返され、予め設定された
枚数の第1紙葉類P1が集積部8内に重積状に収
納される。
なお上記集積に際しての無端帯42の作用は、
第5図〜に説明図を掲げているように、送ら
れる紙葉類の先端が無端帯42に当接し、この無
端帯42を集積部8方向に揺動させ、その先端部
が集積部8内に集積されている紙葉類の最下位の
ものに当接する(第5図)。
さらに前記紙葉類が集積部8方向に進行する
と、無端帯42はこの紙葉類の先端縁により前記
集積紙葉類Pの荷重に抗して撓みながら揺動す
る。そして集積紙葉類Pの端部分が前記無端帯4
2の先端により搬送ベルト25の上部走行側上面
より上方に浮上され、この上面と集積紙葉類の下
面との間に間隙50を作る(第5図)。
このように無端帯42が集積紙葉類Pを押し上
げて形成された間隙59に紙葉類が入り込む(第
5図)。
前記送入紙葉類Pが完全に集積部8内に送り込
まれるとその紙葉類はシヤツタ板45に当つて停
止する(第5図)。
このように紙葉類Pが集積部8内所定位置に停
止すると、無端帯42は第5図のように矢印方
向に回動されているので、無端帯42の送入紙葉
類に接している部分42aは前記回動方向に引張
られ、その上を滑つて抜け出ようとする。しかし
集積紙葉類Pに接している部分42bは該部分と
軸37との間に無端帯42の一部に押力が生じ、
この部分が撓んでその力を吸収するため、前記滑
りは生じず、その結果、前記間隙59内に入り込
んだ無端帯42の先端部はその間を転動して抜け
出ようとする(第5図)。
このようにして紙葉類間から無端帯42が抜け
出ると、これにより押上げられていた集積紙葉類
Pは送入紙葉類の上に落し、集積状態となる(第
5図)。なお、この無端帯42は、第6図示の
ように内周面に歯42cを形成し、この歯42c
を軸37上の歯車60に噛合せて送りを確実にす
ることもできる。この場合はガイドローラまたは
ベルト43に代え、押え部材43′で押えるよう
にすればよい。
第1紙葉類P1の所定枚数の取出しが完了する
と、第2紙葉類収納箱4の取出装置16が駆動
し、前記と同様の作用によつて取出され、集積部
8内に堆積される。
紙葉類P1,P2の取出しが完了すると、最後の
紙葉類P2の通過を第2紙葉類検出器24により
検出後所定時間経過したところで各部の動作が停
止する。なお上記所定時間とは、最後の紙葉類が
検出されて以後集積部8内に移送されて堆積され
るに十分な時間とする。
上記のようにして集積部8への紙葉類の堆積が
終了すると、図示しないモータが起動してクラン
ク53が定位置から反時計方向に回動し、ピン5
4、長孔52を介して揺動アーム50が下方に揺
動して押圧板44およびローラ48,48…が一
体的に第4図A示の位置から下降し、集積された
紙葉類Pを搬送ベルト25の上部走行部上面に押
圧する(第4図B)。この際シヤツタ板45が下
方に回動退避され、集積部8外に紙葉類を送出で
きる態勢になる。
一方、揺動アーム50はさらに下方へ揺動し、
押圧板44およびローラ48,48…が最下降し
た時点で図示しないモータ、クランク53、揺動
アーム50が停止する(第4図C示)。この時の
押圧板44およびローラ48,48…の停止位置
は、各ローラ48,48…の下縁が水平搬送路の
搬送路面となる搬送ベルト25と補助搬送ベルト
26,27の接触面(紙葉類の1枚搬送を行なう
搬送路面)と略々一致する位置である。このよう
にして集積紙葉類は搬送ベルト25,25…とロ
ーラ48,48…との間に挾持される。
この状態において、前述のように機体前面側の
投出口9から投出する指令が与えられていると、
モータ28が反時計方向に起動し、搬送ベルト2
5,25…が機体前方に正転回動してローラ4
8,48…との間に圧接されている集積紙葉類P
を機体前面側に移送する。
その移送信号により機体前面側の投出口9のシ
ヤツタ29が開き、集積された紙葉類Pは搬送ベ
ルト25と補助搬送ベルト26とにより挟まれて
投出口9方向へ搬送される。この場合、搬送初期
においては、搬送ベルト25の上部走行側が下方
に撓むことにより集積紙葉類を搬送し、同搬送終
期においては補助搬送ベルト26のプーリー38
が上方に移行することによつて許容する。
このようにして搬送された集積紙葉類Pは、搬
送ベルト25の終端から投出口9へ投出され、モ
ータ28が停止される。また、クランク53のモ
ータは、集積紙葉類Pがゲート板57を通過した
とき再度回転し、クランク53が定位置まで復帰
回転したとき停止される。
機械後面側の投出口10から投出する指令が与
えれらると、モータ28が反時計方向に起動し、
搬送ベルト25が機体後方に逆転回動して前記圧
接されている集積紙葉類Pを機体前面側に移送す
る。
その移送信号により機体後面側の投出口10の
シヤツタ30が開き、集積された紙葉類Pは搬送
ベルト25と補助搬送ベルト27とにより挟まれ
て投出口10方向へ搬送される。この場合、搬送
初期においては、搬送ベルト25の上部走行側が
下方に撓むことにより集積紙葉類を搬送し、同搬
送終期においては補助搬送ベルト27のプーリー
39が上方に移行することによつて許容する。
このようにして搬送された集積紙葉類Pは、搬
送ベルト25の終端から投出口10へ投出され、
モータ28が停止される。
つぎに異常事態発生時、例えば2枚重ねで取出
搬出がなされ、その2枚重ねを第2紙葉類検出器
24が検出すると、その信号により取出装置1
5,16が停止され、搬送装置7,11の駆動は
継続されて搬送路内にある紙葉類は集積部8へ送
られ、送入完了後停止する。
ついでクランク53が回動して前記のように押
圧板44が下降し、つぎにモータ28が反時計方
向に回転して搬送ベルト25が正転回動し、集積
紙葉類Pを前方側投出口9へ送り出すと同時にソ
レノイド58に通電されてゲート板57を反時計
方向へ揺動し、前記紙葉類Pの送路を切換えてリ
ジエクトボツクス12内に回収する。集積紙葉類
Pがゲート板57を通過したときソレノイド58
が解磁され、また、一方クランク53のモータが
クランク53を定位置へ復帰させるために回転し
たのち停止される。そして押圧板44は上昇復帰
し、元位置に戻つて停止する。
また紙葉類Pの取出動作完了後、第1紙葉類検
出器21,21と第2紙葉類検出器24とがカウ
ントした数が不一致の場合には、一旦集積部8内
に堆積したのち、前記2枚重ねを検出したときと
同じ動作により、リジエクトボツクス12内に回
収する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、投出機の機体
の前後方向中央部に紙葉類集積部を設け、この集
積部内に紙葉類を一旦集積したのちこれを機体前
面側または同後面側の投出口に選択的に送出する
ようにしかつこの集積紙葉類の搬送は紙葉類貯留
部から取出されて1枚ずつ搬送されてくる紙葉類
を略々水平方向に搬送して紙葉類集積部へ送り入
れる水平搬送路を用いるので、機体の前後方向の
長さ寸法および高さ寸法を著しく短縮することが
でき、投出機全体を著しくコンパクトに構成する
ことができる。
また、本発明では、水平搬送路を構成する搬送
手段のうち水平搬送路の搬送路面に対する紙葉類
集積部形成側と反対側の搬送手段は紙葉類集積部
形成域より大なる前後方向域にわたつて上下移動
可能で正逆回転可能に張設された搬送ベルトと
し、紙葉類集積部には集積紙葉類を搬送ベルトに
押圧する押圧搬送体を設け、この押圧搬送体を集
積紙葉類送出時略々水平搬送路の搬送路面まで移
動させてこの押圧搬送体と搬送ベルト間に集積紙
葉類を挾持し、その挾持状態において集積紙葉類
の搬送を行なうので、紙葉類集積部からの集積紙
葉類の取出し時に整列集積状態を乱すことなく集
積紙葉類の取り出しが確実に行なえるという効果
を奏する。
なお図示実施例における紙葉類集積部8、各部
搬送装置7,11、紙葉類取出装置15,16等
の構成はこれに限定されるものではなく、本発明
の技術思想を逸脱しない範囲内での設計変更は任
意である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る紙葉類投出機の概要を示
す説明図、第2図は同具体的実施例を示す側面
図、第3図は同紙葉類集積部の部分斜視図、第4
図A,B,Cは同押圧板の押圧時の状況を示す説
明図、第5図〜は同集積部への紙葉類の送入
状況を示す説明図、第6図は同他の例を示す説明
図である。 1……投出機、2……機体、3……紙葉類貯留
部としての第1紙葉類収納箱、4……紙葉類貯留
部としての第2紙葉類収納箱、5,6……取出
口、7……上昇搬送路としての搬送装置、8……
紙葉類集積部、9……前面側投出口、10……後
面側投出口、11……水平搬送路としての搬送装
置、12……リジエクトボツクス、15,16…
…取出装置、17……吸着ヘツド、18……けり
出しローラ、19,20……送出ローラ、21…
…第1紙葉類検出器、23……搬送ローラ、24
……第2紙葉類検出器、25……搬送ベルト、2
6,27……第1搬送体、第2搬送体としての各
補助搬送ベルト、28……駆動部としてのモー
タ、29,30……シヤツタ、31,32……
前、後壁、33……側壁、40,41……ガイド
ローラ、42……無端帯、44……押圧搬送体を
構成する押圧板、45……シヤツタ板、47……
移動機構、48……押圧搬送体を構成するロー
ラ、50……揺動レバー、53……クランク、5
7……ゲート板、P1……第1紙葉類、P2……第
2紙葉類。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紙葉類Pが立位姿勢で機体2の前後方向に整
    列収納されると共に機体の前後方向一側から1枚
    ずつ紙葉類が取出される紙葉類貯留部3,4を機
    体の下部域に配置し、この貯留部の紙葉類取出側
    において上下方向に向けて貯留部から1枚ずつ取
    出される紙葉類を上方へ搬送する上昇搬送路7お
    よびこの搬送路の上端に接続されて1枚ずつ搬送
    されてくる紙葉類を略々水平な機体の前後方向に
    搬送する水平搬送路11を備え、この水平搬送路
    を1枚ずつ搬送されてくる紙葉類を所定枚数整列
    集積し、この集積紙葉類を機体上部域の前面側ま
    たは後面側の投出口9,10へ選択的に送出する
    紙葉類投出機において、前記水平搬送路を機体の
    前後方向略々全域にわたつて形成すると共に、そ
    の水平搬送路の機体前面側および後面側端部には
    各投出口9,10を臨ませ、また水平搬送路の前
    後方向略々中央部における搬送路面の上下いずれ
    か一側には1枚ずつ搬送されてくる紙葉類を整列
    集積する紙葉類集積部8を設け、前記、水平搬送
    路を構成する搬送手段のうち、水平搬送路の搬送
    路面に対する紙葉類集積部形成側と反対側の搬送
    手段は、紙葉類集積部形成域より大なる前後方向
    域にわたつて上下移動可能で正逆回転可能に張設
    された搬送ベルト25とし、また、水平搬送路に
    おける紙葉類集積部8より前面側には、搬送ベル
    ト25に対向配置される正逆回転可能な第1搬送
    体26、紙葉類集積部8より後面側には搬送ベル
    トに対向配置される正逆回転可能な第2搬送体2
    7を設け、紙葉類集積部には搬送ベルト25に対
    向して集積紙葉類を押圧する上下移動可能な押圧
    搬送体44,48,48,…と、集積紙葉類の送
    出時、この押圧搬送体を略々水平搬送路の搬送路
    面迄移動させる移動機構47とを設け、さらに前
    記搬送ベルト25を正転、または逆転せしめる駆
    動部を設けてなる紙葉類投出機。
JP17366879A 1979-12-27 1979-12-27 Paper sheet throwing machine Granted JPS5693632A (en)

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JPS5069586U (ja) * 1973-10-25 1975-06-20

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